JPH06314005A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH06314005A JPH06314005A JP5128090A JP12809093A JPH06314005A JP H06314005 A JPH06314005 A JP H06314005A JP 5128090 A JP5128090 A JP 5128090A JP 12809093 A JP12809093 A JP 12809093A JP H06314005 A JPH06314005 A JP H06314005A
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- Japan
- Prior art keywords
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- guide
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- toner image
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】転写材表面に転写されたトナーが飛散したり、
転写装置にオフセットしたりするのを防止する搬送ガイ
ドの構成を簡略化する。 【構成】転写装置１３と定着装置２０との間に転写材Ｐ
の搬送を裏面からガイドする搬送ガイド１７を配設す
る。搬送ガイド１７は、下方の電装部１９覆う導電性の
ガイド基体３１と、その表面に突設させた絶縁性のガイ
ドリブ３２とによって構成する。ガイド基体３１は本体
アースされており、電装部１９をシールドする。一方、
ガイドリブ３２は、転写材Ｐの裏面に接触して、転写材
表面の負極性のトナー像を電気的に保持している裏面の
正極性の電荷が消失するのを防ぎ、トナーの飛散等を防
止する。さらに、導電性のガイド基体３１と絶縁性のガ
イドリブ３２とは、インサート成形によって一体的に形
成して搬送ガイド１７の構成を簡略化する。
転写装置にオフセットしたりするのを防止する搬送ガイ
ドの構成を簡略化する。 【構成】転写装置１３と定着装置２０との間に転写材Ｐ
の搬送を裏面からガイドする搬送ガイド１７を配設す
る。搬送ガイド１７は、下方の電装部１９覆う導電性の
ガイド基体３１と、その表面に突設させた絶縁性のガイ
ドリブ３２とによって構成する。ガイド基体３１は本体
アースされており、電装部１９をシールドする。一方、
ガイドリブ３２は、転写材Ｐの裏面に接触して、転写材
表面の負極性のトナー像を電気的に保持している裏面の
正極性の電荷が消失するのを防ぎ、トナーの飛散等を防
止する。さらに、導電性のガイド基体３１と絶縁性のガ
イドリブ３２とは、インサート成形によって一体的に形
成して搬送ガイド１７の構成を簡略化する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、転写装置
と定着装置との間に配設されて転写材の移動をガイドす
るとともに、電装部をシールドする搬送ガイドに関す
る。
プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、転写装置
と定着装置との間に配設されて転写材の移動をガイドす
るとともに、電装部をシールドする搬送ガイドに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の画像形成装置として、図４に、コ
ンパクトに構成された小型のレーザビームプリンタの概
略を図示する。このレーザビームプリンタは、装置本体
１の下部に、給紙カセット２が着脱自在に装着されるよ
うになっており、装着状態の給紙カセット２のすぐ上方
には、装置本体１の制御、駆動を行う電装部１９が配置
されている。電装部１９は、その上方全体を、シールド
部材を兼ねた搬送ガイド１７Ａによって覆われている。
この搬送ガイド１７Ａは、転写材Ｐの搬送方向（矢印Ｋ
方向）上流側に配置された転写装置１３と下流側の定着
装置２０との間に配置され、転写装置１３から定着装置
２０に搬送される転写材Ｐを裏面側からガイドするもの
である。
ンパクトに構成された小型のレーザビームプリンタの概
略を図示する。このレーザビームプリンタは、装置本体
１の下部に、給紙カセット２が着脱自在に装着されるよ
うになっており、装着状態の給紙カセット２のすぐ上方
