JPH06314842A - 半導体発光素子およびその作製方法 - Google Patents

半導体発光素子およびその作製方法

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JPH06314842A
JPH06314842A JP10242493A JP10242493A JPH06314842A JP H06314842 A JPH06314842 A JP H06314842A JP 10242493 A JP10242493 A JP 10242493A JP 10242493 A JP10242493 A JP 10242493A JP H06314842 A JPH06314842 A JP H06314842A
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JP
Japan
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wafer
type semiconductor
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semiconductor layer
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JP10242493A
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Akira Oki
明 大木
Takashi Matsuoka
隆志 松岡
Nobuhiro Kawaguchi
悦弘 川口
Tetsuichiro Ono
哲一郎 大野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光動作領域と埋込層との間に成長界面を持
たないLDとその簡便な作製方法を提供し、LD形成に
要する時間を短縮するとともに、界面リーク電流の発生
を防ぎ歩留まりを向上させる。 【構成】 p型半導体層よりなるp型部分と活性層内の
非発光動作領域に水素原子を添加する。n型GaAs基
板上にII-VI族化合物を含む半導体薄膜を多層積層し、
pn接合を有するウエハを形成した後、ウエハの表面上
で活性層内の発光させたい領域に対応する領域に保護膜
を形成し、水素ガス、水素原子のみからなる分子または
イオンガス、少なくとも硫黄またはセレンを組成に含ん
だ水素化合物ガスの内、少なくともどれか一種類のガス
を含む雰囲気中でプラズマ処理、熱処理、イオン注入の
内何れか一つを施した後、保護膜を除去し、ウエハ表面
の所定の領域に電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体薄膜が多層に積
み重なった構造を有する半導体発光素子に関し、特に、
半導体レーザダイオードに適用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体レーザダイオード(以下L
Dと称する)の作製方法は、図5に示すようなプロセス
に従い、埋込構造を形成することで注入電流の挟窄化を
実現していた。
【0003】以下、図5を用いて従来のLD及びその作
製方法を模式的に簡単に説明する。
【0004】まず始めに、図5-(1)に示すように、n
型基板51上にn型半導体層52、活性層53、p型半
導体層54を成長させ、pn接合を有する多層の半導体
層をn型基板51上に形成する。
【0005】続いて、図5-(2)に示すように、フォト
リソグラフィ技術を用いて、p型半導体層54の上面の
内、所望の発光領域に対応する部分にSiO2等の保護
膜55を形成する。
【0006】さらに、図5-(3)に示すように、ドライ
あるいはウェットエッチングにより、n型基板51上の
多層半導体層の内、保護膜55によって保護されていな
い部分を除去する。
【0007】次に、図5-(4)に示すように、図5-(4)
中、左右方向にもpn接合ができるように半導体膜を再
成長させることで埋め込む(埋め込みは半絶縁体膜で行
なってもよい)。
【0008】最後に、図5-(5)に示すように、保護膜
55を除去した後、電極58を形成してLDの作製が完
了する。
【0009】図5-(5)からわかるように、発光領域に
相当する活性層53と、発光に必要な電流が注入され所
定のダイオード動作を行う半導体層54及び52とから
なる領域(以下、発光動作領域と称する)が、その他の
半導体層56及び57とからなる領域(以下、埋込層と
