JPH06307489A - 液体封入式防振マウント - Google Patents

液体封入式防振マウント

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JPH06307489A
JPH06307489A JP9929293A JP9929293A JPH06307489A JP H06307489 A JPH06307489 A JP H06307489A JP 9929293 A JP9929293 A JP 9929293A JP 9929293 A JP9929293 A JP 9929293A JP H06307489 A JPH06307489 A JP H06307489A
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JP
Japan
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movable plate
outer peripheral
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input direction
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Withdrawn
Application number
JP9929293A
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English (en)
Inventor
Tsugunari Iwashita
嗣也 岩下
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Kurashiki Kako Co Ltd
Original Assignee
Kurashiki Kako Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仕切体を合成樹脂で形成して軽量化を図りつ
つ、仕切体が熱変形しても可動板による低周波に対する
減衰特性、および、高周波振動伝達率を一定のものに保
つ。 【構成】 第1,第2支持体2,6をゴム弾性体1で連
結し、内部の液室を仕切体4で受圧室8aと平衡室8b
とに仕切る。仕切体に両室を連通するオリフィス11
と、外周側の連通穴を介して両室に開口する収容室9と
を形成し、収容室内に可撓性あるゴム製可動板10を配
置する。仕切体を一対の合成樹脂製板状体12,13で
形成し、各中央位置に収容室に臨んで開口する嵌合穴1
2g,13cを形成する一方、可動板の外周側部位10
dを収容室の外周端側まで拡がるようにしかつ中央部位
に凸部10cを一体形成する。凸部の各外周面と各嵌合
穴の内周面とによって可動板の中央部位を収容室の上下
方向中央位置に所定の拘束状態で保持する熱的拘束緩和
構造を構成するよう、凸部を各嵌合穴に嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンマウ
ントなどとして用いられるものであって、内部に可動板
を備えた液体封入式防振マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の液体封入式防振マウ
ントとして、振動入力方向に互いに離した第1および第
2の支持体をゴム弾性体により連結し、内部の液室を受
圧室と平衡室とに仕切る仕切体の内部に収容室を形成
し、この収容室内に可動板を振動入力方向に対して微小
変位可能に配置したものが知られている(例えば、特開
昭64−14941号公報参照)。このものにおいて
は、仕切体の中央位置に上記受圧室および平衡室と連通
し可動板の中央部位に臨んで開口する貫通穴を形成し、
可動板もしくは仕切体の上記貫通穴の外周側に相当する
部分に振動入力方向への突起を形成して上記可動板の外
周側部位を収容室内に拘束状態とするようにされてい
る。つまり、可動板の外周側部位を振動入力方向に対し
て拘束状態として中央寄りの部位が上記貫通穴からの液
圧を受けて撓んで変位させるようにしている。そして、
上記仕切体は収容室の間隙を一定に維持して可動板の変
位量を一定とする観点より熱変形の比較的小さい金属に
