JP2002075334A - 帯形状平板の切断方法 - Google Patents

帯形状平板の切断方法

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JP2002075334A
JP2002075334A JP2000253974A JP2000253974A JP2002075334A JP 2002075334 A JP2002075334 A JP 2002075334A JP 2000253974 A JP2000253974 A JP 2000253974A JP 2000253974 A JP2000253974 A JP 2000253974A JP 2002075334 A JP2002075334 A JP 2002075334A
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cutting
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cut
shaped electrode
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JP2000253974A
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Hideki Suzuki
秀樹 鈴木
Eiji Abe
栄治 阿部
Juichi Suzuki
寿一 鈴木
Shinichi Kokaji
真一 小鍛冶
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Furukawa Battery Co Ltd
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Furukawa Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続して搬送される帯形状平板から切断される
断片を、その大きさに拘らず、高精度に切断できる帯形
状平板の切断方法を提供する。 【解決手段】切断装置の搬入コンベアの搬入速度、コン
ベアとは互いに独立に駆動されるロータリーカッターの
刃の取り付け間隔の寸法、および帯形状平板としての帯
形状電極板のカット寸法からカッターの基本速度を設定
する。基本速度に、帯形状電極板のカット位置の補正を
加えてカッターの回転速度を設定する。帯形状電極板を
切断する際のカッターの回転速度がコンベアの搬入速度
を上回るように、回転速度に刃のカットの周速度の条件
を加えてカッターの実行速度を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続して搬送され
る帯形状平板として、例えば、帯形状の電極板を複数枚
の断片としての単体の電極板に切断する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】帯形状平板としての帯形状の電極板10
2を切断するには、一般には、図5に示すように、帯形
状電極板102を連続して搬送する搬送用ベルトコンベ
ア103と、この搬送用ベルトコンベア103によって
搬入される帯形状電極板102を切断するロータリーカ
ッター104とを具備している切断装置101を用い
る。この切断装置101においては、搬送用ベルトコン
ベア103とロータリーカッター104とは、ともに1
台のサーボモータ105によって同期駆動される。この
切断装置101においては、搬送用ベルトコンベア10
3のベルト103aの周速度(帯形状電極板102の搬
送速度)と、ロータリーカッター104が有している複
数枚の刃104aのそれぞれの周速度とは、同速度に設
定されている。各刃104aは、ロータリーカッター1
04の外周面に、その周方向に等間隔に離間されて、例
えば5枚取り付けられている。隣接する5枚の各刃10
4a同士の取り付け間隔の寸法は、帯形状電極板102
のカット寸法と同等の大きさに設定されている。
【0003】帯形状電極板102は、図5に示すよう
に、搬送用ベルトコンベア103によって、ロータリー
カッター104に向けて連続して搬送され、図7に示す
ように、ロータリーカッター104と、このロータリー
カッター104の下方において、ロータリーカッター1
04と同方向に回転される切断補助用ローラ106との
間のカット位置に送り込まれる。このカット位置におい
て、帯形状電極板102は、搬送用ベルトコンベア10
3の搬送方向と順方向に回転駆動されているロータリー
カッター104の各刃104aによって、帯形状電極板
102の搬送方向を横切るように切断(カット)され
る。この際、帯形状電極板102は、図8中斜線部分に
示すように、前述したカット寸法に合わせて、許容誤差
を考慮して予め想定されている所定の範囲のカット部分
107の幅方向中央で、ロータリーカッター104の各
刃104aによって切断されるように設定されている。
これにより、帯形状電極板102は、略一定の幅の断
片、つまり、単体の電極板108として切断される。こ
うして、帯形状電極板102から1枚ずつ切断された単
体の電極板108は、前記カット位置を通過した後、搬
送方向前方に隣接して配置されている搬出コンベア10
9のベルト109a上に載置されて、次の工程へ向けて
搬出される。
【0004】以上説明した切断装置101を用いた切断
方法によれば、図7に示すように、ロータリーカッター
104の各刃104aが帯形状電極板102を切断する
際には、各刃104aが帯形状電極板102を切断する
間、帯形状電極板102は、その搬送方向前方への搬送
を各刃104aによって妨げられている状態となる。こ
のとき、帯形状電極板102には、図7中破線矢印で示
すように、その搬送される向きと反対向きに、所定の大
きさの反力が加えられる。すると、この帯形状電極板1
02は、前記カット位置の手前付近(直前)において、
上方に向けて浮き上がるなどして撓み部分110を生じ
る。
【0005】したがって、この撓み状態が長く続いた
り、あるいはその撓み部分110の大きさが所定の大き
さを超えたりすると、帯形状電極板102から切断され
た単体の電極板108は、その幅が不均一となり、製品
として適さないおそれがあるので、この単体の電極板1
08を用いた蓄電池の生産性の低下につながるおそれが
ある。
【0006】このような単体の電極板108の歩留まり
の低下を抑制するために、この切断装置101は、以下
に説明する方法により、帯形状電極板102のカット部
分107での位置ずれを補正する。
【0007】搬送用ベルトコンベア103のロータリー
カッター104側の端部付近の上方には、図5に示すよ
うに、1台のセンサ112が設置されている。このセン
サ112は、第1ギヤ113を介して、サーボモータ1
05によって回転駆動される搬送用ベルトコンベア10
3のベルト103a上に載置されて搬送される帯形状電
極板102の各耳部111の位置を検出するものである
とともに、図示しない制御装置に接続されている。ま
た、搬送用ベルトコンベア103とロータリーカッター
104とを同期駆動するために、第1ギヤ113から分
岐されてサーボモータ105の駆動力をロータリーカッ
ター104に伝達するカッター駆動軸114の一端部に
は、無段変速機115が設けられている。この無段変速
