JPH06314254A - データ転送制御装置 - Google Patents

データ転送制御装置

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JPH06314254A
JPH06314254A JP12519493A JP12519493A JPH06314254A JP H06314254 A JPH06314254 A JP H06314254A JP 12519493 A JP12519493 A JP 12519493A JP 12519493 A JP12519493 A JP 12519493A JP H06314254 A JPH06314254 A JP H06314254A
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JP
Japan
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data
memory
speed
data transfer
buffer memory
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JP12519493A
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English (en)
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Sukeyasu Hayashi
資泰 林
Minoru Narasaki
実 奈良▲崎▼
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
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    • B41J2/04581Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on piezoelectric elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J2/04541Specific driving circuit

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転送速度が異なる二つの装置間で緩衝用メモ
リを介してデータを転送する場合に、転送時間が無駄に
長くなるのを防止すると共に、緩衝用メモリの有効利用
を図る。 【構成】 送信側の送出速度V1及び受信側の処理速度
V2を検出し(S10)、V1<V2のときはB1=Pi・(1
−V1/V2)、V1≧V2のときはB2=Pi・(1−V2/
V1)により(Pi:転送データのサイズ)、必要な緩衝
用メモリの最大蓄積量B1又はB2を算出する(S20、S3
0、S80)。これに基づきメモリバンクを切り換えること
により、FIFOメモリ内で最大蓄積量B1又はB2の領
域を緩衝用領域として確保し、それ以外の領域は他の用
途に使用する(S40、S90)。次に、FIFOメモリにお
ける転送データの蓄積量を調べ(S50、S100)、蓄積量
が、V1<V2のときはB1、V1≧V2のときは1ライン
分になった時点で、受信側によるFIFOメモリからの
データの取り出しを開始させる(S70)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データの処理速度が異
なる二つの装置の間で緩衝用メモリを介して行なわれる
データ転送を制御するデータ転送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製版において、ドラム型の入力機(送信
側装置)が読み取った画像のデータをドラム型の出力機
(受信側装置)へ転送して、その出力機で感材等へ画像
を記録するということが行なわれている。この画像の入
力及び出力において入力機や出力機の動作を途中で一旦
停止させると、再び動作を開始するときに画像のつなぎ
合わせのための処理が必要となる。特に、スパイラル走
査の場合には、正確なつなぎ合わせ処理ができないと出
力画像におけるライン切れが発生する。このため、入力
機から出力機への画像データの転送において、入力機の
データ送出速度と出力機のデータ処理速度が異なる場
合、入力機や出力機の動作を途中で停止させることない
ように、緩衝用のメモリが必要となる。そこで従来は、
図3に示すように入力機81と出力機82との間に緩衝
用メモリとして先入れ先出し方式のメモリ(FIFOメ
