JPH06307459A - 軸受装置の自動クランパ及び軸受装置の着脱装置 - Google Patents

軸受装置の自動クランパ及び軸受装置の着脱装置

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JPH06307459A
JPH06307459A JP11631793A JP11631793A JPH06307459A JP H06307459 A JPH06307459 A JP H06307459A JP 11631793 A JP11631793 A JP 11631793A JP 11631793 A JP11631793 A JP 11631793A JP H06307459 A JPH06307459 A JP H06307459A
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clamper
bearing
spring
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/08Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
    • B21B31/10Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts by horizontally displacing, i.e. horizontal roll changing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
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    • B21B31/07Adaptation of roll neck bearings

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受装置と軸の分離組付けの所要時間の短
縮、労力軽減、自動化。 【構成】 自動クランパは、軸受の内輪8 に軸端側から
当接し軸6 に脱着可能に嵌合する円筒状のクランパ本体
2 、本体内周面から突出して軸の環状溝9 に係合したク
ランプ位置と第1ばねによって押圧されて本体内に収ま
ったアンクランプ位置とに回動可能な複数個の係合部材
3 、本体内で軸端側へ向かって第2ばねで前進して係合
部材を第1ばねに抗してアンクランプ位置からクランプ
位置へ回動させるストッパーリング4 、本体端面のスト
ッパーリングに対向する操作孔とを有する。着脱装置
は、軸を固定支持する支持台と、軸受装置の保持部と、
その保持部に保持した軸受装置のクランパの操作孔に進
入可能なクランプ解放ロッドを進退駆動するように設け
たロッド装置と、ロッド装置及び保持装置を搭載され軸
の軸線に沿って進退移動するように設けた移動台とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸受装置の回転側を軸
にクランプする自動クランパ及びその自動クランパを有
する軸受装置を軸に対して着脱する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼材の圧延用に使用されている
ロールは、そのロール表面の修正やロールまたは軸受の
交換等において軸受装置に対する脱着が行われる。従来
のロール軸に設けられている軸受装置は、軸受の内輪が
嵌合している軸部のやや端部側に離れた外周に沿って環
状の溝を設け、その溝にバンド状の部材を着脱できるよ
うに設置して軸端部外周に突出した軸方向移動に対する
掛かり部とし、この掛かり部から反力を得て内輪を軸方
向外方から押圧するようになっている。その押圧作用力
は、外輪に直接当接するスリーブ若しくは前記掛かり部
を形成しているバンド状部材に螺合するナットの推力に
より生じるようにした構成が普通である。ナットの推力
で押される内輪は軸の段部に当接してその位置に締付固
定されることになる。このような軸受装置と軸との分離
及び組付けは、圧延ラインから軸を軸受装置と共に取り
外してライン外で行われており、その分離作業は人手に
よって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記軸受装置と軸との
