JPH0630928B2 - 電子タイプライタ - Google Patents

電子タイプライタ

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JPH0630928B2
JPH0630928B2 JP63318671A JP31867188A JPH0630928B2 JP H0630928 B2 JPH0630928 B2 JP H0630928B2 JP 63318671 A JP63318671 A JP 63318671A JP 31867188 A JP31867188 A JP 31867188A JP H0630928 B2 JPH0630928 B2 JP H0630928B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F40/20Natural language analysis
    • G06F40/232Orthographic correction, e.g. spell checking or vowelisation

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Machine Translation (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は電子タイプライタ機能、具体的には正しくない
文字を置換えることによつて、スペリングの間違つた単
語を訂正することによるスペリング援助機能に関する。
B.従来技術 1984年に始まる、タイプライタ上のスペリング検査
機能の出現によつて、タイプライタは電子制御装置中に
組込まれた限定されたサイズの単語の辞書を有するよう
になつた。この辞書によつてタイプライタはスペアリン
グの検査が可能になつた。スペリング検査機能によつて
単語にスペリングの誤りがあることが判ると、オペレー
タは個人の知識に基づいて、正しくない単語を置換える
ためにその単語の正しいスペリングをキーで入力するこ
とによつてこれを訂正していた。この方法は米国特許第
4136395号に開示されている。
候補の単語を辞書に含ませることによつて、頭文字、単
語の長さ等のパラメータ等によつて、最も妥当な候補を
選択するためのアルゴリズムが開発された。候補の単語
が選択されてオペレータに表示されると、オペレータの
することは候補の単語のうちの所望の一つを選択してス
ペリングの正しくない単語と置換えるだけである。
正しくないスペリングの単語がプロセツサに与えられる
と、プロセツサはタイプライタの印刷機構を自動的に制
御して正しくないスペリングの単語を消して正しいスペ
リングの単語を印刷する。従つて(単語丸ごとであるか
ら)単語中の正しいそして適切な位置にある文字も不必
要に除去され、再タイプされる。この結果の動作シーケ
ンスには時間、印刷リボン及び修正用リボンの無駄が含
まれ、すべては金銭の無駄及び非効率につながる。
タイプライタ上にスペリング援助機能を持たせる主な利
用はタイピストの仕事の品質、能率及び生産性を改善す
ることである。しかしながらこのようなスペリング援助
機能にはさらに改善の余地が残されている。
C.発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は単語全体でなく、単語内のある誤りのあ
る範囲内の文字だけを訂正する装置を与えることにあ
る。
D.問題点を解決するための手段 本発明は単語内の誤りの左及び右境界内の位置に存在す
る文字だけを消し、置換することによつて従来の単語訂
正技術の無駄と非効率を克服する。誤りのある単語を、
タイピストが選択した候補の単語と比較して、誤つた文
字の範囲を限定することによつて訂正の範囲が確立され
る。この範囲内のすべての文字が消去され、それ等の位
置について正しい文字で置換される。
左及び右消去境界の間の文字だけを除去してこれ等の文
字を置換することによつて訂正テープ及び印刷リボンの
使用量がかなり節約される。
E.実施例 第2図を参照すると、電子タイプライタ10がその外部
のブロツクとして記号的に示された電子制御装置12と
ともに示されている。電子制御装置12はキーボード1
4から電子信号を受取り、制御信号をタイプライタ10