機115には、そのギヤ比を一時的に高くしたり、ある
いは低くしたりすることにより、ロータリーカッター1
04の回転速度を一時的に微調整するためのステッピン
グモータ116が取り付けられている。それとともに、
ロータリーカッター104には、無段変速機115を介
して、その同一軸線上に、ロータリーカッター104が
有している5枚の刃104aのそれぞれの位置を検出す
るカムポジショナー117が取り付けられている。な
お、サーボモータ105、ステッピングモータ116、
およびカムポジショナー117もそれぞれ制御装置に接
続されて駆動制御される。
【0008】切断装置101のロータリーカッター10
4が有している5枚の刃104aの取り付け間隔の寸法
は、図6に示すように、帯形状電極板102のカット寸
法と同じ大きさに設定されている。また、ロータリーカ
ッター104の各刃104aの周速度は、搬送用ベルト
コンベア103のベルト103aの周速度と同じ大きさ
に設定されており、これがロータリーカッター104の
回転速度の基本となっている。この状態において、帯形
状電極板102が搬送用ベルトコンベア103のベルト
103a上に載置されて搬送されると、ロータリーカッ
ター104付近において、帯形状電極板102の各カッ
ト部分107に対応して1個ずつ設けられている耳部1
11を、センサ112が逐次検出する。制御装置は、セ
ンサ112が各耳部111を検出した時刻、センサ11
2のカット位置からの距離、および、搬送用ベルトコン
ベア103のベルト103aの周速度などに基づいて、
帯形状電極板102の各カット部分107が、その幅方
向略中央でカットされるようにカット位置からのずれを
補正する。
【0009】具体的には、帯形状電極板102の各カッ
ト部分107の幅方向中央が、図8に示すように、カッ
ト位置に対して+側にずれている計算結果となった場合
には、制御装置は、無段変速機115のギヤ比を一時的
に低くするようにステッピングモータ116を駆動させ
て、ロータリーカッター104の回転速度を一時的に微
かに遅くする。これにより、ロータリーカッター104
の各刃104aは、それぞれの周速度が一時的に遅くな
るので、一定の速度で搬送される帯形状電極板102に
対して、カット位置が搬送方向後方寄りに所定の補正量
分ずれたのと同等の状態となる。したがって、ロータリ
ーカッター104の各刃104aは、帯形状電極板10
2を、各カット部分107の幅方向略中央で単体の電極
板108に切断できる。
【0010】これとは逆に、帯形状電極板102の各カ
ット部分107の中央部分が、図8に示すように、カッ
ト位置に対して−側にずれている計算結果となった場合
には、制御装置は、無段変速機115のギヤ比を一時的
に高くするようにステッピングモータ116を駆動させ
て、ロータリーカッター104の回転速度を一時的に微
かに速くする。これにより、ロータリーカッター104
の各刃104aはそれぞれの周速度が一時的に速くなる
ので、一定の速度で搬送される帯形状電極板102に対
して、カット位置が搬送方向前方寄りに所定の補正量分
ずれたのと同等の状態となる。したがって、ロータリー
カッター104の各刃104aは、帯形状電極板102
を、各カット部分107の幅方向略中央で単体の電極板
108に切断できる。以上説明した従来の切断方法は、
図6に示されている。
【0011】また、以上説明したような、ベルトコンベ
アと、これと同期駆動されるロータリーカッターとを具
備している切断装置を用いた帯形状の電極板の切断方法
としては、例えば、特開平8−264176号公報、あ
るいは特開平8−298123号公報に開示されている
帯状電極板の連続切断方法が提案されている。
【0012】特開平8−264176号公報の切断方法
は、前述した切断装置101と略同様な構成からなる切
断装置において、ベルトコンベアのベルト表面上、ある
いはベルトの表面付近に、帯形状電極板のベルトに対す
るずれを抑制する構成を設けたものである。例えば、ベ
ルト表面上に、帯形状電極板の耳部もしくは縁部が嵌合
される凹凸形状の電極固定部を設けたり、あるいはベル
トにその表裏を貫通する無数の通気孔を設け、帯形状電
極板がベルトに対してずれないように吸引ノズルを用い
て吸引固定したり、さらには、ロータリーカッターの直
前に噴射ノズルを配置して、この噴射ノズルの噴射口か
ら帯形状電極板とロータリーカッターの刃とが接触する
位置に向けて空気を吹き付けて、その風圧により帯形状
電極板が撓まないように、帯形状電極板をベルト表面お
よびロータリーカッターに向けて押圧するなどすること
により、帯形状電極板がずれるのを防いだ状態で単体の
電極板に切断する方法である。
【0013】また、特開平8−298123号公報の切
断方法は、予め設定されている単体の電極板の理想的な
大きさおよび形状と、ロータリーカッターによって切断
された複数枚の単体の電極板のそれぞれの実際の大きさ
および形状とを比較して、それらの間の偏差(誤差)を
計算し、この計算結果を基にして、これをコントローラ
にフィードバックし、次に切断する帯形状電極板の各カ
ット部分の切断位置(カット位置)を自動修正するもの
である。コントローラは、ステッピングモータおよび変
速機を介してロータリーカッターと接続されているとと
もに、タコジェネレータを介してロータリーカッターお
よびコンベアを回転駆動させるライン駆動用同期モータ
とも接続されている。前述したカット位置の自動修正
は、同じく前述した計算結果に基づいて、一定の速さで
走行しているコンベアの搬送速度に対して、ロータリー
カッターの回転速度をコントローラが相対的に変化させ
ることによって行われる。あるいは、一定の速さで回転
しているロータリーカッターの回転速度に対して、コン
ベアの搬送速度をコントローラが相対的に変化させるこ
とによって行われる。また、コンベアとロータリーカッ
ターのそれぞれに対して、ステッピングモータおよび変
速機をそれぞれ1台ずつ接続して、コンベアの搬送速度
とロータリーカッターの回転速度とを、それぞれ互いに
独立に変化させることにより、カット位置の自動修正を
行うこともできる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したような切断装
置を用いたすべての切断方法によれば、ロータリーカッ
ターの実行速度を補正する際に、ステッピングモータお
よび変速機のそれぞれの構造上の精度による補正誤差
と、ステッピングモータが制御装置などから補正命令を
受け取り、この命令に基づいて変速機を作動させるまで
に係る時間のタイムラグ、およびステッピングモータに
よって変速機が所定のギヤ比に変速されるまでに掛かる
時間のタイムラグの補正誤差との、少なくとも2つの誤
差要因が必ず生じる。
【0015】また、特開平8−264176号公報の切
断方法を除く2つの切断方法においては、切断前の帯形
状の電極板に、前述した撓み部分が生じる。したがっ
て、この撓み部分におけるカット位置のずれが、ステッ
ピングモータおよび変速機によるロータリーカッターの
実行速度の補正範囲を超えると、帯形状電極板を前述し
たカット部分の範囲内での切断ができなくなるおそれが
ある。
【0016】さらに、前述したすべての切断方法によれ
ば、これらを実行するための切断装置においては、ベル
トコンベアとロータリーカッターとが1台の駆動用のモ
