JPH06312972A - アミド基含有グアニジン誘導体またはその塩の製造方法 - Google Patents

アミド基含有グアニジン誘導体またはその塩の製造方法

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JPH06312972A
JPH06312972A JP12994593A JP12994593A JPH06312972A JP H06312972 A JPH06312972 A JP H06312972A JP 12994593 A JP12994593 A JP 12994593A JP 12994593 A JP12994593 A JP 12994593A JP H06312972 A JPH06312972 A JP H06312972A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高純度でかつ水および/またはアルコールへ
の溶解性、溶液状態での安定性に優れたアミド基含有グ
アニジン誘導体またはその塩の製造方法を提供する。 【構成】 アミドアミンを、加温減圧処理、加温窒素バ
ブリング処理直後、もしくは二酸化炭素フリーの雰囲気
下で保存後、シアナミド、S−メチルイソチオ尿素等の
通常のグアニジン化反応試剤でグアニジン化し、さらに
混在する不純物を晶析等の手段により除去することを特
徴とする下記一般式(II)で表わされるアミド基含有グ
アニジン誘導体またはその塩の製造方法。 【化2】 (式中、R1は、炭素数1〜22の直鎖または分岐鎖の
アルキル基、あるいはアルケニル基である。R2、R
3は、水素原子または炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖
のアルキル基、ヒドロキシルアルキル基であり、同一で
も異なっていても良い。Aは、炭素数1〜10の直鎖ま
たは分岐鎖のアルキレン基あるいはアルケニレン基であ
る。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強塩基性を持つグアニ
ジン誘導体を広範囲の用途に適用するための、アミド基
を含有する高純度グアニジン誘導体またはその塩の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】グアニジン基を有する化合物は、その強
塩基性、抗菌性を生かし、医薬品、農薬、殺菌剤、殺虫
剤、有用金属捕集剤、キレート剤等の分野に使用されて
きた。しかし、その塩基性を生かした、界面活性剤とし
ての応用例は、アルギニン誘導体、アミド基含有グアニ
ジン誘導体等、少数例があるのみである。
【0003】その第1の理由は、直鎖アルキル基を親油
基、グアニジン塩基を親水基とする構造の化合物を、例
えば繊維用柔軟剤あるいは毛髪用リンス剤として用いた
場合、そのカチオン性による繊維あるいは毛髪への吸着
性に優れるものの、べたついたり、重い仕上がりとな
り、仕上がり性能に難点があることが挙げられる。
【0004】その第2の理由は、一般に、グアニジン誘
導体の精製法が複雑であるためである。従来は、反応
後、分取液体クロマトグラフィー、カラムクロマトグラ
フィー、溶媒抽出、再結晶等の精製法を、必要に応じて
組合せて用いている。
【0005】アルギニン誘導体あるいはアミド基含有グ
アニジン誘導体は、特公昭51−22055、特開平2
−80667、特開平2−243614、特開平4−3
4080に記載されているごとく仕上がり性能が良好
で、汎用の四級アンモニウム型カチオン界面活性剤と比
較してもより優れた性能を有する。しかし、その精製法
は未だ複雑で、上記精製法で精製したものでも、水およ
び/またはアルコール溶液とした場合、不溶物が生じる
場合がある。例えば、これら誘導体を毛髪化粧料として
使用した場合、微量の不純物の混在のために安定性に問
題が生じる場合がある。
【0006】したがって、高性能のアルギニン誘導体お
よびアミド基含有グアニジン誘導体のうち、構造により
バリエーションがあり、かつより安価に製造可能と考え
られる、水および/またはアルコールへの溶解性に優れ
たアミド基含有グアニジン誘導体の合理的製造法の開発
が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高純度でし
かも水および/またはアルコールへの溶解性および安定
性に優れたアミド基含有グアニジン誘導体またはその塩