に送つて、タイプライタにプラテン15と協働してキー
ボードで指示された文字の印刷、キヤリヤー復帰、作
表、文字の訂正及び改行のような機能を遂行させる。第
3図には制御装置12が主な2つの要素、マイクロプロ
セツサ16、読取り専用メモリ18、ランダム・アクセ
ス・メモリ36、及びシステムASIC(応用特定集積
回路)20より成るものとして示されている。第1図に
示したように上記メモリ36はさらに単語バツフア4
3、44及び45のバンク並びにステータス(X位置)
レジスタ48より成るものとして示されている。
マイクロプロセツサ16は多くの市販されているマイク
ロプロセツサのうちの任意のものでよい。本発明にとつ
て好ましいマイクロプロセツサは米国カリフオルニア
州、サンタ・クララ市のインテル(Intel)社によつて
販売されるIntel(インテル)8088である。このマ
イクロプロセツサは他のプロセツサで置換えることので
きる汎用マイクロプロセツサである。マイクロプロセツ
サ16はこれに製造者によつて指定された形式のソフト
ウエアの命令を与えることによつて制御される。これ等
の命令は読取り専用メモリ18のような適切なメモリ中
に記憶されている制御プログラムを構成している。読取
り専用メモリ18には製造時に命令がロードされてい
て、タイプライタ10を所望の通りに機能させるのに必
要な命令の組を含んでいる。
システムASIC20はAND、OR及び他の論理素子
の標準の組より成り、ユーザの必要に応じて、特に本発
明ではキーボード14を走査し、キーボード14からの
信号を制御するようにカストマイズされたものである。
ASIC20は又プロセツサ1への割込みを制御し、プ
ロセツサ16によつて使用されるキーボード信号を捕獲
する。ASIC20はプロセツサ16からの信号を制御
し、プロセツサの出力信号をドライバ回路26に指向す
る。ドライバ回路26はプロセツサの出力信号をモータ
22及び電磁石24を駆動するのに使用される信号に変
換する。
ASIC20中の個別の論理素子の特定の組合せは多く
の機能及び信号を与えるように設計されている。与えら
れた信号及び機能の一部には新らしく押されたキーを検
出するためのキーボード走査、タイプライタのモータ2
2及び電磁石24が適切な時間フレーム及びシーケンス
で動作できるようにプロセツサがドライバ26に送られ
る信号及び信号のタイミングを受取るようにするプロセ
ツサ16の割込みが含まれる。
ASIC20のキーボード走査機能、タイマ動作、割込
み動作及び他の機能はすべて同じ動作を遂行する別個の
部分を有する市販のキーボード中にすべて存在するもの
である。ASIC20はこのようなすべての動作を単一
のチツプ上にまとめてコストだけでなくスペースを節約
する働きをする。ASIC20及びその機能は上述のよ
うに本発明の新規な構造の主要な部分ではない。
第1図はマイクロプロセツサ16及び読取り専用メモリ
18中に記憶された関連ソフトウエアの詳細な機能表示
を示す。このソフトウエアはこの分野で通常の技術を有
するプログラマによつて作成され、任意の多くの形式を
なすことができ、タイプライタ10を適切に制御するも
のである。
ASIC20はプロセツサ16に接続され、キーボード
制御ソフトウエア28に応答する。ASIC20はキー
ボード14を走査し、ASIC20がキー状態の変化を
認識した時にマイクロプロセツサ16に割込む。キーボ
ード制御ソフトウエア28はタイプライタ制御装置32
がキーボード走査データによって動作する準備ができる
迄、キーボードからのキーストロークをキーボード・サ
ージ・バツフア42に記憶させる。
プリンタ制御セグメント30はプリンタを動作させるの
に必要な信号を発生し、これをASIC20に送る。A
SIC20はこれによつて適切なシーケンスのタイマで
制御された信号を与える。
タイプライタ制御装置32はプロセツサ16がテキスト
・データを処理できるようになつた時キーボード・デー
タを受取り、キーボード・データが印刷さるべき英数字
記号を表わすか、もしくはキーボードで制御される機能
を表わすかを判断する。タイプライタ制御装置32はキ
ーボード制御ソフトウエア28の機能を使用して、キー
ボード・サージ・バツフアから走査コードを検索する。