には、装置本体１の制御、駆動を行う電装部１９が配置
されている。電装部１９は、その上方全体を、シールド
部材を兼ねた搬送ガイド１７Ａによって覆われている。
この搬送ガイド１７Ａは、転写材Ｐの搬送方向（矢印Ｋ
方向）上流側に配置された転写装置１３と下流側の定着
装置２０との間に配置され、転写装置１３から定着装置
２０に搬送される転写材Ｐを裏面側からガイドするもの
である。
【０００３】このレーザビームプリンタでは、プロセス
カートリッジ１４内の感光ドラム１２上に、例えば負極
性に帯電させたトナーによってトナー像を形成し、この
トナー像を転写材Ｐ表面に転写するが、この転写時に転
写装置１３によって転写材Ｐの裏面に正極性の電荷を付
与し、表面に転写されたトナー像を電気的に保持するよ
うにしている。表面にトナー像が転写された転写材Ｐ
は、裏面を搬送ガイド１７Ａの上面に摺擦させながら、
定着装置２０に向けて搬送される。
カートリッジ１４内の感光ドラム１２上に、例えば負極
性に帯電させたトナーによってトナー像を形成し、この
トナー像を転写材Ｐ表面に転写するが、この転写時に転
写装置１３によって転写材Ｐの裏面に正極性の電荷を付
与し、表面に転写されたトナー像を電気的に保持するよ
うにしている。表面にトナー像が転写された転写材Ｐ
は、裏面を搬送ガイド１７Ａの上面に摺擦させながら、
定着装置２０に向けて搬送される。
【０００４】このレーザビームプリンタは、定着装置２
０として、平板状のセラミックヒータ２１の熱を熱可塑
性薄膜フィルム２２を介して直接転写材Ｐに加えるよう
な省電力定着装置（以下「サーフ定着」という。）を用
いて電源を小型化しており、さらに、給紙カセット２か
ら給紙された転写材Ｐを反転搬送ローラ５により１８０
°反転させるようにして極力紙パスを小さくしたり、上
述のように電装部１９のシールド部材と転写材Ｐの搬送
ガイド１７Ａとを兼用したりすることによって、積極的
にコンパクト化を図っている。
０として、平板状のセラミックヒータ２１の熱を熱可塑
性薄膜フィルム２２を介して直接転写材Ｐに加えるよう
な省電力定着装置（以下「サーフ定着」という。）を用
いて電源を小型化しており、さらに、給紙カセット２か
ら給紙された転写材Ｐを反転搬送ローラ５により１８０
°反転させるようにして極力紙パスを小さくしたり、上
述のように電装部１９のシールド部材と転写材Ｐの搬送
ガイド１７Ａとを兼用したりすることによって、積極的
にコンパクト化を図っている。
【０００５】なお、図４においては、図１にて示す後述
の実施例１のレーザビームプリンタと同様の構成のもの
に着いては、同様の符号を付してある。
の実施例１のレーザビームプリンタと同様の構成のもの
に着いては、同様の符号を付してある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術によると、転写装置１３と定着装置２０との間
の搬送ガイド１７Ａが、電装部１９をシールドする必要
があるため、搬送ガイド１７Ａは、グランドに接続され
たシールド板金で構成されており、その導通抵抗が数Ω
以下に設定されている。このため、転写材Ｐの表面の未
定着のトナー像に対する保持力が低下し、トナーの飛
散、オフセット等の問題が発生した。これは、搬送ガイ
ド１７Ａがアースされているため、搬送ガイド１７Ａ上
を移動中の転写材Ｐは、図５に示すように表面の負極性
の未定着のトナー像を引き付けている裏面の正極性の電
荷が、搬送ガイド１７Ａを介して逃げてしまい、表面の
トナー像に対する保持力が低下してしまうからである。
したがって、転写材Ｐの搬送途中の振動によるトナーの
飛散、裏面の電荷が逃げる時のスパークによるトナー飛
散、未定着トナーの定着装置２０へのオフセット等が発
生しがちとなる。
従来技術によると、転写装置１３と定着装置２０との間
の搬送ガイド１７Ａが、電装部１９をシールドする必要
があるため、搬送ガイド１７Ａは、グランドに接続され
たシールド板金で構成されており、その導通抵抗が数Ω
以下に設定されている。このため、転写材Ｐの表面の未
定着のトナー像に対する保持力が低下し、トナーの飛
散、オフセット等の問題が発生した。これは、搬送ガイ
ド１７Ａがアースされているため、搬送ガイド１７Ａ上
を移動中の転写材Ｐは、図５に示すように表面の負極性
の未定着のトナー像を引き付けている裏面の正極性の電
荷が、搬送ガイド１７Ａを介して逃げてしまい、表面の
