JPH06317563A - 透磁性部材の損傷検出装置と検出方法 - Google Patents

透磁性部材の損傷検出装置と検出方法

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JPH06317563A
JPH06317563A JP5244384A JP24438493A JPH06317563A JP H06317563 A JPH06317563 A JP H06317563A JP 5244384 A JP5244384 A JP 5244384A JP 24438493 A JP24438493 A JP 24438493A JP H06317563 A JPH06317563 A JP H06317563A
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magnetic
belt
hall effect
sensing
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Dieter W Blum
ダブリュー ブルーム ディーター
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Canada Conveyor Belt Co Ltd
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    • B65G15/34Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics with reinforcing layers, e.g. of fabric
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透磁性材料で作られた補強ケーブルをその中
に有しているベルトコンベヤなどの部材の異常を検出す
るための装置を提供する。 【構成】 縦方向に隔てて、第1および第2の磁界成分
として磁界を生成するためのコイル手段が備えられてい
る。また、ホール効果センサが第1および第2の磁界成
分の変化に対して応答するように配置されている。第1
の実施例においては、1組のセンサを第1および第2の
磁界成分の間に配置する。また第2の実施例において
は、2組のセンサを互いに隔てて上記第1および第2の
位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透磁性材料でできた物
体または透磁性材料を含む物体の損傷および/または劣
化を電磁気的に検知し解析する手段に関するものであ
り、またこれらに関するデータを解析するための装置と
方法とに関するものである。特にゴム状のベルトなどの
比較的磁気を通さない材料中に、透磁性材料で作られた
補強ケーブルが埋め込まれている(従って隠れてい
る)、長く延びたベルトコンベヤなどの物品に対してこ
のような検知と解析を行うように適合された装置と方法
とに関する。
【0002】
【従来の技術】大規模なベルトコンベヤがいろいろな応
用に用いられているが、その中でも主要なものは鉱業に
おける応用であり、金属鉱石あるいはその他の材料が鉱
山から集合場所まで運ばれる。例えば、露天堀り鉱山に
おいては、低い位置から上の位置まで数千フィートある
いはときには数マイルの距離を延びているようなベルト
コンベヤを有していることも珍しくない。このようなベ
ルトは大抵は8フィートの幅を有し、また厚さは大抵の
場合は4インチである。ベルトの主材料としては、一般
的に適度の柔軟性を有するゴム状の材料が用いられ、ベ
ルトにはベルト中に埋め込まれて縦方向に伸張する複数
の金属ケーブルによって強化が施されている。問題の1
つは、連続して使用すると、補強用金属ケーブルが劣化
してくることである。例えば、ベルトコンベヤ材料に破
断が生じ、ここから水あるいは場合によっては酸(例え
ば水がベルトコンベヤの材料と反応することによって酸
ができる)が1つあるいはそれ以上のケーブルと接触
し、ケーブルが腐食することがある。ケーブルの損傷
は、ある種の衝撃からも起こり得るし、また劣化は自然
の磨耗あるいは長い間連続して使用したことの結果とし
て起こる金属疲労によって生じる。ときには、ケーブル
の損傷によって全体的が破断することもあるし、また、
ときには、ベルトが単に弱くなっただけの部分的な劣化
にとどまることもある。
【0003】ベルト中の金属ケーブルは外部からは見え
ないので、ケーブルの損傷の大部分を検出することは困
難である。不幸なことに、損傷が重大となったときに初
めて外部から見えるようになり、その時にはすでにベル
トを使い続けるのが危険な状態となっている。この理由
によって、通常は、実際には補強ケーブルに本質的な劣
化が起こっているような場合においてでさえも、さらに
ある程度安全にベルトを使用することができるように、
過剰設計的に大きな故障マージンが取られているのが普
通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、劣化が未だ外
部から見えるようになる前の早い時期において、ベルト
の劣化を(比較的、軽度の劣化でさえも)検知するため
の改善された手段を提供することは有用なことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、透磁性
部材が存在する作動領域に磁界を供給することによっ
て、縦方向軸を有する透磁性部材の異常を検出するよう
になされている。また、上記部材が上記装置に対して縦
方向軸に沿って動くように、装置が上記の部材に対して
配備される。装置は磁界を縦方向に隔てられた第1およ
び第2の磁界成分を作動領域の縦方向に隔てられた第1
および第2の位置に生成するコイル手段を有している。
また、第1および第2の磁界成分の変化に対して応答す
るようになされた検知手段が設けられている。こうし
て、異常な部材の部分が上記の第1および第2の磁界位
置を通過して、上記第1および第2の磁界成分の変化を
発生すると、異常によって発生された第1および第2の
磁界成分の変化に検知手段が応答して異常を検出するよ
うになされている。好適な形態においては、検知手段は
検知位置の磁界の強度に対して応答するようになされて
いる。また、1実施例においては、検知位置が上記磁界
成分の間となるように、検知手段が磁界成分の間に配置
される。また、界磁コイル手段は、第1および第2の磁
界成分の少なくとも一部分が検知位置を通って伸張する
