JPH0631895B2 - 放射線増感スクリ−ン - Google Patents

放射線増感スクリ−ン

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JPH0631895B2
JPH0631895B2 JP2557286A JP2557286A JPH0631895B2 JP H0631895 B2 JPH0631895 B2 JP H0631895B2 JP 2557286 A JP2557286 A JP 2557286A JP 2557286 A JP2557286 A JP 2557286A JP H0631895 B2 JPH0631895 B2 JP H0631895B2
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intensifying screen
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phosphor layer
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勝博 幸田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、放射線増感スクリーンに関するものであり、
さらに詳しくは本発明は、ヨウ素を含有する蛍光体を用
いた放射線増感スクリーンに関するものである。
[発明の技術的背景] 放射線増感スクリーンは、医療診断を目的とするX線撮
影等の医療用放射線撮影、物質の非破壊検査を目的とす
る工業用放射線撮影などの種々の分野における放射線撮
影において、撮影系の感度を向上させるために、放射線
写真フィルム(たとえば、X線写真フィルム)の片面あ
るいは両面に密着させるように重ね合わせて使用するも
のである。
この放射線増感スクリーンは、基本構造として、支持体
と、その片面に設けられた蛍光体層とからなるものであ
る。なお、この蛍光体層の支持体とは反対側の表面(支
持体に面していない側の表面)には一般に、プラスチッ
クフィルムなどからなる透明な保護膜が設けられてい
て、蛍光体層を化学的な変質あるいは物理的な衝撃から
保護している。
蛍光体層は、蛍光体粒子を分散状態で含有支持する結合
剤からなるものであり、この蛍光体粒子は、X線などの
放射線によって励起された時に高輝度の発光を示す性質
を有するものである。従って、被写体を通過した放射線
の量に応じて蛍光体は高輝度の発光を示し、放射線増感
スクリーンの蛍光体層の表面に接するようにして重ね合
わされて置かれた放射線写真フィルムは、この蛍光光に
よっても感光するため、比較的少ない放射線量で放射線
フィルムの充分な感光を達成することができる。そし
て、放射線フィルム上には被写体の放射線像が形成され
る。
上記のような基本構造を有する放射線増感スクリーンに
ついては、感度が高いこと、および画質(鮮鋭度、粒状
性等)の良好な画像を与えるものであることが望まれ
る。特に、被写体の被曝線量をできる限り低減させるた
めに増感スクリーンの感度は少しでも高いことが望まれ
ている。
従来より、放射線増感スクリーンに用いられる蛍光体と
して、二価ユーロピウム賦活弗化ハロゲン化バリウム蛍
光体(BaFX:Eu2+;ただし、XはI、またはIと
Clおよび/またはBrである)、ヨウ化セシウム系蛍
光体(CsI:Na、CsI:Tl)、テルビウムおよ
び/またはツリウム賦活希土類オキシハライド蛍光体
(LnOX:Tb,Tm;ただし、LnはY、La、G
dおよび/またはLuであり、XはI、またはIとFお
よび/またはClおよび/またはBrである)などの蛍
光体成分としてヨウ素を含有するものが知られている。
しかしながら、これらのヨウ素含有蛍光体を用いた場合
には、蛍光体からヨウ素が遊離してヨウ素分子(I
を形成するために蛍光体層が徐々に黄色に着色されがち
である。蛍光体層がこのように黄変した放射線増感スク
リーンは感度が著しく低下するという問題がある。
[発明の要旨] 本発明は、感度の向上した放射線増感スクリーンを提供
することをその目的とするものである。
上記の目的は、支持体と、この上に設けられた蛍光体を
分散状態で含有支持する結合剤からなる蛍光体層とを有
する放射線増感スクリーンにおいて、該蛍光体がヨウ素
を含有する蛍光体であり、かつ該蛍光体層がエポキシ基
を有する化合物を含んでいることを特徴とする本発明の
放射線増感スクリーンにより達成することができる。
すなわち、本発明は、蛍光体成分としてヨウ素を含む蛍
光体を用いた放射線増感スクリーンの蛍光体層にエポキ
シ基を有する化合物を含有させることにより、増感スク
リーンの感度の顕著な向上を実現するものである。
本発明者は、ヨウ素を含有する蛍光体を放射線増感スク
リーンに用いた場合に蛍光体層が黄色に変色しやすく、
その結果、蛍光体から発せられた光、特に青色領域の光
が蛍光体層中で吸収されてしまうためにスクリーンの感
度が著しく低下することを見い出した。そして、この蛍
光体層の黄変は、スクリーンの製造過程において蛍光体
層形成のための塗布液中に蛍光体からヨウ素がI分子
となって遊離したり、あるいは塗布形成された蛍光体層
中でI分子を形成することに起因することを見い出し
