JPH0621722U - エアフィルタにおけるオートドレン装置 - Google Patents

エアフィルタにおけるオートドレン装置

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JPH0621722U
JPH0621722U JP6401092U JP6401092U JPH0621722U JP H0621722 U JPH0621722 U JP H0621722U JP 6401092 U JP6401092 U JP 6401092U JP 6401092 U JP6401092 U JP 6401092U JP H0621722 U JPH0621722 U JP H0621722U
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pilot
chamber
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塚 達 也 大
野 雅 康 井
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドレンの影響を受けることなく確実に作動す
る、エアフィルタにおけるオートドレン装置を提供す
る。 【構成】 ケース3内に設けたオートドレン装置5が、
受圧体18で区画されたパイロット室21とケース内に
連通する受圧室20を有し、パイロット室のパイロット
弁座22を開閉するパイロット弁体23を、駆動部材2
4によって受圧室20より下方のフロート16に連結す
る。ドレン弁座12を開閉するドレン弁体13を、受圧
体18の下方に設けた筒部18aの先端部分外周に設
け、パイロット室21を筒部の通路27によって外部に
連通させる。 【効果】 ドレンによる受圧体のシール部材の膨潤がな
いので、オートドレン装置が確実に作動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エアフィルタおいて圧縮空気から分離させた水分、オイルミスト及 び塵埃等をドレンとして排出させる、エアフィルタにおけるオートドレン装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧縮空気には、水分、オイルミスト及び塵埃等が含まれており、この圧縮空気 をそのまま流体圧機器に供給すると種々のトラブルが発生するので、エアフィル タによって予めこれらを分離する必要があり、エアフィルタにおいてドレンとし て分離されたこれらの混合物は、該エアフィルタに設けたオートドレン装置によ って外部に排出される。
【0003】 従来公知のオートドレン装置は、ドレン口の近くに、ドレン弁、該ドレン弁を 作動させるための受圧体によって区画されたパイロット室及び受圧室、並びに該 パイロット室をケース内に連通させるパイロット弁部をそれぞれ設け、ドレン弁 の上方に設けたフロートの浮沈によりパイロット弁部を開放して、受圧体を作動 させることにより上記ドレン弁を開放して、ドレンを排出している。 このため、ドレン弁を開閉させる受圧体が、塵埃を含むドレン中に埋没するの で、受圧体のシール部材がドレンにより膨潤して作動不良の原因となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、ドレンの影響を受けることなく確実に作動 する、エアフィルタにおけるオートドレン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、エアフィルタに取付けたフィルタエレメ ントにより圧縮空気から分離されて、該エアフィルタのケース内に貯留する水分 、オイルミスト及び塵埃等からなるドレンを、該ドレンの液位の上昇により作動 して排出させるエアフィルタのオートドレン装置において、上記オートドレン装 置が、ケース底部に設けたドレン弁座と、該ドレン弁座の上方に設けたドレン駆 動部とを備え、上記ドレン駆動部が、受圧体によって区画された上方のパイロッ ト室及びケース内に連通する下方の受圧室と、上記パイロット室に設けたパイロ ット弁座及び該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、パイロット室に縮 設され受圧体を受圧室側に付勢するばねと、ドレン弁座と受圧室との間に浮沈可 能に装着されたフロートと、該フロートの浮沈により上記パイロット弁体を駆動 してパイロット弁座を開閉させる駆動部材とを備え、上記受圧体の下面に、パイ ロット室を外部に連通させる通路を有し上記ドレン弁座に接離する筒部を設け、 上記ドレン弁座を開閉するドレン弁体を、上記筒部の先端近くの外周面に取付け たことを特徴としている。
【0006】
【作用】