分離及び組付け作業は、軸径が大きいものになると多大
な労力と時間を要する点に問題がある。特に前記ナット
の脱着作業においては緩めるときや締めつけるときにハ
ンマーで叩くことが行われており危険を伴う問題があ
り、さらにナット締付トルクが一定しない問題等もあ
る。また、内輪固定をナットの締付によって行う構成で
は、稼働により緩みを生じることがあり、追い締めの必
要があることも問題である。本発明は、軸受装置と軸と
の分離及び組付け作業において、所要時間を短縮し、労
力を軽減し、さらには自動化するために適用できる軸受
装置の自動クランパ及びその自動クランパを有する軸受
装置を軸に対して着脱する装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、軸受装置
の自動クランパであり、軸の所定位置に軸端部を余して
嵌合した軸受の内輪に対して軸端部側から当接し前記軸
に脱着可能に嵌合し軸に対する回り止め手段を有する大
略円筒状のクランパ本体を設け、その本体の内周面から
突出して前記軸の周方向に設けてある環状溝に係合した
クランプ位置と第1ばねによって押圧されて前記本体内
に収まったアンクランプ位置とに回動可能な複数個の係
合部材を本体に設け、前記本体内にその軸方向に移動可
能に設けてあり前記軸端側へ向かって第2ばねで付勢さ
れその第2ばねによる前進により前記係合部材を前記第
1ばねに抗して前記アンクランプ位置からクランプ位置
へ回動させてクランプ位置にロックするとともにクラン
プ方向に押圧するようにストッパーリングを設け、前記
本体の前記軸端部側端面に前記ストッパーリングに対向
する複数の操作孔を穿設したことを特徴とする。
【0005】第2の発明は、第1の発明の軸受装置の自
動クランパを有する軸受装置を軸に対して着脱する装置
であり、前記自動クランパを有する軸受装置を装着する
軸を軸受装置装着部が突出するように固定支持する支持
台と、前記軸受装置を前記軸の軸線上に保持するように
設けた保持部と、その保持部に保持した軸受装置の自動
クランパの前記操作孔に先端が進入可能に設けられたク
ランプ解放ロッドを第1駆動部により進退駆動するよう
に設けたロッド装置と、そのロッド装置及び前記保持装
置を搭載され前記支持台に固定された軸の軸線に沿って
第2駆動部により進退移動するように設けた移動台とを
備えていることを特徴とする。
【0006】
【作用】第1の発明の軸受装置の自動クランパは、軸受
のハウジングに軸受とともに装着して用い、操作孔から
適当なロッド端を装入してストッパーリングを押して第
2ばねに抗して後退させることにより、クランプ位置に
あった係合部材が第1ばねの作用力によりアンクランプ
位置に回動する。このアンクランプ状態で、軸に対する
着脱を行う。軸に装着するときはアンクランプ状態で軸
端から軸受とともに嵌合させ、そして前記ロッドによる
押圧を解除すると、自動的にストッパーリングが第2ば
ねにより軸端側へ前進して係合部材をクランプ位置へ回
動させ、そのクランプ位置にロックするとともにクラン
プ方向に押圧する。これによって係合部材は環状溝に係
合したクランプ状態となりそのクランプ状態を維持す
る。このクランプ状態では、係合部材が環状溝から反力
を受けてクランパ本体を軸受の内輪に押しつけるから、
内輪が軸の段部とのあいだに挟まれて軸方向に移動しな
いように固定され、また、クランパ本体は軸に対する回
り止め手段、例えばキーを備えているから、軸に対して
回転することはなく回転方向にも内輪を拘束し、確実な
クランプ状態となる。軸から軸受装置を取り外すときは
アンクランプ状態にしてからその状態を維持したまま軸
端側へ移動させればよい。
【0007】第2の発明の軸受装置の着脱クランパ操作
装置により軸受装置を取り付けるときは、支持台に軸を
固定し、その軸端から外方へ離れた位置において保持部
に軸受装置を保持させ、クランプ解放ロッドを第1駆動
部により前進させて先端を操作孔に進入させ、これによ
りストッパーリングを後退させてクランパをアンクラン
プ状態とする。このアンクランプ状態で移動台を第2駆
動部により前進させて軸受装置を軸に嵌め込み、軸受の
内輪が軸の段部に当接するまで前進させ、クランプ解放
ロッドを後退させてクランプ状態とする。そして保持装
置による軸受装置の保持を釈放してから、移動台を後退
