JP2978997B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2978997B2
JP2978997B2 JP9315710A JP31571097A JP2978997B2 JP 2978997 B2 JP2978997 B2 JP 2978997B2 JP 9315710 A JP9315710 A JP 9315710A JP 31571097 A JP31571097 A JP 31571097A JP 2978997 B2 JP2978997 B2 JP 2978997B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は,複数の識別情報を可変
表示可能な可変表示装置と,遊技者にとって有利な第1
状態と遊技者にとって不利な第2状態とに変換可能な変
動入賞装置と,を備え,補助遊技開始条件の成立に基づ
き補助遊技として前記可変表示装置に可変表示を行わせ
るとともに,該補助遊技の結果が特別表示状態になった
ことに基づいて前記変動入賞装置を予め定められた規定
に基づき第1状態へ変換する特別遊技を起生するように
した遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より,可変表示装置と変動入賞装置
とを備え,補助遊技として可変表示装置に可変表示を行
い,可変表示結果が特別表示態様となったことを条件
に,変動入賞装置を予め定められた規定に基づき遊技者
にとって有利な状態へ変換する特別遊技を起生する様に
したパチンコ遊技機等の遊技機が提案されている。前記
可変表示装置に可変表示を行う補助遊技は,遊技者が弾
発した打球が所定の入賞口へ入賞することを補助遊技の
開始条件として開始されている。特別遊技が起生される
と,変動入賞装置の変換により短期間に多数の入賞球が
発生し,遊技者は特別遊技による遊技利益として多くの
賞球を得ることが可能となる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】パチンコ機において
は,遊技部に補助遊技の開始条件となる入賞口を含む入
賞口や入賞装置が複数配設され,何れに打球が入賞して
も賞球が排出される。遊技者は通常連続してパチンコ球
を弾発して遊技を行っているため,補助遊技が行われて
いる場合に再び補助遊技開始条件となる入賞口へ打球が
入賞することがあり,特別遊技中にも助遊技開始条件
となる入賞口へ打球が入賞することがある。この場合,
補助遊技開始条件となる入賞口へ打球が入賞したのにも
拘わらず補助遊技が行われないと,遊技者の不満が募る
ことになり,遊技者がこの様な状態を避けるためたに,
補助遊技中に弾発操作を中断すると,遊技機の稼働率が
低下して遊技店の売上低下につながる。これを解決する
為に,補助遊技が行われている場合に再び補助遊技開始
条件となる入賞口に打球が入賞した場合には,この入賞
を一旦記憶し,補助遊技の終了後に入賞記憶に基づく補
助遊技を行う様にすることが考えられる。しかしなが
ら,補助遊技としての可変表示が切れ目無く直ちに繰り
返して行われた場合には停止表示された識別情報が確認
し難くなったり,遊技者の集中力が散漫になり,遊技が
単調化してしまうという問題が生じる。又,補助遊技の
結果が特別表示態様となって特別遊技が行われ,この特
別遊技の終了後,同様に補助遊技としての可変表示が切
れ目無く直ちに繰り返して実行された場合には特別遊技
の終了時点が不明瞭になる。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので,複数の識別情報を可変表示可能な可変表
示装置(例えば,電気的可変表示装置111等)と,遊
技者にとって有利な第1状態と遊技者にとって不利な第
2状態とに変換可能な変動入賞装置(130)と,を備
え:補助遊技開始条件の成立に基づき補助遊技として前
記可変表示装置に可変表示を行わせるとともに,該補助
遊技の結果が特別表示態様を形成したことに基づいて前
記変動入賞装置を予め定められた規定に基づき第1状態
へ変換する特別遊技を起生するようにした遊技機(例え
ば,パチンコ遊技機100等)を前提として:遊技中に
補助遊技開始条件が成立した場合,所定の上限値をもっ
て補助遊技が行える回数を記憶する補助遊技回数記憶手
段(例えば,シフトレジスタ126等)と,前記補助遊
技回数記憶手段に記憶されている記憶値を認識可能に表
示する記憶値表示手段(例えば,ゲーム権利数表示部1
28等)と,前記補助遊技の結果が特別表示態様を形成
したことに基づき起生された特別遊技の終了後及び,前
記補助遊技の結果が特別表示態様を形成することなき補
助遊技の終了後に,前記補助遊技回数記憶手段に記憶値
がある場合に,次回の補助遊技の開始を所定期間待機さ
せる補助遊技開始待機手段(例えば,タイマカウンタ1
47等)と,を具備することを特徴とするものである。 【0005】遊技中に補助遊技開始条件が成立した場
合,補助遊技回数記憶手段により,所定の上限値を以て
補助遊技が行える回数を記憶し,記憶値表示手段によ
り,補助遊技回数記憶手段に記憶されている記憶値を認
識可能に表示する。前記補助遊技回数記憶手段に記憶値
