JPH06316357A - 連続搬送帯状材の蛇行修正方法 - Google Patents
連続搬送帯状材の蛇行修正方法Info
- Publication number
- JPH06316357A JPH06316357A JP9253693A JP9253693A JPH06316357A JP H06316357 A JPH06316357 A JP H06316357A JP 9253693 A JP9253693 A JP 9253693A JP 9253693 A JP9253693 A JP 9253693A JP H06316357 A JPH06316357 A JP H06316357A
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- JP
- Japan
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- meandering
- actuator
- steering roll
- amount
- sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属ストリップ等の帯状材をロールで支持し
つつ連続搬送する装置において、該帯状材が蛇行するの
を適宜確実に修正し得る蛇行修正方法を提供する。 【構成】 ステアリングロール３を軸方向に進退動させ
る第１のアクチュエータ１０および該ステアリングロー
ル３を円弧状に傾動させる第２のアクチュエータ９を設
けると共に、該ステアリングロール３により支持搬送さ
れる金属ストリップ等の帯状材２の上流側および下流側
にその蛇行量を検出するセンサ１１，１２を夫々設け、
下流側のセンサ１２によつて検出される蛇行量を第１の
アクチュエータ１０を駆動することにより修正し、上流
側のセンサ１１によつて検出される蛇行量を第２のアク
チュエータ９を駆動することにより修正する。
つつ連続搬送する装置において、該帯状材が蛇行するの
を適宜確実に修正し得る蛇行修正方法を提供する。 【構成】 ステアリングロール３を軸方向に進退動させ
る第１のアクチュエータ１０および該ステアリングロー
ル３を円弧状に傾動させる第２のアクチュエータ９を設
けると共に、該ステアリングロール３により支持搬送さ
れる金属ストリップ等の帯状材２の上流側および下流側
にその蛇行量を検出するセンサ１１，１２を夫々設け、
下流側のセンサ１２によつて検出される蛇行量を第１の
アクチュエータ１０を駆動することにより修正し、上流
側のセンサ１１によつて検出される蛇行量を第２のアク
チュエータ９を駆動することにより修正する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ストリップ等の帯
状材をロールで支持しつつ連続搬送する装置において、
該帯状材が蛇行するのを適宜修正する蛇行修正方法の改
良に関するものである。
状材をロールで支持しつつ連続搬送する装置において、
該帯状材が蛇行するのを適宜修正する蛇行修正方法の改
良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ロールによって支持され搬送される金属
ストリツプ等の帯状材が蛇行すると周辺の構造物や機器
類に接触して傷付いたり破断したりするので蛇行を適宜
修正する必要がある。従来、このような帯状材の蛇行修
正方法として一般に、ステアリングロールの下流側に設
置した光センサで帯状材の蛇行量を検出し、その検出量
に応じて該ステアリングロールを円弧状に作動させるよ
うにしている。例えば、竪型熱処理炉で連続焼鈍処理し
た金属ストリツプを炉頂に取付けたステアリングロール
で垂直方向から水平方向へと方向転換して連続搬送する
場合、上記光センサで金属ストリツプの蛇行量を検出
し、その検出量に応じてアクチュエータを駆動して、該
ステアリングロールを円弧状に傾動させることにより蛇
行を修正している。
ストリツプ等の帯状材が蛇行すると周辺の構造物や機器
類に接触して傷付いたり破断したりするので蛇行を適宜
修正する必要がある。従来、このような帯状材の蛇行修
正方法として一般に、ステアリングロールの下流側に設
置した光センサで帯状材の蛇行量を検出し、その検出量
に応じて該ステアリングロールを円弧状に作動させるよ
うにしている。例えば、竪型熱処理炉で連続焼鈍処理し
た金属ストリツプを炉頂に取付けたステアリングロール
で垂直方向から水平方向へと方向転換して連続搬送する
場合、上記光センサで金属ストリツプの蛇行量を検出
し、その検出量に応じてアクチュエータを駆動して、該
ステアリングロールを円弧状に傾動させることにより蛇
行を修正している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の蛇行修正方法は、単に下流側の蛇行量に応じて
