JPH06316862A - 工程中の繊維物質の取得と測定及びコントロール - Google Patents

工程中の繊維物質の取得と測定及びコントロール

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JPH06316862A
JPH06316862A JP5354769A JP35476993A JPH06316862A JP H06316862 A JPH06316862 A JP H06316862A JP 5354769 A JP5354769 A JP 5354769A JP 35476993 A JP35476993 A JP 35476993A JP H06316862 A JPH06316862 A JP H06316862A
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Frederick M Shofner
フレデリツク・エム・シヨフナー
Joseph C Baldwin
ジヨセフ・シー・ボールドウイン
Gordon F Williams
ゴードン・エフ・ウイリアムス
Mark G Townes
マーク・ジー・タウンズ
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Zellweger Uster AG
Zellweger Uster Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードウエブの品質を制御するためのオンラ
イン監視を提供することである。 【構成】 複数の存在物を含む繊維物質のウエブを繊維
工場の工程中で監視し処理するための装置において,繊
維物質のウエブを監視し,ウエブ中の存在物の位置を含
むウエブの内容に関する情報を含む監視信号を生ずる手
段,上記監視信号を受け,位置情報に基づいて存在物の
位置を求め,求められた位置によつて制御信号を発生す
るコンピユータ処理手段及び上記制御信号を受けて,こ
の制御信号に反応しまたこれにより上記ウエブ中に含ま
れる存在物の量を減らすためのウエブ処理手段が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維物質の薄いウエブ中
の存在物を工程中で実時間で測定し制御する方法と装置
に関する。提出する具体例においては,かかる存在物に
は綿繊維又は他の繊維の単独の繊維,ネツプ,不純物が
含まれる。薄いウエブは工程から得た材料のサンプルか
ら意図的に形成されるか,ある種の工程機械中にもとも
と見られるものである。測定は拡張されたスペクトル応
答性を持つ電荷結合素子(CCD)カメラに基づいたイ
メージ解析によるのが好ましい。
【0002】本発明の分野を更に定義すると,連続的に
運転されている繊維生産工程機械から工程中のサンプル
を得るための手段が提供される。これによりイメージ分
析は空間的(spatial)スペクトル的(spec
tral)時間的(temporal)パターン認識又
はフイルタリング(filtering),即ちSST
Fを可能とする。このSSTFによつて薄いウエブ中の
個々の存在物の識別が可能となる,最後に本発明は薄い
ウエブから好ましくない存在物を取除く目的で,あるい
は繊維処理機械中の繊維物質の薄いウエブの品質特性を
直接制御する目的で,SSTFから供給されるコントロ
ール信号を利用することについても提供する。
【0003】ネツプとか不純物の粒子が繊維物質中に存
在することは,これらへの厳しさが増しているだけに問
題である。例えば綿花の生産と収穫の技術は繰綿や繊維
工場の初めの段階でより積極的なクリーニング操作を必
要としている。このような操作は異物や不純物を取除く
けれども,多くの場合不純物はもつと細かい粒子に砕か
れ,その中には繊維の塊の中に残つてしまうものもあ
る。こうなると後の工程で除去するのはもつと困難とな
る。もつと悪いことには,このような益々積極的に行わ
れるようになるクリーニングによつてネツプ形成のレベ
ルが増大してしまう。従つてそれらを量適に制御するた
めに,繰綿や工場においてこれらの好ましくない存在物
のレベルを連続的に監視することが益々重要となつてき
た。コントロールができるためには先ず測定しなければ
ならない。
【0004】多くの生産環境においては,工程を流れる
ものを100%監視することは全く不可能であり,測定
には工程中にある物質のサンプルを取得しなければなら
ない。繊維工程機械中でサンプリングに利用できる繊維
の状態は房状かスライバ状である。代表するサンプルを
獲得することが必要であり,これをイメージ分析測定用
に薄いウエブ状に準備しなければならない。最近開発さ
れたイメージ分析技術を賢明に適用して工程のスループ
ツトを100%監視できるような顕著な例外がある。そ
の良い例は,後に実施例において述べるように,カード
機の薄いウエブを監視することである。以前の方法や装
置では圧倒的に高価なものとなるるか,あるいは実用に
ならないイメージ解析の適用となつてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は,これ
らの困難を克服して,カードウエブの品質を制御するた
めのオンライン監視を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は,繊維物質のウエブを監視し,ウエブ中の存在物の位
置を含むウエブの内容に関する情報を含む監視信号を生
ずる手段,上記監視信号を受け,位置情報に基づいて存
在物の位置を求め,求められた位置によつて制御信号を
発生するコンピユータ処理手段及び上記制御信号を受け
て,この制御信号に反応し,またこれにより上記ウエブ
中に含まれる存在物の量を減らすためのウエブ処理手段
よりなることによつて解決される。
【0007】好ましくない存在物は100%の薄いカー
ドウエブ中から発見され(Found),後工程中で
の,あるいは結局はこれから生産される繊維製品の販売
価格上へのインパクトの厳しさに関して識別され(Id
entified),ウエブからかかる存在物を取除く
(eXclude)ために優先性を持つた制御が行われ
る。このようなウエブのクリーニング処置を頭文字を組
み合わせた″FIX″で識別する。
【0008】本発明による特殊な面によれば,繊維工場
で加工される綿のような繊維物質のウエブをモニタし,
処理するための装置が提供される。ウエブには綿繊維,
ネツプ,葉かす,種子表面の断片,その他の異物といつ
た多くの存在物が含まれている。このウエブはビデオカ
メラのような光学的イメージングユニツトで監視され,
ウエブ中の存在物の場所も含めたウエブ内容に対応する
情報を持つたモニタ信号が作られる。コンピユータはこ
のモニタ信号を受け,場所情報に基づいて存在物の位置
を求め,求めた位置に基づいてコントロール信号を発生
する。ウエブプロセツサはこのコントロール信号を受
け,ウエブ中に含まれる存在物の量を減らすよう反応し
てウエブを処理する。
【0009】ウエブプロセツサにはウエブから存在物を
選択的に除去するための除去装置をイメージングユニツ
トの下流に含んでいることが好ましい。除去装置で取除
くべき1つ又はそれ以上の存在物が来るとコンピユータ
が働き,そこに在る存在物に反応して除去指令を発し,
除去装置はその指令に反応してウエブから存在物を除去
する。除去装置はモニタの下流にウエブをよぎつて隣合
わせに位置した1列のノズルを含んでいるのが望まし
い。圧縮空気がコンピユータの制御の下で迅速作動空気
バルブでノズルに供給される。モニタが除去すべき存在
物を認めると,コンピユータは何時その存在物がどのノ
ズルの下を通過するかを求める。次いで,コンピユータ
は適当なノズルに空気を送り,空気でウエブからその存
在物を吹き払うよう迅速作動バルブに指令を出す。
【0010】本発明の特別な実施例によれば,繊維工場
で加工処理されるべき多くの好ましくない存在物を含ん
だ繊維物質の供給を監視し,処理する装置が提供され
る。サンプラとサンプル形成装置は供給原から繊維のサ
ンプルを取出し,好ましい構成のサンプルを形成し,そ
のサンプルを監視場所に供給する。その監視場所ではモ
ニタがサンプルを観察し,形成されたサンプルの内容に
対応したモニタ信号を生ずる。モニタ信号はコンピユー
タに与えられ,ここで生成サンプルの内容が分析され,
存在物の分析に基づいてその生成されたサンプル中の好
ましくない存在物に関する情報を含んだ出力信号を発生
する。
【0011】サンプラとサンプル生成装置には,繊維物
質供給源中の存在物を引掛け保持するための多数の針を
持つたニードルサンプラを含んでいることが望ましい。
ニードルサンプラから存在物を計量して選択的に外す放
出機構は,存在物を選んだ除去割合で取出す。取出され
た存在物は選んだ速度で移動する可動面上に受け取られ
て,存在物はその面上で希望する構成にされて,かくて
可動面に再構成されたサンプルを生成する。この可動面
上の再構成されたサンプルはモニタで観察される。
【0012】本発明の実施例のモニタはウエブを観察す
るビデオカメラと,ウエブの速度を測定し速度信号を生
ずる速度検出器を含んでいる。モニタ信号と速度信号を
利用してコンピユータはウエブプロセツサに関係させ
て,興味ある存在物の位置を計算する。コンピユータは
特にモニタ信号に含まれる位置情報とウエブの速度から
何時1つ又はそれ以上の好ましくない存在物がウエブプ
ロセツサの所に来るかを計算する。好ましくない存在物
がウエブプロセツサの所に来ると,プロセツサはコンピ
ユータの制御の下で処理を行う。
【0013】
【実施例】本発明は以下の詳細な説明と,添付の実施例
を示す図により良く理解できるであろう。
【0014】図1はダクト11中を矢印13の方向に空
気搬送されている繊維房10を示す。ダクトの一方の側
には穴あきの壁12がこれをシールする硬いカバープレ
ート14と組み合わせて付けてある。はつきりさせるた
めにカバープレート14は穴あき壁12と離して示して
いるが,実際は通常穴あき壁とダクト16とに気密に接
している。カバープレート14はダクト11の内外の圧
力差を克服するためのものである。図1にその収納位置
で示したサンプラプレート18は駆動シヤフト17に取
付けられ,シヤフト17は空気又は水力式モータ23と
制御システムで作動し,ライン25からの制御信号の指
令で軸19の周りに流れの中に回転し,プレートに当た
る繊維房10を捕獲する。反時計方向に流れの中を回転
する間に,プレートに当たつた房10は集められて,図
1又は2に示した適当な厚さT(15)の量に達し,最
後はプレート18の回転運動によつて,図2に示す閉じ
た位置まで動く。プレート18が図2に示す閉じた位置
に来ると,シーリングプレート14は図示していないが
適当な例えばシリンダ8と関連した制御システムのよう
な機械的機構によつて図の面に垂直な方向に動き,穴あ
き壁12を露出する。
【0015】図2はサンプリングプレート18が穴あき
プレート12の上に来て,閉じた,即ちサンプリング位
置に達した所を示している。穴あきプレート12上の繊
維サンプル20とサンプリングプレート18の組合わさ
れたシーリング動作で,ダクト11内外の圧力差には対
抗できるので,シーリングプレート14を引つ込められ
ている。
