JPH0631865Y2 - 脱穀装置の受網構造 - Google Patents

脱穀装置の受網構造

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JPH0631865Y2
JPH0631865Y2 JP15050888U JP15050888U JPH0631865Y2 JP H0631865 Y2 JPH0631865 Y2 JP H0631865Y2 JP 15050888 U JP15050888 U JP 15050888U JP 15050888 U JP15050888 U JP 15050888U JP H0631865 Y2 JPH0631865 Y2 JP H0631865Y2
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JP15050888U
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孝夫 庄村
芳忠 中村
勝 安藤
彰 三宅
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、扱胴の下側に配置された円弧状の受網を、そ
の円周方向に沿って強制振動させる受網振動機構を設け
てある脱穀装置の受網構造に関する。
〔従来の技術〕
雨上りや朝霧が降りた状態でのコンバイン作業において
は処理物が濡れたまあの脱穀作業、いわゆる濡れ脱穀を
行うことになり、籾やワラが水分を含んで受網に付着し
やすくなり、受網が目詰まりを起こしやすくなる。この
ため従来から様々な対策が講じられてきている。例えば
第5図に示すように、扱室(1)内に受網振動機構(17)を
備え、扱胴(2)の下側に配置された円弧状の受網(3)をそ
の円周方向に沿って強制振動させるように構成すること
で、受網(3)の目詰まりが発生し難くくした脱穀装置が
提案されている。(特願昭63-126649号により本出願人
から既に出願済)。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような受網構造のものは振動が脱穀装置の全体に伝
わり、激しい振動を伴うとともに大きな騒音を発生する
難点があった。
本考案は、このような実情に着目してなされもので、受
網から発生する信号を極力低減することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案に係わる脱穀装置の受
網構造では、受網を扱胴の軸芯方向に分割し、分割され
たそれらの受網を同一ストロークで且つ逆位相で強制振
動させる手段を備えた点を特徴にしている。
〔作用〕
分割された受網のそれぞれが同一ストロークで且つ逆位
相で振動するので、それぞれの受網から発生する振動が
打ち消しあい、振動エネルギーが減衰する。
〔考案の効果〕
その結果、脱穀作業中に発生する脱穀装置の振動や騒音
が小さくなり、快適な作業環境を提供できるようになっ
た。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示されているのは本考案を適用した脱穀装置で
あり、脱穀部(A)と選別部(B)と回収部(C)とから全体の
概略を構成してある。前記脱穀部(A)は、扱室(1)の前後
に亘って扱胴(2)を軸架し、この扱胴の下側に受網(3)を
配備して成る。また前記選別部(B)は、左右に配備され
た揺動枠(4)に亘って波板状のグレンパン(5)やグレンシ
ーブ(6)などを架設するとともに、前方に唐箕(7)を設け
て成る。また前記回収部(C)は横送りスクリュウーを備
えた一番物回収部(8)と二番物回収部(9)とを前後に配設
して成る。これら脱穀部(A)と選別部(B)と回収部(C)と
で、穀稈は次にような順序で脱穀されて回収されてい
く。
先ず、刈り取られた穀稈はフィードチェーン(28)によっ
て横倒れ姿勢で挾持搬送され、脱穀部(A)の扱室(1)内へ
供給される。供給されてきた穀稈は扱胴(2)によって扱
胴(2)と受網(3)の間で扱き処理される。そのうち籾及び
比較的小さなワラ屑類は受網(3)を漏下して下方のグレ
ンパン(5)上に落下し、揺動作用によって下手側のグレ
ンシーブ(6)へ比重選別されながら送られていく。そし
てグレンシーブ(6)上において漏下作用を受けるととも
に、唐箕(7)からの送風作用によって籾が一番物回収部
(8)に漏下して回収され、非漏下物である枝付き籾やワ
ラ屑類は二番物回収部(9)に回収される。そして、二番
物回収部(9)で回収された枝付き籾等は跳ね飛ばし式の
スロワー(図示せず)より処理室(図示せず)に送られ
単粒化処理されて揺動選別部(B)上に還元されるのであ
る。
前記受網(3)は扱胴(2)の軸芯方向に2枚並べて設けてあ
る。それぞれの受網(3A),(3B)は、第3図に示すよう
に、高分子量ポリエチレン樹脂で一体成型された網体(1
0)を一対の受網フレーム(11)に亘ってボルトで連結する
とともに、網体(10)の左右両端辺の下側に複数の取付金
具(12)を適当な間隔で設け、これら取付金具(12)のそれ
ぞれにローラ(13)を取り付けて構成してある。