トナー像に対する保持力が低下してしまうからである。
したがって、転写材Ｐの搬送途中の振動によるトナーの
飛散、裏面の電荷が逃げる時のスパークによるトナー飛
散、未定着トナーの定着装置２０へのオフセット等が発
生しがちとなる。
【０００７】これらの問題を解決するために、従来は、
図６に示すように、導電性のシールド板５１上に多数
のスリット５１ａを形成し、これと別体に絶縁性のリブ
部材５２を形成し、両者を重ねてビス、熱用着等によっ
て固定し、リブ部材５２上の多数のガイドリブ５２ａを
スリット５１ａから突出させ、この絶縁性のガイドリブ
５２ａを転写材Ｐの裏面に接触させて電荷の逃げを防い
だり、図７に示すように、シールド板と一体形成され
た搬送ガイド６１の表面６１ｓに、テフロン入り塗料で
塗装し、その導通抵抗が１０10Ω程度となるように中抵
抗部６２をリブ状に多数形成して電荷の逃げを押えたり
する、といった方法がとられていた。
図６に示すように、導電性のシールド板５１上に多数
のスリット５１ａを形成し、これと別体に絶縁性のリブ
部材５２を形成し、両者を重ねてビス、熱用着等によっ
て固定し、リブ部材５２上の多数のガイドリブ５２ａを
スリット５１ａから突出させ、この絶縁性のガイドリブ
５２ａを転写材Ｐの裏面に接触させて電荷の逃げを防い
だり、図７に示すように、シールド板と一体形成され
た搬送ガイド６１の表面６１ｓに、テフロン入り塗料で
塗装し、その導通抵抗が１０10Ω程度となるように中抵
抗部６２をリブ状に多数形成して電荷の逃げを押えたり
する、といった方法がとられていた。
【０００８】しかし、では、シールド板５１と、リブ
部材５２とを別々に成形し、ビス、熱溶着等にてユニッ
ト化しているため、部品点数増加、組立工程の複雑化、
コストアップ等が問題となり、また、では、シールド
機能に必要なマスキング６２ａや塗装自体によるコスト
アップ、塗料の削れ、ピンホールによる転写材裏面の電
荷逃げなどの問題を解決することができなかった。
部材５２とを別々に成形し、ビス、熱溶着等にてユニッ
ト化しているため、部品点数増加、組立工程の複雑化、
コストアップ等が問題となり、また、では、シールド
機能に必要なマスキング６２ａや塗装自体によるコスト
アップ、塗料の削れ、ピンホールによる転写材裏面の電
荷逃げなどの問題を解決することができなかった。
【０００９】そこで、本発明は、上述問題を解決した画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、像担持体上に形成されたト
ナー像の極性と逆極性の電荷を転写材の裏面に付与する
ことによって、前記像担持体のトナー像を前記転写材の
表面に転移させる転写装置と、表面に未定着のトナー像
を担持した状態で搬送される転写材の裏面に接触して該
転写材の移動をガイドする搬送ガイドと、該搬送ガイド
を介して移動された転写材の表面のトナー像を定着する
定着装置と、前記搬送ガイドの下方に配設された電装部
とを備えた画像形成装置において、前記搬送ガイドが、
前記電装部の上方を覆うとともに本体アースに接続され
た導電性のガイド基体と、該ガイド基体の表面にインサ
ート成形により突設され前記転写材の裏面に接触して該
転写材の移動をガイドする絶縁性のガイドリブとによっ
て形成されることを特徴とする。
みてなされたものであって、像担持体上に形成されたト
ナー像の極性と逆極性の電荷を転写材の裏面に付与する
ことによって、前記像担持体のトナー像を前記転写材の
表面に転移させる転写装置と、表面に未定着のトナー像
を担持した状態で搬送される転写材の裏面に接触して該
転写材の移動をガイドする搬送ガイドと、該搬送ガイド
を介して移動された転写材の表面のトナー像を定着する
定着装置と、前記搬送ガイドの下方に配設された電装部
とを備えた画像形成装置において、前記搬送ガイドが、
前記電装部の上方を覆うとともに本体アースに接続され
た導電性のガイド基体と、該ガイド基体の表面にインサ
ート成形により突設され前記転写材の裏面に接触して該
転写材の移動をガイドする絶縁性のガイドリブとによっ
て形成されることを特徴とする。
【００１１】また、像担持体上に形成されたトナー像の
極性と逆極性の電荷を転写材の裏面に付与することによ
って、前記像担持体のトナー像を前記転写材の表面に転
移させる転写装置と、表面に未定着のトナー像を担持し
た状態で搬送される転写材の裏面に接触して該転写材の
