JP2015176847A - 電極の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯状の電極材料の切断時に帯状の電極材料に適切なテンションを掛けること。【解決手段】製造装置40は、回転可能なカム形状の押さえ具41と、押さえ具41に対し接近する方向に付勢される受け具46とを有している。押さえ具41は、カム山に刃具42を有している。受け具46は、押さえ具41の刃具42を受け止め可能な凹部48を有している。押さえ具41と受け具46とは、帯状の電極材料50を挟んで位置している。押さえ具41の刃具42と受け具46の凹部48とが係合することにより、電極材料50が切断される。【選択図】図3

Description

この発明は、電極の製造装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。二次電池は、例えば正極電極と負極電極とがセパレータを間に挟んだ状態で積層された電極組立体を備えている。そして、特許文献1に記載の製造装置では、帯状の電極材料を搬送しながらローラカッターによって順次切断することにより、電極が製造されている。
特開平09−306481号公報
ところで、特許文献1に記載の製造装置では、帯状の電極材料を2つのローラで挟んで切断している。しかしながら、2つのローラで挟むことでは、切断時に帯状の電極材料に適切なテンションを掛けることができない。このため、特許文献1に記載の製造装置では、切断後の電極に切断面のバリやしわが生じるおそれがある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、帯状の電極材料の切断時に帯状の電極材料に適切なテンションを掛けることができる電極の製造装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する電極の製造装置は、回転可能なカム形状であって、カム山に刃具を有する押さえ具と、押さえ具に対し接近する方向に付勢されるとともに、刃具を受け止め可能な凹部を有する受け具とを備えている。そして、押さえ具と受け具とが帯状の電極材料を挟んで位置し、刃具と凹部との係合により帯状の電極材料が切断される。
上記構成によれば、押さえ具の刃具と受け具の凹部とが係合する際に、押さえ具のカム山によって電極材料が凹部に向けて押し込まれる。したがって、切断時に電極材料に適切なテンションを掛けることができる。
帯状の電極材料として、電極の両面が帯状のセパレータ材料で挟まれたものを採用する場合では、例えば、押さえ具と受け具とのうちの少なくとも一方にセパレータ材料同士を溶着する熱源を備えることが好ましい。
上記構成によれば、電極材料の切断とセパレータ材料同士の溶着とを、押さえ具及び受け具によって行うことができる。したがって、製造装置の設備を減らすことができ、製造ラインを短くすることができる。
受け具は、例えば、帯状の電極材料の搬送方向に分割されており、分割されたそれぞれが独立して変動可能であることが好ましい。
上記構成によれば、受け具に押さえ具のカム山が当接する際に、分割された受け具がそれぞれ独立して押し下げられる。そして、電極材料は、分割された受け具のそれぞれと当接しながら押し下げられるため、分割された受け具のそれぞれに沿ってテンションが掛けられる。したがって、切断時に電極材料により適切なテンションを掛けることができる。
受け具は、例えば、湾曲面に凹部を有し、押さえ具と受け具の湾曲面とで帯状の電極材料を挟むものが好ましい。
上記構成によれば、受け具に押さえ具のカム山が当接する際に、受け具の湾曲面に沿って当接する。このため、電極材料の切断時に押さえ具の刃具に作用する摩擦を低下させることができるため、刃具の耐摩耗性を向上させることができる。
本発明によれば、帯状の電極材料の切断時に帯状の電極材料に適切なテンションを掛けることができる。
二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 (a)〜(e)は製造装置による電極の製造工程を示す模式図。 電極材料への溶着の様子を示す模式図。 押さえ具を示す斜視図。 受け具を示す斜視図。 別の実施形態における受け具を示す模式図。 別の実施形態における受け具を示す模式図。
以下、電極の製造装置を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース11内に電極組立体12と電解液が収容される。ケース11は、有底四角筒状のケース本体13と、当該ケース本体13の開口部を閉塞する矩形平板状の蓋体14とからなる。電極組立体12には、正極端子16及び負極端子17が電気的に接続される。正極端子16及び負極端子17には、ケース11から絶縁するためのリング状の絶縁リング18がそれぞれ取り付けられている。そして、正極端子16と負極端子17は、蓋体14からケース11外に露出している。
図2に示すように、電極組立体12は、袋状をなすとともにその内部に電極として正極電極21を収納した電極収納セパレータ25と、正極電極21とは極性の異なる負極電極26と、を有する。電極組立体12は、複数の電極収納セパレータ25と複数の負極電極26とを交互に積層して層状とした構造である。
正極電極21は、四角シート状の正極金属箔(例えばアルミニウム箔)22と、正極金属箔22の両面に正極活物質を含む正極活物質層23を有する。正極電極21の端縁21aからは正極タブ24が突出している。各正極電極21の正極タブ24は、正極端子16に電気的に接続される。負極電極26は、四角シート状の負極金属箔(例えば銅箔)27と、負極金属箔27の両面に負極活物質を含む負極活物質層28を有する。負極電極26の端縁26aからは負極タブ29が突出している。各負極電極26の負極タブ29は、負極端子17に電気的に接続される。