た。
本発明の放射線増感スクリーンによれば、予め塗布液に
エポキシ基を有する化合物が添加されて、塗布形成され
た蛍光体層には該エポキシ基含有化合物が含まれている
から、蛍光体から遊離したヨウ素はこのエポキシ基によ
って捕捉されてI分子を形成することがない。この結
果、蛍光体層の黄変を防止することができ、高感度の増
感スクリーンを得ることができる。
特に、エポキシ基を有する化合物としてエポキシ樹脂を
用いた場合には同時に結合剤としても機能するから、感
度の向上に加えて支持体と蛍光体層との密着力を高める
ことが可能である。なお、他の結合剤を用いないで結合
剤全てがエポキシ基を有する化合物である場合も本発明
に含まれる。
[発明の構成] 上述したような好ましい特性を有する本発明の放射線増
感スクリーンは、たとえば、次に述べるような方法によ
り製造することができる。
本発明において使用する支持体は、放射線増感スクリー
ンの製造のための材料として知られている各種の材料か
ら任意に選ぶことができる。そのような材料の例として
は、セルロースアセテート、ポリエステル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド、トリアセ
テート、ポリカーボネートなどのプラスチック物質のフ
ィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの金
属シート、通常の紙、バライタ紙、レジンコート紙、二
酸化チタンなどの顔料を含有するピグメント紙、ポリビ
ニルアルコールなどをサイジングした紙などを挙げるこ
とができる。ただし、放射線増感スクリーンとしての諸
特性を考慮した場合、本発明において特に好ましい支持
体の材料はプラスチックフィルムである。このプラスチ
ックフイルムにはカーボンブラックなどの光吸収性物質
が練り込まれていてもよく、あるいは二酸化チタンなど
の光反射性物質が練り込まれていてもよい。前者は高鮮
鋭度タイプの放射線増感スクリーンに適した支持体であ
り、後者は高感度タイプの放射線増感スクリーンに適し
た支持体である。
支持体の表面には、その上に設けられる蛍光体層との結
合を強化する目的でゼラチンなどの高分子物質を塗布し
て接着性付与層としたり、感度もしくは画質を高める目
的で二酸化チタン等の光反射性物質からなる光反射層、
もしくはカーボンブラック等の光吸収性物質からなる光
吸収層を設けたり、あるいは散乱放射線の除去などを目
的として鉛箔、鉛合金箔、錫箔などの金属箔を設けても
よい。
さらに、特開昭58−182599号公報に記載されて
いるように鮮鋭度を向上させる目的で、支持体の表面
(支持体の蛍光体層側の表面に接着性付与層、光反射
層、光吸収層あるいは金属箔が設けられている場合に
は、その表面を意味する)には微小の凹凸が設けられて
もよい。
次に、支持体の上には蛍光体層が形成される。
本発明の特徴的な要件である蛍光体層は、ヨウ素を含有
する蛍光体とエポキシ基を有する化合物とを分散状態で
含有支持する結合剤からなる層である。ただし、結合剤
自体がエポキシ樹脂などのエポキシ基を有する化合物で
あってもよい。
本発明に用いられるヨウ素を含有する蛍光体は、蛍光体
の組成としてヨウ素を含むものである。すなわち、蛍光
体の母体成分、添加成分および賦活剤成分のうちの少な
くとも一成分としてヨウ素を含むものである。
本発明の放射線増感スクリーンに用いられるヨウ素含有
蛍光体の例としては、 (1)特開昭55−12145号公報に記載されている
(Ba1-x,M2+x)FX:yA(ただし、M2+
Mg、Ca、Sr、Zn、およびCdのうちの少なくと
も一つ、XはCl、Br、およびIのうちの少なくとも
一つ、AはEu、Tb、Ce、Tm、Dy、Pr、H
o、Nd、Yb、およびErのうちの少なくとも一つ、
そしてxは、0≦x≦0.6、yは、0≦y≦0.2で
ある)の組成式で表わされる希土類元素賦活アルカリ土
類金属弗化ハロゲン化物蛍光体; また、この蛍光体には以下のような添加物が含まれてい
てもよい: 特願昭54−150873号明細書に記載されているL
iX′、BeX″、MIII(ただし、X′、
X″およびXはそれぞれCl、BrおよびIのうちの
少なくとも一種であり、MIIIは三価金属である); 特開昭55−160078号公報に記載されているBe
O、MgO、CaO、SrO、BaO、ZnO、Al
、Y、La、In、SiO
TiO、ZrO、GeO、、SnO、Nb
、TaおよびThOなどの金属酸化物; 特開昭56−116777号公報に記載されているZ
r、Sc; 特開昭57−23673号公報に記載されているB; 特開昭57−23675号公報に記載されているAs、
Si; 特開昭58−206678号公報に記載されているM・
L(ただし、MはLi、Na、K、Rb、およびCsか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属で
あり、LはSc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、
Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、L