移動をガイドする搬送ガイドと、該搬送ガイドを介して
移動された転写材の表面のトナー像を定着する定着装置
と、前記搬送ガイドの下方に配設された電装部とを備え
た画像形成装置において、前記搬送ガイドが、前記電装
部の上方を覆うとともに、前記転写材の裏面に接触して
該転写材の搬送をガイドする絶縁性のガイド部材と、該
ガイド部材の裏面の、前記電装部に対向する面に形成さ
れるとともに本体アースに接続された導電層とを有する
ことを特徴とする。
極性と逆極性の電荷を転写材の裏面に付与することによ
って、前記像担持体のトナー像を前記転写材の表面に転
移させる転写装置と、表面に未定着のトナー像を担持し
た状態で搬送される転写材の裏面に接触して該転写材の
移動をガイドする搬送ガイドと、該搬送ガイドを介して
移動された転写材の表面のトナー像を定着する定着装置
と、前記搬送ガイドの下方に配設された電装部とを備え
た画像形成装置において、前記搬送ガイドが、前記電装
部の上方を覆うとともに、前記転写材の裏面に接触して
該転写材の搬送をガイドする絶縁性のガイド部材と、該
ガイド部材の裏面の、前記電装部に対向する面に形成さ
れるとともに本体アースに接続された導電層とを有する
ことを特徴とする。
【００１２】この場合、前記導電層を、導電メッキ面と
したり、または導電金属蒸着面としたりすることができ
る。
したり、または導電金属蒸着面としたりすることができ
る。
【００１３】
【作用】以上構成に基づき、搬送ガイドは、転写材裏面
に接触するガイドリブが絶縁性、また導電部に対向する
ガイド基体が導電性に形成され、しかもガイド基体がア
ースされているので、転写材裏面の電荷の逃げを防止す
るとともに、電装部をシールドすることができる。さら
に、搬送ガイドは、ガイドリブとガイド基体とがインサ
ート成形によって形成されているので、その成形、組み
立て等が簡単となる。
に接触するガイドリブが絶縁性、また導電部に対向する
ガイド基体が導電性に形成され、しかもガイド基体がア
ースされているので、転写材裏面の電荷の逃げを防止す
るとともに、電装部をシールドすることができる。さら
に、搬送ガイドは、ガイドリブとガイド基体とがインサ
ート成形によって形成されているので、その成形、組み
立て等が簡単となる。
【００１４】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例１〉本発明に係る画像形成装置の一例として、
図１に、小型のレーザビームプリンタの概略を図示す
る。なお、同図においては、転写材Ｐの搬送方向を矢印
Ｋで示している。
て説明する。 〈実施例１〉本発明に係る画像形成装置の一例として、
図１に、小型のレーザビームプリンタの概略を図示す
る。なお、同図においては、転写材Ｐの搬送方向を矢印
Ｋで示している。
【００１５】レーザビームプリンタの装置本体１の下部
には、画像形成対象となる紙等の転写材Ｐを収納した給
紙カセット２が配置されており、給紙カセット２の先端
側（図１の右側）の上方には、給紙カセット２内の転写
材Ｐを給紙する給紙ローラ３が配置されている。給紙ロ
ーラ３の下流側には、反転ローラ５、搬送ローラ６、
７、搬送ガイド９、レジストセンサ１０、供給ガイド１
１等が配置され、給紙カセット２内の転写材Ｐは、これ
らの部材を介して、感光ドラム１２と転写ローラ１３
（転写装置）との間の転写位置に供給されるようになっ
ている。感光ドラム１２は、不図示の一次帯電器、現像
器、クリーニング器等とともにカートリッジ容器内に一
体的に組み込まれ、全体としてプロセスカートリッジ１
４が構成されている。感光ドラム１２を露光する露光手
段は、レーザスキャナ１５、反射ミラー１６等によって
構成されている。
には、画像形成対象となる紙等の転写材Ｐを収納した給
紙カセット２が配置されており、給紙カセット２の先端
側（図１の右側）の上方には、給紙カセット２内の転写
材Ｐを給紙する給紙ローラ３が配置されている。給紙ロ
ーラ３の下流側には、反転ローラ５、搬送ローラ６、
７、搬送ガイド９、レジストセンサ１０、供給ガイド１
１等が配置され、給紙カセット２内の転写材Ｐは、これ
らの部材を介して、感光ドラム１２と転写ローラ１３
（転写装置）との間の転写位置に供給されるようになっ
ている。感光ドラム１２は、不図示の一次帯電器、現像
器、クリーニング器等とともにカートリッジ容器内に一
体的に組み込まれ、全体としてプロセスカートリッジ１