より形成され、可動板はゴム弾性体により形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
液体封入式防振マウントを自動車のエンジンマウントと
して使用する場合、自動車全体の軽量化の要請から1台
当たりに使用する個数の多い上記防振マウントについて
特に軽量化が求められている。このため、従来、金属に
より形成されて比較的重いものとなっている仕切体を、
合成樹脂成形により形成して軽量化、コスト低減化を図
ることが考えられる。ところが、この場合、上記仕切体
が配置されている液室内にはエチレングリコールなどの
非圧縮性液体が封入されており、この液体が自動車のエ
ンジンなどと同程度の高温状態(例えば100℃)とな
るため、上記仕切体を合成樹脂により形成すると、熱膨
張により上記収容室を構成する振動入力方向両側の仕切
体部分が膨み出したり、この仕切体が上記エチレングリ
コールを吸い込んで膨潤したりして変形することが考え
られる。この場合、上記熱膨張などにより上記仕切体が
可動板から離れる側に変形し、可動板との間隙が中央寄
りの部位程大きく拡がってしまう。このため、液圧を受
けた際の可動板の変位量が大きく変化する結果、高周波
振動伝達率が初期設定のものと大きく相違することにな
る上、低周波振動入力に際し、可動板の変位量が大きく
なる分、オリフィスを介しての液体の流動量が減る結
果、低周波振動の減衰性能の悪化を招くことになる。
【0004】その上、上記可動板をゴム弾性体により形
成しているため、仕切体に熱変形などが生じると、可動
板を拘束するための圧縮力が変化する結果、可動板自体
の撓み特性が変化し、上記高周波振動伝達率の変動要因
となる。また、可動板を拘束するための突起を仕切体に
一体形成したものをプレス加工により形成することは、
実際上、困難であり、プレス加工により容易に形成する
利点が失われることになる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、仕切体を合成
樹脂により形成することにより軽量化、コストの低減化
を図りつつ、仕切体が熱変形しても可動板による低周波
振動に対する減衰特性および高周波振動に対する振動伝
達率を一定のものに保つことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、主振動入力方向に互いに離
して配置された第1および第2の支持体と、この第1お
よび第2の両支持体を互いに連結するゴム弾性体と、上
記第1および第2の両支持体の間に形成されて液体が封
入された液室と、この液室を上記主振動入力方向に受圧
室と平衡室とに仕切るよう上記主振動入力方向にほぼ直
交する方向に配設された仕切体と、上記受圧室と平衡室
とを互いに連通するよう上記仕切体に形成されたオリフ
ィスと、上記仕切体の内部に形成されて上記主振動入力
方向に所定幅の間隙を有して上記主振動入力方向と略直
交する方向に拡がりかつ連通穴を介して上記受圧室と平
衡室とにそれぞれ開口する収容室と、上記受圧室の液圧
変動を受けて上記収容室内を上記主振動入力方向に変位
することにより上記受圧室内の容積を可変とするよう上
記収容室内に収容された可動板とを備えるものを前提と
する。このものにおいて、上記仕切体を合成樹脂素材に
より形成するとともに、上記主振動入力方向に略直交す
る方向の略中央位置に上記収容室に臨んで開口する嵌合
穴を形成する。そして、上記可動板を外周側部位が上記
主振動入力方向と略直交する方向に上記収容室の外周端
位置まで拡がるよう可撓性素材により形成するととも
に、上記可動板の上記主振動入力方向に略直交する方向
の略中央部位に、上記嵌合穴に嵌合保持される凸部を一
体形成する構成とするものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記仕切体に、収容室を挟んで上記
主振動入力方向両側にそれぞれ嵌合穴を形成する。そし
て、上記可動板の凸部として、上記主振動入力方向両側
に突出するよう形成し、その各外周面と上記各嵌合穴の
内周面とによって可動板の略中央部位を収容室の主振動
入力方向略中央位置に所定の拘束状態で保持する熱的拘
束緩和構造を構成するよう上記凸部を上記各嵌合穴に嵌
合する構成とするものである。
【0008】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明において、仕切体を主振動入力方向に相対向