電極収納セパレータ25は、互いに対峙する四角シート状の第1セパレータ25aと四角シート状の第2セパレータ25bとから構成されている。第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bは、いずれも微多孔性フィルムからなる。第1セパレータ25aと第2セパレータ25bは同サイズであり、正極電極21よりも一回り大きなサイズである。これにより、第1セパレータ25aと第2セパレータ25bは、正極電極21を重ねた状態において、正極電極21の各端縁21a,21b,21c,21dからはみ出すはみ出し部30a,30b,30c,30dを有する。はみ出し部30aは、正極電極21において正極タブ24が突出している端縁21aからはみ出す。はみ出し部30bは、正極電極21の端縁21aに沿う辺の対辺側の端縁21bからはみ出す。はみ出し部30cは、端縁21aに沿う辺に直交する辺側の端縁21cからはみ出す。はみ出し部30dは、端縁21cに沿う辺の対辺側の端縁21dからはみ出す。
電極収納セパレータ25は、第1セパレータ25aと第2セパレータ25bの対向するはみ出し部30a〜30d同士が、溶着によって形成される接合部31で接合されている。第1セパレータ25aと第2セパレータ25bは、四辺で接合されている。また、正極電極21の正極タブ24は、第1セパレータ25aと第2セパレータ25bの対向する面であるはみ出し部30aの面の間に位置し、その面の間を通って第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bの各端縁よりも突出している。電極収納セパレータ25は、第1セパレータ25aと第2セパレータ25bが接合されることによって接合部31の内側が電極の収納部となり、その収納部と第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bの端縁との間で溶着されている。
次に、電極としての電極収納セパレータ25の製造装置について説明する。なお、本実施形態の製造装置では、内部に正極電極21が収納された状態の電極収納セパレータ25が製造される。
図3(a)に示すように、製造装置40は、カム形状の押さえ具41と、ばね45によって押さえ具41に対し接近する方向に付勢される受け具46と、を備えている。受け具46の下部には、受け具46から所定距離だけ離れた位置に当て板47が配置されている。押さえ具41と受け具46とは互いに対向するように配設されており、これら押さえ具41と受け具46とによって長尺帯状の電極材料50が挟まれている。
図4に示すように、電極材料50は、長尺帯状の第1セパレータ材料51と長尺帯状の第2セパレータ材料52との間に正極電極21が挟まれたものである。すなわち、電極材料50は、正極電極21の両面が第1セパレータ材料51と第2セパレータ材料52とで覆われたものである。電極材料50では、正極電極21が第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の長手方向に、すなわち電極材料50の搬送方向に所定間隔を隔てて並べられている。そして、正極電極21は、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の長手方向に延びる端縁51a,52aと端縁51b,52bとの間に位置しており、正極タブ24が第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の端縁51a,52aから電極材料50外にはみ出している。
図5に示すように、押さえ具41は、カム山41aを含んで全体的に湾曲した側面41cを有する。押さえ具41のカム山41aの頂点部分では、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向に、すなわち押さえ具41の厚み方向に、刃具42が延設されている。また、押さえ具41には、押さえ具41の厚み方向に貫通する回転軸43が固定されており、この回転軸43を中心に押さえ具41が回転可能となっている。押さえ具41の回転軸43は、押さえ具41における側面41cから回転軸43までの長さのうちで、カム山41aの頂点部分から回転軸43までの長さが最も長くなるように、位置している。
また、押さえ具41の側面41cには、熱源44が位置している。熱源44は、押さえ具41の側面41cの全周に亘って位置しており、押さえ具41の厚み方向の両端部に沿うように2組位置している。なお、押さえ具41の厚み方向の長さは、電極材料50の第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向の長さと同程度の長さとなっている。このため、押さえ具41が回転することにより、押さえ具41の熱源44が、電極材料50の第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52における端縁51a,52a及び端縁51b,52bにそれぞれ沿うように、電極材料50の第1セパレータ材料51の表面に当接する。また、押さえ具41の側面41cの周方向の長さは、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の長手方向において、1枚の正極電極21と当該正極電極21の一方側の隣に並べられた正極電極21との間から、1枚の正極電極21と当該正極電極21の他方側の隣に並べられた正極電極21との間までの長さと同程度の長さとなっている。