ドレンの液位が低いときは、フロートが沈下して駆動部材によりパイロット弁 体がパイロット弁座を閉鎖している。このため、ケース内に連通する受圧室の圧 力が筒部に設けた通路によって外部に連通しているパイロット室の圧力より高い ので、受圧体がばねの付勢力に抗して上動して筒部の先端部分に取付けたドレン 弁体がドレン弁座を閉鎖している。 ドレンの液位の上昇によりフロートが所定の高さに浮上すると、駆動部材によ りパイロット弁体がパイロット弁座を開放してパイロット室の圧力が受圧室の圧 力にほぼ等しくなるため、ばねの付勢力により受圧体が下動してドレン弁体がド レン弁座を開放するので、ドレンが外部に排出される。 ドレンの排出によりその液位が低下すると、フロートが沈下してパイロット弁 体がパイロット弁座を閉鎖し、外部に連通するパイロット室の圧力が受圧室の圧 力より低くなるので、受圧体が上動してドレン弁体がドレン弁座を閉鎖する。
【0007】 上記オートドレン装置は、ドレン駆動部をフロートの上方に設けたことにより 、該駆動部の受圧体に設けたシール部材がドレンによって膨潤しないので、オー トドレン装置の作動が確実である。
【0008】
【実施例】
図は本考案の第1実施例を示し、このエアフィルタ1は、本体2、該本体2に 取外し可能に嵌着されたケース3、圧縮空気から水分、オイルミスト及び塵埃等 を分離させるフィルタエレメント4、及びこれらをドレンとして排出させるオー トドレン装置5を備え、本体2に配管が接続される圧縮空気の流入口7と流出口 8が相互に背向して形成されており、これらの口7と8はいずれもケース3に向 いて開口している。そして上記フィルタエレメント4は、取付けねじ9によって 流入口7のケース側開口に取付けられている。
【0009】 オートドレン装置5は、ケース3の底部に嵌着された中空の弁座部材11の内 周面に取付けられた、ドレン弁座12を構成するシール部材と、該ドレン弁座1 2を開閉するドレン弁体13を駆動するドレン駆動部14とを備えている。 上記ドレン駆動部14は、弁座部材11の上方に取付けられフロート16の浮 沈(上下動)を案内する案内筒体15と、案内筒体15の拡径部に取付けられた カバー17と、カバー17に摺動可能に挿入された受圧体18とを備え、該受圧 体18から一体に下方に伸びる筒部18aの先端部外周に、上記ドレン弁体13 が取付けられている。
【0010】 上記カバー17内は、受圧体18によって、下方の受圧室20と、上方のばね 28が縮設されたパイロット室21とに区画され、カバー17にパイロット室2 1に開口するパイロット弁座22が形成されている。該パイロット弁座22を開 閉するパイロット弁体23は、カバー17に摺動可能に装着され、基端がカバー 17に枢着された揺動ピン25の中間に、これと一体移動可能に取付けられてい る。そして、揺動ピン25の先端と上記フロート16は、連結体26によって一 体移動可能に連結され、これらによってパイロット弁体23の駆動部材24が構 成される。 上記弁座部材11と案内筒体15間の空間及び受圧室20は、いずれも案内筒 体15に設けた径方向の開口によってケース3内に連通し、受圧体18の上記筒 部18aに設けた通路27は、基端が上記ばね28を受けるばね受け板29に設 けたオリフィスによってパイロット室21に、先端が外部にそれぞれ連通してい る。
【0011】 上記第1実施例は、ケース3内のドレンの液位が低いときはフロート16が沈 下しているので、パイロット弁体23がパイロット弁座22を閉鎖している。し たがって、通路27によって外部に連通するパイロット室21の圧力が、ケース 内の空気圧が作用している受圧室20の圧力より低いために、受圧体18がばね 28の付勢力に抗して上動して、ドレン弁体13がドレン弁座12を閉鎖してい る。 流入口7から供給された圧縮空気は、該空気中の水分、オイルミスト及び塵埃 等がフィルタエレメント4によって分離され、清浄な空気になって流出口8から 流出し、フィルタエレメント4において凝集された水分、オイル、塵埃等は液滴 となって落下して、ケース3の底部にドレンとして貯留される。 ケース3内のドレンの液位の上昇によりフロート16が所定の高さに浮上する と、揺動ピン25が反時計方向に揺動してパイロット弁体23がパイロット弁座 22を開放するので、パイロット室21の圧力が受圧室20の圧力にほぼ等しく なる。この場合、上記通路27は、基端がばね受け板29のオリフィスによって パイロット室21に連通しているので、パイロット室21の圧力がケース3内の 圧力より大幅に低下することはない。 したがって、受圧体18がばね28の付勢力により下動してドレン弁体13が ドレン弁座12を開放するので、ドレンが排出される(図1参照)。
【0012】 ドレンの排出によってその液位が低下すると、フロート16が沈下して揺動ピ ン25が時計方向に揺動し、パイロット弁体23がパイロット弁座22を閉鎖す るので、パイロット室21の圧力が通路27によって徐々に低下する。これによ って、受圧体18がばね28の付勢力に抗して上動してドレン弁体13がドレン 弁座12を閉鎖するので、ドレンの排出が終了する。