モリ)84を挿入し、このFIFOメモリ84を介して
画像データを転送することにより、入力機81のデータ
送出速度と出力機82のデータ処理速度との差を吸収し
て入力機や出力機が動作の途中で停止することを防止し
ていた。
【0003】例えば、出力機82の処理速度が入力機8
1の送出速度よりも速い場合には、まず入力機81から
画像データを送出してFIFOメモリ84に蓄積し、所
定量が蓄積された時点で出力機82が画像データの受け
取り(FIFOメモリ84からの取り出し)を開始す
る。これにより、出力機82が動作の途中で停止するこ
とがないので、出力画像においてライン切れを起こした
り、絵柄にゴミが入ったりするという事態を回避するこ
とができる。
【0004】一方、出力機82の処理速度が入力機81
の送出速度よりも遅い場合には、入力機81から送出さ
れたデータのうち出力機82が処理し切れないデータは
FIFOメモリ84に蓄積され、後に出力機82がFI
FOメモリ84からそのデータを取り出す。これによ
り、出力機82によるデータの取りこぼしを起こすこと
なく、データ転送を行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のデ
ータ転送には以下のような問題がある。すなわち、出力
機82の処理速度が入力機81の送出速度よりも速い場
合には、予めFIFOメモリ84に所定量のデータを蓄
積してから出力機82にデータ受取を開始させている
が、このときのデータ蓄積量は、転送すべき画像データ
の全量又は転送途中で受信側が受け取るべきデータが決
して無くならないように十分な量を確保していため、多
くの場合、実際に必要な蓄積量に比べ多大なデータ量と
なっていた。この結果、出力機によるデータの受け取り
開始時期が必要以上に遅れ、転送時間が無駄に長くなる
という問題があった。また、出力機82の処理速度が入
力機81の送出速度よりも遅い場合及び速い場合のいず
れの場合も、緩衝用メモリとして所定容量のFIFOメ
モリ84が必要となるが、転送される画像データのサイ
ズは一定していないため、転送対象となる可能性のある
画像データの最大サイズに対応した容量のFIFOメモ
リを実装する必要がある。しかし、最大サイズ又はそれ
に近いサイズの画像データを転送する頻度が高くない場
合には、データ転送に必要な容量は実装されているFI
FOメモリの容量よりもかなり少なくてよいことが多
く、メモリの利用効率は低いものとなっていた。
【0006】データ転送時間が無駄に長くなったり、緩
衝用メモリが有効に利用されないという上記問題は、デ
ータの処理速度(送出速度と処理速度)が異なる二つの
装置の間で緩衝用メモリを介してデータ転送を行なう場
合に一般に生じるものである。
【0007】そこで、本発明は、データの処理速度が異
なる二つの装置の間で緩衝用メモリを介してデータ転送
を行なう場合に、転送時間が無駄に長くなるのを防止す
るとともに、その緩衝用メモリの有効利用を可能とする
データ転送制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された請求項1に記載のデータ転送制御装置は、送
信側装置から先入れ先出し方式の緩衝用メモリを介して
受信側装置へデータを転送する場合において、送信側装
置がデータを送出する送出速度よりも受信側装置がデー
タを処理する処理速度の方が速いときに、該データ転送
を制御するデータ転送制御装置であって、送信側装置が
送出するデータを前記緩衝用メモリへ書き込み、前記緩
衝用メモリに蓄積されるデータ蓄積量が前記送出速度と
前記処理速度により定まる基準データ量に達した時点
で、前記緩衝用メモリからデータを読み出して受信側装
置に向けて送出を開始する制御手段を備えた構成として
いる。
【0009】また、請求項2に記載のデータ転送制御装
置は、送信側装置から先入れ先出し方式の緩衝用メモリ
を介して受信側装置へデータを転送する場合に該データ
転送を制御するデータ転送制御装置であって、データ転
送に必要な前記緩衝用メモリの最大蓄積量を送信側装置
のデータ送出速度及び受信装置のデータ処理速度より算
出し、前記緩衝用メモリ内で最大蓄積量のメモリ領域を
確保して該領域を送信側装置及び受信側装置にデータ転
送のために使用させ、前記緩衝用メモリにおける該領域
以外の領域を他の用途に使用させるメモリ管理手段を備
えた構成としている。
【0010】さらに、請求項3に記載のデータ転送制御
装置は、請求項1又は請求項2に記載のデータ転送制御
装置において、送信側装置がデータを送出する速度を測
定することにより前記送出速度を検出する第1速度検出
