JPH0631679Y2 - 人体検知による負荷自動制御システム - Google Patents

人体検知による負荷自動制御システム

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JPH0631679Y2
JPH0631679Y2 JP10560389U JP10560389U JPH0631679Y2 JP H0631679 Y2 JPH0631679 Y2 JP H0631679Y2 JP 10560389 U JP10560389 U JP 10560389U JP 10560389 U JP10560389 U JP 10560389U JP H0631679 Y2 JPH0631679 Y2 JP H0631679Y2
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豊 小島
隆康 伊藤
征久 森本
志朗 森
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、人体検知センサにより検知される人の存否に
呼応して負荷を制御するようにした人体検知による負荷
自動制御システムに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、人の出入りに応じて照明器具等の負荷をオン
・オフする人体検知による負荷自動制御システムが提供
されている。この種のシステムは、人がいないときに照
明器具を消すことによって電力のむだな消費を抑制した
り、両手が塞がっていてスイッチが操作できないときに
照明器具を自動的に点滅させたり、玄関先で人がいる間
だけ照明を点灯させたりする目的で使用されている。
従来の人体検知による負荷自動制御システムとしては、
第3図に示すように、センサ装置4とコントローラ5と
負荷3とを有するものが提供されている。センサ装置4
は、検知領域内での人の存否を検出する人体検知センサ
11と、人体検知センサ11の出力に基づいて人の存否
に呼応した検知信号を出力する信号出力部16とを備え
ていて、天井等の手の届かない場所に設置される。セン
サ装置4からの検知信号は2線よりなる信号線lS1,lS2
を介してコントローラ5に入力される。コントローラ5
は、壁面等の手の届く場所に配置され、検知信号を受信
する信号入力部17、検知信号に基づいて負荷3の制御
状態を決定する信号処理部12、信号処理部12の出力
に呼応してスイッチ要素であるリレー接点rを制御する
出力制御部13を備えている。信号入力部17、信号処
理部12、出力制御部13には、商用交流電源を給電す
る2線の電源線lP1,lP2に接続された電源部14より給
電される。また、負荷3は2線の負荷制御線lC1,lC2
介してコントローラ5に接続される。
ところで、掃除をするために人の存否にかかわらず照明
を点灯させたいときや、オーバーヘッドプロジェクタを
使用するために人がいても照明を消灯させたいときなど
では、負荷3を強制的にオンにしたりオフにする必要が
ある。この目的を達成するために、コントローラ5に
は、強制オンモードと強制オフモードと自動モードとが
選択できるように切換スイッチ18が設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構成では、人体を検知するセンサ装置4と、モ
ードの切換を行う切換スイッチ18を備えたコントロー
ラ5とが信号線lSを介して接続される。また、コントロ
ーラ5を介して負荷3を制御するから、コントローラ5
と負荷3とが負荷制御線lC1,lC2を介して接続され、さ
らに、コントローラ5への給電のために電源線lP1,lP2
がコントローラ5に接続される。すなわち、第4図に示
すように、壁面等に配設されているコントローラ5か
ら、給電線lP1,lP2、信号線lS1,lS2を、負荷制御線lC1,
lC2の合計6線を立ち上げる必要があり、配線施工が面
倒であるとともに配線経路が長くなるという問題が生じ
る。また、センサ装置4とコントローラ5とが比較的長
い信号線lS1,lS2を介して接続されることになるから、
雑音による誤動作が生じないように誤動作防止用の対策
を必要とし、回路が複雑になったり、高価な信号線lS1,
lS2を用いる必要が生じたりするのである。
本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、立
ち上げ配線の本数を削減して配線施工を容易にし、ま
た、雑音による誤動作が抑制できる構成とした人体検知
による負荷自動制御システムを提供しようとするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案では、上記目的を達成するために、人の存在を検
知する人体検知センサと、人体検知センサの出力に呼応
して開閉されるスイッチ要素とを具備する検知装置を設
け、スイッチ要素の各一端にそれぞれ接続された第1端