ように配置されている。また、好適な形態においては、
検知手段は検知位置における第1および第2の磁界成分
の平衡からのずれに対して応答するようになされてい
る。さらに具体的には、コイル手段は、検知位置におい
て近接した部分の磁界が互いに対向するような第1およ
び第2の磁界ループを生成するようになされている。
【0006】また、好適な形態においては、界磁コイル
手段は、第1および第2の磁界位置に、実質的に等しい
磁気抵抗が存在するときに、検知領域において第1およ
び第2の磁気成分が互いに平衡するようになされてい
る。第1および第2の磁界位置における磁気抵抗が異な
っているときには、第1および第2の磁界成分の強さか
異なり、これによって検知領域に正味の磁界が発生する
ようになされている。このように、異常が第1の磁界位
置、または第2の磁界位置に存在すると、それによって
第1あるいは第2の磁界成分のどちらかに磁気抵抗の変
化が生じ、検知位置における磁界強度が変化し、かくし
て検知手段が応答する。アマーチュア手段の好適な具体
的構造は、縦方向に間隔をおいて配置された3つのアマ
ーチュア部分すなわち、先端アマーチュア部分、後端ア
マーチュア部分、および先端と後端との間の中間アマー
チュア部分とからなるようなアマーチュア手段である。
コイル手段は、先端アマーチュア部分および中間アマー
チュア部分を通って伸張する第1の磁気ループとして第
1の磁界成分を生成し、また、後端アマーチュア部分お
よび中間アマーチュア部分を通って伸張する第2の磁気
ループとして第2の磁界成分を生成するようになされた
界磁コイル発生手段をさらに有している。先端および後
端磁気ループの一部分は上記の中央アマーチュア部分を
通り、これらは互いに逆向きとなるようになされてい
る。
【0007】検知手段は、縦軸方向に対してこれをよぎ
る方向に作動領域をよぎって互いに間隔をおいて配置さ
れた複数の磁気感知センサーを有している。第1の実施
例においては、このセンサーは中間アマーチュア部分の
下部先端部に配置されている。あるいは、これに代わる
構造として、このセンサーを中間アマーチュアの上部と
下部との間の位置に配置するようにすることもできる。
交流電流電源手段を用いて上記第1の界磁コイル手段に
交流電流を流し、交流磁界である上記第1および第2の
磁界成分を生成するようになされている。また、装置は
各センサーからの入力に応じて処理信号を生成するため
の受信手段を備えた回路手段をさらに有している。ま
た、この回路は、上記の各処理信号に応答してセンサー
からの処理信号に対応する複数のマルチプレクサ信号出
力を生成するためのマルチプレクサ手段をさらに有して
いる。また、マルチプレクサ信号出力を受信し、上記セ
ンサーのいずれに異常が発生したかを識別するための処
理手段が備えられている。また、回路手段は、上記第1
および第2の磁界成分の間隔を基準とする部材の直線的
な速度に対して反応する界磁コイル周波数制御手段を有
している。これは、上記コイル手段の交流磁界の周波数
を、第1の磁界位置から第2の磁界位置へと上記装置に
対して相対的な運動をしている部材の一つの部分の時間
間隔に関連づけることによって行われる。
【0008】第2の実施例においては、装置は第1およ
び第2の縦方向に隔てられてそれぞれ第1および第2の
磁界位置に配置された検知手段部分を有している。第1
および第2の検知手段部分はそれぞれ第1および第2の
磁界成分の変化に対して反応するようになされている。
第2の実施例においては、界磁コイル手段は、第1およ
び第2の磁界位置に実質的に等しい磁気抵抗が存在して
いるときには、第1および第2の磁界成分が実質的に等
しい強度を有し、また、第1および第2の磁界位置の磁
気抵抗が異なっているときには、第1および第2の磁界
成分の強度が異なるようになされている。こうして、異
常がまず第1の磁界位置に発生し、次いで第2の磁界位
置に発生すると、磁界第1および第2の磁界成分の磁気
抵抗が変化し、検知位置における磁界強度が変化し、こ
れによって上記検知手段が反応をするようになされてい
る。好適な形態においては、先に述べたような3つのア
マーチュア部分からなるアマーチュア手段が備えられて
おり、第1の検知部分が先端アマーチュア部分と中間ア
マーチュア部分との間に位置し、第2の検知部分が後端
アマーチュア部分と中間アマーチュア部分との間に位置
するようになされている。
【0009】また、望ましくは、交流電流電源手段を用
いて交流電流を上記コイル手段に流し、交流磁界の第1
および第2の磁界成分を生起させるようになされる。本
発明の方法は、上記の装置を用いるようにするものであ
る。透磁性部材が作動領域を通って移動するようにな
し、これによって第1および第2の成分の磁気抵抗を変
化させ、これを検知手段によって検知するようにするも
のである。その他の特徴については以下に詳細に説明す
る。
【0010】
【実施例】図1および図2を参照する。図には、ゴム状
で適度の弾性を有し、かつ透磁率が比較的小さい材料で
作られた主要部12を有するベルトコンベヤ10の一部
分が示されている。主要部12の内部には、複数の縦方
向に長く伸びたケーブル14が、横方向に互いに間隔を
おいて実質的にベルトの幅全体にわたって埋め込まれて
いる。典型的には、幅が12から96インチで、垂直方
向の厚さが約1/2から4インチであるようなベルトの
場合で、20から240本のケーブルを互いの間隔(中
心線から中心線までの間隔)が約0.45から1.0インチ
となるようにして埋め込むことができる。このようなケ
ーブルの直径は、典型的なベルトにおける場合で、1/
2インチ以上のものを用いることができる。図中、16
は本発明の装置全体を示したものであり、W型の継鉄1
2と、継鉄18の2カ所18a、18bにそれぞれ巻か
れた2つの界磁コイル20、22と、継鉄18の中央下
部28に隣接して配置された1式のホール効果センサ2
6とからなっている。継鉄18は、ベルト10の真上
に、ベルト10の幅全体にわたって伸びて配置されてい
る。この継鉄18は、3つの垂直方向に配列した部分、
すなわち先端部30、後端部32、中間分34とからな
っている。(説明の都合上、「先端」あるいは「前方」
という用語は図中矢印36で示された方向にベルト10
が走行しているときに、この走行方向において先となる
ものを指し、一方、「後端」あるいは「後方」はこの方
向に対して逆方向を指すものとする。)また、継鉄18
は、垂直方向に配置された3つの部分30−34に接続