u、Al、Ga、In、およびTlからなる群より選ば
れる少なくとも一種の三価金属である); 特開昭59−27980号公報に記載されているテトラ
フルオロホウ酸化合物の焼成物; 特開昭59−47289号公報に記載されているヘキサ
フルオロケイ酸、ヘキサフルオロチタン酸およびヘキサ
フルオロジルコニウム酸の一価もしくは二価金属の塩の
焼成物; 特開昭59−56479号公報に記載されているMa
X′(ただし、X′はCl、BrおよびIのうちの少な
くとも一種である); 特開昭59−56480号公報に記載されているV、C
r、Mn、Fe、CoおよびNiなどの遷移金属; 特開昭59−75200号公報に記載されているM
X′、M′IIX″、MIII、A(ただし、M
はLi、Na、K、Rb、およびCsからなる群より
選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;M′II
はBeおよびMgからなる群より選ばれる少なくとも一
種の二価金属であり;MIIIはAl、Ga、In、およ
びTlからなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金
属であり;Aは金属酸化物であり;X′、X″およびX
はそれぞれF、Cl、BrおよびIからなる群より選
ばれる少なくとも一種のハロゲンであるる); 特開昭60−101173号公報に記載されているM
X′(ただし、MはRbおよびCsからなる群より選
ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;X′は
F、Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なく
とも一種のハロゲンである); 特願昭59−145385号明細書に記載されているM
II′X′・MII′X″[ただし、MII′はBa、S
rおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の
アルカリ土類金属であり、X′およびX″はそれぞれC
l、BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも一
種のハロゲンであって、かつX′≠X″である);およ
び 特願昭60−106752号明細書に記載されているL
nX″[ただし、LnはSc、Y、La、Ce、P
r、Nd、Pm,Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、YbおよびLuからなる群より選ばれる少な
くとも一種の希土類元素であり;X″はF、Cl、Br
およびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロ
ゲンである); (2)特開昭60−84381号公報に記載されている
II・aMIIX′:xEu2+(ただし、MIIはB
a、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも
一種のアルカリ土類金属であり、XおよびX′はCl、
BrおよびIからなる群より選ばれる少なくとも一種の
ハロゲンであって、かつX≠X′であり、そしてaは
0.1≦a≦10.0、xは0≦x≦0.2である)の
組成式で表わされる二価ユーロピウム賦活アルカリ土類
金属ハロゲン化物蛍光体; また、この蛍光体には以下のような添加物が含まれてい
てもよい: 特開昭60−166379号公報に記載されているM
X″(ただし、MはRbおよびCsからなる群より選
ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;X″は
F、Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なく
とも一種のハロゲンである); 特開昭60−221483号公報に記載されているK
X″、MgX、MIIIX′(ただし、MIIIはS
c、Y、La、GdおよびLuからなる群より選ばれる
少なくとも一種の三価金属であり;X″、XおよびX
′はいずれもF、Cl、BrおよびIからなる群より
選ばれる少なくとも一種のハロゲンである); 特願昭59−84356号明細書に記載されているB; 特願昭59−84358号明細書に記載されているSi
、P等の酸化物; 特願昭59−240451号明細書に記載されているL
iX″、NaX″(ただし、X″はF、Cl、Brおよ
びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
である); 特願昭59−240452号明細書に記載されているS
iO; 特願昭59−240454号明細書に記載されているS
nX″(ただし、X″はF、Cl、BrおよびIから
なる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであ
る); 特願昭60−78033号明細書に記載されているCs
X″、SnX(ただし、X″およびXはそれぞれ
F、Cl、BrおよびIからなる群より選ばれる少なく
とも一種のハロゲンである);および 特願昭60−78035号明細書に記載されているCs
X″、Ln3+(ただし、X″はF、Cl、Brおよび
Iからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンで
あり、;LnはSc、Y、Ce、Pr、Nd、Sm、G
d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuか
らなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素であ
る); (3)LnOX:A(ただし、LnはLa、Y、Gdお
よびLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土
類元素であり;XはF、Cl、BrおよびIからなる群
より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;AはT
bおよびTmからなる群より選ばれる少なくとも一種の
希土類元素である)の組成式で表わされるテルビウムお
よび/またはツリウム賦活希土類オキシハライド蛍光
体;および (4)アルカリ金属ヨウ化物系蛍光体[CsI:Na、
CsI:Tl、NaI、KI:Tl等]などを挙げるこ
とができる。
上記蛍光体のうちで、ヨウ素を含有する二価ユーロピウ
ム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体、ヨ
ウ素を含有するアルカリ金属ヨウ化物系蛍光体、および
ヨウ素を含有するテルビウムおよび/またはツリウム賦
活希土類オキシハライド系蛍光体は高輝度の発光(瞬時
発光)を示すので特に好ましい。ただし、本発明に用い
られるヨウ素を含有する蛍光体は上述の蛍光体に限られ
るものではなく、蛍光体組成としてヨウ素を含有し、か
つ放射線を照射した場合に発光を示す蛍光体であればい
かなるものであってもよい。
本発明に用いられるエポキシ基を有する化合物は、一分
子中に少なくとも一個のエポキシ基 を有するものである。このエポキシ基含有化合物は、モ
ノマーであってもよいし、あるいはポリマーであっても
よい。モノマーの例としては1,2−エポキシプロパン
および1,2−エポキシブタンを挙げることができる。
また、ポリマーの例としては下記の一般式で表わされる
ビスフェノールA型エポキシ樹脂を挙げることができ
る。
エポキシ基含有化合物がポリマーである場合には、黄変
防止のための添加剤であると同時に結合剤としても機能
しうる点で好ましい。なお、結合剤全部がエポキシ基含
有化合物であってもよい。
蛍光体から遊離するヨウ素はこのエポキシ基によって効
率良く捕捉されるために、I分子を形成することがな
く、従って蛍光体層は黄色に変色することがない。
エポキシ基含有化合物の添加量は蛍光体の種類および使
用量、結合剤の種類などによっても異なるが、一般には
蛍光体に対して0.001〜10重量%の範囲にあり、
好ましくは0.03〜3重量%の範囲である。エポキシ
基含有化合物の添加量が0.001重量%よりも少ない
場合には黄変防止効果が殆ど得られなくなる。一方、1
0重量%よりも多い場合には結合剤全部が該化合物であ
っても、黄変防止効果はあるものの蛍光体の発光特性、
スクリーンの柔軟性、耐久性など得られるスクリーンの
諸特性に悪影響を及ぼすことになる。
結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、デキストラ
ン等のポリサッカライド、またはアラビアゴムのような
天然高分子物質;および、ポリビニルブチラール、ポリ
酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩
化ビニリデン・塩化ビニルコポリマー、ポリアルキル
(メタ)アクリレート、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリ
マー、ポリウレタン、セルロースアセテートブチレー
ト、ポリビニルアルコール、線状ポリエステルなどよう
な合成高分子物質などにより代表される結合剤を挙げる
ことができる。このような結合剤のなかで特に好ましい
ものは、ニトロセルロース、線状ポリエステル、ポリア
ルキル(メタ)アクリレート、ニトロセルロースと線状
ポリエステルとの混合物、ニトロセルロースとポリアル
キル(メタ)アクリレートとの混合物、およびポリウレ
タンとポリビニルブチラールとの混合物である。
蛍光体層は、たとえば、次のような方法により支持体上
に形成することができる。
まず、上記のヨウ素を含有する蛍光体、エポキシ基を有
する化合物および結合剤(場合により、結合剤全部が該
化合物であってもよい)を適当な溶剤に加え、これを充
分に混合して結合剤溶液中に蛍光体粒子が均一に分散し
た塗布液を調製する。
塗布液調製用の溶剤の例としては、メタノール、エタノ
ール、1−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタ
ノールなどの低級アルコール;メチレンクロライド、エ
チレンクロライドなどの塩素原子含有炭素水素;ベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族炭化水素;アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン;
