JPH06316548A - ペルフルオロカルボン酸エステル,該エステルを含有する撥水剤及び該エステルの製造方法 - Google Patents

ペルフルオロカルボン酸エステル,該エステルを含有する撥水剤及び該エステルの製造方法

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JPH06316548A
JPH06316548A JP18461093A JP18461093A JPH06316548A JP H06316548 A JPH06316548 A JP H06316548A JP 18461093 A JP18461093 A JP 18461093A JP 18461093 A JP18461093 A JP 18461093A JP H06316548 A JPH06316548 A JP H06316548A
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JP
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ester
alcohol
perfluorocarboxylic
acid ester
perfluorocarboxylic acid
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JP18461093A
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Hajime Ito
一 伊藤
Kunimasa Ueda
邦政 植田
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 優れた撥水性を示すと共に、他の物質との溶
解性及び親和性が飛躍的に向上し、操作性に優れた撥水
剤及び該撥水剤に供されるペルフルオロカルボン酸エス
テルの製造方法を提供する。 【構成】 一般式(I) Cn m CO2 a b (I) 〔n,m,a及びbはそれぞれ下記の条件 11≦n≦20,m≦2n+1,6≦a≦24,b≦2
a+1 を満たす数値である。〕のペルフルオロカルボン酸エス
テル、該エステルを含有する撥水剤及び一般式(II) Cn m CO2 H (II) 〔n及びmは上記と同じ〕のペルフルオロカルボン酸
と、一般式(III) Ca b OH (III) 〔a及びbは上記と同じ〕のアルコールとを酸触媒の不
存在下に反応させる上記一般式(I)のペルフルオロカ
ルボン酸エステルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペルフルオロカルボン酸
エステル,該エステルを含有する撥水剤及び該エステル
の製造方法に関する。詳しくは、優れた撥水性を示すと
共に、他の物質との溶解性及び親和性が向上したペルフ
ルオロカルボン酸エステル,それを含有し、操作性に優
れた撥水剤及び該エステルを効率よく製造できる方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭62−45562号公報には、低
温領域においても潤滑作用を示す化合物として、一般式
(I) Cn m CO2 a b ・・・(I) で示されるペルフルオロカルボン酸エステルが開示され
ている。ここで、n≧6と定義されているが、この炭素
数nがあまり大き過ぎると低温域で凝固するようになる
ことから、実用上はn≦10程度に抑えることが好まし
いことも開示されている。このように、潤滑剤として使
用される上記化合物は、液体であり、粘度も低いため、
製膜性が悪く、例えば、ガラス等の平面に適用した場合
には、その適用した場所にとどまることなく流れ出して
しまうので、適用対象に制限がある。また、上記公報に
は、炭素数n≧11のペルフルオロカルボン酸エステル
が撥水作用を有することは開示されていない。従来、優
れた撥水剤としては、フッ素系ポリマー及びオリゴマー
が知られている。しかしながら、これらの物質は、他の
物質との溶解性及び親和性に劣るため、容易に剥離した
り、層分離するという問題点があった。また、特開平4