された(あるいはこれらと一体に作成された)上部に水
平方向に配置された部分38を有している。先端および
後端の垂直部分30および32の下端40は、ベルト1
0の上面42からわずかに隔てられて上方に(例えば1
/4から2インチ上方に)(あるいは下面の下方に位置
するようにすることもできる)配置されている。継鉄1
8は、好適にはW型の複数の材料(例えば1/4インチ
の厚さ)を積層したものを用いることによって、継鉄1
8に生じる渦電流を低減するようにする。
【0011】また、2つの界磁コイル20および22が
上部アマーチュア部分38の先端および後端部分44、
46の周囲に巻かれており、これらのコイル20および
22は47において交流電流電源に接続されている。こ
のように、界磁コイル20および22が2つの交流磁界
を発生し、そのうちの1つは先端部30から先端部上部
継鉄部44を通り、さらに中間継鉄部34を通り、次い
でケーブル14の継鉄30と34の部分の間に位置する
部分を通るループを伸びていることがわかろう。もう一
方の交流磁界は、後端部34を通り、さらにこれに隣接
した上部継鉄部分46を通り、さらに中間継鉄部34を
通り、次いでケーブル14の継鉄32と34の部分の間
に位置する部分を通るループを伸びている。ホール効果
センサ26は、ベルト10の幅方向に1列に等間隔に配
置され、わずかに(典型的には1/4から2インチ)ベ
ルト10の上面42から上方に隔てられている。センサ
26は継鉄18の中間部34の下端に隣接させて、その
真下に配置されており、典型的には、これらのセンサ2
6は横方向に互いに1/4から1/2インチの間隔がお
かれる(中心線から中心までの距離)。各ホール効果セ
ンサ28は、その活性軸(すなわち磁束を検知する軸)
が、上記継鉄18の中間垂直部34の下端48から上方
に伸びる磁束と、あるいは下端48から下方に伸びる磁
束と最大に交差するように配列される。また、中間継鉄
部34の下端58の位置は、先端部30および後端部3
2の下端40よりもわずかに高くなるようになされる。
ホール効果センサ26の1式24は適当な方法でアマー
チュア18に直接に装着するか、あるいは他の適当な装
着手段に装着される。例えば、補助的な電子回路を含む
関連するプリント回路基板上にセンサ26を装着するよ
うにもできる。また、アマーチュア18、コイル20、
22、およびセンサ1式24の全体が支持構造を用いて
ベルト上面に静的に近接させてしっかりと固定される。
理解を容易にするために、具体的な固定具は図示してい
ない。
【0012】交流磁界として生成された磁力線は、磁気
抵抗が最も小さい経路を探すが、このとき、もし金属ケ
ーブル14に損傷がなければこれらのケーブル14が最
小の磁気抵抗経路を提供することになり、かくして磁力
線は継鉄の互いに隣り合った部分の間に位置する(すな
わち30と34との間、および32と34との間)ケー
ブル14の部分が提供する経路に集中することとなる。
一方、もし継鉄の互いに隣り合った部分30と34との
間、あるいは32と34との間のどちらかのケーブルの
部分に破断あるいは腐食を生じていると、その断面積が
減少し、その結果、磁気抵抗がより大きくなるために、
ケーブル14の隣接部分への磁力線の集中が少なくな
る。先に述べたように、界磁コイル20および22には
交流電流が流される。これらのコイル20、22の巻線
は、これらの2つのコイル20、22によって生成され
る磁界が任意の時刻においていつも必ず同じ向きとなっ
ているようになされている。従って、図2に示されてい
るように、交流電流のある半サイクルにおいて界磁コイ
ル20および22が生成する磁界の向きはいずれも時計
方向を向いている。他の半サイクルにおいては、磁界の
方向は逆向きとなり反時計方向となる。
【0013】このことが、本発明の動作にどのように作
用するかを説明するために継鉄18の先端部および後端
部の真下にあるベルト10とケーブル14の部分とが損
傷が全くなく完全であり、ケーブルがベルト中に同様に
配置され実質的に均一な直径を有しているような状態を
考えてみよう。このような場合では、ケーブルの2つの
部分が提供する磁気抵抗は実質的に等しい。図2からわ
かるように、同じ方向を向いた2つの磁気ループ(どち
らも時計方向まわりか、あるいはどちらも反時計方向ま
わりである)の中央の垂直部分34における磁束の向き
は互いに逆向きになる。従って、もし、継鉄の先端部の
下および後端部の下のケーブルの2つの部分がどちらも
実質的に損傷がなく完全で同様に置かれており従ってこ
れらの2つのケーブル部分が等しい量の磁気抵抗を有
し、かつまた、2つの巻線(それぞれ同じアンペアター
ンを有する)によって生成される磁界の強度が同じであ
るものとすると、2つの磁気ループが同じ大きさを有す
ることとなる。従って、継鉄18の垂直部分34に存在
する磁界は互いに打ち消し合ってしまう。このような状
態において、磁界は2つの上部部分44と46を通って
後端継鉄部分32を下方に伸び、次いで後端の空隙をわ
たり、さらにケーブル14の継鉄18の下部に存在する
部分を通り、次に先端の空隙を上に通り、さらに先端継
鉄部30を上に通っていくことにより、実質的に閉じた
ループが形成される。49によって示されている2つの
矢印は、一方が中央継鉄部34に上方へ向かうものを、
他方が中央継鉄部34から下方へ向かうものを表してい
るが、これらは互いに打ち消し合って、本質的に存在し
ない。また、磁界の一部分はベルト10の真上の空間を
通って継鉄の3つの部分に漏れるが、その量は無視でき
る程度に小さい。
【0014】次に、ケーブルあるいは線14のどこかに
破断あるいは腐食などの異常が存在する状態を考えてみ
よう。ケーブル14のそのような場所の変化は、ここを
通る磁界に対して磁気抵抗を増加させる結果となる。異
常部分を有するベルトのこの部分が継鉄18の後端部の
下を通過すると(すなわち、後段部30と中間部34の
間を通過すると)、当該磁気ループの磁気抵抗が増加
し、従って、継鉄18の後端部を通過する磁界強度が減
少する。これによって、2つの磁気ループの強度の平衡
が破れ(先端部の磁気ループの強度の方が大きくなって
いる)、従って電流の流れの向きに応じて中央部34を
上向きあるいは下向きに通る正味の磁界が生じる。(図
2において、磁界が反時計方向である場合には、下向き
の正味の磁界がホール効果センサ26中を通ってケーブ
ル中に向かう)こうして、ホール効果センサ26によっ
てこの磁界が検出され、これに関する信号が発せられ
る。ベルトの損傷部分が中間部34の真下を通過する瞬