させて軸受装置の取り付けを終わる。また、軸から軸受
装置を取り外すときは、前記とは逆に、移動台を前進さ
せて軸受装置を保持装置に保持させ、クランプ解放ロッ
ドを前進させてアンクランプ状態としてから、移動台を
後退させると、軸受装置が軸から取り外される。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図6を用いて説明
する。この実施例の軸受装置の自動クランパ1は、本体
2、係合部材3、ストッパーリング4、操作孔5等で構
成されており、軸6の端部に装着されるベアリング7の
内輪8を軸端部の環状溝9を使用して軸端側から押圧固
定するようにしたものである。軸6は、内輪8が嵌合す
る外径の部分6aとその軸方向の内方で内輪8の一方の
端面の直接または間接に当接する段をなして拡大した部
分(図示せず)と内輪8の他方の端面よりもやや内側位
置で段をなして小径となっている部分6bを有してい
る。図中、10はベアリングの外輪、11はハウジン
グ、12は蓋、13はオイルシール、14はクランパ保
持部材であり、これらは前記内輪8等とともに軸受装置
15を構成している。
【0009】本体2は、図1、図2に示すように、ベア
リング当接部20、内筒部21、外筒部22、端面リン
グ23等で構成されている。ベアリング当接部20は、
軸6の部分6bに摺動自在に嵌合する内孔を有し、外周
にオイルシール13の内周が当接する周面を有し、ベア
リングの内輪8の軸方向外方の端面に当接するリング状
のものである。内筒部21は、軸6の部分6bに摺動自
在に嵌合する内孔を有し一端にフランジ部24を有し、
そのフランジ部24の側に前記ベアリング当接部20が
ボルト25で取り付けてある。外筒部22は、内筒部2
1の外側に間隙26を隔てて位置し、フランジ部24と
ボルト27で結合されている。端面リング23は、軸6
の部分6bと摺動自在に嵌合する内孔を有し、内筒部2
1及び外筒部22の間の間隙26を端部で閉じる大きさ
のものであり、ボルト28、29で内筒部21及び外筒
部22の端面に結合してある。従って、大略円筒状をな
す本体2内には前記間隙26が円筒状の空間として存在
するものとなっている。この他に本体2は軸に対する回
り止め手段として、キー30をベアリング当接部20と
内筒部21にまたがってボルト31、32で取り付けて
あり、このキーに対応して軸6の部分6bにキー30の
摺動可能なキー溝33を設けてある。図1にキー溝33
の平面形状を仮想線で示してある。このクランパ本体2
は、図1に示すように、蓋12にボルトで固定されたク
ランパ保持部材14により保持されている。
【0010】係合部材3は、図2に示すように、本体2
内に周方向に等間隔で6個設けられ、図1、図3、図4
に示すように端面リング23に回動可能に支持されてい
る。その形状は、図2、図4から理解されるように、大
径部を軸が貫通した軸部3aを有し、この大径部から伸
延するアーム3bに環状溝9に係合する爪3cを設けた
ものである。爪3cは環状溝9に対応して円弧状に形成
されている。軸部3aは図示のように端面リング23に
設けた凹所34内に配置され回動可能に支持されてい
る。爪3cの回動範囲は内筒部21に形成されている切
り欠き部35によって環状溝9と間隙26にまたがる範
囲であり、爪3cが環状溝9の軸端側側面9aに係合し
た位置がクランプ位置であり、環状溝9から外れて本体
2内に収まった位置がアンクランプ位置である。この係
合部材3は後述するストッパーリング4が後退している
とき、アンクランプ位置に回動するように、図4に見ら
れるように、爪3cと端面リングとの間に第1ばね36
を圧縮状態で介在させてある。図中、37はばね力調整
ネジである。
【0011】ストッパーリング4は、図1、図3、図
4、図5に示すように、本体2内の円筒状の間隙26内
に軸方向に摺動自在に収容された短円筒状のものであ
り、ベアリング7側へ後退移動したときは係合部材3の
爪3cが外筒部22の内周面に当接するまで回動可能な
ように、つまり爪と干渉しないようにその長さを決めて
ある。ストッパーリング4の係合部材3側には、斜面3
8、38aを設けてある。また、係合部材3の爪3cは
アンクランプ位置にあるときストッパーリング4側の面
が斜面38で押されたとき第1ばね36に抗して回動す