する一対の板状体により形成し、これら一対の板状体の
間に収容室を画成する。そして、各板状体に上記収容室
内の可動板の外周側部位に臨んで上記主振動入力方向に
貫通する連通穴を形成する構成とするものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
第1もしくは第2の支持体の側から低周波振動が入力し
た場合、主として仕切体のオリフィスを介した受圧室お
よび平衡室の間での液体の液柱共振により上記低周波振
動の減衰が行われる。そして、入力振動が高周波側のも
のとなって上記オリフィスが実質的に目詰まり状態とな
った場合、受圧室の液圧変動が仕切体の連通穴を介して
可動板に作用する。この際、上記可動板の凸部が仕切体
の嵌合穴の嵌合されて、その可動板の中央部位が収容室
内において主振動入力方向の所定位置に保持されている
ため、上記連通穴からの液圧変動が可動板の外周側部位
に作用し、この外周側部位が収容室の間隙の分だけ上記
液圧変動を吸収する側に撓んで液圧変動の吸収が行われ
る。
【0010】そして、液温の上昇に伴う熱膨張や膨潤に
より仕切体の中央寄りの部位が可動板を挟んで主振動入
力方向両側に膨出し、この熱変形に凸部が追従して可動
板の中央部位が移動するが、この場合であっても、収容
室の外周側は仕切体が閉塞して拘束されているため、熱
変形の前後で間隙寸法がほぼ同一に保たれる。この際、
可動板はその外周側部位が上記収容室の外周側まで拡が
っているため、可動板の外周側部位の撓みによる変位量
も上記間隙寸法と対応して熱変形の前後でほぼ同一に保
たれて低周波の減衰特性および高周波の振動伝達率は熱
変形が生じてもほぼ同一に保たれる。また、この場合、
従来装置における可動板が熱変形により圧縮拘束が解除
されて剛性が変化する場合と異なり、熱変形の前後で可
動板自体の剛性が変化することなくその撓み特性も一定
に保たれるため、上記高周波振動伝達率の維持がより確
実に図られる。従って、仕切体を合成樹脂により形成す
ることによる不都合が解消されるため、上記仕切体を合
成樹脂により形成することで、従来の金属により形成す
る場合と比べ極めて大きい軽量化およびコスト低減化が
図られる。
【0011】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明による作用に加えて、主振動入力方向両
側に突出する可動板の凸部と、仕切体の各嵌合穴とが熱
的拘束緩和構造を構成しているため、仕切体の熱変形前
の状態では可動板の略中央部位を収容室に対して所定位
置に保持する一方、仕切体の中央寄りの部位が可動板を
挟んで主振動入力方向両側に熱膨張するに伴い、可動板
の凸部の外周面と嵌合穴の内周面とが主振動入力方向に
相対ずれを生じ、可動板の略中央部位は仕切体の熱変形
前と同様に収容室に対してほぼ同じ位置に保たれる。一
方、上記収容室の外周側を構成する仕切体の外周側部位
は閉塞して拘束されているため上記収容室の外周側の部
位の間隙は上記熱変形前とほぼ同じ状態に保たれるた
め、液圧変動を受けた場合の可動板の変位量も上記熱変
形前とほぼ同じに保たれる。この場合、上記凸部が主振
動入力方向両側に突出して熱変形に伴う相対ずれがその
両側で生じるため、熱変形後も可動板を収容室の主振動
入力方向中央位置に保つことができ、凸部が主振動入力
方向一側にのみ突出している場合と比べ、熱変形の前後
で低周波の減衰特性および高周波の振動伝達率をより一
定に保つことができる。
【0012】さらに、請求項3記載の発明では、上記請
求項1記載の発明による作用に加えて、可動板の外周側
の部位に相対向する連通穴が各仕切板に形成されている
ため、受圧室側の液圧変動が上記可動板の外周側の部位
に直接作用し、その外周側の部位の撓みによる液圧変動
の吸収が確実に得られる。その上、内部に収容室を備え
た仕切体を一対の板状体により容易に形成することが可
能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0014】図1は、本発明の実施例に係る液体封入式
防振マウントを示し、1は内部に中空部1aが形成され
た略円錐状支承ゴムブロックであるゴム弾性体、2はこ
のゴム弾性体1の主振動入力方向(図1の上下方向;以
下、単に上下方向という)上端に配設された第1支持