間においては、継鉄18の中間部34よりも前方および
後方に存在するケーブル14の主要部は実質的に互いに
同じ磁気抵抗を有している。従って、2つの磁気ループ
は平衡し、同時に中間部34の磁束は実効的に0とな
り、従ってホール効果センサ26は実際上磁界を検出し
ない。
【0015】次に、ベルト10がさらに前方に移動し
て、ケーブル14の異常部分が継鉄18の先端部の下を
通過すると、先端部の磁気ループの磁気抵抗が増大す
る。従って、再び2つの磁気ループの間の平衡が破れ、
後部の磁気ループの方が強くなり、従って異常部分に近
いホール効果センサ26を上方あるいは下方に通る磁力
線が発生する。ホール効果センサ26によって生成され
た信号によって、異常部分の性質と対応する「指紋」が
生成される。例えば、もし異常がケーブルの1カ所ある
いはそれ以上の箇所で鋭い破断を示しているときには、
短く明確な信号が生成されるものと考えてよい。一方、
もし異常が腐食であり、ケーブル14の長さ方向に長く
続いているような場合、従ってベルトの長さ方向に対し
て長く続いているような場合には、この異常は先の場合
とは異なった指紋を有する。先に述べたように、ホール
効果センサを移動するベルトコンベヤに適用させた場合
に起こり得る1つの誤差要因は、ベルトの位置が垂直方
向に変動することによって起こるある程度のフラッタで
ある。もし、ベルト10がホール効果センサ26により
近い位置を移動すると、空隙が小さくなり、従ってホー
ル効果センサ26によって検出される磁界の大きさが変
化してしまう。
【0016】この問題は以下のようにして軽減される。
1つあるいはそれ以上のホール効果センサをベルト10
に近接させて配置する際に、これらの配置の方法をコイ
ル20および22が生成する変動する磁界に対して第2
の実施例において開示されているような応答を行うよう
に配置する。ベルト10が装置16に向かって移動し、
これから離れていくにつれて、空隙が増加あるいは減少
すると、これらの特別なホール効果センサによって検知
される磁界の大きさが変化する。ベルトコンベヤ10の
ケーブル14の長さ方向の大部分には異常がないものと
仮定することができるから、装置16に向かって近づき
これから離れていくベルトの「健康な」な部分を表す
「サイン」を作成することができる。こうして、基準信
号を作成し、ホール効果センサ26の他の信号をこれと
比較するようにし、上記の効果を考慮に入れた上で、異
常の「指紋」を解析することができる。次に図3を参照
しながら、本発明の回路について説明する。図3におい
て、26は複数のセンサ26からなるホール効果センサ
の一式14のなかの1つのホール効果センサを示したも
のである。先に述べたように、継鉄18の2つの磁気ル
ープに不平衡が存在していると、継鉄18の中間部の下
端48の近くの磁界に変動が起こり、これがその位置の
センサによって検出される。各ホール効果センサ26は
正電圧源に50において接続されており、また各センサ
26のGND端子51は接地されている。出力端子52
はそれぞれ結合キャパシタ53とライン54を介してそ
れぞれの増幅器56の入力端子に接続されている。一般
に、このような3つの接続は、入手できるホール効果素
子に対する接続法の代表的なものである。キャパシタ5
3は、センサ26の信号出力中に存在するDC成分(す
なわち、オフセット)を有効に阻止するためのものであ
る。
【0017】各差動増幅器56の出力は、ライン57を
介して関連する帯域通過フィルタ58に供給され、ここ
で一定より低い周波数と高い周波数の信号が除去され
る。より低い周波数の信号は例えばベルト10の上下あ
るいは横方向への変動によって生じる。より高い周波数
の信号は関連するサンプルホールド回路62のいろいろ
な原因によって起こり得る。なお、ここで各ホール効果
センサ26ごとに、それぞれに関連するキャパシタ5
3、増幅器56、帯域通過フィルタ58、およびサンプ
ルホールド回路62が備えられていることを注意してお
こう。従って、磁界26aが生成されるごとに(異常を
検出したことに応じて)、関連するセンサ26が作動
し、各センサ26からの信号はキャパシタ53を通過し
て、関連する増幅器56によって増幅され、帯域通過フ
ィルタ58を経由して関連するサンプルホールド回路6
2に供給される。サンプルホールド回路62の出力は関
連するライン63を通ってマルチプレクサ64に供給さ
れ、ここでいろいろなサンプルホールド回路62からの
すべての入力(図中65と示されている)を次々に連続
して読みとり、単一の出力67として出力する。
【0018】各サンプルホールド回路62は帯域通過フ
ィルタ58から送られてくる信号をいつサンプルホール
ドすべきかを指示する入力信号を66から受け取る。サ
ンプルホールド回路の出力はマルチプレクサ64に送ら
れて、マルチプレクサ64からの出力はライン67を介
してアナログディジタル変換器68に送られる。また、
マルチプレクサ制御回路69が備えられており、ここか
らサンプリング指示信号が66を介して各サンプルホー
ルド回路62に対して送られる。また、このマルチプレ
クサ制御回路69は、ライン70を介して信号を送り、
マルチプレクサをステップさせる。アナログディジタル
変換器68は、フラッグ信号とデータ出力とをそれぞれ
ライン72とライン73とを介してプロセッサ74に送
る。送るライン72を介してのフラッグ信号は単にプロ
セッサに対してデータが送られようとしていることを知
らせるためだけのものであり、実際のデータ伝送はライ
ン73を介して(すでに述べたように)行われる。ま
た、マルチプレクサ制御回路69は、ライン75を介し
て出力をプロセッサ74に送り、関連するホール効果セ
ンサ26からの信号がどのチャネルを経由して送られよ
うとしているかに関する情報を送る。
【0019】プロセッサ74は、ライン76を介して信
号をタイムベースジェネレータ77に送り、ここからタ
イミング信号がライン78を介してマルチプレクサ制御
回路69に送られる。さらに、タイムベースジェネレー
タ77はライン79を介して信号を正弦波ROM80に
送り、ここでタイムベースジェネレータ77からの信号
がディジタル的に符号化された正弦波に変換され、これ
がディジタル・アナログ・ビット選択回路81に送ら
れ、ここで滑らかな正弦波が生成され低域通過フィルタ
82を介して増幅器83に供給される。増幅器83から
の出力はライン84を介して送られ、これが界磁コイル
20および22を駆動する電流となり、従って、これに
よって継鉄18中に磁界が生成される。またタイミング
回路85が設けられており、これがコンベヤ10の速度
に反応して、ベルトコンベヤの速度に関する信号をプロ
セッサ74に送る。すると、プロセッサ74はタイミン
グ信号をライン76を介してタイムベースジェネレータ
77に送る。さらに、装置16に温度補償機能を備える
ようにすることもできる。たとえば、さらに1つのホー
ル効果センサ26を他のホール効果センサ26に隣接し
た位置に設けて磁界に反応するようにするとともに、周
囲温度が変化したときに、このホール効果センサ26か
ら基準信号をプロセッサ74に送り、ベルト10中のケ
ーブルの異常の検出を行うための多数のセンサ26が受
ける温度の影響に対してプロセッサ74が温度補償を行
えるようにすることもできる。
【0020】このような異常部分が継鉄18の後ろ側の
部分の下を通過すると、後ろ側のループの磁気抵抗経路
が変化し(一般的には磁気抵抗が増大する)、これによ
って後ろ側のループの磁界が弱められる。こうして、先
端のループと後端のループとで平衡が破れ、正味の磁束
が継鉄18の中央部34に現れる。こうして中央部34
の下端40から上方に向かうか、または下端40から下
方に向かう磁束が発生し、これがホール効果センサ26
によって検出される。同様にして、この異常部分が継鉄
18の先端部分の下を通過すると、先端部のループが弱
い非平衡状態が発生する。このようにして、センサ26
が信号を伝送するのは、異常が検出されたときのみであ
る。前述のように、各ホール効果センサ26はその信号
を関連するキャパシタ53、増幅器56、およびフィル
タ58を介して関連するサンプルホールド回路に送る。
いろいろなサンプルホールド回路からの出力は、マルチ
プレクサ64に送られる。図3に示した回路の動作をま
とめてみると、前述のように、センサ26が異常部分に
よって生じた磁界の非平衡によって生成された磁束に応
答する。このように、ベルトコンベヤのケーブル14が
損傷を受けていないときには、ベルトの長さ方向に一定
距離だけ隔たった部分の透磁率は実際上互いに等しい。
その結果、センサ26の位置には事実上磁界が存在せ
ず、従って、センサ26は出力信号を発生しない。
【0021】例えば、ベルト10の局所的な部分におい
て1本の、あるいはそれ以上の本数のケーブル14が異
常を有している状態(例えば特定の場所で1本あるいは
2本のケーブルが損傷しているような状態)を考えてみ
よう。マルチプレクサ64はマルチプレクサ制御回路6
9の制御のもとにステップ動作を行い、出力63を次々
と連続的にモニタする。マルチプレクサ制御回路69
は、これらの信号をさらにアナログディジタル変換器6
8に送る。ライン73を介してアナログディジタル変換
器68から伝送されたデータはプロセッサ74によって
受信される。このデータはさらにプロセッサ74から何
らかの方法で表示するか、あるいは記憶するようにでき
る。あるいは、さらに処理を行って所望の形式の情報を
供給するようにすることも可能である。なお、プロセッ
サ74はさらに他の機能も有している。すなわち、プロ
セッサ74は、タイミング回路85から、ベルト10の
速度に関する信号の入力を行う。プロセッサ74はこの
情報を用いてタイムベースジェネレータ77に信号を送
り、このタイムベースジェネレータ77からこの情報が
ラインを介してマルチプレクサ制御回路69にさらに送
られる。この情報はマルチプレクサ制御回路69がベル
ト10の直線的な速度に合わせてその動作を行うタイミ
ングを決定するために必要である。
【0022】また、タイムベースジェネレータは正弦波
ROM80を介して正弦波信号を発生し、これをディジ
タル・アナログ・ビット選択回路81、フィルタ82、
および増幅器83に供給して、コイル20および22を
駆動するための電流を生成する。次に第2の実施例につ
いて、図4、5、6を参照しながら説明する。図には、
前述のようなゴム状で適度の弾性を有する材料で作られ
た主要部12を有するベルトコンベヤ10の一部分が示
されている。図中、116は本発明の第2の実施例の装
置全体を示したものであり、W型の継鉄118と、継鉄
118の2カ所118a、118bにそれぞれ巻かれた
2つの界磁コイル120、122と、継鉄118の18
aと18bの2つの部分に隣接してホール効果センサ2
8が配置された2式のホール効果センサ124、126
とからなっている。継鉄118は、ベルト10の真上
に、ベルト10の幅全体にわたって伸びて配置されてい
る。この継鉄118は、3つの垂直方向に配列した部
分、すなわち先端部130、後端部132、中間部13
4とからなっている(説明の都合上、「先端」あるいは
「前方」という用語は図中矢印136で示された方向に
ベルト10が走行しているときに、この走行方向におい
て先となるものを指し、一方、「後端」あるいは「後
方」はこの方向の対して逆方向を指すものとする。)ま
た、継鉄118は、垂直方向に配置された3つの部分1
30−134に接続された(あるいはこれらと一体に作
成された)上部に水平方向に配置された部分138を有
している。3つの垂直部分130−134の下端140
は、ベルト10の上面142からわずかに隔てられて
(例えば1インチ以下)上方に(あるいは下面の下方に
位置するようにすることもできる)配置されている。
【0023】また、2つの界磁コイル120および12
2が上部アマーチュア部分138の先端および後端部分
144、146の周囲に巻かれており、これらのコイル
120および122は147を介して交流電流電源に接
続されている。このように、界磁コイル120および1
22が2つの交流磁界を発生し、そのうちの1つは先端
部130から先端部上部継鉄部144を通り、さらに中
間継鉄部134を通り、次いでケーブル14のアマーチ
ュア部分130と134の部分の間に位置する部分を通
るループを伸びていることがわかろう。もう一方の交流
磁界は、後端部134を通り、さらにこれに隣接した上
部アマーチュア部分146を通り、さらに中間アマーチ
ュア部分134を通り、次いでケーブル14の継鉄13
2と134の部分の間に位置する部分を通るループを伸
びている。前側のホール効果センサ1式128は、ベル
ト10の幅方向に1列に等間隔に配置され、わずかに
(典型的には1/4から2インチ)ベルト10の上面1
42から上方に隔てられている。センサ124は先端ア
マーチュア部分130と中間アマーチュア部分134の
途中に配置されている。典型的には、これらのセンサ1