るような傾斜となる被駆動面39に形成されている。そ
して、爪3cがストッパーリング4に押されてクランプ
位置へ回動したときストッパーリング4の内周面に近い
斜面38aが当接するロック係合部分40を設けてあ
る。このストッパーリング4の斜面38aがロック係合
部分40に当接した状態は、係合部材3がアンクランプ
位置の方向へ回動できないロック状態である。
【0012】ストッパーリング4には、係合部材3の爪
3cに向かって前進するように付勢する第2ばね41を
設けてある。第2ばね41は、ストッパーリング4を周
方向に等間隔な6箇所で係合部材3側へ押圧するように
設けてあり、図2において係合部材3を設けてある部分
の間の位置であり、その1箇所を図5に示してある。第
2ばね41は、コイルばねで、本体2の内筒部21と外
筒部22とに跨がって間隙26をその部分で拡大するよ
うな円孔状部42を設けて、ばね受け43とともに収容
してある。ストッパーリング4にはその第2ばね41を
設けた6箇所の部分にばね受け43の当接する切り欠き
部44を設けてある。
【0013】操作孔5は、第2ばね41の位置に対応し
て端面リング23に2個穿設してある。この操作孔5の
位置は、図2に示すように、第2ばね41を設けた6箇
所の部分のうちのクランパ本体2の中心軸線に対称な2
箇所である。ストッパーリング4には前記切り欠き部4
4の反対側に、2個の操作孔5の位置に対応して切り欠
き部45を設けてあり、この切り欠き部45に頭付きピ
ン形状の押し込み部材46が頭を切り欠き部45に当接
させてピン側を前記操作孔5に挿入してある。操作孔5
は押し込み部材46の頭の直径よりも小さく、ピン側が
摺動可能に挿入されている。この押し込み部材46がリ
ング操作孔5に挿入可能な例えばロッド部材56の先端
を押し込まれることにより、第2ばね41を圧縮してス
トッパーリング4を後退させる。
【0014】このように構成された軸受装置の自動クラ
ンパ1は、軸受装置15とともに軸6に装着して使用さ
れるが、その着脱装置として図6に示すような装置を使
用する。この着脱装置50は、軸6が圧延用ロールの両
端の軸である場合のもので、軸6の支持台51、軸受装
置15の保持部52、ロッド装置53、移動台54等で
構成されている。図6では、左側の軸6aに対する着脱
装置50aの図示説明を省略してあるが、略同じものを
設けてあり、以下には図の右側の構成を説明する。支持
台51は、軸全体、すなわちロール全体を両端の軸6が
夫々両側に突出するようにロール部で水平に支持するも
ので、その支持状態において軸6に軸受装置15が着脱
できるようにロール部を固定支持する。
【0015】保持部52は、軸受装置15のハウジング
11を載置されるもので、移動台54に搭載してあり、
載置された軸受装置15の軸線と軸6の軸線とが一致す
るように設けてある。ロッド装置53は、自動クランパ
1のクランプ状態を解放するための操作孔5に対応する
一対のクランプ解放ロッド56を有し、移動台54上に
搭載され、そのロッド56を油圧シリンダで形成された
第1駆動部57によって進退駆動するようになってい
る。クランプ解放ロッド56は前進位置では保持部52
に保持されている軸受装置15のクランパ1の操作孔5
に進入してストッパーリング4を後退させる。後退した
位置では操作孔5から脱出して端面リング23から離れ
た位置となる。なお、この一対のクランプ解放ロッド5
6は、軸径の異なるクランパすなわち操作孔5の間隔の
異なるクランパに対しても対応できるように、間隔を変
更する間隔変更手段を備えている。その詳細は図示して
いないが、中央に配置したピニオンと、これに上と下か
ら噛み合う一対のラックに前記クランプ解放ロッド56
が夫々取り付けてあり、ピニオンを正逆回転駆動するこ
とにより解放ロッド56の間隔が拡大縮小する。図中、
58は間隔変更用駆動モータ、59は全体を軸線の回り
に回転させるための回転位置調整用駆動モータである。
【0016】移動台54は、前記保持部52およびロッ
ド装置53を搭載され、車輪60及びレール61によっ
て支持台51に支持したロールの軸6の軸線に沿って進
退移動可能に構成されている。図中、62は油圧シリン
ダで構成した第2駆動部である。
【0017】前記クランパ1を設けた軸受装置15を、
着脱装置50によって着脱する動作を次ぎに説明する。