を有利に製造する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式(I)(化1)
【化1】 (式中、R1は、炭素数1〜22の直鎖または分岐鎖の
アルキル基、あるいはアルケニル基である。R2、R
3は、水素原子または炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖
のアルキル基、ヒドロキシルアルキル基であり、同一で
も異なっていても良い。Aは、炭素数1〜10の直鎖ま
たは分岐鎖のアルキレン基あるいはアルケニレン基であ
る。)で表わされるアミドアミンを、加温減圧処理ある
いは加温窒素バブリング処理をした直後、もしくは二酸
化炭素フリーの雰囲気下で保存した後、グアニジン化反
応試剤を用いてグアニジン化し、次いで不純物を除去す
ることを特徴とする下記一般式(II)(化2)
【化2】 (式中、R1は、炭素数1〜22の直鎖または分岐鎖の
アルキル基、あるいはアルケニル基である。R2、R
3は、水素原子または炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖
のアルキル基、ヒドロキシルアルキル基であり、同一で
も異なっていても良い。Aは、炭素数1〜10の直鎖ま
たは分岐鎖のアルキレン基あるいはアルケニレン基であ
る。)で表わされるアミド基含有グアニジン誘導体また
はその塩の製造方法が提供され、特に、前記アミドアミ
ンのグアニジン化反応を行なう際に、少量のアルコール
類またはエーテル類の存在下に行なうこと、或いは、前
記不純物を除去する手段が、晶析であること、そして、
該晶析工程において、特に結晶析出および濾過温度が、
グアニジン化反応工程で副生するビスアミドの晶析溶媒
に対する溶解度が、少なくとも0.1%となる温度以上
であることをそれぞれ特徴とする前記アミド基含有グア
ニジン誘導体またはその塩の製造方法が提供される。
【0009】即ち、本発明者らは、かかる現状におい
て、鋭意研究を重ねた結果、アミドアミンを、加温減圧
処理あるいは加温窒素バブリング処理をした直後、もし
くは二酸化炭素フリーの雰囲気下(例えば窒素雰囲気
下)で保存した後、反応温度を制御しながら通常の方法
でグアニジン化し、水および/またはアルコール溶液で
の不溶物を解明し、晶析等の比較的簡単かつ一段の操作
で、高純度でかつ水および/またはアルコールへの溶解
性に優れたアミド基含有グアニジン誘導体を製造可能で
あることを見出し、本発明を完成した。
【0010】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の製造方法における反応は、以下表1の反応式
(I)、(II)等により示される。本発明は、アミド
アミン(例えば、一級および/または二級アミノ基を有
するジアミンと、一般のアシル化剤との反応で得られ
る)を前記本発明の前処理を行ない、次いで少量のア
ルコール類またはエーテル類等の溶剤を添加する等の方
法で反応温度を制御し、副反応を抑制しながら、一般の
無機酸あるいは有機酸存在下で、シアナミド、S−メチ
ルイソチオ尿素等の通常の反応試剤でグアニジン化反応
を行い、アミド基含有グアニジン誘導体粗反応物を得、
粗反応物中に含まれる少量の未反応アミドアミン、未
反応グアニジン化試剤、副生するジアミンのビスアミド
および副生尿粗誘導体等を一段の精製工程により除去す
ることにより、水および/またはアルコール溶液にした
場合、経時で沈殿物を生じることなく、安定性に優れた
高純度アミド基含有グアニジン誘導体を得る方法に関す
るものである。
【表1】 (式中、R1、R2、R3およびAは前記と同じ基であ
る。R4は、炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキ
ル基である。HXは、無機酸あるいは有機酸を表わす。
Yは、SまたはOである。)
【0011】本発明に用いらアミドアミンは公知の方法
で合成できる。アミドアミンのジアミン部分は、一級お
よび/または二級アミノ基を有するジアミンであり、下
記一般式(III)(化3)で表わすことができる。
【化3】 R2−NH−A−NH−R3 ・・・(III) (式中、R2、R3は、水素原子または炭素数1〜4のア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基である。Aは、炭素数
1〜10の直鎖または分岐鎖のアルキレン基あるいはア
ルケニレン基である。)ジアミンの具体例としては、ジ
アミノメタン、エチレンジアミン、N−メチルエチレン
ジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、N−
エチルエチレンジアミン、N,N’−ジエチルエチレン
ジアミン、N−プロピルエチレンジアミン、N,N’−
ジプロピルエチレンジアミン、N−ブチルエチレンジア
ミン、N、N’−ジブチルエチレンジアミン、N−第三
ブチルエチレンジアミン、N,N’−ジ第三ブチルエチ
レンジアミン、N−メチル−N’エチルエチレンジアミ
ン、1,2−ジアミノプロパン、1−メチルアミノ−2
−アミノプロパン、1−アミノ−2−メチルアミノプロ
パン、1,3−ジアミノプロパン、3−メチルアミノプ
ロピルアミン、1,3−ジ(メチルアミノ)プロピルア
ミン、3−エチルアミノプロピルアミン、3−プロピル
アミノプロピルアミン、3−ブチルアミノプロピルアミ
ン、3−第三ブチルアミノプロピルアミン、3−(2−
ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミン、1,2−ジ
アミノブタン、1,4−ジアミノブタン、1,3−ジア
ミノ−1−メチルプロパン、1,3−ジアミノ−2−メ
チルプロパン、1,4−ジアミノ−1−メチルブタン、
1,4−ジアミノ−2−メチルブタン、1,6−ジアミ
ノヘキサン、1,8−ジアミノオクタン、1,10−ジ
アミノデカン等があげられる。これらは単独または2種
以上を組合せて使用することができる。
【0012】アミドアミンのアシル部分は、直鎖もしく
は分岐鎖の短鎖あるいは長鎖脂肪酸残基であり、酢酸、
プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、オクタン
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、
エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキジン
酸、ベヘニン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、パ
ーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸等があげられる。これらは単
独または2種以上を組合せて使用することができる。
【0013】本発明に用いられるグアニジン化反応試剤
は、シアナミド、S−メチルイソチオ尿素、S−エチル
イソチオ尿素、O−メチルイソ尿素、O−エチルイソ尿
素等が挙げられる。
【0014】本発明方法におけるアミド基含有グアニジ
ンまたはその塩は、前記したように、アミドアミンを前
処理し、次いでグアニジン化反応させ、精製することに
より得られる。前処理条件、反応条件及び精製条件は、
反応試剤等の物性に左右されるが、ここではモノラウロ
イルエチレンジアミン(アミドアミンと略称)をシアナ
ミドでグアニジン化する場合を例にとり、以下に反応条
件を示す。
【0015】先ず、アミドアミンを加温減圧処理ある
いは加温窒素バブリング処理もしくは二酸化炭素フリー
の雰囲気下(例えば窒素雰囲気下)で保存する。加温減
圧処理あるは加温窒素バブリング処理をしない場合、も
しくは二酸化炭素を含む雰囲気下に保存した場合、アミ
ドアミンが二酸化炭素を吸収し、次に行なうグアニジン
化反応の過程で下記一般式(IV)(化4)に示す尿素
誘導体を副生し、精製後水および/またはアルコール溶
媒とした時に、経時で沈殿を生じる場合があり、加温減
圧処理、加温窒素バブリング処理、もしくは二酸化炭素
フリーの雰囲気下(例えば窒素雰囲気下)での保存は、
必須である。
【化4】 (式中、R1、R2、R3及びAは、前記と同じ基であ
る。)
【0016】通常、加温減圧処理、あるいは加温窒素バ
ブリング処理は、内圧10〜700hPa(10〜50
0mmHg)程度の減圧下、アミドアミンが溶融する温
度約60℃〜150℃で、10分〜3時間行ない、ま
た、二酸化炭素フリーの雰囲気下での保存は、例えば窒
素、ヘリウム、ネオン、アルゴン等不活性ガス雰囲気下
で常温において反応仕込み直前まで行なう。
【0017】次いで前処理したアミドアミンを塩酸等
の無機酸、酢酸等の有機酸などで中和し、シアナミドを
粉体のまま、或いは融点以上に加温して、もしくは飽和
溶解度量より多いイソプロピルアルコール等のアルコー
ル系溶媒またはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒
に溶解し、一括、または滴下により添加する。シアナミ