28は横方向に互いに1/4から1/2インチの間隔で
配置するようにできる(中心線から中心までの距離)。
各ホール効果センサ124は、その活性軸(すなわち磁
束を検知する軸)が、垂直部130の下端140と垂直
部134の下端140の間に伸びる磁束と交差するよう
にベルト10の上部に配列されている。また、後ろ側の
センサ1式126は後端アマーチュア部分132と中間
アマーチュア部分134の途中に前側のホール効果セン
サ1式128と実質的に同じようにして配置されてい
る。ホール効果センサ128の2組124および126
は、補助的な電子回路を含む関連するプリント回路基板
上にセンサ26を装着するようにもできる。また、アマ
ーチュア118、コイル120、122、およびセンサ
2式124、126の全体が支持構造を用いてベルト上
面に静的に近接させてしっかりと固定される。理解を容
易にするために、具体的な固定具は図示していない。
【0024】交流磁界として生成された磁力線は磁気抵
抗が最も小さい経路を探すが、このとき、もし金属ケー
ブル14に損傷が全くなければこれらのケーブル14が
最小の磁気抵抗経路を提供することになり、かくして磁
力線は継鉄の互いに隣り合った部分の間に位置する(す
なわち130と134との間、および132と134と
の間)ケーブル14の部分が提供する経路に集中するこ
ととなる。一方、もし継鉄の互いに隣り合った部分13
0と134との間、あるいは132と134との間のど
ちらかのケーブルの部分に破断あるいは腐食を生じてい
ると、その断面積が減少し、その結果、磁気抵抗がより
大きくなるために、ケーブル14の隣接部分への磁力線
の集中が少なくなる。こうして、もし特定のホール効果
センサ128がより強い磁界を検知したとすると、この
ことは、ケーブル14近くを通る隣接磁気抵抗経路が増
大したことを意味しており、従って何らかの形の損傷が
存在することを示している。各センサ128の出力は、
界磁コイル120あるいは122のアンペアターン積、
およびセンサ128自身の磁束に対する感度、センサ1
28の磁力線に対する位置、補強ケーブル14の透磁
率、ケーブル部分に隣接する位置の磁力線に対する位置
の関数である。
【0025】この第2の実施例の磁力線を検知すること
に関する動作は、第1の実施例の場合とは異なってお
り、以下に説明するようにして行われる。装置116
は、図4および5に示されているように(また上記のよ
うに)配置され、交流電流が2つの巻線、すなわち2つ
の界磁コイル120および122に流される。またベル
トコンベヤ10が装置116の下を通って長さ方向に移
動するようにセットされる。また2組124、126の
ホール効果センサ128が、その点においてホール効果
センサ128を通って伸びる磁界の強度の何らかの変化
を検知しないかどうかがモニタされる。各センサ128
の出力は補強ケーブル14の近隣部分の透磁率、および
ケーブル14の近隣部分の磁力線に対する位置と反比例
関係を有している。また、センサ128の出力の大きさ
は、これと交差する任意の磁束(すなわち磁力線)の強
度の直接的な関係となっている。従って、上述のよう
に、コイル120または122によって生成された磁界
中に透磁性材料を全く存在しないと、強い磁束(最大磁
力線交差)が現れ、これによって大きな出力が発生す
る。何らかの透磁性材料が存在すると、それによって磁
力線にとってより磁気抵抗の小さな経路が形成されて、
磁力線はこの経路を通るようになるので、ホール効果セ
ンサ128が出会う磁束の大きさが低減し、従ってその
出力が小さくなる。すでに述べたように、ホール効果セ
ンサの使用上においてベルトコンベヤの運動を関連する
誤差原因となり得るものとして、ベルトコンベヤがある
程度の上下運動をすることがある。従って、もしベルト
10がホール効果センサ28により近づくと、空隙が狭
くなり、従って、ホール効果センサ128によって検知
される磁界に変化が生じる。後にさらに詳細に説明する
ように、この問題は、この第2の実施例においては2つ
の縦方向に並べられたセンサ128の組124および1
26の信号が互いに相関を有するようにし、これによっ
てこのベルトフラッタによる悪影響を消すことで低減さ
れる。これは以下のようにしてなされる。
【0026】すなわち、継鉄118に電流を流すための
電源周波数を2組のホール効果センサ124、126の
縦方向の間隔に対して、またベルト10の直進速度に対
して制御し、各正弦波の時間間隔がベルトのある部分が
ホール効果センサの組126の下の位置から他方のホー
ル効果センサの組124まで到達するまでの時間と等し
くなるようにする。ここで、例えば、ベルトにフラッタ
が起こり、ベルトが上方に短い距離だけ動いて2組のホ
ール効果センサ128により近づいたものと仮定しよ
う。このとき、磁界のうち2つのホール効果センサ12
8を通過する分の強度が低減するものと考えてよい。ケ
ーブルのある与えられた部分が最初に後ろ側のセンサ1
28の組126の下にあるときと、次に前側のセンサ1
28の組124の下にきたときに、その特定の界磁コイ
ル120あるいは122に流される2つの正弦波部分が
検知装置によって比較される。もし、これら2つの正弦
波の大きさが同じ程度に異なっていたとすると、このこ
とはベルト10がホール効果センサ128に対してより
近づいたか、または遠ざかった状態となっていることを
示している。これについては後に本発明の回路を図6と
関連して説明する際にさらに詳細に説明する。
【0027】ホール効果センサ128の前と後ろの2つ
の組124と126の間の間隔とちょうど等しい距離だ
け、互いに隔たったベルト上の2カ所を考えてみよう。
2つの巻線120および122の交流電流は互いに同位
相となっており、その周波数はベルト10の移動速度
と、ホール効果センサ124と126の間隔とを基準に
して制御される。従って、この2点は間隔を置いて設け
られたホール効果センサ128の前方および後方の2つ
の組124および126とに隣接するとともに、同時に
ベルトの2つの隔てられた部分とも隣接している。も
し、縦方向に隔てられた2つのケーブル位置のケーブル
14が損傷を受けていないものとすると、同じ磁気抵抗
を有する経路が2つの縦方向に隔てられたホール効果セ
ンサ128の下に形成されるので、ベルトがホール効果
センサ128に近づくか、あるいは離れたかした状態に
おいては、縦方向に隔てられた2つのホール効果センサ
128によって検知される正弦波の大きさは互いに同じ
量だけ同時に大きくなるかあるいは同時に小さくなる。