称する)の中に埋め込まれた構造となっている。
【0010】このような埋込構造にすることにより、注
入電流は挟窄化され、図5-(5)中の左右方向へ漏れる
ことなく発光動作領域を流れるようになり、レーザ光放
出に必要な注入電流の効率を向上させ、LDの発光特性
を向上させていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のLDにおいては、前記埋込層と発光動作領域との界
面内をリーク電流が流れるため、LDの発光特性を劣化
させ、製品の歩留まりの低下を引き起こすという問題が
あった。
【0012】また、LDが電流挟窄機構を備えたものに
するには、その作製に多くの工程を踏まねばならず、製
品に至るまでに多くの時間を要するという問題があっ
た。
【0013】本発明は、前記問題点を解決するために成
されたものであり、本発明の目的は、発光動作領域と埋
込層との間に位置し、リーク電流の原因となる成長界面
を持たないLDを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、LD作製に要する時
間を短縮することが可能な技術を提供することにある。
【0015】本発明の前記並びに、その他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、n型GaAs基板上にZn,Mg,C
d,S,Seの内、少なくとも2種類以上の元素からな
るII-VI族化合物を含む半導体薄膜が多層に積み重なっ
た構造を有し、前記半導体薄膜積層体の、p型半導体層
よりなるp型部分とn型半導体層よりなるn型部分で活
性層を挟んでpn接合が形成されている半導体発光素子
において、前記活性層及び前記p型部分に形成される非
発光動作領域の少なくとも一部に水素原子を添加したこ
とを特徴とする。
【0017】n型GaAs基板上にZn,Mg,Cd,
S,Seの内、少なくとも2種類以上の元素からなるII
-VI族化合物を含む半導体薄膜を多層積層し、前記半導
体薄膜積層体の、p型半導体層よりなるp型部分とn型
半導体層よりなるn型部分で活性層を挟んでpn接合が
形成されているウエハを形成した後、該ウエハの表面上
で、前記活性層内の発光させたい領域に対応する領域に
保護膜を形成し、引き続き、水素ガス、水素原子のみか
らなる分子またはイオンガス、少なくとも硫黄またはセ
レンを組成に含んだ水素化合物ガスの内、少なくともど
れか一種類のガスを含む雰囲気中でプラズマ処理、熱処
理、イオン注入の内何れか一つを施した後、前記保護膜
を除去し、最後に前記ウエハ表面の所定の領域に電極を
形成することを特徴とする。
【0018】
【作用】前記した手段によれば、活性層及び前記p型部
分に形成される非発光動作領域に添加された水素原子
が、近傍に存在するアクセプタ不純物と結合し、非発光
動作領域が高抵抗化するとともに、成長界面を持たない
構造となるので、発光動作領域外への電流の漏れを防止
することが可能となる。これにより、LDの発光特性お
よび歩留まりを向上させることができる。
【0019】また、従来の複雑な埋め込みプロセスを行
なうこと無く、電流挟窄機構を有するLDを容易に作製
することが可能になるので、LD作製に要する時間を短
縮することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明による実施例1
のLDの作製法の各工程における断面図であり、図1の
(4)は本実施例1のLDの構成を示す断面図である。図
1の(4)において、1は基板、2,3,4はn型半導体
層、5は活性層、6,7はp型半導体層、9a,9bは
電極で、n型半導体層2,3,4からn型部分が形成さ
れ、p型半導体層6,7からp型部分が形成されてい
る。灰色の部分が、水素原子が添加されたp型半導体層
6,7及び活性層5内の非発光動作領域であり、これが
高抵抗層となり、灰色の付けられていない部分が、p型
半導体層6,7及び活性層5内の発光動作領域である。
【0022】本実施例1においては、発光素子を形成す
る半導体薄膜層が、Zn,Mg,Cd,S,Seのうち
少なくとも2種類以上の元素からなるII-VI族化合物で
ある場合を選ぶとともに、水素雰囲気中のrf(高周波)
プラズマにより発生した原子状水素にさらすことで、水
素原子を含む高抵抗層を形成する。
【0023】以下、本実施例1のLDの作製法を詳細に
説明する。
【0024】(LD用ウェハの成長)n型GaAs基板
1上に分子線エピキタキシー法(以下、MBE法と称す
る)を用いて、厚さ0.1μmの塩素ドープZnSe
