JPH06317027A - 堤体頂部の手摺架設方法と手摺建地柱 - Google Patents

堤体頂部の手摺架設方法と手摺建地柱

Info

Publication number
JPH06317027A
JPH06317027A JP12838793A JP12838793A JPH06317027A JP H06317027 A JPH06317027 A JP H06317027A JP 12838793 A JP12838793 A JP 12838793A JP 12838793 A JP12838793 A JP 12838793A JP H06317027 A JPH06317027 A JP H06317027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
lower frame
bank
frame member
sandwiching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12838793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Abe
正 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP12838793A priority Critical patent/JPH06317027A/ja
Publication of JPH06317027A publication Critical patent/JPH06317027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場での組み付け作業を省力化し、且つ堤体
頂部に傷を付けずに架設できる手摺架設方法及びそれに
使用する手摺建地柱を提供する。 【構成】 手摺建地柱Aの下枠材10の両端には挟装部
11が突設され、挟装部11の間は堤体頂部Bの断面幅
より少し長めに造られている。前記挟装部11は挟装部
材11aを突設し、ナット12aが溶接された穴が開け
られ、ネジ部材12がねじ込めるようになっている。下
枠材10には、1対の手摺柱20が平行に設けられてい
る。下枠材10と手摺柱20とは、火打材30で補強さ
れている。手摺柱20を堤体頂部Bに対して垂直に立設
しながら、左右の挟装部材11aからネジ部材12をね
じ込み、堤体頂部Bの左右側壁端に挟みつけて固定す
る。所要の手摺建地柱Aを所定間隔に設け、その手摺柱
20に手摺CをクランプDで取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ダムの堤体頂部に設け
る仮設手摺の架設方法及びそれに使用する手摺建地柱に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、既設あるいは新設のダムの堤体上
で作業をしたり、通行したりするときには、安全を確保
するために仮設用の手摺が必要であった。ダムの堤体頂
部に仮設用手摺の手摺建地柱を架設する場合は、図3の
ようにダムの堤体頂部の左右の縁に沿って、一定間隔に
水平パイプ等を跳ね出してアンカーボルトで堤体に左右
別々に固定し、前記水平パイプに堤体側壁面に沿って垂
直に組み立てる手摺柱を設け、前記の跳ね出した水平パ
イプと手摺柱とを方杖で補強して組立て、同手摺柱間を
連装して手摺パイプを取り付けて仮設の手摺としてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、先ずダムの堤体頂部に水平パイプを取り付ける際に
アンカーボルトを使用するため、コンクリート製の堤体
頂部に孔を開けて固定するのに手間と労力がかかり、さ
らに、堤体頂部を傷つけるという問題があった。また、
水平パイプを取り付けた後も、別の単管パイプを手摺柱
としてこの水平パイプに方杖で補強しながら組み立てな
ければならず、狭い堤体頂部での現場の組み立て作業は
危険であるとともに、多大の労力が必要だった。
【0004】また、堤体頂部が洪水期に入ったり、工事
が長期に亙る場合には、その工事の休止・再開に応じて
架設した手摺の組み払いを繰り返す必要があり、その都
度上記の作業を行なわなければならず、現場では、この
作業の省力化及び堤体頂部をアンカーボルトで傷つけな
い方法が強く求められていた。そこで、本発明は、現場
での組み付け作業を省力化し、安全且つ堤体頂部に傷を
付けずに架設することのできる手摺架設方法及びそれに
使用する手摺建地柱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ダムの堤体頂部に設ける仮設手摺
の架設方法において、堤体幅より大きい下枠材の両端に
挟装部を突設して設けるとともに、前記下枠材に1対の
手摺柱を堤体幅以下の間隔で立設して手摺建地柱を形成
し、前記挟装部の間に堰堤方向に直交して堤体を跨設す
るとともに、両挟装部で堤体を挟みつけて堤体頂部に手
摺建地柱を固定し、この手摺建地柱を堤体方向に所定間
隔で所要数を配設し、手摺柱間に手摺材を横設した。ま
た、ダムの堤体頂部に設ける仮設手摺用の手摺建地柱に
おいて、直線状の下枠材の略両端に、垂直に1対の手摺
柱が設けられるとともに、前記下枠材の両縁端部に挟装
部が突設され、両方の挟装部で堤体頂部側端を挟み付け
るねじ部材を設けた。
【0006】
【作用】本発明に係る堤体頂部への手摺架設方法及び手
摺建地柱によれば、手摺建地柱の堤体頂部への固定は、
手摺建地柱の下枠材の左右に突設して設けられた挟装部
の間に堤体頂部を跨がせて、堤体頂部の左右側端を前記
左右の突設した挟装部に設けられたネジ部材で左右から
挟み付けて固定するため、堤体頂部に傷を付けることが
ない。さらに、挟装部に設けられたネジ部材で堤体頂部
を挟み付けるようになっているため、簡単に脱着作業が
できて省力化となる。
【0007】また、手摺建地柱の取り外しにおいても、
挟み付けに使用した挟装部のネジ部材を緩めることによ
り簡単に取り外すことができる。さらに、下枠材を介し
て左右の手摺柱が一体に設けられているため、現場での
手摺建地柱の架設作業に係るパイプ等の組み立て作業を
省くことができ、また、架設された手摺建地柱の手摺柱
に手摺を組み付けることにより、仮設手摺を架設するこ
とができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る実施例を図1、2により説明す
る。手摺建地柱Aは、堤体頂部Bの幅よりやや長い下枠
材10と同下枠材10の両縁端部に挟装部11を設け、
前記下枠材10に堤体頂部Bの幅よりやや狭く1対の手
摺柱20を垂直に、前記挟装部11とは逆向きに固着し
て構成されている。前記挟装部11は、下枠材10の両
縁端部に短い角型鋼を下向きにして溶接した挟装部材1
1aを設け、断面が略コの字型で、断面凸型の堤体頂部
Bに跨がるようになっている。
【0009】前記両挟装部材11aには、ネジ部材12
のネジ部分が通ることができる穴が開けられ、この穴の
周縁にナット12aが溶接されて設けられ、ナット12
aにネジ部分をねじ込みながらこの穴に通すことができ
るようにネジ部材12が取り付けられている。ネジ部材
12は、適宜外して堤体頂部Bに合わせて、ネジ部分の
長さの異なるものと交換できるようになっている。本実
施例では、ネジ部材12としてボルトを使用した。ま
た、図中の火打ち材30で、下枠材10と手摺柱20と
の接合部を補強している。
【0010】上記構成の手摺建地柱Aを用いた本発明に
係る堤体頂部の手摺架設方法は次のようにして行なう。
手摺建地柱Aの下側開口の断面略コの字型に形成された
下枠材10の両挟装部11の間に、堰堤方向に直交する
ように断面凸型の堤体頂部Bを跨がせる。手摺建地柱A
の手摺柱20を堤体頂部Bに対して垂直に立設するよう
に保持しながら、両左右の挟装部材11aのナット12
aにネジ部材12を入れる。ネジ部材12の左右のねじ
込み量が同じ位になるようにしながら、堤体頂部Bの左
右の側端壁に強く当たるまでねじ込む。これにより手摺
建地柱Aの下枠材10を、上記挟装部材11aを貫くネ
ジ部材12の先端で堤体頂部Bの左右側端に強く挟み付
けて固定し、堤体頂部Bに仮設用手摺の手摺建地柱Aを
架設することができる。
【0011】さらに、上記要領で堤体頂部Bの手摺架設
範囲に所定間隔に所要の手摺建地柱Aを配設する。所定
間隔に配設された手摺建地柱Aの手摺柱20の間を、ク
ランプD等を使用して横にパイプ等の長い部材を掛け渡
して連結することにより手摺Cを架設することができ
る。このようにして、堰堤方向に直交して堤体頂部Bを
跨がせて手摺建地柱Aを設置して、手摺柱20間に手摺
Cを取り付けられるようにした仮設手摺は、構築期間が
長期に亙って継続して行なう時や、洪水期に入り工事が
中断する場合には、脱着作業が迅速かつ簡単で、しかも
堤体本体を傷めることなく架設できるので、架設・解体
の労務費の削減と安全性が向上する。
【0012】本実施例では、挟装部材11aにナット1
2aを有した穴を設け、ネジ部材12で堤体頂部Bの左
右側壁端を挟み付け固定することができるようにした
が、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
例えば、挟装部材11aにネジ溝を切った穴を直接設け
ても構わなく、さらに、ネジ部材12の先端に平板を取
り付け、堤体頂部Bの左右端の挟み付けが広い面積で行
なわれるようにしても構わない。また、予めネジ溝を切
っておかずに、ネジ部材をねじ込みながら溝が切れるよ
うにしても構わない。また、下枠材10に幅広の平面部
材を使用することにより、手摺建地柱Aの固定時に手摺
柱20が垂直に立設保持し易いようにしても構わない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、手摺建地柱は堤体頂部
の左右の側端にネジ部材で締めつけて挟み込むだけで固
定されるため、従来とは異なり、アンカーボルトの打ち
込み等による堤体頂部への傷を付けることがない。ま
た、本発明の手摺建地柱は、堤体頂部への固定用の部材
と手摺組み付け用の手摺柱とが予め一体に形成されてい
るため、従来のように堤体頂部の現場で、左右別々に単
管パイプ等の固定・組み立てにより行なわれていた手摺
建地柱の仮設作業を、安全にしかも大幅に簡略化するこ
とができる。さらに、手摺は手摺建地柱に一体に設けら
れている手摺柱に、手摺を取り付けることにより仮設す
ることができるため、全体として堤体頂部への手摺架設
の省力化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手摺建地柱を堤体頂部に固定して、手摺を取り
付けた正面の状態を示す断面説明図。
【図2】手摺を取り付けた状態での手摺建地柱の平面図
(a)。手摺を取り付けた状態での手摺建地柱の側面図
(b)。
【図3】従来の堤体頂部への手摺の架設状況を示す説明
図。
【符号の説明】
10 下枠材 11 挟装部 12 ネジ部材 20 手摺柱 30 火打材 A 手摺建地柱 B 堤体頂部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダムの堤体頂部に設ける仮設手摺の架設
    方法において、堤体幅より大きい下枠材の両端に挟装部
    を突設して設けるとともに、前記下枠材に1対の手摺柱
    を堤体幅以下の間隔で立設して手摺建地柱を形成し、前
    記挟装部の間に堰堤方向に直交して堤体を跨設するとと
    もに、両挟装部で堤体を挟みつけて堤体頂部に手摺建地
    柱を固定し、この手摺建地柱を堤体方向に所定間隔で所
    要数を配設し、手摺柱間に手摺材を横設したことを特徴
    とする堤体頂部の手摺架設方法。
  2. 【請求項2】 ダムの堤体頂部に設ける仮設手摺用の手
    摺建地柱において、直線状の下枠材の略両端に、垂直に
    1対の手摺柱が設けられるとともに、前記下枠材の両縁
    端部に挟装部が突設され、両方の挟装部で堤体頂部側端
    を挟み付けるねじ部材が設けられたことを特徴とする手
    摺建地柱。
JP12838793A 1993-04-30 1993-04-30 堤体頂部の手摺架設方法と手摺建地柱 Pending JPH06317027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12838793A JPH06317027A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 堤体頂部の手摺架設方法と手摺建地柱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12838793A JPH06317027A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 堤体頂部の手摺架設方法と手摺建地柱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06317027A true JPH06317027A (ja) 1994-11-15

Family

ID=14983560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12838793A Pending JPH06317027A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 堤体頂部の手摺架設方法と手摺建地柱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06317027A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001003338A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Fujita Corp ダム堤体の高欄の構築方法およびダム堤体用プレキャストコンクリート製高欄部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001003338A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Fujita Corp ダム堤体の高欄の構築方法およびダム堤体用プレキャストコンクリート製高欄部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130061406A1 (en) Modular Bridge
CN110725525A (zh) 一种装配式悬挑脚手架的支承装置及其施工方法
GB2089881A (en) Clamping device, primarily intended for attaching panels to posts
KR101131079B1 (ko) 교량공사용 멀티유헤드 서포트장치
JP3124832U (ja) 壁軸組の耐震補強構造
JPS627344B2 (ja)
KR100373783B1 (ko) 피시빔교용 가설브래킷 및 이를 이용한 피시빔교 가설방법
JPH06317027A (ja) 堤体頂部の手摺架設方法と手摺建地柱
KR20120003729U (ko) 시스템서포트 헤드
US5335386A (en) Bridge structure
KR100433700B1 (ko) 교량용 슬라브 콘크리트 타설을 위한 거푸집 시스템
JPH0544202A (ja) 橋梁高欄補修用足場構造及び橋梁高欄補修用足場の吊り金具構造
KR200222611Y1 (ko) 피씨빔 공법 또는 스틸 박스 공법에 적용되는 슬라브콘크리트 타설용 거푸집
JP3188247B2 (ja) 単管フープ足場及びその仮設工法
KR20020001480A (ko) 피씨빔 공법 또는 스틸 박스 공법에 적용되는 슬라브콘크리트 타설용 거푸집
KR20230046923A (ko) 콘크리트 구조물의 단면 감소부재와 고정대의 구조 및 그 시공방법
CN113897874A (zh) 一种钢栈桥桥面免焊接安装方法
KR200347093Y1 (ko) 교량용 슬라브 콘크리트 타설을 위한 거푸집 시스템
JP2013147797A (ja) 防護柵
JP2001311247A (ja) コンクリート構造体の建築工法
CN216616280U (zh) 一种预制梁柱节点施工用限位装置
JP2654935B2 (ja) リブ付きスラブの施工法及びリブ補強筋用スペーサー
JP3059976B2 (ja) 型枠壁体の構造及び型枠体の連結方法
CN219654471U (zh) 一种装配式桥梁临时护栏立杆
KR200163555Y1 (ko) 울타리용 지주의 체결구조