ステアリングロールを円弧状に傾動させるものであった
ので、上流側では蛇行が修正されないばかりか、場合に
よっては蛇行が助長され接触，傷付，破断等の事故を生
じさせるおそれがあった。
な従来の蛇行修正方法は、単に下流側の蛇行量に応じて
ステアリングロールを円弧状に傾動させるものであった
ので、上流側では蛇行が修正されないばかりか、場合に
よっては蛇行が助長され接触，傷付，破断等の事故を生
じさせるおそれがあった。
【０００４】そこで本発明では連続搬送帯状材の蛇行を
さらに確実に修正することができるようにし帯状材が傷
付いたり破断することのないようにするものである。
さらに確実に修正することができるようにし帯状材が傷
付いたり破断することのないようにするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
連続搬送帯状材の蛇行修正方法は、ステアリングロール
を軸方向に進退動させる第１のアクチュエータおよび該
ステアリングロールを円弧状に傾動させる第２のアクチ
ュエータを設けると共に、該ステアリングロールにより
支持搬送される金属ストリップ等の帯状材の上流側およ
び下流側にその蛇行量を検出するセンサを夫々設け、下
流側のセンサによつて検出される蛇行量を第１のアクチ
ュエータを駆動することにより修正し、上流側のセンサ
によつて検出される蛇行量を第２のアクチュエータを駆
動することにより修正するようにしたことを特徴とした
ものである。
連続搬送帯状材の蛇行修正方法は、ステアリングロール
を軸方向に進退動させる第１のアクチュエータおよび該
ステアリングロールを円弧状に傾動させる第２のアクチ
ュエータを設けると共に、該ステアリングロールにより
支持搬送される金属ストリップ等の帯状材の上流側およ
び下流側にその蛇行量を検出するセンサを夫々設け、下
流側のセンサによつて検出される蛇行量を第１のアクチ
ュエータを駆動することにより修正し、上流側のセンサ
によつて検出される蛇行量を第２のアクチュエータを駆
動することにより修正するようにしたことを特徴とした
ものである。
【０００６】また、本発明に係る連続搬送帯状材の蛇行
修正方法は、ステアリングロールを軸方向に進退動させ
る第１のアクチュエータおよび該ステアリングロールを
円弧状に傾動させる第２のアクチュエータを設け、該ス
テアリングロールにより支持搬送される金属ストリップ
等の帯状材の下流側にその蛇行量を検出するセンサを設
け、該センサによつて検出される蛇行量を第１のアクチ
ュエータを駆動することにより修正すると共に、該セン
サによつて検出される蛇行量から演算器を介して所要傾
動量を演算し第２のアクチュエータを駆動するようにし
たことを特徴としたものである。
修正方法は、ステアリングロールを軸方向に進退動させ
る第１のアクチュエータおよび該ステアリングロールを
円弧状に傾動させる第２のアクチュエータを設け、該ス
テアリングロールにより支持搬送される金属ストリップ
等の帯状材の下流側にその蛇行量を検出するセンサを設
け、該センサによつて検出される蛇行量を第１のアクチ
ュエータを駆動することにより修正すると共に、該セン
サによつて検出される蛇行量から演算器を介して所要傾
動量を演算し第２のアクチュエータを駆動するようにし
たことを特徴としたものである。
【０００７】
【作用】帯状材の蛇行をステアリングロールの進退動お
よび傾動により修正することでより迅速で確実な修正作
動が可能となる。
よび傾動により修正することでより迅速で確実な修正作
動が可能となる。
【０００８】
【実施例】次に図と共に本発明の実施例を説明する。図
１に竪形炉１から真上に抽出された帯状材２をステアリ
ングロール３に巻回させて水平方向へ方向転換しさらに
該帯状材２をガイドロール４に巻回し下向に方向転換さ
せている連続搬送装置を示す。
１に竪形炉１から真上に抽出された帯状材２をステアリ
ングロール３に巻回させて水平方向へ方向転換しさらに
該帯状材２をガイドロール４に巻回し下向に方向転換さ
せている連続搬送装置を示す。
【０００９】図２は該ステアリングロール３を右斜め上
方から見た略図で、同図中、５，５は該ステアリングロ
ール３の回転軸６，６を回転自在に支持している軸受
で、該軸受５，５はスライド板７上に設けられた円弧状
のガイドレール８，８に沿って傾動し得るように支持さ
れている。９は該ステアリングロール３をガイドレール
８，８に沿って円弧状に傾動させるためにスライド板７
上に設けられたサーボモータ式直動機構等の第２のアク
チュエータである。また、１０は該ステアリングロール
３を軸方向に進退動させるため傾斜基板１５上に設けら
れスライド板７を軸方向に進退動させる第１のアクチュ
エータである。
方から見た略図で、同図中、５，５は該ステアリングロ
ール３の回転軸６，６を回転自在に支持している軸受
で、該軸受５，５はスライド板７上に設けられた円弧状
のガイドレール８，８に沿って傾動し得るように支持さ
れている。９は該ステアリングロール３をガイドレール
８，８に沿って円弧状に傾動させるためにスライド板７
上に設けられたサーボモータ式直動機構等の第２のアク
チュエータである。また、１０は該ステアリングロール
３を軸方向に進退動させるため傾斜基板１５上に設けら
れスライド板７を軸方向に進退動させる第１のアクチュ
エータである。
【００１０】また、１１はステアリングロール３の上流
側で竪形炉１の抽出口付近に設けられたセンサ、１２は
ステアリングロール３の下流側に設けられたセンサで、
該センサ１１，１２は複数の投受光器を帯状材２の側縁
に対向させてなり、帯状材２の蛇行量を電気的に検出し
得るようにしている。
側で竪形炉１の抽出口付近に設けられたセンサ、１２は
ステアリングロール３の下流側に設けられたセンサで、
該センサ１１，１２は複数の投受光器を帯状材２の側縁
に対向させてなり、帯状材２の蛇行量を電気的に検出し
得るようにしている。
【００１１】センサ１１，１２により検出された蛇行量
は制御装置１３に入力される。そして該制御装置１３は
下流側のセンサ１２によって検出された蛇行量に従いア
クチュエータ１０を作動させスライド板７を介してステ
アリングロール３を軸方向に進退動させることにより該
ステアリングロール３に巻回している帯状材２を幅方向
に平行移動させ該帯状材２の蛇行（横ずれ）を修正して
いる。なおこの修正結果はセンサ１２により再計測され
制御装置１３を介してアクチュエータ１０にフィードバ
ックされる。
は制御装置１３に入力される。そして該制御装置１３は
下流側のセンサ１２によって検出された蛇行量に従いア
クチュエータ１０を作動させスライド板７を介してステ
アリングロール３を軸方向に進退動させることにより該
ステアリングロール３に巻回している帯状材２を幅方向
に平行移動させ該帯状材２の蛇行（横ずれ）を修正して
いる。なおこの修正結果はセンサ１２により再計測され
制御装置１３を介してアクチュエータ１０にフィードバ
ックされる。
【００１２】上記ステアリングロール３の軸方向進退動
による修正作動に伴い帯状材２の上流側が傾斜蛇行すれ
ば、センサ１１によりその蛇行量が検出され、該蛇行量
は制御装置１３に入力され、制御装置１３はセンサ１１
により検出された蛇行量に従いアクチュエータ９を作動
その蛇行を修正させるべくステアリングロール３を傾動
させる。こうしてステアリングロール３の上流側におけ
る帯状材２の蛇行は常にセンサ１１により検出され制御
装置１３を介しアクチュエータ９にフィードバックされ
ることにより修正される。
による修正作動に伴い帯状材２の上流側が傾斜蛇行すれ
ば、センサ１１によりその蛇行量が検出され、該蛇行量
は制御装置１３に入力され、制御装置１３はセンサ１１
により検出された蛇行量に従いアクチュエータ９を作動
その蛇行を修正させるべくステアリングロール３を傾動
させる。こうしてステアリングロール３の上流側におけ
る帯状材２の蛇行は常にセンサ１１により検出され制御
装置１３を介しアクチュエータ９にフィードバックされ
ることにより修正される。
【００１３】なお上記実施例は上流側および下流側に夫
々センサを設けた例であるが、図３に示したように、下
流側にのみセンサ１２を設け、該下流側のセンサ１２に
より検出される蛇行量によりアクチュエータ１０を作動
させると共に、該下流側のセンサ１２により検出される
蛇行量から演算器１４を通すことにより修正に伴なうス
テアリングロール３の所要傾動量を演算によって求めア
クチュエータ９を駆動させるようにしてもよい、なおこ
の演算器１４の演算式は帯状材２とステアリングロール
３の傾き，ステアリングロール３およびガイドロール４
の間の距離等を要素して装置毎に個々に決定される。
々センサを設けた例であるが、図３に示したように、下
流側にのみセンサ１２を設け、該下流側のセンサ１２に
より検出される蛇行量によりアクチュエータ１０を作動
させると共に、該下流側のセンサ１２により検出される
蛇行量から演算器１４を通すことにより修正に伴なうス
テアリングロール３の所要傾動量を演算によって求めア
クチュエータ９を駆動させるようにしてもよい、なおこ
の演算器１４の演算式は帯状材２とステアリングロール
３の傾き，ステアリングロール３およびガイドロール４
の間の距離等を要素して装置毎に個々に決定される。
【００１４】
【発明の効果】このように本発明に係る連続搬送帯状材
の蛇行修正方法は、下流側のセンサにより検出される蛇
行量をステアリングロールの軸方向への進退動により修
正し上流側の蛇行を該ステアリングロールの円弧状の傾
動により修正するものであるので、金属ストリツプ等の
帯状材の蛇行を確実に修正でき破断等のトラブルを防止
できる効果がある。
の蛇行修正方法は、下流側のセンサにより検出される蛇
行量をステアリングロールの軸方向への進退動により修