子および第2端子と、電源の一端に接続される第3端子
と、負荷の各一端にそれぞれ接続される第4端子および
第5端子とを設け、第1端子と第4端子とを互いに接続
するとともに第3端子と第5端子とを互いに接続し、検
知装置とは別体に配設した切換スイッチを設け、切換ス
イッチには、電源の他端に接続される共通接点を設け、
上記際1端子に第1の接続線を介して接続される強制オ
ンモード接点と、上記第2端子に第2の接続線を介して
接続される自動モード接点と、検知装置に接続されない
強制オフモード接点とが共通接点との間で選択的に開閉
するようにしているのである。
〔作用〕
上記構成によれば、人体検知センサを設けた検知装置に
負荷を接続するようにし、かつ、検知装置とは別体に設
けた切換スイッチを電源の一端と検知装置との間に挿入
し、切換スイッチと検知装置とを2線の接続線を介して
接続しているから、切換スイッチからの立ち上げ配線は
3線となり、従来の6線に比較して配線施工が容易にな
るのである。また、切換スイッチと検知装置との間が、
切換スイッチを介して電源の一端に接続される接続線を
介して接続され、検知装置は人体検知センサと、人体検
知センサの出力に呼応して開閉されるスイッチ要素とを
備えているから、信号線が不要であって雑音が混入し誤
動作する機会が大幅に減少するのである。さらに、検知
信号を伝送する信号線が不要であるから、誤動作防止の
対策をほとんど施す必要がなく、回路構成が簡略化され
るのである。
〔実施例〕
第1図に示すように、照明や換気扇のような負荷3と、
人の存否を検出する検知装置1と、検知装置1の動作モ
ードを選択する切換スイッチ2とを備えている。検知装
置1と負荷3とは2線の負荷制御線lC1,lC2を介して接
続され、検知装置1と切換スイッチ2とは2線の接続線
lJ1,lJ2を介して接続される。また、検知装置1には電
源の一端(接地側)が1線の電源線lP1を介して接続さ
れ、電源の他端(高圧側)は1線の電源線lP2を介して
切換スイッチ2に接続される。
検知装置1は、通常は天井等の手の届かない場所に配設
されるのであって、焦電素子のような人体検知センサ1
1を備え、人体検知センサ11からは、検知領域内の人
の存否に応じて検知信号が出力される。また、検知信号
に応じてオフディレイ等の所定の処理を行う信号処理部
12が設けられ、信号処理部12の出力によりリレーよ
りなる出力制御部13が駆動される。また、人体検知セ
ンサ11、信号処理部12、出力制御部13は、商用電
源に接続される電源部14の出力により給電される。検
知装置1には、5個の端子T〜Tが設けられる。第
1端子Tと第2端子Tとは、スイッチ要素であるリ
レーの接点rの各一端にそれぞれ接続され、第3端子T
と第5端子Tとは互いに接続される。また、第4端
子Tは第1端子Tに接続される。検知装置1のケー
スは、JIS規格等で配線器具用に規格化されている大
角形3個用の取付枠に取付可能な形状に形成するのが望
ましい。ここに、回路構成が比較的簡単であるから、取
付枠に最大3個まで取付可能なケースに納装することが
可能である。
切換スイッチ2は、1極3投のスイッチにより形成さ
れ、通常は壁面等の手の届く場所に配設される。切換ス
イッチ2の共通接点cは、電源(商用電源AC100
V)の一端に接続される。また、共通接点cに対して選
択的に開閉される接点として、強制オンモード接点
、自動モード接点r、強制オフモード接点r
備えている。強制オンモード接点rは、第1の接続線
lJ1を介して検知装置1の第1端子Tに接続され、自
動モード接点rは第2の接続線lJ2を介して検知装置
1の第2端子Tに接続される。また、強制オフモード
接点rには何も接続されない。電源の他端は、検知装
置1の第3端子Tに接続される。検知装置1の第4端
子Tおよび第5端子Tには負荷3の各端がそれぞれ
接続される。
したがって、切換スイッチ2において、共通接点cが強
制オンモード接点rに接続されているときには、負荷
3の両端には切換スイッチ3と接続線lJ1とを介して電
源の両端が接続されることになり、人体検知センサ11
の検知領域内での人の存否にかかわらず負荷3に給電さ
れる。共通接点cが自動モード接点rに接続されてい
るときには、負荷3の両端には切換スイッチ3と接続線
lJ2とリレー接点rとを介して電源の両端が接続される
ことになり、人の存否に呼応して接点rの開閉に応じて
負荷3がオン・オフされることになる。すなわち、人の
存否に応じて負荷3がオン・オフされるのである。ま
た、強制オフモード接点rに共通接点cが接続されて
いるときには、接点rの開閉にかかわらず負荷3には給
電されないのである。
以上のようにして、切換スイッチ2の設定状態に応じて
負荷3の制御状態を切り換えることができるのである。
また、検知装置1、切換スイッチ2、負荷3、電源の間
を互いに接続する線路は、すべて商用電源の通過する線
路となり、雑音による誤動作が生じにくくなるのであ
る。さらに、従来構成に比較すれば、信号線の前後に必
