JPH0630947B2 - 輪転ドラムの定位置復帰装置 - Google Patents

輪転ドラムの定位置復帰装置

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JPH0630947B2
JPH0630947B2 JP25048688A JP25048688A JPH0630947B2 JP H0630947 B2 JPH0630947 B2 JP H0630947B2 JP 25048688 A JP25048688 A JP 25048688A JP 25048688 A JP25048688 A JP 25048688A JP H0630947 B2 JPH0630947 B2 JP H0630947B2
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JP
Japan
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rotary drum
backup
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normal
motor
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JP25048688A
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哲彌 佐々木
留吉 高梨
道郎 斉藤
達 塩見
文雄 鳥居
聡 久保
健一郎 武藤
正宏 永井
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TOKYO AIRCRAFT INSTR CO
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TOKYO AIRCRAFT INSTR CO
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、孔版輪転機が運転中に予期せぬ電源事故が発
生した場合にその輪転ドラムを定位置に復元して停止さ
せることができるようにした輪転ドラムの定位置復帰装
置に関する。
(従来の技術) 良く知られている孔版輪転機において、インキ浸透孔が
設けられている部分とインキ浸透孔のない底つきの部分
とがある輪転ドラムを用いているものがある。
この輪転ドラムの外周に孔版原紙を巻きつけて回転し、
インキ浸透孔から外部に供給されるインキにより孔版印
刷が行われる。
この形式の孔版輪転機では,正常な停止位置と不作動の
際には、輪転ドラム中のインキは、輪転ドラムの底つき
部のインク溜の内面に溜る。
このためドラムの停止定位置が決まっており、インキ浸
透孔のない輪転ドラム底面を下にして停止させられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記形式の孔版輪転機で、停電時やコン
セントの引抜きにより、上記定位置外で停止放置された
とき,インキの浸透孔よりインキがたれ落ちる可能性が
ある。
従来の孔版輪転機では、輪転ドラムの定位置外停止でイ
ンキのたれ落ちるような事故の際には、滲み出して落ち
るインキを受ける皿等の用意がされているものがある。
停電時やコンセントの不用意な引抜きにより定位置外停
止すると、たれ落ちたインキの清掃やローラのインキ汚
れ、回復しがたい電装部品の汚染等に結びつくことがあ
る。
本発明の目的は、孔版輪転機が運転中に予期せぬ電源事
故が発生した場合にその輪転ドラムを定位置に復帰させ
停止させることができる輪転ドラムの定位置復帰装置を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明による第1の輪転ド
ラムの定位置復帰装置は、 インキ浸透孔が設けられている部分とインキ浸透孔のな
い底つきのインキ溜部分を持つ輪転ドラム,通常の電源
に接続され前記輪転ドラムを駆動するモータを使用する
孔版輪転機において、 バックアップ電池と、 通常電源の断時に閉成されるバックアップ切換スイッチ
と、 前記輪転ドラムの停止位置を検出し正常停止位置におい
て開成される輪転ドラム位置検出スイッチと、 前記モータ,前記バックアップ電池、前記バックアップ
切換スイッチ,前記輪転ドラム位置検出スイッチを通常
電源の断で前記輪転ドラムの停止位置が正常停止位置で
ないときに前記輪転ドラムを正常位置方向に駆動するよ
うに接続するバックアップ接続回路を設けて構成されて
いる。
本発明による第2の輪転ドラムの定位置復帰装置は、 インキ浸透孔が設けられている部分とインキ浸透孔のな
い底つきのインキ溜部分を持つ輪転ドラム,通常の電源
に接続され前記輪転ドラムを駆動するモータを使用する
孔版輪転機において、 バックアップ電池と、 前記輪転ドラムを駆動可能に設けられているバックアッ
プモータと、 通常電源の断時に閉成されるバックアップ切換スイッチ
と、 前記輪転ドラムの停止位置を検出し正常停止位置におい
て開成される輪転ドラム位置検出スイッチと、 前記バックアップモータ,前記バックアップ電池、前記
バックアップ切換スイッチ,前記輪転ドラム位置検出ス
イッチを通常電源の断で前記輪転ドラムの停止位置が正
常停止位置でないときに前記輪転ドラムを正常位置方向