押さえ具41の2組の熱源44が電極材料50の第1セパレータ材料51の表面に当接することにより、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52における端縁51a,52a及び端縁51b,52bがそれぞれ同時に溶着可能となっている。また、本実施形態の押さえ具41の熱源44は、押さえ具41の回転中は常に加熱される。
図6に示すように、受け具46は、全体の形状が立方体状であり、電極材料50の第2セパレータ材料52を支持する支持面46aに凹部48を有している。本実施形態の受け具46の支持面46aは平面状であり、凹部48は、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の長手方向に沿った、すなわち受け具46の幅方向に沿った断面矩形状である。また、本実施形態の凹部48は、受け具46の幅方向において、受け具46の中央部分に位置しており、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向において、すなわち受け具46の厚み方向において、受け具46の全体に延設されている。
また、受け具46の凹部48の内面に沿って熱源49が位置している。熱源49は、受け具46の厚み方向における凹部48の全体に亘って位置している。なお、受け具46の厚み方向の長さは、押さえ具41と同様に、電極材料50の第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の短手方向の長さと同程度の長さとなっている。このため、受け具46の熱源49が電極材料50の第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52における短手方向に沿うように、受け具46が第2セパレータ材料52の表面に当接する。この熱源49が第2セパレータ材料52の表面に当接することにより、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52が短手方向で溶着可能となっている。また、本実施形態の受け具46の熱源49は、加熱されるタイミングが制御可能となっている。
次に、製造装置40の作用について、電極収納セパレータ25の製造方法とともに説明する。
図3(a)に示すように、製造装置40では、正極電極21の両面が第1セパレータ材料51と第2セパレータ材料52とで覆われた状態の電極材料50が搬送される。そして、押さえ具41及び受け具46の配設位置では、押さえ具41及び受け具46によって電極材料50が両面から挟まれる。なお、押さえ具41及び受け具46の配設位置よりも搬送方向の上流側の電極材料50は、接合部31が形成されていない状態である。
押さえ具41は、電極材料50の搬送に伴って回転軸43を中心に回転する。これにより、押さえ具41の側面41cが第1セパレータ材料51の表面に長手方向に沿って当接する。また、受け具46の支持面46aは、電極材料50の両面のうちで押さえ具41が当接する面とは反対側の第2セパレータ材料52の面に当接する。
図4に示すように、押さえ具41の電極材料50への当接に伴って押さえ具41の2組の熱源44が電極材料50の表面に当接することにより、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52における端縁51a,52a及び端縁51b,52bに沿って接合部31がそれぞれ形成される。こうした端縁51a,52a及び端縁51b,52bに沿って位置する接合部31は、押さえ具41の回転に伴って電極材料50における熱源44の当接箇所が移動することにより、電極材料50の長手方向に沿って順次形成されていく。
図3(b)に示すように、電極材料50の表面に押さえ具41のカム山41aが当接し始めると、カム山41aによって電極材料50が押し下げられて、電極材料50にテンションが掛かる。そして、ばね45が縮むことにより、受け具46が電極材料50に当接したまま押さえ具41から離間する方向に変位する。
図3(c)に示すように、さらに押さえ具41が回転すると、押さえ具41における電極材料50への当接部分がカム山41aの頂点部分に差しかかる。このとき、さらにばね45が縮んで受け具46が押さえ具41から離間する方向に変位した後、受け具46が当て板47に当接することにより、受け具46が当て板47によって支持された状態となる。また、受け具46がばね45の復帰を受けて、受け具46と押さえ具41とで電極材料50が挟持される。そして、押さえ具41の刃具42が電極材料50を介して受け具46の凹部48に受け止められることにより、刃具42と凹部48とが係合する。電極材料50は、押さえ具41のカム山41aによって受け具46の凹部48に押し込められるため、凹部48の内面との間で摩擦が生じる。こうして電極材料50が凹部48によって拘束された状態で、電極材料50が短手方向に沿って切断される。このとき、電極材料50はテンションが掛けられた状態で切断されるため、切断時に電極材料50がよれてしわが生じることが抑制される。
図4に示すように、押さえ具41及び受け具46によって、電極材料50は、二点鎖線で示す切断線Cに沿って切断される。切断線Cは、電極材料50の長手方向において、2枚の正極電極21の間に位置している。