手段と、受信側装置がデータを処理する速度を測定する
ことにより前記処理速度を検出する第2速度検出手段
と、を設けた構成としている。
【0011】
【作用】図5に示すように、請求項1に記載のデータ転
送制御装置によれば、送信側装置12がデータを送出す
ると、そのデータは、緩衝用メモリ14に書き込まれ
る。この書き込みにより緩衝用メモリ14にデータが蓄
積されていき、蓄積されているデータ蓄積量が基準デー
タ量に達した時点で、制御手段18は、緩衝用メモリ1
4からのデータの読み出しを開始する。すなわち制御手
段は18、緩衝用メモリ14に読出開始信号Rを入力す
ることにより、先に書き込まれたデータから順に読み出
して受信側装置16へ向けて送出する。なお、基準デー
タ量は、転送されるデータ量、送信側装置の送出速度及
び受信側装置の処理速度により定まる。送信側装置12
のデータ送出速度よりも受信側装置16のデータ処理速
度の方が速いため、データ転送が進むにしたがって緩衝
用メモリ14に蓄積されているデータは次第に減少して
いく。蓄積データの量がほぼ0となった時点で、送信側
装置のデータ送出と受信側装置のデータ処理とがほぼ同
時に終了し、これによりデータ量Piの転送が完了す
る。
【0012】図6に示すように、請求項2に記載のデー
タ転送制御装置によれば、メモリ管理手段19は、転送
されるデータ量、送信側装置の送出速度及び受信側装置
の処理速度よりデータ転送に必要な緩衝用メモリの最大
蓄積量を算出する。次にメモリ管理手段19は、緩衝用
メモリ14内で最大蓄積量のメモリ領域を確保してその
領域を送信側装置から受信側装置へのデータ転送のため
に使用させ、緩衝用メモリ14において確保されたメモ
リ領域以外の領域を他の用途に使用させる。この最大蓄
積量のメモリ領域のみをデータ転送のための緩衝用領域
として使用させることにより、送信側及び受信側の両装
置の動作を中断させることなく、送信側装置12から受
信側装置16へデータが正しく転送される。一方、この
最大蓄積量のメモリ領域以外のメモリ領域は他の用途
(例えば他の二つの装置の間におけるデータ転送のため
の緩衝用メモリとしての用途等)に使用されるため、緩
衝用メモリ14全体が効率よく利用される。
【0013】請求項3に記載のデータ転送制御装置によ
れば、実測により、第1速度検出手段22が送信側装置
12の送出速度V1を、第2速度検出手段26が受信側
装置16の処理速度V2を、それぞれ検出する(図5、
図6参照)。この検出された送出速度V1及び処理速度
V2を用いて、請求項1又は請求項2に記載のデータ転
送制御装置において前記基準データ量又は最大蓄積量の
値が算出される。したがって、データ転送時点のこれら
の速度が以前に比べて変動している場合には、変動後の
速度が実測され、その変動後の値を用いて前記基準デー
タ量又は最大蓄積量が算出される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例につ
いて説明する。図2は、本発明のデータ転送制御装置を
製版における画像データの転送に使用した場合の実施例
を示す図である。この場合、送信側装置は、原稿ドラム
32と、それを回転させるモータ33と、その回転速度
を検出するエンコーダ34と、入力ヘッド35と、処理
回路52等から構成され、受信側装置は、出力ドラム4
2と、それを回転させるモータ43と、その回転速度を
検出するエンコーダ44と、露光ヘッド45と、処理回
路56等から構成され、データ転送制御装置は、FIF
Oメモリ54と、送信側のCPU60と、それに接続さ
れるスイッチ62及びメモリ64と、受信側のCPU7
0と、それに接続されるメモリ74とから構成される。
このような構成において、入力ヘッド35は、原稿ドラ
ム32上の原稿31を読み取って画像データを出力す
る。この画像データは処理回路52で階調補正や色補正
等の処理をされた後、FIFOメモリ54に送出され、
FIFOメモリ54に書き込まれる。受信側の処理回路
56は、FIFOメモリ54から読み出された画像デー
タを受け取り、画像出力側の装置に応じた階調補正や色
補正等の処理をした後、露光ヘッド45へ送る。露光ヘ
ッド45は、送られてきた画像データに基づき出力ドラ
ム42上の感材41に画像を出力する。
【0015】画像の入力から出力までの上記動作におい
て、FIFOメモリ54はデータ転送のための緩衝用メ
モリとして機能し、CPU60はメモリ64に格納され
たプログラムに基づきデータ転送の制御手段として、C
PU70はメモリ74に格納された所定のプログラムに
基づきデータ転送の制御手段及びFIFOメモリ54に
対するメモリ管理手段として、それぞれ機能する。ま