ランダム・アクセス・メモリ36中のテキストを取扱つ
て、テキストを検索するために、テキスト・メモリ管理
(TSM)セグメント34がテキスト及びランダム・ア
クセス・メモリ36の効果的な動作を行うのに必要な他
のコードの記憶制御する。ランダム・アクセス・メモリ
36のTSM37はテキストを含むコードの貯蔵庫であ
る。行ヘツダは行上の最初の文字のX及びY位置を決め
るデータ及び本発明にとつて必ずしも必要ではない他の
情報を含んでいる。文字プロセツサ40がテキストのた
めの新らしい行ヘツダが必要になつたことを示すと、T
SM34はレコード・シート11に相対的な印刷機構の
位置を含むステータス・バツフア48の内容を使用して
行ヘツダを作成し、これをメモリ36中に記憶する。
キーボードのコマンドに応答して自動的に機能を遂行す
るためには、自動機能セグメント38がタイプライタ1
0によつて遂行されるが、文字処理動作ではない機能の
制御を受持つ。自動機能セグメント38の出力信号はプ
リンタ制御セグメント30に渡され、ここでこの信号が
処理されてタイプライタ10のモータ22及び電磁石2
4を制御するのに必要な正確な制御信号が発生される。
印刷すべき行に沿つて文字を識別し、選択及び印刷し、
印刷機構15をエスケープするために、文字プロセツサ
・セグメント40は文字もしくはレコード・シート11
上に印刷さるべき他の記号を表わすコードをタイプライ
タ制御装置32から受取るという専用目的を有する。文
字プロセツサ・セグメント40はキーボード14のデコ
ードされた走査出力を受取つて、これが所定の位置に印
刷可能であるかどうかを判断する。文字プロセツサ・セ
グメント40は又TSM36中の一部である訂正バツフ
ア中に文字コードを記憶する。
文字プロセツサ40は印刷可能な文字コードをプリンタ
制御セグメント30に渡し、プリンタ制御セグメント3
0は受取つたデータに基づいて特定のモータ22、パル
ス数、方向及びモータ22への電流レベル並びにレコー
ド・シート11上に記号を適切に印刷するのに必要な電
磁石24を決定する。
文字プロセツサは又印刷可能な文字出力コードを表示制
御装置46に渡す。ここでコードがさらに処理され、必
要な信号が表示装置25に送られる。表示装置25は、
特にスペリングの間違つた単語を置換するための候補で
ある。単語のリストをオペレータに表示し、オペレータ
がセグメント50中のスペリング検査を要求し、援助機
能を要求している場合には誤つたスペリングの単語のた
めの可能な候補を与える。スペリング検査機能は198
4年からタイプライタ上で利用可能になつたものであり
米国特許第4687768号に開示されている。スペリ
ング援助機能はコンピュータの表示装置のスクリーン上
ではスペリングの間違つた単語を置換するが、コンピユ
ータはテキストのすべての処理が完了した後に印刷する
だけであるから紙の上では訂正できないIBM PCで
使用するために“World Proof(単語照合)”(198
3年IBM社登録商標)と題するプログラムの形で現在
市販されている。同じアルゴリズムがマイクロプロセツ
サ16にも使用できる。この機能の動作は米国特許第3
28561号及び第4355371号に開示されてい
る。
スペリング検査及び援助セグメント50はオペレータが
キーボード14を操作している時にオペレータによつて
入力した単語のスペリングを検査する。単語のスペリン
グに誤りがあつて、オペレータがスペリング援助機能を
アクチベートすると、マイクロプロセツサはスペリング
援助アルゴリズムによつて辞書メモリ52の内容を探索
し、スペリングの誤つた単語を置換えるために最も近い
候補を選択する。これ等の候補は表示装置25によつて
オペレータに提示される。その後オペレータはキーボー
ド14を使用して候補単語の一つを選択して表示装置2
5上のカーソルもしくは他の類似のインジケータを選択
したワード近くに位置付けて、次にキーボード14を指
定された通りに操作してレコード・シート11上のスペ
リングの誤つた単語を所望の単語で置換えるように呼び
起す。正しくない単語を消して信号らしく選択した単語
で置換する際のタイプライタ10及びマイクロプロセツ
サ16の詳細な動作は以下第4、第5及び第6図を参照
して説明する。
キーボード・サージ・バツフア42は、システムが情報
