JPH06312889A - 搬送装置における安全装置 - Google Patents

搬送装置における安全装置

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JPH06312889A
JPH06312889A JP10445093A JP10445093A JPH06312889A JP H06312889 A JPH06312889 A JP H06312889A JP 10445093 A JP10445093 A JP 10445093A JP 10445093 A JP10445093 A JP 10445093A JP H06312889 A JPH06312889 A JP H06312889A
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JP
Japan
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container
fire door
shutter
vertical
opening
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Application number
JP10445093A
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English (en)
Inventor
Kimihito Shimamoto
公仁 島本
Yasuhiro Yamamoto
康博 山本
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建物の階下と階上との間でコンテナ11を垂直
搬送する台車7と、各階に設けたコンテナ待機部3と台
車7との間でコンテナ11を受渡しする作業等と、室1
2内のコンテナ待機部3に対するコンテナ出し入れ作業
との作業効率を向上させつつ作業者の安全性も確保す
る。 【構成】垂直搬送装置5における台車7が所定の搬送元
の階のコンテナ待機室2裏面側の内部通路15の箇所で
停止し、防火扉16が開いた状態を第2センサ22で感
知すると、コンテナ待機部3を収納した室12のコンテ
ナ出し入れ口のシャッタ9a,9bを閉止して、搬送作
業を促進し、且つコンテナの出し入れを禁止して作業者
の安全を確保する。防火扉16の閉止を第1センサ21
にて感知すると、台車7の昇降動動作を許容して搬送作
業を促進し、且つシャッタ9a,9bの開きを許容す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書類や物品を収納した
コンテナを、建物の階下と階上間等に垂直搬送する搬送
装置における安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、実願平3−10426
4号において、ビル等の建物に設置して、書類ファイル
等の物品を収納した収納箱(いわゆるコンテナ)を垂直
方向に搬送する装置を提案している。この垂直搬送装置
によれば、リニアモータにより2台の台車を昇降操作さ
せる構成であり、この垂直搬送装置と建物の各階に設け
たコンテナ待機部との間でコンテナを受渡しする構造で
ある。垂直搬送装置とビルの室内側とは防火壁にて仕切
られており、この防火壁には、コンテナの受渡し箇所の
開口部を設け、この開口部を防火扉にて開閉自在とする
一方、各階のコンテナ待機部とビルの室内とを区画壁
(間仕切パネル)にて区切ってコンテナ待機室を形成す
る。そして、コンテナ待機室の一側壁には、作業者がコ
ンテナ待機部の待機棚に対してコンテナを出し入れ作業
するためのコンテナ出し入れ口を設け、このコンテナ出
し入れ口には開閉扉(シャッタ)を設けることが開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人が乗るエ
レべータでは、人が垂直搬送路内に落ちないように安全
を確保するため、エレべータ籠の開閉扉とこれに対面し
た各階の通路側(垂直搬送路との境)の防火扉との両者
が閉止状態にならないと、エレべータ籠は昇降作動しな
い制御になっている。
【0004】一方、物品のみを垂直方向に搬送する装置
にあっては、コンテナ待機部と台車との間でコンテナを
受渡しする動作中は、コンテナ待機部の機器が稼働して
いるため、作業者の安全上、コンテナ待機室におけるコ
ンテナ出し入れ口を閉ざして、コンテナの出し入れ作業
を禁止させることが好ましい。また、作業者がコンテナ
待機部に対してコンテナの出し入れ作業を実行している
時間帯では、コンテナ待機部の機器が停止している、換
言すると、台車とのコンテナの受渡し作業を禁止させて
おくことが作業者の安全上好ましい。
【0005】しかしながら、コンテナ待機部に対してコ
ンテナの出し入れ作業を任意の時に実行できるようにし
ていると、コンテナ出し入れ口の開閉扉(シャッタ)の
開いている時間帯が長くなり、コンテナ待機部と台車と
の間のコンテナの受渡し作業やその準備作業がはかどら
なくなるという問題があった。他方、火災時には台車が
昇降する垂直搬送通路を介して煙や火炎が階上に移動す
る可能性があるため、防火の安全上、各階における防火
扉が閉止状態を保持する期間が長いほうが好ましい。
【0006】ところが、防火扉の開閉動作と、コンテナ
出し入れ口のシャッタの開閉動作とを別々に制御するだ
けでは、この種の搬送装置における安全性と作業効率と
を同時に満足させることが困難になるという問題があっ
た。本発明はこの問題を解決することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、コンテナを搭載した台車を昇降動させる
垂直搬送装置と、該垂直搬送装置に対してコンテナを受
渡しするためのコンテナ待機部を前記台車の上下搬送方
向に適宜隔て複数箇所に配置してなる物品の搬送装置に
おいて、前記垂直搬送装置の側方を防火壁にて仕切る一
方、該防火壁には前記各コンテナ待機部と垂直搬送装置
とのコンテナ受渡し箇所にコンテナが水平方向に通過可
能な内部通路を形成し、該内部通路を防火扉にて開閉可
能に構成し、前記コンテナ待機部と前記内部通路の周囲
とを一体的に囲んで外部空間と遮断するコンテナ待機室
には、コンテナ出入り口を設け、該コンテナ出入り口に
開閉するシャッタを設け、前記防火扉及びシャッタの通
路にはそれぞれの開閉位置を感知するセンサを設け、こ
れらのセンサの検出信号にて防火扉の開状態を感知する
ときはシャッタを閉塞状態に保持し、前記防火扉の閉止
状態を感知するときは、前記垂直搬送装置の駆動及びシ
ャッタの開き動作を許容するようにする制御手段を設け
たものである。
【0008】
【発明の作用・効果】このように、垂直搬送装置の側方
の防火壁に形成した内部通路を遮断できる防火扉が開い
ているときには、コンテナ待機部と垂直搬送装置のおけ
る台車部との間でコンテナの受渡し作業を実行している
のだから、コンテナ待機室の外から作業者がコンテナを
出し入れできないようにすることで、作業者の安全を確
保しつつ、コンテナの受渡し搬送作業を促進することが
できるという効果を奏する。
【0009】また、防火扉が閉止状態であれば、コンテ
ナを台車に乗り移らせてしまった後、または台車からコ
ンテナ待機部にコンテナを移し終わった後であるから、
その台車を所定の搬送先階方向に向かって昇降動作する
ことに何ら支障がなくなるし、反対に空の台車を搬送元
の階の箇所へ移動させることができるから、この種の搬
送装置の作業効率を高めることができる。そして、シャ
ッタの開き動作を許容することにより、作業者がコンテ
ナ待機室の外から、コンテナをコンテナ待機部にコンテ
ナを入れ、また逆に取り出す作業を実行ことができ、コ
ンテナ待機部に対するコンテナの出し入れ作業を確保・
促進させることができるという効果を奏する。
【0010】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明すると、図1はビル各階の室内1等に設けたコンテナ
待機室2を示し、該コンテナ待機室2内にはコンテナ待
機部3の機器を収納してあり、コンテナ待機室2の裏面
側には、防火壁4,4にて囲まれた垂直搬送通路内に配
置した上下長手のレール6に沿ってリニアモータにより
2台の台車7がそれぞれ独立的に昇降動する垂直搬送装
置5が配置されている。
【0011】図2及び図3に示すように、コンテナ待機
室2は周囲(少なくとも3周)を壁面パネル2a等で囲
み、その一側に開口したコンテナ出し入れ口8には、後
述するように上下一対のシャッタ9a,9bを設けて開
閉できる構成であり、コンテナ待機室2の外面に設けた
操作パネル10には、作業者がコンテナ11(図4参
照)の搬送先を指令する等のための入力キー等が設けら
