JPH06307636A - 圧電着火ガスライターに於けるガス放出ノズル - Google Patents
圧電着火ガスライターに於けるガス放出ノズルInfo
- Publication number
- JPH06307636A JPH06307636A JP11654393A JP11654393A JPH06307636A JP H06307636 A JPH06307636 A JP H06307636A JP 11654393 A JP11654393 A JP 11654393A JP 11654393 A JP11654393 A JP 11654393A JP H06307636 A JPH06307636 A JP H06307636A
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- Japan
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- gas
- nozzle
- coil spring
- ignition
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本発明は、ノズル孔先端側に引火補助ガス放
出用のコイルスプリングの圧入嵌合部と、引火補助ガス
流出用の異径部とを形成した製造容易で、確実な着火を
得る圧電着火ガスライターに於けるガス放出ノズルを提
供する。 【構成】 ノズル孔先端側に引火補助ガス放出用のコイ
ルスプリング2を取り付けてなる圧電着火ガスライター
のガス放出ノズルに於いて、ノズル孔先端側に、コイル
スプリングの外径に略等しい径のスプリング圧入嵌合部
4と、少なくともコイルスプリングの外径より大径で同
芯の引火補助ガス流出用の異径部とを備え、且つ圧入嵌
合部は放出流路の下流側に、異径部はその上流側に位置
させた構成で、ノズル外周に段縁或は段縁、異径部、横
孔、と外装コイルスプリングとを設けることもある。
出用のコイルスプリングの圧入嵌合部と、引火補助ガス
流出用の異径部とを形成した製造容易で、確実な着火を
得る圧電着火ガスライターに於けるガス放出ノズルを提
供する。 【構成】 ノズル孔先端側に引火補助ガス放出用のコイ
ルスプリング2を取り付けてなる圧電着火ガスライター
のガス放出ノズルに於いて、ノズル孔先端側に、コイル
スプリングの外径に略等しい径のスプリング圧入嵌合部
4と、少なくともコイルスプリングの外径より大径で同
芯の引火補助ガス流出用の異径部とを備え、且つ圧入嵌
合部は放出流路の下流側に、異径部はその上流側に位置
させた構成で、ノズル外周に段縁或は段縁、異径部、横
孔、と外装コイルスプリングとを設けることもある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズル孔先端側に引火
補助ガス放出用のスプリングの圧入嵌合部と、引火補助
ガス流出用の異径部とを形成した製造容易で、確実な着
火を得ることのできる圧電着火ガスライターに於けるガ
ス放出ノズルの改良に関する。
補助ガス放出用のスプリングの圧入嵌合部と、引火補助
ガス流出用の異径部とを形成した製造容易で、確実な着
火を得ることのできる圧電着火ガスライターに於けるガ
ス放出ノズルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭58ー71557号公報に開示され
ているように引火補助ガスの放出を可能としたガスライ
ターの分流点火ノズル装置として、燃料ガスを放出する
点火ノズルの先端内部に、大径部と小径部とからなる段
付きコイルバネの小径部を嵌着 ページ(2) し、前記大径部を該点火ノズルの外部に突出させた構成
のものが提案された。この種のノズル装置は、コイルバ
ネに於ける大径部の上端開口と捲回隙間より引火補助ガ
スを放出させて、圧電素子へのハンマーの打撃による放
電火花によって着火させるものである。
ているように引火補助ガスの放出を可能としたガスライ
ターの分流点火ノズル装置として、燃料ガスを放出する
点火ノズルの先端内部に、大径部と小径部とからなる段
付きコイルバネの小径部を嵌着 ページ(2) し、前記大径部を該点火ノズルの外部に突出させた構成
のものが提案された。この種のノズル装置は、コイルバ
ネに於ける大径部の上端開口と捲回隙間より引火補助ガ