がある場合には,補助遊技の結果が特別表示態様を形成
したことに基づき起生した特別遊技の終了後及び,前記
補助遊技の結果が特別表示態様を形成することなく補助
遊技が終了した後に,補助遊技開始待機手段が次回の補
助遊技の開始を各々所定時間待機させる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の1実
施例を詳細に説明する。図1は本発明の適用される遊技
機の一例であるパチンコ遊技機100の外観図である。
この実施例のパチンコ遊技機100のガイドレール10
1で囲まれた遊技部102内にはチューリップ103,
天入賞孔104,入賞チャッカ105,スロットゲーム
開始の引金となる特定球入賞領域120が配設されると
ともに,上記いずれの入賞領域へも入賞しなかったパチ
ンコ球を回収するアウト孔106が設けられる。又,こ
れらの下方には遊技者が購入したパチンコ球を1個順次
打球位置に導くとともに賞品球を払戻す供給皿150,
供給皿150に払戻しきれなかった余剰賞品球を払戻す
受け皿160,効果音を発生するためのスピーカ17
1,及び打球装置180が各々設けられている。又,遊
技部102の中央には本発明の特徴の1つとなるディス
プレー領域110や変動入賞装置130が設けられてい
る。 【0007】先ずディスプレー領域110のその主たる
目的はパチンコ遊技に付随して補助遊技の一例であるス
ロットゲームを行うことにあり,そのゲーム結果に対応
して特別遊技利益を付与する手段としての変動入賞装置
130の開成態様が定まる。具体的にはディスプレー領
域110は,図2に示すように可変表示装置の一例であ
る4桁の7セグメントの電気的可変表示装置111a・
b・c・dと,変動入賞装置130の開成時間が3秒経
過する毎に点灯位置が移動する時間表示部215及びゲ
ーム権利数を記憶表示する記憶値表示手段の一例たるゲ
ーム権利数表示部128等を具備しており,何れかの特
定球入賞領域120への入賞により電気的可変表示装置
111は作動を開始し,その表示が更新される。そして
遊技者がストップスイッチ141を押下したタイミング
で更新が停止されてスロットゲームは終了する。そして
スロットゲーム終了時の電気的可変表示装置111の表
示態様に対応して変動入賞装置130の開成態様が定ま
る。 【0008】本実施例では電気的可変表示装置111に
よるスロットゲームの結果としては,4桁の表示が全て
〔7〕になる大当たり・下段3桁の数字が〔7〕になり
あるいは4桁の数字が〔7〕以外で揃う中当たり及び上
記以外のはずれの3種類の態様を想定しており,大当た
りの場合には特別遊技として比較的に長時間変動入賞装
置130が開成し,中当たりの場合は比較的に短時間変
動入賞装置130が開成し,はずれの場合は変動入賞装
置130が瞬時開成する。このように本実施例では各特
定球入賞領域120への入賞はスロットゲーム開始の切
っ掛けになるものであるから,具体的な配設位置こそ示
さないが,各特定球入賞領域120内部には内部への入
賞を検出する特定球検出器が設けられる必要がある。
尚,この特定球検出器は,例えばマイクロスイッチ等に
よって構成されるが各特定球入賞領域120への入賞を
確実に検出できるものであるならばどのような構造でも
よい。 【0009】又,本実施例では変動入賞装置130は内
部において複数の入賞領域に分割されており,その内部
の一部の入賞領域は特別球入賞領域402と定義されて
いる。そして特別遊技への移行によって変動入賞装置1
30が長時間開成している時に特別球入賞領域402内
に入賞すると,上記所定の長時間の開成が終了した後に
再度変動入賞装置130は上記長時間の開成を繰り返
す。 【0010】変動入賞装置130に関する詳細は後述す
るが,要約すれば変動入賞装置130は開成することに
より遊技者にとって有利な第1状態となって内部への入
賞率が向上し,閉成することにより遊技者にとって不利
な第2状態となって内部への入賞率が低下するように構
成された入賞球装置である。従って,スロットゲームの
結果一度所謂大当たりである特別遊技状態が発生する
と,特別遊技利益を付与するものとして極めて大量のパ
チンコ球が短時間に集中的に変動入賞装置130に入賞
する可能性が生じ,この特別遊技状態期間中の入賞球数
は諸種の変動的な要素により把握し難いものがある。そ
こで本実施例ではこの特別遊技の終期を変動入賞装置へ
の入賞球数を加味して制御するようにしてあり,このた
め遊技店としては台の管理が容易になり,又,多くの遊
技者に対しても公平で適切なサービスを図ることが可能
となる。 【0011】尚,図3及び図4に上記変動入賞装置の1
例を示す。図3は変動入賞装置130の斜視図であり,
図示する変動入賞装置130は,その内部が三つの入賞
領域に分割され,其の中央部が上記において説明した特
別球入賞領域402,その両側が一般の入賞領域105
a・bと定められており,これらの入賞領域は遊技盤面
を貫通して,入賞球集合樋と連絡している。尚,図3で
は内部の構成を示すために図面上では省略しているが,
上記特別球入賞領域402や一般入賞領域105a・b
はソレノイド等の駆動手段により開閉される扉で覆われ