なお、図示説明していないが、各移動部の移動位置等が
検出され、適当な制御部によって順動作するようになっ
ている。まず、図6に示すように、軸6を有するロール
をクレーンで支持台51上に載置して固定するとともに
後退位置(図6に示す状態)にある保持部52に自動ク
ランパ1を設けた軸受装置15を保持させておく。この
保持状態は軸6の軸線とベアリング7の軸線とが一致す
る状態である。ロッド装置53はクランプ解放ロッド5
6の間隔及び回転位置を操作孔5の間隔及び回転位置と
一致するように自動調整されてから第1駆動部57によ
り所定位置まで前進する。これによってクランプ解放ロ
ッド56の先端が操作孔5に進入し、図5に仮想線で示
すように、押し込み部材46を第2ばね41の作用力に
抗して押してストッパーリング4を後退させる。従っ
て、係合部材3はストッパーリング4による拘束を解放
されて、第1ばね36の作用力で軸部3aを中心にクラ
ンプ位置からアンクランプ位置に回動する。この時、ス
トッパーリング4および係合部材3は、図4(a)に示
す状態から図4(b)に示す状態になる。但し、軸6は
未だ嵌合していない。
【0018】次に、第2駆動部62が動作して移動台5
4が支持第50側へ前進し、これによって軸受装置15
はその内輪8の内孔およびクランパ1の内孔が軸6に嵌
合するようになる。移動台54が所定の位置に達すると
その位置に停止する。そして、クランプ解放ロッド56
が第1駆動部の動作により後退して操作孔5から抜け出
す。これによってストッパーリング4は第2ばね41の
作用により前進して係合部材3を第1ばねの作用力に抗
してクランプ位置へ回動させる。このストッパーリング
4の前進は、まず先端が面39に当たりこれを押して係
合部材3をクランプ位置側へ回動させていくと面39と
斜面38が当接するようになり、さらに前進してストッ
パーリング4の斜面38aが係合部材3のロック係合部
40に係合するようになり、そして爪3cが環状溝9の
軸端側側面9aに押圧係合するまで前進する。この状態
でクランパ1はベアリング7の内輪を軸6に対してクラ
ンプした状態となっている。保持部52の保持力を解放
し、移動台54が元の位置に後退すると、軸受装置15
の取り付けが終了する。なお、反対側の軸6aに対して
も同様に軸受装置を取り付けることができる。軸6aと
軸6の形状が異なるのは軸6aが使用時に端部に回転駆
動部を結合されるようになっているからであり、その端
部は軸受装置を取り付けた状態で軸受装置よりも突出し
ている。このため、図示していないが、クランプ解放ロ
ッドはその分長く形成されている。
【0019】軸受装置15の取り外しは、取付けの場合
と略逆に、軸受装置15の取り付けられている軸6を支
持台51上に載置固定してから、移動台54を前進さ
せ、保持部52に軸受装置15を支持させ、クランプ解
放ロッド56を前進させてクランプを解放させ、移動台
54を後退させてから、クランプ解放ロッド56を後退
させればよい。
【0020】上述したように、この自動クランパー1
は、軸受装置15に設けてあって、軸受装置15を軸6
に着脱するときに、単にクランプ解放ロッド56を操作
孔5に押し込む操作でクランプ解放状態になり、またそ
の押し込みを解除すると自動的にクランプ状態となるか
ら、操作性が非常に良く、極めて短時間でクランプ状態
とアンクランプ状態とに変更できる。実施例のように軸
に対する軸受の着脱を機械的に行う着脱装置50とした
ときは、軸受のクランプ操作及びアンクランプ操作を含
めて軸受装置の自動着脱が可能となる。着脱装置50
を、従来の人手による軸に対する軸受装置の着脱に比べ
ると、従来の人手による場合には3〜5人の作業者で2
5〜30分程度を要したのに対し、着脱装置50による
場合には所要時間は3〜6分でよく作業者は運転者とし
て1人で十分である。この理由は、従来の軸受の内輪を
押しているナットを緩めまた締めつける作業に労力と時
間を要していたからであり、上記実施例の装置ではその
時間がほとんど無くなる。
【0021】上記実施例は圧延ロールの軸受装置の着脱
であるが、この他の軸受装置の着脱に適用しても別段差
し支えはない。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、操作孔か
ら適当なロッド端を装入してストッパーリングを後退さ