体、3は上記ゴム弾性体1の下端側部位の周囲に配設さ
れた円筒状の支持筒体、4はこの支持筒体3の下端部内
周面に固定されて上記中空部1a内に配設された仕切
体、5はこの仕切体4の下側を覆うゴム薄膜製のダイヤ
フラム、6は上端開口縁部6aが上記支持筒体3の外周
囲に連結された有底カップ状の第2支持体である。そし
て、上記第1および第2の支持体2,6、ゴム弾性体1
および仕切体4などが支持筒体3の筒軸Xに対して同軸
に配設されており、上記仕切体4が上記筒軸Xを中心と
する半径方向に配設されている。
【0015】上記ゴム弾性体1は、上記第1支持体2を
構成する取付プレート2aおよび上記支持筒体3と一体
的に加硫成形されたものであり、このゴム弾性体1によ
り上記第1支持体2と第2支持体6とが互いに弾性的に
連結されている。
【0016】上記第1支持体2は、上記筒軸Xを中心と
する半径方向に延びる上記取付プレート2aと、この取
付プレート2aの中央部から上記筒軸Xに沿って上方に
向けて固定した取付ボルト2bとからなる。そして、こ
の取付ボルト2bによって、上記取付プレート2aに対
して例えば自動車のエンジンが取付けられるようになっ
ている。また、上記第2支持体6の底部には上記筒軸X
に沿って下方に向けて固定した取付ボルト6bが固定さ
れている。そして、この取付ボルト6bによって、上記
第2支持体6が例えば自動車の車体フレームに取付けら
れるようになっている。
【0017】上記支持筒体3の下半部内周面には、上記
ゴム弾性体1と一体にゴム薄層1bが加硫接着されてお
り、このゴム薄層1bの内周面に上記仕切体4の外周面
が圧入されて上記仕切体4が固定されている。そして、
上記支持筒体3の下端部内周面に凹段部3aが、また、
下端にかしめ部3bがそれぞれ形成されており、この凹
段部3aとかしめ部3bとによって上記第2支持体6の
上端開口縁6aと上記ダイヤフラム5の外周縁とが挟ま
れた状態で位置固定されている。そして、上記ダイヤフ
ラム5と上記ゴム弾性体1の中空部1aとにより仕切ら
れた密閉空間内にエチレングリコールなどの非圧縮性の
液体7が封入されて液室8が形成されている。そして、
この液室8が上記仕切体4により二つに仕切られて、受
圧室8aがこの仕切体4の上側に、平衡室8bが下側に
それぞれ形成されている。
【0018】上記仕切体4は、図2および図3に詳細を
示すように、中央部の内部に形成された収容室9と、こ
の収容室9内に上下方向に微小変位可能に収容された可
動板10と、外周部の内部に形成された環状のオリフィ
ス通路11とを備えている。そして、このオリフィス1
1の一端が上記受圧室8aに、他端が上記平衡室8bに
それぞれ開口されて、上記受圧室8aおよび平衡室8b
の液体7がこのオリフィス11を通して互いに流動する
際の液柱共振により振動の吸収、減衰を行うようになっ
ている。また、特に、高周波振動に対して、上記可動板
10の変位による上記受圧室8aの容積変動により上記
高周波振動の吸収を行うようになっている。このような
収容室9およびオリフィス通路11は上下方向に相対向
して互いに結合された第1板状体12および第2板状体
13とによって形成されている。
【0019】上記第1板状体12は、ゴム薄層1bの内
径よりやや大きい外径の基板部12aと、この基板部1
2aの下面外周部から垂下した後、半径方向外方に上記
基板部12aと同じ外径となる位置まで突出された外周
溝形成部12bと、上記基板部12aの上面から上方に
突出する所定径の環状のリブ部12cとからなり、これ
らが合成樹脂成形により一体に形成されている。上記外
周溝形成部12bと上記基板部12aの外周部とによっ
て、平面視でC字状となる範囲(図4参照)を外周方向
に延びる外周溝12dが形成されており、上記基板部1
2aおよび外周溝形成部12bの各外周縁が上記ゴム薄
層1bの内周面に圧入されて、このゴム薄層1bと外周
溝12dとにより記オリフィス通路11が画成されてい
る。そして、上記外周溝形成部12bの外周方向一端部
に対応する位置の基板部12aに受圧室8aに開口する
切欠部12eが形成される一方、上記外周溝形成部12
bの外周方向他端部に平衡室8bに開口する他の切欠部
12fが形成されており、上記オリフィス通路11の一
端が上記切欠部12eを介して受圧室8aに、他端が上
記他の切欠部12fを介して平衡室8bにそれぞれ連通