スを放出させて、圧電素子へのハンマーの打撃による放
電火花によって着火させるものである。
【0003】しかし、前記構成に基づくガスライターの
分流点火ノズル装置は、コイルバネの構成が大径部と小
径部とからなる段付きにのよるものであるから、このコ
イル)バネの製造にきわめて手数がかかると共に、前記
大径部と小径部は実質上ほんの僅かな異径差であるか
ら、組立時大径部と小径部を見極めて取り付けるのに極
めて困難性を有しこの組立て作業上に於いても作業能率
は悪いものであった。又、前記大径部からのガスの放出
は拡散して有効な引火補助ガスの流出を得ることはでき
なく確実な着火性能を得ることもできない問題点があっ
た。
分流点火ノズル装置は、コイルバネの構成が大径部と小
径部とからなる段付きにのよるものであるから、このコ
イル)バネの製造にきわめて手数がかかると共に、前記
大径部と小径部は実質上ほんの僅かな異径差であるか
ら、組立時大径部と小径部を見極めて取り付けるのに極
めて困難性を有しこの組立て作業上に於いても作業能率
は悪いものであった。又、前記大径部からのガスの放出
は拡散して有効な引火補助ガスの流出を得ることはでき
なく確実な着火性能を得ることもできない問題点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来の課題を解消するためになされたものでその目的とす
るところは、ガス放出ノズルに開口させたノズル孔先端
側に、引火補助ガス放出用のスプリングの圧入嵌合部
と、引火補助ガス流出用の異径部とを形成して、製造並
びに取付け容易で、確実な着火を得ることのできる圧電
着火ガスライターに於けるガス放出ノズルの提供にあ
る。
来の課題を解消するためになされたものでその目的とす
るところは、ガス放出ノズルに開口させたノズル孔先端
側に、引火補助ガス放出用のスプリングの圧入嵌合部
と、引火補助ガス流出用の異径部とを形成して、製造並
びに取付け容易で、確実な着火を得ることのできる圧電
着火ガスライターに於けるガス放出ノズルの提供にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】叙上の課題を解消するた
めの本発明に係る圧電着火ガスライターに於けるガス放
出ノズルは前記のように、ノズル孔先端側に引火補助ガ
ス放出用のコイルスプリングを取り付けてなる圧電着火
ガスライターのガス放出ノズルに於いて、ノズル孔先端
側に、前記コイルスプリングの外径に略等しい径のスプ
リング圧入嵌合部と、少なくともコイルスプリングの外
径より大径で同芯の引火補助ガス流出用の異径部とを備
え、且つ前記圧入嵌合部は放出流路の下流側に、異径部
はその上流側に位置させた構成である。又、本発明は、
ノズル先端側の外周に段縁を形成 ページ(3) し、該段縁に外装コイルスプリングを嵌入支持させる場
合と、ノズル先端側の外周に段縁と、該段縁に嵌入支持
させる外装コイルスプリングの内径よりやや小径の異径
部とを形成し、その異径部にノズル孔に通じる横孔を穿
設した構成とする場合もある。
めの本発明に係る圧電着火ガスライターに於けるガス放
出ノズルは前記のように、ノズル孔先端側に引火補助ガ
ス放出用のコイルスプリングを取り付けてなる圧電着火
ガスライターのガス放出ノズルに於いて、ノズル孔先端
側に、前記コイルスプリングの外径に略等しい径のスプ
リング圧入嵌合部と、少なくともコイルスプリングの外
径より大径で同芯の引火補助ガス流出用の異径部とを備
え、且つ前記圧入嵌合部は放出流路の下流側に、異径部
はその上流側に位置させた構成である。又、本発明は、
ノズル先端側の外周に段縁を形成 ページ(3) し、該段縁に外装コイルスプリングを嵌入支持させる場
合と、ノズル先端側の外周に段縁と、該段縁に嵌入支持
させる外装コイルスプリングの内径よりやや小径の異径
部とを形成し、その異径部にノズル孔に通じる横孔を穿
設した構成とする場合もある。
【0006】
【作用】本発明に係る圧電着火ガスライターに於けるガ
ス放出ノズルを使用して着火した場合、ノズルに連係し
たガス発生手段によって発生し、更にノズル上部に達し
たガスは、そのままコイルスプリング内を通過してその
上端開口部より放出され、又、一部はコイルスプリング
の捲回隙間を通って引火補助ガス流出用の異径部を通り
ノズル先端の開口部よりコイルスプリングの外部側を拡
散しながら放電部に達して、この引火補助ガスに放電火