た、原稿ドラム32の回転速度を検出するエンコーダ3
4は、送信側の処理回路52がFIFOメモリ54へ向
けてデータを送出する速度V1を検出する検出手段とし
て機能し、出力ドラム42の回転速度を検出するエンコ
ーダ44は、受信側の処理回路56がFIFOメモリ5
4からデータを受け取る速度V2(受信側装置の処理速
度)を検出する検出手段として機能する。
【0016】以下、画像入力側(送信側装置)から画像
出力側(受信側装置)へのデータ転送における制御動作
について説明する。送信側装置において画像の読み取り
(画像入力)を開始する際には、スイッチ62により、
原稿31におけるトリミング領域や読取解像度等が入力
された後、走査開始が指示される。CPU60は、メモ
リ64に格納された所定のプログラムに基づいて動作
し、トリミング領域及び読取解像度に基づいて入力ヘッ
ド35が読み取る画像のデータ量、すなわち、送信側装
置から受信側装置へ転送するデータ量Piを算出し、こ
れを受信側のCPU70へ送る。また、CPU60は、
エンコーダ34の検出出力E1に基づいてFIFOメモ
リ54へのデータの送出速度V1を算出し、これもCP
U70へ送る。原稿31の読み取りが開始されると、そ
の読み取りによって得られた画像データは、処理回路5
2で前記処理が行なわれた後、FIFOメモリ54に向
けて送出される。これにより、送信側装置から送出され
る画像データがFIFOメモリ54に蓄積されていく。
受信側のCPU70は、メモリ74に格納された所定の
プログラムに基づいて動作し、受信側にあるFIFOメ
モリ54からのデータ取り出しの開始時期(画像出力の
開始時期)を制御する。
【0017】すなわち、画像の入力処理速度よりも画像
の出力処理速度の方が速い場合には、単位時間当たりに
FIFOメモリ54に入るデータ量V1よりもFIFO
メモリ54から取り出されるデータ量V2の方が多いた
め、FIFOメモリ54に所定量のデータを蓄積した後
にデータの取り出しを開始する必要がある。CPU70
は、モニタ信号MONによりFIFOメモリ54に蓄積
されているデータ蓄積量を監視し、このデータ蓄積量が
次式により与えられる基準データ量Bに達した時点で、
FIFOメモリ54に読出開始信号Rを出力することに
より、FIFOメモリ54からのデータの出力を開始さ
せる。 B=Pi・(1−V1/V2)+α …(1) ただし、 Pi:送信側装置から受信側装置へ転送される画像デー
タ量 α :両装置の処理速度V1,V2の測定誤差を補償する
ための補償データ量 これにより、FIFOメモリ54に蓄積されているデー
タが先に書き込まれたものから順に読み出されて処理回
路56へ送られる。すなわち、FIFOメモリ54から
のデータの取り出しが開始される。データの取り出しが
開始されると、これに合わせて感材41への画像出力
(露光ヘッド45の動作)が開始される。上記(1)式の
算出において、V1は送信側のCPU60から送られて
来る値を用い、V2はエンコーダ44の検出出力E2に基
づいて算出した値を用いる。また、補償データ量αは、
両装置の処理速度の測定誤差により、処理途中でFIF
Oメモリ54のデータ蓄積量が0になり、送信側装置の
処理が中断しないように、余分に蓄積されるデータ量で
ある。両装置の処理速度の測定誤差がないと仮定した場
合には、αを0に設定すればよい。
【0018】上記のようにしてデータ転送が制御される
と、受信側が取り出すべきデータは常にFIFOメモリ
54に存在するため、受信側における画像出力を中断さ
せることなく、FIFOメモリ54からデータを取り出
すことができる。また、FIFOメモリ54に蓄積され
ているデータ蓄積量がほぼ0となった時点で、送信側か
らのデータの送出と受信側によるデータの取り出しがほ
ぼ同時に終了するため、データ転送の時間が無駄に長く
なることはない。
【0019】なお、上記のデータ転送の制御では、モニ
タ信号MONによってFIFOメモリ54におけるデー
タ蓄積量を監視しているが、送信側からのデータ送出が
開始されてからFIFOメモリ54に(1)式により与え
られる基準データ量Bが蓄積されるまでの時間を算出
し、これに基づいてFIFOメモリ54からのデータ取
り出しの開始時期を決定してもよい。すなわち、送信側
からFIFOメモリ54へのデータの送出開始から次式
により定まる時間tが経過した時点で、受信側にFIF
Oメモリ54からのデータの取り出しを開始させてもよ
い。 t=Pi/V1 − Pi/V2 + β ここで、βは、(1)式の補償データ量αを時間に換算し
たもので、両装置の処理速度の測定誤差がないと仮定し