ド滴加の場合、滴加時間は特に制限されないが、製造効
率の観点から、0.1〜3時間の範囲が好ましい。反応
温度は60℃〜120℃、好ましくは80℃〜100℃
の範囲である。60℃以下では、反応速度が遅く、12
0℃以上ではシアナミドの重合反応等好ましくない副反
応が起こり、いずれの場合も不適切である。なお、シア
ナミドを無溶媒で添加すると、発熱反応のため反応温度
制御に注意を要するが、アルコール類又はエーテル類の
存在下に反応を行なうと反応温度制御が容易であり好ま
しい。
【0018】こうして得られたアミド基含有グアニジ
ン誘導体粗反応物は、以下に述べる精製方法により精製
する。アミド基含有グアニジン誘導体粗反応物は、通常
の精製方法で精製すれば、不純物がかなり除去でき、粉
体のまま使用する場合は問題ないが、化粧品、医薬品、
その他の用途に、水溶液、乳化物等の製剤化のうえ製品
化する場合、少量不純物の存在が、製品の保存安定性に
大きな影響を与えるため、これらの不純物を微量にまで
除去する必要がある。
【0019】不純物は、未反応原料化合物、及び副生物
である。不純物には、未反応アミドアミン、未反応シア
ナミド、およびジシアンジアミドが含まれることは容易
に予測できるが、これら3種の化合物を十分に除去し、
事実上含有量0にしたものでも、水および/またはアル
コール溶液とした場合に、微量の沈殿が生ずることがあ
る。本発明者らは、この沈殿を集め、分離、分析したと
ころ、下記一般式(V)、(VI)で表わされる化合物
が沈殿の原因であることを見出した。これらはいずれ
も、水および/またはアルコールへの溶解度が低いた
め、沈殿となって析出する。
【化5】
【化6】
【0020】以上ビスアミド等の不純物除去は、数々の
方法が採用可能であるが、例えば、晶析により精製する
場合、以下の条件で行うのが好ましい。アミド基含有グ
アニジン誘導体粗反応物に、テトラヒドロフラン、メチ
ルエチルケトンの様な、グアニジン誘導体の溶解度が、
温度により大きく変化する溶媒を、2〜10倍(重量
比)添加し、沸点まで加温し、必要により熱時濾過した
後、徐々に冷却する。前記一般式(V)、(VI)に示
したビスアミド等の、晶析溶媒に対する溶解度は、温度
依存性があり、ある温度を境に、急激に溶解度が変化す
るが、特に一般式(V)、(VI)に示したビスアミド
の内溶解度のより低い化合物の溶解度が、少なくとも
0.1%となる温度以上の一定温度に保ち、十分目的物
を結晶化させた後濾過し、結晶を真空乾燥して溶媒を除
去する。加える溶媒量は、2倍未満では結晶化操作中に
高粘度となったり、十分不純物を除去できない等のの欠
点があり、10倍より多い場合は、収率が低く、いずれ
の場合も好ましくない。また、一般式(V)、(VI)
に示したビスアミドの内結晶化温度での溶解度の低い方
の化合物の晶析溶媒に対する溶解度が0.1%未満であ
る温度の場合、精製品を水および/またはアルコール溶
液とした時に、経時で微量の沈殿を認めることがあり、
好ましくない。
【0021】以上の操作により、高純度でかつ水および
/またはアルコールへの溶解性、溶液状態での安定性に
優れたアミド基含有グアニジンまたはその塩を製造する
ことができる。
【0022】
【実施例】以下実施例をあげて、さらに詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお%
は重量基準である。
【0023】実施例1 ラウロイルアミドエチルグアニ
ジン塩酸塩の合成 (1)モノラウロイルエチレンジアミンの前処理 撹拌機、温度計、真空・窒素導入管を備えた500ml
四ツ口フラスコに、モノラウロイルエチレンジアミン
(アミドアミンと略、純度:97.2%、未反応ラウリ
ン酸:0.8%、ビスアミド:2.0%)121g
(0.5モル)を仕込み、80℃に保ちながら、減圧
窒素導入を3回繰り返し、窒素置換した。
【0024】(2)ラウロイルアミドエチルグアニジン
塩酸塩の合成 前処理したアミドアミンに、濃塩酸(36%)48.2
g(0.475モル)を、系内温度が100℃を越えな
いように注意しながら滴下、中和した。別に、シアナミ
ド31.5g(0.75モル)をイソプロピルアルコー
ル31.5gに溶解し、アミドアミン95%塩酸塩中
に、系内温度を80〜90℃に保ちながら一時間かけて
滴下した。滴下終了後、同じ温度で3時間熟成を行い、
濃塩酸(36%)2.5g(0.025モル)を加え、
完全中和した後、溶媒を減圧留去した。収量:170
g、液体クロマトグラフおよび薄層クロマトグラフ分析
