JPH0630789Y2 - 昇降装置 - Google Patents
昇降装置Info
- Publication number
- JPH0630789Y2 JPH0630789Y2 JP9235288U JP9235288U JPH0630789Y2 JP H0630789 Y2 JPH0630789 Y2 JP H0630789Y2 JP 9235288 U JP9235288 U JP 9235288U JP 9235288 U JP9235288 U JP 9235288U JP H0630789 Y2 JPH0630789 Y2 JP H0630789Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cylinder
- movable inner
- detected
- adjusting rods
- outer cylinder
- Prior art date
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、重量物やその他各種物品を昇降させるための
昇降装置に関する。
昇降装置に関する。
従来の昇降装置は、モータの回転力を駆動源とする押上
機構を備えたものが一般的であり、これらのうちには所
定の上下方向位置にて停止させることが出来る形式のも
のもあるが、何れも上下ストップ位置を無段階に且つ容
易に調整することができなかった。また、その昇降のス
トロークの大きさの調整操作についても同様の欠点があ
った。
機構を備えたものが一般的であり、これらのうちには所
定の上下方向位置にて停止させることが出来る形式のも
のもあるが、何れも上下ストップ位置を無段階に且つ容
易に調整することができなかった。また、その昇降のス
トロークの大きさの調整操作についても同様の欠点があ
った。
本考案は、上記問題点を解決した昇降装置を提供するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案の昇降装置に於いて
は、外筒と、これに昇降自在に挿嵌された可動内筒と、
スクリューシャフト・ナット機構と、該スクリューシテ
ャフト・ナット機構を駆動する駆動用電動モータと、を
備えた昇降装置に於いて、上記可動内筒の周壁の一部に
2本の平行な蟻溝を設け、且つ、該蟻溝に摺動自在に調
整杆を挿入すると共に、上記外筒の上下方向所定位置に
設けられた上・下限リミットスイッチに検知される被検
出部を、上記調整杆の下端部又は中途部に設け、さら
に、上記調整杆を上記蟻溝の上下方向任意位置にて固定
するための固定操作部を、少なくとも上記可動内筒が上
昇位置にあるとき、外部へ露出するように設けたもので
ある。
は、外筒と、これに昇降自在に挿嵌された可動内筒と、
スクリューシャフト・ナット機構と、該スクリューシテ
ャフト・ナット機構を駆動する駆動用電動モータと、を
備えた昇降装置に於いて、上記可動内筒の周壁の一部に
2本の平行な蟻溝を設け、且つ、該蟻溝に摺動自在に調
整杆を挿入すると共に、上記外筒の上下方向所定位置に
設けられた上・下限リミットスイッチに検知される被検
出部を、上記調整杆の下端部又は中途部に設け、さら
に、上記調整杆を上記蟻溝の上下方向任意位置にて固定
するための固定操作部を、少なくとも上記可動内筒が上
昇位置にあるとき、外部へ露出するように設けたもので
ある。
また、上記可動内筒には、その上端部乃至その近傍であ
って、上記2本の調整杆に沿って、外部へ露出した高さ
表示目盛り又は高さ表示目印が設けられている。
って、上記2本の調整杆に沿って、外部へ露出した高さ
表示目盛り又は高さ表示目印が設けられている。
また、調整杆に夫々設けられた被検出部の長さ寸法は、
後記する理由により、十分長く設定する。
後記する理由により、十分長く設定する。
駆動用電動モータの始動によりスクリューシャフト・ナ
ット機構は伸長作動を開始し、可動内筒が外筒に沿って
昇降する。可動内筒の上下ストップ位置、及び、その昇
降ストロークの大きさを、調整するには、固定操作部を