た場合は0に設定される。このようにしてデータ取り出
しの開始時期を決定すると、FIFOメモリ54におけ
るデータ蓄積量を監視することなく、上記と同様の効果
が得られる。
【0020】一方、画像の入力速度よりも画像の出力速
度の方が遅い場合には、CPU70は、送信側からのデ
ータの送出が開始されてFIFOメモリ54にデータが
蓄積され始めた時点で、FIFOメモリ54からのデー
タの取り出しを開始させる。この場合、単位時間当たり
にFIFOメモリ54に入るデータ量V1よりもFIF
Oメモリ54から取り出されるデータ量V2の方が少な
いため、データ転送が進むにつれてFIFOメモリ54
にデータが蓄積されるが、この蓄積されたデータは後で
受信側によって取り出される。したがって、送信側と受
信側の両装置の動作は、処理途中で中断することがな
い。
【0021】次に、上記データ転送において緩衝用メモ
リとして使用するFIFOメモリ54に対するメモリ管
理について説明する。上記のようにデータ転送を制御す
ると、画像の入力速度よりも画像の出力速度の方が速い
場合(V1<V2)にFIFOメモリ54に蓄積されるデ
ータの量は、FIFOメモリ54からのデータの取り出
しを開始する時点で最大となり、このときのデータ蓄積
量(以下「最大蓄積量」という)B1は、(1)式で算出さ
れるデータ蓄積量Bと同じである。一方、画像の入力速
度よりも画像の出力速度の方が遅い場合(V1>V2)に
FIFOメモリ54に蓄積されるデータ蓄積量は、FI
FOメモリ54への送信側からのデータの送出が終了し
た時点で最大となり、このときのデータ蓄積量(以下
「最大蓄積量」という)B2は、 B2=Pi・(1−V2/V1)+γ …(2) である。ここで、γは、(1)式のαと同様な補償データ
量である。
【0022】したがって、上記最大蓄積量B1とB2のう
ちの大きい方の値に対応した容量のFIFOメモリ54
を実装すればよい。しかし、転送される画像データの量
(画像データサイズ)Piは一定していないため、実際
には、転送対象となる可能性のある画像データの最大サ
イズに対応した容量のFIFOメモリ54を実装してい
る。この結果、画像が小さい場合、FIFOメモリ54
は実際のデータ転送に必要とされる以上の容量となって
いるため、CPU70は、データの転送に先だって、最
大蓄積量B1又はB2に基づいてデータ転送における緩衝
用領域として必要なメモリ領域を確保し、そのメモリ領
域以外のメモリ領域を他の用途に使用できるようにして
いる。具体的には、図4に示すように、FIFOメモリ
54をメモリ領域(1)〜(10)に対応する10個の
メモリバンク(各メモリバンクの容量は2[Mbyte])
から成る構成とし、各メモリバンクの入力側及び出力側
にバススイッチISW1〜ISW10、OSW1〜OS
W10をそれぞれ設ける。これらのバススイッチISW
1〜ISW10、OSW1〜OSW10をCPU70か
ら出力されるメモリバンク切換信号MEMに基づいて適
切に切り換えることにより、所定のメモリバンクを今回
のデータ転送のための緩衝用領域として使用し、それ以
外のメモリバンクを他の用途に使用する。例えば、原稿
ドラム32の回転速度を900[rpm]、出力ドラム4
2の回転速度を1000[rpm]とすると、前記のV1及
びV2はこれらの回転速度に比例するため、 V1/V2=900/1000=0.9 となる。したがって、転送すべき画像データのサイズを
Pi=30[Mbyte]とすると、データ転送のための緩衝
用領域として必要なメモリ容量は、α=0.2[Mbyt
e]とした場合、 B1=30・(1−0.9)+0.2=3.2[Mbyte] となる(実際には、絵柄の画像の場合においてラインず
れを防止するため、上記B1を1ラインのデータ量の倍
数にする必要がある)。この計算結果より、メモリ領域
(1)及び(2)のメモリバンク(4[Mbyte]の領
域)については入力側及び出力側のバススイッチをa側
に設定して今回の画像データの転送に使用し、メモリ領
域(3)〜(10)のメモリバンク(16[Mbyte]の
領域)については入力側及び出力側のバススイッチをb
側に設定して他の用途に使用する。他の用途としては、
図4に示したように、別の製版装置における画像の入力
機91から出力機92への画像データの転送に使用する
他、CPU70のスタックエリアとして使用すること等
が考えられる。
【0023】上記のようにしてFIFOメモリ54を管
理することにより、FIFOメモリ54全体を有効に利
用することができる。特に、最大サイズ(FIFOメモ
リ54の実装容量)又はそれに近いサイズの画像データ
