JPH0140479Y2 - - Google Patents

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JPH0140479Y2
JPH0140479Y2 JP1987106057U JP10605787U JPH0140479Y2 JP H0140479 Y2 JPH0140479 Y2 JP H0140479Y2 JP 1987106057 U JP1987106057 U JP 1987106057U JP 10605787 U JP10605787 U JP 10605787U JP H0140479 Y2 JPH0140479 Y2 JP H0140479Y2
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JP
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sandpaper
opening
partition wall
hole
guide plate
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JP1987106057U
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JPS6411698U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はマツチを収容するケースの改良に関す
る。
(従来の技術) 今日使用されているマツチとしては、軸木先端
の頭薬(発火性薬剤)を容器箱(マツチ箱)側面
に塗布した側薬に擦り付けて発火させる安全マツ
チと、靴底、壁等に擦り付けると容易に発火する
摩擦マツチがあるがそれらは何れも紙製箱からな
るケースに収容されているのが一般的である。そ
して特に、安全マツチの場合はマツチ箱の外側面
に塗布形成された側薬に頭薬を擦り付けて発火さ
せるが、側薬が露出しているため湿気に左右され
やすいと共に、軸木の頭薬も湿気によつて発火し
にくくなり易いものである。
こうした問題点を解決するものとして実公昭56
−14720号公報に記載の「マツチ箱」が提案され
てる。
そのマツチ箱は、外箱の内部にマツチ軸収容内
箱を設け、その収容内箱の一端部にマツチ軸排出
小口を開口し、同小口の外側に位置して外箱に点
火用摩擦板を取付けると共に、該外箱に点火用摩
擦板に向う押圧片を設けたもので、箱を上下に振
つてマツチ軸の先端を箱より突出させ、そのマツ
チ軸を摘んで引き抜くことで点火するというもの
である。
しかしながら、上述のものは引き抜くマツチ軸
の頭薬部分を点火用摩擦板に摺接させるために押
圧片を摩擦板側へ指で押し付けなければならず、
点火に手数を要すると共に、押圧片を押している
指付近で点火するため火傷をするといつた危険を
有する。
又、引き抜いたマツチ棒が点火されない場合
は、押圧片を手前に引いて摩擦板との間の間隔を
広げた状態としなければ未点火のマツチ棒を点火
する状態に再セツトできず、非常に不便なもので
ある。
(考案の目的) 本考案は上述した如き事情に鑑み、頭薬、側薬
が湿気にくく、発火もマツチをケースより取り出
す動作によつて安全に行なうことが出来ると共
に、未発火のマツチ棒の再セツトも簡単に出来る
マツチケースを提供するものである。
(考案の構成) 上記目的を達成するために本考案が講じた技術
的手段は、左右両側に着脱自在なキヤツプを有し
たケース本体の長手方向を仕切壁で上下に仕切つ
て下部にマツチ収容部と、上部に側薬を塗布した
やすり紙収容部を区画形成し、その仕切壁にマツ
チを繰り出す通孔を開穿すると共に、その通孔は
外部より操作可能な開閉レバーで開閉自在とし、
且つやすり紙収容部には隔壁で着火室を区画形成
し、その隔壁と所定の間隔をおいて案内板を対向
起立すると共に、案内板と対向した隔壁側面には
弾性部材を介してやすり紙を交替可能にセツト
し、更に、やすり紙収容部の上面開口部を被蓋す
るキヤツプには発火したマツチを引き抜く引出口
を横長に開穿すると共に、その引出口の一側部に
マツチの頭薬部分が通過し得る大径孔を連続して
切欠した構成とする。
上記ケース本体は湿気などの影響を受けにくい
合成樹脂材で形成し、内部を透視し得る無色透明
又は有色透明とすることによりマツチの残量が確
認できる。
仕切壁に開設した通孔を開閉する開閉レバーは
バネ力によつて自動的に閉動するもの、或いは手
動によつて開閉切替える構造の何れでも良いもの
である。
(作用) 上記構成によれば、先ずケース本体のマツチ収
容部に頭薬を下にし、軸木の他側(頭薬が塗着さ
れた側と反対側)が仕切壁側となるようにして収
容する。
そして、開閉レバーを操作して通孔を開口し、
ケースを逆にして振るとマツチが1本抜け出し、
軸木の他側がキヤツプに開設した引出口より突出
すると共に、軸木先端の頭薬は着火室におけるや
すり紙下端に引つ掛る。従つて、軸木をもつて頭
薬をやすり紙に擦り付けた状態で引出口側へ引つ
張ると、発火して引出口より引き出される。
又、発火されずに引出口より引き出されたマツ
チは頭薬部分を引出口側部の大径孔に入れて引出
口の反対側へ移動させることにより頭薬部分を着
火室に再セツトできる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、1はケース本体、2は仕切壁、3はマツチ
収容部、4はやすり紙収容部、5は通孔、6は開
閉レバー、7は着火室である。
ケース本体1は透明な合成樹脂材で両側端を開
口した円筒状の筒体1aと、その筒体1aの両側
開口を被蓋するキヤツプ1b,1cとで構成さ
れ、そのキヤツプ1b,1cは筒体1aに着脱自
在に被冠されている。
上記ケース本体1における筒体1aの内部には
長手方向を仕切る仕切壁2が固着されてマツチ収
容部3とやすり紙収容部4が区画され、その仕切
壁2に、マツチ収容部3に収容されたマツチ16
がやすり紙収容部4内に区画した着火室7内へ繰
り出る通孔5が開穿されている。通孔5の外径は
マツチ1本が通り抜けることが出来る孔径とし、