これらの受網(3A),(3B)を装着する枠体(14)は、それぞ
れの受網(3A),(3B)を扱胴(2)の外周に沿わせるように
円弧状に湾曲してあり、扱胴(2)の下側に位置する状態
で扱室(1)内部の側壁に固定してある。この枠体(14)
は、左右一対の固定部分間に亘って3本のガイドレール
(16)及び4本のガイド棒(27)を架設して構成したもので
ある。それぞれの受網(3A),(3B)を枠体(14)に装着すれ
ば、その状態において全てローラ(13)がいずれか3本の
ガイドレール(16)の内側に嵌合して、受網(3A),(3B)を
円弧状の網面に沿って個々に摺動できるようにしてあ
る。因みに、ガイド棒(27)は処理物の圧力で網体(10)が
下方に撓むのを防止するためのもので、受網(3A),(3B)
を摺動する際の抵抗とならないように接触面積の少ない
弓形の丸棒を使用している。
次に、受網(3A),(3B)を所定の範囲内で強制的に振動さ
せる受網振動機構(17)について詳述する。第1図及び第
2図に示すように、扱室(1)の上部側壁に相当する前後
二箇所に、二股に分かれた一対の駆動アーム(18)を前後
軸芯(P1)周りで揺動自在に設けてある。そしてこの駆動
アーム(18)の先端にはU字形の係入溝(18a)を形成して
ある。一方、駆動アーム(18)側に位置する受網フレーム
(11)にベアリング受け(19)を固着し、このベアリング受
け(19)に貫通しているベアリング軸(20)の両端にローラ
(21)を装着してある。そして駆動アーム(18)の先端に形
成されたU字形の係入溝(18a)に前記ローラ(21)を係入
してある。
また、扱室(1)の前後方向に亘ってカム軸(22)を架設し
てあり、このカム軸(22)に一対の偏心カム(23)を嵌着し
てある。この偏心カム(23)にはベアリング(24)を介して
リング部材(25)を外嵌してあり、このリング部材(25)と
前記駆動アーム(18)とをリング部材(25)に固定されたブ
ラケット(26)を用いて連係してある。かかる構造によっ
て、カム軸(22)を回転駆動させると偏心カム(23)が横軸
芯(P2)周りに一体的に回転し、ブラケット(26)が押し引
きされるように、そして駆動アーム(18)が揺動操作され
て、そして2枚の受網(3A),(3B)がガイドレール(16)に
沿って一定の範囲で強制振動するようになっている。
ここで、前記2枚の受網(3A),(3B)は受網振動機構(17)
によって同時に且つ同一のストロークで振動するように
なっているが、互いに逆方向に振動するようになってい
る。つまり、一対の偏心カム(23)をカム軸(22)に嵌着す
る当たってその位置に180の位相差を持たせてあり、一
方の駆動アーム(18)が上方に揺動する場合には、他方の
駆動アーム(18)が下方に揺動するようにしているのであ
る。このように2枚の受網(3A),(3B)を逆位相で振動さ
せることで振動エネルギーが打ち消し合い、脱穀装置に
全体に伝わる振動が減衰するように、また煩い騒音が発
生しないよう配慮しているのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対象を便利
にするために符号を記すが、この記入より本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係わるの脱穀装置の受網構造の実施例を
示し、第1図は扱室の横断平面図、第2図は扱室の縦断
正面図、第3図はローラの取付構造を示す断面図、第4
図は脱穀装置の縦断側面図であり、第5図は従来例の縦
断側面図である。 (2)……扱胴、(3),(3A),(3B)……受網、(17)……受網
振動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱胴(2)の下側に配置された円弧状の受網
    (3)を、その円周方向に沿って強制振動させる受網振動
    機構(17)を設けてある脱穀装置の受網構造であって、前
    記受網(3)を扱胴(2)の軸芯方向に分割し、分割されたそ
    れらの受網(3A),(3B)を同一ストロークで且つ逆位相で
    強制振動させる手段を備えた脱穀装置の受網構造。
JP15050888U 1988-11-17 1988-11-17 脱穀装置の受網構造 Expired - Lifetime JPH0631865Y2 (ja)

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JP15050888U JPH0631865Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 脱穀装置の受網構造

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Publication Number Publication Date
JPH0270635U JPH0270635U (ja) 1990-05-29
JPH0631865Y2 true JPH0631865Y2 (ja) 1994-08-24

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