せることにより、クランプ位置にあった係合部材がアン
クランプ位置に回動してアンクランプ状態となり、軸に
嵌合させた状態で前記ロッドによる押圧を解除すると、
自動的にストッパーリングが第2ばねにより軸端側へ前
進して係合部材をクランプ位置へ回動させ、係合部材が
環状溝に係合したクランプ状態となるものであるから、
クランプ操作及びアンクランプ操作を極めて簡単に、短
時間で行うことができる。従って、軸受装置と軸との分
離及び組付け作業において、所要時間を短縮し、労力を
軽減し、自動化することが可能となる顕著な効果を奏す
る。請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のクラ
ンパを装着した軸受装置の軸に対する嵌合または取り外
しを、クランプ解放ロッドの先端を操作孔に進入させて
アンクランプ状態として行い、その嵌合または取り外し
後にクランプ解放ロッドを後退させるだけでクランプ状
態となるから、軸に対する軸受のクランプを含む軸受装
置の着脱を、極めて短時間で自動的に行うことができ
る。従って、特に圧延ラインの多数のロールの交換の際
に適用して、労力を大幅に削減でき圧延ラインの停止時
間を従来よりも大幅に短縮できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のクランパによるクランプ状態
を示す縦断側面図(図2のA−A断面図)である。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】同実施例の縦断側面部分拡大図である。
【図4】(a)、(b)は互いに異なる状態を示す図2
のB−B断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】本発明の実施例のベアリング装置着脱装置の正
面図である。
【符号の説明】
1 クランパ 2 クランパ本体 3 係合部材 3c 爪 4 ストッパーリング 5 保持孔 6 軸 8 内輪 9 環状溝 15 軸受装置 30 回り止め手段 36 第1ばね 40 ロック係合部分 41 第2ばね 50 着脱装置 51 支持台 52 保持部 53 ロッド装置 54 移動台 56 クランプ解放ロッド 57 第1駆動部 62 第2駆動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の所定位置に軸端部を余して嵌合した
    軸受の内輪に対して軸端部側から当接し前記軸に脱着可
    能に嵌合し軸に対する回り止め手段を有する大略円筒状
    のクランパ本体を設け、その本体の内周面から突出して
    前記軸の周方向に設けてある環状溝に係合したクランプ
    位置と第1ばねによって押圧されて前記本体内に収まっ
    たアンクランプ位置とに回動可能な複数個の係合部材を
    本体に設け、前記本体内にその軸方向に移動可能に設け
    てあり前記軸端側へ向かって第2ばねで付勢されその第
    2ばねによる前進により前記係合部材を前記第1ばねに
    抗して前記アンクランプ位置からクランプ位置へ回動さ
    せてクランプ位置にロックするとともにクランプ方向に
    押圧するようにストッパーリングを設け、前記本体の前
    記軸端部側端面に前記ストッパーリングに対向する複数
    の操作孔を穿設したことを特徴とする軸受装置の自動ク
    ランパ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動クランパを有する軸
    受装置を装着する軸を軸受装置装着部が突出するように
    固定支持する支持台と、前記軸受装置を前記軸の軸線上
    に保持するように設けた保持部と、その保持部に保持し
    た軸受装置の自動クランパの前記操作孔に先端が進入可
    能に設けられたクランプ解放ロッドを第1駆動部により
    進退駆動するように設けたロッド装置と、そのロッド装
    置及び前記保持装置を搭載され前記支持台に固定された
    軸の軸線に沿って第2駆動部により進退移動するように
    設けた移動台とを備えていることを特徴とする軸受装置
    の着脱装置。
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