されている。さらに、上記リブ部12cにより囲まれた
上記基板部12aの上記筒軸Xと交差する中央位置には
嵌合穴12gが貫通して形成され、この嵌合穴12gを
囲む外周側の部位には複数(図例では6個)の連通穴1
2h,12h,…が貫通形成されており、これらは外周
方向に等間隔に配置されている。
【0020】また、上記第2板状体13は所定径の基板
部13aと、この基板部13aの外周縁部から上記第1
板状体12のリブ部12cに相対向して突出するリブ部
13bとからなり、これらが合成樹脂成形により一体に
形成されている。上記両リブ部12c,13bが例えば
超音波溶着などの手段により互いに固着されており、こ
れにより、両リブ部12c,13b間に上記可動板10
の上下方向肉厚より所定の微小寸法だけ大きい上下方向
間隙寸法を有する収容室9が形成されている。また、上
記基板部13aには、上記第1板状体12の嵌合穴12
gおよび各連通穴12hと同じ配置および大きさの嵌合
穴13cと6個の連通穴13d,13d,…とが貫通し
て形成されている。
【0021】上記可動板10は、上記収容室9の内径よ
りわずかに小さい外径を有する所定肉厚の円板状基板部
10aと、この基板部10aの上記筒軸Xが交差する中
央部位10bの上下両面から上下方向に突出して上記嵌
合穴12g,13cに対して圧入気味に押し込まれて密
に嵌合する一対の凸部10c,10cとを備えており、
この各凸部10cおよび上記基板部10aとが加硫ゴム
によって所定の撓み性を有するように一体に形成されて
いる。
【0022】上記各凸部10cは上記嵌合穴12gもし
くは13cに嵌合されて、可動板10が上記受圧室8a
からの液圧変動を受けても上記基板部10aの中央部位
を収容室9の上下方向中央位置に位置付けた状態で拘束
する一方、上記一対の板状体12,13が熱膨張により
可動板10を挟んで上下方向両側に熱変形するに際し上
記両嵌合穴12g,13cの内周面が各凸部10cの外
周面に対して相対ずれを生じる結果、上記基板部10a
の中央部位を収容室9の上下方向中央位置に位置付けた
状態で拘束するようになっている。つまり、上記各凸部
10cと嵌合穴12g,13cとの結合関係は、受圧室
8aが受ける液圧変動程度では相対ずれを生じないが、
熱変形に伴う極めて大きい静荷重に対しては相対ずれを
生じる程度の嵌合強度を発揮するような熱的拘束緩和構
造とされており、そして、このような嵌合強度を発揮す
るようにその周面形状が設定されている。
【0023】そして、上記可動板10の各凸部10cを
除く外周側部位10dが第2板状体13の各連通穴13
dを介して受圧室8a内の液圧変動を受けて上記中央部
位10bを支点として上下方向に撓むことにより、上記
受圧室8aの容積を可変とするようになっている。
【0024】なお、図1中14は保護プレートであり、
ダイヤフラム5の下側に配設されてそのダイヤフラム5
を保護するようになっている。
【0025】つぎに、上記構成の実施例の作用・効果を
説明する。
【0026】本防振マウントは、第1支持体2が取付ボ
ルト2bを介して例えばエンジン側に、第2支持体6が
取付ボルト6bを介して例えば車体側とそれぞれ連結さ
れる。そして、上記第1もしくは第2支持体2,6の側
から低周波振動が入力した場合、ゴム弾性体1が撓んで
受圧室8bの容積が縮小変動し内部の液体7の液圧が上
昇変動する結果、オリフィス通路11を介して受圧室8
aと平衡室8bとの間で液体の流動が生じる。この流動
によりオリフィス通路11を介した受圧室8aおよび平
衡室8bの間での液体7の液柱共振が生じ、この液柱共
振により上記低周波振動の減衰が行われる。
【0027】そして、入力振動が高周波側のものとなっ
て上記オリフィス通路11が実質的に目詰まり状態とな
った場合、受圧室8aの液圧の上昇変動が仕切体4の嵌
合穴13cおよび各連通穴13dを介して可動板10に
作用する。これにより、この可動板10の主として外周
側部位10dが中央部位10bを起点として上下方向に
撓み、上記外周側部位10dの外周端が収容室9を画成
する第1板状体12の上面に押し付けられた後、上記入
力振動の周期に応じて逆方向に撓んで第2板状体13の
下面に押し付けられ、再び、逆方向に撓んでこれらを繰
り返す。この可動板10が高周波振動に対応して撓んで
上下方向に微小変位する結果、上記受圧室8aの体積補
