JPH063087U - 点火装置 - Google Patents

点火装置

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JPH063087U
JPH063087U JP4762392U JP4762392U JPH063087U JP H063087 U JPH063087 U JP H063087U JP 4762392 U JP4762392 U JP 4762392U JP 4762392 U JP4762392 U JP 4762392U JP H063087 U JPH063087 U JP H063087U
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match
holder
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次雄 野田
義昭 佐々木
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Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マッチ頭薬5と、中空のホルダー6と、弾性
摩擦板8の下面に設けたマッチ側薬層9とからなる。マ
ッチ頭薬5は基部を薬剤容器1内に位置させ、先端部を
容器1の上面から突出させている。中空のホルダー6は
薬剤容器1の上面に回動自在に軸支している。弾性摩擦
板8は、ホルダー6の内部に設けられ、該ホルダー6の
回動方向前方から後方に行くに従って徐々に低くなるよ
うに傾斜させている。 【効果】 点火操作を簡単、迅速に行うことができる。
マッチ側薬層をマッチ頭薬に確実に擦り付けることがで
きる。火炎の外部への飛散を防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は殺虫や殺菌等を目的とした燻煙剤や燻蒸剤の点火装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
燻煙剤や燻蒸剤は、燃焼剤や発泡剤の分解熱と分解ガスにより薬剤を揮散させ 、この薬剤により殺虫や殺菌を行うものであり、広く一般に使用されている。そ してこれら燻煙剤等の点火手段としては従来から種々のものが提案されている。
【0003】 例えば、プラスチックや金属缶に収容された燻煙剤等に点火用組成物の基端部 を接触させると共に、この点火用組成物の先端部にマッチ頭薬を付着させておき 、付属のマッチ側薬で上記マッチ頭薬を擦って点火する装置が実開昭59-91330号 公報に記載されている。また、特開平1-222732号公報には、マッチ頭薬をマッチ 側薬を付着したスライド部材で摩擦させて着火する装置が記載されている。また 、水を加えると発熱する加水発熱剤を収容した発熱容器と、これに隣接し加水発 熱剤の発熱により燃焼し得る加熱剤を収容した加熱容器とから構成する着火加熱 装置が特開平2- 65739号公報に示されている。また、特公昭64- 7816号公報には 通電により発火する発熱剤点火用の点火具を備えてなる加熱装置を有する煙霧質 発生装置が示されている。
【0004】 しかしながら、上記従来手段のうち、マッチ側薬を手で持ってマッチ頭薬に擦 り付けるもの(実開昭59-91330号公報) は、擦る強さ加減が難しく、強過ぎると マッチ頭薬を崩してしまい、点火させることができないという問題を生ずる。ま た、マッチ頭薬が飛び散ったり、火炎が外部に飛散する等の危険性がある。
【0005】 また、マッチ頭薬をマッチ側薬を付着したスライド部材で摩擦させて着火する もの(特開平1-222732号公報) は、前記の手で持ってマッチ側薬を擦り付ける手 段に比べて、点火が容易且つ確実に行える点で利点がある。しかしその反面、使 用するときに安全ピンを爪先で摘んで引き抜かなければならず、そしてこの安全 ピンの頭部は僅かしか突出していないから、きわめて引き抜きにくく、またスラ イド部材の把手がカバーの円弧状に窪ませた部分にはまり込んでいるから、これ もきわめて摘みにくく、したがって、点火するまでに面倒であり、無駄な時間を 要するという問題点がある。
【0006】 また、前記の水を加えると発熱する加水発熱剤を用いるもの(特開平2-65739 号公報) や、通電によるもの(特公昭64- 7816号公報) は、構造が複雑になり、 いきおいコストが高くなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、点火するまでの操作が簡単で 、しかも点火を確実に行うことができ、さらにマッチ頭薬が飛び散ったり、火炎 が外部に飛散する等の危険性が無く、加えて従来手段よりも低いコストで製作す ることができるようになした点火装置を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