(電子濃度5×1018個/cm3)からなるn型半導体層
2、厚さ2.5μmの塩素ドープZnS0.1Se0.9(電
子濃度1×1018個/cm3)あるいは塩素ドープn型Z
0.8Mg0.20.15Se0.8 5(電子濃度1×1018個/
cm3)からなるn型半導体層3、厚さ0.5μmの塩素ド
ープZnSe(電子濃度1×1018個/cm3)からなる
n型半導体層4、厚さ10nmのノンドープZn0.8
0.2Se井戸層と厚さ10nmノンドープZnSeバ
リア層とを交互に5回繰り返した多重量子井戸構造の活
性層5、厚さ0.5μmの窒素ドープZnSe(正孔濃
度2×1017個/cm3)からなるp型半導体層6、厚さ
1.5μmの窒素ドープZnS0.1Se0.9(正孔濃度2
×1017個/cm3)あるいは窒素ドープZn0.8Mg0.2
0.15Se0.85(正孔濃度2×101 7個/cm3)からな
るp型半導体層7を順に基板温度300℃で成長し、図
1の(1)に示すようなウェハを得た。
【0025】ここでは、結晶成長にMBE法を用いた
が、MOVPE法(有機金属気相エピタキシャル成長法)
またはガスソースMBE法を用いることも可能である。
【0026】(SiO2膜形成)次に、図1の(2)に示
すように、ウエハの上面全体に厚さ200nm程度のS
iO2膜をrfマグネトロンスパッタ法により形成した
後、フォトリソグラフィ技術を用いて、幅5μmのスト
ライプ状のSiO2膜(保護膜)8を形成した。なお、S
iO2膜8のエッチングにはエッチャントとしてフッ酸
を用いた。
【0027】ここでは、保護膜8としてSiO2膜を用
いたが、シリコン窒化膜等であってもよい。
【0028】(プラズマ処理)次に、このウェハを図3
に示すプラズマ処理装置の基板ホルダー15上に載せ、
ガス導入ノズル10より毎分500ccの水素ガスを流
す。処理炉14の圧力は、ロータリーポンプ12の手前
に設けたニードルバルブ11を調節して、1Torrに
保持する。高周波コイル13に周波数13.56MH
z、電力300Wのrf(高周波)出力を印加して処理炉
14内部にrfプラズマを形成する。このrfプラズマ
により形成された原子状水素中に20分間ウェハを保持
することにより、SiO2膜8で保護されていない表面
よりウエハの膜中へ水素原子が拡散し、図1の(3)に示
すようにp型半導体層6,7及び活性層5の内、灰色で
示した領域(非発光動作領域)に水素原子が添加される。
【0029】このようなプラズマ処理の効果は以下の条
件で処理した場合に確認されている。
【0030】rf電力100〜1000W、 処理炉圧
0.01〜100Torr、処理時間5〜60分間、
水素ガス流量10〜2000cc/分、また、水
素ガスだけでなく、セレン化水素あるいは硫化水素、も
しくは、これらを混合した雰囲気中で、このプラズマ処
理を行なっても同様の効果が得られた。
【0031】(電極形成)プラズマ処理後、弗酸により
SiO2膜8をエッチングして取り除く。続いて、イオ
ンビームエッチング技術により、アルゴンビームを用い
てウエハ上面を10nm程度エッチングし、清浄な表面
を出す。次に、イオンビームスパッタ法により、清浄化
されたウエハ上面に厚さ0.2μmの金を真空蒸着し
て、金電極9aを形成する。
【0032】一方、基板1側については、厚さ40nm
のクロムと厚さ0.5μmの金を順次真空蒸着して、金-
クロム電極9bを形成する。
【0033】最後に、金属電極と半導体との密着性の向
上を図るため、窒素雰囲気中、250℃、30秒の条件
でフラッシュアニールして、図1の(4)に示すLDが得
られた。
【0034】(素子特性)劈開によりLDから切り出し
たLDチップをジャンクションダウンでダイアモンドヒ
ートシンク(図示していない)上に金錫共晶合金を用いて
マウントした時の室温での光出力-注入電流特性を図2
に示す。
【0035】図2において、横軸は注入電流をmA単位
で、縦軸は光出力を任意目盛(arbitrary units)で表
したものである。レーザの共振器長は1.2mmであ
り、測定は、パルス幅1μsec、繰り返し1KHzの
パルス電圧を印加して行った。
【0036】本測定結果では、レーザ発振のしきい値電
流は32mAであり、発振レーザ光の波長は502nm
であった。このしきい値電流は、同じ多層構造のウェハ
を用いて作製した従来の埋込構造を有する、ウインド幅
20μmのウインドストライプ型LDチップのしきい値
電流:120mAと比較して低いしきい値となってい
る。
【0037】以上の説明からわかるように、本実施例1
のLD及びその作製方法によれば、次のような効果を得
