JPH06314491A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH06314491A
JPH06314491A JP5127927A JP12792793A JPH06314491A JP H06314491 A JPH06314491 A JP H06314491A JP 5127927 A JP5127927 A JP 5127927A JP 12792793 A JP12792793 A JP 12792793A JP H06314491 A JPH06314491 A JP H06314491A
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JP
Japan
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memory cell
temperature
cell voltage
circuit
voltage
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JP5127927A
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English (en)
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Hiroshi Sato
弘 佐藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、メモリセル電圧を制御する
ことによって動作範囲を広くとるための技術を提供する
ことにある。 【構成】 SRAMの内部温度を検出するためのメモリ
セル電圧制御回路40を設ける。このメモリセル電圧制
御回路40は、温度センサや、この温度センサの検出結
果に応じて、メモリセルアレイに供給される電源電圧を
制御するためのメモリセル電圧降圧回路、及びメモリセ
ル電圧昇圧回路52が含まれる。SRAMの動作範囲を
決定するのはメモリセルであり、上記温度センサの検出
結果に基づいてメモリセル電圧を制御させることによっ
て、動作範囲の拡大を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置、さら
にはそれに含まれるメモリセルの電源電圧制御技術に関
し、例えばスタティックRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複数個のスタティック型メモリセ
ルをマトリクス配置して成るSRAMにおいては、メモ
リセルの選択端子がロウ方向毎にワード線に結合され、
メモリセルのデータ入出力端子がカラム方向毎に相補デ
ータ線(相補ビット線とも称される)に結合される。そ
れぞれの相補データ線は、相補データ線に1対1で結合
された複数個のカラム選択スイッチを含むY選択スイッ
チ回路を介して相補コモンデータ線に共通接続されてい
る。そのようなSRAMにおいて、メモリセルアレイに
供給される電源電圧は、一定とされる。
【0003】尚、SRAMについて記載された文献の例
としては、昭和59年11月30日にオーム社より発行
された「LSIハンドブック(第500頁〜)」があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】SRAMのメモリセル
には、従来より高抵抗ポリシリコンあるいはTFT(シ
ン・フィルム・トランジスタ)等が使用されている。し
かしながら、そのようなメモリセルでは、高温時に高抵
抗ポリシリコン、又はTFTは抵抗値が下がるため、ど
うしても高温時に消費電流が増えてしまう。また、オン
電流とオフ電流との差により情報を保持するため、低温
時(0℃以下)に抵抗値が上がり電流差が少なくなり、
誤動作しやすくなる。さらに、オン電流とオフ電流との
差により情報を保持するため低電圧時(電源電圧2V以
下)で誤動作し易くなる。
【0005】本発明の目的は、メモリセル電圧を制御す
ることによって動作範囲を広くとるための技術を提供す
ることにある。
【0006】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】すなわち、半導体記憶装置の内部温度を検
出するための温度検出手段と、この温度検出手段の検出
結果に応じて、メモリセルアレイに供給される電源電圧
を制御するための電圧制御手段とを含んで半導体記憶装
置を構成するものである。
【0009】また、メモリセルアレイへの電源供給のた
めの専用の外部端子を設けて半導体記憶装置を構成する
ものである。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、半導体記憶装置の動作