に駆動するように接続するバックアップ接続回路を設け
て構成されている。
(作用) 前記構成によれば、電源の事故等があって輪転ドラムが
好ましくない姿勢で停止させられても、輪転ドラムイン
キの滲み出しの発生しない正常な位置に復帰させて停止
させることができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。
第1図は、本発明による輪転ドラムの定位置復帰装置の
第1の実施例、バックアップモータ利用の要部の斜視図
である。
第3図は、この実施例に対応する回路図である。
第2図は、輪転ドラムの構成を説明するための略図であ
る。
輪転ドラム1は第2図に詳細に示されているように、ド
ラム10の表面にインキ浸透孔が設けられている部分1
0bとインキ浸透孔のない床つきインキ溜部分10aを
持っている。
そして内部にインキ11が収容されている。
このドラム10の表面には図示を省略したスクリーンが
巻きつけられており、その上に孔版原紙を巻きつけて使
用する。
第2図(B)に示されているように、輪転ドラム10が
底つきのインキ溜部分10aを下にしている状態が正常
な停止位置であり、第2図(C)に示されている状態は
インキの滲み出しの発生し得る停止位置である。
本発明では電源等の事故により、第2図(C)に示され
ている好ましくない状態に停止した場合でも、第2図
(B)に示されている位置に復帰させて停止させる。
この第1図に示す実施例は、通常電源の断時に前記輪転
ドラム10が前記正常停止位置にないときに輪転ドラム
10を駆動するメインモータ1を回転させるバックアッ
プモータ16を前記バックアップ電池20に接続する接
続回路(第3図)を用いるものである。
通常の運転時には、メインモータ1は通常電源回路25
(第3図参照)から供給される電力により駆動される。
メインモータ1の回転出力は、歯車2,3,4,5を介
して伝達軸6に伝えられる。
伝達軸6の他端にはプーリ7が設けられており、輪転ド
ラム10の軸に設けられているプーリ9にベルト8によ
り動力を伝達する。
バックアップモータ16の出力はスプリングクラッチ1
5,歯車14,13を介してメインモータ1の軸に連結
されている。
スプリングクラッチ15はバックアップモータ16から
の回転をメインモータ1に伝達することができるがメイ
ンモータ1からの回転をバックアップモータ16に伝達
しないクラッチである。
バックアップ電池20として、余り大容量の電池を用い
る必要はなく通常の乾電池で足り、小容量の充電可能な
電池を利用しても良い。
第3図は、本発明によるバックアップモータを用いた輪
転ドラムの定位置復帰装置の実施例を示す回路図であ
る。この回路図を参照して前記装置の電源事故の際の動
作を説明する。
バックアップ接続回路26でバックアップ電池20に対
して、バックアップモータ16,バックアップ切換スイ
ッチ21,輪転ドラム停止位置検出スイッチ22が直列
に接続されている。
バックアップ切換スイッチ21は電源の事故があったと
きに閉成されるスイッチであり、通常電源回路の電圧低
下等を検出してリレー等を動作させることにより閉成さ
れる。
輪転ドラム停止位置検出スイッチ22は輪転ドラムの位
置を検出し、輪転ドラム10が第2図(B)に示す正常
停止位置にあるときはオフ、それ以外の時はオンとされ
るスイッチである。
電源の事故があると、バックアップ切換スイッチ21が
閉成される。輪転ドラム10が第2図(C)に示すよう
に、正常停止位置以外の位置で停止させられると、輪転
ドラム停止位置検出スイッチ22はオンとなり、バック
アップモータ16がバックアップ電池20に接続され
る。
これによりモータ1がスプリングクラッチ15を介し
て、回転させられ、これにより輪転ドラム10が正常な
位置にもたらされると輪転ドラム停止位置検出スイッチ
22がオフとなり、輪転ドラム10は正常位置に停止さ
せられる。
第4図は、本発明によるバックアップモータを用いない
輪転ドラムの定位置復帰装置の実施例を示す回路図であ
る。この回路図を参照して前記装置の電源事故の際の動
作を説明する。前述した実施例はバックアップモータ1
6を用いたが、メインモータ1が電池で直接駆動できる
形式のモータ(例えばDCモータ)であれば、バックア
ップモータ16は不要である。
バックアップ接続回路26には電池断の検出により駆動
されるリレーにより開閉されるバックアップ切換スイッ
チ21と輪転ドラム停止位置検出スイッチ22が設けら
れている。第4図においてバックアップ切換スイッチ2
1は電源断のときの接続を示している。通常電源回路2
5が正常に動作しているときは、切換スイッチ21は通
常電源回路25に接続されている。
輪転ドラム停止位置検出スイッチ22の機能は前述のも
のと変わらないが、バックアップ切換スイッチ21は、
通常電源回路に接続されていたメインモータをバックア
ップ接続回路26に切換接続する機能をもっている。
電源の事故があると、バックアップ切換スイッチ21が
動作させられる。そして、バックアップ切換スイッチ2
1が動作させられると、メインモータ1は通常電源回路
25からバックアップ接続回路26に切換接続される。
輪転ドラム10が第2図(C)に示すように、正常停止
位置以外の位置で停止させられると、輪転ドラム位置検
出スイッチ22はオンとなり、メインモータ1がバック
アップ電源に接続される。