ータによって同期駆動されている。それとともに、少な
くともロータリーカッターには、その回転速度を微調整
するためのステッピングモータおよび変速機が、それぞ
れ1台ずつ接続されている。これにより、ベルトコンベ
アの搬送速度に対するロータリーカッターの回転速度
(実行速度)を、大きく異なった値に設定し難い。よっ
て、サイズが大きく異なる単体の電極板を切断するため
には、それらの電極板のカット寸法が大きく変わるたび
に、それに応じた取り付け間隔で設けられた刃を有する
ロータリーカッターの交換(段替えとも称される。)が
必要であり、その上で帯形状の電極板を切断しなければ
ならなかった。
【0017】よって、本発明が解決しようとする課題
は、連続して搬送される帯形状平板から切断される断片
を、その大きさに拘らず、高精度に切断できる帯形状平
板の切断方法を得ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、前記請求項1に記載の発明に係る帯形状平板の切断
方法は、連続回転して帯形状平板を搬送する搬送装置、
およびこの搬送装置の駆動モータとは別の駆動モータに
より前記帯形状平板の搬送方向と順方向に回転駆動され
て、前記帯形状平板をその幅方向に沿って切断するロー
タリーカッターを具備する切断装置を使用する帯形状平
板の切断方法であって、前記ロータリーカッターが有し
ている刃の周速度を、少なくともこの刃が前記帯形状平
板を切断する際に、前記搬送装置の搬送速度よりも高速
にして前記帯形状平板を切断することを特徴とするもの
である。
【0019】この発明の帯形状平板の切断方法において
は、搬送装置によって連続して搬送されてくる帯形状平
板を、その幅方向に切断する際に、切断を実行するロー
タリーカッターの刃の周速度を、少なくともこの刃が帯
形状平板を切断する際に、搬送装置の搬送速度よりも高
速にして切断する。これにより、ロータリーカッターの
刃が帯形状平板と接している時間が極めて短時間とな
り、かつ、搬送力を受けている帯形状平板が搬送方向前
方に引き込まれるようになるので、切断位置において、
帯形状平板が前の刃によって止められて、撓んでずれる
おそれを殆どなくすことができる。また、搬送装置とロ
ータリーカッターとが、互いに独立に駆動されるので、
少なくとも切断時において搬送装置の搬送速度とロータ
リーカッターの刃の周速度とを、前述のように設定でき
るとともに、各駆動系の構造の単純化に基づいて、補正
誤差の要因を減少できる。
【0020】また、前記請求項1に記載の発明を実施す
るにあたって、この発明に従属する前記請求項2に記載
の帯形状平板の切断方法は、前記ロータリーカッターの
刃の周速度を常に前記搬送装置の搬送速度より高速にし
て前記帯形状平板を切断するものである。
【0021】この発明の帯形状平板の切断方法において
は、さらに、搬送装置の搬送速度とロータリーカッター
の刃の周速度とを常に異なった値に設定できる。これに
より、帯形状平板のカット寸法が大きく異なっても、搬
送装置とロータリーカッターのそれぞれの速度を互いに
独立に調整することにより対応できるので、ロータリー
カッターの段替えなどをする必要がない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施の形態
に係る帯形状平板の切断装置1を用いた帯形状電平板の
切断方法を、図1〜図4に基づいて説明する。
【0023】帯形状平板の切断装置1は、図1に示すよ
うに、帯形状平板として、例えば、帯形状電極板2を搬
送する搬送装置3と、帯形状電極板2を切断するロータ
リーカッター(以下の説明において、カッターと略称す
る。)4とを具備している。
【0024】搬送装置3は、この帯形状電極板2の搬送
経路の中間部において、後述するカッター4を、その両
側から挟むように設置されている。具体的には、搬送装
置3は、ロータリーカッター4に帯形状電極板2を搬入
する側に配置されている搬入用ベルトコンベア(以下の
説明において、搬入コンベアと略称する。)5、および
カッター4によって複数枚に切断された帯形状電極板2
の断片として、例えば、単体の電極板6を、図示しない
他の(次の)作業工程に向けて搬出する側に設けられて
いる搬出用ベルトコンベア(以下の説明において、搬出
コンベアと略称する。)7などから構成されている。
【0025】搬入コンベア5は、サーボモータからなる
駆動モータ8が発生する駆動力が伝達されることによ
り、回転駆動される。具体的には、搬入用駆動モータ8
によって、この搬入用駆動モータ8に直結されている第
1駆動軸9が回転駆動される。第1駆動軸9の回転運動
は、この第1駆動軸9の搬入用駆動モータ8が直結され
ている側とは反対側の端部に接続されている第1ギヤ1
0によって変速されて、この第1ギヤ10に接続されて
いる第2駆動軸11に伝達される。第2駆動軸11は、
その第1ギヤ10が接続されている側とは反対側の端部
が、搬入コンベア5が有している搬入用駆動側ローラ1
2に互いに同一軸線上において直結されている。搬入用
駆動側ローラ12は、図1中矢印で示す向きに、第2駆
動軸11によって回転駆動される。搬入用駆動側ローラ
12、およびこの搬入用駆動側ローラ12と平行に対を
なして回転自在に配置されている搬入用従動側ローラ1
3には、それらにわたって無端状の搬入用ベルト14が
掛けられている。搬入用駆動側ローラ12が前述した向
きに回転駆動されると、搬入用ベルト14は、その帯形
状電極板2が載せられる側である上側が、図1中白抜き
矢印で示す向きに移動するように回転駆動される。
【0026】以上説明したように、搬入コンベア5が搬
入用駆動モータ8によって回転駆動されると、搬入コン
ベア5の搬入用ベルト14上に載置された帯形状電極板
2は、図1中白抜き矢印で示すように、搬送方向前方に
向けて連続して搬送される。また、搬入用駆動モータ8
は、図示しない操作部付きの制御装置29により、後述
する搬出用駆動モータ、およびカッター駆動モータ18
とは独立に駆動を制御される。したがって、搬入コンベ
ア5の搬送速度(搬入速度)は、後述する搬出コンベア
7の搬送速度(搬出速度)、およびカッター4の回転速
度とは独立に設定される。
【0027】同様に、搬出コンベア7も図示しない搬出
用駆動モータによって回転駆動される。この搬出コンベ
ア7が有している搬出用駆動側ローラ15が図1中矢印
で示す向きに回転駆動されると、この搬出用駆動側ロー
ラ15と、搬出用従動側ローラ16とにわたって掛けら
れている、無端状の搬出用ベルト17が、その上側が、
図1中白抜き矢印で示す向きに移動するように回転駆動
される。これにより、カッター4によって帯形状電極板
2から切断された単体の電極板6は、図示しない他の
(次の)作業工程に向けて搬出される。また、搬出用駆
動モータも、前記図示しない操作部付きの制御装置29
により、搬入用駆動モータ8、および後述するカッター
駆動モータ18とは独立に駆動を制御される。したがっ
て、搬出コンベア7の搬出速度は、搬入コンベア5の搬
入速度、およびカッター4の回転速度とは独立に設定さ
れる。
【0028】カッター4は、図1に示すように、その回
転軸が前述した搬入コンベア5の搬入用駆動側ローラ1
2および搬入用従動側ローラ13のそれぞれの回転軸と
平行となるように配置されている。このカッター4は、
図1中白抜き矢印で示す帯形状電極板2の搬送方向と順
方向に回転できる。