花が引火すると同時に前記コイルスプリング先端より放
出する主流ガスに引火して完全な着火を得る。尚、前記
コイルスプリングは、圧入嵌合部に納まり圧嵌固定され
ている。又、ノズル先端側に設けた段縁に外装コイルス
プリングを取付けたものの場合は、前記と同様に放出さ
れるガスの一部は内装コイルスプリングの捲回隙間を通
って引火補助ガス流出用の異径部を通りノズル先端の開
口部より内装コイルスプリングの外部側を拡散しながら
外装コイルスプリングの捲回間隙を通って更に拡散しな
がら放電極間に達し、この引火補助ガスに放電火花が引
火すると同時に内装コイルスプリングの先端より放出す
る主流ガスに引火して所定の着火を得る。更に、外周異
径部と、横孔を備えたものの場合は、放出されるガスの
一部は内装コイルスプリングの捲回隙間を通って引火補
助ガス流出用の異径部を通り、ノズル先端に開口側した
横孔より外周異径部を通って内装コイルスプリングの外
部側を拡散しながら外装コイルスプリングの捲回間隙を
通り、更に拡散しながら放電極間に達して、この引火補
助ガスに放電火花が引火すると同時に内装コイルスプリ
ングの先端より放出する主流ガスに引火して所定の着火
を得る。
ス放出ノズルを使用して着火した場合、ノズルに連係し
たガス発生手段によって発生し、更にノズル上部に達し
たガスは、そのままコイルスプリング内を通過してその
上端開口部より放出され、又、一部はコイルスプリング
の捲回隙間を通って引火補助ガス流出用の異径部を通り
ノズル先端の開口部よりコイルスプリングの外部側を拡
散しながら放電部に達して、この引火補助ガスに放電火
花が引火すると同時に前記コイルスプリング先端より放
出する主流ガスに引火して完全な着火を得る。尚、前記
コイルスプリングは、圧入嵌合部に納まり圧嵌固定され
ている。又、ノズル先端側に設けた段縁に外装コイルス
プリングを取付けたものの場合は、前記と同様に放出さ
れるガスの一部は内装コイルスプリングの捲回隙間を通
って引火補助ガス流出用の異径部を通りノズル先端の開
口部より内装コイルスプリングの外部側を拡散しながら
外装コイルスプリングの捲回間隙を通って更に拡散しな
がら放電極間に達し、この引火補助ガスに放電火花が引
火すると同時に内装コイルスプリングの先端より放出す
る主流ガスに引火して所定の着火を得る。更に、外周異
径部と、横孔を備えたものの場合は、放出されるガスの
一部は内装コイルスプリングの捲回隙間を通って引火補
助ガス流出用の異径部を通り、ノズル先端に開口側した
横孔より外周異径部を通って内装コイルスプリングの外
部側を拡散しながら外装コイルスプリングの捲回間隙を
通り、更に拡散しながら放電極間に達して、この引火補
助ガスに放電火花が引火すると同時に内装コイルスプリ
ングの先端より放出する主流ガスに引火して所定の着火
を得る。
【0007】
【実施例】ページ(4) 次に本発明に係る圧電着火ガスライターに於けるガス放
出ノズルの実施例を図面に基づいて説明すると、図1は
要部構成を示す拡大断面図、図2は使用状態の断面図で
この実施例によるガス放出ノズルaは導電性金属による
亜鉛ダイキャスト製のノズル本体1と、このノズル本体
1の上部に取り付けられる導電性のコイルスプリング2
とより構成され、前記ノズル本体1に形成されるガス流
通路3には、ノズル孔先端側に、前記コイルスプリング
2の外径に略等しい径をなすスプリングの圧入嵌合部4
と、少なくともコイルスプリング2の外径より大径で圧
入嵌合部4と同芯の引火補助ガス流出用の異径部5とを
備え、且つ前記圧入嵌合部4は、ガス流通路3の下流側
でこれより大径としてコイルスプリング2の支持段部6
が形成され、且つ異径部5は、その上流側に位置させた
構成である。尚、前記コイルスプリング2の捲回間隙7
は、0.03mmである。
出ノズルの実施例を図面に基づいて説明すると、図1は
要部構成を示す拡大断面図、図2は使用状態の断面図で
この実施例によるガス放出ノズルaは導電性金属による
亜鉛ダイキャスト製のノズル本体1と、このノズル本体
1の上部に取り付けられる導電性のコイルスプリング2
とより構成され、前記ノズル本体1に形成されるガス流
通路3には、ノズル孔先端側に、前記コイルスプリング
2の外径に略等しい径をなすスプリングの圧入嵌合部4
と、少なくともコイルスプリング2の外径より大径で圧
入嵌合部4と同芯の引火補助ガス流出用の異径部5とを