また、刃具42と凹部48とが係合するときには、受け具46の熱源49が加熱される。このため、受け具46の熱源49が電極材料50の表面に当接することにより、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52における短手方向に沿って接合部31が形成される。この短手方向に沿う接合部31は、電極材料50の長手方向において、2枚の正極電極21の間に位置している。また、上記短手方向に沿う接合部31のうち、第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の長手方向における中間位置に切断線Cが位置している。そして、電極材料50が切断線Cに沿って切断されることにより、切断後の電極材料50である電極収納セパレータ25では、上記短手方向に沿う接合部31のうち、切断線Cよりも電極材料50の搬送方向の下流側に位置する部分の接合部31が正極電極21の端縁21cに沿って位置するものとなる。また、切断後の電極材料50である電極収納セパレータ25では、上記短手方向に沿う接合部31のうち、切断線Cよりも電極材料50の搬送方向の上流側に位置する部分の接合部31が正極電極21の端縁21dに沿って位置するものとなる。したがって、第1セパレータ25a及び第2セパレータ25bにおいて、正極電極21の各端縁21a,21b,21c,21dからはみ出すはみ出し部30a,30b,30c,30dに接合部31を有する電極収納セパレータ25を製造することができる。
図3(d)に示すように、電極材料50の切断が完了すると、切り離された電極材料50(電極収納セパレータ25)が回収される。そして、受け具46の熱源49の加熱が停止される。また、電極材料50のうち、切り離された電極材料50よりも上流部分が搬送される。この搬送に伴って、押さえ具41の側面41cが電極材料50の表面に当接するため、押さえ具41の回転に伴って第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の端縁51a,52a及び端縁51b,52bにそれぞれ沿って接合部31が引き続き形成される。
そして、図3(e)に示すように、押さえ具41の回転によって、押さえ具41における電極材料50への当接部分がカム山41aからずれるに伴って、電極材料50に付与されたテンションが弱まる。このため、ばね45が伸びて、受け具46が押さえ具41に対し接近する方向に変位する。こうした押さえ具41及び受け具46の動作が繰り返されることにより、電極材料50の溶着及び電極材料50の切断が連続的に行われる。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)押さえ具41の刃具42と受け具46の凹部48とが係合する際に、押さえ具41のカム山41aによって電極材料50が凹部48に向けて押し込まれる。したがって、切断時に電極材料50に適切なテンションを掛けることができる。
(2)電極材料50の切断と第1セパレータ材料51及び第2セパレータ材料52の溶着とを、押さえ具41及び受け具46によって行うことができる。したがって、製造装置40の設備を減らすことができ、製造ラインを短くすることができる。
(3)電極材料50の切断に際しては、電極材料50への押さえ具41のカム山41aの当接と併せて、ばね45が縮まることにより受け具46が押さえ具41から離間する方向に変位する。このため、電極材料50の切断時に押さえ具41の刃具42に作用する摩擦を低下させることができるため、刃具42の耐摩耗性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図7に示すように、幅方向において、すなわち電極材料50の搬送方向において、分割された受け具146を採用しても良い。この形態の受け具146では、分割された受け具146のそれぞれの支持面146aに切り欠き148aを有しており、この切り欠き148aが両側から合わさることにより凹部148が形成されている。また、受け具146は、分割された受け具146のそれぞれが個別にばね145を有しているため、分割された受け具146のそれぞれが独立して変動可能である。こうした形態によれば、上記実施形態で得ることができる効果(1)〜(3)に加えて、以下の効果を得ることができる。
(4)受け具146に押さえ具41のカム山41aが当接する際に、分割された受け具146がそれぞれ独立して押し下げられる。そして、電極材料50は、分割された受け具146のそれぞれと当接しながら押し下げられるため、分割された受け具146のそれぞれに沿ってテンションが掛けられる。したがって、切断時に電極材料50により適切なテンションを掛けることができる。
○ 図8に示す受け具246のように、支持面246aを押さえ具41のカム山41aの頂点部分の軌跡に沿う湾曲面としても良い。この形態の受け具246は、湾曲面としての支持面246aに凹部248を有する。そして、押さえ具41と受け具246の支持面246aとで電極材料50を挟む。こうした形態によれば、上記実施形態で得ることができる効果(1)〜(3)に加えて、以下の効果を得ることができる。
(5)押さえ具41のカム山41aが電極材料50に当接する際に、電極材料50が湾曲面としての支持面246aに沿って押し込まれていく。このため、電極材料50の切断時に押さえ具41の刃具42に作用する摩擦を低下させることができるため、刃具42の耐摩耗性を向上させることができる。