一旦ゆるめて、蟻溝に沿って調整杆を上下に移動させ、
所望位置で固定することによって行う。この調整作業
は、可動内筒を上昇させて固定操作部を外部へ露出させ
ることにより、外筒を取り外すことなく行うことが出来
る。
ット機構は伸長作動を開始し、可動内筒が外筒に沿って
昇降する。可動内筒の上下ストップ位置、及び、その昇
降ストロークの大きさを、調整するには、固定操作部を
一旦ゆるめて、蟻溝に沿って調整杆を上下に移動させ、
所望位置で固定することによって行う。この調整作業
は、可動内筒を上昇させて固定操作部を外部へ露出させ
ることにより、外筒を取り外すことなく行うことが出来
る。
可動内筒の上・下限ストップ位置又はストロークの大き
さの調整は、高さ表示目盛り又は高さ表示目印を見なが
らこれを基準として、調整杆を上下方向に所定長さだけ
移動させることによって、無段階且つ正確に行うことが
出来る。
さの調整は、高さ表示目盛り又は高さ表示目印を見なが
らこれを基準として、調整杆を上下方向に所定長さだけ
移動させることによって、無段階且つ正確に行うことが
出来る。
被検出部の長さ寸法を大きく設定すれば、上・下限リミ
ットスイッチの各々の作動状態をそれだけ長いストロー
ク分だけ保持することが出来、従って、停止位置及びス
トローク調整時の操作ミスが有った場合でも、上・下限
リミットを被検出部がオーバーランの状態となることを
防止して、安全を確保する。
ットスイッチの各々の作動状態をそれだけ長いストロー
ク分だけ保持することが出来、従って、停止位置及びス
トローク調整時の操作ミスが有った場合でも、上・下限
リミットを被検出部がオーバーランの状態となることを
防止して、安全を確保する。
実施例について図面を参照して説明すると、第1図と第
2図に於いて、20は内部に収納部21を有する基台であっ
て、その上部には、スクリューシャフト・ナット機構3
を内有する外筒1が立設され、さらに、該スクリューシ
ャフト・ナット機構3におけるスクリューシャフト23を
駆動する駆動用電動モータ4が上記収納部21内に設けら
れる。スクリューシャフト・ナット機構3は、基台20か
ら上方へ突出状にかつ回転自在に立設されたスクリュー
シャフト23及びこれと螺合するメネジ部24から構成され
る。該メネジ部24は、外筒1に昇降自在に挿嵌されてな
る可動内筒2の下端部に一体形成されている。スクリュ
ーシャフト23にはほぼ全長に渡ってオネジ部25が設けら
れ、可動内筒2の内孔26に突入自在であって、該可動内
筒2の下端に於いて、メネジ部24と螺進退自在に螺合し
ている。また、具体的には、スクリューシャフト23の下
端側は、基台20の上平板34に設けたベアリング27に支持
され、さらに基台20の収納部21内に突出状とされた下端
部にはプーリー28が付設されている。かかるスクリュー
シャフト23は駆動用電動モータ4の出力軸に固着された
小プーリー29と上記プーリー28との間に掛けられたベル
ト30を介して、モータ4により正逆方向に回転駆動され
る。
2図に於いて、20は内部に収納部21を有する基台であっ
て、その上部には、スクリューシャフト・ナット機構3
を内有する外筒1が立設され、さらに、該スクリューシ
ャフト・ナット機構3におけるスクリューシャフト23を
駆動する駆動用電動モータ4が上記収納部21内に設けら
れる。スクリューシャフト・ナット機構3は、基台20か
ら上方へ突出状にかつ回転自在に立設されたスクリュー
シャフト23及びこれと螺合するメネジ部24から構成され
る。該メネジ部24は、外筒1に昇降自在に挿嵌されてな
る可動内筒2の下端部に一体形成されている。スクリュ
ーシャフト23にはほぼ全長に渡ってオネジ部25が設けら
れ、可動内筒2の内孔26に突入自在であって、該可動内
筒2の下端に於いて、メネジ部24と螺進退自在に螺合し
ている。また、具体的には、スクリューシャフト23の下
端側は、基台20の上平板34に設けたベアリング27に支持
され、さらに基台20の収納部21内に突出状とされた下端
部にはプーリー28が付設されている。かかるスクリュー
シャフト23は駆動用電動モータ4の出力軸に固着された