により、アミドアミンからの反応率:93.5%、純
度:88.1%、未反応アミドアミン:2.6%、副生
ジシアンジアミド:7.0%、ビスアミド:1.4%、
副生尿素誘導体:traceであった。
【0025】(3)ラウロイルアミドエチルグアニジン
塩酸塩の精製 撹拌機、温度計を備えた1l四ツ口フラスコに、(2)
で得た粗生成物100gをとり、テトラヒドロフラン3
00gを加え、80℃に加熱して粗生成物を完全に溶解
した。1℃/分の割合で、40分かけて40℃まで冷却
し、結晶が析出してから1時間40℃に保温し、十分結
晶を析出させた。結晶を濾別して40℃2時間真空乾燥
して精製ラウロイルアミドエチルグアニジン塩酸塩を得
た。収量:75g、液体クロマトグラフおよび薄層クロ
マトグラフ分析により、純度:99.5%、未反応アミ
ドアミン:0.5%、副生ジシアンジアミド:0.01
%以下、ビスアミド:0.01%以下、副生尿素誘導
体:検出せず、であった。この精製品50gをとり、エ
タノール30g、水20gに溶解したところ、25℃6
ヶ月間透明溶液であった。なお、副生したビスアミド
の、テトラヒドロフランに対する溶解度は、40℃で
0.5%であった。
【0026】実施例2 ラウロイルアミドブチルグアニ
ジン酢酸塩の合成 (1)モノラウロイルブチレンジアミンの前処理 撹拌機、温度計、真空・窒素導入管を備えた500ml
四ツ口フラスコに、モノラウロイルブチレンジアミン
(アミドアミンと略、純度:98.4%、未反応ラウリ
ン酸:1.0%、ビスアミド:0.6%)135g
(0.5モル)を仕込み、80℃に保ちながら、減圧
窒素導入を3回繰り返し、窒素置換した。
【0027】 (2)ラウロイルアミドブチルグアニジン酢酸塩の合成 前処理したアミドアミンに、酢酸30g(0.5モル)
を、系内温度が100℃を越えないように注意しながら
滴下、中和した。別に、シアナミド25.2g(0.6
モル)をイソプロピルアルコール25.2gに溶解し、
アミドアミン酢酸塩中に、系内温度を80〜90℃に保
ちながら一時間かけて滴下した。滴下終了後、同じ温度
で3時間熟成を行った後、溶媒を減圧留去した。収量:
189g、液体クロマトグラフおよび薄層クロマトグラ
フ分析により、アミドアミンからの反応率:93.8
%、純度:92.4%、未反応アミドアミン:1.9
%、副生ジシアンジアミド:2.9%、ビスアミド:
0.4%、アセチル化アミドアミン:1.6%、副生尿
素誘導体:traceであった。
【0028】 (3)ラウロイルアミドブチルグアニジン酢酸塩の精製 撹拌機、温度計を備えた1l四ツ口フラスコに、(2)
で得た粗生成物100gをとり、メチルエチルケトン3
00gを加え、80℃に加熱して粗生成物を完全に溶解
した。1℃/分の割合で、30分かけて50℃まで冷却
し、結晶が析出してから1時間50℃に保温し、十分結
晶を析出させた。結晶を濾別して40℃、2時間真空乾
燥して精製ラウロイルアミドブチルグアニジン酢酸塩を
得た。収量:80g、液体クロマトグラフおよび薄層ク
ロマトグラフ分析により、純度:99.5%、未反応ア
ミドアミン:0.4%、副生ジシアンジアミド:0.0
1%以下、ビスアミド:0.01%以下、アセチル化ア
ミドアミン:0.1%、副生尿素誘導体:検出せず、で
あった。この精製品50gをとり、エタノール30g、
水20gに溶解したところ、25℃6ヶ月間透明溶液で
あった。なお、副生したビスアミドの、メチルエチルケ
トンに対する溶解度は、50℃で0.1%であった。
【0029】実施例3 (1)ラウロイルアミドエチルグアニジン酢酸塩の合成 実施例1(1)と同様に前処理したモノラウロイルエチ
レンジアミンに、酢酸30g(0.5モル)を、系内温
度が100℃を越えないように注意しながら滴下、中和
した。別に、シアナミド25.2g(0.6モル)を添
加溶解し、反応温度を90℃を越えないように時々冷却
しながら5時間反応した。収量:176g、液体クロマ
トグラフおよび薄層クロマトグラフ分析により、アミド
アミンからの反応率:93.2%、純度:91.1%、
未反応アミドアミン:2.7%、副生ジシアンジアミ
ド:3.1%、ビスアミド:1.4%、アセチル化アミ
ドアミン:1.5%、副生尿素誘導体:traceであ
った。
【0030】 (2)ラウロイルアミドエチルグアニジン酢酸塩の精製 撹拌機、温度計を備えた1l四ツ口フラスコに、(1)
で得た粗生成物100gをとり、メチルエチルケトン3
00gを加え、80℃に加熱して粗生成物を完全に溶解