範囲を決定するのはメモリセルであり、電源電圧制御手
段は、上記温度検出手段の検出結果に基づいてメモリセ
ル電圧を制御させ、このことが、半導体記憶装置の動作
範囲の拡大を達成する。また、メモリセルアレイへの電
源供給のための専用の外部端子を介して当該メモリセル
アレイに電源供給を行うようした場合、当該半導体記憶
装置を含むシステムの制御下で、上記メモリセルアレイ
の電源電圧の制御を可能とし、このことが、半導体記憶
装置の動作範囲の拡大を達成する。
【0011】
【実施例】図1には本発明の一実施例であるスタティッ
クRAMが示される。同図に示されるSRAMは、特に
制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術によっ
てシリコン基板などの一つの半導体基板に形成される。
【0012】図1において6は、複数個のスタティック
型メモリセルをマトリクス配置したメモリセルアレイで
あり、メモリセルの選択端子はロウ方向毎にワード線に
結合され、メモリセルのデータ入出力端子はカラム方向
毎に相補データ線に結合される。それぞれの相補データ
線は、相補データ線に1対1で結合された複数個のカラ
ム選択スイッチを含むY選択スイッチ回路9を介して相
補コモンデータ線に共通接続されている。
【0013】外部より入力されるアドレス信号A0〜A
mのうちA0〜Anは、それに対応して配置されたアド
レスバッファ1−0〜1−nを介してXデコーダ4に伝
達され、アドレス信号An+1〜Amは、それに対応し
て配置されたアドレスバッファ1−n+1〜1−mを介
してYデコーダ8に伝達される。ワードドライバ5はX
デコーダ4のデコード出力に基づいて、入力アドレス信
号に対応するワード線を選択レベルに駆動する。所定の
ワード線が駆動されると、このワード線に結合されたメ
モリセルが選択される。またYデコーダ8は、これに供
給されるアドレス信号に対応するカラム選択スイッチを
オン動作させて、上記選択された相補コモンデータ線に
導通する。このとき相補コモンデータ線の電位は、デー
タ入出力回路10に含まれるセンスアンプで増幅され、
さらに出力バッファを介して外部に出力可能とされる。
また、データ入出力回路10に含まれる入力バッファに
外部から書込みデータが与えられると、その書込みデー
タに従って相補コモンデータ線が駆動され、それによ
り、アドレス信号によって選択された相補データ線を介
して所定のメモリセルにそのデータに応ずる電荷情報が
蓄積される。ここで、上記データ入出力回路10は、特
に制限されないが、4ビット構成とされ、4個の入力バ
ッファと、それに対応する4個の出力バッファが含まれ
る。そしてそのような構成において、外部端子数の減少
のため、同一のビットにおいて入力バッファとそれに対
応する出力バッファとで同一のデータ外部端子が共有さ
れる。
【0014】また、アドレス信号A0〜Amの変化を検
出するアドレス変化検出回路(ATD回路とも称され
る)11が設けられ、このアドレス変化検出回路11の
検出結果が制御部7に伝達されるようになっている。そ
して外部から与えられる選択信号としてのチップセレク
ト信号CS*(*はローアクティブ又は信号反転を示
す)及びライトイネーブル信号WE*がそれぞれCS*
バッファ2及びWE*バッファ3を介して上記制御部7
に取込まれ、この制御部7により本実施例各部の動作制
御信号が生成されるようになっている。
【0015】20はリードパービット回路であり、この
リードパービット回路20は、上記チップセレクト信号
CS*がハイレベルにネゲートされ、且つ、上記ライト
イネーブル信号WE*がローレベルにアサートされた状
態において、未使用に係るデータ外部端子の判別機能を
有し、その判別結果は、後段の出力コントローラ30に
伝達されるようになっている。特に制限されないが、未
使用に係る外部端子の判別は、当該外部端子が、低電位
側電源Vssに直接結合されていることによって可能と
される。出力コントローラ30は、外部から入力される
アウトプットイネーブル信号OE*に基づいて、上記デ
ータ入出力回路10における出力バッファの動作制御を
可能とするもので、そのような動作制御において、上記
リードパービット回路20の判別により未使用と認識さ
れた外部端子に対応する出力バッファの出力状態が、外
部からのアウトプットイネーブル信号OE*の状態に拘
らず、高インピーダンス状態に保持される。
【0016】40は、上記メモリセルアレイ6に供給さ
れる電源電圧(メモリセル電圧Vcm)を制御すること
によって、温度特性、電圧特性を向上させるためのメモ
リセル電圧制御回路であり、このメモリセル電圧制御回
路40を備えていることが、本実施例SRAMの特徴点
の一つとされる。尚、このメモリセル電圧制御回路40
については、後に詳述する。
【0017】図2には、上記メモリセルアレイ6の詳細