その通孔5はスプリング13で閉鎖方向に付勢さ
れる開閉レバー6で開閉切替自在とされている。
マツチ収容部3の上部に設けられたやすり紙収
容部4はその内部を隔壁8で着火室7とに区画
し、やすり紙収容部4には交換用のやすり紙9を
収容する。隔壁8で区画される着火室7は前記し
た通孔5の真上に位置して形成し、その着火室7
内にやすり紙9と案内板10が所定間隔を保持し
て鉛直に起立固定されている。
やすり紙9と案内板10との間の間隔はマツチ
16の頭薬16aの外径より稍々幅狭い間隔と
し、且つやすり紙9は隔壁8の側面にスポンジ
板、ゴム板等の弾性部材11を貼着すると共に、
その弾性部材11の外表面に固着した金属板製の
支持枠12内に嵌合装着されている。又、弾性部
材11と案内板10の下端面は両者の間隙の中央
に向けて内向きに傾斜形成され、マツチ16をス
ムーズに引き出すことが出来るようにしてある。
支持枠12に嵌合装着するやすり紙9はマツチ箱
の側面に塗着して形成されている側薬を所定の大
きさに切断して使用する。
更に、やすり紙収容部4の上面開口部を被蓋す
るキヤツプ1bには発火したマツチを引き抜く引
出口14が横長に開穿されていると共に、その引
出口14の一側部に大径孔15が連続して切欠さ
れている。大径孔15の孔径は未発火の頭薬部分
が通過し得る径とし、それにより、接触不良等に
よつて発火せずに引き抜かれたマツチ16を再度
着火部7に挿入セツトし得るようになつている。
尚、キヤツプ1bにおける引出口14は開口し
たままでも良いが、引出口14に別途開閉蓋を設
け、その開閉蓋を独立して操作したり、或いは通
孔5の開閉レバー6と連動させても良いものであ
る。
(考案の効果) 本考案のマツチケースは以上の如き構成とした
ものであるから、マツチをケースから取り出すと
同時に発火させることが出来るため従来のマツチ
箱のようなマツチの取り出しと、発火作業の二動
作を必要とせず、一動作でも行なうことが出来、
非常に便利である。しかも、マツチ及び発火に必
要なやすり紙はケース内に収容されているため湿
気にも強く、常に安定した発火を期待することが
出来る。又、やすり紙は交換自在であるため、発
火状況に合わせて最良な状態を維持できる。
更にまた、やすり紙は弾性部材の上に取付けら
れているため、案内板とで区画される間隙部分を
頭薬部分が通過する時、やすり紙は弾性部材の弾
発力で頭薬部分に効果的に押圧接され、発火を確
実に行なうことが出来る。
又、発火したマツチを引き出すキヤツプの引出
口は横長にしてその一側に大径孔が連続して切欠
されているため、仮に未発火のまま引き出された
マツチがあつても、そのマツチは大径孔を介して
頭薬部を着火室に再セツトでき、再度発火操作に
供すことができる。即ち、未発火のマツチをいち
いち下側のキヤツプを外してマツチ収容部へ戻さ
なくとも再発火でき、非常に便利である。
更に、発火作業はマツチの軸木を案内板の縁に
接触させて頭薬部分をやすり紙の方に押し付けな
がら引き抜く一連の動作で行ない得るため、ライ
ターの点火同様、フアツシヨン性にも優れたマツ
チケースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断正
面図、第2図は同拡大平面図、第3図は拡大断面
図である。 図中、1:ケース本体、2:仕切壁、3:マツ
チ収容部、4:やすり紙収容部、5:通孔、6:
開閉レバー、7:着火室、8:隔壁、9:やすり
紙、10:案内板、11:弾性部材、14:引出
口、15:大径孔、16:マツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右両側に着脱自在なキヤツプを有したケース
    本体の長手方向を仕切壁で上下に仕切つて下部に
    マツチ収容部を、上部に側薬を塗布したやすり紙
    収容部を区画形成し、その仕切壁にマツチを繰り
    出す通孔を開穿すると共に、その通孔は外部より
    操作可能な開閉レバーで開閉自在とし、且つやす
    り紙収容部には隔壁で着火室を区画形成し、その
    隔壁と所定間隔をおいて案内板を対向起立すると
    共に、案内板と対向した隔壁側面には弾性部材を
    介して、やすり紙を交替可能にセツトし、更に、
    やすり紙収容部の上面開口部を被蓋するキヤツプ
    には発火したマツチを引き抜く引出口を横長に開
    穿すると共に、その引出口の一側部にマツチの頭
    薬部分が通過し得る大径孔を連続して切欠したマ
    ーチケース。
JP1987106057U 1987-07-10 1987-07-10 Expired JPH0140479Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987106057U JPH0140479Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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Publication Number Publication Date
JPS6411698U JPS6411698U (ja) 1989-01-20
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614720U (ja) * 1979-07-12 1981-02-07
JPH026164U (ja) * 1988-06-24 1990-01-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614720U (ja) * 1979-07-12 1981-02-07
JPH026164U (ja) * 1988-06-24 1990-01-16

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JPS6411698U (ja) 1989-01-20

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