ることができる。
【0038】すなわち、p型半導体層6,7及び活性層
5内の非発光動作領域に添加された水素原子が、近傍に
存在するアクセプタ不純物と結合し、非発光動作領域が
高抵抗化するとともに、図1の(4)から明らかなように
界面を持たない構造となるので、非発光動作領域及び界
面への電流の漏れを防止することが可能となる。これに
より、従来の複雑な埋め込みプロセスを行うこと無く、
電流挟窄機構を有するLDの作製が可能になり、LDの
発光特性および歩留まりが向上する。
【0039】(実施例2)実施例2は、前記実施例1に
おいて用いたプラズマ処理の代わりに、加熱したタング
ステンフィラメントを用いて熱処理により原子状水素を
発生させ、ウエハのp型半導体層及び活性層5内の非発
光領域に水素原子を拡散するものである。
【0040】本実施例2では、図1の(2)に示す、Si
2膜8をストライプ状に形成した段階までは実施例1
と同様のプロセスでウエハを形成した。
【0041】この後、ウェハを図4に示す熱処理装置の
原子状水素処理炉21内の試料ホルダー16上に設置
し、抵抗加熱19により300℃に保持するとともに、
ノズル17より水素ガスを毎分200cc供給し、ニー
ドルバルブ20により処理炉21の圧力を0.1Tor
rに保持する。このとき、水素ガスは、直流電流により
1500℃に加熱されたタングステンフィラメント18
と接触することで、原子状水素となり、試料ウエハの表
面に到達する。到達した原子状水素はSiO2膜8で保
護されていない部分よりウエハの膜中に拡散し、図1の
(3)の灰色で示した領域(非発光動作領域)に水素原子が
添加される。
【0042】水素原子をウエハに添加させる際の上記し
た熱処理方法は、以下の条件範囲内で効果が確認されて
いる。
【0043】 フィラメント温度1200℃〜2000℃°、 試料温度100℃〜450℃、 処理圧力0.001Torr〜1Torr、 その後、実施例1と同様に電極を形成して図1の(4)に
示すLDを得た後、実施例1と同様にしてLDチップの
光出力-注入電流特性を測定したところ、同様の特性結
果が得られ、しきい値電流は43mAであった。このし
きい値電流は、同じ多層構造のウェハを用いて作製した
従来の埋込構造を有する、ウインド幅20μmのウイン
ドストライプ型LDチップのしきい値電流:120mA
と比較して低いしきい値となっている。
【0044】以上の説明から明らかなように、本実施例
2のLD及びその作製方法によれば、実施例1と同様の
効果を得ることができる。
【0045】なお、前記実施例1,2においては、活性
層5が多重量子井戸構造の場合を取り上げて説明した
が、単一量子井戸を活性層5に用いても良い。さらに、
活性層5に対して、p型のドーピングを行っても、同様
のプロセスが可能である。
【0046】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能
であることはいうまでもない。
【0047】例えば、前記実施例1,2ではプラズマ処
理、熱処理により水素原子を拡散させる方法について記
載したが、本発明はこれに限定されるものではなく、イ
オン注入法によっても、同様な効果が得られた。
【0048】また、前記実施例1,2では、原子状水素
を得るのに水素ガス、セレン化水素ガス、硫化水素ガス
もしくはこれらの混合ガスを原料ガスに選んだが、本発
明はこれに限定されるものではなく、セレン、硫黄の少
なくともどちらか一方を含むその他の水素化合物であっ
てもよい。もちろん、水素原子ガス及び水素原子のみか
らなる分子またはイオンガスであってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体発
光素子によれば、発光動作領域を再成長により埋め込む
必要がないため、作製工程が簡便化され、作製所要時間
も従来の埋め込みプロセスと比較して1/2程度に短縮
される。さらに、発光動作領域と非発光動作領域との間
に成長界面がないため、一般によく起きる界面への電流
のリークもなく素子特性が向上する。その結果、歩留ま
りも大きく向上しており、産業上極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施例1のLD及びその作製法
の各工程における断面図である。
【図2】 本発明による実施例1のLDと従来の埋込構
造を有するLDの光出力-注入電流の特性を示す図であ
る。
【図3】 実施例1で使用したプラズマ処理炉を示す図
である。
【図4】 実施例2で使用したタングステンフィラメン
トを用いた熱処理装置を示す図である。
【図5】 従来の埋込構造を有するLD及びその作製方
法の各工程における模式図である。
【符号の説明】
1…n型GaAs基板、2…塩素またはヨウ素をドープ
したZnSe(0.1μm)のn型半導体層、3…塩素
またはヨウ素をドープしたZnS0.1Se0.9(2.5μ
m)あるいは塩素またはヨウ素をドープしたZn0.8
0.20.15Se0.85(2.5μm)のn型半導体層、4
…塩素またはヨウ素をドープしたZnSe(0.5μ
m)のn型半導体層、5…多重量子井戸活性層(ZnS
e(10nm)/Zn0.8Cd0.2Se(10nm)繰り
返し5回)、6…窒素をドープしたZnSe(0.5μ
m)のp型半導体層、7…窒素をドープしたZnS0.1
Se0.9(1.5μm)あるいは窒素をドープしたZn
0.8Mg0.20.15Se0.85(1.5μm)のp型半導体
層、8…SiO2膜、9a…金電極、9b…金-クロム電
極、10…ガス導入ノズル、11…ニードルバルブ、1
2…ロータリーポンプ、13…高周波コイル、14…プ
ラズマ処理炉、15…基板ホルダー、16…試料ホルダ
ー、17…ノズル、18…タングステンフィラメント、
19…抵抗加熱用ヒーター、20…ニードルバルブ、2
1…原子状水素処理炉。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 哲一郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n型GaAs基板上にZn,Mg,C
    d,S,Seの内、少なくとも2種類以上の元素からな
    るII-VI族化合物を含む半導体薄膜が多層に積み重なっ
    た構造を有し、前記半導体薄膜積層体の、p型半導体層
    よりなるp型部分とn型半導体層よりなるn型部分で活
    性層を挟んでpn接合が形成されている半導体発光素子
    において、前記活性層及び前記p型部分に形成される非
    発光動作領域の少なくとも一部に水素原子を添加したこ
    とを特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 n型GaAs基板上にZn,Mg,C
    d,S,Seの内、少なくとも2種類以上の元素からな
    るII-VI族化合物を含む半導体薄膜を多層積層し、前記
    半導体薄膜積層体の、p型半導体層よりなるp型部分と
    n型半導体層よりなるn型部分で活性層を挟んでpn接
    合が形成されているウエハを形成した後、該ウエハの表
    面上で、前記活性層内の発光させたい領域に対応する領
    域に保護膜を形成し、引き続き、水素ガス、水素原子の
    みからなる分子またはイオンガス、少なくとも硫黄また
    はセレンを組成に含んだ水素化合物ガスの内、少なくと
    もどれか一種類のガスを含む雰囲気中でプラズマ処理、
    熱処理、イオン注入の内何れか一つを施した後、前記保
    護膜を除去し、最後に前記ウエハ表面の所定の領域に電
    極を形成することを特徴とする半導体発光素子の作製方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10221952A1 (de) * 2002-05-13 2003-11-27 Forschungsverbund Berlin Ev Verfahren zur Passivierung der Spiegelflächen von optischen Halbleiterbauelementen

Cited By (2)

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DE10221952A1 (de) * 2002-05-13 2003-11-27 Forschungsverbund Berlin Ev Verfahren zur Passivierung der Spiegelflächen von optischen Halbleiterbauelementen
DE10221952B4 (de) * 2002-05-13 2007-07-12 Forschungsverbund Berlin E.V. Verfahren zur Passivierung der Spiegelflächen von optischen Halbleiterbauelementen

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