を転送する頻度が高くない場合に効果がある。
【0024】以上説明したデータ転送の制御(FIFO
メモリ54からのデータ取り出しの開始時期すなわち画
像出力の開始時期の制御)及びFIFOメモリ54に対
するメモリ管理の具体的な手順は、図1に示すフローチ
ャートの通りである。すなわち、CPU70がこのフロ
ーチャートに従って動作することにより、上記制御及び
メモリ管理が行なわれる。
【0025】まずステップS10において、原稿ドラム
32及び出力ドラム42を回転させて、その時のエンコ
ーダ34及び44の検出出力E1及びE2に基づいて送信
側の送出速度V1及び受信側の処理速度V2を検出し、ス
テップS20において、送出速度V1が処理速度V2より
も遅いか否かを判定する。この結果、送出速度V1が処
理速度V2よりも遅ければステップS30へ進む。
【0026】ステップS30では、ステップS10検出
されたV1、V2、及び送信側のCPU60から送られて
くる画像データ量Pi(画像データのサイズすなわち送
信側装置から受信側装置へ転送されるデータ量の値)を
用いて、(1)式によりFIFOメモリ54に蓄積される
最大蓄積量B1を計算する。次のステップS40では、
この最大蓄積量B1に基づいて図4に示したFIFOメ
モリ54のメモリバンクのバススイッチを切り換える。
これにより、最大蓄積量B1に相当するメモリ領域を今
回のデータ転送のための緩衝用領域として確保し、他の
メモリ領域は別の製版装置における画像の入力機91か
ら出力機92への画像データの転送のための緩衝用領域
として使用する。
【0027】ステップS30で算出した最大蓄積量B1
は、画像データを正しく転送するために画像出力の開始
時点においてFIFOメモリ54に蓄積されていなけれ
ばならないデータ量でもある。したがって、ステップS
40を実行した後は、モニタ信号MONによってFIF
Oメモリ54におけるデータ蓄積量を検出し(ステップ
S50)、検出された蓄積量が最大蓄積量B1に達して
いるか否かを判定する(ステップS60)という動作を
繰り返す。この間に送信側で画像入力(画像の読み取
り)が開始されると、入力された画像データがFIFO
メモリ54に向けて送出され、FIFOメモリ54に蓄
積されていく。そして蓄積量が最大蓄積量B1に達すれ
ばステップS50→S60→S50の繰り返し動作を終
了してステップS70へ進む。ステップS70では、C
PU70は、読出開始信号Rを出力してFIFOメモリ
54に蓄積されたデータを取り出し、画像出力を開始さ
せる。
【0028】一方、ステップS20において送出速度V
1が処理速度V2よりも速いと判定された場合には、ステ
ップS80へ進み、(2)式によりFIFOメモリ54に
蓄積されるデータの最大蓄積量B2を計算する。次のス
テップS90では、この最大蓄積量B2に基づきステッ
プS40と同様に、図4に示したFIFOメモリ54の
メモリバンクのバススイッチを切り換える。これによ
り、最大蓄積量B2に相当するメモリ領域を今回のデー
タ転送のための緩衝用領域として確保し、他のメモリ領
域は別の製版装置における画像の入力機91から出力機
92への画像データの転送のための緩衝用領域として使
用する。
【0029】送出速度V1が処理速度V2よりも速い場
合、原理的には、送信側から送出されたデータがFIF
Oメモリ54に蓄積され始めた時点で画像出力を開始さ
せればよい。しかし本実施例では、画像におけるライン
ずれを防止するためライン単位でデータを管理している
ので、ステップS90を実行した後は、モニタ信号MO
NによってFIFOメモリ54におけるデータの蓄積量
を検出し(ステップS100)、1ライン分のデータ量
が蓄積されたか否かを判定する(ステップS110)と
いう動作を繰り返す。この間に送信側で画像入力が開始
されてFIFOメモリ54に1ライン分のデータが蓄積
されると、その繰り返し動作を終了してステップS70
へ進み、画像出力を開始させる。
【0030】ステップS70の実行により、CPU70
によるデータ転送の制御及びメモリ管理の動作が終了す
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に記載のデ
ータ転送制御装置によれば、二つの装置の間での緩衝用
メモリを介したデータ転送において送信側の送出速度よ
りも受信側の処理速度の方が速い場合に、送信側からの
データの送出と受信側のデータの受取がほぼ同時に終了
するため、転送時間が無駄に長くなることはない。ま
た、データ転送中において受信側が受け取るべきデータ
は常に緩衝用メモリ内に存在するため、途中で中断する
ことなくデータ転送を正しく行なうことができる。