４が構成されている。感光ドラム１２を露光する露光手
段は、レーザスキャナ１５、反射ミラー１６等によって
構成されている。
【００１６】感光ドラム１２の下流には、転写材Ｐの搬
送方向（矢印Ｋ方向）に向かって緩やかに前下がりに傾
斜した搬送ガイド１７（後に詳述）が配設されており、
搬送ガイド１７の下方には、電装部１９が配置されてい
る。
送方向（矢印Ｋ方向）に向かって緩やかに前下がりに傾
斜した搬送ガイド１７（後に詳述）が配設されており、
搬送ガイド１７の下方には、電装部１９が配置されてい
る。
【００１７】搬送ガイド１７の下流側には、定着装置２
０が配置されている。この定着装置２０は、平板ヒータ
２１、熱可塑性薄膜フィルム２２等からなる定着ローラ
２３と、該定着ローラ２３に下方から当接する弾性加圧
ローラ２５とを備えたサーフ定着装置である。
０が配置されている。この定着装置２０は、平板ヒータ
２１、熱可塑性薄膜フィルム２２等からなる定着ローラ
２３と、該定着ローラ２３に下方から当接する弾性加圧
ローラ２５とを備えたサーフ定着装置である。
【００１８】定着装置２０の下流には、排紙ローラ２
６、２７が配置され、これらローラ２６、２７のさらに
下流側には、画像形成が終了した転写材Ｐの排出先とな
る排紙トレイ２９が配置されている。
６、２７が配置され、これらローラ２６、２７のさらに
下流側には、画像形成が終了した転写材Ｐの排出先とな
る排紙トレイ２９が配置されている。
【００１９】いま、画像形成装置に際し、感光ドラム１
２は、一次帯電器によって例えば負極性の所定の電位に
一様に帯電される。つづいて、感光ドラム１２は、レー
ザスキャナ１５等によってレーザ光Ｌが照射された部分
の電荷が除去され、静電潜像が形成される。この静電潜
像は、現像器によって反転現像、すなわち負極性のトナ
ー（現像剤）が付着されトナー像として現像される。こ
の感光ドラム１２上のトナー像は、給紙ローラ３、反転
ローラ５等を介して、所定のタイミングで供給された転
写材Ｐ表面に転写される。このとき、転写材Ｐは、転写
装置１３に接続された電源３０によって、裏面に正極性
の電荷が付与され、この正極性の電荷によって、感光ド
ラム１２の負極性のトナーが転写材Ｐの表面に電気的に
転写される。
２は、一次帯電器によって例えば負極性の所定の電位に
一様に帯電される。つづいて、感光ドラム１２は、レー
ザスキャナ１５等によってレーザ光Ｌが照射された部分
の電荷が除去され、静電潜像が形成される。この静電潜
像は、現像器によって反転現像、すなわち負極性のトナ
ー（現像剤）が付着されトナー像として現像される。こ
の感光ドラム１２上のトナー像は、給紙ローラ３、反転
ローラ５等を介して、所定のタイミングで供給された転
写材Ｐ表面に転写される。このとき、転写材Ｐは、転写
装置１３に接続された電源３０によって、裏面に正極性
の電荷が付与され、この正極性の電荷によって、感光ド
ラム１２の負極性のトナーが転写材Ｐの表面に電気的に
転写される。
【００２０】転写の終了した転写材Ｐは、表面のトナー
像が未定着の状態で、搬送ガイド１７上を搬送される。
ここで、搬送ガイド１７は、図２に示すように、転写材
搬送方向（矢印Ｋ方向）上流側と下流側とにそれぞれ取
り付け用の屈曲部３１ａ、３１ｂを有する金属板によっ
て形成された導電性（抵抗値が数Ω）のガイド基体３１
を備えている。ガイド基体３１の表面３１ｓには、絶縁
性を有する樹脂性の多数のガイドリブ３２が突設されて
いる。ガイドリブ３２は、転写材Ｐの搬送方向（矢印Ｋ
方向）に沿って長く形成され、また、隣接するもの相互
が適度な間隔をもって配置されている。各ガイドリブ３
２の、ガイド基体３１の表面３１ｓからの高さＨは、こ
れらガイドリブ３２上を裏面を摺擦するようにして搬送
される転写材Ｐが、ガイド基体３１の表面３１ｓに接触
しない程度の高さに設定されている。さらに、金属製の
ガイド基台３１と樹脂性のガイドリブ３２とは、周知の
インサート成形によって一体的に形成されており、全体
的な構成が簡素化されている。このようにして形成され
たガイド部材１７は、図１に示すように、下流側を少し
下方に傾斜させた状態で、電装部１９の上方全体を有効
に覆うようにして配置されており、さらに装置本体１に
本体アースされている。
像が未定着の状態で、搬送ガイド１７上を搬送される。
ここで、搬送ガイド１７は、図２に示すように、転写材
搬送方向（矢印Ｋ方向）上流側と下流側とにそれぞれ取