一方、ケーブル14の1つがある場所で異常を有してい
るものと仮定し、このとき、この異常部分から、2つの
ホール効果センサの組124と126の間隔と同じ距離
だけ縦方向に隔てられた部分を考えよう。このような状
況において、ケーブル14の異常部分がホール効果セン
サ128の後ろ側の組126の下にきたとき、ホール効
果センサ128の後ろ側の組126は、異常点が接近し
たその瞬間にホール効果センサ128の後ろ側の組12
6を通過する磁界が増加することを検知することによっ
て、この異常部分を検出する。一方、隣接の前側の組1
24のホール効果センサ128はケーブルの損傷のない
部分の真上にあるので、その磁界が乱されることはな
い。その後の短い時間の経過後にこの異常部分は後ろ側
のホール効果センサの組126の下から前のホール効果
センサの組124の位置まで移動し、ここで、この異常
部分によって先端継鉄18の磁界パターンが乱されて、
損傷のないケーブル部分の場合とは異なったものとな
り、これがホール効果センサの前の組124によって検
知される。後にさらに説明するように、本発明の制御回
路は、このような状態を磁界強度の変化が単なるフラッ
タに基づくものであるような他の状態と識別する能力を
有している。
【0028】また、前に述べたように、解析結果によれ
ば、検出された信号の「指紋」は検出された異常の種類
に応じて変化することがわかっている。例えば、もし明
瞭な破断がケーブル14に存在していると、この破断部
分が後ろのセンサの組126の下から前のセンサの組ま
で動く時間は、比較的短く、また短い時間の間に続けて
2つの急激な磁界変化が生じる。一方、異常が広く領域
にわたる腐食であり、この領域が2つのセンサの組12
4と126の間をもっと長い時間にわたって通過してい
くものと仮定しよう。このような状況では、より長い時
間にわたるかなり異なった指紋が得られる。異常部分に
よって生成された信号の形と時間とを解析することによ
って、異常部分の性質をさらに正確につきとめることが
可能である。さて、図6を参照しながら、本発明の第2
の実施例の回路を説明しよう。第2の実施例の回路は第
1の実施例の回路と非常によく似ているが、ホール効果
センサの組124および126からの信号が最初に処理
されるしかたが異なっている。図において、先端部の界
磁コイルによって生成される磁界が120aで,また後
ろ側の界磁コイルによって生成される磁界が122aで
表わされている。これらの磁界120aおよび122a
はホール効果センサ128の前側および後ろ側の組12
4および126と交差することがわかろう。各ホール効
果センサ128は、第1の実施例におけるのと同様に、
正の電圧源に150を介して接続されており、また各セ
ンサ128のGND端子は接地されている。また出力端
子152はそれぞれ結合キャパシタ153と、ライン1
54を介して差動増幅器156の入力端子に接続されて
いる。
【0029】第1の実施例の場合と同様に、複数の差動
増幅器156が具備されていて、各差動増幅器156は
それぞれの帯域通過フィルタ158に接続され、前の部
分と後ろの部分のそれぞれの対が、それに関連する差動
増幅器156およびフィルタ158に接続されている。
ここで注意すべきことは、2つの磁界120aおよび1
20bは互いに位相が同じ2つの正弦波の形で変化する
ことである。差動増幅器156はこれらの2つの正弦波
の差異を検出する。2つの正弦波の差は、通常は何らか
の異常があることを示している。一方、もし正弦波の大
きさが同時に変化している場合(ベルトのフラッタなど
による)には、これによって差動増幅器156に出力が
生じることはない。このようにして(前に述べたよう
に)、ベルトのフラッタによって信号強度が影響される
ことの潜在的な問題が低減されており、また差動増幅器
156はケーブル14に損傷や破断などの異常が存在す
るときにのみ信号を生成する。この実施例の回路の残り
の部分は、第1の実施例の図3に示した回路と実際上同
じである。従って、第2の実施例の回路についてさらに
説明する必要はないであろう。
【0030】この第2の実施例においては、振動磁界を
生成するやり方に少なくとも4つの変形が可能である。
これらを図7から10を参照しながら説明する。図7
は、磁界が同相であり、コイル120および122によ
って生成されるこの2つの磁界の方向が同一方向である
ようになされた場合を示したものである。ホール効果セ
ンサの向きは同方向に配置される。従って出力信号は同
相となる。このような状態において、増幅器156とし
て、差動増幅器を用いて2つのホール効果センサの組に
よって生成された信号の差を検出する。図8は、第2の
方法を示したものであり、磁界の方向は同じであるが、
ホール効果センサの向きは逆向きとなっており、ホール
効果センサからの信号出力が逆位相となるようになされ
ている。この例においては、図8のaおよびbで示され
ているように、信号は互いに逆位相であり、増幅器とし
ては、差動増幅器を用いる代わりに加算増幅器が用いら
れる。第3の方法を図9に示す。この場合には、磁界を
逆相とし、ホール効果センサの向きを同じとしている。
この例では、図8に示された状態と同様に、得られるホ
ール効果センサの出力信号は逆相となる。従って、増幅
器156としては、この場合においても加算増幅器が用
いられる。
【0031】最後の方法を図10に示す。この場合で
は、磁界が逆相で、ホール効果センサの向きが逆向きと
なっている。このとき得られる出力信号は、図7の場合
と同様に同相であり、従って差動増幅器156が用いら
れる。本発明において、その基本的な教えから逸脱する
ことなしにいろいろな変形が可能であることは明白であ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施例の等角図であ
り、ベルトコンベヤの欠陥の検知に用いられる本発明の
装置を示したものである。
【図2】図2は、図1の装置の側面図であり、ベルトコ
ンベヤの断面が示されている。
【図3】図3は、本発明の第1の実施例の制御回路と装
置とを示した概略図である。
【図4】図4は、図1と同様の等角図であり、本発明の
第2の実施例を示したものである。
【図5】図5は、図4に示した第2の実施例の側面図
(図2と同様)である。
【図6】図6は、図4および図5に示した第2の実施例
の制御回路と装置とを示した概略図である。
【図7】図7は、第2の実施例において、磁界のとり得
る向きの1つを図式的に示したものである。