備え、且つ前記圧入嵌合部4は、ガス流通路3の下流側
でこれより大径としてコイルスプリング2の支持段部6
が形成され、且つ異径部5は、その上流側に位置させた
構成である。尚、前記コイルスプリング2の捲回間隙7
は、0.03mmである。
【0008】更に本発明に係るガス放出ノズルaを使用
する圧電着火ガスライターAは、図2に示すように液化
石油ガス等の燃料タンク8を備えるライター本体9と、
このライター本体9の上部に設けて液化石油ガスを気化
し、これを放出止得る構成のガス放出ノズルaと、ガス
の放出を制御するレバー部10と、圧電素子を打撃して前
記ガス放出ノズルaのコイルスプリング2と、これの近
傍に設けたリード線からなる通電路11の先端電極12との
間に火花放電を起こす電気的エネルギー発生用の圧電ユ
ニット13と、該圧電ユニット13を作動させる操作ボタン
14とより構成する。
する圧電着火ガスライターAは、図2に示すように液化
石油ガス等の燃料タンク8を備えるライター本体9と、
このライター本体9の上部に設けて液化石油ガスを気化
し、これを放出止得る構成のガス放出ノズルaと、ガス
の放出を制御するレバー部10と、圧電素子を打撃して前
記ガス放出ノズルaのコイルスプリング2と、これの近
傍に設けたリード線からなる通電路11の先端電極12との
間に火花放電を起こす電気的エネルギー発生用の圧電ユ
ニット13と、該圧電ユニット13を作動させる操作ボタン
14とより構成する。
【0009】前記電気的エネルギー発生用の圧電ユニッ
ト13は、圧電素子操作用のハンマー15と、ピエゾユニッ
ト内に設けた圧電素子と、前記ハンマー復帰用のスプリ
ングとより構成され、前記通電路11を介してその先端の
電極12と、操作ボタン14に係止するガス放出ノズルaの
コイルスプリング2との間に火花放電を起こしてノズル
aより放出されるガスに着火する。前記通電路11のリー
ド線は、ライター本体9と、操作ボタン14内を通し、一
端は圧電ユニット13の圧電素子へ接続し、他端の電極12
側を操作ボタン14より突出させて電極12がガス放出ノズ
ルa近傍に対応 ページ(5) するように配線されている。
ト13は、圧電素子操作用のハンマー15と、ピエゾユニッ
ト内に設けた圧電素子と、前記ハンマー復帰用のスプリ
ングとより構成され、前記通電路11を介してその先端の
電極12と、操作ボタン14に係止するガス放出ノズルaの
コイルスプリング2との間に火花放電を起こしてノズル
aより放出されるガスに着火する。前記通電路11のリー
ド線は、ライター本体9と、操作ボタン14内を通し、一
端は圧電ユニット13の圧電素子へ接続し、他端の電極12
側を操作ボタン14より突出させて電極12がガス放出ノズ
ルa近傍に対応 ページ(5) するように配線されている。
【0010】次に圧電ユニット操作用の操作ボタン14
は、導電性樹脂により成形され且つ上部に操作指による
押圧部16と、この押圧部16の下部内側に設けた圧電ユニ
ット13のハンマー15を作動する突起17と、下部一側に突
設して前記ガス放出ノズルaの膨頭部に係止する二又状
のノズル操作用のレバー部10とより構成し、且つレバー
部10中間より突設した支軸18をライター本体9へ回動自
在に支持させて前記押圧部16を押すことにより支軸18を
支点としてレバー部10を上げ、これに係止したガス放出
ノズルaを引き上げてガスの放出を可能とす。尚、この
操作ボタン14の表面抵抗値は10kΩ乃至40KΩとするこ
とが好ましく、前記数値によれば電極12とガス放出ノズ
ルaとの間に発生する火花放電が安定する。
は、導電性樹脂により成形され且つ上部に操作指による
押圧部16と、この押圧部16の下部内側に設けた圧電ユニ
ット13のハンマー15を作動する突起17と、下部一側に突
設して前記ガス放出ノズルaの膨頭部に係止する二又状
のノズル操作用のレバー部10とより構成し、且つレバー
部10中間より突設した支軸18をライター本体9へ回動自
在に支持させて前記押圧部16を押すことにより支軸18を
支点としてレバー部10を上げ、これに係止したガス放出
ノズルaを引き上げてガスの放出を可能とす。尚、この
操作ボタン14の表面抵抗値は10kΩ乃至40KΩとするこ
とが好ましく、前記数値によれば電極12とガス放出ノズ
ルaとの間に発生する火花放電が安定する。
【0011】以上、この実施例によるガス放出ノズルa