而して、本考案の要旨とするところは、燻煙剤、燻蒸剤等の薬剤を収容する容 器内に基部を位置させ、先端部を容器の上面から突出させたマッチ頭薬と、薬剤 を収容する容器の上面に回動可能に軸支した中空のホルダーと、該中空のホルダ ー内に、該ホルダーの回動方向前方から後方に行くに従って徐々に低くなるよう に傾斜させて設けた弾性摩擦板の下面に設けたマッチ側薬層とからなる点火装置 にある。
【0009】
【作用】
次に、本考案の作用について説明する。 先ず、燻煙剤、燻蒸剤等の薬剤を収容する容器へのホルダーの取着の仕方につ いて説明すると、ホルダーの下面に設けた軸体を、薬剤を収容する容器の上面に 穿設した孔に回動自在に嵌合することによって行うものである。
【0010】 そして、点火するときには、ホルダーを摘み、軸体を回動支点として水平方向 に回動させるものである。これによりホルダー内の弾性摩擦板の下面に設けたマ ッチ側薬層がマッチ頭薬を擦るものである。そしてまた、このとき弾性摩擦板を ホルダーの回動方向前方から後方に行くに従って徐々に低くなるように傾斜させ て設けているから、ホルダーの回動に伴ってマッチ側薬層のマッチ頭薬への接触 圧が強まり、もって確実に点火が行われるものである。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ説明する。 図1は斜視図、図2は平面図、図3は図2中A−A線断面図である。
【0012】 図中、1は燻煙剤または燻蒸剤を収容する容器であり、2は燻煙剤等の薬剤で ある。また、前記容器1の上面には、薬剤の噴出口3と後記ホルダーの軸体を嵌 合する孔4が穿設されている。
【0013】 5は基部を前記容器1内に位置させると共に先端部を容器1の上面から突出さ せたマッチ頭薬である。
【0014】 6は中空のホルダーであり、本実施例では平面略T字状に形成している。また 、該ホルダー6の下面には、これを水平方向に回動させるときの回動支点となる 軸体7を設け、該軸体7を前記容器1の孔4に回動自在に嵌合している。
【0015】 8はプラスチック等の弾力性を有する部材によって形成した弾性摩擦板であり 、前記ホルダー6内に、該ホルダーの回動方向前方から後方に行くに従って徐々 に低くなるように傾斜させて設けている。そしてまた、該弾性摩擦板8の下面に はマッチ側薬層9を設けている。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上記の如き構成、作用であり、ホルダーを摘んで回動させるだけで点 火を行うことができるから、操作をきわめて簡単、迅速に行うことができるもの である。
【0017】 また、弾性摩擦板をホルダーの回動方向前方から後方に行くに従って徐々に低 くなるように傾斜させて設けているから、ホルダーの回動に伴ってマッチ側薬層 のマッチ頭薬への接触圧が次第に強まり、もって点火を確実に行うことができる ものである。
【0018】 また、マッチ頭薬とマッチ側薬層がホルダーによって完全に覆われているから 、点火するときにマッチ頭薬が飛び散ったり、火炎が外部に飛散する等のことが なく、安全である。
【0019】 また、構造も簡単であるから低コストで製作することができ、さらにホルダー の薬剤収容容器への取着も簡単に行うことができるから、生産性を向上させるこ ともできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の平面図である。
【図3】図2中A−A線断面図である。
【符号の説明】
1 薬剤を収容する容器 2 薬剤 3 薬剤の噴出口 4 ホルダーの軸体を嵌合する孔 5 マッチ頭薬 6 中空のホルダー 7 軸体 8 弾性摩擦板 9 マッチ側薬層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燻煙剤、燻蒸剤等の薬剤を収容する容器
    内に基部を位置させ、先端部を容器の上面から突出させ
    たマッチ頭薬と、薬剤を収容する容器の上面に回動可能
    に軸支した中空のホルダーと、該中空のホルダー内に、
    該ホルダーの回動方向前方から後方に行くに従って徐々
    に低くなるように傾斜させて設けた弾性摩擦板の下面に
    設けたマッチ側薬層とからなる点火装置。
JP4762392U 1992-06-16 1992-06-16 点火装置 Expired - Lifetime JP2567309Y2 (ja)

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JPH063087U true JPH063087U (ja) 1994-01-18
JP2567309Y2 JP2567309Y2 (ja) 1998-04-02

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