小プーリー29と上記プーリー28との間に掛けられたベル
ト30を介して、モータ4により正逆方向に回転駆動され
る。
22はガススプリングであって、外筒1に内有されると共
に可動内筒2と平行に設けられており、その下端は基台
20に突入しており、かつ上端は外筒1の上端被覆板35か
ら突出している。このガススプリング22は周知の如く密
封したシリンダチューブ内で、ピストンを自由に動かす
ために油通路をピストン部に設け、且つアキュームレー
タを内蔵した構成であり、該アキュームレータのガス圧
を大気圧以上の圧力として常にロッドが伸長する方向に
弾発付勢されているものである。そして、一般にコイル
スプリングと比較すればバネ常数の変化が少なく、小型
で大きな力を発揮し、ソフトで滑らかな作動が得られる
ものである。
に可動内筒2と平行に設けられており、その下端は基台
20に突入しており、かつ上端は外筒1の上端被覆板35か
ら突出している。このガススプリング22は周知の如く密
封したシリンダチューブ内で、ピストンを自由に動かす
ために油通路をピストン部に設け、且つアキュームレー
タを内蔵した構成であり、該アキュームレータのガス圧
を大気圧以上の圧力として常にロッドが伸長する方向に
弾発付勢されているものである。そして、一般にコイル
スプリングと比較すればバネ常数の変化が少なく、小型
で大きな力を発揮し、ソフトで滑らかな作動が得られる
ものである。
本考案の実施例に於いては、チューブシリンダ31を上方
に配置し、シリンダロッド32を下方として基台収納部21
内に突出させ、その下端部を、基台20の底部に取り付け
た受支部材33に当接させることにより反力を得ている。
に配置し、シリンダロッド32を下方として基台収納部21
内に突出させ、その下端部を、基台20の底部に取り付け
た受支部材33に当接させることにより反力を得ている。
可動内筒2及びガススプリング22の上端側は、外筒1の
上端被覆板35に穿設された孔52,52に夫々挿通され、さ
らにその上方位置には載置部材36が配置されこれに可動
内筒2上端部が固着されると共に載置部材36にガススプ
リング22上端部が係止される。
上端被覆板35に穿設された孔52,52に夫々挿通され、さ
らにその上方位置には載置部材36が配置されこれに可動
内筒2上端部が固着されると共に載置部材36にガススプ
リング22上端部が係止される。
可動内筒2の周壁5の平行2面には、ガイド溝39,39が
凹設され(第3図を参照)、該ガイド溝39,39内には2
本のガイドレール40,40が取り付けられており、該ガイ
ド溝39,39と、該該ガイドレール40,40間に突出状として
外筒1内面に設けられるガイド部材(図示せず)とによ
って、可動内筒2は上下方向に誘導案内される。41はビ
ス等のレール取り付け用固着具である。
凹設され(第3図を参照)、該ガイド溝39,39内には2
本のガイドレール40,40が取り付けられており、該ガイ
ド溝39,39と、該該ガイドレール40,40間に突出状として
外筒1内面に設けられるガイド部材(図示せず)とによ
って、可動内筒2は上下方向に誘導案内される。41はビ
ス等のレール取り付け用固着具である。
このように、スクリューシャフト・ナット機構3と、駆
動用電動モータ4と、ガススプリング22と、から構成さ
れる押し上げ機構によって、載置部材36上にボルト等の
固着具(図示せず)により取り付けられ、又は搭載され
た重量物その他の物品(図示せず)は、可動内筒2及び
チューブシリンダ31により分担支持された状態で昇降が
行われる。
動用電動モータ4と、ガススプリング22と、から構成さ
れる押し上げ機構によって、載置部材36上にボルト等の
固着具(図示せず)により取り付けられ、又は搭載され
た重量物その他の物品(図示せず)は、可動内筒2及び
チューブシリンダ31により分担支持された状態で昇降が
行われる。
しかして、可動内筒2の周壁5の一部には2本の平行な
蟻溝6,6が設けられ、該蟻溝6,6は摺動自在に調整
杆8,8が挿入されている。外筒1の内部の上下方向所