【0032】請求項2に記載のデータ転送制御装置によ
れば、上記のデータ転送において送出速度が処理速度よ
りも速い場合及び遅い場合のいずれの場合も、緩衝用メ
モリのうちデータ転送に必要な領域以外の領域を他の用
途に使用することができるため、緩衝用メモリの有効利
用が図れる。
【0033】請求項3に記載したように、データの送出
速度及び処理速度を実測し、この実測値に基づいてデー
タ転送を制御し又は緩衝用メモリを管理することによ
り、送出速度及び処理速度の変動を考慮してデータの受
取開始時刻やデータ転送に使用する緩衝用メモリ容量に
余裕を持たせるということが不要となる。これにより、
データ転送における時間及びメモリ容量の無駄を一層防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデータ転送制御装置の動作の一例を
示すフローチャート。
【図2】 本発明のデータ転送制御装置を製版における
画像データの転送に使用した場合の実施例を示す図。
【図3】 従来の製版装置における入力機から出力機へ
の画像データの転送を示す図。
【図4】 前記実施例におけるFIFOメモリの構成を
示す図。
【図5】 請求項1又は請求項3に記載の本発明のデー
タ転送制御装置の構成を示すブロック図。
【図6】 請求項2又は請求項3に記載の本発明のデー
タ転送制御装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
12…送信側装置 14…緩衝用メモリ 16…受信側装置 18…制御手段 19…メモリ管理手段 22…第1速度検出
手段 26…第2速度検出手段 54…FIFOメモ
リ(緩衝用メモリ) 60…CPU(制御手段) 70…CPU(制御
手段、メモリ管理手段) V1 …送出速度 V2 …処理速度 R …読出開始信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側装置から先入れ先出し方式の緩衝
    用メモリを介して受信側装置へデータを転送する場合に
    おいて、送信側装置がデータを送出する送出速度よりも
    受信側装置がデータを処理する処理速度の方が速いとき
    に、該データ転送を制御するデータ転送制御装置であっ
    て、 送信側装置が送出するデータを前記緩衝用メモリへ書き
    込み、前記緩衝用メモリに蓄積されるデータ蓄積量が前
    記送出速度と前記処理速度により定まる基準データ量に
    達した時点で、前記緩衝用メモリからデータを読み出し
    て受信側装置に向けて送出を開始する制御手段を備える
    ことを特徴とするデータ転送制御装置。
  2. 【請求項2】 送信側装置から先入れ先出し方式の緩衝
    用メモリを介して受信側装置へデータを転送する場合に
    該データ転送を制御するデータ転送制御装置であって、 データ転送に必要な前記緩衝用メモリの最大蓄積量を送
    信側装置のデータ送出速度及び受信装置のデータ処理速
    度より算出し、前記緩衝用メモリ内で最大蓄積量のメモ
    リ領域を確保して該領域を送信側装置及び受信側装置に
    データ転送のために使用させ、前記緩衝用メモリにおけ
    る該領域以外の領域を他の用途に使用させるメモリ管理
    手段を備えることを特徴とするデータ転送制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のデータ転
    送制御装置において、 送信側装置がデータを送出する速度を測定することによ
    り前記送出速度を検出する第1速度検出手段と、 受信側装置がデータを処理する速度を測定することによ
    り前記処理速度を検出する第2速度検出手段と、を設け
    たデータ転送制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323662A (ja) * 2007-07-09 2007-12-13 Canon Inc データ転送方法
US8308255B2 (en) 2008-12-18 2012-11-13 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus

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JP2007323662A (ja) * 2007-07-09 2007-12-13 Canon Inc データ転送方法
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