り付け用の屈曲部３１ａ、３１ｂを有する金属板によっ
て形成された導電性（抵抗値が数Ω）のガイド基体３１
を備えている。ガイド基体３１の表面３１ｓには、絶縁
性を有する樹脂性の多数のガイドリブ３２が突設されて
いる。ガイドリブ３２は、転写材Ｐの搬送方向（矢印Ｋ
方向）に沿って長く形成され、また、隣接するもの相互
が適度な間隔をもって配置されている。各ガイドリブ３
２の、ガイド基体３１の表面３１ｓからの高さＨは、こ
れらガイドリブ３２上を裏面を摺擦するようにして搬送
される転写材Ｐが、ガイド基体３１の表面３１ｓに接触
しない程度の高さに設定されている。さらに、金属製の
ガイド基台３１と樹脂性のガイドリブ３２とは、周知の
インサート成形によって一体的に形成されており、全体
的な構成が簡素化されている。このようにして形成され
たガイド部材１７は、図１に示すように、下流側を少し
下方に傾斜させた状態で、電装部１９の上方全体を有効
に覆うようにして配置されており、さらに装置本体１に
本体アースされている。
【００２１】上述の搬送ガイド１７は、上部の、転写材
Ｐに接触するガイドリブ３２が絶縁性に、また下部のガ
イド基体３１が導電性に形成されているため、ガイドリ
ブ３２に接触しながら搬送される転写材Ｐの裏面の正極
性の電荷は失われることなく、したがって転写材Ｐ表面
に転写された負極性のトナーをよく保持し、一方電装部
１９は、ガイド基体３１によって良好にシールドされ
る。
Ｐに接触するガイドリブ３２が絶縁性に、また下部のガ
イド基体３１が導電性に形成されているため、ガイドリ
ブ３２に接触しながら搬送される転写材Ｐの裏面の正極
性の電荷は失われることなく、したがって転写材Ｐ表面
に転写された負極性のトナーをよく保持し、一方電装部
１９は、ガイド基体３１によって良好にシールドされ
る。
【００２２】こうして転写材Ｐは、表面の負極性のトナ
ーが、裏面の正極性の電荷によって電気的にしっかりと
保持された状態で、下流側の定着装置２０に搬送され、
ここでトナー像が溶融固着される。定着後の転写材Ｐ
は、排紙ローラ２６、２７によって最終的な製品として
排紙トレイ２９上に排紙される。 〈実施例２〉図３に本発明の実施例２を示す。同図にお
いて、３５は、転写材搬送方向の多数のガイドリブ３５
ａ、枠体３５ｂからなるガイド部材であり、絶縁性の樹
脂により一体成形されている。このため、転写材Ｐがガ
イドリブ３５ａと接触しても、ガイド部材３５全体が絶
縁されているので、転写材Ｐ裏面の負極性の電荷は逃げ
られない。一方、樹脂性のガイド部材３５の裏面全域に
は、導電層として金属の導電メッキ３６（同図の二点鎖
線）が施され、さらに導電メッキ面３６が本体アースに
接続されているので、搬送ガイド３３全体としては、絶
縁性の樹脂からなる搬送ガイド３５を主体としたもので
ありながら、電装部１９を電気的に有効にシールドする
ことが可能となり、コストダウン、軽量化を図ることが
できる。 〈実施例３〉実施例２においては、導電層として導電メ
ッキ面３３を施したが、これに代えて、アルミ蒸着等の
導電金属蒸着面（不図示）を施しても、ほぼ同様の効果
を得ることができれる。
ーが、裏面の正極性の電荷によって電気的にしっかりと
保持された状態で、下流側の定着装置２０に搬送され、
ここでトナー像が溶融固着される。定着後の転写材Ｐ
は、排紙ローラ２６、２７によって最終的な製品として
排紙トレイ２９上に排紙される。 〈実施例２〉図３に本発明の実施例２を示す。同図にお
いて、３５は、転写材搬送方向の多数のガイドリブ３５
ａ、枠体３５ｂからなるガイド部材であり、絶縁性の樹
脂により一体成形されている。このため、転写材Ｐがガ
イドリブ３５ａと接触しても、ガイド部材３５全体が絶
縁されているので、転写材Ｐ裏面の負極性の電荷は逃げ
られない。一方、樹脂性のガイド部材３５の裏面全域に
は、導電層として金属の導電メッキ３６（同図の二点鎖
線）が施され、さらに導電メッキ面３６が本体アースに
接続されているので、搬送ガイド３３全体としては、絶
縁性の樹脂からなる搬送ガイド３５を主体としたもので
ありながら、電装部１９を電気的に有効にシールドする
ことが可能となり、コストダウン、軽量化を図ることが
できる。 〈実施例３〉実施例２においては、導電層として導電メ
ッキ面３３を施したが、これに代えて、アルミ蒸着等の
導電金属蒸着面（不図示）を施しても、ほぼ同様の効果