【0029】カッター4は、サーボモータからなるカッ
ター駆動モータ18が発生する駆動力が伝達されること
により、回転駆動される。具体的には、カッター駆動モ
ータ18によって、このカッター駆動モータ18に直結
されている第1カッター駆動軸19が回転駆動される。
第1カッター駆動軸19の回転運動は、この第1カッタ
ー駆動軸19のカッター駆動モータ18が直結されてい
る側とは反対側の端部に接続されているカッター駆動ギ
ヤ20によって変速されて、このカッター駆動ギヤ20
に接続されている第2カッター駆動軸21に伝達され
る。第2カッター駆動軸21は、そのカッター駆動ギヤ
20が接続されている側とは反対側の端部を、カッター
4に同一軸線上において直結されている。カッター4
は、図1中矢印で示す向きに、第2カッター駆動軸21
によって回転駆動される。
【0030】また、カッター駆動モータ18は、前記図
示しない操作部付きの制御装置29により、前述した搬
入用駆動モータ8、および搬出用駆動モータとは独立に
駆動される。したがって、カッター4の回転速度は、搬
入コンベア5の搬入速度、および搬出コンベア7の搬出
速度とは独立に設定される。
【0031】カッター4の外周面4a上には、図1に示
すように、カッター4の軸方向に延びる複数枚の刃23
が、カッター4の径方向外側に向けて突出して取り付け
られている。本実施形態においては、刃23の数は5枚
に設定されている。それとともに、カッター4の外周面
4aの周方向に沿った隣接する各刃23同士の取り付け
間隔は、互いに137mmに設定されている。カッター
4は、これが等速度で回転している間は、これに向かっ
て搬入される帯形状電極板2を、その幅方向に横切って
連続して切断できる。
【0032】また、カッター4および第2カッター駆動
軸21の同一軸線上には、カッター駆動ギヤ20を介し
て、カッター4が有している5枚の各刃23の位置を検
出するためのカムポジショナー24が取り付けられてい
る。これにより、後述する帯形状電極板2の切断作業中
での各刃23のそれぞれの位置を検出できる。このカム
ポジショナー24も、前記図示しない操作部付きの制御
装置29に接続されている。
【0033】カッター4の下方には、搬入コンベア5
と、搬出コンベア7との間に挟まれて、カッター4によ
る帯形状電極板2の切断を補助するための切断補助用ロ
ーラ25が回転自在に配置されている。搬入コンベア5
によってカッター4に搬入される帯形状電極板2は、カ
ッター4と切断補助用ローラ25との間に送り込まれ
る。本切断装置1によれば、帯形状電極板2は、基本的
には、カッター4と切断補助用ローラ25との間で、カ
ッター4の軸心と、切断補助用ローラ25の回転中心と
を結ぶ位置に想定されている切断位置(カット位置)に
おいて、カッター4の各刃23によって複数枚の単体の
電極板6に切断される。具体的には、各刃23のカッタ
ー4の外周面4aからの径方向外側への突出長さは、カ
ッター4と切断補助用ローラ25との間隔と略同程度の
大きさである。これにより、帯形状電極板2は、前述し
たカット位置において、切断補助用ローラ25の外周面
25aによって、その厚み方向下側から支持されつつ、
カッター4の各刃23によってその厚み方向上側から押
し切られる。
【0034】搬入コンベア5の搬入用従動側ローラ13
側の端部、すなわち、カッター4側の端部の上方には、
この搬入コンベア5によって搬入される帯形状電極板2
の所定の箇所に予め設けられている耳部26を逐次検出
するための検出センサ27が配置されている。耳部26
は、切断された単体の電極板6同士を電気的に接続する
部分として用いられる。検出センサ27は、帯形状電極
板2のカット位置から、搬送装置3の搬送方向の上流側
に所定の距離だけ離されて配置されている。それととも
に、耳部26は、図1中二点鎖線で示されている帯形状
電極板2の一側縁に一定間隔ごとに設けられ、切断され
た単体の電極板6のそれぞれに1個ずつ含まれるように
設けられている。また、検出センサ27は制御装置29
に接続されている。
【0035】検出センサ27は、搬入コンベア5によっ
て搬入される帯形状電極板2に設けられている耳部26
が、その略真下を通過するごとに、これを検出して、そ
の出力信号を制御装置29に送る。制御装置29には、
検出センサ27のカット位置からの距離、帯形状電極板
2の全長、帯形状電極板2のカット寸法、図1中二点鎖
線で示されている帯形状電極板2の各カット予定部分2
8、およびこのカット予定部分28に対する耳部26の
相対的な距離などの情報が予め入力されている。前述し
た出力信号を受け取った制御装置29は、前記入力済み
の各種情報、検出センサ27が耳部26を検出した時
刻、およびこれに接続されている搬入用駆動モータ8に
よって駆動されている搬入コンベア5による帯形状電極
板2の搬入速度などに基づいて、例えば、制御装置29
に予め組み込まれている計算回路によって、帯形状電極
板2の各カット予定部分28がカット位置に到達する時
刻を計算する。それととともに、この制御装置29に
は、前述したように、カッター4の各刃23のそれぞれ
の位置を検出するカムポジショナー24が接続されてお
り、各刃23のそれぞれの位置が出力信号として送られ
て来る。
【0036】制御装置29は、これが有している計算回
路の前記計算結果と、カムポジショナー24から送られ
て来る各刃23に位置情報とを照合して、帯形状電極板
2の各カット予定部分28が、前述したカット位置にお
いて各刃23によって切断されるように、これに接続さ
れて互いに独立に駆動される搬入用駆動モータ8、およ
びカッター駆動モータ18の各駆動状態を制御する。す
なわち、制御装置29は、帯形状電極板2の各カット予
定部分28が、カット位置において各刃23によって切
断されるように、搬入コンベア5の搬入速度と、カッタ
ー4の回転速度とを、それぞれ互いに独立に、適宜制御
する。これにより、帯形状電極板2は、予め設定された
各カット予定部分28で切断されるので、カッター4の
下流側に通過した単体の電極板6は、略一定の大きさに
切り揃えられる。なお、以上説明したこの切断装置1に
よる帯形状電極板2の切断作業は、図示しない作業員が
切断された断片6の切断状況を肉眼で確認しつつ、操作
部を操作することにより手動で行うこともできる。
【0037】以上説明した本実施形態の帯形状電極板の
切断装置1によれば、搬入コンベア5を駆動させる搬入
用駆動モータ8と、カッター4を駆動させるカッター駆
動モータ18とは、これらが接続されている制御装置2
9を介して互いに独立に、所定の駆動状態で駆動制御さ
れる。すなわち、搬入コンベア5の搬入速度と、カッタ
ー4の回転速度とは、互いに独立して適宜設定される。
これにより、この切断装置1においては、切断する帯形
状電極板2の大きさや、あるいはその帯形状電極板2か
ら切断される各電極板6の大きさなどに拘らず、かつ、
カッター4の段替えなどを行うことなく、帯形状電極板
2を所望する大きさの複数枚の電極板6に容易に切断で
きる。
【0038】それとともに、この切断装置1において
は、制御装置29に接続されているカムポジショナー2
4、および同じく制御装置29に接続されている検出セ
ンサ27から逐次送られてくる信号などに基づいて、帯
形状電極板2の各カット予定部分28が所定のカット位
置においてカッター4の各刃23によって切断されるよ
うに、搬入用駆動モータ8、およびカッター駆動モータ
18のそれぞれの駆動状態を、制御装置29を介して互
いに独立に適宜駆動制御できる。すなわち、帯形状電極
板2の各カット予定部分28が所定のカット位置におい
てカッター4の各刃23によって切断されるように、搬
入コンベア5の搬入速度と、カッター4の回転速度と
を、互いに独立して調整できる。この切断装置1におい
ては、搬入コンベア5と、カッター4とは、それぞれ個
別のサーボモータによって、それぞれ1台のギヤを介し
て互いに独立に駆動されている。これにより、搬入コン
ベア5と、カッター4とは、それぞれの駆動状態が互い
に干渉し合うことがない。それとともに、前述したそれ
ぞれの速度の調整を行う際の、ステッピングモータや、
あるいは無段変速機などの複雑な機構からなる各種動力
伝達装置を介在させることによるタイムラグなどの誤差
要因を排除できる。これにより、この切断装置1におい
ては、帯形状電極板2から、精度良く略一定の大きさの
単体の電極板6に切断できる。
【0039】よって、この切断装置1においては、帯形
状電極板2を、その大きさや、あるいはその帯形状電極
板2から切断される単体の電極板6の大きさに拘らず、
略一定の大きさの単体の電極板6に切り揃えることがで
きる。
【0040】次に、以上説明した帯形状電極板の切断装
置1を用いた、本発明に係る帯形状電極板の切断方法
を、図2に基づいて説明する。この帯形状電極板の切断
方法は、帯形状電極板2を切断する際に生じるずれ、す
なわち切断誤差を補正して帯形状電極板2から単体の電
極板6を高精度に切断できる切断方法である。
【0041】まず、前述したように、切断装置1のカッ
ター4の理想的な回転速度であるカッター4の基本速度
は、図2に示すように、カッター4が有している各刃2
3の取り付け間隔の寸法、切断する平面部材2のカット
寸法、および搬入コンベア5の搬入速度などに基づいて
計算されて、所定の大きさに設定される。次に、このカ
ッター4の基本速度に、帯形状電極板2の各カット予定
部分28が所定のカット位置において切断されるよう
に、所定の補正を加える。このカット位置の補正は、前
述したように、検出センサ27、およびカムポジショナ
ー24のそれぞれから送られてくる各検出信号に基づい
て計算される。この計算結果に基づいて、制御装置29
は搬入コンベア5の搬入速度、およびカッター4の回転
速度のうちの少なくとも一方を、帯形状電極板2の各カ
ット予定部分28が所定のカット位置において切断され
るような大きさに補正する。本実施形態においては、制
御装置29は、図2に示すように、搬入コンベア5の搬
入速度を一定とし、カッター駆動モータ18の駆動状態
を補正制御することにより、帯形状電極板2の各カット
予定部分28が所定のカット位置において切断されるよ
うに、カット位置を補正する。すなわち、カッター4の
回転速度を適正な大きさに適宜補正することにより、カ
ット位置を適宜補正する。このように、カッター4の基
本速度にカット位置の補正が加えられた状態のカッター
4の回転する速度を、カッター4の回転速度とする。
【0042】本実施形態の帯形状電極板の切断方法にお
いては、以上説明したカッター4の回転速度に、さらに
補正を加える。具体的には、カッター4が有している各
刃23が、カット位置において帯形状電極板2を切断す
る際のカッター4の回転速度を、搬入コンベア5の搬入
速度よりも大きく設定する。これが、図2に示すよう
に、カッター4の回転速度に対するカットの周速度の条
件の補正である。このように、カッター4の回転速度に
対して、カットの周速度の条件の補正を加えたものが最
終的なカッター4の実行速度となる。搬入コンベア5に
よって搬入される帯形状電極板2は、このような実行速
度で回転しているカッター4の各刃23によって、単体
の電極板6に切断される。
【0043】詳しく説明すると、カット位置において、
カッター4の各刃23が、帯形状電極板2を、その各カ
ット予定部分28において切断する際に、少なくとも各
刃23が帯形状電極板2の上面と当接し、帯形状電極板
2をその厚み方向に沿って下面まで押し切るまでの間、
切断位置付近における各刃23の周速度を、搬入コンベ
ア5の搬入速度よりも一時的に大きくする。この場合、
帯形状電極板2がカッター4の各刃23によって切断さ
れている間、カッター4の各刃23が帯形状電極板2と
接している時間が極めて短時間となり、かつ、搬送力を
受けている帯形状電極板2が搬送方向前方に引き込まれ
るようになるので、切断位置において、帯形状電極板2
が前の刃23によって止められて、撓んでずれるおそれ
を殆どなくすことができる。すなわち、搬入コンベア5
によって連続して搬入される帯形状電極板2は、そのカ
ット予定部分28が所定のカット位置からずれるおそれ
が殆ど無い。また、カッター4は、前述したように、搬
入コンベア5とは互いに干渉し合うことなく、互いに独
立に駆動されているとともに、その駆動機構は極めて単
純な構成となっている。よって、カッター4は、その実
行速度を、搬入コンベア5の搬入速度に依存することな
く、かつ、変速する際のタイムラグなどを殆ど含むこと
なく、さらに、帯形状電極板2をその所定のカット寸法
で殆ど誤差なく、精度良く切断できるような任意の大き
さに設定できる。
【0044】よって、前述した帯形状電極板の切断装置
1を用いた本実施形態の帯形状電極板の切断方法によれ
ば、切断される帯形状電極板2の大きさや、あるいはそ
の帯形状電極板2から切断される単体の電極板6の大き
さに拘らず、帯形状電極板2を切断する際におけるずれ
などを、高い精度で適宜補正して、略一定の大きさの複
数枚の単体の電極板6に容易に切り揃えることができ
る。
【0045】次に、前述した帯形状平板の切断装置とし
ての帯形状電極板の切断装置1を用いた、帯形状平板の
切断方法としての帯形状電極板の切断方法を、帯形状電
極板2を、大きさの異なる2種類の断片としての単体の
電極板6に切断する実施例について、図3および図4を
参照しつつ説明する。
【0046】まず、以下に説明する2つの実施例に先だ
って、それらに共通する切断装置1の設定状態、すなわ
ち共通の実施条件を説明する。帯形状電極板2は、その
長手方向が搬入方向と一致するように、搬入コンベア5
によって、685mm/sの搬入速度でカッター4に向
けて連続して搬入(充填)される。搬入コンベア5の搬
入用ベルト14の長手方向に沿った長さ、すなわち、搬
入用駆動側ローラ12付近から搬入用従動側ローラ13
付近までの長さは、この搬入用ベルト14上に載置され
た帯形状電極板2が、この搬入コンベア5によって搬入
される間、搬入用ベルト14に対して滑ることがないよ
うに、帯形状電極板2の長手方向に沿った長さに対し
て、十分に大きい長さに設定されている。
【0047】カッター4には、取り付け間隔の寸法を1
37mmに設定されて、5枚の刃23が取り付けられて
いる。カッター4に接続されているカッター駆動ギヤ2
0は、そのギヤ比が1/20に設定されている。これに
より、カッター駆動モータ18が駆動されて、例えば、
これに直結されている第1カッター駆動軸19が1秒間
に20回転すると、カッター4は1秒間に1回転する。
このような設定により、カッター4は、例えば、20r
psで回転駆動されて、その基本速度が前述した搬入コ
ンベア5の搬入速度と同じ大きさの、137mm/0.
