JPH0630659B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

Info

Publication number
JPH0630659B2
JPH0630659B2 JP3356068A JP35606891A JPH0630659B2 JP H0630659 B2 JPH0630659 B2 JP H0630659B2 JP 3356068 A JP3356068 A JP 3356068A JP 35606891 A JP35606891 A JP 35606891A JP H0630659 B2 JPH0630659 B2 JP H0630659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
variable winning
winning device
gate
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3356068A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0542244A (ja
Inventor
吉平 新山
広司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP3356068A priority Critical patent/JPH0630659B2/ja
Publication of JPH0542244A publication Critical patent/JPH0542244A/ja
Publication of JPH0630659B2 publication Critical patent/JPH0630659B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,パチンコ遊技機に関
し,特に,遊技者にとって有利な第1状態と遊技者にと
って不利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置が遊技
部内に配設されており,予め設定された特定遊技状態に
なったことを検出すると,前記変動入賞装置を所定期間
第1状態に変換駆動する様にしたパチンコ遊技機を前提
として,前記変動入賞装置の第1状態に係わる時間情報
を遊技者に視認可能に表示することができる様にしたパ
チンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパチンコ球を使用して遊技するパ
チンコ遊技機が普及し手軽なレジャーの一つとして広く
親しまれている。
【0003】周知のようにパチンコ遊技機は盤上に複数
の入賞孔が設けられており,遊技客が購入したパチンコ
球を盤上に沿って打ち込んだ時,パチンコ球が或確率で
入賞孔に入賞すると所定数の賞品球を払戻すものであ
る。このようなパチンコ遊技機において遊技客のする操
作は購入したパチンコ球を供給皿に入れ,かつ打球ハン
ドルで打球するのみである為,いきおい遊技が単調化す
る傾向にあるとともに,大量の賞品球を得る為には高度
の熟練を必要とし,一般の遊技客が大量の賞品球を得る
ことは極めて稀なことである。
【0004】そこで遊技内容に変化を加えるとともに,
特別の熟練を有しない一般的な遊技客に対してもサービ
スの向上を図る為,遊技者にとって有利な第1状態と遊
技者にとって不利な第2状態とに変換可能な変動入賞装
置を遊技部内に配設するとともに,予め設定された特定
遊技状態になったことを検出すると,前記変動入賞装置
を所定期間第1状態に変換駆動する様にしたパチンコ遊
技機が各種開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種のパチンコ遊技
機では,特定遊技状態の発生に伴い変動入賞装置が第2
状態から第1状態に所定期間変換制御されると,遊技者
に対して提供される利益状態が大きくなるので,変動入
賞装置が第1状態に変換されてからの経過時間や変動入
賞装置が第1状態に変換されている残存時間は,遊技者
にとって大きな関心事である。しかしながら,従来の該
種パチンコ遊技機では,変動入賞装置の第1状態に係わ
る時間情報を遊技者に提供するための手段を持たないた
め,遊技者としては,変動入賞装置が第1状態に変換さ
れてからの経過時間や変動入賞装置が第1状態に変換さ
れている残存時間を,感覚的な把握という極めて不正確
な認識しかできないという問題があり,又,遊技者とし
ては,遊技上の作戦が立てにくく,遊技に集中できない
という問題も生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたものであり,特定遊技状態
の発生に起因して変動入賞装置が第1状態に変換されて
からの経過時間や変動入賞装置が第1状態に変換されて
いる残存時間を,遊技者が視覚的に認識することができ
る様にしたパチンコ遊技機を提供することを目的とす
る。要約すれば,本発明のパチンコ遊技機は,遊技者に
とって有利な第1状態と遊技者にとって不利な第2状態
とに変換可能な変動入賞装置が遊技部内に配設されてお
り,予め設定された特定遊技状態になったことを検出す
ると,前記変動入賞装置を所定期間第1状態に変換駆動
する様にしたパチンコ遊技機を前提として,前記変動入
賞装置の第1状態に係わる時間情報を遊技者に視認可能
に表示する時間情報表示手段と,前記特定遊技状態検出
手段からの検出出力に基づいて前記時間情報表示手段を
駆動制御する表示駆動制御手段とを各々具備することに
より上記の目的を達成するものである。
【0007】
【作用】即ち,本発明によれば,特定遊技状態検出手段
(例えば判定回路201)が特定遊技状態の発生を検出
すると,変動入賞装置は第2状態から第1状態に変換駆
動されるが,これと同時に特定遊技状態検出手段の検出
出力に基づいて,時間情報表示手段(例えば時間表示部
215)には変動入賞装置の第1状態に係わる時間情報
が遊技者にとって視認可能に表示されるので,遊技者と
しては,第1状態の経過時間或いは残存時間を視覚的に
認識することが可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の主たる構成やその他の目的は図面を
参照して行う以下の実施例の説明により,一層明らかな
ものとなろう。図1は本発明の一実施例を示すパチンコ
遊技機100の外観図である。この実施例のパチンコ遊
技機100のガイドレール101で囲まれた遊技部10
2内にはチューリップ103,天入賞孔104,入賞チ
ャッカ105,スロットゲーム開始の引金となる特定球
入賞領域120が配設されるとともに,上記いずれの入
賞領域へも入賞しなかったパチンコ球を回収するアウト
孔106が設けられる。
【0009】又,これらの下方には遊技客が購入したパ
チンコ球を1個順次打球位置に導くとともに賞品球を払
戻す供給皿150,供給皿150に払戻しきれなかった
余剰賞品球を払戻す受け皿160 効果音を発生するた
めのスピーカ171,及び打球装置180が各々設けら
れている。
【0010】又,遊技部102の中央には本発明の特徴
の1つとなるディスプレー領域110や変動入賞装置1
30が設けられている。
【0011】先ずディスプレー領域110のその主たる
目的はパチンコ遊技に付随してスロットゲームを行うも
のであり,そのゲーム結果に対応して変動入賞装置13
0の開成態様が定まる。
【0012】具体的にはディスプレー領域110は,図
2に示すように4桁の7セグメントの数値表示部111
a・b・c・dと,変動入賞装置130の開成時間が3
秒経過する毎に点灯位置が移動する時間表示部215及
びゲーム権利数を記憶表示する記憶表示部128等を具
備しており,いづれかの特定球入賞領域120への入賞
により数値表示部111は作動を開始し,その表示が更
新される。そして遊技客がストップスイッチ141を押
下したタイミングで更新が停止されてスロットゲームは
終了する。そしてスロットゲーム終了時の数値表示部1
11の表示態様に対応して変動入賞装置130の開成態
様が定まる。
【0013】本実施例では数値表示部111によるスロ
ットゲームの結果としては,4桁の表示が全て〔7〕に
なる大当たり・下段3桁の数字が〔7〕になりあるいは
4桁の数字が〔7〕以外で揃う中当たり及び上記以外の
はずれの3種類の態様を想定しており,大当たりの場合
は比較的に長時間変動入賞装置130が開成し,中当た
りの場合は比較的に短時間変動入賞装置130が開成
し,はずれの場合は変動入賞装置130が瞬時開成す
る。
【0014】このように本発明では各特定球入賞領域1
20への入賞はスロットゲーム開始の切っ掛けとなるも
のであるから,具体的な配設位置こそ示さないが,各特
定球入賞領域120内部には内部への入賞を検出する特
定球検出器が設けられる必要がある。尚,この特定球検
出器は,例えばマイクロスイッチ等によって構成される
が各特定球入賞領域120への入賞を確実に検出できる
ものであるならばどのような構造でもよい。
【0015】又,本実施例では変動入賞装置130は内
部において複数の入賞領域に分割されており,その内部
の一部の入賞領域は特別球入賞領域402と定義されて
いる。そして変動入賞装置130が長時間開成している
時に特別球入賞領域402内に入賞すると,上記長時間
の開成が終了した後に再度変動入賞装置130は上記長
時間の開成を繰り返す。
【0016】変動入賞装置130に関する詳細は後述す
るが,要約すれば変動入賞装置130は開成することに
より内部への入賞率が向上し,閉成することにより内部
への入賞率が低下するように構成された入賞球装置であ
る。
【0017】従って,スロットゲームの結果一度大当た
り状態が発生すると,極めて大量のパチンコ球が変動入
賞装置130に入賞する可能性が生じ,この大当たり期
間中の入賞球数は諸種の変動的な要素により把握し難い
ものがある。そこで本発明ではこの大当たり期間の終期
を変動入賞装置への入賞球数を加味して制御するように
してあり,このため遊技店としては台の管理が容易にな
り,又,多くの遊技客に対しても公平で適切なサービス
を図ることが可能となる。
【0018】尚,図3及び図4に上記変動入賞装置の1
例を示す。図3は変動入賞装置130の斜視図であり,
図示する変動入賞装置130は,その内部が三つの入賞
領域に分割され,其の中央部が上記において説明した特
別球入賞領域402,その両側が一般の入賞領域105
a・bと定められており,これらの入賞領域は遊技盤面
を貫通して,入賞球集合樋と連絡している。図3では内
部の構成を示すために図面上では省略しているが,上記
特別球入賞領域402や一般入賞領域105a・bはソ
レノイド等の駆動手段により開閉される扉で覆われてお
り,この扉が開閉動作をすることにより変動入賞装置1
30は開成したり閉成したりする。
【0019】そして,本実施例ではスロットゲームが大
当たりとなり,変動入賞装置130が長時間の開成状態
になっている時に変動入賞装置130内にパチコン球が
所定数(例えば10個)入賞すると,仮令所定時間が経
過していなくとも変動入賞装置130を閉成するほか,
変動入賞装置130が長時間の開成状態になっている時
に上記特別球入賞領域402にパチンコ球が入賞する
と,変動入賞装置130が設定時間の経過や所定数のパ
チンコ球の入賞に起因して閉成した後に再度長時間の開
成を行う等,特別球入賞領域402内への入賞及び変動
入賞装置130への入賞はこの変動入賞装置130自体
を制御する為の条件の1つとなっているので,特別球入
賞領域402への入賞及び変動入賞装置130への入賞
を検出するためのセンサが必要になる。
【0020】ところで,変動入賞装置130への入賞は
上記のように変動入賞装置130自体の制御条件の1つ
となっているので,遊技客の利益に対する影響は大き
く,センサの検出精度もより高いものが要求される一
方,変動入賞装置130は通常遊技盤面の下方に設けら
れるので,一時的な玉詰まり等の影響も受けやすいもの
である。そこで,本実施例では上記のセンサの配設箇所
に関して図4に示すような工夫がなされている。
【0021】図4において,401は特別球入賞領域4
02への入賞を検出するためのマイクロスイッチで構成
される特別球検出器を示し,405・406は変動入賞
装置130内の一般入賞領域105a・bへの入賞球を
検出するための同じくマイクロスイッチで構成される入
賞球検出器を示す。
【0022】そしてここで特徴的な点を述べれば,特別
球検出器401や入賞球検出器405・406は特別球
入賞領域402や一般入賞領域105a・bの玉出口の
直後に設けられ,入賞球集合樋内に溜っているパチンコ
球には影響されないようになされている。
【0023】尚,特別球検出器401や入賞球検出器4
05・406はマイクロスイッチの他にも例えばパチン
コ球の通過により光路が遮断される光電センサ等によっ
ても構成されるが,パチンコ球の通過を確実に検出でき
るものである限りその構造自体はどのようなものでもよ
い。
【0024】そして,上記した特定球検出器や特別球検
出器401あるいは入賞球検出器405・406等のセ
ンサ類が発生する各種検出信号は以下に示す制御系に加
えられる。
【0025】この制御系は主に,特定球検出器からの特
定球検出信号やストップスイッチ141からの停止信号
によりスロットゲームの開始や終了を制御するための制
御系や,ディスプレー領域110の表示内容を制御する
ための制御系や,変動入賞装置130を駆動するための
制御系や,変動入賞装置130内への入賞状態により変
動入賞装置130の動作状態を制御するための制御系及
びその他の制御系を含み,これら各種の制御系を一枚の
回路図に示すと図面が煩雑なものとなるため,図5,図
6,図7,図8に上記の各種の制御系を分割して示すと
ともに,且つ各制御系毎に分割された回路の接続点をア
ルファベット符合で示す。
【0026】先ず図5は特定球検出器からの特定球検出
信号やストップスイッチ141からの停止信号によりス
ロットゲームの開始や終了を制御するための制御系を示
す。図中121は特定球入賞領域120への入賞球を検
出するための特定球検出器,122はクロックφ1から
位相のずれたパルスを発生する移相パルス発生器,12
3a・b・cは特定球検出信号が加えられると移相パル
ス発生器122から加えられるパルスに同期してこれを
微分する同期微分回路,124はオアゲート,125は
アンドゲート,126は右シフト左シフトの可能なシフ
トレジスタ,127は同期微分回路,128a・b・c
・dはスロットゲームを行い得る権利数を示す記憶表示
部,129は記憶表示部128a・b・c・dを駆動す
るドライバ,134はオアゲート,131はスロットゲ
ームが開始されることを記憶するフリップフロップ,1
32a・b・c・dはクロックφ2を導通するアンドゲ
ート,133a・b・c・dはアンドゲート132a・
b・c・dの導通を制御するフリップフロップを示す。
【0027】又,141は停止信号を発生するストップ
スイッチ,142は遊技客が所定時間経過してもストッ
プスイッチ141を押さない時に停止信号を発生するタ
イマカウンタ,143は停止信号を通過するオアゲー
ト,144は停止信号の発生を記憶するフリップフロッ
プ,145は停止信号の発生が記憶されるとフリップフ
ロップ133a・b・c・dを順次リセットする移相パ
ルス発生回路,146は移相パルス発生回路145へ加
えるクロックの導通を制御するアンドゲート,147は
スロットゲームの実効に所定の休止期間を与えるタイマ
カウンタ,148はフリップフロップ,149は150
はオアゲート,151はアンドゲートを各々示す。
【0028】又,図6はディスプレー領域110の表示
内容を制御するための制御系の回路図である。
【0029】図中,111a・b・c・dは7セグメン
トLEDの数値表示部,112a・b・c・dは数値表
示部111a・b・c・dを駆動するデコーダドライ
バ,113a・b・c・dは各々数値表示部111a・
b・c・dの表示内容を指示するリングカウンタ,11
4b・c・dは数値表示部111a・b・c・dに表示
する内容を選択するセレクタを各々示す。
【0030】又,図7は変動入賞装置130の制御その
他の制御をする制御系を示す回路図である。
【0031】図中,201はアンド論理の判別回路を,
202は変動入賞装置130の開成時間を設定するタイ
マカウンタを,203・204・205・206・20
7は各々アンドゲートを,209・210は各々オアゲ
ートを,211はドライバを,212は変動入賞装置を
駆動するためのソレノイドを,213は変動入賞装置1
30の開成時間をカウントするシフトレジスタを,21
4はシフトレジスタ213の出力を増幅するドライバ
を,215はディスプレー領域110に設けられた時間
表示部を,216はスロットゲームが行われている時や
スロットゲームのゲーム結果が現れた時等に各々に対応
した効果音を発生する効果音発生回路を,217は効果
音信号を増幅するドライバを,171は効果を発生する
スピーカを,219はドライバを,221は大当たりと
なった時にこれを表示する大当たり表示部を示し,大当
たり表示部221は遊技機の近傍に設けられるほか中央
制御システムに設けられても良い。
【0032】又,図8は変動入賞装置130内への入賞
状態により変動入賞装置130の動作状態を制御するた
めの制御系及びその他の制御系を示す回路図である。
【0033】図中401は特別球入賞領域402への入
賞を検出する特別球検出器を,405・406は変動入
賞装置130内の一般入賞領域105a・bへの入賞を
検出する入賞球検出器を,240は特別球検出信号を通
過するアンドゲートを,241は特別球検出信号の発生
を記憶するフリップフロップを,242はアンドゲート
を,243は大当たり信号を通過する為のアンドゲート
203(図7参照)を開閉するフリップフロップを,2
44は変動入賞装置が継続的に開成する場合の時間間隔
を設定するタイマカウンタを,245は変動入賞装置が
連続して長時間の開成態様になった回数を記憶する継続
回数カウンタを,246・2461はオアゲートを,2
47・248・249は同期微分回路を,250はオア
ゲートを,251は移相パルス発生回路を,252は変
動入賞装置130内への入賞球数を計数するカウンタを
各々示す。
【0034】次ぎに本実施例に係るパチンコ遊技機を使
用して遊技客が遊技をする場合の本実施例の動作を説明
する。
【0035】先ず,遊技客は購入したパチンコ球を供給
皿150に入れ,このパチンコ球は1個順次打球位置に
導かれる。次に,遊技客は打球装置180を操作して,
適宜の強さでパチンコ球を打球する。
【0036】打ち出されたパチンコ球はガイドレール1
02に沿って遊技部102内に流入し,遊技部102を
落下する。このようにして遊技部102に沿っ落下する
過程でパチンコ球のあるものはいづれかの入賞領域に入
賞し,又,あるものは入賞することなくアウト孔106
に回収される。尚,初期状態では変動入賞装置130は
閉成しているので,これにパチンコ球が入賞することは
ない。
【0037】このようにして遊技を続けていく過程でパ
チンコ球がいづれかの特定球入賞領域120に入賞する
と,パチンコ球が入賞した特定球入賞領域120内の特
定球検出器121が特定球検出信号を発生する。
【0038】特定球検出信号は対応する同期微分回路1
23a・b・cに加えられ,同期微分回路123a・b
・cはこの特定球検出信号を移相パルス発生回路122
から加えられるパルスに同期してパルス化する。そし
て,移相パルス発生回路122から各同期微分回路12
3a・b・cに加えられるパルスの位相は全てずれてい
るので,複数の特定球入賞領域120に同時に入賞球が
あっても,これらの入賞球は全て有効なものとして後述
のシフトレジスタ126に受けつけられる。
【0039】同期微分回路123a・b・cが発生する
パルスはオアゲート124を通過してアンドゲート12
5に加えられるが,初期状態ではこのアンドゲート12
5は開いているので,特定球検出信号の発生によって同
期微分回路が発生するパルスはアンドゲート125を通
過してシフトレジスタ126に加えられ,シフトレジス
タ126を右シフトする。このシフトレジスタ126は
4ビットの出力を持ち,その4ビット目の出力がHレベ
ルになることによりアンドゲート125を閉じる。従っ
てシフトレジスタ126は特定球検出信号を最大4発ま
で連続して受けつけることができる。
【0040】そして,このシフトレジスタ126の各段
出力はドライバ129により増幅されて記憶表示部12
8a・b・c・dをドライブし,現在スロットゲームを
何回行う権利があるかを遊技客に知らしめる。尚,シフ
トレジスタは特定球検出信号の発生により右シフトさ
れ,スロットゲームが開始する毎に同期微分回路127
の出力により左シフトされるので,各記憶表示部128
a・b・c・dが点灯している時は今後各々スロットゲ
ームを1回・2回・3回・4回行う権利があることを示
すことになる。
【0041】一方,シフトレジスタ126の各段出力は
オアゲート134を介してフリップフロップ131に加
えられており,従ってシフトレジスタ126が特定球検
出信号によって1段以上右シフトされているとフリップ
フロップ131のD入力はHレベルになる。従って,移
相パルス発生回路127からアンドゲートを経由してパ
ルスが加えられたタイミングでフリップフロップ131
はセットされ,フリップフロップ131は特定球検出信
号の発生を記憶する。
【0042】このフリップフロップ131のQ出力の立
ち上がりエッジはフリップフロップ133a・b・c・
dのクロックとして加えられ,フリップフロップ133
a・b・c・dのD入力は電源によってプルアップされ
ているので,フリップフロップ133a・b・c・dは
セットされて,そのQ出力によりアンドゲート132a
・b・c・dを一斉に開く。
【0043】このアンドゲート132a・b・c・dの
他方の入力にはクロックφ2が加えられており,クロッ
クφ2はアンドゲート132a・b・c・dを通過して
図6に示すリングカウンタ113a・b・c・dに加え
られ,リングカウンタ113a・b・c・dを一斉に更
新する。
【0044】リングカウンタ113a・b・c・dの計
数出力はデコーダドライバ112aに直接加えられる
他,セレクタ114b・c・dに加えられるが,セレク
タ114b・c・dはノーマル状態ではそのA入力側を
選択しており,従って,リングカウンタ113b・c・
dの計数出力はセレクタ114b・c・dを経由してデ
コーダドライバ112b・c・dに加えられ,デコーダ
ドライバ112a・b・c・dはリングカウンタ113
a・b・c・dの計数出力を解読して数値表示部111
a・b・c・dに表示する。
【0045】従って数値表示部111a・b・c・dの
表示する数値はクロックφ2に同期して高速で更新され
ることになる。
【0046】一方,図5のフリップフロップ133dの
Q出力は接続点Lを介して図7に示す効果音発生回路2
16に加えられ,これを駆動する。従って効果音発生回
路216はスロットゲーム中であることを示す効果音信
号を発生し,この信号はドライバ217で増幅されて,
スピーカ171からスロットゲーム中であることを示す
効果音が発生される。
【0047】又,この時フリップフロップ131(図5
参照)のQ出力は同期微分回路127に加えられてお
り,同期微分回路127はフリップフロップ131のQ
出力がHレベルになると,移相パルス発生回路122か
ら加えられるパルスに同期してシフトレジスタ126を
左シフトし,これに伴って記憶表示部128a・b・c
・dが示すスロットゲーム権利数も減じられる。
【0048】このようにしてスロットゲームが開始した
後,遊技客が任意のタイミングでストップスイッチ14
1を押下すると停止信号はオアゲート143を通過して
フリップフロップ144のクロック端子に加えられる。
【0049】このフリップフロップ144のD入力には
フリップフロップ131のQ出力が加えられており,ス
ロットゲームが行われている時はこの信号はHレベルで
あるので,フリップフロップ144はセットされ,移相
パルス発生回路145のリセット状態を解除する。
【0050】移相パルス発生回路145にはアンドゲー
ト146を介してクロックφ1が加えられており,移相
パルス発生回路145はリセット状態の解除により,フ
リップフロップ133a・b・c・dに順次リセット信
号を加え,従って,アンドゲート132a・b・c・d
は順次閉じ,リングカウンタ113a・b・c・d(図
6参照)にはカウントアップクロックは加えられなくな
るので,数値表示部111a・b・c・dの表示もここ
で停止する。
【0051】尚,この時移相パルス発生回路145のQ
4出力が立ち上がった時にアンドゲート146は閉じる
ので,移相パルス発生回路145にはクロックは加えら
れなくなり,従って移相パルス発生回路145はリセッ
トされるまでQ4出力を立ち上げた状態を維持する。
【0052】更に,本実施例では停止手段140は遊技
客がストップスイッチ141を押し忘れた時にスロット
ゲームを終了させる為にタイマカウンタ142を設けて
いる。
【0053】即ち,タイマカウンタ142はスロットゲ
ームの開始時にフリップフロップ131のQ出力が立ち
上がることによりリセット状態を解除され,クロックφ
2をカウントする。そして所定時間(例えば4秒)経過
しても,遊技客がストップスイッチ141を押下しない
と,タイマカウンタ142のキャリーオーバー信号がオ
アゲート143を経由して,フリップフロップ144に
加えられ,以後フリップフロップ144は上記と同様に
作用する。
【0054】従って,本実施例によれば,仮令遊技客が
ストップスイッチ141を押し忘れても,スロットゲー
ム開始後4秒間経過すれば,自動的にスロットゲームが
終了する。
【0055】このようにしてスロットゲームが終了する
と,フリップフロップ133dをリセットするための信
号は接続点Eを経由して判定回路201(図7参照)に
加えられ,判定回路201をアクティブにする。
【0056】判定回路201は基本的にはアンド論理で
構成されており,アクティブ状態になるとスロットゲー
ムの結果を判定する。判定回路201には図6のリング
カウンタ113a・b・c・dの計数出力が加えられて
おり,その論理状態を判定した結果としてa・b・c3
種類の信号のいづれかをアクティブにする。
【0057】判定の具体的な基準は既に述べたように,
(1).4桁のリングカウンタ113a・b・c・dの
数値出力が全て〔7〕を示す時は大当たりとして信号a
を発生し,(2).4桁のリングカウンタ113a・b
・c・dの数値出力が〔7〕以外で全て揃った時,ある
いはリングカウンタ113dを除くリングカウンタ11
3a・b・cの出力のみが〔7〕となった時は中当たり
として信号bを発生し,(3).上記(1)(2)以外
の場合は外れとして,信号cを発生する。
【0058】そこで,先ず上記(3)の場合に関して動
作を説明し,引き続き上記(1)の場合に関して動作を
説明する。尚,(2)の場合に関しては変動入賞装置1
30の開成時間が8秒であるという点を除いて,その動
作が(1)の場合と同一であるので重複した説明は省略
する。
【0059】先ず,判定回路201のc出力はオアゲー
ト209を介してドライバ211に与えられ,ドライバ
211はこれを増幅してソレノイド212を駆動するの
で,変動入賞装置130は開成される。一方,判定回路
201のc出力は効果音発生回路216に加えられるの
で,スピーカ171からはスロットゲームの結果がはず
れであることを示す効果音が発生される。
【0060】又,判定回路201が発生する信号cはア
ンドゲート204にも加えられ,アンドゲート204を
開く。
【0061】一方,オアゲート209の出力が立ち上が
ることによりタイマカウンタ202はリセット状態を解
除され,タイマカウンタ202はクロックφ2をカウン
トする。そして 0.4秒経過した時のタイマカウンタ20
2の出力はアンドゲート204・オアゲート210・接
続点K・オアゲート150(図5)を経由して,フリッ
プフロップ148のクロック入力端子に加えられこれを
セットするとともに,更にオアゲート149を介してフ
リップフロップ144及びフリップフロップ131をリ
セットする。
【0062】先ず,フリップフロップ144がリセット
されることにより移相パルス発生回路145はリセット
され,そのQ4出力をLレベルに落とす。そしてこのQ
4出力は接続点Eを経由して判定回路201(図7)に
加えられこれをアクティブ化しているので,この信号が
Lレベルになると判定回路201はそのc出力を立ち下
げ,ソレノイド212は変動入賞装置130を閉じる。
【0063】又,この時オアゲート209の出力が立ち
下がることによりタイマカウンタ202はリセットされ
るとともに,効果音発生回路216も効果音の発生を停
止する。
【0064】又,フリップフロップ148(図5参照)
がセットされたことにより,その逆相出力によってアン
ドゲート152は閉じ,所定時間フリップフロップ13
1にはクロックが伝達されなくなるので,たとえ特定球
検出信号が2発以上発生していても,直ちにつぎのスロ
ットゲームは行われず,タイマカウンタ147によりフ
リップフロップ148がリセットされた後に次ぎのスロ
ットゲームを行う。
【0065】即ち,フリップフロップ148のセットに
よりタイマカウンタ147はリセット状態を解除され
て,クロックφ2をカウントする。そして所定時間(例
えば2秒)経過した後にタイマカウンタ147の出力に
よりフリップフロップ148はリセットされてアンドゲ
ート152を開き,フリップフロップ131には移相パ
ルス発生回路122からクロックが伝達されるので,シ
フトレジスタ126が特定球検出信号を2発以上記憶し
ている場合はフリップフロップ131は再度セットされ
上述の動作を再び繰り返す。
【0066】次ぎに上記(1)の場合,即ち〔7・7・
7・7〕となってスロットゲームが終了した場合に関し
て説明する。
【0067】表示内容が〔7.7.7.7〕となってス
ロットゲームが終了した場合の動作を概説すれば,
【0068】(a).基本的にはタイマカウンタ202
の作用により変動入賞装置130は30秒間開成する。
【0069】(b).又,この30秒間の開成期間中に
変動入賞装置130内に例えば10個以上のパチンコ球
の入賞があると,上記30秒の期間が経過しなくてもこ
の長時間の開成を終了する。
【0070】(c).又,上記30秒あるいは10個入
賞迄の期間中に特別球入賞領域402にパチンコ球が入
賞するとこの長時間の入賞を例えば最大10回までは連
続して繰り返す。
【0071】(d).更に,この長時間の開成状態にあ
る時は,ディスプレー領域110の表示内容を切り換
え,入賞状態等を遊技客に報知する。
【0072】これらを一度に説明すると冗長なものとな
るので,以下に各内容を分けて説明する。
【0073】先ず,スロットゲームの終了時点では移相
パルス発生回路145のQ4出力は論理1であり,判定
回路201はアクティブになっている。スロットゲーム
の結果が〔7.7.7.7〕であると判定回路201は
信号aを論理1にする。そしてこの時点ではアンドゲー
ト203他方の入力は論理1であるので,信号aはアン
ドゲート203を通過し,ソレノイド212を作動させ
て変動入賞装置130を開成するとともに,タイマカウ
ンタ202のリセット状態を解除する。又,判定回路2
01が出力する信号aは効果音発生回路216に加えら
れ,スピーカ171は大当たりを示す効果音を発生す
る。
【0074】リセット状態を解除されてから30秒経過
するとタイマカウンタ202はアンドゲート206にパ
ルスを加え,アンドゲート206を通過したパルスは接
続点X・図8のオアゲート2461を経由してアンドゲ
ート242に加えられる。
【0075】この点に関しては後に詳述するが,30秒
の期間中に特別球入賞領域402にパチンコ球の入賞が
ない場合はフリップフロップ241はリセット状態にあ
り,従って,アンドゲート242はオン状態になる。そ
してこのアンドゲート242の出力は接続点J・図5の
オアゲート150を経由してフリップフロップ148の
クロック入力端子に加えられこれをセットするととも
に,更にオアゲート149を介してフリップフロップ1
44及びフリップフロップ131をリセットする。
【0076】そして以後は上記と同様に移相パルス発生
回路145がリセットされることにより,判定回路20
1はアクティブ状態を解除されて信号aを停止する。従
って,ソレノイド212にも駆動電流が加えられなくな
り,変動入賞装置130は30秒間の開成を終了する。
【0077】又,効果音発生回路216にも駆動信号が
加えられなくなるので,大当たり状態を表示する効果音
も停止する。
【0078】又,このようにして変動入賞装置130が
30秒開成している間には,ある確率で変動入賞装置1
30内にパチンコ球の入賞がある。そしてこの確率は様
々の要因によって変動するので,全ての遊技客に公平な
サービスを提供することは困難である。
【0079】そこで本発明では変動入賞装置130への
入賞球数が所定数(この実施例では10個)になるとた
とえ30秒の期間中でも変動入賞装置130を閉じる。
【0080】具体的には,大当たりの発生により入賞球
カウンタ252(図8)はリセット状態を解除されてい
る。
【0081】又,変動入賞装置130にパチンコ球が入
賞すると,特別球検出機401・入賞球検出機405・
406のいづれかが検出信号を発生する。
【0082】この検出信号は各々対応する同期微分回路
247・248・249に加えられるが,この同期微分
回路247・248・249には移相パルス発生回路2
51から各々位相の相違するパルスが加えられており,
同期微分回路247・248・249はこのパルスに同
期してパルスを出力する。このように本実施例では位相
の異なるパルスによって検出信号を受けつけているの
で,たとえ同時に検出信号が発生しても検出もれが生じ
ない。
【0083】そして,同期微分回路247・248・2
49が発生するパルスはオアゲート250を経由して入
賞球カウンタ252に加えられ,入賞球カウンタ252
をカウントアップする。そしてこの入賞球カウンタ25
2の最上位桁出力は上述のオアゲート2461に加えら
れており,従って変動入賞装置130内に例えば10個
の入賞球があり,入賞球カウンタ252がキャリーする
とそのキャリーオーバー信号はオアゲート2461・2
46を介してアンドゲート242に加えられる。
【0084】上述の通り特別球検出信号が発生していな
い時(即ち,変動入賞装置130内の一般入賞領域10
5a・bのみにパチンコ球が入賞した時)はフリップフ
ロップ241はリセット状態にあり,従ってアンドゲー
ト242はオン状態になる。そしてこのアンドゲート2
42の出力は接続点J・図5のオアゲート150を経由
してフリップフロップ148のクロック入力端子に加え
られこれをセットするとともに,更にオアゲート149
を介してフリップフロップ144及びフリップフロップ
131をリセットする。
【0085】そして以後は上記と同様に移相パルス発生
回路145がリセットされることにより,判定回路20
1はアクティブ状態を解除されて信号aを停止する。従
って,ソレノイド212にも駆動電流が加えられなくな
り,変動入賞装置130は30秒の期間が経過していな
くとも開成を終了する。又,効果音発生回路216にも
駆動信号が加えられなくなるので,大当たり状態を表示
する効果音も停止する。
【0086】又,上記のようにして変動入賞装置130
が30秒間,あるいは内部への入賞球が10個あるまで
開成している状態ではある確率で特別球入賞領域402
にもパチンコ球が入賞する。そして特別球入賞領域40
2にパチンコ球が入賞した時は,次ぎに述べるようにし
て,上記30秒間,あるいは内部への入賞球が10個あ
るまでの開成を最大10回まで繰り返す。
【0087】スロットゲームの結果が〔7.7.7.
