JPS63227288A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は高品位テレビジョン信号を記録再生するビデ
オテープレコーダ（以下ＶＴＲと称する）に用いて有用
な映像信号記録再生装置に関する。

（従来の技術） テレビジョン放送に於いて画像信号の垂直ブランキング
期間を利用してディジタル化したコントロール信号を多
重し、画像の情報を制御することで画像信号を間引いて
伝送信号の帯域を圧縮する方式が提案されている。日本
放送協会が推進しているＭＵＳＥ方式はその一例で、こ
れは第４図に示すような多重信号構成を有している。す
なわち、カラー信号部Ｃ１輝度信号部Ｙ、及び水平同期
信号部ＨＤなどである。

さて、このＭＵＳＥ信号（第５図（ａ））をＶＴＲでテ
ープに記録する場合に、第５図（ｂ）に示すように、映
像信号の時間軸を圧縮し、負極性同期信号１０１と、バ
ースト信号１０２を付加する方式が考えられている（尾
鷲他：家庭用ＭＵＳＥ方式ＶＴＲにおけるアナログセグ
メント記録の検討、テレビジョン学会技術報告ＶＲ７０
−４）。これら負極性同期信号１０１及びバースト信号
１０３などは、ＶＴＲと信号との動作上の同期（記録再
生）を得るのに参照用として用いられる。

また、ＭＵＳＥ信号をビデオディスクに記録する場合に
、パイロット信号をＦＭ変調成分に多重し、このパイロ
ット信号を用いてディスク回転やジッタ制御を行う方式
が考えられている（二宮他；ＭＵＳＥ方式による高品位
テレビジョン用光学式ビデオディスク）。

（発明が解決しようとする問題点） 上記映像信号の時間軸を圧縮する方式においては、時間
軸圧縮を行なうことにより、映像信号の周波数帯域が高
くなり、ＦＭ変調の周波数アロケーションを高い周波数
に設定しなければならない。この結果、テープとヘッド
の相対速度の高速化が必要となる。また、パイロット信
号をＦＭ変調成分に多重し、記録再生を行なうと、電磁
変換系の非線形特性によりスプリアス成分を生じ、再生
画質が劣化する。また、パイロット信号を映像信号帯域
以上の周波数に設定し、ベースノくンドにてＭＵＳＥ信
号と加算した場合も、パイロット信号の下側帯波の映像
帯域へのもれ込みにより、画質を劣化させる。

そこで本発明の目的は、パイロット信号による映像信号
へのスプリアス成分をなくすことにより高画質化をはか
るとともにテープとヘッドの相対速度の低下を得る映像
記号記録再°生装置を得ることにある。

［発明の構成コ （問題点を解決するための手段） この発明は、パイロット信号の周波数をＭＵＳＥ信号帯
域以上の周波数に設定し、映像信号（輝度信号１色信号
等）以外の垂直ブランキング期間、及び同期信号（水平
同期期間）のみバースト的に該パイロット信号を発生さ
せる手段と、このパイロット信号をＭＵＳＥ信号と加算
し、ＦＭ変調をほどこし記録する手段と、再生時にはバ
ースト的に再生されたパイロット信号により、時間軸補
正回路のＡＤ変換器のクロックを作る手段とを備え、Ｖ
ＴＲのジッタ成分を除去し、再生画を得るようにしてい
る。

（作用） 上記の手段により、映像信号期間には、パイロット信号
が記録されていないため映像信号へのスプリアスがなく
なり、かつ、映像信号の帯域をあげていないためテープ
とヘッドの相対速度を下げることができ、録画時間の長
時間化を図ることができ、また、ＶＴＲのシリンダの回
転数を下げることにより信頼性を高めることができる。

（発明の実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳しく説明す
る。第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である
。第２図は第１図の書込みクロック発生器２４の内部を
示すブロック図である。

端子１１より高品位テレビジョン（ＴＶ）信号をエンコ
ーダ１２に入力し、ＭＵＳＥ信号にエンコードする。端
子１３よりＭＵＳＥ信号をＶＴＲ１４に入力し、記録信
号処理回路１５で、音声信号削除の処理を行ない垂直ブ
ランキング期間をつくる（第３図（ａ））。また、セグ
メント記録を行なう場合には、この垂直ブランキング期
間を所定の位置に設ける（第３図（ｂ））。この垂直ブ
ランキング期間には、正極水平同期信号を容易に検出す
るためのダミー信号を挿入する。

パイロット信号発生回路１６では、記録信号処理回路１
５の出力に同期させて垂直ブランキング期間（第３図（
ｃ）、）及び水平同期期間（第３図（ｄ）、（ｅ））の
みパイロット信号を発生させる。このパイロット信号と
記録信号処理回路１５の出力をベースバンドで加算し、
ＦＭ変調記録回路１７でＦＭ変調を行ない、ヘッド１８
を用い、磁気テープ１９に記録する。第３図（ｆ）にパ
イロット信号とＭＵＳＥ信号を加算した信号を示す。な
お、このパイロット信号はＭＵＳＥ信号より高い周波数
で映像信号と位相が合っている。

再生時には、テープ１９から再生した信号をＦＭ復調再
生回路２０、パイロット信号抽出回路２１、ドロップア
ウト検出回路２２に入力する。

バースト的に再生された再生パイロット信号は、書込み
クロック発生器２４に入力する。ここでは、再生パイロ
ット信号に同期させた連続的な書き込みクロックを作成
する。書き込みクロックの作成の一方法を第２図に示す
。再生水平同期信号を端子５１に入力し、この信号と電
圧制御発信器（ＶＣＯ）５３の出力を□　分周器５４ｍ
’ｐ　　＠　ｑ で分周した信号との位相比較を位相比較器５２で行い、
その誤差電圧で、前記ＶＣＯ５３の発振周波数を制御す
る。これにより入力再生映像信号の周波数に追従したク
ロックを作る。この処理は、いわゆる自動周波数制御（
ＡＦＣ）回路６０によるＡＦＣ動作である。