【0013】 上記第1実施例は、受圧体18及びパイロット弁座22がフロート16の上方 、換言すればドレンの液位より上方にあるので、受圧体18のシール部材19が ドレンによって膨潤したり、パイロット弁座22にドレン中の塵埃が詰まったり しないので、オートドレン装置5の作動が確実である。
【0014】 図2は本考案の第2実施例を示し、第2実施例のエアフィルタ31は、本体 32と、該本体32の上下方向両側に取外し可能に嵌着されたエレメントケース 33及び上記ケース3を備え、本体31の軸方向に、これらのケースの空間を連 通させるとともに流出口8が開口する流路35が形成されている。 そして、本体32に設けた圧縮空気の流入口7はエレメントケース33内に開 口し、上記流路35のエレメントケース33側の開口に、フィルタエレメント3 6が気密に装着されており、ケース3内に上記オートドレン装置5が取付けられ ている。 上記第2実施例は、エレメントケース33を本体32から外すことによって、 ドレンが貯留しているケースと関係なくフィルタエレメント37を交換すること ができる。 第2実施例の他の構成及び作用は第1実施例と同じであるから、図の主要な箇 所に同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0015】
【考案の効果】
本考案のエアフィルタにおけるオートドレン装置は、ドレン弁体を駆動するド レン駆動部を、ドレンの液位によって浮沈するフロートの上方に設けたために、 ドレン駆動部におけるシール部材の膨潤による作動不良がないので、フロートに よって駆動するオートドレン装置の作動が確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断正面図である。
【図2】第2実施例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1,31 エアフィルタ 3 ケース 4,36 フィルタエレメント 5 オートドレン装置 12 ドレン弁座 13 ドレン弁体 14 ドレン駆動部 16 フロート 18 受圧体 18a 筒部 20 受圧室 21 パイロット室 22 パイロット弁座 23 パイロット弁体 24 駆動部材 27 通路 28 ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアフィルタに取付けたフィルタエレメ
    ントにより圧縮空気から分離されて、該エアフィルタの
    ケース内に貯留する水分、オイルミスト及び塵埃等から
    なるドレンを、該ドレンの液位の上昇により作動して排
    出させるエアフィルタのオートドレン装置において、 上記オートドレン装置が、ケース底部に設けたドレン弁
    座と、該ドレン弁座の上方に設けたドレン駆動部とを備
    え、 上記ドレン駆動部が、受圧体によって区画された上方の
    パイロット室及びケース内に連通する下方の受圧室と、
    上記パイロット室に設けたパイロット弁座及び該パイロ
    ット弁座を開閉するパイロット弁体と、パイロット室に
    縮設され受圧体を受圧室側に付勢するばねと、ドレン弁
    座と受圧室との間に浮沈可能に装着されたフロートと、
    該フロートの浮沈により上記パイロット弁体を駆動して
    パイロット弁座を開閉させる駆動部材とを備え、 上記受圧体の下面に、パイロット室を外部に連通させる
    通路を有し上記ドレン弁座に接離する筒部を設け、 上記ドレン弁座を開閉するドレン弁体を、上記筒部の先
    端近くの外周面に取付けた、 ことを特徴とするエアフィルタにおけるオートドレン装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327506A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Smc Corp ドレンのオーバーフロー防止機能付きドレンセパレータ
WO2016151884A1 (ja) * 2015-03-26 2016-09-29 株式会社コガネイ フィルタ
CN108317080A (zh) * 2018-04-17 2018-07-24 山东省章丘鼓风机股份有限公司 一种防爆的罗茨鼓风机

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CN108317080B (zh) * 2018-04-17 2024-03-01 山东省章丘鼓风机股份有限公司 一种防爆的罗茨鼓风机

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