【図8】図8は、第2の実施例において、磁界のとり得
る向きの他の1つを図式的に示したものである。
【図9】図9は、第2の実施例において、磁界のとり得
る向きのさらに他の1つを図式的に示したものである。
【図10】図10は、第2の実施例において、磁界のと
り得る向きのさらに他の1つを図式的に示したものであ
る。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向軸を有する透磁性部材の異常を、
    磁界を前記透磁性部材が位置する作動領域に発生させる
    ことによって検出するようになされた装置において、前
    記部材が前記装置に対して前記縦方向軸に沿って動くこ
    とが可能なように、前記装置が前記部材に対して配置さ
    れており、前記装置が: a)前記磁界を縦方向に隔てられた第1および第2の磁
    界成分として前記作動領域の縦方向に隔てられた第1お
    よび第2の磁界位置に生成するためのコイル手段と; b)前記第1および第2の磁界成分の変化に対して応答
    するようになされた検知手段;を備えており、これによ
    って、前記部材の異常部分が前記第1および第2の磁界
    位置を通過するときに、前記第1および第2の磁界成分
    に変化を発生させ、前記検知手段が前記異常によって発
    生された前記第1および第2の磁界成分の変化に応答し
    て前記異常を検出するようになされていることを特徴と
    する装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段が、検知位置の磁界強度に
    応答するようになされていることを特徴とする請求項1
    に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段が、前記磁界成分の間に配
    置され、前記検知手段の位置が前記磁界成分の間に位置
    するようになされ、また、前記界磁コイル手段が前記第
    1および第2の磁界成分のそれぞれの少なくとも一部が
    前記検知位置を通って伸びるようになされていることを
    特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記コイル手段が、第1および第2の磁
    界ループを生成するようになされており、前記第1およ
    び第2の磁界ループが互いに隣接する部分を前記検知位
    置に有しており、前記隣接部分においては、第1および
    第2の磁界ループの向きが互いに逆向きとなるようにな
    されており、また、前記界磁コイル手段が、実質的に等
    しい磁気抵抗が前記第1および第2の磁界成分位置に存
    在しているときには、第1および第2の磁界成分が前記
    検知領域において互いに本質的に平衡、また、前記第1
    および第2の磁界位置における前記磁気抵抗が異なって
    いるときには、第1および第2の磁界成分の強度が異な
    りこれによって正味の磁界成分が前記検知領域において
    発生されるようになされており、これによって、前記異
    常が前記第1または第2の磁界位置に位置しているとき
    に、異なった磁界抵抗が前記第1または第2の磁界成分
    中にもたらされ、これによって前記検知位置における磁
    界強度が変化し、この変化に対して前記検知手段が応答
    するようになされていることを特徴とする請求項1に記
    載の装置。
  5. 【請求項5】 前記コイル手段が縦方向に隔てられた3
    つのアマーチュア部分、すなわち、先端アマーチュア部
    分と、後端アマーチュア部分と、前記先端および後端ア
    マーチュア部分の間に配置された中間アマーチュア部分
    とを有するアマーチュア手段を有し、前記コイル手段
    が、前記第1の磁界成分を前記先端アマーチュア部分と
    前記中間アマーチュア部分とを通って伸びる磁界ループ
    として生成し、前記第2の磁界成分を前記後端アマーチ
    ュア部分と、前記中間アマーチュア部分とを通って伸び
    る第2の磁界ループとして生成するようになされた界磁
    コイル生成手段をさらに有し、前方および後方磁界ルー
    プの一部分が前記中間アマーチュア部分を互いに逆向き
    に通過するようになされていることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段が前記縦方向軸に対してこ
    れを横切る方向に互いに隔てて複数の磁気反応センサを
    配置し前記作動領域をよぎって伸びる1組の前記センサ
    を構成するようになされた複数の磁気反応センサを有し
    ていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記センサが前記中間アマーチュア部分
    の下端部分に配置されていることを特徴とする請求項6
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】 交流電流を前記コイル手段に流すことに
    より前記第1および第2の磁界成分を交流磁界として生
    成するための交流電流電源手段をさらに有していること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記検知手段が複数のセンサを有してお
    り、前記装置が、前記センサの各々からの入力に応答し
    て処理信号を生成するための受信手段を有する回路手段
    をさらに有しており、前記回路手段が、前記処理信号に
    応答してセンサからの処理信号に対応する複数のマルチ
    プレクサ信号出力を生成するマルチプレクサ手段と、お
    よび前記マルチプレクサ信号出力を受信して前記センサ
    のどれかに関連する異常を識別する処理手段とをさらに
    有していることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記検知手段が、縦方向に隔てられて
    それぞれ前記第1および第2の磁界位置に配置された第
    1および第2の検知手段部分を有しており、前記第1お
    よび第2の検知手段部分が前記第1および第2の磁界成
    分の変化に対して応答するようになされていることを特
    徴とする請求項2に記載の装置。
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