を使用できるよりも高速度でキーボード走査データがシ
ステムASIC20によつて受取られた時に、このキー
・ストローク走査データがキーボード制御ソフトウエア
28にとつて失われないようにするために与えられたメ
モリである。
動作の異なるセグメントの説明はプロセツサ16の専用
機能ブロツクとして概略的に示され、プロセツサ16と
インターフエイスする読取り専用18中に記憶されたソ
フトウエアの命令が必要なデータ処理を行い、レコード
・シート11上の所望の位置で機能を遂行するか信号を
印刷するようにタイプライタ10を制御するのに必要な
出力信号を発生する。従つて第1図はハードウエアとハ
ードウエア及びソフトウエアの組合せの両方で表わされ
た機能ブロツク図である。
第4図を参照すると、オペレータは操作100でキーボ
ード上の指定されたキーを押すことによつてその機能を
呼び出し、スペリング援助を要求する。この動作はしば
しばオペレータが単語をタイプしてスペリング検査機能
の一環としてビープもしくは他の信号によつて可能なミ
ススペリングが警告された後に直ちに発生する。スペリ
ング援助が呼び出されると、操作102で原ワードと呼
ばれる、その下もしくは1スペース右にカーソルを有す
る単語が、スペリングが間違つていてもかかわらず、原
ワード・バツフア43中にロードされる。
その後操作104でスペリング検査動作が行われ、その
単語のスペリングが間違つているかどうかが判断され
る。もしスペリングが正しいと、論理の流れは操作10
6に分岐し、ここで“スペリングは正確”といつたメツ
セージが表示される。
その後、制御論理は操作108中で誤りビープもしくは
他の警報をコマンドして、オペレータの配慮が必要な何
れかが生じたことがオペレータに知らされる。次に流れ
は操作110に向い、ここで制御はタイプライタ制御ソ
フトウエア32に戻される。
原単語のミススペリングの有無を判断する操作104に
戻つて、単語にミスがあると、流れは操作112に進
み、ここでこの単語のための置換候補が存在するかどう
かが判断される。誤つた単語のための候補の選択は市場
のタイピング及びワードで処理製品に見られる一般に知
られた技術である。正しくない単語を置換するための候
補単語を選択するワード処理製品の一例はIBM社によ
つて1983年に商法登録されたプログラム製品Word P
roof(ワード・プルーフ)、パーツ番号6024071
である。
本発明を具体化する最良モードは候補単語を選択するの
に“Word Proof”の基本的なアルゴリズムを使用するこ
とである。この基本的アルゴリズムは米国特許第432
8561号にも開示されている。
この候補アルゴリズムによつてすべてのスペリングの誤
つた単語が認識されるわけではない。もし単語が完全に
改ざんされているか、珍らしいものであつて、このアル
ゴリズムが適切な候補を発見し、識別することが出来な
い場合は、流れは操作112から操作114に分岐して
ここでコマンドが発生され、“候補なし”といつたメツ
セージが表示される。操作114から流れは操作108
に進み、ここで誤り警報がアクチベートされ、オペレー
タにこの状態が知らされ、次に操作110に進んでここ
で制御がタイプライタ制御ソフトウエア32に戻され
る。
操作112に戻つて、置換候補があると判断れると、流
れは操作116に進んで、制御装置が候補単語の表示を
コマンドし、オペレータが所望の置換候補を選択できる
ようになる。
操作116中でアルゴリズムにより選択された候補単語
が表示された後、オペレータは操作118でスペリング
の間違つた単語すなわち原単語の代りに望ましい正しい
スペリングの単語もしくは新らしい単語として候補単語
の1つを選択する。オペレータはこの選択を多くの方法
で行うことができるが、好ましい方法は通常のように、
キーボード14によつてカーソルを選択した単語の下に
移動して単語置換コマンドを入力する方法である。単語
はその単語をキーボード14に入力するか選択した単語
のための一意的な指定子を予じめ指定しておいて、この
指定子をキーボード14を通して入力するといつた多く
の他の方法によつても指示できる。指定の正確な方法は
本発明にとつては重要でない。
操作118で、オペレータが所望の単語を選択すると、
