JPH0630718Y2 - ワイシャツ保形具 - Google Patents

ワイシャツ保形具

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JPH0630718Y2
JPH0630718Y2 JP10027191U JP10027191U JPH0630718Y2 JP H0630718 Y2 JPH0630718 Y2 JP H0630718Y2 JP 10027191 U JP10027191 U JP 10027191U JP 10027191 U JP10027191 U JP 10027191U JP H0630718 Y2 JPH0630718 Y2 JP H0630718Y2
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JP
Japan
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collar
button
rising
notch
shirt
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JP10027191U
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JPH0542186U (ja
Inventor
健 中井
Original Assignee
八尾キーパー株式会社
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、包装したワイシャツ若
しくはカッターシャツ等の首部近傍における身頃打合せ
個所に緩みを発生させないための保形具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイシャツ等の包装袋内部での折
畳み姿勢を保持すべく、 折り目には多数のピンが刺し通
されていたが、 消費者の安全などの理由から近年に至り
ピンはプラスチック製のU字形クリップに置き換えられ
つつある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし衿の立上り部、
つまりカラー部分、の打合せ個所には十分なスペースが
ない上にU字形クリップでは緊締作用が不十分で、しか
も見苦しい、等の理由からU字形クリップを嵌めること
ができず、今だに該部位には1本のピンが使用されてい
る。そのため、急いで開梱し着用する場合にはピンの除
去を忘れて指先や首筋を刺傷する恐れがあり、消費者か
ら苦情を受けることも稀ではない。しかも、ワイシャツ
等の製造者の側では、 ピン刺通し作業が従来型保形具の
装着作業のほかに余分に必要であり、 しかも指先のケガ
を避ける注意を怠ることができないので作業能率の面か
らも好ましくないという問題があった。
【0004】そこで、本考案は、このような従来のワイ
シャツ等の包装形態が有していた問題点を解決するため
に、身頃の最上部に連なった衿立上り部どうしを、そこ
のボタンを利用して緊締状態に保持し得る保形具を提供
することによって、安全性と作業性の向上を図ることを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本考案の基本的構成を、実施例に対応する図1乃至図6
により説明すると、本考案に係るワイシャツ保形具は、
V字形に成形された板体の左右両側部(11),(11)を衿(2
0)の前後の立上り部(21a),(21b)と折返し片(22)との間
への挿入片とし、 板体の中央部(12)を衿(20)の前立上り
部(21a)と後立上り部(21b)との打合せ個所に有するボタ
ン縫付け糸(24)への掛止片とし、 前記中央部(12)の中央
にはその下辺(12a)より上辺(12b)へ向って上下幅の「約
半分」に亙り切込まれたボタン縫付け糸挿入用の切欠(1
3)を設けたものにおいて、 前記切欠(13)の奥端部を略々
中心とした部分球面形の、 前記打合せ個所に向い膨出し
若しくは外方へ向い膨出した前立上り部(21a)押圧用の
突部(14)を設けた点に特徴がある。なお、上記の「約半
分」とは、ボタン糸への十分な係合と、左右両側部の相
対角度保持の観点とから決められる寸法であり、実際に
は3割程度あるいは7割程度の場合をも含む意味であ
る。更に、前・後立上り部とは、それぞれ前・後身頃上
端からの立上り部を意味する。
【0006】切欠(13)の奥端において衿側へ向って「内
方へ膨出」した突部(14)の場合には、 部分球面形の凹部