な構成が示される。
【0018】図2において、メモリセルアレイ6を構成
する複数のスタティック型メモリセルは、全て同一構成
とされる。すなわち、同図において代表的に示されるよ
うに、当該メモリセルMSは、nチャンネルMOSトラ
ンジスタQ14,Q16及び抵抗R10,R20を結合
して成るフリップフロップを含み、相補データ線D1
A,D1B*にはそれぞれnチャンネルMOSトランジ
スタQ13,Q15を介して結合される。抵抗R10,
R20には高抵抗ポリシリコンが適用される。MOSト
ランジスタQ13,Q15の制御端子はそれに対応する
ワード線(W1,W2,…)に結合され、ワード線が選
択レベルに駆動された場合にこれに結合されるMOSト
ランジスタQ13,Q15がオンされるようになってい
る。メモリセルには、メモリセル電圧Vcmが供給され
る。
【0019】図4には上記メモリセル電圧制御回路40
の構成例が示される。
【0020】図4に示されるように、メモリセル電圧制
御回路40は、LSI内部の温度を検出するための二つ
の温度センサ42,43を有する。
【0021】上記二つの温度センサ42,43は、互い
に検出温度が異なっている。すなわち、温度センサ43
は常温状態でその出力論理がハイレベルとされるのに対
して、温度センサ42はLSI内部が高温時(常温以上
の設定レベル)になった場合に、その出力論理がハイレ
ベルとされる。そのような温度センサ42,43は、特
に制限されないが、図5に示されるように、抵抗R1,
R2、及びnチャンネル型MOSトランジスタQ5の直
列接続回路と、それの分圧出力を判別するためのインバ
ータ61とを含んで構成することができる。ここで、抵
抗R1は拡散抵抗とされ、抵抗R2は、図9に示される
ように温度依存性を有する高抵抗ポリシリコンとされ
る。抵抗R2の値を異ならせることによって、検出温度
を調整することができる。LSI内部温度に応じて抵抗
R1,R2の分圧比が変化されるので、それを、インバ
ータの論理しきい値を基準に判別することによって、温
度検出が可能とされる。nチャンネル型MOSトランジ
スタQ5は、クロックCLKによって動作制御される。
つまり、クロックCLKがハイレベルとされてnチャン
ネル型MOSトランジスタQ5がオン状態のときにの
み、回路が活性化されて温度検出可能とされる。このよ
うにクロックCLKに同期して温度検出を行うことによ
って、温度センサでの消費電流の低減を図っている。
【0022】上記温度センサ42,43の検出結果は、
後段の論理回路に入力され、メモリセル電圧制御に供さ
れるようになっている。すなわち、上記温度センサ4
2,43の出力が2入力ナンドゲート46に入力され、
それらのナンド論理が求められ、そのナンド論理出力が
後段のインバータ47を介してメモリセル電圧降圧回路
51に入力されるようになっている。このメモリセル電
圧降圧回路51は、上記インバータ47の出力に応じ
て、メモリセル電圧Vcmを降圧させる機能を有する。
また、上記温度センサ42,43の検出結果は2入力ノ
アゲート48へも入力され、この2入力ノアゲート48
の論理出力が、後段のVcmセンサ50に入力されるよ
うになっている。このVcmセンサ50は、上記ノアゲ
ート49の出力論理がハイレベルの場合に活性化され
る。このとき、Vcmセンサ50の出力によって後段の
メモリセル電圧昇圧回路52が制御され、メモリセル電
圧Vcmが、高電位側電源Vccよりも高いレベルに昇
圧される。上記Vcmセンサ50は、特に制限されない
が、図6に示されるように、pチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ6,Q7と、nチャンネル型MOSトランジ
スタQ8との直列回路、及びそれの分圧出力を判定する
インバータ71とを含んで構成される。pチャンネル型
MOSトランジスタQ6のソース電極には、メモリセル
電圧Vcmが帰還され、pチャンネル型MOSトランジ
スタQ7に高電位側電源Vccが印加されるようになっ
ている。基板効果の影響を低減するため、上記pチャン
ネル型MOSトランジスタQ6のソース電極が基板に結
合される。インバータ71では、それの論理しきい値を
基準に分圧出力のレベル判定が行われることによって、
メモリセル電圧Vcmが高電位側電源Vccを越えた状
態の検出が可能とされる。検出レベルは、pチャンネル
型MOSトランジスタQ6の直列段数によって調整可能
とされる。つまり、pチャンネル型MOSトランジスタ
Q6の直列段数が多くなるほど、検出レベルが高くな
る。また、クロックCLKがハイレベルとされてnチャ
ンネル型MOSトランジスタQ8がオン状態のときにの
み、回路が活性化されてメモリセル電圧Vcmの検出が
可能とされる。このようにクロックCLKに同期してV