れている。なお、符号12は予備のコンテナのストック
棚である。前記シャッタは1枚物でコンテナ出し入れ口
8を完全に開閉できる構成であっても良い。
【0012】図4(a)及び(b)に示すように、コン
テナ11は、書類等等を入れる本体ケース11aと開閉
蓋11bとからなる密閉式であり、開閉蓋開き方向は種
々のタイプがあり得る。コンテナ出し入れ口8から入れ
られたコンテナ11はコンテナ待機部2におけるパレッ
ト13に搭載され、所定の受け継ぎコンベヤ14箇所か
ら防火壁4に穿設され、且つ防火扉16にて開閉可能な
内部通路15を通って台車7に乗り移らせる。
【0013】なお、図5に示すように、1つの内部通路
15を垂直搬送装置5における左右両側の台車7,7の
側方にわたって左右両側に長く形成し、この1つの内部
通路15を1枚の防火扉16に開閉するように構成して
も良いが、コンテナ11の受渡しのための左右一対の受
け継ぎコンベヤ14,14箇所毎に、防火壁4に小さい
内部通路(左右に2つ)を穿設し、この各内部通路毎に
防火扉を設けるようにしても良いのである。
【0014】図6に示すように、各防火扉16は、正逆
回転可能な第1駆動モータ17にて回転するプーリ18
に巻掛けたワイヤ19に連結され、ワイヤ19の他端は
バランス重り20が取りついている。第1センサ21に
て防火扉16が内部通路15の閉止状態を感知し、また
第2センサ22にて防火扉16の全開状態を感知する。
【0015】他方、図8に示すごとく、コンテナ待機室
2の出し入れ口8に設けた上下一対のシャッタ9a,9
bは、それぞれワイヤ23a,23bの一端に連結さ
れ、該各ワイヤ23a,23bはプーリ24a,24b
を介してドラム25に巻掛けされており、正逆回転可能
な第2駆動モータ26の作動にて、上下対のシャッタ9
a,9bが接離するように互いに反対向きに移動するこ
とでコンテナ出し入れ口8を開閉できる構成であり、第
3センサ27にて閉止状態を感知し、また、第4センサ
28にて全開状態を感知できる。さらに、電磁ソレノイ
ド等のロックアクチュエータ29が作動すると、前記閉
止状態の上下対のシャッタ9a,9bは作業者の手動で
あっても開くことができないようにロックされる。
【0016】これらのセンサ21,22,27,28の
検出信号はマイクロコンピュータ等の制御装置30に入
力され、後述する制御態様に従って、駆動モータ17,
26及びロックアクチュエータ29を作動させる指令信
号を出力するのである。この制御装置30は、任意の階
のコンテナ待機室2内に設置しても良いし、他の安全な
箇所に設置しても良い。さらに、この制御装置30にて
前記操作パネル10からの入力信号や他の階の操作パネ
ル10からの搬送指令信号を受けて、所定の制御態様に
従って、コンテナ待機部3と台車7とのコンテナ11の
受渡し動作及び台車7の昇降動作を実行させるものであ
る。
【0017】なお、各階における前記コンテナ待機部3
の動作制御及びシャッタ9a,9bと防火とびら16の
開閉制御は各階に設けた下位の制御装置30にて実行
し、搬送元から搬送先へのコンテナ11の垂直搬送の優
先順位決定制御や台車7の昇降制御及び前記制御装置3
0への指令・管理は別途上位のコンピュータの制御装置
(図示せず)にて実行することが好ましい。
【0018】なお、図示しないが、前記各台車7にはリ
ニアモータの1次巻線を内蔵し、平板状のレール6の表
裏両面に臨むようにリニアモータの2次導体と給電ライ
ンとが上下長手に沿って配置されており、各台車7には
案内車輪31を備えている。次に、コンテナ待機部3の
構成について説明すると、上下のフレーム40a,40
bのそれぞれに、レール41,41を、コンテナ待機室
2におけるコンテナ出し入れ口8の左右方向に延びるご
とくに配置する。そして、このコンテナ出し入れ口8は
その左右中心位置が垂直搬送装置5におけるレール6の
板厚さの中心位置と略重なり、従って、垂直搬送装置5
における左右両側の台車7,7側方の内部通路15と対
峙する箇所にコンテナ出し入れ口8が配置されているこ
とになる(図5参照)。
【0019】前記上下各段のレール41,41には、実
施例ではそれぞれ4つのパレット13をコロ42を介し
てそれぞれ移動自在に載置し、一方のレール41の側方
に沿って無端帯であるタイミングベルト43、44,を
配置し、該各タイミングベルト43、44の外周に一定
間隔で固着した係合ピン46に、パレット13の前面及
び後面から突出させた二股状(上下開放)の係合部45
を係合させる一方(図10参照)、正逆回転可能な第3
駆動モータ47により前記上段のタイミングベルト43
を駆動する。同様に下段のタイミングベルト44は正逆
回転可能な第4駆動モータ48により駆動する。
【0020】前記上下のフレーム40a,40bの左右
両端部には、ガイド軸49,49に沿って上下手動自在
なパレット受け台50a,50bを設け、それぞれ正逆
回転可能な昇降駆動モータ51a,51bにて回転する
螺子軸52a,52bにパレット受け台50a,50b
を螺合させて昇降動するように構成されたエレベータ部
55,55を備える。そして、各パレット受け台50
a,50bの上面には、前記各レール41,41の左右
両側端に1直線状に接続し得る対の乗り継ぎレール5
3,53を固着してあり、上昇位置にあるパレット受け
台50aまたは50bに対して前記1つのパレット13
が乗り移った後、昇降駆動モータ51aまたは51bを
正回転させて、パレット受け台を下降させると、前記上
段のタイミングベルト43における係合ピン46から、
パレット13の係合部45が外れ、下段のフレーム40
bにおけるレール41,41と乗り継ぎレール53,5
3との軸線が一致すると、下段のタイミングベルト44
における係合ピン46に上方から係合部45が嵌まり係
合する。従って、その後、タイミングベルト44の駆動
により下フレーム40b箇所でパレット13が左右移動
できる。前記左右両側のエレベータ55,55における
パレット受け台50a,50bの上昇行程は前記と逆に
なる。
【0021】前記上フレーム40aの左右両側両端の後
側には、前記左右両側の台車7,7に対するコンテナ1
1の受け継ぎコンベヤ14,14を設け、この受け継ぎ
コンベヤ14は、その位置のパレット13の後端から内
部通路15方向に前後往復移動可能に構成されている。
そして、各パレット13の底板には前後長手の通穴56
を穿設し、前記各受け継ぎコンベヤ14の前方(上フレ
ーム40a側)には、図11に示すような揺動式搬送コ
ンベヤ57を設ける。この揺動式搬送コンベヤ57は、
従動プーリ58と駆動モータを内蔵した駆動プーリ59
とにベルト60を巻掛けし、この両プーリ58,59に
平行リンク機構61にて上下前後方向に揺動回動自在に
構成し、正逆回転可能な第5駆動モータ62にて作動さ
せる。
【0022】しかして、前記受け継ぎコンベヤ14の前
方に来たパレット13上のコンテナ11は、通穴56の
下方前より部位から上昇して来る揺動式搬送コンベヤ5
7に載置され、後方下向きに移動すると、載置されてい
たコンテナ11の下面後部寄り部位が受け継ぎコンベヤ
14に受け継がれるから、当該受け継ぎコンベヤ14を
作動させると、コンテナ11は完全に受け継ぎコンベヤ
14上に載ることができる。前記逆の作動にて受け継ぎ
コンベヤ14からパレット13上にコンテナ11を乗り
移らせることができる。
【0023】なお、各パレット13の前面には搬送先の
階数または搬送元の階数を液晶表示する表示部63を備
えている。次に、図6、図7及び図13を参照しなが
ら、各台車7におけるコンテナ移載装置64について説
明する。各台車7に固定した枠フレーム65には、前記
受け継ぎコンベヤ14方向に向かうねじ軸66を回転の
み自在に軸支し、正逆回転可能な第6駆動モータ67、
プーリ68,69及びベルト70を介して、前記ねじ軸
66を回転駆動させる。前記ねじ軸66に螺合する支持
ブロック71は台車7に固定してあるので、第6駆動モ
ータ67の正回転により、枠フレーム65は前記内部通
路15に接近するように移動し、逆回転すれば遠ざか
る。なお、枠フレーム65の下部寄り部位に設けた案内
軸72に摺動可能に支持されたブロック73も台車7に
固定されている。
【0024】プーリ74,74に巻掛けれた上ベルト7
5と、プーリ76,76に巻掛けらされ、正逆回転可能
な駆動モータを内蔵した駆動プーリ77にて駆動される
下ベルト78とは、それぞれ図示しないプーリ支持枠を
介して4本の4節リンク杆79に回動可能に連結されて
おり、該各上下2本のリンク杆79の基端をそれぞれね
じブロック80,81に枢支されている。
【0025】枠フレーム65に前記ねじ軸66と平行状
に枢支されたねじ軸82の長手方向の一方に振り分け形
成された右雄ねじ部に、前記一方のねじブロック80を
螺合し、他方の左雄ねじ部に、他方のねじブロック81
を螺合し、ねじ軸82は正逆回転回転可能な第7駆動モ
ータ83にて駆動される。これにより、第7駆動モータ
83の正回転にて両ねじブロック80,81が離れ移動
すると、4節リンク杆77が傾動して上ベルト75と下
ベルト78とは互いに上下に接近動し、コンテナ11の
上下面を挟持することができる構成である。
【0026】従って、前記コンテナ11を挟持した台車
7が所定の搬送先の階のコンテナ待機室2裏面側の内部
通路15の箇所で停止し、防火扉16が開いた状態に
て、枠フレーム65を内部通路15に接近するように前
進させる一方、受け継ぎコンベヤ14も内部通路15に
接近させる。次いで、上下両ベルト75,78を駆動さ
せて挟持したコンテナ11を受け継ぎコンベヤ14方向
に送り込む。受け継ぎコンベヤ14の逆回転にてその上
のコンテナ11をパレット13方向に移動させると同時
に揺動式搬送コンベヤ57を受け継ぎコンベヤ14方向
に接近動させ、受け取ったコンテナ11をパレット13
に載置する。
【0027】逆に、前述したように受け継ぎコンベヤ1
4からコンベヤ移載装置64にコンテナ11を移載する
には、上下ベルト75,78の上下間隔を拡げた状態に
て枠フレーム65を内部通路15に接近させた受け継ぎ
コンベヤ14の後端に向けて接近動させ、この受け継ぎ
コンベヤ14から搬送されるコンテナ11を上下ベルト
75,78の間隔の接近動にて挟持しつつ当該ベルト7
8の駆動にて枠フレーム65内に取り込み、次いでその
枠フレーム65を台車7の幅内に来るように後退させれ
ば良い。
【0028】次に、前記コンテナ待機室2におけるシャ
ッタ9a,9bの開閉と内部通路15における防火扉1
6の開閉状態との制御動作関係について説明すると、 シャッタ9a,9bの閉止状態で、且つ防火扉16の
閉止状態:垂直搬送装置5における各台車7は搬送元の
階から搬送先の階へと昇降動する動作を許容する。ま
た、コンテナ待機部3では、所定の準備動作を実行す
る。即ち、既にパレット13に搬送先へ行くべきコンテ
ナ1が搭載されていると、そのパレット13を前記左右
いずれかの受け継ぎコンベヤ14の前方に来るように、
上下タイミングベルト43,44の駆動及び左右エレベ
ータ部55,55を駆動する。また、搬送元から送られ
てきて、コンテナ待機室2外への搬出待ちのコンテナ1
1がパレット13にあるときは、前記受け継ぎコンベヤ
14の前方から横位置または下段のタイミングベルト4
4の箇所に来るように作動させる。この場合、作業者の
安全性を確保するため、シャッタ9a,9bの開き動作
を禁止し、コンテナ待機室2外からの作業者によるコン
テナ11の出し入れ作業は禁止される。
【0029】なお、コンテナ待機部3に空のパレット1
3が無い場合には、操作パネル10の箇所にその旨の表
示(文字表示、またはランプ表示等)をする。 シャッタ9a,9bの閉止状態で、防火扉16の開き
状態:垂直搬送装置5における各台車7とコンテナ待機
部3との間で、前述のようにコンテナ11の受渡し作業
を実行する。この場合、他の階の間で別の台車7にてコ
ンテナ11を昇降搬送させる動作を実行していることも
ある。なお、作業者の安全性を確保するため、シャッタ
9a,9bの開き動作を禁止し、コンテナ待機室2外か
らの作業者によるコンテナ11の出し入れ作業は禁止さ
れる。 シャッタ9a,9bの開き状態で、防火扉16の閉止
状態:コンテナ待機部3の各機器の作動は停止状態に保
持され、作業者は空のパレット13に他の階へ搬送すべ
きコンテナ11を載置できる。また、防火扉16は閉止
状態であるので、垂直搬送装置5における各台車7の昇
降動作の実行は許容される。
【0030】上述のシャッタ9a,9bの開閉状態及び
防火扉16の開閉状態は、前述の各センサ21,22,
27,28により感知できる。そして、本発明では、第
2センサ21の検出信号にて防火扉16の開状態を感知
するときは、シャッタ9a,9bを閉塞状態に保持する
ように前記制御装置30から指令信号が出る。これによ
り、ロックアクチュエータ29が作動する一方、第2駆
動モータ26はOFF状態を保持する。
【0031】なお、防火扉16の開き動作は、所定の階
のコンテナ待機部3の内部通路15の後方に空の台車7
が来たとき(その階から他の階へ搬送すべきコンテナ1
1があるとき)、及び他の階から搬送されるコンテナ1
1を載置した台車7が所定の階の内部通路15の後方に
到達したとき、制御装置30の指令にて実行される。ま
た、防火扉16の閉止動作は、台車7とコンテナ待機部
3とのコンテナ受渡し動作の終了にて自動的に実行され
る。
【0032】そして、防火扉16の閉止状態を第2セン
サ22からの検出信号にて感知するときは、前記垂直搬
送装置5の台車7の昇降動作を許容し、且つ作業者によ
るシャッタ9a,9bの開き動作を許容するようにする
制御するのである。従って、作業者が、所定の搬送元の
階のコンテナ待機室2において操作パネル10を操作し
て、操作パネル10の所定ボタンの押下にて、前記第2
駆動モータ26が駆動すると、シャッタが開く。その
後、空のパレット13にコンテナ11を乗せ、搬送先の
階番号を入力し、シャッタ閉止のボタンを押下すれば良
い。
【0033】なお、防火扉16の閉止状態においてコン
テナ待機部3に空のパレット13が存在しないときに
は、その階へ搬送されたコンテナ11が存在する場合
は、シャッタ9a,9bの開き動作を許容して作業者が
そのコンテナ11を取り出すことができる。反対に、他
の階へ搬送すべきコンテナ11で満杯の場合には、先に
他の階へコンテナ11を搬送して空のパレットを準備す
るように、コンテナ待機室2外からのコンテナ11の挿
入を禁止すべく、シャッタ9a,9bの閉止を継続させ
る。
【0034】また、防火扉16及びシャッタ9a,9b
の両者が開いている状態はないものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビルにおける階下から階上にわたる垂直搬送装
置とコンテナ待機室との概略側断面図である。
【図2】コンテナ待機室の概略斜視図である。
【図3】垂直搬送装置とコンテナ待機部との関係を示す
概略正面図である。
【図4】(a)はコンテナを閉じた状態の斜視図、
(b)は開いた状態のコンテナの斜視図である。
【図5】図1のV−V線矢視断面図である。
【図6】防火扉閉止状態の側断面図である。
【図7】防火扉開き状態の側断面図である。
【図8】シャッタの開閉装置の斜視図である。
【図9】コンテナ待機部の一部切欠き斜視図である。
【図10】パレットとタイミングベルトと係合部を示す
斜視図である。
【図11】パレットからのコンテナの受け継ぎ部の斜視
図である。
【図12】コンテナ出し入れ口の正面図である。
【図13】コンテナ移載装置の斜視図である。
【符号の説明】
2 コンテナ待機室 3 コンテナ待機部 4 防火壁 5 垂直搬送装置 7 台車 9a,9b シャッタ 11 コンテナ 13 パレット 14 受け継ぎコンベヤ 15 内部通路 16 防火扉 17 第1駆動モータ 21 第1センサ 22 第2センサ 26 第2駆動モータ 27 第3センサ 28 第4センサ 29 ロックアクチュエータ 30 制御装置 57 揺動式搬送コンベヤ 64 コンベヤ移載装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナを搭載した台車を昇降動させる
    垂直搬送装置と、該垂直搬送装置に対してコンテナを受
    渡しするためのコンテナ待機部を前記台車の上下搬送方
    向に適宜隔て複数箇所に配置してなる物品の搬送装置に
    おいて、前記垂直搬送装置の側方を防火壁にて仕切る一
    方、該防火壁には前記各コンテナ待機部と垂直搬送装置
    とのコンテナ受渡し箇所にコンテナが水平方向に通過可
    能な内部通路を形成し、該内部通路を防火扉にて開閉可
    能に構成し、前記コンテナ待機部と前記内部通路の周囲
    とを一体的囲んで外部空間と遮断するコンテナ待機室に
    は、コンテナ出入り口を設け、該コンテナ出入り口に開
    閉するシャッタを設け、前記防火扉及びシャッタの通路
    にはそれぞれの開閉位置を感知するセンサを設け、これ
    らのセンサの検出信号にて防火扉の開状態を感知すると
    きはシャッタを閉塞状態に保持し、前記防火扉の閉止状
    態を感知するときは、前記垂直搬送装置の駆動及びシャ
    ッタの開き動作を許容するようにする制御手段を設けた
    ことを特徴とする搬送装置における安全装置。
JP10445093A 1993-04-30 1993-04-30 搬送装置における安全装置 Pending JPH06312889A (ja)

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