【0016】この動作の結果,繊維サンプル20は穴2
7を通してニードルサンプラ32でサンプリングできる
よう提供される。このニードルサンプラは同時に提出す
るシヨフナー(Shofner)他の特許出願″試験の
ために繊維及び他の存在物を個々に分離するためのニー
ドル式装置″に記述された3つの内の1つである。図2
の右下側には点線で引込まれた,即ち開いた位置にある
把持/フイードローラ34′を持つニードルサンプラ3
2′が示されている。ニードルサンプラ32′(点線)
は丁度その右から左への運動を開始する所である。ニー
ドル列33′は幅が紙面に垂直に約2から4インチが好
ましいが,長さはニードル1本分又は必要な場合は6イ
ンチかそれ以上でもよい。ニードル列33′は穴あきプ
レート12に極めて近接して動き,存在物20を代表す
るサンプルを穴27を通してサンプラ32に充分積載さ
れるまで取得してから左へ動く。この位置でニードルサ
ンプラ32の把持/フイードローラ34は図2の下,左
側に示すように閉じ,サンプル積載のステツプは完了す
る。この図においてはローラ34は中心軸の周りに回転
するか,回転又は移動制御信号に応答して直線的に動く
ようにした把持フイードローラを表すよう意図したもの
である。このフイードローラは弾性材でできているのが
好ましい。
【0017】サンプラ32は適当な機構で水平方向に移
動し,下に向かつて回転する。更にこの分野では公知の
機構で弾性フイードローラの回転,移動運動が可能であ
る。
【0018】ニードルサンプラ32は穴あきプレート1
2に隣接したサンプリング位置から図3に示すように,
回転し移動している。密閉用のプレート14は図1に示
した閉止位置に戻り,サンプリングプレート18は時計
方向に回転して収納位置に戻る。サンプリングプレート
18に着いて残つている繊維は圧搾空気(上から下へ流
れ,この領域をクリーニングするための)で吹き飛ばさ
れ,ダクト16中の搬送空気に戻される。図3には更に
ニードルサンプラが回転し,プレゼンテーシヨンシリン
ダ40と正しく合う位置に来ていることが示されてい
る。シリンダ40は好ましくはその表面の目打ち44に
ピン42を設けてあり,繊維をくしけずり,配列して繊
維とその上に沈積した存在物の薄いウエブの提示装置と
しての役目をする。(ここには薄いウエブは示されてい
ない)。繊維はサンプラ32の把持/フイードローラ3
4の回転によつて,シリンダ40の回転と協動して,ピ
ン33から一様に解放され,繊維と他の存在物は一様に
シリンダ40上に沈積する。空間43とサクシヨン45
は目打ち44を通して空気流を与えサンプラ32からシ
リンダ40上へと存在物が沈積するのを助ける。
【0019】ある適用ではピン42は除外され,繊維及
び他の存在物は図5に示したものと同様な細かい網目の
スクリーン84に沈積される。この転送ステツプの第1
の目的はネツプや不純物といつたサンプル中のすべての
存在物を含んで繊維サンプルを100%,本質的に何等
の変更,例えば破断,なしで転送することである。第2
の目的はサンプルをイメージ分析システム50に提供す
るのに適した薄いウエブ状に形成することである。ニー
ドルサンプラ32の詳細,他のニードルサンプラ手段,
代わりの測定手段などは上述の同時に提出する特許出願
に記述する。ニードル32のサンプルから約1gのサン
プルがシリンダ40に移されるのが好ましい。この量は
ニードルサンプラ32の幅約3インチに関連したもので
ある。
【0020】プレゼンテーシヨンシリンダ40は幅が同
じく3インチで直径は6インチである。その回転速度は
イメージ分析手段50で設定されるが,速度は通常約1
00RPMである。プレゼンテーシヨンシリンダ40は
イメージ分析手段50による検査のため存在物の薄いウ
エブを提示する。図3の実画例においては,シリンダ4
0上の細かいピン42と目打ち44が一様な取外しと沈
積を確実に行うため,またニードル33からサンプルを
外す時にくしけずりと分離作用を確実にするために用い
られている。イメージ分析手段50は好ましい形で沈積
されている薄いウエブを調べる。サンプル中の繊維存在
物の一様性と配列についての考察を以下に詳述する。
【0021】本発明のイメージ分析や制御のやり方を説
明する前に,サンプリングサイクルの完了について説明
する。手段50によるイメージ分析測定が完了すると,
図3のブラシ52は矢印53で示されるように右に動
き,はり毛54がピン42とかみ合う。ブラシ52とシ
リンダ41は各々矢印55と57で示した方向に回転
し,この際繊維,ネツプ,不純物,その他の存在物はブ
ラシ52のくしけずり作用と穴44から加えられる圧搾
空気56によつてシリンダ40から取り除かれる。同軸
排出器58が導管59に吸引を与えるために用いられて
いて,この吸引でブラシ52とシリンダ40の領域から
空気搬送ダクト11に空気流を戻す。この動作が終わる
と,スライドバルブ60が閉じる。これでシステムは次
の測定シーケンスに対する準備ができたことになる。上
記の説明で機械的な運動と制御は普通の手段で行われ,
全操作は普通のマイクロプロセツサベースのコントロー
ラが図8のコンピユータシステム144のようなコンピ
ユータで制御されるのが望ましいが,各スチツプは,も
し望むなら,手動ででも制御できる。
【0022】図4は本質的には同じニードルサンプラ3
2とイメージ分析測定手段50を用いた他の実施例を示
す。薄いウエブ62が形成され,イメージ分析測定手段
50に提示される。この場合,サンプルは前と同様にニ
ードルサンプラ32で獲得され,プレゼンテーシヨンシ
リンダ40に広げられるが,ここでは次に薄いウエブ6
2がプレゼンテーシヨンシリンダ40の周長よりも少し
長いガラス板64上にブラシでかき取られる。板64は
矢印65で示すように左右の直線運動をするように搭載
されていて,その枠(図示せず)はローラ67で駆動さ
れる。このようにして密度,配列,その他の準備,提示
特性,シリンダ40によるサンプル上への効果などは前
と同じように保持されるが,ここでは好ましい観察環境
66が設けられている。この環境では前方照明68と後
方照明70が同時に又は別々に好ましい照明が得られる
ように使用される。背景のコントラストと他の要素はモ
ータ駆動のキヤリア72で与えられる。キヤリア72は
黒い背景を与えるものが好ましいが,後方照明のモード
として,白あるいは他の色,鏡面又は何も無しとするこ
ともできる。広範囲の背景と前方照明で強調されたコン
トラスト又は分解性又は一般に存在物認識能力を選ぶこ
とができる。
【0023】測定が完了すると,薄いウエブサンプル6
2はガイドローラ76の下にガラス板64と共に動き,
除去空気源77からのきれいな圧搾空気で取外され,同
軸排出器80で駆動されるエアースイープ78で運び出
される。試験されたサンプルはこのようにして図3に示
した工程に戻される。クリーナーホイール75は残留物
を除き,板64を次の試験のために準備する。
【0024】図5は繊維個別化装置102を示し,この
装置は個々に分離した繊維と存在物を導管を通して感知
ステーシヨン82に供給し,感知ステーシヨン82は今
度は存在物や繊維を観察ステーシヨン88に供給する。
サンプルは装置102でばらばらに個々に分離される。
分離された存在物103は電気−光学的感知ステーシヨ
ンを通つた後,回転する穴あきドラム84上に沈積され
る。この沈積はサクシヨン86で搬送空気を集めること
によつて助けられる。ステーシヨン88では図3,4で
示したと同様なやり方でイメージ分析システム50が示
されている。この実施例では,サンプルは空間91に導
入され,収集空間92に放出されてサクシヨン93で排
出される環境制御気体90によつて調質される。またサ
ンプルは同様にして空間96とサクシヨン97によつて
集められる環境制御気体94によつても調質することが
できる。同時に提出する特許出願″制御され調質された
気体の流れを適用することによる繊維試験又は処理性能
パラメータの直接制御″参照。
【0025】シリンダ84の表面速度はサンプル100
の繊維個別化装置102への供給割合との組み合わせで
調節し,基本的に個々に分離された存在物が検査のため
電気−光学的センサ82とイメージ分析システム50の
両方に提供されるようにできることは明らかである。プ
レゼンテーシヨンシリンダ84の速度が遅いと複数の存
在物が沈積してステーシヨン898のイメージ分析シス
テム50で検査されるようになる。1991年9月19
日出願の特許出願第07/762613号明細書で紹介
された時刻印字概念を電気−光学的拡散光センサ82か
らの信号と,ステーシヨン88のイメージ分析システム
50の間に適用することが好ましい。即ちサンプル10
0がステーシヨン82とステーシヨン88で感知される
時刻の間には一定の時間遅れがある。このようにステー
シヨン82と88の測定は時間的に関連がある。
【0026】図6は,本発明のオンライン工程監視の最
も重要な実施例を示すもので,ここではイメージ分析手
段50はカード機112のドツフアシリンダ110上の
薄いウエブを検査する。あるいはイメージ分析手段50
はウエブがドツフア又はクラツシユローラ122を出た
後で,トランペツト125を通つてスライバ126にな
る前で,ウエブ120を検査する。存在物はその配置や
密度に関しては本質的にはドツフアシリンダ110上と
ウエブ120中では同じであることはすぐ理解されよ
う。また″自由空間″中でウエブを検査する方が好まし
く,そこでは前方,後方照明はずつとやり易く最高のコ
ントラストと分解性のためにも好ましい。しかしある場
合には図6に示すような空間124でウエブを測定する
ことが不可能である。他の場合には,ドツフアシリンダ
110の歯で移送されるときに薄いウエブを調べても,
イメージ分析システム50の弁別能力にとつては充分で
ある。
【0027】図7はその中をスライバが搬送される導管
105の断面を示す。この導管は図6に示したトランペ
ツト125でもよいし,スライバ126が引かれる導管
であつてもよい。トランペツトは幅約1mの薄いウエブ
120をスライバ状に集め,このスライバの究極の最小
値はトランペツト中にあるとき,トランペツトの内径に
当り約1cm,その線密度は約5g/mである。かくし
てスライバは長さが一般に輸送方向に向いた繊維からな
る。スライバ輸送導管105中に示した記号104は繊
維の断面を示す。スライバの状態から,特にスライバが
恐らく150m/minの速度で動いているときに,繊
維や他の存在物をサンプリングすることが望まれ,図7
はその手段を示す。図7の単一ニードルサンプラ106
は同時に提出する特許出願″試験のため繊維及び存在物
を個々に分離するためのニードル式装置″に記述され
る。その動作は次の通りである。同心のカバーケース1
06は動いて穴107(単一の)を開く。サンプラ10
6はサンプリングのために配置されたニードル108と
ガイド109と共に穴107を過ぎて動き,繊維と他の
存在物のサンプル111が前記の複数のニードルを持つ
たサンプラで上記に参照した特許出願で説明したように
して,収集される。ニードルは閉じられて次のステーシ
ヨンに移動する。
【0028】図8に示した次のステーシヨンは,サンプ
ルは更に処理され試験のために準備される,このサンプ
ル111は1000−2000の繊維と,これに関連し