cmの検出を行うことによって、Vcmセンサ50での
消費電流の低減を図っている。
【0023】本実施例の動作を説明する。
【0024】本実施例SRAMが、5V系電源電圧で使
用される場合、高温時にはメモリセル電圧Vcmが2V
に降圧される。この場合、温度センサ42によって高温
状態が検出され、その出力論理がハイレベルにされるこ
とによって、ナンドゲート46の出力論理がローレベル
とされ、インバータ47の出力論理がハイレベルとされ
ることによってメモリセル電圧降圧回路51が活性化さ
れ、それにより、メモリセル電圧Vcmが降圧される。
このような電圧降圧により、高温時においては、通常使
用時、つまり、降圧しない状態の4割程度の消費電流に
抑えることができる。
【0025】一方、低温時は、高抵抗ポリシリコンの抵
抗値が上がり、オン電流が減ってしまうため、高電位側
電源Vccより1V昇圧してオン電流の減少を防ぐこと
によって、動作マージンを2割程度、増やすようにす
る。すなわち、低温時には、温度センサ42,43の出
力論理がローレベルとされるため、ノアゲート48の出
力論理がハイレベルとされ、それによってVcmセンサ
50が活性化されることにより、メモリセル電圧昇圧回
路52により、メモリセル電圧Vcmが、高電位側電源
Vccより1V程度高いレベルに昇圧される。
【0026】次に、リテンション状態での動作を説明す
る。
【0027】このリテンション状態は、高電位側電源V
ccを3Vまで下げても良い状態で、データは保持され
るが、メモリアクセスが禁止される。高温で使用される
場合には、メモリセル電圧Vcmが降圧され、2Vのメ
モリセル電圧Vcmが発生される。このような使用によ
れば、3V電圧を使用する場合の7割程度の消費電流に
抑えることができる。また、本実施例SRAMが低温で
使用される場合には、電源電圧より1V昇圧して3割の
マージンを確保することができる。
【0028】次に、3.3V系のような低電圧系で使用
される場合を想定する。通常使用時の高温時にはメモリ
セル電圧Vcmが2Vに降圧されて使用される。このよ
うな使用方法によれあば、高電位側電源Vccをそのま
ま使用する場合に比べて6割程度の消費電流に抑えるこ
とができる。また、低温時においては、高電位側電源V
ccより1V程度、昇圧させることにより、3割程度の
マージンを確保することができる。
【0029】データリテンション状態を持たせる場合、
メモリセル電圧Vcmは、低温時には3.4V、常温時
には2.4V、高温時には2Vに設定される(2.4V
デ−タリテンションを仮定)。また、低温専用メモリを
SRAMで実現する場合、消費電流さえ問題にしなけれ
ば高抵抗ポリシリコンの抵抗値を下げるとともに低温時
にメモリセル電圧を上げる事により氷点下の温度でも使
用可能なSRAMを構成可能である。
【0030】図7には上記メモリセル電圧制御回路40
の他の構成例が示される。
【0031】図7に示される回路は、例えば、高電位側
電源Vccが、1.5ボルト等のように低電圧とされる
場合に適している。互いに検出温度が異なる二つの温度
センサ81,82が設けられ、この温度センサ81,8
2の検出出力に基づいてメモリセル電圧Vcmを制御す
るための制御論理が設けられて成る。上記温度センサ8
1,82の基本的な構成は、図5に示されるのに等し
く、抵抗R2の値を異ならせることにより、二つの温度
センサ81,82で検出温度を異ならせている。そのよ
うな温度センサ81,82の検出結果に基づいてメモリ
セル電圧Vcmを制御するための制御論理は、インバー
タ83,84,85、2入力ナンドゲート86,87,
88、及びインバータ89,90,91を含み、このイ
ンバータ89,90,91の出力論理がハイレベルの場
合に、対応するVcmセンサ92,93,94が選択的
に活性化されるようになっている。このVcmセンサ9
2,93,94の後段には、それによって動作制御され
るメモリセル電圧昇圧回路95が配置され、このメモリ
セル電圧昇圧回路95の出力電圧がメモリセルアレイ6
に供給される。上記Vcmセンサ92乃至94の構成
は、基本的に図6に示されるのと等しいが、pチャンネ
ル型MOSトランジスタQ6に相当するMOSトランジ
スタの直列段数を互いに異ならせることによって、検出
レベルが異なっている。つまり、Vcmセンサ92,9
3,94の順に検出温度が低くなり、それぞれ、高温
用、常温用、低温用とされる。LSI内部温度が、温度
センサ81,82によって検出され、その検出結果の組
合せにより、高温、常温、低温が判別されることによっ
て、Vcmセンサ92〜94のいずれかが選択的に活性
化され、その活性化されたVcmセンサ92の設定レベ
ルに応じてメモリセル電圧Vcmが決定される。1.5
Vのような低電圧で使用する場合、低温時に3V、常温
時に2.5V、高温時に2Vと昇圧することによって、