償が行われ、上記高周波振動伝達率の悪化の防止が図ら
れる。
【0028】一方、上記防振マウントの使用に伴いエン
ジンなどから加熱されて液体7が比較的高温状態とな
り、仕切体4を構成する第1および第2板状体12,1
3が上記液体7により加熱されて熱膨張する。この際、
両板状体12,13は、収容室9の外周端側を画成する
両リブ部12c,13bが互いに固着されて上下方向に
互いに離れる側への相対移動が規制されているため、上
記熱膨張に伴う熱変形は各嵌合穴12g,13cが形成
されている中央寄りの部位に作用し、この中央寄りの両
板状体12,13の各部位が可動板10の中央部位10
bを挟んで上下方向両側に互いに離れる側に膨出変形す
る。これに伴い、上記可動板10の各凸部10cと各嵌
合穴12g,13cとが相対ずれを生じ、その可動板1
0の中央部位10bは元の上下方向中央位置に保たれ
る。加えて、収容室9の外周端側は上記両リブ部12
c,13bにより拘束されてその上下間隙寸法が熱変形
後も熱変形前とほぼ同一に保たれるため、受圧室8a側
の各連通穴13dから受圧室8a内の液圧を受けた可動
板10の外周側部位10dの撓みによる変位量は熱変形
後も熱変形前とほぼ同一に保たれる。このため、仕切体
4が熱変形して収容室9の中央部分の上下間隙寸法が変
動しても、可動板10による受圧室8aの容積可変機能
を熱変形前とほぼ同じ状態に維持することができ、高周
波振動の伝達率を所定のものに保つことができる。併せ
て、上記可動板10の変位量が両板状体12,13の熱
変形前後でほぼ同一に保たれるため、低周波振動入力に
際して、上記変位量が熱変形により増大する場合と比
べ、オリフィス通路11への液体7の流動量を十分に確
保することができ、低周波振動に対する減衰特性の変動
を招くことを防止することができる。
【0029】しかも、この場合、従来装置における可動
板が熱変形により圧縮拘束が解除されて剛性が変化する
場合と異なり、熱変形の前後で可動板10自体の剛性が
変化することなくその撓み特性も同一に保たれるため、
上記高周波振動の伝達率の維持をより確実に図ることが
できる。
【0030】さらに、各板状体12,13の各連通穴1
2h,13dが可動板10の外周側部位10dに相対向
する位置に形成されているため、受圧室8a側の液圧変
動が上記可動板10の外周側部位10dに直接作用し、
その外周側部位10dの撓みによる液圧変動の吸収を確
実に得ることができる。
【0031】このように、仕切体4を構成する一対の板
状体12,13を合成樹脂により形成することによる不
都合を解消することができるため、上記板状体12,1
3を合成樹脂により形成することで従来の金属により形
成する場合と比べ大きい軽量化およびコスト低減化を図
ることができる。加えて、合成樹脂成形により、上記板
状体12,13を容易かつ正確に形成することができ
る。
【0032】図6は、上記実施例による減衰特性値(同
図A参照)と、上記実施例における基板部10aに相当
する部分のみにより構成した可動板を用いた第1比較例
の減衰特性値(同図B参照)と、上記第1比較例の可動
板の外周部位の上下方向両側に収容室の上下壁面に当接
する凸を形成して上下方向相対移動を拘束し、かつ、中
央部位を変位可能とした第2比較例の減衰特性値(同図
C参照)とについて、液体7の温度を100℃とし強制
振動入力を付与した状態での時間経過との関係を試験に
より求め、その試験結果を横軸の時間を対数表示にして
示したものである。なお、上記3例共、各仕切体は同一
種類の合成樹脂により形成した。
【0033】この結果、上記第1比較例の減衰特性値B
はほぼ50時間経過後、当初の100%から大きく低減
し始め、また、上記第2比較例の減衰特性値Cはほぼ1
00時間経過後、同様に大きく低減し始め、その後、両
者共当初の100%から大きく下回った値で移行する。
これに対して、上記実施例の減衰特性値Aは当初の10
0%からわずかに低減しながらも、上記第1、第2比較
例のように大きく低減することはなく、当初の減衰特性
値に近い値を維持している。
【0034】これは、上記第1および第2比較例では、
仕切体の熱変形により可動板の変位量が増大変動するた
めであり、上記実施例では上記仕切体が熱変形しても可
動板の変位量が熱変形前とほぼ同一に保たれているため