要であった雑音対策用の信号出力部や信号入力部が不要
になり、回路構成が簡略化されるのである。検知装置1
は通常は天井等に配設され、切換スイッチ2は通常は壁
面等に配設されるのであって、切換スイッチ2からの立
ち上げ配線としては、一対の接続線lJ1,lJ2と、電源の
一端に接続する電源線lP1の3線であるから、従来の6
線に比較して配線施工が容易になるのである。
第2図は、玄関回りに本考案を利用した例であって、外
玄関の天井部に検知装置1を配設し、負荷3として外方
玄関の照明を行う照明器具を配設している。また、屋内
には切換スイッチ2を配設する。検知装置1、切換スイ
ッチ2、負荷3の接続関係は上述した通りであって、第
4図に示した従来の配線経路と比較すれば、線路の引き
回しが少なくすっきとした配線が行えるのである。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、人の存在を検知する人体検知セ
ンサと、人体検知センサの出力に呼応して開閉されるス
イッチ要素とを具備する検知装置を設け、スイッチ要素
の各一端にそれぞれ接続された第1端子および第2端子
と、電源の一端に接続される第3端子と、負荷の各一端
にそれぞれ接続される第4端子および第5端子とを設
け、第1端子と第4端子とを互いに接続するとともに第
3端子と第5端子とを互いに接続し、検知装置とは別体
に配設した切換スイッチを設け、切換スイッチには、電
源の他端に接続される共通接点を設け、上記第1端子に
第1の接続線を介して接続される強制オンモード接点
と、上記第2端子に第2の接続線を介して接続される自
動モード接点と、検知装置に接続されない強制オフモー
ド接点とを共通接点との間で選択的に開閉するようにし
ているものであり、人体検知センサを設けた検知装置に
負荷を接続するようにし、かつ、検知装置とは別体に設
けた切換スイッチを電源の一端と検知装置との間に挿入
し、切換スイッチと検知装置とを2線の接続線を介して
接続しているから、切換スイッチからの立ち上げ配線は
3線となり、従来の6線に比較して配線施工が容易にな
るという利点を有するのである。また、切換スイッチと
検知装置との間は、切換スイッチを介して電源の一端に
接続される接続線を介して接続され、検知装置は人体検
知センサと、人体検知センサの出力に呼応して開閉され
るスイッチ要素とを備えているから、信号線が不要であ
って雑音が混入し誤動作する機会が大幅に減少するので
ある。さらに、検知信号を伝送する信号線が不要である
から、誤動作防止の対策をほとんど施す必要がなく、回
路構成が簡略化されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すブロック図、第2図は同
上の使用例を示す概略構成図、第3図は従来例を示すブ
ロック図、第4図は同上の使用例を示す概略構成図であ
る。 1…検知装置、2…切換スイッチ、3…負荷、11…人
体検知センサ、c…共通接点、lJ1…第1の接続線、lJ2
…第2の接続線、r…接点、r…強制オンモード接
点、r…自動モード接点、r…強制オフモード接
点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森 志朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−88398(JP,A) 実開 平1−91338(JP,U) 実開 昭61−109098(JP,U) 実開 平3−35698(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人の存在を検知する人体検知センサと、人
    体検知センサの出力に呼応して開閉されるスイッチ要素
    とを具備する検知装置を有し、スイッチ要素の各一端に
    それぞれ接続された第1端子および第2端子と、電源の
    一端に接続される第3端子と、負荷の各一端にそれぞれ
    接続される第4端子および第5端子とを有し、第1端子
    と第4端子とが互いに接続されるとともに第3端子と第
    5端子とが互いに接続され、検知装置とは別体に配設さ
    れた切換スイッチを有し、切換スイッチは、電源の他端
    に接続される共通接点を有し、上記第1端子に第1の接
    続線を介して接続される強制オンモード接点と、上記第
    2端子に第2の接続線を介して接続される自動モード接
    点と、検知装置に接続されない強制オフモード接点とが
    共通接点との間で選択的に開閉されることを特徴とする
    人体検知による負荷自動制御システム。
JP10560389U 1989-09-09 1989-09-09 人体検知による負荷自動制御システム Expired - Lifetime JPH0631679Y2 (ja)

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