選択された単語は操作120中で第1図の置換単語バツ
ファ即ち新単語バツフア44中にロードされる。このよ
うにして選択された単語が利用できるようになり、原単
語の置換単語としてテキストのデータ・ストリーム中に
挿入される。
選択された単語が置換単語バツファ中にロードされた
後、操作122中で限界付単語の置換を行う準備がなさ
れる。操作122を構成する動作をよりよく理解するた
めに、操作122の内容は第5図を参照して後に詳細に
説明される。
操作122を構成する事象のシーケンスの後に、流れは
操作124に進み、ここで単語の置換が可能かどうかが
判断される。ある場合、たとえば置換単語が長すぎて原
単語によつて占められていたスペースにはまりきらない
場合には、単語の置換は許されない。単語の置換が許さ
れない他の場合は、原単語が部分的に下線がほどこされ
る場合、メモリ中にその動作を行うための十分な余地が
ない場合もしくは原単語の一部だけがメモリから印刷さ
れていて、残りが表示装置上に表示されている場合であ
る。このような場合には、単語置換機能は働かず、分岐
が行われて、操作126中で“オペレータの操作要”と
いう表示が行われる。次に操作106及び114の場合
と同じように、操作108で誤りの警報が発せられ、操
作110でマイクロプロセツサの制御がタイプライタ制
御セグメント32に戻される。この誤り警報はビープも
しくは第2図のライト23のような視覚表示である。
もし単語置換機能を遂行させることをさまたげる条件が
なければ、流れはY(Yes) 経路に沿って操作128に進
む。操作128の動作(置換の遂行)は第6図に関連し
て詳細に説明される。
単語の置換が操作128で完了すると、制御の流れは操
作110に進み、ここでタイプライタの制御はマイクロ
プロセツサのタイプライタ制御装置32に戻される。
次に第4図の操作122の詳細な説明を第5図を参照し
て行う。
選択された置換単語(新単語)が新単語バツフア44に
ロードされた操作120から第5図の流れ図に導入する
と、流れは操作138に進み、ここで原単語に続く連結
された句読点(くぎり)が原単語バツフア43及び新単
語バツフア44にロードされる。これによつて訂正を行
うのに必要ならば句読点マークがページから消去される
事及び新らしい単語が印刷された後にその単語の終りに
句読点マークが適切に置かれることが保証される。
連結された句読点が2つのバツフア43、44中にロー
ドされた後、操作140で左消去境界(LEB)が確立
される。この動作は原単語の内容を文字毎に及び位置毎
に比較して新単語の対応する位置を占める文字と一致し
ない最も左側の文字及び位置を決定する。単語内のこの
位置を左消去境界即ちLEBと呼ぶ。LEBを確立した
後、流れは操作142に進む。
操作142で、少なくとも1つの文字を消去する必要が
あるかどうかの判断がなされる。この判断は、スペアリ
ング援助アルゴリズムが呼び出される点迄は原単語は正
しく綴られていて、新単語が追加の1以上の文字を有す
る点を除きタイプされているものと同じであるために行
われる。このような場合は原単語の文字の消去の必要は
ない。文字の消去の必要がない場合は、流れはN(No)経
路を通って操作154に分岐し、新単語のLEBと右端
間の文字が第1図の保持バツフア45中にロードされ
る。
原単語の1以上の文字の消去が必要な時は、Y経路を通
って操作144に進み、ここで2つの単語の長さが等し
いかどうかの判断がなされる。もし等しくない時は、操
作146で単語の全右の部分の消去が必要であり、原単
語の右端が右消去境界として(REB)として確立され
る。
原(旧)単語の右端が操作146中でREBとして確立
された後、操作150で中断がなされ、原単語が新単語
よりも長いかどうか、及びLEBが新単語の右端である
かどうかが確められる。このような場合が生ずるのは、
原単語がスペリングの正しい単語の終端上に正しくない
余分の1以上の文字を有する場合である。もしこのよう
な条件があると、新単語を発生するために印刷すべき新
らしい文字はなく、保持バツフア45はロードする必要
がなく、操作156中に示されたように空のままにな
る。
操作144に戻つて、2つの単語の長さが等しい時はY
経路を通つて操作148に進む。操作148でREBが
新単語の対応する位置中の文字に一致しない最右端の文