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂肪酸
と低級アルコールとのエステル;ジオキサン、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルなどのエーテル;トルエン;そして、
それらの混合物を挙げることができる。
塗布液における結合剤と蛍光体との混合比(ただし、結
合剤全部がエポキシ基含有化合物である場合には該化合
物と蛍光体との比率に等しい)は、目的とする放射線増
感スクリーンの特性、蛍光体の種類、エポキシ基含有化
合物の添加量などによって異なるが、一般には結合剤と
蛍光体との混合比は、1:1乃至1:100(重量比)
の範囲から選ばれ、そして特に1:8乃至1:40(重
量比)の範囲から選ぶのが好ましい。
なお、塗布液には、該塗布液中における蛍光体粒子の分
散性を向上させるための分散剤、また、形成後の蛍光体
層中における結合剤と蛍光体粒子との間の結合力を向上
させるための可塑剤などの種々の添加剤が混合されてい
てもよい。そのような目的に用いられる分散剤の例とし
ては、フタル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性界
面活性剤などを挙げることができる。そして可塑剤の例
としては、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸
ジフェニルなどの燐酸エステル;フタル酸ジエチル、フ
タル酸ジメトキシエチルなどのフタル酸エステル;グリ
コール酸エチルフタリルエチル、グリコール酸ブチルフ
タリルブチルなどのグリコール酸エステル;そして、ト
リエチレンギリコールとアジピン酸とのポリエステル、
ジエチレングリコールとコハク酸とのポリエステルなど
のポリエチレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポリエ
ステルなどを挙げることができる。
上記のようにして調製された塗布液を支持体の表面に均
一に塗布することにより塗布液の塗膜を形成する。この
塗布操作は、通常の塗布手段、たとえば、ドクターブレ
ード、ロールコーター、ナイフコーターなどを用いるこ
とにより行なうことができる。
ついで、形成された塗膜を徐々に加熱することにより乾
燥して、支持体上への蛍光体層の形成を完了する。蛍光
体層の層厚は、目的とする放射線増感スクリーンの特
性、蛍光体の種類、結合剤と蛍光体との混合比などによ
って異なるが、通常は20μm乃至1mmとする。ただ
し、この層厚は50乃至500μmとするのが好まし
い。
なお、蛍光体層は、必ずしも上記のように支持体上に塗
布液を直接塗布して形成する必要はなく、たとえば、別
にガラス板、金属板、プラスチックシートなどのシート
上に塗布液を塗布し乾燥することにより蛍光体層を形成
した後、これを支持体上に押圧するか、あるいは接着剤
を用いるなどして支持体と蛍光体層とを接合してもよ
い。
蛍光体層の支持体に接する側とは反対側の表面には、蛍
光体層を物理的および化学的に保護する目的で保護膜が
設けられてもよい。
透明保護膜は、たとえば、酢酸セルロース、ニトロセル
ロースなどのセルロース誘導体;あるいはポリメチルメ
タクリレート、ポリビニルブチラール、ポリビニルホル
マール、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニ
ル・酢酸ビニルコポリマーなどの合成高分子物質のよう
な透明な高分子物質を適当な溶媒に溶解して調製した溶
液を蛍光体層の表面に塗布する方法により形成すること
ができる。あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン、塩化ビニリデン、ポリアミドなどから予め形
成した透明な薄膜を蛍光体層の表面に適当な接着剤を用
いて接着するなどの方法によっても形成することができ
る。透明保護膜の膜厚は約3乃至20μmとするのが望
ましい。
次に本発明の実施例および比較例を記載する。ただし、
これらの各例は本発明を制限するものではない。
[実施例1] ヨウ素を含有する二価ユーロピウム賦活弗化臭化バリウ
ム系蛍光体(BaFBr0.850.15:0.001E
2+)の粒子120g、線状不飽和ポリエステル(バイ
ロン#500、東洋紡(株)製)のメチルエチルケトン溶液
(固形分:10重量%)24g、ニトロセルロースのメ
チルエチルケトン溶液(固形分:10重量%)6g、お
よびビスフェノールA型エポキシ樹脂(平均分子量:90
0)のメチルエチルケトン溶液(固形分:50重量%)
2gをメチルエチルケトン18gに添加した後、プロペ
ラミキサーを用いて充分に攪拌混合して蛍光体粒子が均
一に分散し、結合剤と蛍光体との混合比が1:40(重
量比)かつ粘度が25〜30PS(25℃)の塗布液を
調製した。
ガラス板上に水平に置いたカーボンブラック練り込みポ
リエチレンテレフタレートフィルム(支持体、厚み:2
50μm)の上に、この塗布液をドクターブレードを用
いてドクターブレードの開口部の口径を変えながら塗布
した。そして塗布後に塗膜が形成された支持体を乾燥器
内に入れ、この乾燥器の内部の温度を25℃から100
