JPH06316238A - 車輌用前照灯装置 - Google Patents

車輌用前照灯装置

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JPH06316238A
JPH06316238A JP6095446A JP9544694A JPH06316238A JP H06316238 A JPH06316238 A JP H06316238A JP 6095446 A JP6095446 A JP 6095446A JP 9544694 A JP9544694 A JP 9544694A JP H06316238 A JPH06316238 A JP H06316238A
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健治 宮沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レベリング調整等の際に、傾動部材とレベ
リング調整機構との連結箇所に無理が生じることなくス
ムーズなレベリング調整を可能にする。 【構成】 照射方向を変更する際に傾動される前照灯ユ
ニット59と、前照灯ユニットより後方に位置する前側
の部分車体64に取り付けられたエイミング調整を行な
うための上下エイミング調整機構69と、前側の車体部
材より後方に位置する後側の部分車体65に取り付けら
れたレベリング調整を行なうためのレベリング調整機構
82とを備えた自動車用前照灯装置58であって、前照
灯ユニットとレベリング調整機構の調整ロッド91とを
それぞれに対して球継手状に結合されたアジャスティン
グスクリュー75を介して連結するとともに、レベリン
グ調整またはエイミング調整によってアジャスティング
スクリューが前後方向に移動するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な車輌用前照灯装置
に関する。詳しくは、照射方向を変更する際に傾動され
る傾動部材とエイミング調整を行なうためのエイミング
調整機構とレベリング調整を行なうためのレベリング調
整機構とを備え、エイミング調整機構とレベリング調整
機構とを前後方向に離隔してそれぞれ別の車体側部材に
取り付けた車輌用前照灯装置に関するものであり、傾動
部材とレベリング調整機構の調整ロッドとの連結構造に
工夫を施すことにより、レベリング調整等の際に傾動部
材とレベリング調整機構との連結箇所に無理が生じるこ
とが無くスムーズなレベリング調整を行なうことができ
るようにした新規な車輌用前照灯装置を提供しようとす
るものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用前照灯装置、例えば、自動車用前
照灯装置にあっては、所謂初期エイミング調整の他に、
レベリング調整、即ち、乗車人数又は車載される貨物等
の重量の変化によって上向き又は下向きに狂わされる照
射方向をその都度正すための調整を行なうようにしたも
のがある。
【0003】そのような前照灯装置にあっては、通常、
適宜な駆動手段により前後方向に移動される調整ロッド
を備えたレベリング調整機構を車体又は車体側部材に固
定すると共に、上記調整ロッドの前端部を前照灯ユニッ
トや反射鏡等の傾動部材の傾動端部に設けた連結部材と
連結し、調整ロッドが前後方向に移動することによって
傾動部材を上向き又は下向きに傾動させるように構成さ
れている。
【0004】図6はこのようなレベリング調整機構を備
えた車輌用前照灯装置の一例aを概略的に示すものであ
る。
【0005】同図において、bは前照灯ユニットであ
り、該前照灯ユニットbはその背面において図示しない
車体に3点で支持されており、この3点の支持点は前照
灯ユニットbの上端寄りで左右に適宜離間した2箇所
と、該2箇所のうち一方の支持点から垂直に下方に離間
した箇所の3箇所に位置されている。
【0006】そして、上記3つの支持点のうち、上端寄
りの水平方向に離間した2つの支持点(図示は省略す
る。)を結んだ線を傾動軸cとして、残りの支持点(以
下、「レベリング調整点」という。)を後述するように
前後方向に移動することにより前照灯ユニットbが傾動
されるようになっている。
【0007】即ち、前照灯ユニットbの下端部には下方
へ突出した突出部dが形成され、該突出部dには後方へ
