JPH06309950A - 平行ストリップラインケーブル - Google Patents

平行ストリップラインケーブル

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JPH06309950A
JPH06309950A JP5102797A JP10279793A JPH06309950A JP H06309950 A JPH06309950 A JP H06309950A JP 5102797 A JP5102797 A JP 5102797A JP 10279793 A JP10279793 A JP 10279793A JP H06309950 A JPH06309950 A JP H06309950A
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circuit element
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central conductor
conductor
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Takekazu Okada
剛和 岡田
Kazuya Sayanagi
和也 佐柳
Seishi Nakanishi
清史 中西
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Murata Manufacturing Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
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Murata Manufacturing Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高周波機器全体を大型化することなく高性能化
できる高周波伝送路の提供。 【構成】平行な一対のアース導体4,4の間に絶縁体2
を設けるとともに可塑性あるいは可撓性を有する絶縁体
2の内部に中心導体5を設け、かつ絶縁体2内に、スタ
ブ、インダクタンス機能部、レジスタンス機能部、キャ
パシタンス機能部等を有する回路素子部を配設した平行
ストリップラインケーブル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波伝送線路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4に示すように、携帯電話
等の小型高周波機器50の装置内において、アンテナ5
1と回路基板52との間といったように、構成部品間で
高周波信号のやり取りを行う伝送線路には小型の同軸ケ
ーブル53が用いられていた。なお、図4中、符号54
は同軸ケーブル53と回路基板52とを接続するコネク
タ、55は装置全体を覆うケース体である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昨今の小型
高周波機器の高性能化に伴い、小型高周波機器の構成部
品内で発生するノイズの影響や、構成部品間で発生する
インピーダンスの不整合等による反射損失等の影響をい
かに小さくするかが問題となってきている。このような
問題を解決するためには、ノイズフィルタ回路やインピ
ーダンス整合回路等を装置内に組み込むことが考えられ
るが、そうすると、これら回路を組み込んだ分だけ装置
が大型化するという新たな問題が発生するので、特に、
小型高周波機器においては採用しがたかった。
【0004】本発明は、このような問題を鑑みてなされ
たものであって、平行ストリップラインケーブルから同
軸ケーブルと同等の高周波伝送線路が構成できることに
着目し、かつ、この平行ストリップラインケーブルを可
塑性あるいは可撓性を有する材質で構成することによ
り、この平行ストリップラインケーブルを用いて、機器
内部を比較的自由に配線でき、高周波機器全体を大型化
することなく高性能化することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、平行な一対のアース導体の間に可塑性あ
るいは可撓性を有する絶縁体を設けるとともに該絶縁体
の内部に中心導体を設け、かつ前記絶縁体内に回路素子
部を配設し、可塑性あるいは可撓性を有する構造として
平行ストリップラインケーブルを構成した。
【0006】また、平行な一対のアース導体の間に可塑
性あるいは可撓性を有する主絶縁体を設けるとともに該
主絶縁体の内部に中心導体を設けており、かつ、前記主
絶縁体に可塑性あるいは可撓性を有する副絶縁体を積層
するとともに該副絶縁体内に回路素子部を配設し、可塑
性あるいは可撓性を有する構造として平行ストリップラ
インケーブルを構成してもよい。
【0007】
【作用】上記構成によれば、高周波伝送線路である平行
ストリップラインケーブルに回路素子部が組み込まれ、
機器内部を配線されるので、これら回路素子部を別部品
にして高周波機器内に配設する必要がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す各実施例に基づい
て詳細に説明する。
【0009】第1実施例 図1は本発明の第1実施例の平行ストリップラインケー
ブルの分解斜視図である。この平行ストリップラインケ
ーブル1は可塑性あるいは可撓性を有する材質の絶縁体
2を備えている。絶縁体2は積層一体化された上下一対
の絶縁層3A,3Bからなっており、これら絶縁層3
A,3Bの対向方向外側面3a,3bには薄膜状のアー
ス導体4が設けられている。アース導体4はこれら外側
側面3a,3bの全面に形成されている。また、下側絶
縁層3Aの対向面3cには同じく薄膜状の中心導体5が
形成されている。中心導体5はアース導体4より狭幅で
あって、下側絶縁層3Aの対向面3cの幅方向中央部に
下側絶縁層3Aの延出方向に沿って配設されている。絶
縁体2はこのように形成された上下絶縁層3A,3Bを
積層一体化することによって構成されている。なお、ア
ース導体4や中心導体5は真空蒸着等の技法によって各
絶縁層3A,3Bに形成されており、絶縁体2と同様に
可塑性あるいは可撓性を有している。
【0010】この平行ストリップラインケーブル1はそ
の内部にインピーダンス整合回路素子部を備えている。
すなわち、中心導体5の図中左端側には並列スタブ7か
らなるインピーダンス整合素子部が設けられている。こ
の並列スタブ7は中心導体5本体から直交する方向に分
岐しかつその先端が短路された伝送側路から構成されて
いる。このように構成された並列スタブ7は主伝送路で
ある中心導体5に対してリアクタンスとして機能し、こ
の並列スタブ7を設けたことによって平行ストリップラ
インケーブル1と、該平行ストリップラインケーブル1
に接続される部品(例えば高周波送受信用のアンテナ)
との間や、該平行ストリップラインケーブル1によって
接続される部品間のインピーダンスを整合することがで
きる。
【0011】第2実施例 図2は本発明の第2実施例の平行ストリップラインケー
ブルの分解斜視図である。この平行ストリップラインケ
ーブル10は積層一体化された上下一対の絶縁層3A,
3Bからなる可塑性あるいは可撓性を有する材質の絶縁
体2を備えるとともに、これら絶縁層3A,3Bの対向
方向外側面3a,3bには薄膜状のアース導体4が、ま
た、下側絶縁層3Aの対向面3cには同じく薄膜状の中
心導体5が形成されており、以上の構造は第1実施例と
同様である。
【0012】この平行ストリップラインケーブル10は
その内部にローパスフィルタ回路素子部を備えている。
すなわち、中心導体5の図中左端側にはこの中心導体5
を拡幅して形成された一対の容量電極パッド12A,1
2Bと、中心導体5を狭幅化して形成された計3つの狭
幅部13A,13B,13Cとが形成されている。狭幅
部13A,13B,13Cはそれぞれ容量電極パッド1
2A,12Bの間、および容量電極パッド12A,12
Bそれぞれと中心導体5との間に配設されており、これ
ら狭幅部13A,13B,13Cによって容量電極パッ
ド12A,12Bと中心導体5と間、および両容量電極
パッド12A,12Bの間はそれぞれ接続されている。
そのため、各容量電極パッド12A,12Bとアース導
体4,4との間には絶縁層3A,3Bを誘電層としたコ
ンデンサが形成される。また、中心導体5より狭幅化さ
れた狭幅部13A,13B,13Cはインダクタンスコ
イルとして機能する。したがって、これらLC回路素子
によってローパスフィルタ回路素子部が構成されること
になり、このローパスフィルタ回路素子部によって平行
ストリップラインケーブル10内を伝送する高周波信号
の高調波や高周波ノイズがカットされる。
【0013】第3実施例 図3は本発明の第3実施例の平行ストリップラインケー
ブルの分解斜視図である。この平行ストリップラインケ
ーブル20は積層一体化された上下一対の絶縁層3A,
3Bからなる可塑性あるいは可撓性を有する材質の主絶
縁体2を備えるとともに、これら絶縁層3A,3Bの対
向方向外側面3a,3bには薄膜状のアース導体4が、
また、下側絶縁層3Aの対向面3cには同じく薄膜状の
中心導体5が形成されており、以上の構造は第1,第2
の実施例と同様である。
【0014】この平行ストリップラインケーブル20は
アッテネータ回路素子部形成用の可塑性あるいは可撓性
を有する材質の副絶縁体21を備えており、さらには、
中心導体5の中途部が分断されて中心導体無形成部22
が形成されている。すなわち、副絶縁体21は主絶縁体
2と同様、積層一体化された上下一対の絶縁層23A,
23Bからなっており、下側絶縁層23Aの上面23a
には回路素子パターン24が、また、上側絶縁層23B
の上面23b全面には薄膜状のアース導体25がそれぞ
れ形成されている。
【0015】回路素子パターン24は一対の抵抗パッド
26C,26Dと狭幅部27Dとからなっている。そし
て、狭幅部27Dは抵抗パッド26C,26Dの間に配
設されてこれらを接続し、抵抗部を兼ねている。そし
て、抵抗パッド26C,26Dは中心導体5より広幅
に、狭幅部27Dは中心導体5より狭幅に形成されてい
る。このように構成された回路素子パターン24は中心
導体無形成部22とほぼ同じ長さに形成されている。
【0016】そして、回路素子パターン24が中心導体
無形成部22上に位置するようにして、副絶縁体21が
主絶縁体2の上側絶縁層3B上に積層一体化されてい
る。さらには、このようにして積層一体化された主、副
の両絶縁体2,21にはこれら絶縁体2,21を貫通し
てスルーホール28A,28Bが形成されている。すな
わち、主、副の絶縁体2,21が積層一体化された状態
では、狭幅部27Dの両端にある抵抗パッド26C,2
6Dは中心導体5の各開放端5a,5bの上方に配置さ
れることになる。そこで、両抵抗パッド26C,26D
と両開放端5a,5bとにわたるスルーホール28A,
28Bにスルーホールメッキを施すことにより中心導体
5の各開放端5a,5bと抵抗パッド26C,26Dと
を接続する。また、同様な構造でスルーホール31,3
2は、抵抗パッド26C,26Dを貫通してアース導体
4,4,25に接続される。なお、スルーホール28
A,28Bは、絶縁層3A,3B,23Bのアース導体
4,4,25を貫通して配設されることになるが、アー
ス導体4,4,25はそのスルーホール配置位置に切欠
部30が形成されており、スルーホール28A,28B
に施されたメッキ等によって中心導体5とアース導体
4,4,25とが短絡されることはない。
【0017】このようにしてスルーホール28A,28
Bが形成されると、回路素子パターン24は中心導体5
に直列に接続されることになる。そして、抵抗パッド2
6C,26Dおよび狭幅部27Dからなるレジスタンス
素子によってアッテネータ回路素子部が構成されること
になる。
【0018】第4実施例 図4は本発明の第4実施例の平行ストリップラインケー
ブルの分解斜視図である。この平行ストリップラインケ
ーブル40は積層一体化された上下一対の絶縁層3A,
3Bからなる可塑性あるいは可撓性を有する材質の主絶
縁体2を備えるとともに、これら絶縁層3A,3Bの対
向方向外側面3a,3bには薄膜状のアース導体4が、
また、下側絶縁層3Aの対向面3cには同じく薄膜状の
中心導体5が形成されており、以上の構造は第1,2の
実施例と同様である。
【0019】この平行ストリップラインケーブル40は
ローパスフィルタ回路素子部形成用の可塑性あるいは可
撓性を有する材質の副絶縁体21を備えており、さらに
は、中心導体5の中途部が分断されて中心導体無形成部
22が形成されている。すなわち、副絶縁体21は主絶
縁体2と同様、積層一体化された上下一対の絶縁層23
A,23Bからなっており、下側絶縁層23Aの上面2
3aには回路素子パターン24が、また、上側絶縁層2
3Bの上面23b全面には薄膜状のアース導体25がそ
れぞれ形成されている。
【0020】回路素子パターン24は一対の容量電極パ
ッド26A,26Bと計3つの狭幅部27A,27B,
27Cとからなっている。そして、狭幅部27A,27
B,27Cのひとつである中間狭幅部27Bは容量電極
パッド26A,26Bの間に配設されてこれらを接続し
ている。また、他の二つ両端狭幅部27A,27Cは各
容量電極パッド26A,26Bの外側にあって容量電極
パッド26A,26Bに連通されている。そして、容量
電極パッド26A,26Bは中心導体5より広幅に、各
狭幅部27A,27B,27Cは中心導体5より狭幅に
形成されている。このように構成された回路素子パター
ン24は中心導体無形成部22とほぼ同じ長さに形成さ
れている。
【0021】そして、回路素子パターン24が中心導体
無形成部22上に位置するようにして、副絶縁体21が
主絶縁体2の上側絶縁層3B上に積層一体化されてい
る。さらに、このようにして積層一体化された主、副の
両絶縁体2,21にはこれら絶縁体2,21を貫通して
スルーホール28A,28Bが形成されている。すなわ
ち、主、副の絶縁体2,21が積層一体化された状態で
は、両端狭幅部27A,27Bの先端にある接続パッド
29A,29Bは中心導体5の各開放端5a,5bの上
方に配置されることになる。そこで両接続パッド29
A,29Bと両開放端5a,5bとにわたるスルーホー
ル28A,28Bを両絶縁体2,21に貫通形成し、こ
のスルーホール28A,28Bにスルーホールメッキを
施すことにより中心導体5の各開放端5a,5bと両接
続パッド29A,29Bとを接続する。なお、スルーホ
ール28A,28Bは絶縁層3A,3B,23Bのアー
ス導体4,4,25を貫通して配設されることになる
が、アース導体4,4,25はそのスルーホール配設位
置に切欠部30が形成されており、スルーホール28
A,28Bに施されたメッキ等によって中心導体5とア
ース導体4,4,25とが短絡されることはない。
【0022】このようにしてスルーホール28A,28
Bが形成されると、回路素子パターン24は中心導体5
に直列に接続されることになる。そして、各容量電極パ
ッド26A,26Bと各アース導体4,25との間に
は、絶縁層23A,23Bを誘電層としたコンデンサが
形成され、さらには各狭幅部27A,27B,27Cは
インダクタンスコイルとして機能する。そのため、これ
らLC回路素子によってローパスフィルタ回路素子部が
構成されることになる。
【0023】なお、各コンデンサの誘電層を構成する絶
縁層のうち、主絶縁体2の上側絶縁層3Bは主伝送路を
構成するためにその誘電率や厚みを任意に設定すること
が困難である。しかしながら、副絶縁体21を構成する
各絶縁層23A,23Bは直接には主伝送路を構成する
ものではないので、その誘電率や厚みは比較的任意に設
定することができる。そのため、これら絶縁層23A,
23Bの誘電率や厚みを変動させればローパスフィルタ
回路素子部の特性を比較的任意に設計することができ
る。
【0024】ところで、上記各実施例を構成する平行ス
トリップラインケーブル1,10,20,40は以下の
ような理由により、小形化、特に低背化が可能であると
いう特徴を有している。
【0025】すなわち、平行ストリップラインケーブル
1,10,20,40の特性インピーダンスZ0は、W
/(b−t)≧0.35の場合は数1により、また、W
/(b−t)<0.35、t/b≦0.25、t/W≦
0.11の場合は数2により求められる。なお、数1中
の値Cfは数3によって、また、数3中の値αは数4に
よって求められる。
【0026】
【数1】
【0027】
【数2】
【0028】
【数3】
【0029】
【数4】
【0030】Z0:特性インピーダンス W:中心導体5の幅 t:中心導体5の厚み εr:絶縁体(主絶縁体)2の比誘電率 b:絶縁体(主絶縁体)2の厚み これら式により明らかなように、特性インピーダンスZ
0を一定とした場合、中心導体5の厚みtを薄くすれ
ば、絶縁体(主絶縁体)2の厚みbは可及的に薄くな
る。平行ストリップライン1,10,20,40を構成
する中心導体5はスパッタリング膜、蒸着膜といった薄
膜から構成することができるので、その厚みtを薄くす
ることは容易である。そのため、中心導体5の厚みを薄
く設定することにより全体の低背化ができるのである。
例えば、絶縁体(主絶縁体)2としてフッ素樹脂(εr
=2.04)を用いて、特性インピーダンス50Ωの平
行ストリップラインケーブル1,10,20,40を設
計すると、中心導体5の幅Wを0.2mm、厚みtを
0.005mm、絶縁体(主絶縁体)5の厚みbを0.