定位置には、接触式の上・下限リミットスイッチ10,11
が付設され、さらに該リミットスイッチ10,11に検知さ
れる縦長形状の被検出部12,12が調整杆8,8の下端部1
6又は中途部38に設けられている。第3図に示すよう
に、蟻溝6,6は断面形状が略T字型に周壁5の表面に
凹設され、調整杆8,8も蟻溝6,6の該形状に対応し
て略T字型断面に形成されている。
蟻溝6,6が設けられ、該蟻溝6,6は摺動自在に調整
杆8,8が挿入されている。外筒1の内部の上下方向所
定位置には、接触式の上・下限リミットスイッチ10,11
が付設され、さらに該リミットスイッチ10,11に検知さ
れる縦長形状の被検出部12,12が調整杆8,8の下端部1
6又は中途部38に設けられている。第3図に示すよう
に、蟻溝6,6は断面形状が略T字型に周壁5の表面に
凹設され、調整杆8,8も蟻溝6,6の該形状に対応し
て略T字型断面に形成されている。
第1図に於いて、14,14は、調整杆8,8を蟻溝6,6
の上下方向任意位置に固定するための固定操作部であっ
て、該固定操作部14,14は、少なくとも可動内筒2が上
昇位置にあるとき、該操作部14,14が外部へ露出するよ
うに調整杆8,8の長さが設定されている。可動内筒2
の上端部17乃至その近傍には高さ表示目盛り18が設けら
れ、これを見ながら後記するストローク調整等を行う。
の上下方向任意位置に固定するための固定操作部であっ
て、該固定操作部14,14は、少なくとも可動内筒2が上
昇位置にあるとき、該操作部14,14が外部へ露出するよ
うに調整杆8,8の長さが設定されている。可動内筒2
の上端部17乃至その近傍には高さ表示目盛り18が設けら
れ、これを見ながら後記するストローク調整等を行う。
固定操作部14,14は、具体的には、調整杆8,8の上端
部43に設けられ、具体的には、第4図に示すように、調
整杆8,8の上端部43に形成されたねじ孔44と、該ネジ
孔44と螺合する六角孔付きのビス等の固着具45と、から
なり、該固着具45を第1図中の仮想線で示す六角レンチ
等の工具46を使って、該固着具45を螺進退して、調整杆
8,8を蟻溝6,6の上下方向任意位置に無段階にて迅
速且つ容易に固定することが出来る。
部43に設けられ、具体的には、第4図に示すように、調
整杆8,8の上端部43に形成されたねじ孔44と、該ネジ
孔44と螺合する六角孔付きのビス等の固着具45と、から
なり、該固着具45を第1図中の仮想線で示す六角レンチ
等の工具46を使って、該固着具45を螺進退して、調整杆
8,8を蟻溝6,6の上下方向任意位置に無段階にて迅
速且つ容易に固定することが出来る。
被検出部12,12は、第5図に示すように、ビス等の固着
具49を十分な長さ(50〜200mm)の帯板53の貫孔48に挿
通すると共に、調整杆8,8の所定位置に設けたネジ孔
47に螺合させることによって、調整杆8に取り付けるこ
とが出来る。第6図に示すように、帯板53の上・下端部
50,50は勾配面に仕上げて、いわゆるドッグ部を構成す
る。
具49を十分な長さ(50〜200mm)の帯板53の貫孔48に挿
通すると共に、調整杆8,8の所定位置に設けたネジ孔
47に螺合させることによって、調整杆8に取り付けるこ
とが出来る。第6図に示すように、帯板53の上・下端部
50,50は勾配面に仕上げて、いわゆるドッグ部を構成す
る。
可動内筒2の上限ストップ位置の調整方法について説明
すると、第7図乃至第9図に於いて、可動内筒2を上下
方向所定位置に停止させ、上限リミットスイッチ10から
所定距離S1だけ下方位置に該スイッチ10と対応する被
検出部12の上端部50がある場合、可動内筒2は第7図の
仮想線の位置迄距離S1だけ上昇可能である。第7図の
実線位置から、固定操作部14の固着具45を緩める等の操
作によって、高さ表示目盛り18を見ながら調整杆8を所
定距離だけ上昇させることにより、第8図に示すよう
に、被検出部12の上端50を上限リミットスイッチ10から
距離S2だけ下方位置として、そこで固定し、上限スト
ップ位置を低くすることが出来る。同様にして、第9図