た存在物より成る。カバーケース113はニードルから
引き離され,ニードル108は開かれて,弾性材ででき
たフイードローラ113は空気流115中にサンプルを
導入する。ついでサンプルは図5に示したように,イメ
ージ分析手段50による測定又はAFISシステム10
2を含んだ他の測定のためにスクリーン84上などに沈
積される。
【0029】以上図3,4,5,6,7及び8にイメー
ジ分析手段による検査のために,繊維サンプルから薄い
ウエブを形成する手段を述べた。サンプルは運転してい
る工程から自動的に収集されてもよいし,試験室の品質
管理装置のための試験サンプルの一部であつてもよい
し,あるいはまたカード機や同様の機械中で既に薄いウ
エブとして見出せるものであつてもよい。すべて本発明
で提案するイメージ分析手段50で有利にも検査するこ
とができる。次にイメージ分析の主題に移り,空間的,
スペクトル的,時間的パターン認識又はフイルタリン
グ,即ちSSTFの概念を説明する。
【0030】図9に光学的イメージングシステム129
の概観を示す。システムには第1及び第2の光学的イメ
ージングユニツト130と132が含まれ,これらには
CCDカメラと以下に述べる関連した光学系が含まれて
いる。各イメージングユニツト130と132は綿のよ
うなノンウオーブンウエブであることか好ましいウエブ
134の少なくとも0.5m幅の部分を観察できるよう
に配置される。図3のプレゼンテーシヨンシリンダ4
0,図4の観察プレート64,又は図5のスクリーン8
4上の動くウエブに対しては単に1つのカメラ又はイメ
ージ分析システムだけが必要である。試験機への適用も
あり,そこでは他の特性の内,ウエブの性質,特に速度
がイメージ分析システムの要求に合わせて調節できる。
反対に生産機械でウエブを100%監視するには,イメ
ージ分析システムは機械に適応させねばならない。提案
された実施例は図6に示したカードウエブの監視であ
り,ドツフアシリンダ123上か又はクラツシユローラ
122の後の観察位置124で行われる。123,12
4何れの位置においても,2つのカメラを用いるのが有
利である。イメージングユニツト130と132は約
0.01mの重複135でウエブの約半分ずつを観察す
るのが望ましい。2つのイメージングユニツト130と
132の目的はウエブ100%を光学的に見ることにあ
るが,データレートは半分に減じられる。即ち各光学的
ユニツト130又は132からのデータを別々に分析す
るときは1つのユニツトでウエブ全体を観測し,1つの
カメラが2つのユニツトと同じ解像度を得ている場合と
くらべて,データレートは約半分となる。更に2つのカ
メラはレンズや他の光学的要素に対する要求がずつとゆ
るやかとなる。
【0031】動いているウエブ134は広帯域放射源1
36と138で照明される。この放射源は赤外を含む可
視光,非可視光を与える。光源136はウエブ134の
前面を照射し,またできるならば図2に示すように光源
138は反対の後ろ又は下側を照射する。このような照
射配置でウエブ134に当たる照明のタイプは,ウエブ
134を後ろから透過する光の量又は前面から反射され
る光の量,あるいは両者に関する情報を与えるよう変化
させることができる。
【0032】イメージングユニツト130と132及び
照射源136と138はデータ収集−コントロールユニ
ツト140と142を介してイメージ処理−貯蔵コンピ
ユータシステム144に接続される。光学的イメージン
グユニツト130と132はイメージ信号を生じ,この
信号は処理のためにユニツト140と142を通つてシ
ステム144に伝送される。コンピユータシステム14
4はユニツト140と142を通して照射源136と1
38に制御信号を出し,ウエブ134上への照明の強度
と時間を制御する。またシステム144には情報リンク
146を含んでいて,後に述べる外部システムに情報と
制御を与える。
【0033】各光学的イメージングユニツト130と1
32の動作の詳細は図10,図11を参照することによ
つてよく理解できよう。図10には1つのイメージング
ユニツト130の動作を示しながら,光学的イメージン
グシステム129の詳細が示されており,ユニツト13
2は同様に動作すると理解されたい。光学的ユニツト1
30はウエブ134の右側から図9,図10で1ないし
4の添字を付した4つの筋150を同時に観測するよう
配置されている。提案した実施例では,筋150のそれ
ぞれは幅0.5mmで,ウエブ134を直角に横切る方
向に長さ約0.510mの距離に伸びている。2つのイ
メージングユニツト130と132がウエブ全体を見る
のに用いられているので,筋150は実際はウエブを横
切つて連続して延びていると考えてよい。1〜4の記号
を付けた4つの筋150は互いに4.0mmだけ,ウエ
ブ134の動く方向と平行の方向で離れている。4つの
筋150の縁から縁までの間隔は3.5mmである。
【0034】図10に見られるように,光学的イメージ
ングシステム129は1対のレンズ152と154及び
空間マスク156を含んでいる。レンズ152と154
の目的は,対象面又は近傍のウエブ134の像をミラー
160の前面から反射し,スペクトル的に分散する部材
159を通過又は反射した後,カメラ130のCCDア
レイ184上に結ぶためである。空間マスク156の機
能はCCDと格子部材184の視野を4本の筋150に
限定することである。分散部材159は透過性又は反射
性格子の何れかで,その機能を以下に説明する。ウエブ
134は矢印161の方向に動いているので,CCD1
84がウエブ中の存在物を異なつた4つの対象/像の点
に対応して異なつた時間で4回にわたつて観測するのが
好ましい。即ち,100%のウエブ134中の各存在物
は4本の筋150のおのおのを通過するであろう。従つ
てウエブ134のある部分中の存在物は,最初150の
第1の筋で観測され,次に150の第2の筋で2番目に
観測され,3回目に150の第3の筋で観測され,4回
目には150の第4の筋で観測されることになる。後で
より詳細に示すように,得られる情報量を増し,これに
より精度と正確さを増すために,このような重複を行つ
ている。
【0035】図10にはスペクトル分散部材159に入
射する前には中心光151−1,151−2,151−
3,151−4の中央のスペクトル要素だけが示されて
いるが,これは図をはつきりさせるためである。図10
に示したスペクトル分散153は8成分である。
【0036】CCD184からの信号はデータ収集−コ
ントロールユニツト140の一部である読取り電子回路
162に送られる。読取り電子回路162はその出力を
イメージプロセツサ164に与え,その出力は表示−貯
蔵ユニツト166に与えられる。164と166は共に
イメージ処理と貯蔵を行うコンピユータシステム144
の一部である。
【0037】ウエブ134の速度はロータリエンコーダ
168のような速度検出器で常に監視されていて,この
検出器は速度情報を電子回路162を介してコンピユー
タシステム144に与える。この速度情報は重要で,こ
れによりシステムが4本の筋150で与えられる重複性
の利点を活用し,組立構成機構(光学的イメージング機
構)129で検出された望ましくないネツプや不純物の
ウエブ中の位置をたどり,下流で取出すことができるよ
うになるのである。
【0038】図11にはマスク156の詳細が示されて
いる。マスク156にはスリツト170,172,17
3,174があり,これはCCDと格子組立158のイ
メージ領域を対象空間の4本の筋150に限定するため
のものである。このようにスリツト170,172,1
73,174は筋150の大きさと形をコントロールす
る。幅0.5mmの筋とすることが好ましいので,幅
(d)は対象面上の希望する幅0.5mmと第1の光
学的要素152の拡大率との積で求められる。マスクの
幅d(157)は,レンズ152の拡大率と監視した
いウエブ幅Y(131)との積で求められる。Y
(131)はここでは重なり0.01mを含んで約
0.51mである。ウエブから1m離れて配置された焦
点距離60mmの光学的要素152に対しては M=63.8・10−3=31μm d=32mm である。
【0039】マスク156は精密カツト金属フイルムか
ガラス基体にクロムでけい線処理したものや,写真平版
手段等で作ることができる。
【0040】反射格子159は図10に示されていて,
可視光線と近赤外線を放射するものが好ましい。組立1
30に入つた光はマスク156を通り,スペクトル分散
格子159に至り,そこからコンピユータシステム14
4で制御される電子シヤツタ175を通つて最後にCC
Dアレイ184上に入る。格子159は入射光を8つの
スペクトルチヤンネルに分散し,格子はウエブ134の
運動方向に対応し,またこれと平行の方向に分散が生ず
るように配向されている。分散はスリツト170,17
2,173,174の長軸に垂直の方向に,また4つの
筋150に垂直の方向に起こる。分散格子は8つのスペ
クトル成分がウエブ上4mmに対応するCCDの領域に
広がるように設計され,大きさを与えられている。この
ようにして,150の各筋のそれぞれを1つのアレイ1
84の上に形成する代わりに,150の各筋のそれぞれ
に対して8本のスペクトル的に異なつた像をアレイ18
4上に結像させることもできる。4つの筋150の大き
さと筋150間の間隔を各筋の8個の像がCCDアレイ
184の上にオーバラツプしないで結ばれるように選ぶ
ことが望ましい。分散格子は光をスペクトルチヤンネル
に分解するので,アレイ184上に形成される筋の像
は,筋150のそれぞれに異なつたスペクトル情報を提
供する。このデザインによつて,入射する光の強度だけ
を測るCCDアレイを用いて,可視及び近赤外波長にお
けるスペクトル情報を観測するのに簡単でコンパクトな
デザインができ上がる。
【0041】可視領域外の放射を感知したいときは,回
折格子186が望ましい。可視光又は近赤外に極めて近
い放射(λ<1.2μm)のみを感知したいときは,反
射格子186を透過格子に代えればよい。CCDアレイ
184は非可視光に感じるタイプのものを用いなければ
ならない。例えばλ
【外1】 3μmまでの近赤外放射に対してはCCDアレイは珪化
白金アレイかテルル化水銀カドミウムアレイを用いる。
しかしこれらの適用では,アレイは可視領域のアレイよ
りも分解能が落ちる。近赤外放射に適したCCDはマサ
チユーセツツのEGG社で製造されている。
【0042】上記の説明において特に図10に関して,
光学的イメージングユニツト130をデータ収集−コン
トロールユニツト140と一緒に説明した。ユニツト1
32と142は本質的にユニツト130と140と等価
なものであり,従つて図10では130と132両イメ
ージングユニツトと,140と142両データ収集−コ
ントロールユニツトを記述し,表していると理解すべき
である。また図10は,図1ないし図5及び図7の実施
例の試験室試験機又はオンライン監視装置又は繊維存在
物を調べる装置の実施例について既述しているものと理
解されたい。説明した実施例はネツプ(種子表皮片を含
む)や不純物などの好ましくない存在物に限られるもの
ではない。
【0043】図10に示すシステム129の信号処理の
関係は図12ないし図14に示した電子的,デイジタル
プロセツシング要素を参照してよく理解できるだろう。
CCDアレイ184は1024×32イメージピクセル
190から構成されていて,この場合,1024ピクセ
ル列が筋150と平行,即ちウエブ134のアレイ18
4上の像の動きと垂直に向いて配置されている。各ピク
セルに入る放射は電荷を生じ,これがCCDのターミナ
ルに移送され電圧信号に変換される。アレイ184のピ
クセル電圧はA/Dコンバータで1度に4ピクセルを読
み込まれるのが好ましい。各ピクセル190で感知され
た電圧はA/D192でデイジタル数に変換され,これ
はDEMUX194からデイジタルメモリ196に出力
される。このメモリは平均化−全強度アキユムレータ1
98で読み取られ,このアキユムレータの出力はイメー
ジバツフア200に加えられる。アキユムレータ198
の機能はアレイ184から送られて来る1024ピクセ
ルの時間的に分かれた4つの列を平均し,各列のイメー
ジ信号をイメージバツフア200中に作ることである。
この平均処理は再び図9,図10を参照して,ウエブ1
34の0.5mmの1切片が筋150をよぎつて通過す
ることを考えるとよく理解できる。先ず,この切片が最
初に第1の筋150に現れることを考える。電子シヤツ
タ175がCCD184を感光させ,ウエブのこの切片
が第1回目として観測される。次いでこの切片は第1の
筋位置から第2の筋位置に動く。イメージプロセツサ1
44はエンコーダ168からの速度信号を受け,ウエブ
が0.5mm動く度にシヤツタ175を開く。このよう
にして,シヤツタ175が9回目に開いたとき切片は第
2の筋150の位置に来て,この切片はCCDアレイ1
84で2度目として観測される。同様にしてシヤツタ1
75の17回目の開きで切片は第3の筋に来て,シヤツ
タ175の25回目の開きで切片は第4の筋に来て,切
片はそれぞれ第3回目,第4回目として観測される。以
上の説明から,ウエブの各切片は上述の過程を経て4回
測定されることが認識されよう。このようにして,第
1,第9,第17及び第25回目の0.5mm切片の観
測を平均して,各切片に対する平均測定が得られる。シ
ヤツタの第2,第10,第18及び第26回目などの開
きでウエブ全体が観測されることを説明する前に,メモ
リアーキテクチヤについて説明する。
【0044】図13にメモリ196のロケーシヨンとコ
ントロールについて示した。メモリ196は4つのブツ
ク,ブツク1からブツク4に分割され,それぞれ記号2
02,204,206,208で識別されている。図1
2,図13によつてデータの収集と貯蔵は次のように説
明される。ロータリエンコーダ168(図10)から正
しい位置の表示を受けると,シヤツタ175(図10)
は約0.0001sec.開き,CCDアレイ184を
露出する。イメージ収集の過程が開始され,CCDアレ
イ184の第1の1024ピクセル行を1度に4ピクセ
ルずつ読み,これをブツク1の,頁1の列1の一番右の
1024位置にストアする。CCDアレイ184の次の
1024ピクセル行を読み,これは最初の行と同じ空間
的情報を与えるものであるが,異なつたスペクトル波長
にあるものなので,ブツク1の頁2の列1にストアす
る。各ブツクは8つのスペクトル頁を持ち, CCDア
レイ184の最初の8行はブツク1の8つの頁の最初の
行に読み込まれる。CCDアレイ184の次の8行はブ
ツク1の8つの頁の2番目の行に読み込まれる。CCD
アレイ184の次の8行(16〜24)はブツク1の1
〜8頁の3行目に読み込まれ,CCDアレイ184の最
後の8行はブツク1の1〜8頁の4行目に読み込まれ
る。
【0045】CCDはすべて読み取られたので,クリア
され,プロセツサ144はウエブ134が0.5mm前
に動いたことをエンコーダ168が示すまで待つ。その
点がくるとシヤツタ175は再び開き,第2の露出が行
われる。第2の露出結果は上記のようにしてブツク1の
1〜8頁の5〜8行にストアされる。同様にして続く露
出の結果は,ブツク1に1〜8頁の29〜32行にスト
アされるまでストアされる。9番目の露出で図13に記
号204で示すようにブツク2が始まる。ブツク2には
露出9〜16が含まれることになる。同様にブツク3と
ブツク4はそれぞれ露出17〜24と25〜32とに対
して作られる。上の論議で明らかなように,ブツク1は
最も古い露出結果が含まれ,ブツク4には最も新しい露
出結果が含まれている。
【0046】更にブツク1の8つの頁の行1は,ブツク
2の各頁の行2,ブツク3の各頁の行3,ブツク4の各
頁の行4と同じウエブ切片像に対応することが判る。こ
のようにして,イメージバツフア200中の最初の頁の
行1を作るため,アキユムレータ198は(ブツク1,
頁1,行1)+(ブツク2,頁1,行2)+(ブツク
3,頁1,行3)+(ブツク4,頁1,行4)を平均す
る。アキユムレータ198はイメージメモリバツフアの
頁2〜8の行1を上に述べたと同じようにしてブツク1
〜4の頁2〜8から作る。
【0047】イメージバツフア200中の頁1の行2を
作るため,アキユムレータ198は露出2,10,1
8,26から得たデータを用いる。イメージバツフア2
00中の頁1の行2は,(ブツク1,頁1,行5)+
(ブツク2,頁1,行6)+(ブツク3,頁1,行7)
+(ブツク4,頁1,行8)を平均して得られる。同様
にして,続いて行われる露出イメージバツフア200の
8頁の最初の8行を作るのに用いられる。他の例として
イメージバツフア200の行8を作るため,アキユムレ
ータ198は(ブツク1,行29)+(ブツク2,行3
0)+(ブツク3,行31)+(ブツク4,行32)を
加える。イメージバツフア200の8行が計算された
ら,ブツク2,3,4はそれぞれブツク1,2,3に再
指定される。そして新しいブツク4がCCD184の次
の8露出を用いて作り出され,イメージバツフア200
の各8頁の次の8行が最初の8行と同様に計算される。
この過程は,イメージバツフア200が渦巻状のイメー
ジバツフアであるように何時までも続き,常に全8頁に
16行のイメージ情報を含んでいる。
【0048】上の既述からイメージバツフアは常にウエ
ブ134の各16行からなる″頁″と呼ばれる8個の像
即ちイメージを含んでいることが判る。イメージバツフ
ア200中の8つのイメージ(頁)はそれぞれ波長につ
いて異なつている。即ち各像は特定のスペクトル領域を
表している。もしウエブがその特定のスペクトル領域で
1つの像を生ずると,かかる像はイメージバツフア20
0のその特定のスペクトル領域を含む頁に現れる。
【0049】イメージバツフア200の出力は更に図1
4に示す別の実施例の説明で詳細に示すように解析され
る。ここではアキユムレータ198は2つのアキユムレ
ータ198aと198bに分割され,イメージバツフア
200は2つのイメージバツフア200aと200bに
分割されている。図14はこれらのエレメントを象徴的
に示したものであり,アキユムレータやイメージバツフ
アを実際物理的に分割するものではなく,このように分
割して示せば理解し易いためである。
【0050】図14に示した実施例はシステム129に
内蔵された重複性の利点を他の方法で示したものであ
る。ウエブ134の各切片はCCD184で4回観測さ
れ,あるいは像にされることを想起されたい。上の実施
例では4つの重複した像は1つの像を作るのに平均され
た。しかし図14に示した実施例においては重複性は別
の方法で使われる。この実施例を利用するには,ウエブ
134の照明は各16露出毎に変更する。例えば最初の
16露出の間は光源138が点灯してウエブ134をウ
エブの裏側から照射し,ウエブを透過する光だけを検出
器184で受ける。次の16露出(17〜32露出)の
時は光源138は消し,光源140を点灯し,ウエブか
らの反射光だけをアレイ184で受ける。その後光源1
38と140は交互に16露出毎に点滅し,ウエブ13
4は同時には一方の側だけから照らされるようにする。
アキユムレータ198aはイメージバツフア200aの
中に上述のような方法でブツクの形で像を作る。この場
合上と異なるのはアキユムレータ198aは,光源13
8が点灯するときこの最初の16露出と続く奇数番目の
セツトの16露出からのデータだけを受けることであ
る。アキユムレータ198bは光源138が消灯し,光
源140が点灯するときの偶数番目のセツトの16露出
からのデータだけに基づいてイメージバツフア200b
の中にイメージブツクを作る。このようにしてイメージ
バツフア200aは透過光イメージをイメージバツフア
200bは反射光イメージを含むことになる。これら両
イメージは実際は前に述べたような方法で別々の8頁に
含まれる8イメージである。
【0051】アキユムレータ198aと198bを操作
する他の方法は照明を各8露出毎に変え,光源138が
露出1〜8の間と露出17〜24の間だけ点灯し,光源
140は露出9〜16の間と露出25〜32の間だけ点
灯するようにする。この場合アキユムレータ198aは
8露出の奇数番目のセツトだけからの情報をイメージバ
ツフア200aに対して生じ,198bは8露出の偶数
番目のセツトだけからのデータをイメージバツフア20
0bに対して生ずる。
【0052】図9に示したシステムでは4重の重複が得
られるが,もし望むならば全ての真の重複をやめ,ウエ
ブ134が筋150を通過するとき4つの異なつた光条
件下でウエブを観測するようにもできる。例えばマツト
が4つの異なつた光条件下で露出され,筋150の1つ
の下をマツトの切片が通過する毎に異なつたタイプの照
明が与えられるようにする。例えばマツト134は最初
の8露出では赤色で照明され,2番目の8露出では緑色
で照明され,3番目の8露出では黄色で照明され,4番
目の8露出では青色で照明されるようにできる。5番目
の8露出で光条件は再び前と同じ順序でサイクルを8露
出毎に繰り返す。このようにしてマツト134の各切片
は筋150を通過するときに4つの異なつた光条件にさ
らされ,マツト134の異なつた部分が異なつた位置で
色々な光条件にさらされる。例えばマツトの1つの部分
は筋1で赤にさらされ,マツトの他の部分は筋2で赤に
さらされる。しかしマツトの全ての切片は異なつた位置
で4つの光の全てにさらされるだろう。この実施例では
198aと198bのような4つのアキユムレータを用
い,各アキユムレータはある光条件がマツト134を照
射しているときだけデータを受け入れるようにプログラ
ムされるのが好ましい。そのような場合,各アキユムレ
ータは8露出の4つめ毎のセツトからのデータに応答す
る。
【0053】上の例では図10の光学システムは筋15
0の数を変えて希望する量の重複を持つように作られる
ことを示す。この重複はマツト134が筋150の各々
の下を通過するとき同じように露出し,結果を平均する
ことにより起りうるエラーを減ずるのに用いることがで
きる。あるいなマツトを異なつた波長又は方向又は光の
タイプと言つた,異なつた光条件にさらし,その際ウエ
ブ134についてより多くの情報を集めるのにこの重複
性を用いることもできる。
【0054】再び図12,図14を参照し,アレイ18
4は1024ピクセルの行を含んでおり,各ピクセルは
ウエブ134の0.5mm×0.5mmの領域を観測す
ることを想起されたい。ウエブ134の全幅は1mであ
るので,2つの光学的イメージングユニツト130と1