を使用した圧電着火ガスライターAを着火させる場合
は、前記操作ボタン14を押し下げることにより操作ボタ
ン14と一体のレバー部10は支軸18を中心に上方へ回動
し、その回動によりレバー部10に係止させたガス放出ノ
ズルaが引き上げられて気化ガスが放出される。このと
きのガスは、ガス放出ノズルaヘ圧入嵌合させたコイル
スプリング2内を通過してその上端開口部より放出さ
れ、又、一部はコイルスプリング2の捲回隙間7を通っ
て引火補助ガス流出用の異径部5を通りノズル先端の開
口部よりコイルスプリング2の外部側を拡散しながら放
電部に達して、この引火補助ガスに前記操作ボタン14に
より作動した圧電ユニット13の放電火花が引火すると同
時に前記コイルスプリング2の先端より放出する主流ガ
スに引火して完全な着火を得る。
を使用した圧電着火ガスライターAを着火させる場合
は、前記操作ボタン14を押し下げることにより操作ボタ
ン14と一体のレバー部10は支軸18を中心に上方へ回動
し、その回動によりレバー部10に係止させたガス放出ノ
ズルaが引き上げられて気化ガスが放出される。このと
きのガスは、ガス放出ノズルaヘ圧入嵌合させたコイル
スプリング2内を通過してその上端開口部より放出さ
れ、又、一部はコイルスプリング2の捲回隙間7を通っ
て引火補助ガス流出用の異径部5を通りノズル先端の開
口部よりコイルスプリング2の外部側を拡散しながら放
電部に達して、この引火補助ガスに前記操作ボタン14に
より作動した圧電ユニット13の放電火花が引火すると同
時に前記コイルスプリング2の先端より放出する主流ガ
スに引火して完全な着火を得る。
【0012】次に本発明の他の実施例を図3に基づいて
説明すると、この実施例によるものはノズル先端側の外
周に段縁19を設けて、この段縁19に外装コイルスプリン
グ20を嵌入支持させたもので、段縁19を形成するノズル
外周径は前記外装コイルスプリング20の内径と略等し
く、又、外装コイルスプリング20の丈は内装コイルスプ
リング2より短い寸法としてあって先端部が放電極の一
方を構成するもので、着 ページ(6) 火に際しては前記実施例と同様に放出されるガスの一部
が内装コイルスプリング2の捲回隙間7を通って引火補
助ガス流出用の異径部5を通りノズル先端の開口部より
内装コイルスプリング2の外部側を拡散しながら外装コ
イルスプリング20の捲回間隙を通って更に拡散しながら
放電極間に達して、この引火補助ガスに放電火花が引火
すると同時に内装コイルスプリング2の先端より放出す
る主流ガスに引火して所定の着火を得る。
説明すると、この実施例によるものはノズル先端側の外
周に段縁19を設けて、この段縁19に外装コイルスプリン
グ20を嵌入支持させたもので、段縁19を形成するノズル
外周径は前記外装コイルスプリング20の内径と略等し
く、又、外装コイルスプリング20の丈は内装コイルスプ
リング2より短い寸法としてあって先端部が放電極の一
方を構成するもので、着 ページ(6) 火に際しては前記実施例と同様に放出されるガスの一部
が内装コイルスプリング2の捲回隙間7を通って引火補
助ガス流出用の異径部5を通りノズル先端の開口部より
内装コイルスプリング2の外部側を拡散しながら外装コ
イルスプリング20の捲回間隙を通って更に拡散しながら
放電極間に達して、この引火補助ガスに放電火花が引火
すると同時に内装コイルスプリング2の先端より放出す
る主流ガスに引火して所定の着火を得る。
【0013】更に本発明の他の実施例を図4に基づいて
説明すると、この実施例によるものはノズル先端側の外
周に段縁19aと、該段縁19aに嵌入支持させる外装コイル
スプリング20aの内径よりやや小径の異径部21とを形成
し、その異径部21にノズル孔に通じる横孔22を穿設した
もので、段縁19aを形成するノズル外周径は前記外装コ
イルスプリング20aの内径と略等しく、又、外装コイル
スプリング20aの丈は内装コイルスプリング2より短い
寸法としてあって、ノズル外周へ圧嵌させて段縁19aへ
支持させ、且つ先端部が放電極の一方を構成するもの
で、放出されるガスの一部は内装コイルスプリングの捲
回隙間7を通って引火補助ガス流出用の異径部5を通
り、ノズル先端に開口した横孔22より外周異径部21を通
って内装コイルスプリング2の外部側を拡散しながら外
装コイルスプリング20aの捲回間隙を通り、更に拡散し