延びる連結軸eが突設され、該連結軸eの後端部に球部
fが形成されている。
【0008】そして、次に述べるレベリング調整機構の
ピストンロッドと上記連結軸eの球部fとが連結されて
前記3つの支持点のうちの下側に位置する支持点、即
ち、レベリング調整点が構成される。
【0009】gは車体に固定されたレベリング調整機構
であり、そのケーシングhの内部に図示しない駆動機構
が設けられると共に、軸方向が前後方向に延びるピスト
ンロッドiが駆動機構により軸方向へ移動されるように
設けられており、該ピストンロッドiの前端部に球状凹
部jが形成され、該球状凹部jに前記連結軸eの球部f
が回動自在に内嵌されている。
【0010】そして、ピストンロッドiが移動すると前
照灯ユニットbの下方突出部dが略前後方向へ移動さ
れ、これにより、前照灯ユニットbが傾動軸cを傾動中
心として傾動され、前照灯ユニットbの照射方向が上下
方向で調整される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
車輌用前照灯装置aにあっては、ピストンロッドiの移
動軌跡と連結軸eの球部fの移動軌跡が一致しないた
め、ピストンロッドiの動きが重くなるという問題があ
った。
【0012】即ち、ピストンロッドiはその軸方向へ直
線状に移動するのに対し、連結軸eの球部fは傾動軸c
を中心として円弧を描くように移動するので、ピストン
ロッドiの動きと連結軸eの動きとの間には上下方向で
ズレが生じてしまい、これにより、ピストンロッドiと
ケーシングhの内部でピストンロッドiを摺動自在に支
持している部材との間に側圧が生じ、ピストンロッドi
の動きが重くなってしまい、また、このことが駆動機構
に少からぬ負荷を加えて誤動作や故障の原因になるとい
う問題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明車輌用前
照灯装置は、上記課題を解決するために、傾動部材とレ
ベリング調整機構の調整ロッドとをそれぞれに対して球
継手状に結合される連結部材を介して連結するととも
に、レベリング調整又はエイミング調整によって連結部
材が前後方向に移動するようにしたものである。
【0014】
【作用】従って、本発明車輌用前照灯装置によれば、レ
ベリング調整等が行なわれる際の調整ロッドの移動方向
と傾動部材の移動方向とのズレを連結部材がそのいずれ
に対しても回動してその姿勢を変えることにより吸収す
ることができるので、傾動部材と調整ロッドとの連結箇
所に無理な力が加えられることが無く、これにより、レ
ベリング調整をスムーズに行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明車輌用前照灯装置の詳細を添
付図面に示した実施例に従って説明する。
【0016】図1乃至図5に示されているのは、本発明
車輌用前照灯装置をユニット可動タイプの自動車用前照
灯装置58に適用したものである。
【0017】59は前照灯ユニットであり、ランプボデ
ィ60と該ランプボディ60にその前面開口部を覆うよ
うに取着されたレンズ61とランプボディ60の後頂部
に支持された電球62とから成り、ランプボディ60は
前方を向いた反射面60aを有し、また、電球62の発
光部はランプボディ60とレンズ61とにより画成され
た灯具空間内に位置している。
【0018】A点、B点及びC点(図1参照)は前照灯
ユニット59がユニット支持板63に支持された点であ
り、A点はランプボディ60の背面の下端部の一側端寄
りの位置にある傾動支点部、B点はA点から上方へ離間
した位置にある上下方向での調整部、C点はA点から側
方へ離間した位置にある左右方向での調整部である。
【0019】64及び65はいずれも車体の一部(以
下、「部分車体」と言う。)であり、これら部分車体6
4及び65は互いに前後方向で離間して位置しており、
前照灯ユニット59は後述する傾動支点軸やエイミング
調整機構を介してユニット支持板63に上下方向及び左
右方向で傾動可能に支持され、ユニット支持板63は前
側の部分車体64に固定されている。
【0020】66は傾動支点軸であり、その後端部がユ
ニット支持板63に固定されると共に前端部に球部66
aが一体に形成されている。
【0021】67は前照灯ユニット59の前記傾動支点
部たるA点に設けられたブラケット68に取着された合