○ 受け具46,146,246の凹部48,148,248の形状は断面矩形状に限らない。例えば、断面V字状であっても良いし、断面U字状であっても良い。
○ 受け具46,146,246の全体の形状は、ローラ形状等、立方体状に限らない。要するに、受け具46,146,246は、押さえ具41の刃具42を受け止め可能な凹部48,148,248を支持面46a,146a,246aに有するものであれば良い。
○ 当て板47を省略しても良い。
○ 受け具46,146,246の熱源49は、電極材料50の長手方向に沿って接合部31を形成可能であっても良い。すなわち、熱源49を、受け具46,146,246における幅方向に延設させて支持面46a,146a,246aに位置させても良い。また、受け具46,146,246の熱源49は、電極材料50の短手方向と長手方向とに沿って接合部31を形成可能であっても良い。
○ 押さえ具41の熱源44は、電極材料50の短手方向に沿って接合部31を形成可能であっても良い。すなわち、熱源44を、押さえ具41における厚み方向に延設させてカム山41aに位置させても良い。また、押さえ具41の熱源44は、電極材料50の長手方向と短手方向とに沿って接合部31を形成可能であっても良い。
○ 押さえ具41及び受け具46,146,246の熱源44,49は、電極材料50の長手方向に沿う2組の接合部31のうちの一方の接合部31を形成可能であっても良い。こうした形態では、例えば押さえ具41及び受け具46,146,246とは別の設備によって、電極材料50の長手方向に沿う残りの接合部31を形成する。
○ 押さえ具41の熱源44と受け具46,146,246の熱源49とのいずれか一方を省略しても良い。この形態では、例えば押さえ具41及び受け具46,146,246とは別の設備によって、電極材料50における熱源44,49が形成しない部分の接合部31を形成する。
○ 押さえ具41の熱源44と受け具46,146,246の熱源49との両方を省略しても良い。この形態では、例えば押さえ具41及び受け具46,146,246とは別の設備によって、電極材料50における接合部31を形成する。
○ 刃具42と凹部48との係合によって、電極材料50が長手方向に沿って切断されても良い。
○ 電極収納セパレータ25は、1枚のセパレータを二つ折りにして構成しても良い。この場合では、製造装置40の押さえ具41における熱源44を1組にする等により、電極材料50の溶着箇所を少なくできる。
○ 電極収納セパレータ25に収納する電極を負極電極26に変更しても良い。
○ 製造装置40を正極電極21や負極電極26を製造する製造装置としても良い。この形態の製造装置40では、電極材料50として、長尺帯状の正極金属箔22や長尺帯状の負極金属箔27を搬送させる。そして、押さえ具41及び受け具46のいずれも熱源44,49を有さず、これら押さえ具41及び受け具46によって電極材料50の切断は行われるものの、電極材料50の溶着は行われない。
○ 正極金属箔22として、アルミニウム以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 負極金属箔27として、銅以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 正極電極21の片面のみが正極活物質層23を有していてもよい。
○ 負極電極26の片面のみが負極活物質層28を有していてもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ ケース11の形状を変更してもよい。例えば、ケース11は円筒型でもよい。
○ 本発明を、電気二重層キャパシタ等の蓄電装置に具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について追記する。
(イ)前記電極は蓄電装置に備えられた電極組立体を構成し、前記蓄電装置は二次電池である。
10…二次電池、11…ケース、12…電極組立体、21…正極電極、25…電極収納セパレータ、26…負極電極、31…接合部、40…製造装置、41…押さえ具、41a…カム山、42…刃具、44,49…熱源、45,145…ばね、46,146,246…受け具、46a,146a,246a…支持面、48,148,248…凹部。

Claims (4)

  1. 回転可能なカム形状であって、カム山に刃具を有する押さえ具と、
    前記押さえ具に対し接近する方向に付勢されるとともに、前記刃具を受け止め可能な凹部を有する受け具とを備え、
    前記押さえ具と前記受け具とが帯状の電極材料を挟んで位置し、
    前記刃具と前記凹部との係合により前記帯状の電極材料が切断される電極の製造装置。
  2. 前記帯状の電極材料は、電極の両面が帯状のセパレータ材料で挟まれたものであり、
    前記押さえ具と前記受け具とのうちの少なくとも一方に前記セパレータ材料同士を溶着する熱源を備える請求項1に記載の電極の製造装置。
  3. 前記受け具は、前記帯状の電極材料の搬送方向に分割されており、分割されたそれぞれが独立して変動可能である請求項1又は請求項2に記載の電極の製造装置。
  4. 前記受け具は、湾曲面に前記凹部を有し、
    前記押さえ具と前記受け具の前記湾曲面とで前記帯状の電極材料を挟む請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電極の製造装置。
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