がボタンに向かうことになるため、 該部分球面の直径が
ボタンの直径を上回らないことが肝要である。 しかし、
このように内方へ向い膨出していれば、 外方から見た場
合には凹部であり、 該凹部の周縁が均等にボタン内面の
周縁へ接当するので、 ボタンが傾斜することはなく、 特
に好適な突部(14)の態様である。
【0007】
【作用】本考案はこのような構成としたものであるか
ら、折返し片(22)を若干持ち上げて、板体をボタン背面
と衿表面との間へ差し込みつつ、 中央部(12)の切欠(13)
開口縁を上方からボタン縫付け糸(24)へ当てがい、 該板
体を押し下げればよく、 これにより該切欠(13)の奥端へ
ボタン縫付け糸が挿入されることになる。 即ち、 後側
(身体側)の衿立上り部(21b)へ縫着されたボタンを 前
側(外側)の立上り部(21a)のボタン穴へ通したのちに、
この操作を行うことにより、 該ボタンと前側(外側)
の立上り部(21a)との間へ前記の部分球面形の押圧用突
部(14)が圧入される。
【0008】従って、本考案の保形具を上記のように装
着すれば、 縫糸を介しての反力により衿(20)の後側立上
り部(21b)が前側立上り部(21a)へ強く押し付けられて、
該前側立上り部(21a)が突部(14)と後側立上り部(21b)と
の間に挟圧された状態となる。 つまり、 ワイシャツ等の
首部は、 この作用により「たるみ」が防止され、円みを
帯びた逆三角形を整然と保つことになる。 このようにし
てピンは一切不要となり、 使用時の安全および包装作業
性の両点において極めて好ましい保形具を実用に供する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、 図面を参照しつつ本考案の実施例を説
明する。図1〜図6は、本考案の第1実施例を示し、適
宜な強さの弾性を備えたプラスチックシートを切り抜
き、或はその後に真空成形を行ってV字形に成形された
板体の左右両側部(11),(11)を、衿(20)の前後の立上り
部(21a),(21b)と折返し片(22)との間への挿入片とし、
この板体の中央部(12)を衿(20)の前立上り部(21a)と後
立上り部(21b)との打合せ個所に有するボタン縫付け糸
(24)への掛止片とした点、並びに、 前記中央部(12)の下
辺(12a)より上辺(12b)へ向って上下幅の約半分に亙り切
込まれたボタン縫付け糸挿入用の切欠(13)を設けた点に
おいては従来の保形具と同様である。
【0010】しかし本考案の特徴は、前記切欠(13)の奥
端部を略々中心とした部分球面形の、 前記打合せ個所に
向い膨出し若しくは外方へ向い膨出した前立上り部(21
a)押圧用の突部(14)を設けた点にある。換言すれば、中
央部(12)のセンターに設けた突部(14)がボタン直下の前
立上り部に対して直接的な押圧作用をなす点に特徴があ
る。
【0011】この第1実施例においては、突部(14)が衿
側へ向って「内方へ膨出」している。 従って、 部分球面
形の凹部がボタン(B)に向かうことになるため、 該ボタ
ンが凹部内へ入り込まないよう部分球面の直径をボタン
(B)の直径よりも若干小としなければならない。その反
面、この例では該凹部の全周縁が均等にボタン内面の全
周縁へ接当することができ、ボタン(B)と突部(14)の
「芯合わせ」が良好である限り該ボタンが傾斜すること
はなく、 従って突部(14)による前立上り部(21a)押圧作
用が不完全になる恐れはない。 この「芯合わせ」は、中
央部(12)の高さと切欠(13)の幅及び深さ、特に切欠(13)
の深さをワイシャツ首部の寸法仕様に適合させることに
より容易に確保できる。
【0012】なお第1実施例では、左右両側部(11),(1
1)が周縁を除くほぼ全体に亙り表面側、 つまり着用者の
前方側へ膨出させられ隆起部(16),(16)を形成している
が、これは衿(20)の立上り部(21a),(21b)への折返し片(2
2)の密着を防ぎ、 包装されたワイシャツ首部に「ふっく
ら」とした外観を賦与するためのものである。
【0013】この保形具の使用方法および各部の作用に
ついては、既に「作用」項に述べた通りである。ただし
図5〜図6において符号(A),(T),(M)及び(U)は、それぞ
れボタン穴、糸止め片、前身頃および後身頃を示す。
【0014】図7に示した第2実施例では上の第1実施
例とは異なり、切欠(13)の奥端を中心とする部分球面形
突部(14)を裏面側ではなく表面側(上記)へ突出させて
ある。この場合には上記のような「芯合わせ」がさほど
厳密には要求されず、しかもボタン(B)の直径と突部(1
4)の直径との間の関係も比較的任意に設定できる、とい
う利点がある。
【0015】図8の第3実施例は、左右両側部(11)にお
ける隆起部(16)を中央部(12)に沿った小幅のものとした
点、 及び中央部上端における下方への凹入部分(17)を欠
いている点、 においてのみ第1実施例と相違している。
【0016】図9の第4実施例は、隆起部(16)を有して
いない以外、 第1実施例と同じ構成である。
【0017】図10に示した第5実施例にあっては、隆
起部(16)と凹入部分(17)を有していず、全体として湾曲
し中央部(12)が前方へ若干突出した点において第1実施
例と相違してはいるが、本考案の基本的構成要素は全て
備えている。
【0018】以上本考案の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本考案にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができる。例えば、 突部(14)は中空角柱体の丸み
付き頭部であってもよい。
【0019】
【考案の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
考案は、ワイシャツ保形具の中央部(12)に切込まれたボ
タン縫付け糸挿入用の切欠(13)の奥端部を略々中心とし
た部分球面形を呈し、 かつ前後の衿立上り部どうしの打
合せ個所に向い膨出し若しくは外方へ向い膨出した前立
上り部(21a)押圧用の突部(14)を設け、該突部をボタン
(B)と前立上り部(21a)との間へ圧入する構成としたもの
であるから、ピンを用いなくても衿元の保形ができ、従
って包装ずみの該ワイシャツ等を購入した消費者に対し
て刺傷を受けさせる恐れが解消されるという実用上にお
ける顕著な効果を期待することができる。
【0020】また本考案は、同じくピン刺通し作業を不
要とすることから、 包装作業現場における刺傷発生の防
止のほか、 生産性の向上にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の正面図。
【図2】図1のII−II線に沿った切断部端面図。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図。
【図4】使用状態の斜視図。
【図5】図4のV−V線に沿った要部断面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿った要部断面図。
【図7】第2実施例の斜視図。
【図8】第3実施例の斜視図。
【図9】第4実施例の斜視図。
【図10】第5実施例の斜視図。
【符号の説明】
(11) 板体の左右両側部 (12) 板体の中央部 (12a) 中央部の上辺 (12b) 中央部の下辺 (13) 切欠 (14) 突部 (20) 衿 (21a) 前立上り部 (21b) 後ろ立上り部 (24) ボタン縫付け糸 (B) ボタン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V字形に成形された板体の左右両側部(1
    1),(11)を衿(20)の前後の立上り部(21a),(21b)と折返し
    片(22)との間への挿入片とし、 板体の中央部(12)を衿(2
    0)の前立上り部(21a)と後立上り部(21b)との打合せ個所
    に位置したボタン縫付け糸(24)への掛止片とし、 前記中
    央部(12)の中央にはその下辺(12a)より上辺(12b)へ向っ
    て上下幅の約半分に亙り切込まれたボタン縫付け糸挿入
    用の切欠(13)を設けたものにおいて、 前記切欠(13)の奥
    端部を略々中心とした部分球面形の、 前記打合せ個所に
    向い膨出し若しくは外方へ向い膨出した前立上り部(21
    a)押圧用の突部(14)を設けたことを特徴とするワイシャ
    ツ保形具。
JP10027191U 1991-11-08 1991-11-08 ワイシャツ保形具 Expired - Lifetime JPH0630718Y2 (ja)

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JPH0542186U JPH0542186U (ja) 1993-06-08
JPH0630718Y2 true JPH0630718Y2 (ja) 1994-08-17

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