成樹脂製の球受体であり、その後面に開口した球状凹部
67aに上記傾動支点軸66の球部66aが回動自在に
内嵌されている。
【0022】69は上下エイミング調整機構であり、7
0はそのケーシングである。
【0023】そして、該ケーシング70の内部には、軸
方向が上下方向に延びるウォーム体71(図4参照)が
回転自在に配置されると共に、該ウォーム体71の下部
を為すウォームギヤ71aと噛合したウォームホィール
72及びウォーム体71の上部を為すピニオンギヤ71
bと噛合した駆動ギヤ73がそれぞれ回転自在に配置さ
れており、ウォームホィール72にはその軸心部を前後
方向へ貫通しかつケーシング70の前後両側壁部に形成
された挿通孔70a、70aと同軸な螺孔72aが形成
され、また、駆動ギヤ73の中心部には操作軸74の下
端部が固定されている。
【0024】75はアジャスティングスクリューであ
り、軸部76と該軸部76の後端に連続した連結部77
とが合成樹脂により一体に形成されている。
【0025】そして、軸部76はその前端部76aがそ
の他の部分76bより小径な螺軸に形成され、上記その
他の部分76bの前後両端部を除く大部分も螺軸に形成
されている。
【0026】また、連結部77は略ブロック状をしてお
り、その上面に開口した円柱状の深い凹部77aが形成
されると共に、後端面と上記凹部77aとの間の部分に
切欠77bが形成されており、該切欠77bの左右方向
の幅は凹部77aの内径より小さく形成されている。
【0027】78は蓋体であり、連結部77の上面と略
同じ大きさを有する板状をし、上記上面に超音波溶着等
の固着手段により固着され、それによって、凹部77a
の上面が閉塞される。
【0028】そして、このようなアジャスティングスク
リュー75はその大径な螺軸部76bが前記ウォームホ
ィール72の螺孔72aに後方から螺合されてウォーム
ホィール72を貫通し、その前端部76aに球体79が
螺着されている。
【0029】80は前照灯ユニット59の前記上下方向
での調整部であるところのB点に設けられたブラケット
81に取着された球受体であり、後面に開口した球状凹
部80aが形成されている。
【0030】しかして、上下エイミング調整機構69は
そのケーシング70がユニット支持板63の上端部背面
に固定されると共に、アジャスティングスクリュー75
の前部はユニット支持板63に形成された孔63aを通
して前方へ突出され、その前端部に取着された球体79
が上記球受体80の球状凹部80aに回動自在に内嵌さ
れる。
【0031】尚、前照灯ユニット59のC点には図示し
ない左右エイミング調整機構が配設されており、該左右
エイミング調整機構も前記した上下エイミング調整機構
69と略同様の構造をしており、前照灯ユニット59の
C点を前後方向に移動させるようになっている。
【0032】しかして、前照灯ユニット59は傾動支点
軸66と上下エイミング調整機構69及び前記C点に設
けられた図示しない左右エイミング調整機構を介してユ
ニット支持板63に支持され、該ユニット支持板63は
前記前側の部分車体64に固定される。
【0033】これにより、前照灯ユニット59が、A
点、B点及びC点の3つの点で傾動自在なるように車体
に支持される。
【0034】82はレベリング調整機構である。
【0035】83はレベリング調整機構82のケーシン
グであり、その前面壁に略円筒状をした筒部83aが前
方へ向って突設されると共に、その後面壁の内面のうち
上記筒部83aと同軸な位置に軸受凹部83b(図3参
照)が形成されている。
【0036】84は駆動体(図3参照)であり、該駆動
体84は略円筒状をした前部85と略円柱状をした後部
86と軸方向から見て略小判形をした中間部87とが一
体に形成されており、前部85がケーシング83の筒部
83aに回転自在に挿通され、また、後端部がケーシン
グ83の軸受凹部83bに回転自在に挿入されている。
【0037】尚、前部85の孔85aは横断面が略小判
形を為すように形成されている。
【0038】88はウォームホィールであり、その中心
部に円形の挿通孔88aが形成され、後面に該挿通孔8
8aを囲むように位置した環状の係合突条88bが一体
に形成されており、該係合突条88bの内周面は軸方向
から見て略小判形を為すように形成されている。
【0039】そして、このようなウォームホィール88
