JPH0631493A - プレス機械の制振構造 - Google Patents

プレス機械の制振構造

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Publication number
JPH0631493A
JPH0631493A JP18817992A JP18817992A JPH0631493A JP H0631493 A JPH0631493 A JP H0631493A JP 18817992 A JP18817992 A JP 18817992A JP 18817992 A JP18817992 A JP 18817992A JP H0631493 A JPH0631493 A JP H0631493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press machine
vibration
frame
die
bolster
Prior art date
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Pending
Application number
JP18817992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kobayashi
英男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP18817992A priority Critical patent/JPH0631493A/ja
Publication of JPH0631493A publication Critical patent/JPH0631493A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス機械フレームの加工時の振動により発
生する騒音を低減化することのできるプレス機械の制振
構造を提供する。 【構成】 プレス機械1の前側の上部に駆動装置21を
設け、この駆動装置21が、その下側に設けられると共
に下端面に上金型25を備えたラム23を上下動させる
ことにより、プレス機械1の前側に設けられたボルター
29上の下金型25に上金型25を押付ける。これによ
り、上,下金型25U,25Lの間に位置決めされたワ
ークWにプレス加工を行う。この加工時に発生する振動
は、ボルスター29における下側においては充填された
コンクリートCの作用により抑えられるため、プレス機
械1の上部に集中する。そして、プレス機械1上部の振
動を油圧ダンパ(衝撃吸収装置)33により吸収するの
で、プレス機械1の振動を抑えることができるし、この
振動により発生する騒音を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプレス機械の制振構造
に係り、さらに詳しくは、フレームの振動発生を抑える
ことにより騒音の発生を低減化するプレス機械の制振構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりプレス機械においては、上金型
と下金型との協働によりワークにプレス加工を行うもの
である。このため、上金型及び下金型はプレス機械の前
面中央部に設けられており、上金型は駆動装置により上
下動自在に設けられているラムの下端に取付けられ、一
方、下金型はプレス機械のフレームに固定されたボルス
ター上面に設けられている。
【0003】従って、駆動装置によりラムを上下動させ
ることによりラム下端の上金型を下金型に押しつけて、
上,下金型の間に配されたワークにプレス加工を行うた
め、駆動装置及びボルスターには反作用により互いに離
反する方向に強い力が作用する。この力に抵抗するた
め、駆動装置及びボルスターは剛性の高い強度部材に強
固に取付けられている。そして、外観上機械内部及び強
度部材等を覆い隠すために、プレス機械の外面全体にフ
レームが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、駆動装置によりラム下端の
上金型を下金型に押付けてワークにプレス加工を行う際
に金型から発する騒音よりも、むしろプレス機械のフレ
ームの振動により発せられる騒音が大きいことが一般に
知られている。そして、この騒音が作業環境の悪化や周
囲に及ぼす騒音問題の原因となるためその改善が望まれ
ている。
【0005】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、プレス機械フレームの
振動により発生する騒音を低減化することのできるプレ
ス機械の制振構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプレス機
械の制振構造は、上記目的を達成するために、フレーム
における前側に駆動装置により上下動するラムを設ける
と共にラムの下端面に上金型を設け、前記フレームにお
ける前側に設けられたボルスター上面に前記上金型に対
向して下金型を設け、上金型と下金型との協働によって
ワークにプレス加工を行うプレス機械であって、前記ボ
ルスターの下側におけるフレーム内部にコンクリートを
充填すると共に前記フレーム内の上部に衝撃吸収装置を
設けてなるものである。
【0007】
【作用】この発明に係るプレス機械の制振構造によれ
ば、フレームにおける前側の上部に駆動装置を設け、こ
の駆動装置により駆動装置の下側に設けられると共に下
端に上金型を備えたラムを上下動させることにより、フ
レームの前側に設けられたボルスター上の下金型に上金
型を押付ける。これにより、上,下金型の間に位置決め
されたワークにプレス加工を行う。この加工時に発生す
る振動は、ボルスターの下側においては充填されたコン
クリートの作用により抑えられるため、プレス機械の上
部に集中する。そして、プレス機械上部に集中した振動
を衝撃吸収装置により吸収するので、プレス機械のフレ
ームの振動を抑えることができるし、このフレームの振
動により発生する騒音を防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図面に基
づいて説明する。
【0009】図1及び図2に示すように、プレス機械1
の外面は、強度部材である骨組3にフレーム板5を貼付
けてフレーム7を構成している。骨組3は、土台9にボ
ルト11で固定されたベースプレート13の四隅から上
方へ向けて柱材15F,15Rが設けられており、後側
の柱材15Rはプレス機械1の上端の梁材17Uに連結
されている。
【0010】また、前側の柱材15Fは中央部まで伸び
て梁材17Lと連結されている。この梁材17Lは、剛
性の非常に高いC形状フレーム19を下から支持してい
る。このC形状フレーム19の上側には駆動装置21が
設けられており、駆動装置21の下側にはC形状フレー
ム19に設けられた図示しないガイド部材に沿って上下
動するラム23が設けられている。そして、このラム2
3の下端面には、プレス加工用の上金型25Uが装着さ
れている。
【0011】一方、C形状フレーム19の下辺上側に
は、フレームベッド27が水平に設けられている。そし
て、このフレームベッド27の上側にはボルスター29
が取付けられており、このボルスター29の上面には前
記上金型25Uに対向して下金型25Lが設けられてい
る。
【0012】前記C形状フレーム19や骨組3等の強度
部材及び駆動装置21のごとき内部機器を外部から見え
ないように覆う左右フレーム板5が骨組3に貼付けられ
ており、右フレーム板5の中央高さ位置には、プレス機
械1を制御するための操作盤31が設けられている。
【0013】以上のように構成されているので、操作盤
31を操作することにより駆動装置21がラム23を下
降させて、上金型23U及び下金型25Lの間に挿入さ
れて位置決めされたワークWにプレス加工を施す。
【0014】一方、プレス機械1下部(ここでは前記ボ
ルスター29より下側部分)のフレーム板5内部には、
コンクリートCが充填されている。コンクリートCはフ
レーム板5を型枠として内部に流し込まれたものであ
る。そして、プレス機械1上部の左右フレーム板5の間
には、衝撃吸収装置としての油圧ダンパー33が水平に
設けられている。
【0015】ここで油圧ダンパー33は通常使用されて
いるものなので詳細の説明は省略するが、油の粘性抵抗
や乱流抵抗を利用して、振動を減衰させたり衝撃を吸収
するものである。
【0016】以上のように構成されているので、プレス
機械1の下部においては、プレス加工に伴うフレーム板
5の振動が充填されたコンクリートCの作用により抑え
られている。このため、振動は揺れやすい構造のプレス
機械1の上部に集中するが、上部における左右フレーム
板5の振動を油圧ダンパー33が吸収する。このため、
特に左右フレーム板5が互いに接近離反して口開きを生
ずるような振動に対しては油圧ダンパー33がその振動
を吸収する。
【0017】このように、プレス機械1の下部における
フレーム板5の振動を、内部にコンクリートCを充填す
ることにより抑制し、プレス機械1の上部に揺れやすい
部分を作っておく。そして、プレス機械1上部のフレー
ム板5の振動をフレーム板5間に設けた油圧ダンパー3
3によって吸収するため、プレス機械1全体のフレーム
板5の振動を抑えることができ、フレーム板5の振動に
より発生する騒音を防止することができる。
【0018】また、プレス機械1の下部におけるフレー
ム板5内部にコンクリートCを流し込む際に、フレーム
板5が型枠の役目をするため、容易にコンクリートCを
充填することができる。この際、コンクリートCがフレ
ーム板5から剥離しないように図示しないがフレーム板
5内面にアンカーを取付けておくと、コンクリートCが
フレーム板5と一体化するので一層効果的である。
【0019】次に、図3および図4に基づいて別の実施
例について説明する。前述の実施例においては、プレス
機械1上部の左右フレーム板5の間に油圧ダンパー33
を設けたが、この別の実施例においては、プレス機械3
5の左右フレーム板5の間にマスダンパー37が設けて
ある。
【0020】すなわち、左右フレーム板5の上端間にカ
バー部材39を取付け、このカバー部材39の中央部か
らボルト41により重量の大きな質量体43を左右フレ
ーム板5間に吊るした状態で支持してある。
【0021】そして、質量体43とフレーム板5との間
にはゴム板45(ここでは厚さ1mm)が設けられてお
り、プレス機械1が振動しても質量体43が直接フレー
ム板5にぶつからないようになっている。
【0022】いわゆるダイナミックダンパの考えを応用
したものであり、プレス加工時にラム23の移動や上,
下金型25U,25Lの衝突によりプレス機械35が振
動すると、質量体43がその振動を吸収して振動する。
この質量体43の振動をゴム板45により吸収すること
によりプレス機械1の振動を抑制するものである。
【0023】以上のように構成されているので、前述の
実施例と同様に、プレス機械1における振動はコンクリ
ートCを充填してある下部においては抑制され、揺れや
すい上部に集中することになる。そして、振動しやすい
上部の振動をマスダンパー37が吸収する。
【0024】図6には通常のプレス加工機における振動
特性を示し、図5にはマスダンパー37を設けたプレス
加工機35における振動特性を示している。図より明ら
かなように、通常のプレス機械に比してマスダンパー3
7を設けたこの別の実施例に係るプレス機械35の振動
が著しく低減されていることがわかる。
【0025】これにより、プレス加工時におけるプレス
機械1,35のフレーム板5の振動が抑えられ、この振
動に伴う騒音が低減される。
【0026】
【発明の効果】この発明に係るプレス機械の制振構造は
以上説明したような構成のものであり、フレームに設け
られた駆動装置により、ラムに装着された上金型とボル
ター上に設けられた下金型との協働によりプレス加工を
行う際に発生する振動を、ボルスターの下側においては
充填されたコンクリートの作用により抑える。そして、
揺れやすくなっているプレス機械上部の振動を衝撃吸収
装置により吸収する。このため、プレス機械が加工時に
発生する振動を抑えることができる、この振動により発
生する騒音を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプレス機械の制振構造の一実施
例を示す側面図である。
【図2】図1中矢視II方向から見た正面図である。
【図3】別の実施例を示す部分的斜視図である。
【図4】図3中IV−IV線に沿った断面図である。
【図5】マスダンパを設けた別の実施例における振動特
性を示すグラフである。
【図6】通常のプレス機械における振動特性を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1,35 プレス機械 5 フレーム板 21 駆動装置 23 ラム 25U 上金型 25L 下金型 29 ボルスター 33 油圧ダンパー(衝撃吸収装置) 37 マスダンパー(衝撃吸収装置) W ワーク C コンクリート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームにおける前側に駆動装置により
    上下動するラムを設けると共にラムの下端面に上金型を
    設け、前記フレームにおける前側に設けられたボルスタ
    ー上面に前記上金型に対向して下金型を設け、上金型と
    下金型との協働によってワークにプレス加工を行うプレ
    ス機械であって、前記ボルスターの下側におけるフレー
    ム内部にコンクリートを充填すると共に前記フレーム内
    の上部に衝撃吸収装置を設けてなることを特徴とするプ
    レス機械の制振構造。
JP18817992A 1992-07-15 1992-07-15 プレス機械の制振構造 Pending JPH0631493A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103737955A (zh) * 2013-12-20 2014-04-23 广西南宁德通网络有限公司 一种具有减震条的压力机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103737955A (zh) * 2013-12-20 2014-04-23 广西南宁德通网络有限公司 一种具有减震条的压力机

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