25mmとすることができる。そして、アース導体4の
厚さを中心導体5と同様に0.005mmとすると、平
行ストリップラインケーブル1,10,20,40全体
の厚みはおおよそ0.34mmとなる。これは同等の性
能を有する同軸ケーブルの外径のほぼ半分である。
【0031】このように理由で低背化が可能な平行スト
リップラインケーブル内に、前述したインピーダンス調
整回路素子部やアッテネータ回路素子部やローパスフィ
ルタ素子回路部といった回路素子部を配設しているの
で、この平行ストリップラインケーブルを組み込めば、
高性能でかつ小型の高周波機器が得られるようになる。
【0032】また、平行ストリップラインケーブルとし
ては、各実施例に示したものだけではなく、電磁波リー
クを防止する目的から絶縁体全体の周面全体をアース導
体で覆ってシールドしたものや、平行ストリップライン
ケーブル全体をさらに、絶縁体皮膜で覆って他の部材と
の間の絶縁を確保したものでもよい。
【0033】さらには、平行ストリップラインケーブル
に設ける回路素子部としては、上記実施例のようなイン
ピーダンス調整回路素子部やアッテネータ回路素子部や
ローパスフィルタ回路素子部に限定されるものではな
く、位相調整回路素子部といった他の回路素子部でもよ
いのはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高周波
伝送線路である平行ストリップラインケーブルに回路素
子部と可塑性あるいは可撓性とを備えさせたので、この
回路素子部が有する電気的付加機能によって平行ストリ
ップラインケーブルやこの平行ストリップラインケーブ
ルが組み込まれる高周波機器の高性能化が可能になっ
た。また、このような高性能化に際して、回路素子部を
平行ストリップラインケーブルに組み込んでいる。その
ため、この平行ストリップラインケーブルを機器内に配
線するだけで良く、回路素子部を別部品として高周波装
置内に配設する必要がなくなり、その分、高周波機器の
小型化が図れた。つまり、この平行ストリップラインケ
ーブルは、高周波機器全体構造を大型化することなく高
性能化が図れるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平行ストリップラインケ
ーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例の平行ストリップラインケ
ーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例の平行ストリップラインケ
ーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例の平行ストリップラインケ
ーブルの構造を示す分解斜視図である。
【図5】従来例の同軸ケーブルを用いた小型高周波機器
の断面図である。
【符号の説明】
2 絶縁体(主絶縁体) 4 アース導体 5 中心導体 7 並列スタブ 13A,13B,13C 狭幅部 21 副絶縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 清史 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行な一対のアース導体の間に可塑性ある
    いは可撓性を有する絶縁体を設けるとともに該絶縁体の
    内部に中心導体を設け、かつ前記絶縁体内に回路素子部
    を配設し、可塑性あるいは可撓性を有する構造としたこ
    とを特徴とする平行ストリップラインケーブル。
  2. 【請求項2】前記回路素子部が前記中心導体から分岐さ
    れたスタブを備えていることを特徴とする請求項1記載
    の平行ストリップラインケーブル。
  3. 【請求項3】前記回路素子部がインダクタンス機能部を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の平行ストリ
    ップラインケーブル。
  4. 【請求項4】前記回路素子部がレジスタンス機能部を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の平行ストリッ
    プラインケーブル。
  5. 【請求項5】前記回路素子部がキャパシタンス機能部を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の平行ストリ
    ップラインケーブル。
  6. 【請求項6】平行な一対のアース導体の間に可塑性ある
    いは可撓性を有する主絶縁体を設けるとともに該主絶縁
    体の内部に中心導体を設けており、かつ、前記主絶縁体
    に可塑性あるいは可撓性を有する副絶縁体を積層すると
    ともに該副絶縁体内に回路素子部を配設し、可塑性ある
    いは可撓性を有する構造としたことを特徴とする平行ス
    トリップラインケーブル。
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