は、その挿通孔88aに駆動体84の前部85の後端寄
りの部分が挿通されると共にその係合突条88bに駆動
体84の中間部87がぴったり内嵌されており、これに
より、駆動体84にそれと一体的に回転するように支持
される。
【0040】89はケーシング83内の下部に配置され
たモータ、90はケーシング83に回転自在に支持さ
れ、上記ウォームホィール88と噛合されたウォームギ
ヤであり、該ウォームギヤ90の一端部に図示しない伝
達ギヤが一体に形成され、該伝達ギヤがモータ89の出
力軸に固着された出力ギヤ89aと噛合されている。
【0041】91は調整ロッドであり、横断面形状が略
小判形をした軸部92と該軸部92の前端に位置した球
部93とから成り、軸部92の互いに平行な2つの側面
92aと92aとの間の間隔は前記アジャスティングス
クリュー75の連結部77に形成された切欠77bの幅
より稍小さくなっている(図5参照)。
【0042】そして、調整ロッド91の軸部92が前記
駆動体84の前部85の孔85aに摺動自在に挿入さ
れ、駆動体84が回転したときは、調整ロッド91はこ
れと一体的に回転し、かつ、相対的に軸方向へ摺動自在
なるように結合されている。
【0043】しかして、モータ89が回転すると、その
回転がモータ89の出力ギヤ89a−ウォームギヤ90
の一端部に形成された図示しない伝達ギヤ−ウォームギ
ヤ90−ウォームホィール88を介して駆動体84に伝
達されて該駆動体84が回転され、これにより、調整ロ
ッド91が回転される。
【0044】そして、このようなレベリング調整機構8
2は後側の部分車体65の背面に、その調整ロッド91
が上下エイミング調整機構69のアジャスティングスク
リュー75と略同軸になるように取着される。
【0045】尚、調整ロッド91は部分車体65に形成
されたロッド挿通孔65aを通して前方へ突出されてい
る。
【0046】そして、調整ロッド91の球部93がアジ
ャスティングスクリュー75の連結部77に形成された
凹部77aに内嵌されると共に軸部92の前端部の側面
92a、92aが上記連結部77に形成された切欠77
bに稍余裕をもって係合されており、これにより調整ロ
ッド91はアジャスティングスクリュー75に対して回
転不能に連結される。
【0047】尚、その後、前記蓋体78が連結部77に
固着される。
【0048】しかして、調整ロッド91の軸部92の前
端部は連結部77の切欠77bに対して軸回り方向に稍
余裕を有した状態で係合されるので、調整ロッド91と
アジャスティングスクリュー75とは略一体的に回転す
るように連結されながらもその連結は上下方向及び左右
方向である程度回動自在なるように為される。
【0049】そして、アジャスティングスクリュー75
を有する上下エイミング調整機構69と調整ロッド91
を有するレベリング調整機構82が前後方向で離間した
2つの部分車体64と65に各別に取着されるため、ア
ジャスティングスクリュー75と調整ロッド91との間
にはどうしても多少の軸ズレが生ずるが、アジャスティ
ングスクリュー75と調整ロッド91は上記したように
上下方向及び左右方向である程度回動自在に連結される
ため、多少の軸ズレがあってもそのズレはこれらの間の
連結部における回動自在な結合構造により吸収され、そ
れにより、これらアジャスティングスクリュー75や調
整ロッド91にその動きを重くするような無理な力が加
わるのを防止することができる。
【0050】そこで、上下方向でのエイミング調整を行
なうときは上下エイミング調整機構69の操作軸74を
回転操作する。
【0051】すると、その回転が駆動ギヤ73及びウォ
ーム体71を介してウォームホィール72に伝わって該
ウォームホィール72が回転し、該ウォームホィール7
2はケーシング70により軸方向への移動を阻止されて
おり、また、アジャスティングスクリュー75はこれに
連結された調整ロッド91の回転が駆動体84によって
阻止されてその回転が阻止されているので、ウォームホ
ィール72の回転はその螺孔72aに螺合されているア
ジャスティングスクリュー75を軸方向へ送るように作
用する。
【0052】これにより、アジャスティングスクリュー
75が軸方向へ移動するので、前照灯ユニット59のB
点に取着された球受体80が略前後方向へ移動され、そ
れによって前照灯ユニット59がA点とC点とを結ぶ直