これによりメインモータ1が回転させられ、これによる
輪転ドラムが正常な位置にもたらされると輪転ドラム停
止位置検出スイッチ22がオフとなる。これにより輪転
ドラム10は正常位置に復帰して停止させられる。
(発明の効果) 以上詳しく説明したように、本発明による輪転ドラムの
定位置復帰装置は、バックアップ電池と、バックアップ
切換スイッチと、輪転ドラム位置検出スイッチと、バッ
クアップ接続回路を設けてある。
したがって、停電時やコンセントの不用意な引抜き等の
電源の事故があり、輪転ドラムが異常位置で停止させら
れても、正常位置に戻して停止させることができる。
このためインキ漏れは防止されるので、漏れたインキで
汚染された部分の清掃等の必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による輪転ドラムの定位置復帰装置の
第1の実施例の要部の斜視図である。 第2図は、輪転ドラムの構成を説明するための略図であ
る。 第3図は、本発明による輪転ドラムの定位置復帰装置の
回路の第1の実施例を示す回路図である。 第4図は、本発明による輪転ドラムの定位置復帰装置の
回路の第2の実施例装置の回路図である。 1……メインモータ 2,3,4,5……歯車 6……伝達軸 7,9……プーリ 8……ベルト 10……輪転ドラム 13,14……歯車 15……クラッチ 16……バックアップモータ 20……バックアップ電池 21……バックアップ切換スイッチ 22……輪転ドラム停止位置検出スイッチ 25……通常電源回路 26……バックアップ接続回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 達 東京都狛江市和泉本町1丁目35番1号 東 京航空計器株式会社内 (72)発明者 鳥居 文雄 東京都狛江市和泉本町1丁目35番1号 東 京航空計器株式会社内 (72)発明者 久保 聡 東京都狛江市和泉本町1丁目35番1号 東 京航空計器株式会社内 (72)発明者 武藤 健一郎 東京都狛江市和泉本町1丁目35番1号 東 京航空計器株式会社内 (72)発明者 永井 正宏 東京都狛江市和泉本町1丁目35番1号 東 京航空計器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−74679(JP,A) 実開 昭59−140852(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキ浸透孔が設けられている部分とイン
    キ浸透孔のない底つきのインキ溜部分を持つ輪転ドラ
    ム,通常の電源に接続され前記輪転ドラムを駆動するモ
    ータを使用する孔版輪転機において、 バックアップ電池と、 通常電源の断時に閉成されるバックアップ切換スイッチ
    と、 前記輪転ドラムの停止位置を検出し正常停止位置におい
    て開成される輪転ドラム位置検出スイッチと、 前記モータ,前記バックアップ電池,前記バックアップ
    切換スイッチ,前記輪転ドラム位置検出スイッチを通常
    電源の断で前記輪転ドラムの停止位置が正常停止位置で
    ないときに前記輪転ドラムを正常位置方向に駆動するよ
    うに接続するバックアップ接続回路を設けて構成したこ
    とを特徴とする輪転ドラムの定位置復帰装置。
  2. 【請求項2】インキ浸透孔が設けられている部分とイン
    キ浸透孔のない底つきのインキ溜部分を持つ輪転ドラ
    ム,通常の電源に接続され前記輪転ドラムを駆動するモ
    ータを使用する孔版輪転機において、 バックアップ電池と、 前記輪転ドラムを駆動可能に設けられているバックアッ
    プモータと、 通常電源の断時に閉成されるバックアップ切換スイッチ
    と、 前記輪転ドラムの停止位置を検出し正常停止位置におい
    て開成される輪転ドラム位置検出スイッチと、 前記バックアップモータ,前記バックアップ電池,前記
    バックアップ切換スイッチ,前記輪転ドラム位置検出ス
    イッチを通常電源の断で前記輪転ドラムの停止位置が正
    常停止位置でないときに前記輪転ドラムを正常位置方向
    に駆動するように接続するバックアップ接続回路を設け
    て構成したことを特徴とする輪転ドラムの定位置復帰装
    置。
JP25048688A 1988-10-04 1988-10-04 輪転ドラムの定位置復帰装置 Expired - Lifetime JPH0630947B2 (ja)

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JPH0298479A JPH0298479A (ja) 1990-04-10
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JP2006159888A (ja) * 2004-11-11 2006-06-22 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2008120064A (ja) * 2006-10-20 2008-05-29 Komori Corp 輪転式孔版印刷機の停止位置制御方法及び装置

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