−149294号公報には、フッ素含有有機基を有する
有機溶剤可溶性のワックス状炭化水素化合物を溶剤又は
水に溶解又は分散させた自動車の塗膜用保護撥水剤が開
示されている。ここに具体的に例示されている撥水剤
は、塗膜性及び撥水性において、十分に満足できるもの
ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた撥水
性を示すと共に、他の物質との溶解性及び親和性が飛躍
的に向上し、操作性に優れた撥水剤及び該撥水剤に供さ
れるペルフルオロカルボン酸エステルの製造方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記状況
に鑑み、鋭意研究の結果、炭素数11以上のペルフルオ
ロカルボン酸の特定のエステルが上記目的に適合するも
のであることを見出した。本発明はかかる知見に基づい
て完成したものである。すなわち、本発明は、一般式
(I) Cn m CO2 a b ・・・(I) 〔式中、n、m、aおよびbはそれぞれ下記の条件 11≦n≦20、m≦2n+1、6≦a≦24、b≦2
a+1 を満たす数値である。〕で示されるペルフルオロカルボ
ン酸エステルを提供すると共に、該エステルを含有する
ことを特徴とする撥水剤を提供するものである。また、
本発明は、一般式(II) Cn m CO2 H ・・・(II) 〔式中、n及びmはそれぞれ下記の条件 11≦n≦20、m≦2n+1 を満たす数値である。〕で示されるペルフルオロカルボ
ン酸と、一般式(III) Ca b OH ・・・(III) 〔式中、a及びbはそれぞれ下記の条件 6≦a≦24、b≦2a+1 を満たす数値である。〕で示されるアルコールとを酸触
媒の不存在下に反応させることを特徴とする上記一般式
(I)で示されるペルフルオロカルボン酸エステルの製
造方法をも提供するものである。
【0005】本発明のペルフルオロカルボン酸エステル
は、上記一般式(I)で示される化合物である。対応す
るペルフルオロカルボン酸は、撥水性が小さく、溶解性
も低いが、これをエステル化することにより撥水性が高
くなり、水との接触角が大きくなり、また、溶解性及び
製膜性が著しく向上する。ここで、カルボン酸部分の炭
素数nは、11≦n≦20の範囲で選ばれることが必要
である。nが11未満であると、撥水性が充分ではな
く、20を超えると、溶解性が低下する。一方、アルコ
ール部分の炭素数aは、6≦a≦24、好ましくは12
≦a≦18の範囲から選ばれることが必要である。aが
6未満では撥水性が充分でないという問題があり、他
方、24を超えると溶解性が低下するという不都合が生
ずる。特に、アルコール部分をn−C1633O−あるい
はn−C1837O−とした場合、キヤスト法によるその
接触角はテフロン(接触角=108°)を超える。ま
た、n−C1429O−(a=14)やn−C1633O−
(a=16)のものは、優れた撥水性を示し、膜上で水
滴は、ほぼ球状になる(150°以上)。また、bはb
≦2a+1であるが、b=2a+1であるのが好まし
く、この場合にはアルコール部分は飽和アルコールに由
来するものである。ここで、飽和アルコールとしては、
直鎖状アルコールあるいは炭素鎖に少なくとも一つの枝
分かれ構造を有する分岐状アルコールであってもよい。
この分岐状アルコールは、2級アルコール,3級アルコ
ールが代表的なものである。また、枝分かれ構造の数は
いくつあってもよく、必ずしもアルコールの水酸基に隣
接する炭素が分岐している必要はない。そして、b<2
a+1である場合、アルコール部分は二重結合あるいは
三重結合を有する不飽和アルコールに由来するものであ
り、二重結合と三重結合の双方を有していてもよい。ま
た、その数には、特に制限はなく、いくつであってもよ
い。このように、アルコール部分の炭化水素基の枝分か
れや二重結合あるいは三重結合の数により、溶解性など
を適宜調節することができる。
【0006】前記一般式(I)で示されるペルフルオロ
カルボン酸エステルは、通常は一般式(II) Cn m CO2 H ・・・(II) 〔式中、n及びmは前記と同じである。〕で示されるペ
ルフルオロカルボン酸と、一般式(III) Ca b OH ・・・(III) 〔式中、a及びbは前記と同じである。〕で示されるア