と考えられる。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。すなわち、上記実施例では、凸部10cとして可動
板10の上下方向両側に突出するものにより構成してい
るが、これに限らず、例えば上下方向一側にのみ突出す
るものにより構成しこの凸部を一側の板状体に形成した
嵌合穴に固着するよう嵌合させてもよい。この場合、板
状体の熱変形に凸部が追従して可動板の中央部位が上下
方向一側に移動するが、この場合であっても、収容室の
外周端側は各リブ部12c,13bにより拘束されて上
下間隙寸法は熱変形の前後でほぼ同一に保たれるため、
可動板の外周側部位10dの撓みによる変位量もほぼ同
一に保たれて低周波の減衰特性および高周波の振動伝達
率を熱変形が生じてもほぼ同一に保つことができる。
【0036】上記実施例では、可動板10の凸部10c
として円環状の筒壁により構成しているが、これに限ら
ず、例えば図7に示すように円柱状のもの10′cによ
り構成してもよい。この場合、図8に示すように、上記
円柱状凸部10′cの外周面をテーパ面10′eとして
各嵌合穴12g,13cとの嵌合強度を調節するように
すればよい。
【0037】また、上記実施例では、可動板10の凸部
10cを嵌合させる各嵌合穴12g,13cを上下方向
に貫通させて形成しているが、これに限らず、貫通させ
ずにそれぞれ収容室9の側に開口する凹穴により構成し
てもよい。
【0038】さらに、上記実施例では、可動板10を加
硫ゴムにより形成しているが、これに限らず、所定の撓
み特性を有する素材であれば、例えば合成樹脂などによ
り形成してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における液体封入式防振マウントによれば、可動板の
外周側部位を上記収容室の外周端側まで拡がるように形
成し、その中央部位に形成した凸部を仕切体の嵌合穴に
嵌合させてその中央部位を所定位置に保持するようにし
ているため、仕切体を合成樹脂により形成したことに起
因して熱変形が生じても、この熱変形に上記凸部が追従
して可動板の中央部位と収容室を構成する仕切体の壁面
との相対位置が保たれる上、収容室の外周端側は仕切体
が閉塞して拘束されて熱変形の前後で間隙寸法がほぼ同
一に保たれるため、可動板の外周側部位の撓みによる変
位量も上記間隙寸法に対応してほぼ同一に保つことがで
きる。これにより、高周波振動伝達率を仕切体の熱変形
が生じてもほぼ同一に保つことができ、低周波振動入力
に際して、上記変位量が熱変形により増大する場合と比
べ、オリフィス通路への液体の流動量を十分に確保する
ことができ、低周波振動に対する減衰特性の変動を招く
ことを防止することができる。また、この場合、従来装
置における可動板が熱変形により圧縮拘束が解除されて
剛性が変化する場合と異なり、熱変形の前後で可動板自
体の剛性が変化することなくその撓み特性も一定に保た
れるため、上記高周振動伝達率の維持をより確実に図る
ことができる。
【0040】従って、仕切体を合成樹脂により形成する
ことによる不都合を解消することができるため、上記仕
切体について合成樹脂による形成を実現することがで
き、これにより、従来の金属により形成する場合と比べ
極めて大きい軽量化およびコスト低減化を図ることがで
きる。
【0041】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明による効果に加えて、可動板の凸部
を主振動入力方向両側に突出させてこの凸部と、仕切体
の各嵌合穴とを熱的拘束緩和構造となるようにしている
ため、仕切体の熱変形前の状態で可動板の略中央部位を
収容室に対して所定位置に保持することができる一方、
仕切体が熱変形しても上記凸部の外周面と各嵌合穴の内
周面とが主振動入力方向に相対ずれを生じ、可動板の略
中央部位を仕切体の熱変形前と同様に収容室に対してほ
ぼ同じ位置に保つことができる。一方、収容室の外周側
を構成する仕切体の外周側は閉塞して拘束され上記収容
室の外周側の部位の間隙が上記熱変形前とほぼ同じ状態
に保たれるため、液圧変動を受けた場合の可動板の変位
量も上記熱変形前とほぼ同じに保つことができる。この
場合、上記凸部が主振動入力方向両側に突出して熱変形
に伴う相対ずれがその両側で生じるため、熱変形後も可
動板を収容室の主振動入力方向中央位置に保つことがで
