JPH06307400A - エアポンプ - Google Patents

エアポンプ

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JPH06307400A
JPH06307400A JP9745493A JP9745493A JPH06307400A JP H06307400 A JPH06307400 A JP H06307400A JP 9745493 A JP9745493 A JP 9745493A JP 9745493 A JP9745493 A JP 9745493A JP H06307400 A JPH06307400 A JP H06307400A
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air
liquid
casing
valve
air supply
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Tadashi Suzuki
鈴木  忠
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Tatsuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、液流入口の開閉をエア圧とバ
ネの弾力により行うから、液の取り入れ、排出も確実に
行え、しかも従来のポンプのように羽根車などを用いな
いから切り屑などのゴミで損傷することも防げる。 【構成】 下部に液流入口9を設けたケーシング7を切
削液受皿5内に配設し、ケーシング7内にエア供給管8
を配設し、該エア供給管8の上方部にケーシング7内へ
のエアの供給口13を開口するとともに、下方部に前記液
流入口9をエア圧により移動して閉塞し板バネ11の弾力
により開放位置に復位する弁10を設け、また、ケーシン
グ7内に液の排出管14を開口した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば工作機械の使用
済みの切削液を汲み上げるためのエアポンプに関するも
のである。
【0002】工作機械での使用済みの切削液は、切削液
受皿に一旦溜めて、ある程度の量が溜まるとこれをポン
プなどで抜き取っており、かかるポンプには、従来例え
ば、遠心ポンプや歯車ポンプなどが使用される。しか
し、使用済みの切削液には、小さい切り屑などのゴミが
混入しているため、この切り屑がポンプの羽根車にかん
でポンプの故障の原因となる不都合があった。
【0003】そこで羽根車を用いないポンプとして、例
えば特許出願公表第63-502198 号公報に見られる流体ポ
ンプがあり、これは下部に取水開口を有するチャンバー
の上部に圧縮空気の入口を設け、液体の排出管を内部に
開口し、また、エアベントを開口するもので、取水開口
に一方向弁を設け、エアベントに弁を設け、あるいはエ
アベントを圧縮空気の供給管に組み込む構成とする場合
はここに弁を設けている。
【0004】そして、取水開口からチャンバーに取り込
んだ液の液位が上昇すると、これにともないフロートも
上昇し、フロートの上昇によってエアベントに設けた弁
が閉じると、チャンバー内に供給される圧縮空気のエア
圧により取り込んだ液が排出管から排出される。なお、
圧縮空気の供給管にベントを組み込んでいる場合は、こ
の弁を別途閉じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧縮空気のエア圧によ
りチャンバー内の液体を排出するポンプは、羽根車を使
用しない点では、これを切削液汲み上げ用のポンプとし
て使用しても切り屑がポンプに詰まるおそれはないが、
エアベントの弁をフロートにより作動させるものである
ため、フロートが弁座に密着したまま、液体の取り入れ
が出来なくなるおそれがある。
【0006】また、圧縮空気の供給管にベントを組み込
むタイプでも、ここに設けた弁だけを別途動作させるた
めの機構を必要とし、構成が複雑となる。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、構造が簡単で、弁が確実に動作して液の取り入れが
確実に行え、しかも切り屑などのゴミで損傷するおそれ
もないエアポンプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、下部に液流入口を設けたケーシングを液受皿
内に配設し、ケーシング内にエア供給管を配設し、該エ
ア供給管の上方部にケーシング内へのエアの供給口を開
口するとともに、下方部に前記液流入口をエア圧により
移動して閉塞しバネの弾力により開放位置に復位する弁
を設け、また、ケーシング内に液排出管を開口したこと
を要旨とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、液受皿内に溜まった使用済み
の切削液などの液は液流入口からケーシング内に流入し
ここに溜まる。エア供給管にエアを送ると、このエア圧
で弁が移動して液流入口を閉じ、かつエアの供給口から
ケーシング内に流入して内部を加圧するから、内部の液
が液排出管から排出される。そして、エアの供給を停止
すると弁に加わるエア圧がなくなるから、弁はバネの弾
力により復位して液流入口を開放する。
【0010】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のエアポンプの第1実施例を示
す説明図で、工作機械の使用済みの切削液を汲み上げる
ポンプに実施する場合について説明する。
【0011】図3はかかる工作機械に実施する場合の全
体構成図で、図中1は工作機械、2は切削液タンクで、
ポンプ3を介して切削液タンク2と工作機械1とを供給
管4で接続する。工作機械1の下方に使用済みの切削液
受皿5を設け、この切削液受皿5に工作機械1に接続す
る切削液の排出管22を開口するとともに、内部に本発明
のエアポンプ6を配設する。
【0012】エアポンプ6は、第1実施例として図1に
示すように、上蓋7bと底蓋7cとにより密閉されたケ
ーシング7に脚7aを取付け、該ケーシング7を貫通さ
せてエア供給管8をケーシング7内に配設する。そし
て、該エア供給管8の下端は開放して下方部にケーシン
グ7内とを連通する液流入口9を開口し、この位置でエ
ア供給管8内に弁10を上下にスライド自在に設ける。こ
の弁10は常時は板バネ11の弾力により液流入口9を開放
するよう位置決めされている。また、12は弁10のそれ以
上の下降を阻止するストッパーである。
【0013】エア供給管8の上方部にケーシング7内へ
のエアの供給口13を開口し、液排出管14の下端をケーシ
ング7内の底部近くに開口する。
【0014】エア供給管8の上端を三方弁15を介してエ
ア供給源16としてのエアコンプレッサなどに接続する。
この三方弁15はエア供給管8をエア供給源16側と大気と
に切り換える機能を有する。図中17はエア制御装置で、
三方弁15の起動時間や起動間隔を入力設定する入力手段
としてのキーボード18の設定信号と、マニュアル操作に
よる場合のスタートスイッチ20からのスタート信号とタ
イマー21の時間信号とをエア制御部19に導入し、該エア
制御部19の制御信号を三方弁15に導入した。
【0015】次に動作について説明すると、工作機械1
での使用済の切削液は排出管22から切削液受皿5に流入
し、ここに溜まる。この切削液受皿5にエアポンプ6を
置き、液排出管14の他端を切削液タンク2に接続する。
通常は、三方弁15は大気側に切替わりエア供給管8は大
気と連通している。よって、弁10は板バネ11の弾力によ
り上方に押し上げられて液流入口9から外れた位置にあ
り、切削液受皿5に溜まった切削液はこの液流入口9か
らケーシング7内に流入する。
【0016】キーボード18でエア制御部19に予め入力設
定した三方弁15の駆動時間になると、または時間設定し
ていない場合はスタートスイッチ20を押すと、三方弁15
がエア供給源16側に切り替わる。これにより、エア供給
源16からのエアがエア供給管8に入りエア圧により弁10
が板バネ11の弾力に抗して下方に押され液流入口9を閉
じる。この場合、ストッパー12により弁10のそれ以上の
下降が阻止され、弁10がエア供給管8から飛び出ること
はない。
【0017】同時にエア供給管8に供給されたエアは供
給口13からケーシング7内に入り、内部を加圧する。そ
の結果、ケーシング7内に溜まっている切削液は排出管
14から排出されて切削液タンク2に戻り、再使用され
る。
【0018】その後、設定時間が経過するとタイマー21
が作動し、またはスタートスイッチ20をオフすると、三
方弁15が大気側に切り替わり、エア供給管8が大気と再
び連通する。その結果、弁10が板バネ11の弾力により上
方に押し上げられ液流入口9が開放され切削液受皿5内
の液が流入する。
【0019】図2は第2実施例を示し、基本構成は前記
第1実施例と同様であるが、これは液流入口9を開閉す
る弁10に連結杆24でエアの供給口13および大気連通管25
を開閉する弁23を連結したもので、この場合、弁10が液
流入口9を閉じ、かつ弁23が大気連通管25を閉じてから
弁23が供給口13を開くように連結杆24の長さや弁10,23
の液流入口9、エアの供給口13、大気連通管25に対する
相対的位置関係を決定する。
【0020】よって、エア供給管8内にエア圧が加わら
ない状態では板バネ11の弾力により弁10、23が連動して
押し上げられ、弁10は液流入口9を開き、弁23はエアの
供給口13を閉じ大気連通管25を閉じている。よって、孔
26、大気連通管25によってケーシング7内は大気開放と
なっているので液が流入できる。この状態からケーシン
グ7内の切削液を排出するためにエア供給管8にエアが
供給されると、エア圧により弁10,23が同時に下降し弁
10は直ぐに液供給口9を閉じ、弁23によって大気連通管
25を閉じるが、弁23はまだエアの供給口13を開放しな
い。
【0021】その後、さらに弁10,23が下降すると液流
入口9及び大気連通管25を閉じたままで、弁23がエアの
供給口13を開放するから、ケーシング7内が加圧されて
内部の切削液が排出管14から排出される。
【0022】この場合、弁10,23により液流入口9、大
気連通管25が完全に閉じてから、エア供給口13が開放さ
れるから、ケーシング7内が加圧されるときに内部の切
削液が下方の液流入口9から逆流して切削液受皿6に戻
ることを阻止できる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明のエアポンプ
は、構造が簡単で、液流入口に設けた弁をバネの弾力に
より開くようにし、液排出のために加えるエア圧により
閉じるようにしたから、ケーシング内への液の取り入
れ、ケーシングからの液の排出も確実に行え、しかも従
来のポンプのように羽根車などを用いないから切り屑な
どのゴミで損傷するおそれもないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアポンプの第1実施例を示す説明図
である。
【図2】本発明のエアポンプの第2実施例を示す説明図
である。
【図3】本発明のエアポンプの全体構成図である。
【符号の説明】
1…工作機械 2…切削液タンク 3…ポンプ 4…供給管 5…切削液受皿 6…エアポンプ 7…ケーシング 7a…脚 7b…上蓋 7c…底蓋 8…エア供給管 9…液流入口 10…弁 11…板バネ 12…ストッパー 13…エアの供給口 14…排出管 15…三方弁 16…エア供給源 17…エア制御装置 18…キーボード 19…エア制御部 20…スタートスイッチ 21…タイマー 22…排出管 23…弁 24…連結杆 25…大気連通管 26…孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に液流入口を設けたケーシングを液
    受皿内に配設し、ケーシング内にエア供給管を配設し、
    該エア供給管の上方部にケーシング内へのエアの供給口
    を開口するとともに、下方部に前記液流入口をエア圧に
    より移動して閉塞しバネの弾力により開放位置に復位す
    る弁を設け、また、ケーシング内に液排出管を開口した
    ことを特徴とするエアポンプ。
JP5097454A 1993-04-23 1993-04-23 エアポンプ Expired - Lifetime JP2953249B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010260018A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Takahiro Aoki 液体移送装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50111607A (ja) * 1974-02-12 1975-09-02
JPS63110699U (ja) * 1987-01-12 1988-07-15

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