を得ることができれる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、転写装置と定着装
置との間に、下方の電装部を覆う搬送ガイドを有する画
像形成装置において、搬送ガイドを、電装部を電気的に
シールドする導電性のガイド基体と、このガイド基体の
表面にインサート成形された絶縁性のガイドリブとによ
って構成することにより、電装部に対するシールド効果
を有するとともに、ガイドリブに裏面を接触させながら
搬送される転写材裏面の電荷が消失しないようにするこ
とができるので、転写材表面のトナーを電気的にしっか
りと保持してトナーの飛散やトナーの定着装置へのオフ
セットを有効に防止することができる。しかも、導電性
のガイド基体と絶縁性のガイドリブとをインサート成形
によって一体に形成するので、搬送ガイドの構成が簡略
化され、製作工数、組立工数を大幅に低減することがで
きる。
置との間に、下方の電装部を覆う搬送ガイドを有する画
像形成装置において、搬送ガイドを、電装部を電気的に
シールドする導電性のガイド基体と、このガイド基体の
表面にインサート成形された絶縁性のガイドリブとによ
って構成することにより、電装部に対するシールド効果
を有するとともに、ガイドリブに裏面を接触させながら
搬送される転写材裏面の電荷が消失しないようにするこ
とができるので、転写材表面のトナーを電気的にしっか
りと保持してトナーの飛散やトナーの定着装置へのオフ
セットを有効に防止することができる。しかも、導電性
のガイド基体と絶縁性のガイドリブとをインサート成形
によって一体に形成するので、搬送ガイドの構成が簡略
化され、製作工数、組立工数を大幅に低減することがで
きる。
【図１】本発明の実施例１の画像形成装置の概略を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図２】同じく実施例１の搬送ガイドを示す斜視図。
【図３】同じく実施例２の画像形成装置の概略を示す縦
断面図。
断面図。
【図４】従来の画像形成装置の概略を示す縦断面図。
【図５】同じく転写材裏面の電荷が逃げる様子を示す縦
断面図。
断面図。
【図６】従来の搬送ガイドを示す分解斜視図。
【図７】従来の他の搬送ガイドを示す斜視図。
１２ 像担持体（感光ドラム） １３ 転写装置（転写ローラ） １７、１７Ａ、３３ 搬送ガイド １９ 電装部 ２０ 定着装置 ３１ ガイド基体 ３２ ガイドリブ ３５ ガイド部材 ３６ 導電層（導電メッキ面、導電金属蒸着面）
Claims (4)
- 【請求項１】 像担持体上に形成されたトナー像の極性
と逆極性の電荷を転写材の裏面に付与することによっ
て、前記像担持体のトナー像を前記転写材の表面に転移
させる転写装置と、表面に未定着のトナー像を担持した
状態で搬送される転写材の裏面に接触して該転写材の移
動をガイドする搬送ガイドと、該搬送ガイドを介して移
動された転写材の表面のトナー像を定着する定着装置
と、前記搬送ガイドの下方に配設された電装部とを備え
た画像形成装置において、 前記搬送ガイドが、前記電装部の上方を覆うとともに本
体アースに接続された導電性のガイド基体と、 該ガイド基体の表面にインサート成形により突設され前
記転写材の裏面に接触して該転写材の移動をガイドする
絶縁性のガイドリブとによって形成される、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】 像担持体上に形成されたトナー像の極性
と逆極性の電荷を転写材の裏面に付与することによっ
て、前記像担持体のトナー像を前記転写材の表面に転移
させる転写装置と、表面に未定着のトナー像を担持した
状態で搬送される転写材の裏面に接触して該転写材の移
動をガイドする搬送ガイドと、該搬送ガイドを介して移
動された転写材の表面のトナー像を定着する定着装置
と、前記搬送ガイドの下方に配設された電装部とを備え
た画像形成装置において、 前記搬送ガイドが、前記電装部の上方を覆うとともに、
前記転写材の裏面に接触して該転写材の搬送をガイドす
る絶縁性のガイド部材と、 該ガイド部材の裏面の、前記電装部に対向する面に形成
されるとともに本体アースに接続された導電層とを有す
る、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項３】 前記導電層が、導電メッキ面である、 ことを特徴とする請求項２記載の画像形成装置。
- 【請求項４】 前記導電層が、導電金属蒸着面である、 ことを特徴とする請求項２記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5128090A JPH06314005A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5128090A JPH06314005A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06314005A true JPH06314005A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14976160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5128090A Pending JPH06314005A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06314005A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001206588A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-07-31 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JP2005156905A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置、画像形成装置およびガイド部材 |
| US7532853B2 (en) * | 2005-07-11 | 2009-05-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device |
| US7680449B2 (en) * | 2005-12-27 | 2010-03-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming apparatus |
| JP2012203258A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
| JP2015004878A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
| JP2018066922A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP5128090A patent/JPH06314005A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001206588A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-07-31 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| JP2005156905A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置、画像形成装置およびガイド部材 |
| US7532853B2 (en) * | 2005-07-11 | 2009-05-12 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device |
| US7680449B2 (en) * | 2005-12-27 | 2010-03-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming apparatus |
| JP2012203258A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
| JP2015004878A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
| JP2018066922A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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