ながら放電極間に達して、この引火補助ガスに放電火花
が引火すると同時に内装コイルスプリング2の先端より
放出する主流ガスに引火して所定の着火を得る。
説明すると、この実施例によるものはノズル先端側の外
周に段縁19aと、該段縁19aに嵌入支持させる外装コイル
スプリング20aの内径よりやや小径の異径部21とを形成
し、その異径部21にノズル孔に通じる横孔22を穿設した
もので、段縁19aを形成するノズル外周径は前記外装コ
イルスプリング20aの内径と略等しく、又、外装コイル
スプリング20aの丈は内装コイルスプリング2より短い
寸法としてあって、ノズル外周へ圧嵌させて段縁19aへ
支持させ、且つ先端部が放電極の一方を構成するもの
で、放出されるガスの一部は内装コイルスプリングの捲
回隙間7を通って引火補助ガス流出用の異径部5を通
り、ノズル先端に開口した横孔22より外周異径部21を通
って内装コイルスプリング2の外部側を拡散しながら外
装コイルスプリング20aの捲回間隙を通り、更に拡散し
ながら放電極間に達して、この引火補助ガスに放電火花
が引火すると同時に内装コイルスプリング2の先端より
放出する主流ガスに引火して所定の着火を得る。
【0014】
【発明の効果】叙上のように本発明に係る圧電着火ガス
ライターに於けるガス放出ノズルは、前記のようにノズ
ル孔先端側に引火補助ガス放出用のコイルスプリングを
取り付けてなる圧電着火ガスライターのガス放出ノズル
に於いて、ノズル孔先端側に、前記コイルスプリングの
外径に略等しい径のスプリング圧入嵌合部と、少なくと
もコイルスプリングの外径より大径で同芯の引火補助ガ
ス流出用の異径部とを備え、且つ前記圧入嵌合部は放出
流路の下流側に、異径部はその上流側に位置させ ページ(7) た構成であるから、このガス放出ノズルを使用した場
合、従来のようにコイルスプリングの構成が大径部と小
径部とからなる段付きによるものと違って通常のコイル
スプリングを使用することができるので、コイルスプリ
ングの製造に手数がかかることもなく、又、組立時、大
径部と小径部を見極めて取り付ける必要もないから、ス
プリングの上下に関係なく装着できて組立ての作業性は
きわめて良好であるし、然も圧入嵌合部がコイルスプリ
ングの外径に略等しい径としてあるので、該スプリング
の取り付けが簡単で確実であるし、又、ガスの一部はコ
イルスプリングの捲回間隙よりノズル孔の拡開した異径
部を通ってコイルスプリングの外側に拡散しながら放電
部に達する構成であるから、引火補助ガスも豊富で常に
有効な引火補助ガスの流出を可能とし確実な着火性能を
得ることができる特有の効果を奏するものである。
ライターに於けるガス放出ノズルは、前記のようにノズ
ル孔先端側に引火補助ガス放出用のコイルスプリングを
取り付けてなる圧電着火ガスライターのガス放出ノズル
に於いて、ノズル孔先端側に、前記コイルスプリングの
外径に略等しい径のスプリング圧入嵌合部と、少なくと
もコイルスプリングの外径より大径で同芯の引火補助ガ
ス流出用の異径部とを備え、且つ前記圧入嵌合部は放出
流路の下流側に、異径部はその上流側に位置させ ページ(7) た構成であるから、このガス放出ノズルを使用した場
合、従来のようにコイルスプリングの構成が大径部と小
径部とからなる段付きによるものと違って通常のコイル
スプリングを使用することができるので、コイルスプリ
ングの製造に手数がかかることもなく、又、組立時、大
径部と小径部を見極めて取り付ける必要もないから、ス
プリングの上下に関係なく装着できて組立ての作業性は
きわめて良好であるし、然も圧入嵌合部がコイルスプリ
ングの外径に略等しい径としてあるので、該スプリング
の取り付けが簡単で確実であるし、又、ガスの一部はコ
イルスプリングの捲回間隙よりノズル孔の拡開した異径
部を通ってコイルスプリングの外側に拡散しながら放電
部に達する構成であるから、引火補助ガスも豊富で常に
有効な引火補助ガスの流出を可能とし確実な着火性能を
得ることができる特有の効果を奏するものである。
【0015】本発明に於いて、ノズル先端側の外周に段
縁を形成し、該段縁に外装コイルスプリングを嵌入支持
させることにより、放出ガスの拡散がより確実化して効
果的な着火性能を得ることのできる実施上の効果があ
る。
縁を形成し、該段縁に外装コイルスプリングを嵌入支持