正し上流側の蛇行を該ステアリングロールの円弧状の傾
動により修正するものであるので、金属ストリツプ等の
帯状材の蛇行を確実に修正でき破断等のトラブルを防止
できる効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す帯状材連続搬送装置の
側面図。
側面図。
【図２】図１のステアリングロールの正面図。
【図３】本発明の他の実施例を示したステアリングロー
ルの正面図。
ルの正面図。
２ 帯状材 ３ ステアリングロール ５，５ 軸受 ７ スライド板 ９ アクチュエータ １０ アクチュエータ １１ センサ １２ センサ １３ 制御装置 １４ 演算器
Claims (2)
- 【請求項１】 ステアリングロールを軸方向に進退動さ
せる第１のアクチュエータおよび該ステアリングロール
を円弧状に傾動させる第２のアクチュエータを設けると
共に、該ステアリングロールにより支持搬送される金属
ストリップ等の帯状材の上流側および下流側にその蛇行
量を検出するセンサを夫々設け、下流側のセンサによつ
て検出される蛇行量を第１のアクチュエータを駆動する
ことにより修正し、上流側のセンサによつて検出される
蛇行量を第２のアクチュエータを駆動することにより修
正するようにしたことを特徴とする連続搬送帯状材の蛇
行修正方法。 - 【請求項２】 ステアリングロールを軸方向に進退動さ
せる第１のアクチュエータおよび該ステアリングロール
を円弧状に傾動させる第２のアクチュエータを設け、該
ステアリングロールにより支持搬送される金属ストリッ
プ等の帯状材の下流側にその蛇行量を検出するセンサを
設け、該センサによつて検出される蛇行量を第１のアク
チュエータを駆動することにより修正すると共に、該セ
ンサによつて検出される蛇行量から演算器を介して所要
傾動量を演算し第２のアクチュエータを駆動するように
したことを特徴とする連続搬送帯状材の蛇行修正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09253693A JP3336670B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 連続搬送帯状材の蛇行修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09253693A JP3336670B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 連続搬送帯状材の蛇行修正方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06316357A true JPH06316357A (ja) | 1994-11-15 |
| JP3336670B2 JP3336670B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=14057098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09253693A Expired - Fee Related JP3336670B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 連続搬送帯状材の蛇行修正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3336670B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151233A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び媒体の繰出し方法 |
| KR102209606B1 (ko) * | 2019-09-05 | 2021-01-28 | 주식회사 포스코 | 스트립의 사행 교정 장치 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP09253693A patent/JP3336670B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151233A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び媒体の繰出し方法 |
| KR102209606B1 (ko) * | 2019-09-05 | 2021-01-28 | 주식회사 포스코 | 스트립의 사행 교정 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3336670B2 (ja) | 2002-10-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |