JPH0631071A - 布押え装置を備えたミシン - Google Patents

布押え装置を備えたミシン

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JPH0631071A
JPH0631071A JP10253793A JP10253793A JPH0631071A JP H0631071 A JPH0631071 A JP H0631071A JP 10253793 A JP10253793 A JP 10253793A JP 10253793 A JP10253793 A JP 10253793A JP H0631071 A JPH0631071 A JP H0631071A
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force
foot
work clamp
sewing machine
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JP10253793A
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Ernst Albrecht
アルブレヒト エルンスト
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GM Pfaff AG
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GM Pfaff AG
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B29/00Pressers; Presser feet
    • D05B29/02Presser-control devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】布押え足をあらかじめ決定可能なストローク位
置で停止させることができ、且つ布押え足を縫製物上に
載置するときにあらかじめ決定可能な押圧力を生じさせ
ることができるようにミシンを構成する。 【構成】ばね(28)とクランプ(29)は、布押え足
(7)のあらかじめ決定可能な押圧力に対応する限界力
に達するまでは運動伝達手段として作用し、この限界力
を越えた後は布押え足(7)を押し付けるための力を提
供するエネルギー蓄積体として作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布押え装置を備えたミ
シンであって、布押え装置が、布押え足の昇降運動を発
生させ且つ布押え足をあらかじめ決定可能なストローク
位置に位置決めするため、駆動手段と連結されるモータ
を有しているミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のミシンは、ドイツ特許公開第3
335640号公報から知られている。このみ進は、布
押え足に昇降運動を生じさせるモータを備えている。モ
ータには、作動プログラムまたは屈曲レバーの位置に応
じて作用方向と作用量をあらかじめ設定可能であり、布
押え足がセンサ検出によって表示されるあらかじめ決定
可能なストローク位置に達したときにモータが停止され
る。
【0003】縫製物の上に布押え足が載置されると、布
押え足は布押えばねによって支台にたいして押し付けら
れる。布押えばねの予緊張力はねじブシュを介して手動
で設定可能である。
【0004】布押え足のストローク位置をあらかじめ決
定可能であることにより、上昇運動または下降運動時の
ストローク距離をその都度の布厚に最適に適合させるこ
とができる。これにたいして、布押え足が縫製物上に載
置されているときには、布押えばねは布厚が厚くなるに
従って強く緊張せしめられる。これにより布押え足の押
圧力が増大する。この押圧力の変化が望ましくない場合
には、布厚が変わるたびにねじブシュを介して布押えば
ねの予緊張力を新たに設定しなければならない。
【0005】米国特許第4214540号公報には、モ
ータに連結される機構が、ばねと布押え足とを連結させ
るレバーで前記ばねの力に抗して支持されているミシン
が記載されている。制御装置によって生じるモータの運
動の作用方向と作用量とは所定の模様に依存している
が、このモータの運動により、前記機構の前記レバーに
おける作用点は、ばねと布押え足とにたいしてレバーア
ームを変化させるために変位せしめられ、これによって
布押え足に作用するばね力が変化する。
【0006】布押え足を昇降させるためには、布押え棒
に係合している揺動体を操作者が操作しなければならな
い。上昇過程でばね力を克服しなければならず、一方下
降過程では布押え足はばね力に抗して支持されていなけ
ればならない。縫い目形成のたびに少なくとも1回行わ
れるこの過程は、規則的に手動で行う必要があるので比
較的緩慢に経過し、従って単位時間あたりに形成可能な
縫い目の数に悪影響を与える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ミシ
ンに設けられるこの種の布押え装置を次のように構成す
ること、即ち布押え足をあらかじめ決定可能なストロー
ク位置で停止させることができるばかりでなく、布押え
足を縫製物上に載置するときにあらかじめ決定可能な押
圧力を生じさせることができるように構成することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、布押え装置を備えたミシンであって、布押
え装置が、布押え足の昇降運動を発生させ且つ布押え足
をあらかじめ決定可能なストローク位置に位置決めする
ため、駆動手段と連結されるモータを有しているミシン
において、前記駆動手段が、布押え足のあらかじめ決定
可能な押圧力に対応する限界力に達するまでは運動伝達
手段として作用し、この限界力を越えた後は布押え足を
押し付けるための力を提供するエネルギー蓄積体として
作用することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】布押え足が縫製物から持ち上げらると、制御装
置の設定に応じてモータによって生じる運動(以下では
駆動運動と記す)は、駆動手段により、布押え足に伝え
られる運動に変換される。この場合駆動運動の作用方向
は、上昇運動を実施するか下降運動を実施するかを決定
し、一方作用量によって、布押え足が昇降する距離が決
定される。
【0010】以上の運動過程は、布押え足が下降運動に
引き続いて縫製物上に載置されて駆動運動にストローク
距離が関係づけられなくなったときに終了する。駆動運
動をそれ迄の作用方向で継続する場合、布押え足には駆
動運動とは逆方向の力が生じる。この力があらかじめ決
定可能な限界力を量的に越えると、駆動手段は、駆動運
動によって提供された運動学的エネルギーを他のエネル
ギー形態、例えば弾性エネルギーに変換し、布押え足に
力を与える。この力の大きさは駆動運動の作用量に依存
している。
【0011】本発明による駆動手段は、布押え足の昇降
時に運動または力が与えられるかどうかにかかわらず駆
動運動を常に同じ態様でモータから受けるので、モータ
は駆動手段の作動状態に関係なく駆動運動を生じさせる
ために作動される。
【0012】実施態様項1により駆動手段を構成するこ
とにより、布押え足を昇降させるとき駆動要素から従動
要素へ駆動運動を同期的に伝動させることができる。こ
れにたいして、布押え足が縫製物上に載置された後、駆
動運動が引き続き導入されているので、布押え足に力が
発生する。この力があらかじめ決定可能な限界力を越え
ると、駆動要素は従動要素にたいして変位し、従って、
吸収された運動学的エネルギーは他のエネルギー形態へ
変換される。実施態様項3によればエネルギーは例えば
ばねによって蓄えられる。
【0013】駆動要素は、実施態様項3に記載のストッ
パーに接触したときにその最大変位に達する。このと
き、布押え足に作用する押圧力は最大値に達する。
【0014】実施態様項4に記載の構成により、モータ
は適当数の制御命令信号により任意のどの駆動位置へも
運動可能であり、モータは制御技術的に最低コストで作
動可能である。制御命令信号の数量は、実施態様項5に
記載の態様で決定するのが有利である。なお実施態様項
6は、実施態様項5に記載の計数装置の変形例である。
【0015】実施態様項7に記載のセンサ装置により、
駆動手段の一つの作動状態から他の作動状態への移行が
正確に表示される。駆動要素と従動要素との間の相対運
動が開始または終了したことが確定される。これによ
り、制御装置は、布押え足が縫製物上に載置されたとき
に押圧力を発生させるための制御命令信号を発すること
により始動し、他方押圧力が解除されたときに布押え足
を持ち上げるための制御命令信号を発することにより始
動する。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【0017】図1に図示したミシンは、基板1と、スタ
ンド2と、図示していないアームと、ヘッド3によって
構成されている。ヘッド3内には、公知の態様で駆動さ
れ針5を担持ししている針棒4が上下動可能に支持され
ている。布押え棒6には布押え足7が固定されている。
【0018】図2に図示したように、ミシンのケーシン
グ内には、ケーシング部分10にモータ11が収納され
ている。モータ11は、ステッピングモータ12として
構成するのが有利である。ステッピングモータ12の軸
13には、ベルトプーリ14が固定されている。ベルト
プーリ14は、歯付きベルト15を介して、ケーシング
部分10内に支持されている軸16に回転可能に支持さ
れた第2のベルトプーリ17と連結されている。
【0019】ベルトプーリ17は、磁石20を備えてい
る。磁石20は、軸16と相対回転不能に連結され音響
センサとして構成されたセンサ21を有しているセンサ
装置22によって監視される。ベルトプーリ17は、セ
ンサ装置22とは逆の側にしてリング領域23内に凹部
24を備えている。凹部24内には、軸16の長手軸線
に垂直になるように軸16に収納されているピン25が
突出している。ピン25は、リング領域23の内面に一
体成形された突起27(図3a,図3b)のためのスト
ッパー26として作用する。さらにベルトプーリ17の
リング領域23は、回転ばねとして構成されたばね28
を収容するためにも用いる。ばね28の逆の側の端部
は、クランプ29を介して軸16に固定されている。ば
ね28とクランプ29によって、ステッピングモータ1
2によって生じる駆動運動のための駆動手段30が形成
されている。ベルトプーリ17は駆動手段30と共に駆
動要素31として用いられ、軸16は従動要素32とし
て用いられる。
【0020】軸16は、布押え棒6側の端部においてピ
ニオン33として構成されている。ピニオン33は、布
押え棒6に設けられたラック34に噛み合っている。布
押え棒6には磁石35が収納されている。磁石35は、
ケーシング部分10に固定され音響センサとして構成さ
れたセンサ36を有しているセンサ装置37によって監
視される。
【0021】図4に簡略に図示した回路構成図からわか
るように、ステッピングモータ12は制御装置40に接
続されている。センサ装置37は、否定要素41を介し
てアンド要素42の入力に接続されている。アンド要素
42の他の入力は、センサ装置22に接続されている。
センサ装置22は、否定要素43を介して第1のカウン
タ44の入力E2及び第2のカウンタ45の入力E1に
接続され、そして第2のカウンタ45の入力E2及びマ
イクロプロセッサ46の入力EZに直接接続されてい
る。第1のカウンタ44の入力E1にはアンド要素42
の出力が、入力E3にはマイクロプロセッサ46の出力
AIが、そして入力E4にはマイクロプロセッサ46の
出力AZが接続されている。第1のカウンタ44は、マ
イクロプロセッサ46の出力A1に接続されている比較
器47を介してマイクプロセッサ46の入力E1に接続
されている。
【0022】第2のカウンタ45の入力E3は、マイク
ロプロセッサ46の出力AIに接続されている。第2の
カウンタ45は、マイクロプロセッサ46の出力A2に
接続されている比較器48を介してマイクプロセッサ4
6の入力E2に接続されている。第1及び第2のカウン
タ44と45と、比較器47と48とにより、計数装置
49が形成される。
【0023】入力装置50は、緩衝メモリ51を介して
マイクロプロセッサ46の入力データ入力部EEに接続
され、表示装置52は、緩衝メモリ51を介してマイク
ロプロセッサ46の出力データ出力部AAに接続されて
いる。さらに簡略に示したミシンのペダル53は、解読
器54を介して入力EFに接続され、マイクロプロセッ
サ46の実施すべきステップ列を設定するプログラムを
記憶したプログラムメモリ55は、マイクロプロセッサ
46の入力EPに接続されている。
【0024】マイクロプロセッサ46の出力ASMに
は、駆動回路56を介してステッピングモータ12が接
続されている。マイクロプロセッサ46の他の出力AN
Mには、駆動回路58を介してミシンモータ57が接続
されている。
【0025】構成要素6ないし56から布押え装置59
が形成され、該布押え装置59は次のように作動する。
【0026】縫製物を交換している間、布押え足7はそ
の上部逆転位置を占めている。図2に示すように、この
逆転位置において、布押え棒6に収納されている磁石3
5はセンサ36の作用範囲にある。その結果センサ装置
37は否定要素41に信号を発し、該否定要素41の出
力から信号は発せられない。
【0027】軸16とベルトプーリ17とは、あらかじ
め緊張せしめられているばね28によって互いに相対位
置に保持され、この相対位置で、軸16に収納されてい
るピン25は、図3aに示すようにベルトプーリ17の
突起27の片側に接している。軸16とベルトプーリ1
7がこの相対位置にある間、磁石20はセンサ21の作
用範囲にある。センサ装置22は信号を発する。
【0028】布押え足7の下降運動を誘導するため、操
作者がペダル53を踏む。ペダル53の新たな位置は解
読器54に表示される。解読器54は、この位置に対応
する信号をマイクロプロセッサ46に送る。この信号が
入力EFに印加されることにより、マイクロプロセッサ
46はその出力ASMから複数の制御命令信号を発す
る。これらの制御命令信号のそれぞれは、駆動回路56
を介して、該制御命令信号によって与えられる作動方向
にステッピングモータ12をワンステップだけ駆動させ
る。布押え足7を下降させるため、ステッピングモータ
12は図3に図示した回転方向へ駆動される。
【0029】ステッピングモータ12の運動は、歯付き
ベルト15を介してベルトプーリ17へ伝えられる。軸
16があらかじめ緊張せしめられているばね28により
ベルトプーリ17にたいして所定の相対位置に力拘束的
に保持されているので、軸16はベルトプーリ17に同
期して駆動される。軸16の回転運動は、ピニオン33
とラック34とを介して布押え棒6の下降運動へ変換さ
れる。
【0030】布押え足7がその上部逆転位置から下がる
と、磁石35はセンサ36の作用範囲外に位置する。そ
の結果、センサ装置37からの信号の出力が終了する。
これにより否定要素41からアンド要素42へ信号が発
せられる。
【0031】これにたいして、ベルトプーリ17に設け
られた磁石20は、布押え足7の下降運動が停止してい
る間は、センサ21の作用範囲に留まっている。その結
果センサ装置22は引き続き信号を発する。従って、否
定要素41が既に述べた信号を発すると、アンド要素4
2はその両入力のそれぞれに信号を受ける。その結果カ
ウンタ44の入力E1に信号が入力される。これによっ
てカウンタ44が作動すると、該カウンタ44はその入
力E3に、マイクロプロセッサ46から発せられたパル
スを受ける。これらのパルスは、ステッピングモータ1
2のステップ列にたいしてあらかじめ決定可能な周波数
比率にあり、カウンタ44はこれらのパルスを合算す
る。合算値は、布押え足7の上部逆転位置からの該布押
え足7の距離を表すものであるが、この合算値は比較器
47を介してマイクロプロセッサ46の入力E1に送ら
れる。
【0032】布押え足7が縫製物上に載置されると、ス
テッピングモータ12の運動はもはや対応する降下運動
に変換されない。布押え棒6が軸16と形状拘束的に連
結されているので、軸16は停止される。これにたいし
てステッピングモータ12によるベルトプーリ17の駆
動はそれ迄の回転方向において続行される。これによ
り、ベルトプーリ17に係合しているばね28の端部に
たいして、ばね28の予緊張力に反作用する反力が生じ
る。この反力がばね28の予緊張力よりも大きくなる
と、この反力により、ばね28のベルトプーリ側の端部
が変位する。ばね28の逆の側の端部は軸16に支持さ
れているので、ばね28の変位によって生じる力は軸1
6に伝動され、そして軸16と布押え棒6との形状拘束
的な連結により布押え足7に伝えられる。布押え足7は
この力によりその支台に押圧される。
【0033】軸16にたいするベルトプーリ17の回転
運動が生じると、ベルトプーリ17に支持されている磁
石20がセンサ21の作用範囲外へ移動する。これによ
りセンサ装置22からの信号の出力が終了する。マイク
ロプロセッサ46により、入力EZにこの信号が入力さ
れないことが確認され、その結果、最後に入力E1に入
力された合計カウント量が緩衝メモリ51にファイルさ
れる。ステッピングモータ12のステップ数を示すこの
合計カウント量を対応する距離に換算した後、この距離
が表示装置52によって表示される。
【0034】さらに、センサ装置22から信号が出力さ
れなくなると、否定要素43の出力から信号が発せられ
る。この信号はカウンタ44の入力E2に供給されて該
カウンタ44を所定の出力値、例えば“ゼロ”に設定し
なおし、且つカウンタ45の入力E1に供給されてカウ
ント過程が始動する。そしてカウンタ45は、マイクロ
プロセッサ46の出力AIからパルスを受け取る。この
パルスのパルス列は、既に述べたように、ステッピング
モータ12のステップ列にたいしてあらかじめ決定可能
な周波数比にある。カウンタ45はこのパルスを合計
し、その都度最後の合計カウント量を比較器48に送
る。比較器48は、この合計カウント量を、マイクロプ
ロセッサ46の出力A2から出力されあらかじめ決定可
能なカウンタ目標値と比較させる。カウンタ目標値は、
マイクロプロセッサ46により、入力装置50に布押え
足7の押圧力として入力され今緩衝メモリ51から読み
取り可能な値から算出される値である。
【0035】合計カウント量がカウンタ目標値と一致し
ていると、マイクロプロセッサ46はその入力E2に比
較器48から信号を受け取る。この信号により、ステッ
ピングモータ12を駆動するための制御命令をマイクロ
プロセッサ46の出力ASMから発する設定が行われ
る。これによりベルトプーリ17は次のような回転位置
で停止せしめられ、即ち入力装置50にて設定された布
押え足7の押圧力に対応する力でばね28が軸16で支
持されるようにばね28をまっすぐに変位させる回転位
置で停止せしめられる。このようにして生じた押圧力
は、ベルトプーリ17が軸16にたいして図3bに図示
したような相対位置に達したときに最大になる。この相
対位置では、ベルトプーリ17の突起27は、図3aに
図示した相対位置に比べて、軸16に収容されているピ
ン25の逆の側に接している。
【0036】次に、マイクロプロセッサ46の出力AN
Mから制御命令が発せられることによりミシンモータ5
7が始動して、縫い目が形成される。
【0037】布押え足7を持ち上げるために、ペダル5
3がこの過程に対応する位置へ動かされる。その結果マ
イクロプロセッサ46は、その出力ASMから、ステッ
ピングモータ12を図3a,bに図示した回転方向とは
逆の方向へ駆動するための制御命令信号を発し、従って
ベルトプーリ17によるばね28の変位が解除されるよ
うな回転方向へステッピングモータ12を駆動するため
の制御命令信号を発する。ばね28の変位が解除され、
よってベルトプーリ17による軸16の連行が再び同期
的に行われると、ベルトプーリ17に設けた磁石20が
センサ21の作用範囲に侵入し、従ってセンサ装置22
から信号が発せられる。この信号は、カウンタ45の入
力E2を介してカウンタ45を所定のホームポジショ
ン、有利には値“ゼロ”へ復帰させ、さらにマイクロプ
ロセッサ46の入力EZに表示される。入力EZにおけ
る表示は次のような場合に必要であり、即ち縫い目形成
中、または縫い目形成終了後、布押え足7がその上部逆
転位置へ持ち上げられるのを避けるべき場合に必要であ
る。このため入力装置50を介して、ストローク距離を
減少させるような値が入力される。この値はマイクロプ
ロセッサ46によって数値に換算され、この数値と、緩
衝メモリ51にファイルされている上部逆転位置に対応
する値との差から、カウンタ目標値が求められる。この
カウンタ目標値は、比較器47の出力A1を介してあら
かじめ設定され、ステッピングモータ12の一定数のス
テップ数に対応するものである。同時にカウンタ44
は、マイクロプロセッサ46の出力AZから出力され、
出力AIから発せられるパルスを合算するための信号に
よって作動せしめられる。合計カウント量は比較器47
に送られ、比較器47は、合計カウント量がカウンタ目
標値に一致したときに信号をマイクロプロセッサ46の
入力E1に送る。この信号が入力されると、出力ASM
から、ステッピングモータ12を駆動するための制御命
令信号が発せられる。これによって布押え足7は、あら
かじめ決められている上昇位置で停止される。
【0038】駆動手段の他の実施例も可能である。例え
ばミシンのヘッドに配置される複動圧縮媒体シリンダを
駆動手段とすることができる。この圧縮媒体シリンダの
ピストン棒は、布押え足に直接係合するか、もしくは任
意の伝動機構を介して布押え足と連結される。また圧力
媒体シリンダは、制御装置の制御命令信号に応じて切り
換え可能な制御弁を介して圧力媒体源に接続される。シ
リンダ内部にてピストン棒に固定されている圧力皿体
は、制御弁の切り換え位置に応じて、その下面または上
面にて圧力媒体の所定量の作用を受ける。これによりピ
ストン棒は所定距離だけ変位し、従って布押え足を変位
位置に対応する上昇位置へ移動させる。布押え足を縫製
物上に載置した後、圧力媒体シリンダに適宜圧力媒体を
供給することにより、あらかじめ決定可能な圧力を生じ
させることができる。この圧力はピストン棒を介して布
押え足に伝動され、その結果布押え足には必要な押圧力
が発生する。同様に圧力媒体シリンダから圧力媒体を適
宜取り出すことにより、布押え足の押圧力を再び解除さ
せることができる。圧力媒体としては、液圧用の液体で
も圧縮空気でも等しく適当である。
【0039】従ってこの実施例の圧力媒体シリンダは、
布押え足のあらかじめ決定可能な押圧力に対応する限界
力に達するまでは運動を伝達するための伝動手段として
作用し、この限界力を越えた後は布押え足の押圧力を提
供するためのエネルギー蓄積体として作用する。
【0040】次に、本発明の実施態様を列記しておく。
【0041】(1)伝動手段(30)により、モータ側
の駆動要素(31)と布押え足側の従動要素(32)と
を力拘束的に連結可能であり、限界力を越えるまでは、
駆動要素(31)と従動要素(32)との間の相対運動
を抑制可能であることを特徴とするミシン。
【0042】(2)駆動手段(30)がばね(28)を
有し、ばね(28)は、該ばね(28)の緊張の限界力
を越えないかぎりは、駆動要素(31)と従動要素(3
2)との間の相対運動を阻止することを特徴とする、上
記第1項に記載のミシン。
【0043】(3)あらかじめ決定可能な量だけ限界力
を越えたときに駆動要素(31)は従動要素(32)の
ストッパー(26)に接触可能であることを特徴とす
る、上記第1項に記載のミシン。
【0044】(4)モータ(11)がステッピングモー
タ(12)として構成され、該ステッピングモータ(1
2)は、制御装置(40)から制御命令信号を受けるた
びに、1回の駆動ステップを実施するために制御命令信
号によって決定される作用方向にて作動可能であること
を特徴とするミシン。
【0045】(5)制御装置(40)が、モータ(1
1)の駆動ステップを合算する計数装置(49)を有
し、該計数装置(49)の、あらかじめ決定可能なカウ
ンタ目標値に達したときに出力される信号により、モー
タ(11)における別の制御命令信号の出力が終了可能
であることを特徴とする、上記第4項に記載のミシン。
【0046】(6)計数装置(49)が、そのカウンタ
目標値を介して布押え足(7)のストローク位置を決定
する第1のカウンタ(44)と、カウンタ目標値を介し
て布押え足(7)の押圧力を与える第2のカウンタ(4
5)とを有していることを特徴とする、上記第5項に記
載のミシン。
【0047】(7)制御装置(40)が、従動要素(3
2)に固定されるセンサ(21)を備えたセンサ装置
(22)を有し、センサ(21)により、該センサ(2
1)と駆動要素(31)との相対運動の開始を表示可能
であることを特徴とする、上記第4項に記載のミシン。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、布押え足をあらかじめ
決定可能なストローク位置で停止させることができるば
かりでなく、布押え足を縫製物上に載置するときにあら
かじめ決定可能な押圧力を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミシンの端面図である。
【図2】本発明による布押え装置を示す図である。
【図3a】図2の線III−IIIによる断面図であ
る。
【図3b】図3aに対応する図であるが、上部ベルトプ
ーリが他の回転位置にあるときの図である。
【図4】制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
7 布押え足 28 ばね 29 クランプ 30 駆動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布押え装置を備えたミシンであって、布
    押え装置が、布押え足の昇降運動を発生させ且つ布押え
    足をあらかじめ決定可能なストローク位置に位置決めす
    るため、駆動手段と連結されるモータを有しているミシ
    ンにおいて、 前記駆動手段(30)が、布押え足(7)のあらかじめ
    決定可能な押圧力に対応する限界力に達するまでは運動
    伝達手段として作用し、この限界力を越えた後は布押え
    足(7)を押し付けるための力を提供するエネルギー蓄
    積体として作用することを特徴とするミシン。
JP10253793A 1992-05-15 1993-04-28 布押え装置を備えたミシン Pending JPH0631071A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19924216054 DE4216054C2 (de) 1992-05-15 1992-05-15 Nähmaschine mit einer Stoffdrückereinrichtung
DE4216054.5 1992-05-15

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JPH0631071A true JPH0631071A (ja) 1994-02-08

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JP10253793A Pending JPH0631071A (ja) 1992-05-15 1993-04-28 布押え装置を備えたミシン

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DE (1) DE4216054C2 (ja)

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SE509654C2 (sv) * 1995-03-17 1999-02-22 Viking Sewing Machines Ab Anordning i en symaskin
DE102008016353A1 (de) * 2008-03-29 2009-10-08 Dürkopp Adler AG Nähmaschine

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DE4216054A1 (de) 1993-11-18
DE4216054C2 (de) 1994-07-07

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