線を傾動軸として略上下方向で傾動され、これにより、
前照灯ユニット59の照射方向が上下方向で調整され
る。
【0053】尚、左右方向でのエイミング調整は図示し
ない左右エイミング調整機構により行なわれる。
【0054】また、レベリング調整は図示しない遠隔操
作手段によりレベリング調整機構82のモータ89が回
転されることにより行なわれる。
【0055】即ち、前記したように、モータ89を回転
すると調整ロッド91が回転し、これに連結されたアジ
ャスティングスクリュー75を回転させ、そして、アジ
ャスティングスクリュー75が螺合しているウォームホ
ィール72はウォーム体71との噛合によって回転不能
にされているので、アジャスティングスクリュー75は
ウォームホィール72の螺孔72aに対してねじ込まれ
もしくはねじ戻されることになり、それによって、軸方
向へ移動され、これにより、前照灯ユニット59が上下
方向で傾動される。
【0056】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用前照灯装置は、照射方向を変更する際
に傾動される傾動部材と、該傾動部材より後方に位置す
る前側の車体部材に取り付けられたエイミング調整を行
なうためのエイミング調整機構と、前記前側の車体部材
より後方に位置する後側の車体部材に取り付けられたレ
ベリング調整を行なうためのレベリング調整機構とを備
えた車輌用前照灯装置であって、前記傾動部材と前記レ
ベリング調整機構の調整ロッドとをそれぞれに対して球
継手状に結合された連結部材を介して連結するととも
に、レベリング調整またはエイミング調整によって前記
連結部材が前後方向に移動するようにしたことを特徴と
する。
【0057】従って、本発明車輌用前照灯装置によれ
ば、レベリング調整等が行なわれる際の調整ロッドの移
動方向と傾動部材の移動方向とのズレを連結部材がその
いずれに対しても回動してその姿勢を変えることにより
吸収することができるので、傾動部材と調整ロッドとの
連結箇所に無理な力が加えられることが無く、これによ
り、レベリング調整をスムーズに行なうことができる。
【0058】尚、前記の実施例においては、本発明車輌
用前照灯装置を所謂ユニット可動タイプの自動車用前照
灯に適用したものについて説明したが、本発明車輌用前
照灯装置はこれに限らず、ランプボディに対して反射鏡
を傾動する反射鏡可動タイプの自動車用前照灯に適用し
ても良く、更に、自動車用前照灯に限らず、他の車輌用
前照灯に適用することができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に、本発明車輌用前照灯装置
の実施の一例を示すものであり、本図は正面図である。
【図2】図1におけるIX−IX線に沿う断面図であ
る。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】要部の拡大分解斜視図である。
【図5】図3におけるXII−XII線に沿う拡大断面
図である。
【図6】従来の車輌用前照灯装置の一例を示す概略側面
図である。
【符号の説明】
58 車輌用前照灯装置(自動車用前照灯装置) 59 傾動部材(前照灯ユニット) 64 前側の車体部材(部分車体) 65 後側の車体部材(部分車体) 69 エイミング調整機構(上下エイミング調整機構) 75 連結部材(アジャスティングスクリュー) 82 レベリング調整機構 91 調整ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射方向を変更する際に傾動される傾動
    部材と、 該傾動部材より後方に位置する前側の車体部材に取り付
    けられたエイミング調整を行なうためのエイミング調整
    機構と、 前記前側の車体部材より後方に位置する後側の車体部材
    に取り付けられたレベリング調整を行なうためのレベリ
    ング調整機構とを備えた車輌用前照灯装置であって、 前記傾動部材と前記レベリング調整機構の調整ロッドと
    をそれぞれに対して球継手状に結合された連結部材を介
    して連結するとともに、レベリング調整またはエイミン
    グ調整によって前記連結部材が前後方向に移動するよう
    にしたことを特徴とする車輌用前照灯装置
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