ルコールとを反応させることによって合成することがで
きる。この反応は、一般式(II)及び(III)で示される
反応成分をアルコール/カルボン酸のモル比で0.1〜
5、好ましくは0.5〜3の割合で仕込み、溶媒中で酸触
媒の存在下で容易に進行させることができる。ここで、
溶媒としては、Cl(CH2)x Cl 〔ただし、xは1〜5
である。〕,CCl4,CHCl3,CH2 Cl2 などの塩
素系溶媒、ベンゼン,キシレン,トルエンなどの芳香族
系溶媒、ヘキサン,ヘプタン,オクタンなどの炭化水素
系溶媒、CFCl2CF2 Cl ,CFCl3などが挙げられ
る。それらのうち、特に、Cl(CH2)2 Cl あるいはC
l(CH2)4 Cl が好ましい。また、酸触媒としては、硫
酸などの鉱酸を、一般式(II)のカルボン酸に対して重
量比で0.001〜0.10、好ましくは0.001〜0.05
の割合で存在させるのが望ましい。反応温度は、好まし
くは40〜150℃、特に好ましくは60〜100℃で
ある。上記のような反応条件下で反応を1〜12時間、
あるいはどちらかの反応成分が100%消費されるまで
の時間、好ましくは8時間行う。
【0007】なお、前記一般式(II)及び(III)で示さ
れる反応成分を反応させるにあたっては、通常、硫酸等
の触媒を用いるのが一般的である。しかし、一般式(I
I)で示されるペルフルオロカルボン酸の場合、酸触媒
を存在させなくても、エステル化反応が進行し、一般式
(I)に示されるペルフルオロカルボン酸エステルを合
成することができる。この酸触媒を使用しないでエステ
ル化反応を進行させることができると、後工程の精製工
程を大幅に簡略化することができ、効率的にペルフルオ
ロカルボン酸エステルを得ることができ、工業的な利用
価値は計り知れないものがある。さらに、一般式(III)
で示されるアルコールとして、前記分岐状アルコールあ
るいは不飽和アルコールを用いる場合、分岐状アルコー
ルあるいは不飽和アルコール自体は、酸触媒により分解
を受け易く、また、反応生成物のエステルも、酸触媒に
より分解や、変性を受け易く、生成エステルの収率を著
しく低下させる原因をなしていた。特に、2級アルコー
ル及び3級アルコールは、酸により脱水を受け易く問題
があった。したがって、酸触媒を使用しないので、一般
式(III)で示されるアルコールが、分岐状アルコールあ
るいは不飽和アルコールであっても、不都合なくエステ
ル化反応を進行させることができる。その結果、生成し
たエステルは安定性を維持し、効率よくエステルを得る
ことができ、高収率が達成される。
【0008】上記のようにして得られる一般式(I)で
示されるペルフルオロカルボン酸エステルは、高い撥水
作用を有し、単独で又は混合して、あるいは公知の撥水
剤とを組合せて撥水剤として使用することができる。例
えば、前記のように一般式(I)で示されるペルフルオ
ロカルボン酸エステルのアルコール部分がn−C1633
O−のアルキル基とした場合、ほぼ完全に水をはじき、
超撥水剤として使用することができる。また、一般式
(I)で示されるペルフルオロカルボン酸エステルは、
ワックス等の撥水性増強剤としても使用することができ
る。この場合、特に、一般式(I)で示されるペルフル
オロカルボン酸エステルのアルコール部分が、n−C14
29O−のアルキル基もしくは不飽和のオレイルアコー
ルのアルケニル基が優れた撥水性を示す。その撥水性
は、自動車の塗膜をほぼテフロンに匹敵する撥水性にま
で向上させることができる。
【0009】
【実施例】更に、本発明を実施例及び比較例により詳細
に説明するが、本発明はこれらによって制限されるもの
ではない。 製造例1 n−C1123CO2 H(0.097モル),n−C1837
OH(0.12モル)及びH2 SO4 (n−C1123CO
2 Hに対して5重量%)をCl(CH2)2 Cl 溶媒中で8
時間還流した。反応終了後、水洗,抽出,溶媒留去の後
処理をし、得られた反応混合物を再結晶することによ
り、n−C1123CO2 1837を得た(収率85
%)。
【0010】製造例2 n−C1327CO2 H(0.11モル),オクタノール
(0.13モル)及びH2SO4 (n−C1327CO2
に対して5重量%)をCl(CH2)2 Cl 溶媒中で8時間
還流した。反応終了後、水洗,抽出、溶媒留去の後処理
をし、得られた反応混合物を減圧蒸留することにより、
n−C1327CO2 8 17を得た(収率77%)。得
られたペルフルオロカルボン酸エステルは、図1に示す
赤外分光分析スペクトル及び図2に示す質量スペクトル
によって確認された。すなわち、赤外分光分析において
1300〜1100cm-1にかけてC−F結合特有の吸
収が観察され、1783cm-1にエステルのC=Oの吸
収が観察され、2960〜2860cm-1にC−Hの吸
収が観察される。また、質量分析によるマススペクトル
(CI法)により、825の擬似分子イオン(M+
1)が観察される。上記の結果はいずれも、上記のn−
1327CO2 8 17の構造を支持している。
【0011】製造例3〜15 製造例1と同様の操作により対応するペルフルオロカル
ボン酸及びアルコールを反応させて第1表に示すペルフ
ルオロカルボン酸エステルを得た。
【0012】製造例16 n−C1327CO2 H(0.028モル)及びオレイルA
(0.035モル)をCl(CH2)4 Cl 溶媒中110℃で
10時間加熱した。冷却後、反応混合物をロ過し、得ら
れた固形物を再結晶することによってn−C1327CO
2 −オレイルAエステルを得た(収率71%)。
【0013】製造例17〜24 製造例16と同様の操作により対応するペルフルオロカ
ルボン酸及びアルコールを反応させて第1表に示すペル
フルオロカルボン酸エステルを得た。製造例1〜24で
得られたペルフルオロカルボン酸エステルの収率及び物
性を第1表に示す。なお、表中のSA−13,ソフタノ
ール,オレイルA及びオレイルBは、次の通りである。 1)SA−13(エクアシッド−13) 〔出光石油化学(株)製,水添アルコール(t−C8
17CH2 OH)〕 2)ソフタノール 〔日本触媒(株)製,炭素数12〜14の2級アルコー
ル混合物〕 3)オレイルA 〔共和テクノス(株)製,炭素数14〜22の直鎖の不
飽和アルコール混合物,ヨウ素価73〕 4)オレイルB 〔共和テクノス(株)製,炭素数14〜22の直鎖の不
飽和アルコール混合物,ヨウ素価85〕
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】実施例1〜24および比較例1〜3 前記製造例1〜24で得られたペルフルオロカルボン酸
エステルの1重量%エーテル性溶液(実施例1〜24)
及びペルフルオロカルボン酸の1重量%エーテル性溶液
(比較例1〜3)を調製した。この溶液をガラス基板上
にキャストし、基板上に膜を形成させた後、この膜の水
との接触角を接触角計〔協和界面科学社製,CA−D〕
で測定した。その結果を第2表に示す。
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】実施例25〜48 前記製造例1〜24で得られたペルフルオロカルボン酸
エステルの2重量%ケロシン性溶液を調製した。この溶
液を自動車塗膜試験片に滴下し、塗り拡げた。乾燥後、
脱脂綿で試験片表面を磨き、試験片表面上に膜を形成さ
せた。この膜の水との接触角を同様に測定した。その結
果を第3表に示す。
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】実施例49〜72及び比較例4〜7 前記製造例1〜24で得られたペルフルオロカルボン酸
エステル(実施例49〜72)及びペルフルオロカルボ
ン酸(比較例4〜7)について、ヘキサン,トルエン及
びクロロホルムに対する溶解度を測定した。その結果を
第4表に示す。
【0023】
【表7】
【0024】
【表8】
【0025】なお、表中のI及びS0〜S4は、次の通
りである。 1)I :溶媒の沸点における溶解度が溶媒100ccあ
たり1g未満である。 2)S0:所定温度における溶解度が溶媒100ccあた
り1g以上である。しかし、括弧内の数値は測定温度で
ある。 3)S1:20℃における溶解度が溶媒100ccあたり
1g以上5g未満である。 4)S2:20℃における溶解度が溶媒100ccあたり