に示すように、上限ストップ位置をさらに低くすること
が出来る。第7図は下限リミットスイッチ11にこれと対
応する被検出部12の下端部が当接作動し、可動内筒2が
停止している場合であり、この場合の可動内筒2の最下
降位置を示している。上記と同様にして被検出部12をこ
れより上方位置に固定し、可動内筒2の下限ストップ位
置をもっと低く設定すれば、可動内筒2の上下方向に動
きうる範囲つまりストロークS1をさらに大きく設定す
ることが可能となる。また、第7図中の被検出部12の長
さ寸法Mについては、例えば50〜200mmと十分に長く設
定して、上・下限リミットスイッチ10,11の揺動当接片5
1に被検出部12が当接し、作動した状態(モータ停止状
態)を確実に維持して、停止位置調整及びストローク調
整時に操作ミスが有ったとしても、上・下限リミットス
イッチ10,11を被検出部12がオーバーランしないように
する。上述の調整時の操作ミスというのは、装置の停止
位置及びストロークの調整を、全ストロークの中央部に
て行った場合に、発生する。
すると、第7図乃至第9図に於いて、可動内筒2を上下
方向所定位置に停止させ、上限リミットスイッチ10から
所定距離S1だけ下方位置に該スイッチ10と対応する被
検出部12の上端部50がある場合、可動内筒2は第7図の
仮想線の位置迄距離S1だけ上昇可能である。第7図の
実線位置から、固定操作部14の固着具45を緩める等の操
作によって、高さ表示目盛り18を見ながら調整杆8を所
定距離だけ上昇させることにより、第8図に示すよう
に、被検出部12の上端50を上限リミットスイッチ10から
距離S2だけ下方位置として、そこで固定し、上限スト
ップ位置を低くすることが出来る。同様にして、第9図
に示すように、上限ストップ位置をさらに低くすること
が出来る。第7図は下限リミットスイッチ11にこれと対
応する被検出部12の下端部が当接作動し、可動内筒2が
停止している場合であり、この場合の可動内筒2の最下
降位置を示している。上記と同様にして被検出部12をこ
れより上方位置に固定し、可動内筒2の下限ストップ位
置をもっと低く設定すれば、可動内筒2の上下方向に動
きうる範囲つまりストロークS1をさらに大きく設定す
ることが可能となる。また、第7図中の被検出部12の長
さ寸法Mについては、例えば50〜200mmと十分に長く設
定して、上・下限リミットスイッチ10,11の揺動当接片5
1に被検出部12が当接し、作動した状態(モータ停止状
態)を確実に維持して、停止位置調整及びストローク調
整時に操作ミスが有ったとしても、上・下限リミットス
イッチ10,11を被検出部12がオーバーランしないように
する。上述の調整時の操作ミスというのは、装置の停止
位置及びストロークの調整を、全ストロークの中央部に
て行った場合に、発生する。
例えば、第12図(I)のように被検出部12′が短い場合
を比較のために想定する。この第12図(I)から同図(I
I)のように、調整杆8を上方へ移動して固定した時、被
検出部12′は、既に上限リミットスイッチ10をオーバー
ランした状態となってしまう。このとき、さらに可動内
筒2を上昇するように操作すると、可動内筒2は上昇を
続けて、装置の破損を発生することとなる(図示省略し
たが同様に下限リミットスイッチの被検出部が短い場合
には下降を続けて破損の原因となる)。
を比較のために想定する。この第12図(I)から同図(I
I)のように、調整杆8を上方へ移動して固定した時、被
検出部12′は、既に上限リミットスイッチ10をオーバー
ランした状態となってしまう。このとき、さらに可動内
筒2を上昇するように操作すると、可動内筒2は上昇を
続けて、装置の破損を発生することとなる(図示省略し
たが同様に下限リミットスイッチの被検出部が短い場合
には下降を続けて破損の原因となる)。
これに対して、第12図(III)のように、被検出部12が、
十分長い場合には、第12図(II)と比較して明らかなよう
に、オーバーラン状態とならずに、上限リミットスイッ
チ10がON状態として、可動内筒2の上昇を阻止出来