2s、すなわち685mm/sとなるように設定でき
る。
【0048】以上説明した共通の実施条件を初期状態と
して、これに前述したカット位置の補正、および異なる
2種類の実施条件下における適当な前述したカット周速
度の条件を加えて、それぞれの実施条件に適するカッタ
ー4の実行速度を求め、帯形状電極板2の切断作業を行
う。
【0049】まず、第1実施例について、図3を参照し
つつ説明する。この第1実施例においては、帯形状電極
板2の基本カット寸法は、137mmとする。すなわ
ち、帯形状電極板2の基本カット寸法とカッター4の各
刃23の取り付け寸法とは、同じに設定されている。こ
のような実施条件、および前述した共通の実施条件の下
において、帯形状電極板2の各カット予定部分28に対
するカット位置の補正を、0mm、+1mm、および−
1mmのそれぞれについて行った場合のカッター4の回
転制御について説明する。なお、本実施例、および後述
する第2実施例の説明中、0mm、+1mm、および−
1mmのカット位置の補正とは、前述した従来例の、図
8中斜線部分で示されている各カット部分107におい
て、それらの幅方向中央部(搬入方向中央部)を0とし
て、カット位置をずらさない場合、および+側あるいは
−側にそれぞれ1mmずつカット位置をずらす場合にそ
れぞれ対応する。
【0050】前述した初期状態において、帯形状電極板
2に設けられている複数個の耳部26を検出する検出セ
ンサ27、およびカッター4の各刃23のそれぞれの位
置を検出するカムポジショナー24のそれぞれから送ら
れてくる各検出信号に基づいて、制御装置29がカット
位置をずらす必要がないと判断した場合には、以下のよ
うに切断作業が実行される。
【0051】すなわち、制御装置29が、帯形状電極板
2の基本カット寸法137mmである各カット予定部分
28に対して、カット位置の補正を0mmと判断した場
合には、カッター4は、これが有している各刃23の非
切断時における周速度が、図3中最上段のグラフに示す
ように、グラフ中一点鎖線で示されている685mm/
s、すなわち20rpsの基本速度(搬入コンベア5の
搬入速度)に対して、グラフ中実線で示すように、68
0mm/s、すなわち19.855rpsの周速度とな
るように設定されて回転駆動される。この状態におい
て、制御装置29は、カッター4の各刃23で帯形状電
極板2の各カット予定部分28を切断する際に、その切
断作業の前後の所定の時間だけ、カッター4の回転速度
にカットの周速度の条件を加えて、カッター4の実行速
度を、グラフ中実線で示すように、690mm/s、す
なわち20.147rpsまで高める。このようにカッ
ター4を回転制御することにより、グラフ中矢印で示す
タイミングにおいて帯形状電極板2がカットされる際
に、カッター4の各刃23が帯形状電極板2と接してい
る時間が極めて短時間となり、かつ、搬送力を受けてい
る帯形状電極板2は搬送方向前方に引き込まれるように
カットされる。よって、切断位置において、帯形状電極
板2が前の刃23によって止められて、撓んでずれるお
それを殆どなくすことができるので、帯形状電極板2
を、補正を行わない略基本カット寸法137mm通りに
単体の電極板6に切断できる。
【0052】また、前述した初期状態において、切断装
置1が有する検出センサ27、およびカムポジショナー
24のそれぞれから送られてくる各検出信号に基づい
て、制御装置29がカット位置を+方向に1mmずらす
ように判断した場合には、以下のように切断作業が実行
される。
【0053】すなわち、制御装置29が、帯形状電極板
2の基本カット寸法137mmである各カット予定部分
28に対して、カット位置の補正を+1mmとして、帯
形状電極板2を138mmの寸法で切断するように判断
した場合には、カッター4は、これが有している各刃2
3の非切断時における周速度が、図3中中段のグラフに
示すように、グラフ中一点鎖線で示されている685m
m/s、すなわち20rpsの基本速度(搬入コンベア
5の搬入速度)に対して、グラフ中実線で示すように、
675mm/s、すなわち19.712rpsの周速度
となるように設定されて回転駆動される。この状態にお
いて、制御装置29は、カッター4の各刃23で帯形状
電極板2の各カット予定部分28を切断する際に、その
切断作業の前後の所定の時間だけ、カッター4の回転速
度にカットの周速度の条件を加えて、カッター4の実行
速度を、グラフ中実線で示すように、690mm/s、
すなわち20.147rpsまで高める。このようにカ
ッター4を回転制御することにより、グラフ中矢印で示
すタイミングにおいて帯形状電極板2がカットされる際
に、カッター4の各刃23が帯形状電極板2と接してい
る時間が極めて短時間となり、かつ、搬送力を受けてい
る帯形状電極板2は搬送方向前方に引き込まれるように
カットされる。よって、切断位置において、帯形状電極
板2が前の刃23によって止められて、撓んでずれるお
それを殆どなくすことができるので、帯形状電極板2
を、略+1mm補正したカット寸法138mm通りに単
体の電極板6に切断できる。
【0054】あるいは、前述した初期状態において、切
断装置1が有する検出センサ27、およびカムポジショ
ナー24のそれぞれから送られてくる各検出信号に基づ
いて、制御装置29がカット位置を−方向に1mmずら
すように判断した場合には、以下のように切断作業が実
行される。
【0055】すなわち、制御装置29が、帯形状電極板
2の基本カット寸法137mmである各カット予定部分
28に対して、カット位置の補正を−1mmとして、帯
形状電極板2を136mmの寸法で切断するように判断
した場合には、カッター4は、これが有している各刃2
3の非切断時における周速度が、図3中最下段のグラフ
に示すように、グラフ中一点鎖線で示されている685
mm/s、すなわち20rpsの基本速度(搬入コンベ
ア5の搬入速度)に対して、グラフ中実線で示すよう
に、690mm/s、すなわち20.147rpsの周
速度となるように設定されて回転駆動される。この状態
において、カッター4の回転速度は、その基本速度、す
なわち、搬入コンベア5の搬入速度よりも速いので、制
御装置29は、カッター4の実行速度を、カッター4の
各刃23による帯形状電極板2の各カット予定部分28
の切断作業の実行時あるいは非実行時に拘らず、常に、
グラフ中実線で示すように、690mm/s、すなわち
20.147rpsの速度となるように保持する。この
ようにカッター4を回転制御することにより、グラフ中
矢印で示すタイミングにおいて帯形状電極板2がカット
される際に、カッター4の各刃23が帯形状電極板2と
接している時間が極めて短時間となり、かつ、搬送力を
受けている帯形状電極板2は搬送方向前方に引き込まれ
るようにカットされる。よって、切断位置において、帯
形状電極板2が前の刃23によって止められて、撓んで
ずれるおそれを殆どなくすことができるので、帯形状電
極板2を、略−1mm補正したカット寸法136mm通
りに電極板6に切断できる。
【0056】以上説明した第1実施例によれば、切断装
置1を用いたカットの周速度の条件の補正を加える本発
明の切断方法により切断された単体の電極板6の各カッ
ト予定部分28のずれ、すなわち切断誤差は、±0.6
mmであった。これに対して、前述した従来例の切断方
法で切断された単体の電極板6の各カット予定部分28
の切断誤差は、±1.2mmであった。これにより、切
断装置1を用いたカットの周速度の条件の補正を加える
本発明の切断方法が極めて優れた切断方法であることが
分かる。
【0057】次に、第2実施例について、図4を参照し
つつ説明する。この第2実施例においては、帯形状電極
板2の基本カット寸法は、102mmとする。すなわ
ち、この第2実施例は、搬入コンベア5によって、68
5mm/sの搬入速度で搬入される帯形状電極板2を、
前述した第1実施例からカッター4の段替えをすること
なく、その基本カット寸法を102mmに設定して複数
枚の単体の電極板6に切断するものである。このような
実施条件、および前述した共通の実施条件の下におい
て、帯形状電極板2の各カット予定部分28に対するカ
ット位置の補正を、0mm、+1mm、および−1mm
のそれぞれについて行った場合のカッター4の回転制御
について説明する。
【0058】前述した初期状態において、切断装置1が
有する検出センサ27、およびカムポジショナー24の
それぞれから送られてくる各検出信号に基づいて、制御
装置29がカット位置をずらす必要がないと判断した場
合には、以下のように切断作業が実行される。
【0059】すなわち、制御装置29が、帯形状電極板
2の基本カット寸法102mmである各カット予定部分
28に対して、カット位置の補正を0mmと判断した場
合には、カッター4は、これが有している各刃23の非
切断時における周速度が、図4中最上段のグラフに示す
ように、グラフ中一点鎖線で示されている685mm/
s、すなわち20rpsの搬入コンベア5の搬入速度に
対して、グラフ中実線で示すように、920.06mm
/s、すなわち26.863rpsの基本速度となるよ
うに設定されて回転駆動される。この状態において、カ
ッター4の基本速度は、搬入コンベア5の搬入速度より
も速いので、制御装置29は、カッター4の回転速度お
よび実行速度を、カッター4の各刃23による帯形状電
極板2の各カット予定部分28の切断作業の実行時ある
いは非実行時に拘らず、常に、グラフ中実線で示すよう
に、920.06mm/s、すなわち26.863rp
sの速度となるように保持する。このようにカッター4
を回転制御することにより、グラフ中矢印で示すタイミ
ングにおいて帯形状電極板2がカットされる際に、カッ
ター4の各刃23が帯形状電極板2と接している時間が
極めて短時間となり、かつ、搬送力を受けている帯形状
電極板2は搬送方向前方に引き込まれるようにカットさ
れる。よって、切断位置において、帯形状電極板2が前
の刃23によって止められて、撓んでずれるおそれを殆
どなくすことができるので、帯形状電極板2を、補正を
行わない略基本カット寸法102mm通りに単体の電極
板6に切断できる。
【0060】また、前述した初期状態において、切断装
置1が有する検出センサ27、およびカムポジショナー
24のそれぞれから送られてくる各検出信号に基づい
て、制御装置29がカット位置を+方向に1mmずらす
ように判断した場合には、以下のように切断作業が実行
される。
【0061】すなわち、制御装置29が、帯形状電極板
2の基本カット寸法102mmである各カット予定部分
28に対して、カット位置の補正を+1mmとして、電
極板2を103mmの寸法で切断するように判断した場
合には、カッター4は、これが有している各刃23の非
切断時における周速度が、図4中中段のグラフに示すよ
うに、グラフ中一点鎖線で示されている685mm/
s、すなわち20rpsの搬入コンベア5の搬入速度に
対して、グラフ中実線で示すように、911.12mm
/s、すなわち26.602rpsの周速度となるよう
に設定されて回転駆動される。この状態において、制御
装置29は、カッター4の各刃23で帯形状電極板2の
各カット予定部分28を切断する際に、その切断作業の
前後の所定の時間だけ、カッター4の回転速度にカット
の周速度の条件を加えて、カッター4の実行速度を、グ
ラフ中実線で示すように、920.06mm/s、すな
わち26.863rpsの基本速度まで高める。このよ
うにカッター4を回転制御することにより、グラフ中矢
印で示すタイミングにおいて帯形状電極板2がカットさ
れる際に、カッター4の各刃23が帯形状電極板2と接
している時間が極めて短時間となり、かつ、搬送力を受
けている帯形状電極板2は搬送方向前方に引き込まれる
ようにカットされる。よって、切断位置において、帯形
状電極板2が前の刃23によって止められて、撓んでず
れるおそれを殆どなくすことができるので、帯形状電極
板2を、略+1mm補正したカット寸法103mm通り
に電極板6に切断できる。
【0062】あるいは、前述した初期状態において、切
断装置1が有する検出センサ27、およびカムポジショ
ナー24のそれぞれから送られてくる各検出信号に基づ
いて、制御装置29がカット位置を−方向に1mmずら
すように判断した場合には、以下のように切断作業が実
行される。
【0063】すなわち、制御装置29が、帯形状電極板
2の基本カット寸法102mmである各カット予定部分
28に対して、カット位置の補正を−1mmとして、電
極板2を101mmの寸法で切断するように判断する。
この場合、カッター4は、これが有している各刃23の
非切断時における周速度が、図4中最下段のグラフに示
すように、グラフ中一点鎖線で示されている685mm
/s、すなわち20rpsの搬入コンベア5の搬入速度
に対して、グラフ中実線で示すように、929.17m
m/s、すなわち27.129rpsの周速度となるよ
うに設定されて回転駆動される。この状態において、制
御装置29は、カッター4が有している各刃23で帯形
状電極板2の各カット予定部分28を切断する際に、そ
の切断作業の前後の所定の時間だけ、カッター4の回転
速度にカットの周速度の条件を加えて、カッター4の実
行速度を、グラフ中実線で示すように、920.06m
m/s、すなわち26.863rpsの基本速度まで低
くする。このように、カッター4が有している各刃23
で帯形状電極板2の各カット予定部分28を切断する際
に、カッター4の実行速度を、その回転速度より低くし
ても、この回転速度はもちろんのこと、実行速度も、搬