次に、ＶＣＯ５３の出力をｌ／ｐ分周器５５でｆｃ／ｐ
にし、位相変調器５７の一方に入力する。

この場合、ｌ／ｐ分周器５５は、再生パイロット信号の
１パルスでリセットされる。位相変調器５７は、周波数
ｆ’ｃ／ｐの入力信号を位相比較器５８からの制御信号
に応じて位相制御を行って出力端子５９にクロックとし
て導出する。このクロックは、更に、１／ｑ分周器５６
にて分周され、位相比較器５８にも入力される。１／ｑ
分周器５６は、再生パイロット信号の１パルスでリセッ
トされる。位相比較器５８は、再生パイロット信号と１
／ｑ分周器５６からの信号との位相比較を行ない、その
誤差電圧を得、これを位相変調器５７に対し位相制御信
号として与える。Ｌ／ｑ分周器５６の出力信号は、パイ
ロット信号と同じ周波数となるように、その分周比が設
定されている。

上記の自動位相制御（ＡＰＣ）回路５９は、出力端子６
１に得られるクロック（第３図（ｇ））が、再生パイロ
ット信号に位相ロックするように動作する。

このように発生されたクロックを用いて、ＡＤ変換器２
５はＦＭ復調再生回路２０からの出力をデジタル信号に
変換し、またメモリー２７はＡＤ変換器２５からの出力
を記憶することになる。また、ドロップアウト検出回路
２２からドロップアウト検出信号が得られたときは、書
込みクロック発生器２４、再生信号処理回路２６に所定
の処理が施される。例えばメモリー２７に対して、先に
書込んだ１ライン分のデータを再度次のアドレススに書
込むという処理である。

上記のメモリー２７のデータを読み出す場合には、端子
３０から入力される外部基準同期信号（例えば安定した
基準発振器から得られる信号）に同期した読出クロック
発生器２９で発生させる。

そして、読み出しクロックによりメモリー２７、ディジ
タルアナログ変換器（ＤＡ変換器）２８を動作させ、時
間軸補正を行っている。即ち上記の回路は、時間軸補正
回路２３を形成している。

ＤＡ変換された出力は、出力端３１を介してデコーダ３
２に入力され、再生画像信号に戻されて出力端３３に導
出される。

以上の方式において、さらに記録パイロット信号の振幅
と正極同期信号の振幅の和および記録パイロット信号の
振幅と垂直ブランキング期間に挿入する信号レベルの和
を映像信号の最大振幅を越えないレベルに設定すること
により、ＦＭ変調のデビエーションを一層効率よく使用
することができる。これは、上記ＦＭ変調記録回路１７
の前段における加算手段での各加算信号レベルが上記の
関係になっていればよい。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、ＭＵＳＥ信号の周
波数帯域を広げずに記録再生することができ、テープと
ヘッドの相対速度を下げることができ、ＶＴＲの信頼性
向上がはかれる。また、パイロット信号による映像への
スプリアスを全くなくすことができ、画質改善が大きく
はかれる映像信号記録再生装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明の書き込みクロック発生器の一実施例を示すブロ
ック図、第３図は本発明装置において扱われる信号形式
の説明図、第４図はＭＵＳＥ信号の構成を示す説明図、
第５図は従来のＶＴＲの信号フォーマットを示す説明図
である。 １２・・・エンコーダ、１５・・・記録信号処理回路、
１６・・・パイロット信号発生回路、１７・・・ＦＭ変
調記録回路、１８・・・ヘッド、１９・・・テープ、２
０・・・ＦＭ復調再生回路、２１・・・パイロット信号
抽出回路、２２・・・ドロップアウト検出回路、２４・
・・書込みクロック発生器、２５・・・ＡＤ変換器、２
６・・・再生信号処理回路、２７・・・メモリ、２８・
・・ＤＡ変換器、２９・・・読出しクロック発生器、３
２・・・デコーダ。 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号の最大振幅を越えない正極同期信号を有
   する複合映像信号を記録再生する装置において、記録時
   に上記複合映像信号の周波数帯域外の周波数のパイロッ
   ト信号を、映像信号期間以外の同期信号期間及び垂直ブ
   ランキング期間のみバースト的に発生するパイロット信
   号発生手段と、上記複合映像信号とバースト的前記パイ
   ロット信号を加算する加算手段と、この加算手段の出力
   信号にＦＭ変調などの所定の処理をほどこし記録媒体に
   記録する記録手段と、再生時に再生した信号から再生パ
   イロット信号を抽出する抽出手段と、バースト的前記再
   生パイロット信号より、メモリー書込み用のクロック信
   号を作る回路と外部基準同期信号に同期したメモリー読
   出し用クロックを用いて前記メモリーを介在させて時間
   軸補正を行なう手段とを具備したことを特徴とする映像
   信号記録再生装置。
2. （２）上記加算手段においては、記録パイロット信号の
   振幅と正極同期信号の振幅の和、および記録パイロット
   信号の振幅と垂直ブランキング期間に挿入する信号レベ
   ルの和が、映像信号の最大振幅を越えないように設定し
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の映像信
   号記録再生装置。