る。このように破損防止及び安全上から、本考案が有効
なものであることが分かる。
十分長い場合には、第12図(II)と比較して明らかなよう
に、オーバーラン状態とならずに、上限リミットスイッ
チ10がON状態として、可動内筒2の上昇を阻止出来
る。このように破損防止及び安全上から、本考案が有効
なものであることが分かる。
上記実施例の場合と異なり、第10図に示すように、磁石
又は磁性材を調整杆8の下端部16(又は中途部38)に取
り付けて被検出部12を構成したものであってもよく、こ
の場合には、上・下限リミットスイッチ10,11は磁気に
感応する非接触式のものを採用する。
又は磁性材を調整杆8の下端部16(又は中途部38)に取
り付けて被検出部12を構成したものであってもよく、こ
の場合には、上・下限リミットスイッチ10,11は磁気に
感応する非接触式のものを採用する。
押し上げ機構を構成しているガススプリング22について
は、これを省略し又は他の部材に置き換えるも好まし
い。
は、これを省略し又は他の部材に置き換えるも好まし
い。
高さ表示目盛り18に代えて、第11図に示すように、高さ
表示目印19を可動内筒2の上端部17に設けるのも好まし
い。
表示目印19を可動内筒2の上端部17に設けるのも好まし
い。
蟻溝6,6の形状については、台形型その他の形状であ
ってもよい。
ってもよい。
本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
下に記載されるような効果を奏する。
可動内筒2の上・下ストップ位置を夫々独立して無段
階に調整することが出来る。
階に調整することが出来る。
上・下限ストップ位置を調整することによってストロ
ークSの大きさを無段階に調整することが出来る。
ークSの大きさを無段階に調整することが出来る。
可動内筒2を上昇させることにより、固定操作部14,1
4を外部へ露出させることが出来るので、調整杆8,8
の上下方向の位置調整を容易に行うことが出来る。特
に、外筒1を分解したり、一部の窓を開閉して調整する
必要がない。
4を外部へ露出させることが出来るので、調整杆8,8
の上下方向の位置調整を容易に行うことが出来る。特
に、外筒1を分解したり、一部の窓を開閉して調整する
必要がない。
高さ表示目盛り18又は高さ表示目印19を見ながら上・
下限ストップ位置を調整することが出来るので、位置調
整を正確に行うことが出来る。
下限ストップ位置を調整することが出来るので、位置調
整を正確に行うことが出来る。
被検出部12,12の長さ寸法Mを十分大きく設定したの
で、上昇時に、可動内筒2が誤って上ストップ位置を越
えて上昇するおそれが無く安全であり、また、破損防止
としての効果もある。可動内筒2の下降時に於いても同
様の効果がある。
で、上昇時に、可動内筒2が誤って上ストップ位置を越
えて上昇するおそれが無く安全であり、また、破損防止
としての効果もある。可動内筒2の下降時に於いても同
様の効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す拡大要部斜視図、第2
図は断面側面図、第3図は一部省略した拡大横断面図、
第4図は固定操作部の拡大断面図、第5図は被検出部の
拡大断面図、第6図は被検出部の側面図、第7図乃至第
9図は上下ストップ位置の調整方法を示す説明図、第10
図は被検出部の他の具体例を示す拡大正面図、第11図は
変形例を示す可動内筒の一部省略正面図、第12図は比較
例と共に示した本考案の作用説明図である。 1…外筒、2…可動内筒、3…スクリューシャフト・ナ
ット機構、4…駆動用電動モータ、5…周壁、6…蟻
溝、8…調整杆、10…上限リミットスイッチ、11…下限
リミットスイッチ、12…被検出部、14…固定操作部、16
…下端部、17…上端部、18…高さ表示目盛り、19…高さ
表示目印、38…中途部、M…長さ寸法。
図は断面側面図、第3図は一部省略した拡大横断面図、
第4図は固定操作部の拡大断面図、第5図は被検出部の
拡大断面図、第6図は被検出部の側面図、第7図乃至第
9図は上下ストップ位置の調整方法を示す説明図、第10