入コンベア5の搬入速度に対して十分に早いので、カッ
ター4は、これが有している各刃23によって帯形状電
極板2を搬入方向前方に向かって引き込むように切断で
きる。よって、このようにカッター4を回転制御するこ
とにより、グラフ中矢印で示すタイミングにおいて帯形
状電極板2がカットされる際に、カッター4の各刃23
が帯形状電極板2と接している時間が極めて短時間とな
り、かつ、搬送力を受けている帯形状電極板2は搬送方
向前方に引き込まれるようにカットされる。よって、切
断位置において、帯形状電極板2が前の刃23によって
止められて、撓んでずれるおそれを殆どなくすことがで
きるので、帯形状電極板2を、略−1mm補正したカッ
ト寸法101mm通りに単体の電極板6に切断できる。
【0064】以上説明した第2実施例によれば、切断装
置1を用いたカットの周速度の条件の補正を加える本発
明の切断方法により切断された単体の電極板6の各カッ
ト予定部分28のずれ、すなわち切断誤差は、±0.6
mmであった。これに対して、前述した従来例の切断方
法による切断された単体の電極板6の各カット予定部分
28のずれ、すなわち切断誤差は、±1.2mmであっ
た。これにより、切断装置1を用いたカットの周速度の
条件の補正を加える本発明の切断方法が極めて優れた切
断方法であることが分かる。また、帯形状電極板2の基
本カット寸法を、前述した第1実施例の137mmか
ら、この第2実施例の102mmに変更しても、カッタ
ー4の段替えを行う必要なく、帯形状電極板2を殆ど誤
差なく、略所望する幅寸法通りの単体の電極板6に切断
できた。
【0065】なお、本発明に係る帯形状電極板の切断方
法は、前述した一実施形態には制約されない。例えば、
ロータリーカッター4の回転速度に、カットの周速度の
条件を加えることにより、最終的なロータリーカッター
4の実行速度を求める代わりに、搬入コンベア5の搬入
速度に、カットの周速度の条件を加えることにより、最
終的な搬入コンベア5の搬入速度を求めても構わない。
搬入コンベア5の搬入速度に対するロータリーカッター
4の実行速度は相対的であるので、搬入コンベア5もし
くはロータリーカッター4のうちの少なくとも一方を駆
動制御すればよい。この際、ロータリーカッター4と搬
入コンベア5とは、互いに独立に個別のサーボモータに
よって駆動されているとともに、それらの駆動機構は極
めて単純な構成であるので、前述したカット位置の補正
と略同様の精度で帯形状電極板2を単体の電極板6に切
断できる。また、ロータリーカッター4および搬入コン
ベア5をそれぞれ同時に、かつ、互いに独立に駆動制御
して、搬入コンベア5の搬入速度に対するロータリーカ
ッター4の相対的な実行速度を設定しても構わない。さ
らに、搬入コンベア5が有している搬入用ベルト14の
帯形状電極板2が載置される側の面上に、搬入中の帯形
状電極板2が搬入用ベルト14に対してずれないよう
に、各種の固定手段を設けても構わない。これにより、
帯形状電極板2が切断される際のずれを、さらに低減で
きる。
【0066】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る帯形状平板
の切断方法によれば、帯形状平板がロータリーカッター
の刃で切断される際に、刃によって帯形状平板が撓んで
ずれるおそれを抑制できるとともに、帯形状平板の搬送
速度とロータリーカッターの回転速度とを互いに独立に
設定できるように、各駆動系の構造が単純化された切断
装置を用いるので、補正誤差の要因を減少できる。よっ
て、連続して搬送される帯形状平板から切断される断片
を、その切断幅の誤差を抑制して高精度に切断できる。
【0067】また、請求項2に記載の発明に係る帯形状
平板の切断方法によれば、帯形状平板のカット寸法が大
きく異なっても、ロータリーカッターの段替えをする必
要がなく、それとともに前記カット寸法に応じて搬送速
度とロータリーカッターの回転速度とをそれぞれ独立に
調整して、連続して搬送される帯形状平板から切断され
る断片を、その大きさに拘らず高精度に切断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る帯形状電極板の切断
方法を行う際に使用する切断装置を示す斜視図。
【図2】図1の切断装置で使用するロータリーカッター
の実行速度の設定方法を示すブロック図。
【図3】図1の切断装置で帯形状電極板を基本カット寸
法が137mmの電極板に切断する場合の第1実施例を
示すタイミングチャート。
【図4】図1の切断装置で帯形状電極板を基本カット寸
法が102mmの電極板に切断する場合の第2実施例を
示すタイミングチャート。
【図5】従来の技術に係る帯形状電極板の切断方法を行
う際に使用する切断装置を示す斜視図。
【図6】図5の切断装置で使用するロータリーカッター
の実行速度の設定方法を示すブロック図。
【図7】図5の切断装置を用いて従来技術の切断方法を
行う際にカット位置で生じるずれの発生メカニズムを示
す図。
【図8】図5の切断装置で切断される帯形状電極板に想
定されるカット部分を示す帯形状電極板の平面図。
【符号の説明】
1…切断装置 2…帯形状電極板(帯形状平板) 3…搬送装置 4…ロータリーカッター 6…電極板(断片) 23…刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 寿一 福島県いわき市常磐下船尾町杭出作23−6 古河電池株式会社いわき事業所内 (72)発明者 小鍛冶 真一 福島県いわき市常磐下船尾町杭出作23−6 古河電池株式会社いわき事業所内 Fターム(参考) 5H050 BA08 BA09 GA04 GA29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続回転して帯形状平板を搬送する搬送
    装置、およびこの搬送装置の駆動モータとは別の駆動モ
    ータにより前記帯形状平板の搬送方向と順方向に回転駆
    動されて、前記帯形状平板をその幅方向に沿って切断す
    るロータリーカッターを具備する切断装置を使用する帯
    形状平板の切断方法であって、 前記ロータリーカッターが有している刃の周速度を、少
    なくともこの刃が前記帯形状平板を切断する際に、前記
    搬送装置の搬送速度よりも高速にして前記帯形状平板を
    切断することを特徴とする帯形状平板の切断方法。
  2. 【請求項2】 前記ロータリーカッターの刃の周速度を
    常に前記搬送装置の搬送速度より高速にして前記帯形状
    平板を切断することを特徴とする請求項1に記載の帯形
    状平板の切断方法。
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