問題なく使用することができる。
【0032】このように上記実施例によれば、温度検出
手段としての温度センサ42,43又は81,82の検
出結果に基づいてメモリセル電圧Vcmを制御すること
により、SRAMの動作範囲を拡大することができる。
【0033】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0034】例えば、上記実施例では、高抵抗ポリシリ
コンを含んでメモリセルを形成した場合について説明し
たが、この高抵抗ポリシリコンに代えて、図3に示され
るようにTFT(シン・フィルム・トランジスタ)RT
を適用しても良い。
【0035】また、上記実施例では、センサ及びメモリ
セル電圧発生回路をLSI内部に有するものについて説
明したが、メモリセル電圧の伝達経路を他の機能ブロッ
クと分離し、専用の外部端子からメモリセル電圧を供給
するようにすれば、外部電源回路によってメモリセル電
圧Vcmの制御が可能とされるので、同一のメモリセル
構造を持つSRAMを、それが含まれるシステムの制御
により、低消費電力LSIとしても、さらには低温動作
LSIとしても使用することができる。
【0036】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるスタテ
ィックRAMに適用した場合について説明したが、本発
明はそれに限定されるものではなく、その他の半導体記
憶装置、さらにはそれを含むマイクロコンピュータなど
のデータ処理装置に広く適用することができる。
【0037】本発明は、少なくとも、メモリセルを含む
ことを条件に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0039】すなわち、温度検出手段の検出結果に基づ
いてメモリセル電圧が制御されることにより、半導体記
憶装置の動作範囲を拡大することができる。また、メモ
リセルアレイへの電源供給のための専用の外部端子を介
して当該メモリセルアレイに電源供給を行うようした場
合には、当該半導体記憶装置を含むシステムの制御下
で、上記メモリセルアレイの電源電圧の制御が可能とさ
れるので、上記の場合と同様に、半導体記憶装置の動作
範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるスタティックRAMの
全体的な構成ブロック図である。
【図2】上記SRAMに含まれるメモリセルアレイの構
成回路図である。
【図3】上記SRAMに含まれるメモリセルの他の構成
回路図である。
【図4】上記SRAMに含まれるメモリセル電圧制御回
路の構成ブロック図である。
【図5】上記SRAMに含まれる温度センサの構成例回
路図である。
【図6】上記SRAMに含まれるVcmセンサの構成例
回路図である。
【図7】上記SRAMに含まれるメモリセル電圧制御回
路の他の構成ブロック図である。
【図8】上記SRAMに含まれる高抵抗ポリシリコンの
温度依存特性図である。
【符号の説明】
1−0乃至1−n アドレスバッファ 2 CS*バッファ 3 WE*バッファ 4 Xデコーダ 5 ワードドライバ 6 メモリセルアレイ 7 制御回路 8 Yデコーダ 9 Yスイッチ回路 10 データ入出回路 13 トランスファーゲート 14 ライトアンプ 15 レベル判定回路 20 リードパービット回路 30 出力コントローラ 40 メモリセル電圧制御回路 41 電源電圧センサ 42 温度センサ 43 温度センサ 51 メモリセル電圧降圧回路 52 メモリセル電圧昇圧回路 81 温度センサ 82 温度センサ 92 Vcmセンサ 93 Vcmセンサ 94 Vcmセンサ 95 メモリセル電圧昇圧回路 Vcm メモリセル電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルアレイを含む半導体記憶装置
    において、当該半導体記憶装置の内部温度を検出するた
    めの温度検出手段と、この温度検出手段の検出結果に応
    じて、上記メモリセルアレイに供給される電源電圧を制
    御するための電圧制御手段とを含むことを特徴とする半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 メモリセルアレイを含む半導体記憶装置
    において、上記メモリセルアレイへの電源供給のための
    専用の外部端子を有することを特徴とする半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 上記メモリセルアレイとして、スタティ
    ック型を適用して成る請求項1又は2記載の半導体記憶
    装置。
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