7〕となったときはアンドゲート203の出力はHレベ
ルになり,このレベルは接続点Wを介してアンドゲート
240の一方の制御入力(正論理の制御入力)に加えら
れる。
【0088】又,アンドゲート240の他方の制御入力
(負論理の制御入力)には継続回数カウンタ245の最
上位桁信号が加えられているが,継続回数カウンタ24
5の出力はこの時点ではLレベルであるので,アンドゲ
ート240は特別球検出信号を受け付け得る状態になっ
ている。
【0089】今,特別球入賞領域402にパチンコ球が
入賞し,特別球検出機401が特別球検出信号を発生す
ると,この検出信号はアンドゲート240を経由してフ
リップフロップ241のクロック入力に加えられる。フ
リップフロップ241のD入力は常時プルアップされて
いるので,フリップフロップ241はセットされ,その
逆相出力は論理0になり,アンドゲート242は閉じ
る。
【0090】既に述べたように,変動入賞装置130が
開成して30秒の時間が経過し,あるいは変動入賞装置
130内に10個のパチンコ球が入賞すると,オアゲー
ト2461・オアゲート246を介してアンドゲート2
42及びフリップフロップ243のクロック端子にパル
スが加えられるが,この時アンドゲート242は閉じて
いるので,このパルスはアンドゲート242を通過しな
い。従って,図5の移相パルス発生回路145はリセッ
トされないので,判定回路201は信号aを出力し続け
る。
【0091】一方,フリップフロップ243のD入力端
子にはフリップフロップ241のQ出力(この時点では
Hレベル)が加えられているので,フリップフロップ2
43はクロックが加えられるとセットされ,その逆相出
力が論理0になることにより,アンドゲート203(図
7)は一時的に閉じて判定回路201の信号aを一時的
に遮断する。従って,ソレノイド212の駆動電流は一
時的に断たれ,変動入賞装置130も一時的に閉じる。
【0092】又,フリップフロップ243がセットされ
たことによりタイマカウンタ244もリセット状態を解
除され,クロックφ2をカウントする。そして設定時間
(例えば2秒)が経過すると,タイマカウンタ244は
フリップフロップ243をリセットする。従って,アン
ドゲート203の出力は再び立ち上がり,変動入賞装置
130は再度30秒又は変動入賞装置130内に10個
パチンコ球が入賞する迄の時間開成する。そしてこの再
度の30秒又は変動入賞装置130内に10個パチンコ
球が入賞する迄の開成時間中もアンドゲート240の制
御入力端子は論理1であるので,フリップフロップ24
1は特別球検出信号を受け付け得る状態にあり,従っ
て,この間に特別球入賞領域402にパチンコ球が入賞
すると,上記の動作を繰り返し,変動入賞装置130は
最大30秒間の開成を繰り返す。
【0093】ところで変動入賞装置130が最大30秒
間の開成を繰り返す毎にアンドゲート203の出力は立
ち上がるが,この立ち上がりエッジは接続点Wを介して
継続回数カウンタ245のクロック端子に加えられ,こ
れをカウントアップする。そして最大30秒間の開成が
10回連続して繰り替えされると継続回数カウンタ24
5はキャリーオーバーしてアンドゲート240を閉じ
る。従って,この間に特別球入賞領域402に入賞して
も特別球検出信号はフリップフロップ241には受け付
けられない。
【0094】従って,フリップフロップ241・アンド
ゲート242・フリップフロップ243は上述した特別
球入賞領域402に入賞しなかったケースと同様の状態
になる。従って,変動入賞装置130が開成してから3
0秒の期間が経過し,あるいは変動入賞装置130内に
10個のパチンコ球が入賞すると上述した特別球入賞領
域402に入賞しなかったケースと同様にして装置全体
は初期化される。
【0095】ところで上述のように本実施例ではスロッ
トゲームの結果が大当たりとた時の変動入賞装置130
の開成時間は一定ではなく,又,変動入賞装置130が
最大30秒間開成している時に特別球入賞領域402に
パチンコ球が入賞しても必ずしも変動入賞装置130が
再度最大30秒間の開成を繰り返すわけではない。その
為,遊技客との間でトラブルが発生するおそれもあり,
本実施例ではこのトラブルを防止するため遊技状態の変
化をディスプレー領域110において遊技客に対して報
知できるようにしてある。
【0096】具体的な報知内容としては例えば,変動
入賞装置130の開成時間や,最大30秒の開成時間
内における変動入賞装置130への入賞球数や,最大
30秒間の開成の繰り返し回数その他のものが想定され
る。
【0097】先ず,判定回路201が信号aを発生する
とシフトレジスタ213はリセット状態を解除され,ク
ロックφ2をカウントする。このシフトレジスタ213
は3秒間経過する毎にその出力を1ビットシフトするよ
うになされており,ドライバ214はこれを増幅して時
間表示部215に加える。この時間表示部215は発光
ダイオード等により構成されており,その表面には図2
に示すように1〜1の数値が表示してある。従って,
この時間表示部215の点灯位置は変動入賞装置130
が長時間の開成状態になってから3秒経過するごとに移
動していき,変動入賞装置130が何秒間開成している
かを遊技客に示す。
【0098】又,大当たり状態になった時に判定回路2
01が発生する信号aはP点を経由して,データセレク
タ114b・c・dのセレクト端子A/Bに加えられ
る。その結果データセレクタ114b・c・dはB側入
力を選択してデコーダドライバ112b・c・dに加え
る。
【0099】先ず,データセレクタ114b・cのB側
入力には接続点Nを経由して図8に示す入賞球カウンタ
252の出力が加えられており,これがデコーダドライ
バ112b・cにより解読・増幅されて数値表示部11
1b・cに加えられる。従って,大当たり状態が発生す
ると,その大当たり状態の期間中に変動入賞装置130
に入賞したパチンコ球数が数値表示部111b・cに表
示され,かりに30秒の期間が経過する以前に変動入賞
装置130が閉じても,遊技客は変動入賞装置130が
閉じた理由を理解することができるので遊技客とのトラ
ブルも防止できる。
【0100】又,データセレクタ114dのB側入力に
は接続点Oを介して図8に示す継続回数カウンタ245
の計数出力が加えられており,これがデコーダドライバ
112dにより解読・増幅されて数値表示部111dに
加えられる。従って,大当たり状態が発生すると,その
間の特別球入賞領域402への入賞による大当たり状態
の継続回数が数値表示部111dに表示され,遊技客に
何回大当たりが発生したかを報知するとともに,10回
目の大当たり状態の時に特別球入賞領域402にパチン
コ球が入賞した場合,大当たり状態が打ち切られても,
その理由を遊技客が理解できるので,遊技客とのトラブ
ルも防止できる。尚,上記では,時間表示部215は変
動入賞装置130が第1状態に変換された後の経過時間
を表示する様にした例を示したが,残存時間を表示する
様にしても良く,又,その表示手法もデジタル的である
かアナログ的であるかは限定されるものではない。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば
動入賞装置が第1状態に変換されてからの経過時間或い
は残存時間を視覚的に正確に認識することができるの
で,遊技者にとっては遊技上の作戦も立てやすく,残り
時間を気にすることなく,特定遊技状態における遊技に
集中することができる。
【0102】又,本発明によれば遊技状態の変動を随時
遊技客に対して示すことができるので,遊技客の興趣は
盛り上がり,又,遊技状態の変化を遊技客が理解できる
ので,遊技店と遊技客とのトラブルも防止できる。又,
この表示領域も通常スロットゲーム等のゲームを行う箇
所及びその近傍を流用しているので,遊技パネル上で占
有する面積にも特に配慮を払う必要がない。
【0103】更に,本発明では各種の制御条件となる入
賞球を時間差を付けて受け付けているので,入賞球の検
出ミスがなくなり,又,このようにして検出ミスを有効
に防止できるので,各種の制御条件となる入賞球の検出
器をその入賞孔の直後に設けることが可能になり,より
正確な制御を行うことができる。
【0104】尚,上記ではゲーム装置の種類や変動入賞
装置の形態を特定して説明したが,これらは特に限定さ
れるものではなく,遊技状態の変動に対応して遊技客の
利益状態が変動するようなものであればどのような構造
でも差し支えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にかかるパチンコ遊技機の平
面図。
【図2】ディスプレー領域の平面図。
【図3】変動入賞装置の斜視図。
【図4】各種センサの取り付け位置を示す説明図。
【図5】本発明の制御回路の1部を示す回路図。
【図6】本発明の制御回路の他の1部を示す回路図。
【図7】本発明の制御回路の他の1部を示す回路図。
【図8】本発明の制御回路の他の1部を示す回路図。
【符号の説明】
100 パチンコ遊技機 110 ディスプレー領域 120 特定球入賞領域 130 変動入賞装置 401 特別球検出器 405 入賞球検出器 406 入賞球検出器 251 移相パルス発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された特定遊技状態になったこ
    とを検出する特定遊技状態検出手段と,遊技部内に配設され, 遊技にとって有利な第1状態と
    遊技者にとって不利な第2状態とに変換可能な変動入賞
    装置と, 前記特定遊技状態検出手段からの検出出力に応じて前記
    変動入賞装置を所定期間第1状態に駆動制御する変動入
    賞装置駆動制御手段と,前記変動入賞装置の第1状態に係わる時間情報を遊技者
    に視認可能に表示する時間情報表示手段と, 前記特定遊技状態検出手段からの検出出力に基づいて前
    記時間情報表示手段を駆動制御する表示駆動制御手段
    と, を備えたことを特徴とする パチンコ遊技機。
JP3356068A 1991-12-21 1991-12-21 パチンコ遊技機 Expired - Lifetime JPH0630659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3356068A JPH0630659B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3356068A JPH0630659B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 パチンコ遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58246440A Division JPS60145172A (ja) 1983-12-31 1983-12-31 パチンコ遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0542244A JPH0542244A (ja) 1993-02-23
JPH0630659B2 true JPH0630659B2 (ja) 1994-04-27

Family

ID=18447164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3356068A Expired - Lifetime JPH0630659B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630659B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003117089A (ja) * 2001-10-17 2003-04-22 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003117089A (ja) * 2001-10-17 2003-04-22 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0542244A (ja) 1993-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0512954B2 (ja)
JPH0630659B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2535728B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2818162B2 (ja) 遊技機
JP2535725B2 (ja) 遊技機
JP2799139B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2503373B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2558066B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2978997B2 (ja) 遊技機
JPH0510114B2 (ja)
JP3038336B2 (ja) 遊技機
JP2860303B2 (ja) 遊技機
JP2934759B2 (ja) 遊技機
JPH10328376A (ja) 遊技機
JPH0510115B2 (ja)
JPH0824754B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2966072B2 (ja) 弾球遊技機
JP3350016B2 (ja) 弾球遊技機
JP3108416B2 (ja) 弾球遊技機
JP3350019B2 (ja) 弾球遊技機
JP3350020B2 (ja) 弾球遊技機
JP2003175155A (ja) 遊技機及びプログラム及び記録媒体
JPH052215Y2 (ja)
JP2948883B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0373314B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term