図は被検出部の他の具体例を示す拡大正面図、第11図は
変形例を示す可動内筒の一部省略正面図、第12図は比較
例と共に示した本考案の作用説明図である。 1…外筒、2…可動内筒、3…スクリューシャフト・ナ
ット機構、4…駆動用電動モータ、5…周壁、6…蟻
溝、8…調整杆、10…上限リミットスイッチ、11…下限
リミットスイッチ、12…被検出部、14…固定操作部、16
…下端部、17…上端部、18…高さ表示目盛り、19…高さ
表示目印、38…中途部、M…長さ寸法。
Claims (3)
- 【請求項1】外筒1と、これに昇降自在に挿嵌された可
動内筒2と、スクリューシャフト・ナット機構3と、該
スクリューシャフト・ナット機構3を駆動する駆動用電
動モータ4と、を備えた昇降装置に於いて、 上記可動内筒2の周壁5の一部に2本の平行な蟻溝6,
6を設け、且つ、該蟻溝6,6に摺動自在に調整杆8,
8を挿入すると共に、上記外筒1の上下方向所定位置に
設けられた上・下限リミットスイッチ10,11に検知され
る被検出部12,12を、上記調整杆8,8の下端部16又は
中途部38に設け、さらに、上記調整杆8,8を上記蟻溝
6,6の上下方向任意位置にて固定するための固定操作
部14,14を、少なくとも上記可動内筒2が上昇位置にあ
るとき、外部へ露出するように設けたことを特徴とする
昇降装置。 - 【請求項2】上記可動内筒2の上端部17乃至その近傍で
あって、2本の調整杆8,8に沿って、外部へ露出した
高さ表示目盛り18又は高さ表示目印19が設けられている
請求項1記載の昇降装置。 - 【請求項3】上記調整杆8,8に夫々設けられた被検出
部12,12の長さ寸法Mを、十分長く設定したことを特徴
とする請求項1記載の昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9235288U JPH0630789Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9235288U JPH0630789Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0213098U JPH0213098U (ja) | 1990-01-26 |
JPH0630789Y2 true JPH0630789Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31316794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9235288U Expired - Lifetime JPH0630789Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630789Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001010787A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Komura Seisakusho:Kk | 段差解消機 |
AU2013204839B2 (en) * | 2013-03-08 | 2015-07-09 | Up First Construction Systems Pty Ltd | Building System |
JP6837197B2 (ja) * | 2016-08-30 | 2021-03-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 搬送車 |
-
1988
- 1988-07-12 JP JP9235288U patent/JPH0630789Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0213098U (ja) | 1990-01-26 |
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