字の位置として決定され確立される。従つてREBはR
EBの右の位置には正しい文字がない位置に置かれ、2
つの境界は原単語及び新らしい単語の両方に適用され
る。
LEB及びREBが確立されると、新らしい単語の2つ
の境界の間のすべての文字が最後に印刷されなければな
らず、そのためにはタイプライタ10は印刷動作のため
にこれ等の文字を認識できなければならない。印刷のた
めにこれ等の文字を識別するためには、新単語中の2つ
の境界の間のすべての文字が保持バツフア45中にロー
ドされる。操作152、154及び156からの流れは
すべて既に説明された第4図の操作124に向う。
次に第4図の操作128の動作の詳細を第6図を参照し
て説明する。第6図で流れは第4図の操作124から導
入して操作110に出る。最初の動作は操作170であ
り、ここでLEBの位置が原単語の右端の位置と比較さ
れ、LEBが単語の左であるかもしくは単語の終り位置
上にあるかどうかが比較される。このテストは原単語中
に消去さるべき文字が存在するかどうかを判断するため
のものである。もし判断結果がNOならば、流れは操作
172に進み、ここで内部的に発生される通常のエスケ
ープメント・コマンドを使用して印刷点が原単語に直ぐ
続く印刷位置に移動される。
もし操作170でLEBが原単語の右端の左にあること
がわかると、消去しなければならない少なくとも一つの
文字があるので、印刷点はLEB及びREBで囲まれた
文字を消去する準備としてREB迄移動しなければなら
ない。この移動は操作174によつてコマンドされる。
その後、操作176において消去動作が行われ、その位
置の文字が除去される。
次に操作178に進み、ここでステータス・バツフア4
8中にX位置として示された次の左の印刷位置とLEB
間で比較が行われる。この比較の結果、印刷点がLEB
になく、消去すべき文字がさらに少なくとも一つ存在す
ることがわかると、操作180化でバツクスペースが行
われ、操作176に戻つてもう一回消去が行われる。
一方次の印刷点がLEBに位置付けられていると、LE
Bの右にある文字はすでに消去されている。この時、流
れは操作178からY経路に沿って操作184に進む。
上述のように操作172及び178の両方からの流れは
操作184に向い、ここで保持バツフア45が空である
かどうかのテストがなされる。バツフア45が空の訂正
動作の過程で印刷すべき文字がないので印刷点は、操作
186で場合に応じてタイプされたもしくは修正された
原単語に続く第2のスペースに移動する。勿論操作17
2を通した動作の場合のように、印刷点がすでにこの位
置にある時は、印刷点の移動は必要でない。
他方保持バツフア45中に文字コードがロードされてい
る時は操作184の判断結果はN(NO)であり、流れ
は操作188に分岐され、バツファ中の最初の文字を印
刷させるコマンドが発生される。
バツフア45中の文字が印刷された後、操作190で印
刷されたばかりの文字が効果的に保持バツフア45から
除去される。この除去動作は、バツフア45の導入点へ
のポインタを移動するか、もしくはバツハア45から文
字を実際に消去するといった種々の方法で行われる。バ
ツフア45の内容をシフトするか、バツフア45からコ
ードをシフト・アウトする配列も一つの方法である。
文字コードを効果的に除去することによつて保持バツフ
アが更新された後に、動作は操作184の開始点に戻つ
て、操作184中のテストでバツフア45が空になる迄
操作184、188及び190のループを続ける。バツ
フア45が空になると流れは上述のように操作186に
進み、その後操作110へと進んでタイプライタの制御
はタイプライタ制御装置32に戻る。
要約すると、タイプライタ10は先ず単語のスペリング
が間違つていることを検出し、その訂正に向う。スペリ
ングの誤りを訂正する時には、誤り文字を含む、及び正
しい文字と誤り文字が混在する領域が決定される。一度
誤り文字領域が画定されると、タイプライタは誤つた文
字が右から左に消去されるように印刷点を位置付け、正
しくて上記画定された領域の外にある原単語の文字は残
される。次に電子制御装置は原単語のうちの残された文
字の外に必要になつた新単語即ち置換単語の中の文字を
選択して、新単語を形成するために、訂正個所に文字を