させることにより、放出ガスの拡散がより確実化して効
果的な着火性能を得ることのできる実施上の効果があ
る。
【0016】更に本発明に於いて、ノズル先端側の外周
に段縁と、該段縁に嵌入支持させる外装コイルスプリン
グの内径よりやや小径の異径部とを形成し、その異径部
にノズル孔に通じる横孔を穿設した構成とした場合、ノ
ズルからの点火補助ガスの流出が多く然も拡散が確実化
して着火性能の大巾な高揚を図ることのできる実施上の
効果がある。
に段縁と、該段縁に嵌入支持させる外装コイルスプリン
グの内径よりやや小径の異径部とを形成し、その異径部
にノズル孔に通じる横孔を穿設した構成とした場合、ノ
ズルからの点火補助ガスの流出が多く然も拡散が確実化
して着火性能の大巾な高揚を図ることのできる実施上の
効果がある。
【図1】本発明に係る圧電着火ガスライターに於けるガ
ス放出ノズルの実施例を示す要部の拡大断面図である。
ス放出ノズルの実施例を示す要部の拡大断面図である。
【図2】同実施例による使用状態の断面図である。
【図3】ページ(8) 本発明に係る他の実施例を示す要部の拡大断面図であ
る。
る。
【図4】本発明に係る更に他の実施例を示す要部の拡大
断面図である。
断面図である。
1 ノズル本体 2 コイルスプリング 3 ガス流通路 4 圧入嵌合部 5 異径部 19、19a 段縁 20、20a 外装コイルスプリング 21 異径部 22 横孔
Claims (3)
- 【請求項1】 ノズル孔先端側に引火補助ガス放出用の
コイルスプリングを取り付けてなる圧電着火ガスライタ
ーのガス放出ノズルに於いて、ノズル孔先端側に、前記
コイルスプリングの外径に略等しい径のスプリング圧入
嵌合部と、少なくともコイルスプリングの外径より大径
で同芯の引火補助ガス流出用の異径部とを備え、且つ前
記圧入嵌合部は放出流路の下流側に、異径部はその上流
側に位置させたことを特徴とする圧電着火ガスライター
に於けるガス放出ノズル。 - 【請求項2】 ノズル先端側の外周に段縁を形成し、該
段縁に外装コイルスプリングを嵌入支持させたことを特
徴とする請求項1記載の圧電着火ガスライターに於ける
ガス放出ノズル。 - 【請求項3】 ノズル先端側の外周に段縁と、該段縁に
嵌入支持させる外装コイルスプリングの内径よりやや小
径の異径部とを形成し、その異径部にノズル孔に通じる
横孔を穿設したことを特徴とする請求項1・2記載の圧
電着火ガスライターに於けるガス放出ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11654393A JPH06307636A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 圧電着火ガスライターに於けるガス放出ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11654393A JPH06307636A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 圧電着火ガスライターに於けるガス放出ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06307636A true JPH06307636A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14689725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11654393A Pending JPH06307636A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 圧電着火ガスライターに於けるガス放出ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06307636A (ja) |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP11654393A patent/JPH06307636A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040511 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |