JP2700733B2 - 洗浄装置付き空気弁 - Google Patents

洗浄装置付き空気弁

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JP2700733B2
JP2700733B2 JP26385891A JP26385891A JP2700733B2 JP 2700733 B2 JP2700733 B2 JP 2700733B2 JP 26385891 A JP26385891 A JP 26385891A JP 26385891 A JP26385891 A JP 26385891A JP 2700733 B2 JP2700733 B2 JP 2700733B2
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valve
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exhaust chamber
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光盛 中村
純宏 粂田
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば下水管などの
通水管の空気抜きを行う空気弁において、内部を自動的
に洗浄できるようにした洗浄装置付き空気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】空気弁は、下水管などの通水管の空気抜
きを行うために、通水管に連通して取付けられている。
ところが、空気弁における弁箱の内部には、下水ととも
に油脂成分を含んだヘドロ状の異物が侵入し、フロ−ト
や弁箱の内面に付着・堆積して空気弁の適正な作動を妨
げ、作動不良を招くことになる。そこで、従来は、たと
えば2〜6ケ月間隔で定期的に内部点検を行って、フロ
−トや弁箱の内面に付着・堆積している異物を認めた場
合には、異物除去のための清掃作業がなされる。しか
し、内部点検および清掃作業を行うためには、空気弁を
分解する煩わしい作業が必要になるので作業性に劣る。
しかも、分解作業中に有害ガスを吸い込んだり、有害な
液体が付着する場合もあり安全性の低い難点を有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、清掃作業に際して空気弁を分解する煩わしい作業
が必要であるため、作業性に劣る点と、分解作業中に有
害ガスを吸い込んだり、有害な液体が付着するおそれも
あり安全性の低い点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、弁箱内で上昇
するフロ−トにより押上げられる弁体で弁箱と該弁箱の
上側に形成された排気室との連通が遮断され、前記フロ
−トとともに下降する弁体で前記弁箱と前記排気室とを
連通させる空気弁において、前記弁箱と前記排気室との
連通状態を検出する検出手段と、空気弁の吸気時に前記
検出手段から出力される前記弁箱と前記排気室との連通
状態検出信号に基づいて前記フロ−トと弁箱の内面に向
けて高圧洗浄流体を噴射する高圧洗浄流体噴射装置が設
けられていることを特徴とし、自動的に洗浄を行って、
煩わしい空気弁の分解作業を省略し、有害ガスや有害な
液体によって生じる様々な弊害の発生を防止して安全性
を高める目的を達成した。
【0005】
【作用】本発明によれば、弁箱内への下水の流入にとも
なって、フロ−トに浮力が生じて上昇する。フロ−トの
上昇によって弁体も上昇するので、弁箱と排気室との連
通が遮断され、弁箱内に空気を閉じ込めた充水閉止状態
になる。通水管の排水によって弁箱の内部が負圧になる
と弁体に大気圧が負荷され、弁体を押し下げて多量の空
気を吸い込む吸気がなされる。この場合の弁箱と排気室
との連通状態は、検出手段によって検出される。これに
より、検出手段から高圧洗浄流体水噴射装置に弁箱と排
気室との連通状態検出信号が出力され、高圧洗浄流体水
噴射装置からフロ−トおよび弁箱の内面に向けて高圧洗
浄流体を所定時間噴射して、フロ−トや弁箱の内面に付
着・堆積している異物を除去して通水管に流下させる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す縦断面図であ
る。この図において、空気弁は、通水管1に連通して取
付けられた弁箱2と、弁箱2の内部に収容されたフロ−
ト3と、フロ−ト3に取付けられて上方にのびる弁棒4
と、この弁棒4に対してピン5を介して連結され、上下
方向の長孔6の長さに略対応する相対移動量を有して、
弁棒4の上側に連結された弁体7を具備している。弁体
7は、下端部に小さい空気孔7aを設けた中空軸部7A
と、この中空軸部7Aの下端部において径外方向に張出
し形成したフランジ7Bとを有し、フランジ部7Bが弁
箱2の上部に着脱可能に取付けられた弁箱カバ−8内に
位置している。弁−箱カバ−8の上部にシ−ト受け9が
取付けられ、このシ−ト受け9に形成した弁孔9A周辺
部の下向きの弁座9Bに、弁体7のフランジ部7Bの上
面に取付けられている環状のシ−ル部材7bが対向して
いる。シ−ト受け9には、排気ポ−ト10aを介して大
気に連通する排気室10が形成されており、その上部に
ダイヤフラム装置11が取付けられている。また、中空
軸部7Aは、弁孔9Aからシ−ト受け9の排気室10を
通ってダイヤフラム装置11内に摺動自在に挿通され、
その上端部にダイヤフラム11Aを取付け、スプリング
12によって常時閉弁方向(上方向)に付勢されてお
り、上部圧力室11Bはエアノズル11bを介して大気
に連通している。ダイヤフラム装置11の天井を貫通
し、かつ弁体7に対応して、リミットスイッチによって
なる弁箱2と排気室10との連通状態、つまり弁体7の
開弁状態を検出する検出手段13が取付けられている。
検出手段13によって検出された弁箱2と排気室10と
の連通状態検出信号は制御器14に出力され、前記検出
信号に基づいて制御器14から高圧洗浄流体噴射装置1
5に高圧洗浄流体噴射信号を出力して、高圧洗浄流体噴
射装置15に接続されているノズル15A,15Aから
フロ−ト3および弁箱2の内面に向けて高圧洗浄流体
(高圧水)を所定時間噴射するようになっている。な
お、図中16はストレ−ナ、17は弁箱2内の上部空気
だまりを示す。
【0007】つぎに、前記構成の作動について説明す
る。通水管1の配管が完了した時点では、フロ−ト3が
垂れ下がり、弁体7はスプリング7のばね力で上昇し
て、フランジ部7Bのシ−ル部材7bがシ−ト受け9の
弁座9Bに密着した閉弁状態、すなわち弁箱2と排気室
10の連通が遮断されている状態に保持される。そのた
めに、通水管1内の空気は矢印で示すように、弁箱2か
ら弁体7の小さい空気孔7aを通ってダイヤフラム装置
11の上部圧力室11Bに入り、ここからエアノズル1
1bを通って排気(初期排気)される。この場合、弁体
7の上端部が検出手段13に当接している。
【0008】通水管1への充水作業によって、通水管1
および弁箱2内の空気圧が高くなると、圧力室11Bも
高圧になり、スプリング12のばね力に抗してダイヤフ
ラム11Aを押し下げ、ピン5を介して弁体7も押し下
げるので、図2のようにフランジ部7Bのシ−ル部材7
bをシ−ト受け9の弁座9Bから離間させた開弁状態に
なる。その結果、弁箱2の内部は、弁孔9A,排気室1
0,排気ポ−ト10aの経路によって大気に連通するの
で、矢印で示すように、通水管1および弁箱2内の高圧
空気の多量排気(圧力下多量排気)がなされて、下水が
弁箱2に進入する。この場合、弁体7の上端部が検出手
段13から離間する。つまり、検出手段13によって弁
箱2と排気室10との連通状態が検出される。ただし、
この多量排気時には、必ずしも高圧洗浄流体噴射する必
要がないので、制御器14から高圧洗浄流体噴射装置1
5への高圧洗浄流体噴射信号の出力を遮断するように予
め制御しておけばよい。
【0009】弁箱2内への下水の進入によってフロ−ト
3に浮力が生じて上昇し、弁棒4の上端で弁体7の小さ
い空気孔7aを閉塞して、弁体7を突き上げる。したが
って、図3のように弁孔9Aが閉じられ、弁箱2内の空
気だまり17に空気を閉じ込めた閉弁(充水閉止)状態
になる。弁体7の上端部は検出手段13に当接する。こ
のように閉弁された後に、通水管1内の下水に混入して
いる空気が弁箱2内に進入すると、空気だまり17の圧
力が高くなり、弁箱2内の下水面を下げる。そのため
に、フロ−ト3の喫水が低くなり喫水の低下分だけフロ
−ト3の浮力を小さくして下降させ、図2のようにフラ
ンジ部7Bのシ−ル部材7bをシ−ト受け9の弁座9B
から離間させた開弁状態になり、圧力排気がなされる。
この圧力排気時にも、必ずしも高圧洗浄流体噴射する必
要がないので、制御器14から高圧洗浄流体噴射装置1
5への高圧洗浄流体噴射信号の出力を遮断するように予
め制御しておけばよい。
【0010】通水管1の排水作業によって、弁箱2の内
部が負圧になると、排気ポ−ト10a,排気室10,弁
孔9Aの経路で弁体7に大気圧が負荷され、弁体7を押
し下げる、したがって、図4の矢印で示すように、て多
量の空気を吸い込む吸気がなされる。この場合、弁体7
の上端部が検出手段13から離間する。つまり、検出手
段13によって弁箱2と排気室10との連通状態が検出
される。これにより、検出手段13から高圧洗浄流体水
噴射装置15に弁箱2と排気室10との連通状態検出信
号が出力され、高圧洗浄流体水噴射装置15のノズル1
5A,15Aからフロ−ト3および弁箱2の内面に向け
て高圧洗浄流体を所定時間噴射して、フロ−ト3や弁箱
2の内面に付着・堆積している異物を除去して通水管1
に流下させる。以後は、吸気サイクル毎に高圧洗浄流体
水噴射装置15のノズル15A,15Aからフロ−ト3
および弁箱2の内面に向けて高圧洗浄流体を所定時間噴
射して、フロ−ト3や弁箱2の内面に付着・堆積してい
る異物を除去して通水管1に流下させる。
【0011】このように、本発明によれば、空気弁を分
解することなくフロ−ト3や弁箱2の内面に付着・堆積
している異物を自動的に除去することができるので作業
性が向上する。しかも、有害なガスを吸い込んだり、有
害な液体が付着するおそれもない。したがって、安全性
が向上する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、空気弁
を分解することなくフロ−トや弁箱の内面に付着・堆積
している異物を自動的に除去することができるので作業
性が向上する。しかも、有害なガスを吸い込んだり、有
害な液体が付着するおそれもない。したがって、安全性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】圧力下多量排気状態および圧力下排気状態を示
す拡大断面図である。
【図3】充水閉止状態を示す拡大断面図である。
【図4】吸気状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 通水管 2 弁箱 3 フロ−ト 4 弁棒 7 弁体 10 排気室 13 検出手段 7 蓄電装置 13 検出手段 15 高圧洗浄流体噴射装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水管に連通して弁箱が取付けられ、こ
    の弁箱内にフロ−トが配置され、このフロ−トに弁体が
    連結されているとともに、弁箱内で上昇するフロ−トに
    より押上げられる弁体で弁箱と該弁箱の上側に形成され
    た排気室との連通が遮断され、前記フロ−トとともに下
    降する弁体で前記弁箱と前記排気室とを連通させる空気
    弁において、前記弁箱と前記排気室との連通状態を検出
    する検出手段と、空気弁の吸気時に前記検出手段から出
    力される前記弁箱と前記排気室との連通状態検出信号に
    基づいて前記フロ−トと弁箱の内面に向けて高圧洗浄流
    体を噴射する高圧洗浄流体噴射装置が設けられているこ
    とを特徴とする洗浄装置付き空気弁。
JP26385891A 1991-10-11 1991-10-11 洗浄装置付き空気弁 Expired - Lifetime JP2700733B2 (ja)

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JPH05106751A JPH05106751A (ja) 1993-04-27
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