5g以上25g未満である。 5)S3:20℃における溶解度が溶媒100ccあたり
25g以上50g未満である。 6)S4:20℃における溶解度が溶媒100ccあたり
50g以上である。
【0026】
【発明の効果】本発明のペルフルオロカルボン酸エステ
ルは、優れた撥水性を示すと共に、他の物質との溶解性
及び親和性に優れている。また、これらのペルフルオロ
カルボン酸エステルを含有する本発明の撥水剤は、高い
撥水作用を示し、他の物質との溶解性及び親和性が著し
く向上し、操作性及び製膜性に優れている。したがっ
て、本発明の撥水剤は、様々な物体の防水処理やワック
ス,防汚剤などに撥水剤として添加するのに有効であ
る。さらに、本発明の製造方法によれば、上記撥水剤に
供されるペルフルオロカルボン酸エステルを効率的に製
造することができ、その工業的利用価値は極めて大なる
ものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造例2で得られたペルフルオロカ
ルボン酸エステルの赤外線スペクトル図である。
【図2】 本発明の製造例2で得られたペルフルオロカ
ルボン酸エステルの質量スペクトル図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【表4】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) Cn m CO2 a b ・・・(I) 〔式中、n、m、a及びbはそれぞれ下記の条件 11≦n≦20、m≦2n+1、6≦a≦24、b≦2
    a+1 を満たす数値である。〕で示されるペルフルオロカルボ
    ン酸エステル。
  2. 【請求項2】 一般式(I) Cn m CO2 a b ・・・(I) 〔式中、n、m、aおよびbはそれぞれ下記の条件 11≦n≦20、m≦2n+1、6≦a≦24、b≦2
    a+1 を満たす数値である。〕で示されるペルフルオロカルボ
    ン酸エステルを含有してなる撥水剤。
  3. 【請求項3】 m=2n+1かつb=2a+1である請
    求項2記載のペルフルオロカルボン酸エステルを含有し
    てなる撥水剤。
  4. 【請求項4】 12≦a≦18である請求項2又は3に
    記載のペルフルオロカルボン酸エステルを含有してなる
    撥水剤。
  5. 【請求項5】 一般式(I) Cn m CO2 a b ・・・(I) 〔式中、n、m、aおよびbはそれぞれ下記の条件 11≦n≦20、m≦2n+1、6≦a≦24、b≦2
    a+1 を満たす数値である。〕で示されるペルフルオロカルボ
    ン酸エステルの混合物を含有してなる撥水剤。
  6. 【請求項6】 一般式(II) Cn m CO2 H ・・・(II) 〔式中、n及びmはそれぞれ下記の条件 11≦n≦20、m≦2n+1 を満たす数値である。〕で示されるペルフルオロカルボ
    ン酸と、一般式(III) Ca b OH ・・・(III) 〔式中、a及びbはそれぞれ下記の条件 6≦a≦24、b≦2a+1 を満たす数値である。〕で示されるアルコールとを酸触
    媒の不存在下に反応させることを特徴とする一般式
    (I) Cn m CO2 a b ・・・(I) 〔式中、n、m、a及びbはそれぞれ下記の条件 11≦n≦20、m≦2n+1、6≦a≦24、b≦2
    a+1 を満たす数値である。〕で示されるペルフルオロカルボ
    ン酸エステルの製造方法。
  7. 【請求項7】 アルコールが分岐状アルコールであるこ
    とを特徴とする請求項6記載のペルフルオロカルボン酸
    エステルの製造方法。
  8. 【請求項8】 アルコールが不飽和アルコールであるこ
    とを特徴とする請求項6記載のペルフルオロカルボン酸
    エステルの製造方法。
JP18461093A 1993-03-12 1993-07-27 ペルフルオロカルボン酸エステル,該エステルを含有する撥水剤及び該エステルの製造方法 Pending JPH06316548A (ja)

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