き、凸部が主振動入力方向一側にのみ突出している場合
と比べ、熱変形の前後における低周波振動の減衰特性お
よび高周波振動の振動伝達率をより一定に保つことがで
きる。
【0042】さらに、請求項3記載の発明によれば、可
動板の外周側部位に相対向するよう連通穴が各仕切板に
形成されているため、受圧室側の液圧変動を上記可動板
の外周側部位に直接作用させることができ、上記請求項
1記載の発明による効果を容易かつ確実に得ることがで
きる。その上、内部に収容室を備えた仕切体を一対の板
状体により容易かつ確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】仕切体の拡大断面図である。
【図3】仕切体の分解断面図である。
【図4】図3の第1板状体の下面図である。
【図5】図2の可動板の外周側部位の拡大断面図であ
る。
【図6】比較試験における時間経過と減衰特性値との関
係図である。
【図7】可動板の他の態様を示す断面図である
【図8】図7の可動板の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ゴム弾性体 2 第1支持体 4 仕切体 6 第2支持体 7 液体 8 液室 8a 受圧室 8b 平衡室 9 収容室 10,10′ 可動板 10b 中央部位 10c,10′c 凸部 10d 外周側部位 11 オリフィス通路(オリフィス) 12 第1板状体 13 第2板状体 12g,13c 嵌合穴 12h,13d 連通穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主振動入力方向に互いに離して配置され
    た第1および第2の支持体と、この第1および第2の両
    支持体を互いに連結するゴム弾性体と、上記第1および
    第2の両支持体の間に形成されて液体が封入された液室
    と、この液室を上記主振動入力方向に受圧室と平衡室と
    に仕切るよう上記主振動入力方向にほぼ直交する方向に
    配設された仕切体と、上記受圧室と平衡室とを互いに連
    通するよう上記仕切体に形成されたオリフィスと、上記
    仕切体の内部に形成されて上記主振動入力方向に所定幅
    の間隙を有して上記主振動入力方向と略直交する方向に
    拡がりかつ連通穴を介して上記受圧室と平衡室とにそれ
    ぞれ開口する収容室と、上記受圧室の液圧変動を受けて
    上記収容室内を上記主振動入力方向に変位することによ
    り上記受圧室内の容積を可変とするよう上記収容室内に
    収容された可動板とを備えた液体封入式防振マウントに
    おいて、 上記仕切体は合成樹脂素材により形成されるとともに、
    上記主振動入力方向に略直交する方向の略中央位置には
    上記収容室に臨んで開口する嵌合穴が形成されており、 上記可動板は外周側部位が上記主振動入力方向と略直交
    する方向に上記収容室の外周端位置まで拡がるよう可撓
    性素材により形成されるとともに、上記可動板の上記主
    振動入力方向に略直交する方向の略中央部位には上記嵌
    合穴に嵌合保持される凸部が一体形成されていることを
    特徴とする液体封入式防振マウント。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記仕切体には収容室を挟んで上記主振動入力方向両側
    にそれぞれ嵌合穴が形成されており、 上記可動板の凸部が、上記主振動入力方向両側に突出す
    るよう形成されて、その各外周面と上記各嵌合穴の内周
    面とによって可動板の略中央部位を収容室の主振動入力
    方向略中央位置に所定の拘束状態で保持する熱的拘束緩
    和構造を構成するよう上記各嵌合穴に嵌合されている液
    体封入式防振マウント。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 仕切体は主振動入力方向に相対向する一対の板状体によ
    り形成され、これら一対の板状体の間に収容室が画成さ
    れており、 各板状体には上記収容室内の可動板の外周側部位に臨ん
    で上記主振動入力方向に貫通する連通穴が形成されてい
    る液体封入式防振マウント。
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