32は何処でも0から24ピクセル重なるようにセツト
される。提案した実施例においては,ユニツト130と
132は20ピクセル又は10mm重なるようにセツト
され,各カメラもウエブがその外側の縁で4ピクセル又
は2mmの距離たけ重なるような視角を持つようにされ
る。光学的イメージングユニツト130と132の重な
る領域はユニツト130と132が重なる領域でウエブ
134の同じ部分を精密に見ているように調節するため
に用いられる。調節の後信号はソフトウエアで適切に取
り扱つて重なつて数えられないようにする。このような
重なりによつて,ウエブ134を完全に観測し,ユニツ
ト130と132の調節が一層容易となる。
【0055】次に図15に表示−貯蔵システム166の
ブロツク図を示す。この図では2つのイメージバツフア
210と212が示されており,これらの各バツフアは
図13のバツフア200と等価なものである。従つてバ
ツフア210と212はそれぞれ8つのメモリ位置に8
つのイメージ(像)を含んでおり,それぞれは頁と見な
される。各頁は16×1024アレイのデータである。
イメージバツフア210と212はそれぞれプロセツシ
ングバツフア214と216に読み込まれる。バツフア
214と216のデータを操作するため2つのデイジタ
ル信号プロセツサ(DSP)218と220が設けら
れ,2つのDSP218と220は中央プロセツサ22
2でコントロールされている。プロセツサ222はター
ミナル224とコミユニケーシヨンリンク146につな
がれている。
【0056】プロセツシングバツフア214と216中
にストアされた生データはウエブ134の複数の特徴物
を示すものである。DSP218と220及び中央プロ
セツサ222はイメージに含まれるスペクトル及び空間
的情報を用い興味ある存在物の位置を見つけ分類し又は
識別するのに用いるようプログラムされている。例えば
提示された実施例では,システム166は繊維ウエブ1
34中の不純物とネツプの位置を見つけるようプログラ
ムされている。図21ではプログラムの最初のステツプ
230はプロセツシングバツフア214と216の各ピ
クテルにその強度値に基づいて1又は0の2進値を割り
当てるためのものである。今の目的には値1(on)を
持つピクセルは特徴物を示し,値0(off)を持つピ
クセルには背景を示すと定義する。透過光のモードで受
けたイメージ情報に対しては,興味の対象物は光を減ず
るのでプログラムは背景値の50%以下のピクセルには
値1を割り当てる。反射光のモードで受けたイメージ情
報に対しては背景値の50%以上のピクセルに興味があ
り,それらには値1を割当て,他のピクテルには値0を
割り当てる。この2進値の割当はバツフア214と21
6の8頁中のすべてのイメージについて行われる。上述
の2進値の割当てで透過又は反射光の何れかで生じたイ
メージを操作するのに同一特徴物の識別技術と,大きさ
を求めるアルゴリズムが用いられる
【0057】流れ図の2進値イメージへの変換に続くス
テツプ232で示されるように,プロセツシングバツフ
アは上のピクセル列を特徴物に関連するものか,又はオ
ーバラツプしたものかについてチエツクすることでスク
リーンされる。これはピクセルの上の例の回りの各ピク
セルをチエツクすることで行うことができる。隣接する
5ピクセルすべてが値1であると,特徴物がオーバラツ
プしたものと考えられる。次いでその特徴物で占められ
た列の数が求められ,その数はコントロール回路に与え
られ,その列の数だけリフレツシユタイムを進めさせ
る。このようにしてイメージバツフアのリフレツシユ時
間がコントロールされ,プロセツシングバツフア214
と216に与えられる次の特徴物の縁が重ならないよう
にする。代わりの実施例では重なりを避けるためにイメ
ージバツフアのリフレツシユタイムをコントロールする
よりも,プロセツサはバツフア214と216の最後の
列(後縁)にある興味ある特徴物を同定する。境界上で
同定されたこれらの特徴物は別のメモリにストアされ
る。次いでプロセツシングバツフア214と216がリ
フレツシユされると,バツフア214と216の2つの
頁の間の境界を重ねているセーブされた特徴物の残りの
部分を見つけるために,バツフア214と216のおの
おのの第1列(前縁)が分析される。このようにして,
DSP218と220は境界を重ねた2つの特徴物から
1つの特徴物(粒子イメージ)を再構築する。
【0058】オーバラツプが同定され補償されると特徴
物はステツプ234で同定される。特徴物は値1の2つ
又はそれ以上の隣接するピクセルとして定義される。隣
接性は水平,垂直又は斜め何れの方向でもよい。これら
特徴物の境界は追跡技術,バイパスフイルタ,微分計算
などで求められる。いつたん特徴物が位置づけされその
境界が求められると,その特徴物は形状について確認さ
れる。例えば形状は特徴物の境界をよく知られたマージ
ングとスプリツテイング技術を用いて推計することによ
つて求められる。綿繊維中のほとんどの不純物は簡単な
幾何学的形状をしていると期待され,また主として特徴
物の縦横比に興味があるのでこの技術はうまく働く。
【0059】特徴物の形状を求める他の方法は粒子境界
の一次元表示を定義することである。この方法によれ
ば,特徴物の図心から境界までの距離を図心角(極角)
の関数として記録する。図17に円形の特徴物が例示さ
れていて,動径を図心の回りに回して得られたこの特徴
物の表示は図18に示されている。図18に示した表示
を図19に示すような矩形の図心のまわりに動径を回転
させて得られた表示図20と比較する。この方法は特に
高い径対称性を持つ粒子を認識するのに適している。こ
のアプローチの他の利点は特徴物が一次元で表され,メ
モリスペースと処理時間が節約されることである。
【0060】ステツプ236に示すように,特徴物の位
置が求まり,その大きさと形状に関する情報が得られた
ら,その特徴物は先ず異常なスペクトルの性質について
分類される。綿の色は見たところ白から薄い黄色までの
範囲にあり,黄又は白以外に強い反応を持つ物質は異物
より成る取り除くべき物と見なされる。例えば糖分を含
んでいるネツプは近赤外スペクトル領域で強いスペクト
ル反応を示す。このように近赤外スペクトルに強い反応
を示すような特徴物は不純物として捉え,後述するよう
にして除去する。フローチヤートのステツプ238は特
徴物のスペクトル特性に基づいて不純物を直ちに同定す
ることを示している。
【0061】次ぎにステツプ239に示すように,特徴
物は1度に1つずつ反射光バツフアから選ばれる。その
特徴物がどんな方向であれ4mm以上の直径を持つてい
ればこの特別な適用においては未知の不純物粒子と見な
される。何故なら興味ある粒子,例えは不純物,ネツ
プ,種子表皮破片などはほとんど4mmよりは小さいか
らである。次ぎに同じ特徴物の透過光で照射された時の
大きさと1つの比が計算される。即ち透過光で観測され
た粒子の大きさを反射光で観測された粒子の大きさで割
る。綿,特に薄いウエプではかなり半透明であるので,
綿自体は基本的には透過光ではなく反射光で観測され
る。これとは異なり,不純物,草,樹皮等のような不透
明な異物は本質的に全ての光をブロツクするので透過照
明の下で高いコントラストを示す。反対に,ネツプとし
て知られる繊維の硬いもつれや塊は反射光下で最もよく
見ることができる。種子表面断片は半透明な繊維塊と核
となる種子表面とでできており,透過,反射照明の皮応
を比較することによつて求められる。フローチヤートの
ステツプ244に示すように,前述の比が0.1以下で
あるとその特徴物はステツプ245で径対称であるかど
うかに付いて評価される。図17と図18で示したよう
に径対称であるとステツプ247で示すようにネツプと
同定される。そうでなけれはこの特徴物はステツプ25
0で示すように,繊維塊又は房と同定される。ステツプ
246で示されるように,比が0.1と0.8の間にあ
ると,これはステツプ252のように直ちに種子表皮断
面と同定される。最後に比が0.8以上だと(ステツプ
248),プログラムはステツプ254に示すように縦
横方向比を分析する。もし縦横方向比が,例えば2以下
と小さいと,ステツプ256に示すように粒子は葉カス
であると同定される。もし方向比が4以上と言うように
大きいと,ステツプ258に示すようにその不純物は樹
皮又は草と同定される。図9に示したウエブ134のよ
うな綿のウエブ中の粒子を同定し分類することは,その
綿が観測されている点の上流,下流を問わず綿の処理に
関して何等かの決定を行うのに有用である。例えば極め
て不純物の多い綿が観察されたら,操作者は綿のクリー
ナから手をつけ,あるいは上流の機械のクリーニング効
率を上げるであろう。もし特別なタイプの不純物が観測
されたら,上流に何か特別なタイプの問題があることを
示唆するだろう。もし妙な色の条件が観測されたら,染
色されたぼろきれの一部が上流で綿の中に入り込んだこ
とを示し,これは多量の最終製品を損なうことになりか
ねない。
【0062】同様に綿のウエブ中の粒子を同定し分類す
ることは,下流での処理に有用な情報を提供する。例え
ば近赤外領域で強いイメージを示すねばねばしたネツプ
は処理工程機械を著しく妨害し,最終製品の品質を落と
してしまう。このように糖分を含んたネツプの除去は下
流での処理に高い優先度を与えられる。ある適用におい
ては,小さな葉カス等は何の問題も生じないが,樹皮断
片は問題がある。そのような場合は,下流での処理には
検出された草の除去が強調され,恐らく葉カスは無視さ
れるだろう。
【0063】以上綿又は他の繊維のウエブ中の好ましく
ない存在物を見つけ同定する装置と方法について述べた
が,次にこれらをウエブから除去することについて述べ
る。上述した装置と方法によつて存在物は見出されて,
除去の価値に優先的な分類にしたがつて同定される。図
23は薄いウエブ320から好ましくない存在物を除去
しクリアするための圧搾空気を使つた,提案の除去器3
00の断面図を示し,図24は図23の19−19線に
沿う断面図を示す。図25,図26はそれぞれ図23,
図24の除去領域350の拡大図である。図23及び図
25にみられるように,薄いウエブ320はプレート3
30と332の間を通つて搬送されていて,プレートに
はほぼ矩形の隙間を持つ入力ノズル334の列を持つて
いる。間隙は約3mmのオーダで図25には幅Dの33
8で示されている。図24の断面を見たところで矩形間
隙335の長さは1cmのオーダであることが示されて
おり,間隙の間隔340(S)も1cmのオーダであ
る。ウエブ320は幅が約1m又は40インチで,ノズ
ル列334はウエブ320を横切つて垂直に延びてい
る。図23に示されたテーパを持つた単一の減速ノズル
336は同じく約3mm,長さは1mでノズル列334
の下に位置していて,334からの吹き出し空気を受け
ている。
【0064】図9,23,24を参照して,ノズル列3
34は図9に示された筋150の下流に既知の距離をお
いて位置されている。ウエブ134の速度はロータリエ
ンコーダ168で常にコンピユータシステム144に報
告されているので,コンピユータ144は持定のウエブ
切片が,例えば筋15の最初の帯からノズル列334ま
で通過するのに要する時間を計算する。好ましくない存
在物がシステム144で検出されると,その位置(空間
座標)が薄いウエブ134(図23では320)に関連
して求められ,システム144は好ましくない存在物が
ノズル列に達するのに必要な時間を計算する。イメージ
ユニツト130と132中のCCDアレイ184はウエ
ブ134(320)を横切る0.5mmの筋を0.5m
m矩形を見る各ピクセルで観測していることを想起され
たい。従つて,アレイを横切つて好ましくない存在物の
イメージまでのピクセルを数えることによつて,存在物
の横方向の位置が求められる。存在物の横の位置に基づ
いてコンピユータシステム144は,存在物がノズル3
34に達したとき,その内どのノズルが存在物の上に来
るかを求める。存在物が除去領域350に達した時に,
多くの取出器供給パイプ355の内の1つに,迅速作動
ソレノイドバルブ354の内の1つによつて,圧搾空気
の一吹きを加える。コンピユータシステム144は制御
線353を通して制御信号を加え,1つ又はそれ以上の
バルブ354を働かせ供給パイプ355を通して圧搾空
気を吹き出す。清浄な圧搾空気がパイプ352で各供給
パイプ355に供給され,各供給パイプ355はノズル
334の内の1つのマウス337に位置している。供給
パイプ355を出た圧搾空気はノズルマウス337を取
り巻く部屋360から容積測定式の流れを送り出す。供
給パイプ355と部屋360からの組合わされた空気流
は空気の一吹きとなつて,存在物356を薄いウエブ3
20から減速ノズル336を通してウエイストパイプ3
58の中へ吹き払う。減速ノズル336は除去領域35
0に非常に僅かな正の初期圧を生ずるような大きさと
し,薄いウエブ320の存在物の回りの成分を除去領域
350から押し離し,一方同時に好ましくない存在物3
56を屑収集パイプ358中に吹き出す。圧搾空気が供
給パイプ355から遮断されたとき,初期正圧の後で減
速ノズル336中の空気の動きの惰性で生ずる負圧が短
期間生じ,これによつて除去領域(1cm×3mmの矩
形)を取り巻く成分が内部へ動く。この負圧の期間はウ
エブ320の存在物を除去した後の穴を一部分は閉じる
が,ウエブ320を屑収集パイプ358の中へ引き込ま
ないような時間としてある。
【0065】好ましくない存在物をシステムの外へ送り
出すため空気は屑収集パイプ358を通つて常に動いて
いる。屑初集パイプ358と入力室360は除去ノズル
334と336の独立した動作を妨害しないような大き
さとしてあり,これら除去ノズルは代表的なカードのウ
エブ(幅)に対しては約100個が配置されている。更
に供給空気パイプ360は充分大きく,何処かの除去ノ
ズル334で生ずる短いパルスの相互作用は1つ以上の
除去ノズル334が同時に働いたときでも,実質的に他
には影響しないようになつている。供給パイプ360に
入つて来る空気はフイルタを通つており,さもなければ
除去の目的に適応するよう調質されている。
【0066】図27は圧搾空気を用いた第2のタイプの
除去器400を示したもので,図6のドツフアシリンダ
110のようなクロスシリンダから存在物を除去するの
に適したものである。図6と図27で″X″印をつけた
位置402は除去器400を取付けるのに適した位置
で,イメージ分析システム50とクラツシユローラ12
2の間である。図27を参照して,イメージ分析システ
ム50はドツフアシリンダ110上の除去すべき存在物
を発見し,同定する。前記のパターン認識,決定,タイ
ミングは図9のコンピユータシステム144で取扱わ
れ,線146上の制御信号は除去器のコントローラ40
4で迅速作動ソレノイドバルブ406を励起する。この
動作で清浄な圧搾空気が部屋408に,そして吹付け用
の空気穴410に供給される。同時に(あるいはもし望
むなら別個の,他のバルブと異なつたタイミングで),
ソレノイドバルブ406は清浄な圧搾空気を同軸の除去
器420に供給する。吹払い用の空気流412と排出器
を駆動する空気流416が同時にスタートすると仮定す
ると,圧力をかける吹出し用の空気流412と吸引を行
う排出用の空気流416の組合わされた動作で,高速で
動く小さな量の“押しそして引く″又は″パルス状″の
空気を,ドツフアワイヤ422を横切つて存在物418
とこれに付いた僅かの繊維419をワイヤ422から持
ち上げて,収集パイプ424に引き込む方向に与えるこ
とになるのは明らかである。空気流414は空気流41
2の流入と空気流416に伴う吸引で駆動される。まと
めると,除去器400の働きは短期間(ミリセカンド)
の急激に動く(マツハ1に近い)体積パルス(1/3立
方センチ)を供給し,これで存在物をシリンダのワイヤ
から掃き出し,ウエブから取除くものと考えられよう。
除去穴の幅と長さは図23〜26の除去器300のよう
に,3mm×10mmで,ドツフアシリンダ110上の
ウエブの1m幅をよぎつて100個が配置されている。
【0067】この実施例においては圧搾空気排出ノズル
が示されているが,機能的に等価のものであれば他の排
出手段も使うことができる。そのような手段には機械的
パンチング,カツテイング又はフツキング又は同様な手
段がある。動いている綿ウエブ中の不純物のような興味
の対象とする特徴物を発見し,同定するためのシステム
148を用いることを提案しているが,除去器と関連さ
せて他のタイプの検出システムも用いることかできると
理解されたい。同様に除去器や繊維処理器もここに述べ
た検出システムと共に使うことができる。ここに述べた
各種の実施例は本発明を示すための例として意図された
ものであり,本発明は多くの再配置,改変,一部の除外
などが特許請求の範囲に定義した本発明の範囲を逸脱す
ることなく行えることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気的にダクト中を搬送されている繊維房と,
ダクトの壁にあるサンプラを示す断面図である。
【図2】ダクトから繊維サンプルを取出す動作中のサン
プラを示す図である。
【図3】サンプラの動作とサンプラがシリンダに繊維を
引き渡しているところを示す図である。
【図4】サンプラが繊維サンプルをシリンダに渡し,シ
リンダはサンプルをガラス板に渡すところを示す図であ
る。
【図5】繊維が分繊器で処理され,個別の繊維モニタを
通つて搬送され,更に監視のために円筒スクリーン上に
沈積される他の実施例を示す図である。
【図6】本発明をドツフアシリンダと上のウエブ及び/
又は繊維機械のドツフイングローラを離れるときのウエ
ブと関連して実装した様子を示す断面図である。
【図7】ニードルサンプラで採取された繊維スライバを
含む導管の断面図である。
【図8】図7のニードルサンプラから繊維サンプルを取
外す処理ステーシヨンを示す図である。
【図9】2つのCCDカメラとウエブの前後の照明を含
む光学的イメージングシステムを示す図である。
【図10】図9の光学的イメージングシステムの詳細図
である。
【図11】図8の光学的イメージングシステムに用いら
れるマスクを示す図である。
【図12】CCDカメラがメモリとメモリバツフアに読
み込む様子を示す図である。
【図13】CCDからのイメージがストアされる4つの
メモリブツクを示す図である。
【図14】CCDの読み取りとイメージをメモリにスト
アする別のシステムを示す図である。
【図15】光学的イメージングシステムで生じたイメー
ジを処理するために用いられる処理システムのブロツク
ダイアグラムである。
【図16】イメージバツフア中の2つのイメージを示す
図である。
【図17】存在物の幾何学的形状を示す図である。
【図18】図17に示した存在物の特徴的信号を示し,
ここに信号は動径を幾何学的形状の図心の廻りに回転し
て発生させ,動径の角位置に対して半径の長さをグラフ
としてある。
【図19】存在物の幾何学的形状を示す図である。
【図20】図19に示した存在物の特徴的信号を示し,
ここに信号は動径を幾何学的形状の図心の廻りに回転し
て発生させ,動径の角位置に対して半径の長さをグラフ
としてある。
【図21】繊維ウエブ中の異なつた存在物を区別するた
めに本発明の光学的システムを用いる1つの方法を示し
たコンピユータプログラムの動作を示す流れ図である。
【図22】繊維ウエブ中の異なつた存在物を区別するた
めに本発明の光学的システムを用いる別の方法を示した
コンピユータプログラムの動作を示す流れ図である。
【図23】本発明による除去装置の断面図である。
【図24】図23の除去装置の19−19線に沿う断面
図である。
【図25】図23に対応する排出器の拡大図である。
【図26】図24に対応する排出器の拡大図である。
【図27】本発明による排出器をドツフアシリンダのよ
うなクロスシリンダに実装した断面図である。
【符号の説明】
8 シリンダ 10 繊維房 11,16 ダクト 12 壁 13 矢印 14 カバープレート 15 厚さ 17 駆動シヤフト 18 サンプラプレート 19 軸 23 モータ 25 ライン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】サンプラとサンプル生成装置には,繊維物
質供給源中の存在物を引掛け保持するための多数の針を
持つニードルサンプラを含んでいることが望ましい。ニ
ードルサンプラから存在物を制御された方法で選択的に
外す放出機構は,存在物を選んだ除去割合で取出す。取
出された存在物は選んだ速度で移動する可動面上に受け
取られて,存在物はその面上で希望する構成にされて,
かくて可動面に再構成されたサンプルを生成する。この
可動面上の再構成されたサンプルはモニタで観察され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】図8に示した次のステーシヨンは,サンプ
ルは更に処理され試験のために準備される,このサンプ
ル111は1000−2000の繊維と,これに関連し
た存在物より成る。カバーケース113はニードルから
引き離され,ニードル108は開かれて,弾性材ででき
たフイードローラ114は空気流115中にサンプルを
導入する。ついでサンプルは図5に示したように,イメ
ージ分析手段50による測定又はAFISシステム10
2を含んだ他の測定のためにスクリーン84上などに沈
積される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】図10にはスペクトル分散部材159に入
射する前には中心光152−1,152−2,152−
3,152−4の中央のスペクトル要素だけが示されて
いるが,これは図をはつきりさせるためである。図10
に示したスペクトル分散153は8成分である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】図11にはマスク156の詳細が示されて
いる。マスク156にはスリツト170,172,17
3,174があり,これはCCDと格子組立のイメージ
領域を対象空間の4本の筋150に限定するためのもの
である。このようにスリツト170,172,173,
174は筋150の大きさと形をコントロールする。幅
0.5mmの筋とすることが好ましいので,幅(d
は対象面上の希望する幅0.5mmと第1の光学的要素
152の拡大率との積で求められる。マスクの幅d
(157)は,レンズ152の拡大率と監視したいウ
エブ輻Yo(131)との積で求められる。Yo(13
1)はここでは重なり0.01mを含んで約0.51m
である。ウエブから1m離れて配置された焦点距離60
mmの光学的要素152に対しては M=63.8・10−3=31μm d=32mm である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】図9,23,24を参照して,ノズル列3
34は図9に示された筋150の下流に既知の距離をお
いて位置されている。ウエブ134の速度はロータリエ
ンコーダ168で常にコンピユータシステム144に報
告されているので,コンピユータ144は特定のウエブ
切片が,例えば筋15の最初の帯からノズル列334ま
で通過するのに要する時間を計算する。好ましくない存
在物がシステム144で検出されると,その位置(空間
座標)が薄いウエブ134(図23では320)に関連
して求められ,システム144は好ましくない存在物が
ノズル列に達するのに必要な時間を計算する。イメージ
ユニツト130と132中のCCDアレイ184はウエ
ブ134(320)を横切る0.5mmの筋を0.5m
m矩形を見る各ピクセルで観測していることを想起され
たい。従つて,アレイを横切つて好ましくない存在物の
イメージまでのピクセルを数えることによつて,存在物
の横方向の位置が求められる。存在物の横の位置に基づ
いてコンピユータシステム144は,存在物がノズル3
34に達したとき,その内どのノズルが存在物の上に来
るかを求める。存在物が除去領域350に達した時に,
多くの取出器供給パイプ355の内の1つに,迅速作動
ソレノイドバルブ354の内の1つによつて,圧搾空気
の一吹きを加える。コンピユータシステム144は制御
線353を通して制御信号を加え,1つ又はそれ以上の
バルブ354を働かせ供給パイプ355を通して圧搾空
気を吹き出す。清浄な圧搾空気がパイプ352で各供給
パイプ355に供給され,各供給パイプ355はノズル
334の内の1つのマウス337に位置している。供給
パイプ355を出た圧搾空気はノズルマウス337を取
り巻く部屋360から一定量の空気流を送り出す。供給
パイプ355と部屋360からの組合わされた空気流は
空気の一吹きとなつて,存在物356を薄いウエブ32
0から減速ノズル336を通してウエイストパイプ35
8の中へ吹き払う。減速ノズル336は除去領域350
に非常に僅かな正の初期圧を生ずるような大きさとし,
薄いウエブ320の存在物の回りの成分を除去領域35
0から押し離し,一方同時に好ましくない存在物356
を屑収集パイプ358中に吹き出す。圧搾空気が供給パ
イプ355から遮断されたとき,初期正圧の後で減速ノ
ズル336中の空気の動きの惰性で生ずる負圧が短期間
生じ,これによつて除去領域(1cm×3mmの矩形)
を取り巻く成分が内部へ動く。この負圧の期間はウエブ
320の存在物を除去した後の穴を一部分は閉じるが,
ウエブ320を屑収集パイプ358の中へ引き込まない
ような時間としてある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】サンプラとサンプル生成装置には,繊維物
質供給源中の存在物を引掛け保持するための多数の針を
持つニードルサンプラを含んでいることが望ましい。ニ
ードルサンプラから存在物を制御された方法で選択的に
外す放出機構は,存在物を選んだ除去割合で取出す。取
出された存在物は選んだ速度で移動する可動面上に受け
取られて,存在物はその面上で希望する構成にされて,
かくて可動面に再構成されたサンプルを生成する。この
可動面上の再構成されたサンプルはモニタで観察され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】図8に示した次のステーションは,サンプ
ルは更に処理され試験のために準備される,このサンプ
ル111は1000−2000の繊維と,これに関連し
た存在物より成る。カバーケース113はニードルから
引き離され,ニードル108は開かれて,弾性材ででき
たフイードローラ114は空気流115中にサンプルを
導入する。ついでサンプルは図5に示したように,イメ
ージ分析手段50による測定又はAFISシステム10
2を含んだ他の測定のためにスクリーン84上などに沈
積される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】図10にはスペクトル分散部材159に入
射する前には中心光152−1,152−2,152−
3,152−4の中央のスペクトル要素だけが示されて
いるが,これは図をはつきりさせるためである。図10
に示したスペクトル分散153は8成分である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】図11にはマスク156の詳細が示されて
いる。マスク156にはスリツト170,172,17
3,174があり,これはCCDと格子組立のイメージ
領域を対象空間の4本の筋150に限定するためのもの
である。このようにスリツト170,172,173,
174は筋150の大きさと形をコントロールする。幅
0.5mmの筋とすることが好ましいので,幅(d
は対象面上の希望する幅0.5mmと第1の光学的要素
152の拡大率との積で求められる。マスクの幅d
(157)は,レンズ152の拡大率と監視したいウ
エブ幅Yo(131)との積で求められる。Yo(13
1)はここでは重なり0.01mを含んで約0.51m
である。ウエブから1m離れて配置された焦点距離60
mmの光学的要素152に対しては M=63.8・10−3=31μm d=32mm である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】図9,23,24を参照して,ノズル列3
34は図9に示された筋150の下流に既知の距離をお
いて位置されている。ウエブ134の速度はロータリエ
ンコーダ168で常にコンピユータシステム144に報
告されているので,コンピユータ144は特定のウエブ
切片が,例えば筋15の最初の帯からノズル列334ま
で通過するのに要する時間を計算する。好ましくない存
在物がシステム144で検出されると,その位置(空間
座標)が薄いウエブ134(図23では320)に関連
して求められ,システム144は好ましくない存在物が
ノズル列に達するのに必要な時間を計算する。イメージ
ユニツト130と132中のCCDアレイ184はウエ
ブ134(320)を横切る0.5mmの筋を0.5m
m矩形を見る各ピクセルで観測していることを想起され
たい。従つて,アレイを横切つて好ましくない存在物の
イメージまでのピクセルを数えることによつて,存在物
の横方向の位置が求められる。存在物の横の位置に基づ
いてコンピユータシステム144は,存在物がノズル3
34に達したとき,その内どのノズルが存在物の上に来
るかを求める。存在物が除去領域350に達した時に,
多くの取出器供給パイプ355の内の1つに,迅速作動
ソレノイドバルブ354の内の1つによつて,圧搾空気
の一吹きを加える。コンピユータシステム144は制御
線353を通して制御信号を加え,1つ又はそれ以上の
バルブ354をを働かせ供給パイプ355を通して圧搾
空気を吹き出す。清浄な圧搾空気がパイプ352で各供
給パイプ355に供給され,各供給パイプ355はノズ
ル334の内の1つのマウス337に位置している。供
給パイプ355を出た圧搾空気はノズルマウス337を
取り巻く部屋360から一定量の空気流を送り出す。供
給パイプ355と部屋360からの組合わされた空気流
は空気の一吹きとなつて,存在物356を薄いウエブ3
20から減速ノズル336を通してウエイストパイプ3
58の中へ吹き払う。減速ノズル336は除去領域35
0に非常に僅かな正の初期圧を生ずるような大きさと
し,薄いウエブ320の存在物の回りの成分を除去領域
350から押し離し,一方同時に好ましくない存在物3
56を屑収集パイプ358中に吹き出す。圧搾空気が供
給パイプ355から遮断されたとき,初期正圧の後で減
速ノズル336中の空気の動きの惰性で生ずる負圧が短
期間生じ,これによつて除去領域(1cm×3mmの矩
形)を取り巻く成分が内部へ動く。この負圧の期間はウ
エブ320の存在物を除去した後の穴を一部分は閉じる
が,ウエブ320を屑収集パイプ358の中へ引き込ま
ないような時間としてある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨセフ・シー・ボールドウイン アメリカ合衆国テネシー37923ノツクスヴ イル・グレイランド・ドライブ9004 (72)発明者 ゴードン・エフ・ウイリアムス アメリカ合衆国テネシー37828・ノリス・ ヒツコリー・トレイル36 (72)発明者 マーク・ジー・タウンズ アメリカ合衆国テネシー37922・ノツクス ヴイル・トウールズ・ベン・ロード3111

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維物質のウエブを監視し,ウエブの存
    在物の位置を含むウエブの内容に関する情報を含む監視
    信号を生ずる手段,上記監視信号を受け,位置情報に基
    づいて存在物の位置を求め,求められた位置によつて制
    御信号を発生するコンピユータ処理手段及び上記制御信
    号を受けて,この制御信号に反応し,またこれにより上
    記ウエブ中に含まれる存在物の量を減らすためのウエブ
    処理手段よりなる複数の存在物を含む繊維物質のウエブ
    を繊維工場の工程中で監視し処理するための装置。
  2. 【請求項2】 上記ウエブ処理手段が,上記監視手段の
    下流に配置され,ウエブから存在物を選択的に除去する
    ための除去器,存在物の1つが上記除去器により除去さ
    れる位置に達する時間を求め,その位置に存在物が達し
    たとき除去指令を発するように作動する上記コンピユー
    タ処理手段及び上記除去指令に応答してウエブから存在
    物を除去する上記除去器よりなる,請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ウエブ処理手段が,上記監視手段の
    下流にウエブを横切つて隣接して配置され,ウエブから
    存在物を選択的に除去するためのノズル列,存在物の1
    つが上記ノズル列により除去されるノズル列近傍に達す
    る時間を求め,その位置に存在物が達したとき除去指令
    を発するように作動する上記コンピユータ処理手段,圧
    搾空気源,上記圧搾空気源より圧搾空気を受け,限られ
    た時間の間上記圧搾空気を選択的に放出するための複数
    の迅速作動空気バルブ,上記バルブから上記ノズルへ放
    出される圧搾空気を送るための空気移送手段,上記ノズ
    ルの近傍に存在物が達したときバルブを開き,空気の一
    吹きを上記空気移送手段と上記ノズル中に放出するため
    上記除去指令に反応する制御手段を含む上記バルブ及び
    ウエブから存在物を除去するための上記除去指令に反応
    して,圧搾空気をウエブに向けその中に向けるように位
    置を定められ,方向を定められた上記ノズルよりなる,
    請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記ウエブ処理手段が,ウエブから存在
    物を選択的に除去するための上記監視手段の下流に位置
    する除去器,存在物の1つが上記除去器により除去され
    る位置に達する時間を求め,その位置に存在物が達した
    とき除去指令を発するように作動する上記コンピユータ
    処理手段,ウエブから存在物を除去するための除去指令
    に応答する上記除去器及びウエブから除去された存在物
    を受けとり,また存在物が取除かれた位置でウエブを修
    復するために存在物が取除かれた位置に僅かな負圧を生
    じるように位置を定められたレシーバよりなる,請求項
    1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記ウエブ処理手段が,上記監視手段の
    下流にウエブを横切つて隣接して配置され,ウエブから
    存在物を選択的に除去するためのノズル列,存在物の1
    つが上記ノズル列により除去されるノズル列近傍に達す
    る時間を求め,その位置に存在物が達したとき除去指令
    を発するように作動する上記コンピユータ処理手段,圧
    搾空気源,上記圧搾空気源より圧搾空気を受け,限られ
    た時間の間上記圧搾空気を選択的に放出するための複数
    の迅速作動空気バルブ,上記バルブから上記ノズルへ放
    出される圧搾空気を移送するための空気移送手段,上記
    ノズルの近傍に存在物が達したときバルブを開き,空気
    の一吹きを上記空気移送手段と上記ノズル中に放出する
    ため,上記除去指令に反応する制御手段を含む上記バル
    ブ,ウエブから存在物を除去するための上記除去指令に
    反応して,圧搾空気をウエブに向けその中に指向させる
    ように位置を定められ,方向を定められた上記ノズル,
    除去しようとしている存在物の領域に僅かな正圧を生
    じ,ノズルからの最初の一吹きでウエブが押されて離さ
    れるようにするため圧搾空気源とウエブに関連して寸法
    を定め構成された上記ノズル及びノズルを離れる空気圧
    に対して最初は逆圧を与え,ウエブを離すために除去さ
    るべき存在物の領域に増加する圧力を生じ,また存在物
    が除去された位置でウエブを一緒に引付け修復するため
    に存在物が除去されたウエブの所に僅かな負圧を生ずる
    ための,ウエブから除去された存在物を受け取るためノ
    ズルからの圧搾空気を受けるように位置を定められたレ
    シーバよりなる請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 多数の好ましくない存在物を含み,ウエ
    ブの長さ方向に一定の速度で動いているウエブに関し,
    繊維物質のウエブを監視し,ウエブ中の好ましくない存
    在物の位置を含むウエブの内容に関する情報を含む監視
    信号を生ずる手段,ウエブの速度を検出し,ウエブ速度
    に反応し表示する速度信号を生じるための速度検出器,
    監視信号と速度信号を受け,場所情報とウエブの速度に
    基づいて存在物の位置を求め,求められた位置に基づい
    て制御信号を生じるためのコンピユータ処理手段,制御
    信号を受け,ウエブ中に含まれる存在物の量を減ずるた
    めに制御信号に反応しこれに従つてウエブを処理するた
    めのウエブ処理手段及び場所情報とウエブの速度とに基
    づいて,好ましくない存在物の1つが上記ウエブ処理手
    段の所に達する時間を求めるための上記コンピユータ処
    理手段よりなる繊維工場の処理工程中で移動する繊維物
    質ウエブを監視し処理するための装置。
  7. 【請求項7】 上記ウエブ処理手段が,ウエブから存在
    物を選択的に除去するため上記監視手段の下流に位置さ
    せた除去器,上記除去器で存在物の1つが除去される位
    置に達する時間を求め,その位置に存在物が到達したこ
    とに応答して除去信号を出すように作動する上記コンピ
    ユータ処理手段及びウエブから存在物を除去するため除
    去信号に応答する上記除去器よりなる請求項6に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 上記ウエブ処理手段が,上記監視手段の
    下流にウエブを横切つて隣接して配置されたウエブから
    存在物を選択的に除去するためのノズル列,存在物の1
    つが上記ノズルで除去されるノズル列の近傍の位置に達
    する時間を求め,その位置に存在物が到達したことに応
    答して除去信号を出すように作動する上記コンピユータ
    処理手段及び圧搾空気源 上記圧搾空気源から圧搾空気を受け,限られた時間の間
    上記圧搾空気を選択的に放出するための複数の迅速作動
    空気バルブ,上記バルブから上記ノズルに放出される圧
    搾空気を移送するための空気移送手段,上記ノズルの近
    傍に存在物が達したときに,上記バルブを開いて空気の
    一吹きを上記空気移送手段と上記ノズルに放出するため
    に上記除去指令に応答する上記バルブ及びウエブから存
    在物を除去するため上記除去指令に応答して上記ウエブ
    に向けその中に圧搾空気を指向させるよう位置を定めら
    れ方向を定められた上記ノズルよりなる請求項6に記載
    の装置。
  9. 【請求項9】 上記各ノズルが,圧搾空気源から圧搾空
    気を受け,その空気を供給パイプの端まで送るための供
    給パイプ,供給パイプの端を受け,空気の第2の源を成
    す除去器であつて,上記第2の源から空気を供給し,上
    記バルブが働いたとき供給パイプの端を通して逃げる圧
    搾空気中に第2の源の空気を乗せて送るように上記供給
    パイプ端に関連して構成され位置を定められた除去器よ
    りなる,請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 供給材料に多数の好ましくない存在物
    を含むものにおいて,供給材料から繊維サンプルを取出
    し,そのサンプルを好ましい構成に形成し,再構成され
    た存在物のサンプルを監視場所に供給するサンプラとサ
    ンプル形成装置,繊維物質の再構成されたサンプルを監
    視場所で監視し,再構成されたサンプルの内容に対応す
    る情報を含む監視信号を生じるための手段及び監視信号
    を受け,再構成されたサンプルの存在物の内容を分析
    し,分析された存在物の内容に基づいて再構成されたサ
    ンプル中に含まれる好ましくない存在物に関する情報も
    含めて出力信号を生じるコンピユータ処理手段よりな
    る,繊維工場の処理工程中にある供給繊維物質を監視し
    処理するための装置。
  11. 【請求項11】 上記サンプラとサンプル形成装置が,
    供給繊維物質中の存在物を引つ掛け保持するための多数
    の針を含むニードルサンプラ,選択的な割合で存在物を
    計量してサンプラの針から解放するための解放機構,選
    択された速度で動き,選択された割合で存在物を受け取
    り,上記存在物を希望する構成に形成し,この際存在物
    を再構成サンプルに形成するための可動表面,可動表面
    上の再構成サンプルを監視するための上記監視装置より
    なる,請求項10に記戴の装置。
  12. 【請求項12】 上記可動表面がピンが植えられた穴あ
    きのシリンダで,上記シリンダ上に存在物を吸引するた
    めの穴を設けた,請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 上記解放機構から繊維を受け取り,繊
    維を個別化し,個別化した繊維の一部の特性を測定し,
    上記個別化した繊維を上記可動表面に選択した速度で供
    給する単繊維測定装置を更に加えたことよりなる,請求
    項11に記載の装置。
  14. 【請求項14】 上記可動表面が可動の平面シートより
    なる,請求項11に記載の装置。
  15. 【請求項15】 上記可動表面が可動のガラス平面シー
    トよりなる請求項11に記載の装置。
  16. 【請求項16】 供給材料に多数の好ましくない存在物
    を含むものにおいて,供給繊維物質より繊維サンプルを
    取出し,再構成サンプルを作るためサンプルを希望する
    構成に形成し,存在物の再構成されたサンプルを監視場
    所に供給し,繊維物質の再構成されたサンプルを監視場
    所において監視し,再構成されたサンプルの内容に対応
    する情報を含むモニタ信号を生成し,モニタ信号を分析
    して再構成サンプルの存在物の内容を求め,その分析内
    容に基づいて出力信号を発生し,上記出力信号が再構成
    されたサンプル中に含まれる好ましくない存在物につい
    ての情報を含み及び繊維物質中の好ましくない存在物の
    含有量を減らすために出力信号に応答して繊維物質を少
    なくとも一部処理する如くした,繊維工場の処理工程中
    の供給繊維物質を監視し処理する方法。
  17. 【請求項17】 形成と供給ステツプが,更に,繊維サ
    ンプルを選択した割合で解放し及び繊維サンプルを選択
    した割合で表面上に供給し,サンプルを監視場所におけ
    る表面上に希望する構成に形成することよりなる,請求
    項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 形成と供給ステツプが,更に,繊維サ
    ンプルを選択した割合で解放し,繊維サンプルを選択し
    た割合でピンを植えた穴あきシリンダ表面に供給し,サ
    ンプルを監視場所における表面上に希望する構成に形成
    することよりなる,請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 上記監視ステツプが,再構成されたサ
    ンプルを光学的検出ユニツトで観測し,上記存在物のイ
    メージを含む少なくとも1つのサンプルのイメージを生
    成し及び存在物のイメージを分析して再構成されたサン
    プル中の存在物を同定してその位置を求めることよりな
    る,請求項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】 上記ステツプが,再構成されたサンプ
    ルを光学的検出ユニツトで観測し,上記存在物のイメー
    ジを含む少なくとも1つのサンプルのイメージを生成し
    及び存在物のイメージを分析して再構成されたサンプル
    中の好ましくない存在物の同定,大きさ,タイプ,その
    位置を求めることよりなる,請求項16に記載の方法。
JP5354769A 1992-12-31 1993-12-24 工程中の繊維物質の取得と測定及びコントロール Pending JPH06316862A (ja)

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