した。1℃/分の割合で、30分かけて50℃まで冷却
し、結晶が析出してから1時間50℃に保温し、十分結
晶を析出させた。結晶を濾別して40℃、2時間真空乾
燥して精製ラウロイルアミドエチルグアニジン酢酸塩を
得た。収量:79g、液体クロマトグラフおよび薄層ク
ロマトグラフ分析により、純度:99.6%、未反応ア
ミドアミン:0.4%、副生ジシアンジアミド:0.0
1%以下、ビスアミド:0.01%以下、アセチル化ア
ミドアミン:0.01%以下、副生尿素誘導体:検出せ
ず、であった。この精製品50gをとり、エタノール3
0g、水20gに溶解したところ、25℃6ヶ月間透明
溶液であった。なお、副生したビスアミドの、メチルエ
チルケトンに対する溶解度は、50℃で0.2%であっ
た。
【0031】実施例4 (1)ラウロイルアミドブチルグアニジン酢酸塩の合成 実施例2(2)ラウロイルアミドブチルグアニジン酢酸
塩の合成において、シアナミド溶解溶媒としてイソプロ
ピルアルコールの代わりにテトラヒドロフランを用いた
他は、同様に反応させた。収量:189g、液体クロマ
トグラフおよび薄層クロマトグラフ分析により、アミド
アミンからの反応率:93.8%、純度:92.4%、
未反応アミドアミン:1.9%、副生ジシアンジアミ
ド:2.9%、ビスアミド:0.4%、アセチル化アミ
ドアミン:1.6%、副生尿素誘導体:traceであ
った。
【0032】 (2)ラウロイルアミドブチルグアニジン酢酸塩の精製 撹拌機、温度計を備えた1l四ツ口フラスコに、(1)
で得た粗生成物100gをとり、テトラヒドロフラン3
00gを加え、80℃に加熱して粗生成物を完全に溶解
した。1℃/分の割合で、55分かけて25℃まで冷却
し、結晶が析出してから1時間25℃に保温し、十分結
晶を析出させた。結晶を濾別して40℃、2時間真空乾
燥して精製ラウロイルアミドエチルグアニジン酢酸塩を
得た。収量:85g、液体クロマトグラフおよび薄層ク
ロマトグラフ分析により、純度:99.4%、未反応ア
ミドアミン:0.5%、副生ジシアンジアミド:0.0
1%以下、ビスアミド:0.01%以下、アセチル化ア
ミドアミン:0.1%、副生尿素誘導体:検出せず、で
あった。この精製品50gをとり、エタノール30g、
水20gに溶解したところ、25℃6ヶ月間透明溶液で
あった。なお、副生したビスアミドの、テトラヒドロフ
ランに対する溶解度は、25℃で0.1%であった。
【0033】比較例1 実施例2(1)モノラウロイルブチレンジアミンの前処
理において、アミドアミンを、大気中に常温で3日間放
置した後、減圧 窒素置換を行わずに反応、晶析したと
ころ、収量:82g、液体クロマトグラフおよび薄層ク
ロマトグラフ分析により、純度:98.5%、未反応ア
ミドアミン:0.7%、副生ジシアンジアミド:0.0
1%以下、ビスアミド:0.05%以下、アセチル化ア
ミドアミン:0.4%、副生尿素誘導体:0.3%であ
った。この精製品50gをとり、エタノール30g、水
20gに溶解したところ、25℃2日後に沈殿を生じ
た。
【0034】
【発明の効果】本発明の前記製造方法により、得られる
アミド基含有グアニジン誘導体およびその塩は、高純度
でしかも水および/またはアルコールの溶解性溶液状態
での安定性に優れており、しかも本発明の製造方法によ
り、工業的に有利に目的物のアミド基含有グアニジン誘
導体またはその塩を製造することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の製造方法における反応は、以下表1の反応式
(I)、(II)等により示される。本発明は、アミド
アミン(例えば、一級および/または二級アミノ基を有
するジアミンと、一般のアシル化剤との反応で得られ
る)を前記本発明の前処理を行ない、次いで少量のア
ルコール類またはエーテル類等の溶剤を添加する等の方
法で反応温度を制御し、副反応を抑制しながら、一般の
無機酸あるいは有機酸存在下で、シアナミド、S−メチ
ルイソチオ尿素等の通常の反応試剤でグアニジン化反応
を行い、アミド基含有グアニジン誘導体粗反応物を得、
粗反応物中に含まれる少量の未反応アミドアミン、未
反応グアニジン化試剤、副生するジアミンのビスアミド
および副生尿素誘導体等を一段の精製工程により除去す
ることにより、水および/またはアルコール溶液にした
場合、経時で沈殿物を生じることなく、安定性に優れた
高純度アミド基含有グアニジン誘導体を得る方法に関す
るものである。
【表1】 (式中、R1、R2、R3およびAは前記と同じ基であ