℃に徐々に上昇させて塗膜の乾燥を行なった。このよう
にして、支持体上に層厚が約100〜350μmの範囲
で変化した蛍光体層を形成した。
次に、この蛍光体層の上にポリエチレンテレフタレート
フィルム(厚み:12μm、ポリエステル系接着剤が付
与されているもの)を、接着剤層側を下に向けて置いて
接着することにより透明保護膜を形成した。
このようにして支持体、蛍光体層および透明保護膜から
構成された放射線増感スクリーンを製造した。
[比較例1] 実施例1において、塗布液にビスフェノールA型エポキ
シ樹脂溶液を添加しないでメチルエチルケトン20gを
用いること以外は実施例1の方法と同様な処理を行なう
ことにより、支持体、蛍光体層および透明保護膜から構
成された放射線増感スクリーンを製造した。
得られた各放射線増感スクリーンに管電圧80KVpの
X線を照射して感度を測定した。その結果を第1図に示
す。
第1図は、横軸に蛍光体層の層厚をとり、縦軸に相対感
度をとったグラフである。第1図において、 曲線1:エポキシ基含有化合物を含む放射線増感スクリ
ーン(実施例1) 曲線2:エポキシ基含有化合物を含まない放射線増感ス
クリーン(比較例1) である。
第1図から明らかなように、蛍光体層にエポキシ基含有
化合物を含む本発明の放射線増感スクリーン(実施例
1)は、エポキシ基含有化合物を含まない従来公知の放
射線増感スクリーン(比較例1)と比較して、感度が顕
著に向上した。また、従来のスクリーンは蛍光体層の黄
変が著しく、蛍光体層を厚くしても感度はあまり変わら
なかったが、本発明のスクリーンは蛍光体層の黄変が全
くなく、蛍光体層の層厚に比例して感度が高くなった。
[実施例2] 実施例1において、蛍光体としてテルビウムおよびツリ
ウム賦活ランタンオキシブロマイド蛍光体(LaOBr
0.80.2:0.01Tb,0.005Tm)120gを用
い、エポキシ基を有する化合物として1,2−エポキシ
プロパン1gを用いること以外は実施例1の方法と同様
な処理を行なうことにより、支持体上に層厚が250μ
mの蛍光体層を形成した。
そして、実施例1の方法と同様な処理を行なうことによ
り支持体、蛍光体層および透明保護膜から構成された放
射線増感スクリーンを製造した。
[比較例2] 実施例2において、塗布液に1,2−エポキシプロパン
を添加しないこと以外は実施例2の方法と同様な処理を
行なうことにより、支持体、蛍光体層および透明保護膜
から構成された放射線増感スクリーンを製造した。
実施例2および比較例2で得られた各放射線増感スクリ
ーンについて上記と同様にして感度を測定した。その結
果を第1表に示す。なお、感度は実施例2のスクリーン
の感度を100として表わした。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明のエポキシ基含有化合物を含む放射線
増感スクリーン(曲線1)および従来の放射線増感スク
リーン(曲線2)について、蛍光体層の層厚と相対感度
との関係を表わすグラフである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体と、この上に設けられた蛍光体を分
    散状態で含有支持する結合剤からなる蛍光体層とを有す
    る放射線増感スクリーンにおいて、該蛍光体がヨウ素を
    含有する蛍光体であり、かつ該蛍光体層がエポキシ基を
    有する化合物を含んでいることを特徴とする放射線増感
    スクリーン。
  2. 【請求項2】上記エポキシ基を有する化合物が、蛍光体
    層中に蛍光体に対して0.001〜10重量%の範囲で
    含まれていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の放射線増感スクリーン。
  3. 【請求項3】上記エポキシ基を有する化合物が、蛍光体
    層中に蛍光体に対して0.03〜3重量%の範囲で含ま
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    放射線増感スクリーン。
  4. 【請求項4】上記エポキシ基を有する化合物が、1,2
    −エポキシプロパン、1,2−エポキシブタンおよびエ
    ポキシ樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種の化
    合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の放射線増感スクリーン。
  5. 【請求項5】上記蛍光体が、ヨウ素を含有する二価ユー
    ロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光
    体、ヨウ素を含有するアルカリ金属ヨウ化物系蛍光体、
    およびヨウ素を含有するテルビウムおよび/またはツリ
    ウム賦活希土類オキシハライド系蛍光体からなる群より
    選ばれる少なくとも一種の蛍光体であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の放射線増感スクリーン。
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