印刷して、新単語を完成する。
このように誤り文字の領域を決定して囲み、囲まれた領
域の文字だけを消去して置換することによつてリボン及
び修正用テープのような消耗品が保護されることによつ
てオペレータの出費がかなり節約され、オペレータのむ
だな時間が少なくなり、能率が改善される。オペレータ
はわずかな文字が消去されて置換される間待つだけでよ
く、必要でない限り、タイプライタに全単語を除去させ
置換させる必要がなくなる。わずかな中断が生じるだけ
であるから、オペレータはタイプピングのリズムを取戻
して、タイプライタの有効な使用をより急速に回復でき
る。
本発明の代替実施例として境界領域内の文字を比較して
原単語と正しい単語中で同じ文字はスキツプする方法も
考えられる。
F.発明の効果 本発明に従い、単語全体でなく、単語内のある誤りのあ
る範囲内の文字だけを訂正する装置が与えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はマイクロプロセツサ及びそのソフトウエアとタ
イプライタのモータ、電磁石及びメモリの機能的関係を
示したブロツク図である。 第2図は電子タイプライタの斜視図である。 第3図は電子タイプライタの電子制御装置のブロツク図
である。 第4図はオペレータの入力コマンドとともに電子タイプ
ライタの電子制御装置によつて遂行される操作を示した
流れ図である。 第5図及び第6図は第4図中の選択された操作部分の詳
細である。 10……電子タイプライタ、11……レコード・シー
ト、12……電子制御装置、14……キーボード、23
……ライト、25……表置装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド・エドワード・ジヨーンズ アメリカ合衆国ケンタツキー州レキシント ン、パラゾル・ドライブ2032番地 (56)参考文献 特開 昭61−239975(JP,A) 特開 昭61−235178(JP,A) 特開 昭62−294579(JP,A) 特開 昭63−285666(JP,A) 特開 昭63−763(JP,A) 特開 昭61−214051(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字信号及び制御信号を発生するキーボー
    ドと、マーキング手段及びレコードシートを支持し上記
    レコードシート上にマークを記すよう協働するプラテン
    を有する印刷装置と、電子的コードの形式で予め選択さ
    れた正しいスペリングの単語群を記憶しているメモリ
    と、上記キーボードからの信号に応答して上記印刷装置
    を制御する電子制御装置とを有し、前記印刷装置は上記
    電子制御装置の制御の下に文字を消去する手段を有する
    タイプライタにおいて、 上記電子制御装置は、 上記キーボードによって単語が入力された時に該単語の
    スペリングを検査する手段と、 スペリングの誤った単語に最も近い候補単語を上記記憶
    された正しいスペリングの単語群から選択する手段と、 上記候補単語のうちの一つを選択し、上記スペリングの
    誤った単語を上記候補単語から選択された一つに変更す
    るよう上記電子制御装置の動作を開始させる手段と、 上記選択/開始手段に応答して上記誤ったスペリングの
    単語と上記選択された候補単語とを比較し、1つ又はそ
    れ以上の正しい文字を含んでいてもよい文字シーケンス
    の最初と最後に誤った文字を有する上記シーケンスの左
    端及び右端の境界を画定し、上記文字シーケンスが1つ
    又はそれ以上の正しい文字を包含するか否かに関係な
    く、上記文字シーケンスの最初と最後に誤った文字を有
    する上記誤ったスペリングの単語中の上記文字シーケン
    スの文字を削除すべく上記印刷装置を制御し、上記削除
    された文字を、上記単語を形成するため上記選択された
    単語からの文字に置き換え、上記選択された単語を形成
    する上記文字シーケンスの前又は後に正しい文字を保存
    する手段と、を有して成る電子タイプライタ。
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