る。R4は、炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキ
ル基である。HXは、無機酸あるいは有機酸を表わす。
Yは、SまたはOである。)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明に用いられるアミドアミンは公知の
方法で合成できる。アミドアミンのジアミン部分は、一
級および/または二級アミノ基を有するジアミンであ
り、下記一般式(III)(化3)で表わすことができ
る。
【化3】 R2−NH−A−NH−R3 ・・・(III) (式中、R2、R3は、水素原子または炭素数1〜4のア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基である。Aは、炭素数
1〜10の直鎖または分岐鎖のアルキレン基あるいはア
ルケニレン基である。)ジアミンの具体例としては、ジ
アミノメタン、エチレンジアミン、N−メチルエチレン
ジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、N−
エチルエチレンジアミン、N,N’−ジエチルエチレン
ジアミン、N−プロピルエチレンジアミン、N,N’−
ジプロピルエチレンジアミン、N−ブチルエチレンジア
ミン、N、N’−ジブチルエチレンジアミン、N−第三
ブチルエチレンジアミン、N,N’−ジ第三ブチルエチ
レンジアミン、N−メチル−N’エチルエチレンジアミ
ン、1,2−ジアミノプロパン、1−メチルアミノ−2
−アミノプロパン、1−アミノ−2−メチルアミノプロ
パン、1,3−ジアミノプロパン、3−メチルアミノプ
ロピルアミン、1,3−ジ(メチルアミノ)プロピルア
ミン、3−エチルアミノプロピルアミン、3−プロピル
アミノプロピルアミン、3−ブチルアミノプロピルアミ
ン、3−第三ブチルアミノプロピルアミン、3−(2−
ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミン、1,2−ジ
アミノブタン、1,4−ジアミノブタン、1,3−ジア
ミノ−1−メチルプロパン、1,3−ジアミノ−2−メ
チルプロパン、1,4−ジアミノ−1−メチルブタン、
1,4−ジアミノ−2−メチルブタン、1,6−ジアミ
ノヘキサン、1,8−ジアミノオクタン、1,10−ジ
アミノデカン等があげられる。これらは単独または2種
以上を組合せて使用することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】先ず、アミドアミンを加温減圧処理ある
いは加温窒素バブリング処理もしくは二酸化炭素フリー
の雰囲気下(例えば窒素雰囲気下)で保存する。加温減
圧処理あるは加温窒素バブリング処理をしない場合、も
しくは二酸化炭素を含む雰囲気下に保存した場合、アミ
ドアミンが二酸化炭素を吸収し、次に行なうグアニジン
化反応の過程で下記一般式(IV)(化4)に示す尿素
誘導体を副生し、精製後水および/またはアルコール溶
媒とした時に、経時で沈殿を生じる場合があり、加温減
圧処理、加温窒素バブリング処理、もしくは二酸化炭素
フリーの雰囲気下(例えば窒素雰囲気下)での保存は、
必須である。
【化4】 (式中、R1、R2、R3及びAは、前記と同じ基であ
る。)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】通常、加温減圧処理は、内圧10〜700
hPa程度の減圧下、60℃〜150℃で、10分〜3
時間行ない、加温窒素バブリング処理は、窒素を吹き込
みながら60℃〜150℃で、10分〜3時間行ない、
また、二酸化炭素フリーの雰囲気下での保存は、例えば
窒素、ヘリウム、ネオン、アルゴン等不活性ガス雰囲気
下で常温において反応仕込み直前まで行なう。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】以上ビスアミド等の不純物除去は、数々の
方法が採用可能であるが、例えば、晶析により精製する
場合、以下の条件で行うのが好ましい。アミド基含有グ
アニジン誘導体粗反応物に、テトラヒドロフラン、メチ
ルエチルケトンの様な、グアニジン誘導体の溶解度が、
温度により大きく変化する溶媒を、2〜10倍(重量
比)添加し、沸点まで加温し、必要により熱時濾過した
後、徐々に冷却する。前記一般式(V)、(VI)に示
したビスアミド等の、晶析溶媒に対する溶解度は、温度
依存性があり、ある温度を境に、急激に溶解度が変化す
るが、特に一般式(V)、(VI)に示したビスアミド
の内溶解度のより低い化合物の溶解度が、少なくとも
0.1%となる温度以上の一定温度に保ち、十分目的物
を結晶化させた後濾過し、結晶を真空乾燥して溶媒を除
去する。加える溶媒量は、2倍未満では結晶化操作中に
高粘度となったり、十分不純物を除去できない等の欠点
があり、10倍より多い場合は、収率が低く、いずれの
場合も好ましくない。また、一般式(V)、(VI)に
示したビスアミドの内結晶化温度での溶解度の低い方の
化合物の晶析溶媒に対する溶解度が0.1%未満である
温度の場合、精製品を水および/またはアルコール溶液
とした時に、経時で微量の沈殿を認めることがあり、好
ましくない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】実施例3 (1)ラウロイルアミドエチルグアニジン酢酸塩の合成 実施例1(1)と同様に前処理したモノラウロイルエチ
レンジアミンに、酢酸30g(0.5モル)を、系内温
度が100℃を越えないように注意しながら滴下、中和
した。これに、シアナミド25.2g(0.6モル)を
添加溶解し、反応温度が90℃を越えないように時々冷
却しながら5時間反応した。収量:176g、液体クロ
マトグラフおよび薄層クロマトグラフ分析により、アミ
ドアミンからの反応率:93.2%、純度:91.1
%、未反応アミドアミン:2.7%、副生ジシアンジア
ミド:3.1%、ビスアミド:1.4%、アセチル化ア
ミドアミン:1.5%、副生尿素誘導体:traceで
あった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)(化1) 【化1】 (式中、R1は、炭素数1〜22の直鎖または分岐鎖の
    アルキル基、あるいはアルケニル基である。R2、R
    3は、水素原子または炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖
    のアルキル基、ヒドロキシルアルキル基であり、同一で
    も異なっていても良い。Aは、炭素数1〜10の直鎖ま
    たは分岐鎖のアルキレン基あるいはアルケニレン基であ
    る。)で表わされるアミドアミンを、加温減圧処理ある
    いは加温窒素バブリング処理をした直後、もしくは二酸
    化炭素フリーの雰囲気下で保存した後、グアニジン化反
    応試剤を用いてグアニジン化し、次いで不純物を除去す
    ることを特徴とする下記一般式(II)(化2) 【化2】 (式中、R1は、炭素数1〜22の直鎖または分岐鎖の
    アルキル基、あるいはアルケニル基である。R2、R
    3は、水素原子または炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖
    のアルキル基、ヒドロキシルアルキル基であり、同一で
    も異なっていても良い。Aは、炭素数1〜10の直鎖ま
    たは分岐鎖のアルキレン基あるいはアルケニレン基であ
    る。)で表わされるアミド基含有グアニジン誘導体また
    はその塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記アミドアミンのグアニジン化反応を
    行なう際に、少量のアルコール類またはエーテル類の存
    在下に行なうことを特徴とする請求項1記載のアミド基
    含有グアニジン誘導体またはその塩の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記不純物を除去する手段が、晶析であ
    ることを特徴とする請求項1記載のアミド基含有グアニ
    ジン誘導体またはその塩の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記晶析工程において、結晶析出および
    濾過温度が、グアニジン化反応工程で副生するビスアミ
    ドの晶析溶媒に対する溶解度が、少なくとも0.1%と
    なる温度以上であることを特徴とする請求項3に記載の
    アミド基含有グアニジン誘導体またはその塩の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100418420C (zh) * 2001-08-21 2008-09-17 味之素株式会社 杀菌剂、其组合物、应用和杀菌方法

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