JPH06313189A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH06313189A JPH06313189A JP5128465A JP12846593A JPH06313189A JP H06313189 A JPH06313189 A JP H06313189A JP 5128465 A JP5128465 A JP 5128465A JP 12846593 A JP12846593 A JP 12846593A JP H06313189 A JPH06313189 A JP H06313189A
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
ンオキシド付加物、(B)炭素数8〜25のアルコール
またはアルキルフェノールのアルキレンオキシド付加物
および(C)化1の第4級アンモニウムハイドライド類
(テトラメチルアンモニウムハイドライド等)を含有す
る洗浄剤組成物。 【効果】 浸透性の向上により洗浄性能が飛躍的に改善
され、洗浄剤濃度、洗浄時間、洗浄温度等の洗浄条件を
緩和することができ、また、スプレー圧、撹拌力、超音
波照射強度・時間等の洗浄時に必要な物理力を低減でき
る。多量の加工油・焼き付け油等が付着した被洗物の洗
浄性能が向上し、複雑な構造をもつ精密機器部品に対す
る洗浄性能も向上した。 【化1】 (R3〜R6:水素または炭素数1〜4のアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基またはアルケニル基)
Description
の洗浄に有効な洗浄剤組成物に関する。
着した加工油、焼き付け油等の洗浄、プリント基板の半
田フラックスの洗浄、その他の金属加工部品、ガラス等
の非金属部品の洗浄においては、高度な洗浄性能が要求
されており、主としてフロン系溶剤や塩素系溶剤が使用
されてきた。しかしながら、地球環境上の諸問題により
これらの溶剤が使用できなくなるため、これらの溶剤と
同等以上の洗浄性能を有し、しかも環境上の問題がない
洗浄剤に対する要求が高まってきている。
は、本発明の一成分である水酸化第1級アンモニウム塩
を含む水性フラックス洗浄剤が示されているが、フラッ
クスに対する浸透性が遅く洗浄速度に難点があり、ま
た、電子部品、精密機器、液晶等の油状汚垢に対しての
洗浄性能が劣る。
アルキレンオキサイド付加型の溶剤ないしはノニオン界
面活性剤とジエタノールアミン等のアミン系化合物とを
併用した精密部品用の洗浄剤組成物が示されている。し
かし、この洗浄剤は、塩基性が弱く鹸化作用による洗浄
性能が劣る。
アルキレンオキシド付加型の溶剤、アミン系化合物およ
び水からなる精密部品または治工具類用水系洗浄剤組成
物が開示されているが、これも前記と同様に洗浄性能の
点で劣る。
ニオン界面活性剤と、過酸化水素あるいはヒドラジンと
を含有する半導体処理剤についても報告されている(特
開昭63−274149号公報、特開平1−14924
号公報)。
性能を有し、地球環境に対して安全な洗浄剤を提供する
ものである。
は、下記の(A),(B)および(C)成分を含有する
ことを特徴とする。
化合物
はフェニル基 A1 :炭素数2〜4のアルキレン基 n:1〜6)
アルキルフェニル基またはアルケニルフェニル基 A2 :炭素数2〜4のアルキレン基 m:5〜25)
る第4級アンモニウムハイドライド類
ドロキシアルキル基またはアルケニル基)
る一般式(I)の化合物は、界面活性を示さない炭素数
1〜6の飽和または不飽和脂肪族アルコールあるいはフ
ェノールのアルキレンオキシド付加物である。一般式
(I)中のA1O は、オキシエチレン、オキシプロピレ
ン、オキシブチレンが単独または混合物として付加して
いることを示し、特にオキシエチレンとオキシプロピレ
ンのブロック付加物が好適である。nはアルキレンオキ
シドの付加モル数を示し、1〜6の範囲で変化させるこ
とができる。オキシエチレンとオキシプロピレンの混合
ブロック付加体の場合、オキシエチレン1〜3モルおよ
びオキシプロピレン1〜3モルが付加したものが好適で
ある。オキシエチレンとオキシプロピレンを組合せ、水
への溶解性を落とし浸透性を上げることにより、顕著な
洗浄性能の向上効果が得られる。特に、(A)成分の溶
剤として、(A)成分:水=30:70(重量比)の混
合系で、50℃において均一溶解しないものを用いる
と、優れた洗浄性能が得られる。
レンオキシド付加物が好適に用いられ、炭素数4のアル
コールの場合はオキシエチレン1〜3モルおよびオキシ
プロピレン1〜3モル付加物が好ましく、炭素数6のア
ルコールの場合はオキシエチレン1〜3モル付加物が好
ましい。
素数8〜18の飽和または不飽和アルコールのアルキレ
ンオキシド付加物と、ベンゼン環も含めて炭素数12〜
25のアルキルフェノールのアルキレンオキシド付加物
とを包含する。前者の場合は炭素数10〜16の二級ア
ルコールが好ましく、後者の場合はオクチルフェノー
ル、ノニルフェノールが好ましい。一般式(II)中の
(A2O)mは、オキシエチレン、オキシプロピレン、オ
キシブチレンが単独または混合物として5〜25モル、
好ましくは8〜15モル付加していることを示す。
イド類は前述の一般式(III) で表わされ、一般式(II
I) 中のR3,R4,R5,R6としては、水素、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヒドロキシエチ
ル基が例示される。
(B),(C)各成分を任意の割合で配合することがで
きるが、洗浄性、取扱い性を考慮すると、各成分をそれ
ぞれ下記の量比で配合するのが最も効果的であり、ま
た、使用に際してはこの洗浄剤組成物を水で3〜30%
程度に希釈して使用するのが望ましい。 (A):3〜50重量%、好ましくは10〜30重量% (B):1〜30重量%、好ましくは5〜20重量% (C):0.05〜8重量%、好ましくは0.1〜3重
量%
に加え、炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜20のα−オ
レフィンスルホン酸塩、アルキル基またはアルケニル基
の炭素数が4〜10のジアルキルスルホコハク酸塩等の
アニオン界面活性剤;エチレングリコール、プロピレン
グリコール等のハイドロトロープ剤;エチレンジアミン
テトラ酢酸塩、グルコン酸塩、ポリ燐酸塩等のキレート
剤;流動パラフィン、α−オレフィン、ナフタレン誘導
体等の油状物質などを配合することができる。
の向上により洗浄性能が飛躍的に改善され、洗浄剤濃
度、洗浄時間、洗浄温度等の洗浄条件を緩和することが
でき、また、スプレー圧、撹拌力、超音波照射強度・時
間等の洗浄時に必要な物理力を低減することが可能とな
った。さらに、強塩基である第4級アンモニウムハイド
ライドが油内部まで浸透することが可能となり、多量の
加工油・焼き付け油等が付着した被洗物の洗浄性能が飛
躍的に向上した。また、浸透作用に優れていることか
ら、複雑な構造をもつ精密機器部品に対する洗浄性能も
大幅に向上した。
し、以下の通り洗浄性能を評価してその結果を表1〜3
に示した。
し、60℃、1時間放置する。調製した種々の洗浄剤を
20%に希釈し洗浄液とする。50℃に調製した洗浄液
中に油の付着したテトスピースを浸漬し、撹拌揺動洗浄
を1分行い、多量の水で充分すすぐ。乾燥した後、目視
により以下の評価基準で洗浄性を評価した。 ◎:表面に油の残存が全くない ○:表面に油の残存がほとんどない △:表面に油の残存が僅かにある ×:表面に油の残存がある
板に、さらに多数の指紋を付着させ110℃で1時間放
置してテトスピースとし、(1)と同様に洗浄試験す
る。評価方法はすすぎ時におけるガラスの水濡れ性によ
り、以下の評価基準で評価した。 ◎:表面全体が均一に水に濡れている ○:表面全体が濡れているが若干不均一な所を有する △:表面の一部が水を弾いている ×:表面の大部分が水を弾いている
の洗浄実験を行ない、その洗浄性能を目視、顕微鏡観察
により以下の評価基準で評価した。 ◎:フロン洗浄品以上にフラックス、付着粒子等が洗浄
されている ○:フロン洗浄品並に洗浄されている △:フロン洗浄品ほどは洗浄されていない ×:フロン洗浄品には全くおよばない
し、テトスピースとする。上記テストピースを(1)で
調製した種々の洗浄液中で40℃、10分間の浸漬洗浄
を行ない、純水で充分すすいだ後、偏光顕微鏡で以下の
評価基準で洗浄性を評価した。 ◎:空隙部が完全に洗浄されている ○:空隙部がほとんど洗浄されている △:空隙部に液晶の残りが多い ×:空隙部がほとんど洗浄されていない
1モルおよびプロピレンオキシド(PO)1モル付加物 *2) テトラメチルアンモニウムハイドライド *3) テトラブチルアンモニウムハイドライド *4) ヒドロキシエチルトリメチルアンモニウムハイ
ドライド(化7の通り)
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の(A),(B)および(C)成分
を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。 (A) 化1の一般式(I)で表わされる化合物 【化1】R1−O−(A1O)n−H …(I) (R1 :炭素数1〜6のアルキル基、アルケニル基また
はフェニル基 A1 :炭素数2〜4のアルキレン基 n:1〜6) (B) 化2の一般式(II)で表わされる化合物 【化2】R2−O−(A2O)m−H …(II) (R2 :炭素数8〜25のアルキル基、アルケニル基、
アルキルフェニル基またはアルケニルフェニル基 A2 :炭素数2〜4のアルキレン基 m:5〜25) (C) 化3の一般式(III) で表わされる第4級アン
モニウムハイドライド類 【化3】 (R3〜R6:水素または炭素数1〜4のアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基またはアルケニル基) - 【請求項2】 前記(A)成分が、重量比で(A)成
分:水=30:70の混合系において、50℃で水に均
一溶解しない水低溶性の溶剤である請求項1に記載の洗
浄剤組成物。
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JP12846593A JP3227022B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 洗浄剤組成物 |
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-
1993
- 1993-04-30 JP JP12846593A patent/JP3227022B2/ja not_active Expired - Fee Related
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