ており,この扉が開閉動作をすることにより変動入賞装
置130は開成したり閉成したりする。そして,本実施
例ではスロットゲームの結果として特別遊技に移行し,
変動入賞装置130が長時間の開成状態になっている時
に変動入賞装置130内にパチンコ球が所定数(例えば
10個)入賞すると,仮令所定時間が経過していなくと
も変動入賞装置130を閉成するほか,各特別遊技中に
上記特別球入賞領域402にパチンコ球が入賞すると,
変動入賞装置130が設定時間の経過や所定数のパチン
コ球の入賞に起因して閉成した後に再度長時間の開成を
行う等,特別球入賞領域402内への入賞及び変動入賞
装置130への入賞はこの変動入賞装置130自体を制
御する為の条件の1つとなっているので,特別球入賞領
域402への入賞及び変動入賞装置130への入賞を検
出するためのセンサが必要になる。 【0012】ところで,変動入賞装置130への入賞は
上記のように変動入賞装置130自体の制御条件の1つ
となっているので,遊技者の利益に対する影響は大き
く,センサの検出精度もより高いものが要求される一
方,変動入賞装置130は通常遊技盤面の下方に設けら
れるので,一時的な玉詰まり等の影響も受けやすいもの
である。そこで,本実施例では上記のセンサの配設箇所
に関して図4に示すような工夫がなされている。図4に
おいて,401は変動入賞装置130を特別遊技状態に
繰り返し変化制御するための継続条件の達成を検出する
特別球検出手段としの特別球入賞領域402への入賞を
検出するためのマイクロスイッチで構成される特別球検
出器を示し,405・406は変動入賞装置130内の
一般入賞領域105a・bへの入賞球を検出するための
同じくマイクロスイッチで構成される入賞球検出器を示
す。そして,ここで特徴的な点を述べれば,特別球検出
器401や入賞球検出器405・406は特別球入賞領
域402や一般入賞領域105a・bの玉出口の直後に
設けられ,入賞球集合樋内に溜っているパチンコ球には
影響されないようになされている。尚,特別球検出器4
01や入賞検出器405・406はマイクロスイッチの
他にも例えばパチンコ球の通過により光路が遮断される
光電センサ等によっても構成されるが,パチンコ球の通
過を確実に検出できるものである限りその構造自体はど
のようなものでもよい。 【0013】上記した特定球検出器121や特別球検出
器401あるいは入賞球検出器405・406等のセン
サ類が発生する各種検出信号は後述の制御系に加えられ
る。この制御系は主に,特定球検出器121からの特定
球検出信号やストップスイッチ141からの停止信号に
よりスロットゲームの開始や終了を制御するための制御
系や,ディスプレー領域110の表示内容を制御するた
めの制御系や,変動入賞装置130を駆動するための制
御系や,変動入賞装置130内への入賞状態により変動
入賞装置130の動作状態を制御するための制御系及び
その他の制御系を含み,これら各種の制御系を一枚の回
路図に示すと図面が煩雑なものとなるため,図5・図6
・図7・図8に上記の各種の制御系を分割して示すとと
もに,且つ各制御系毎に分割された回路の接続点をアル
ファベット符合で示す。 【0014】先ず,図5は特定球検出器121からの特
定球検出信号やストップスイッチ141からの停止信号
によりスロットゲームの開始や終了を制御するための制
御系を示す。図中121は特定球入賞領域120への入
賞球を検出するための特定球検出器,122はクロック
φ1から位相のずれたパルスを発生する移相パルス発生
器,123a・b・cは特定球検出信号が加えられると
移相パルス発生器122から加えられるパルスに同期し
てこれを微分する同期微分回路,124はオアゲート,
125はアンドゲート,126は右シフト左シフトの可
能な補助遊技回数記憶手段の一例たるシフトレジスタ,
127は同期微分回路,128a・b・c・dはスロッ
トゲームを行い得る権利数を示すゲーム権利数表示部,
129はゲーム権利数表示部128a・b・c・dを駆
動するドライバ,134はオアゲート,131はスロッ
トゲームが開始されることを記憶するフリップフロッ
プ,132a・b・c・dはクロックφ2を導通するア
ンドゲート,133a・b・c・dはアンドゲート13
2a・b・c・dの導通を制御するフリップフロップを
示す。又,141は停止信号を発生するストップスイッ
チ,142は遊技者が所定時間経過してもストップスイ
ッチ141を押さない時に停止信号を発生するタイマカ
ウンタ,143は停止信号を通過するオアゲート,14
4は停止信号の発生を記憶するフリップフロップ,14
5は停止信号の発生が記憶されるとフリップフロップ1
33a・b・c・dを順次リセットする移相パルス発生
回路,146は移相パルス発生回路145へ加えられる
クロックの導通を制御するアンドゲート,147はスロ
ットゲームの実行に所定の休止期間を与える補助遊技開
始待機手段の一例たるタイマカウンタ,148はフリッ
プフロップ,149150はオアゲート,152はア
ンドゲートを各々示す。 【0015】又,図6はディスプレー領域110の表示
内容を制御するための制御系の回路図である。図中11
1a・b・c・dは7セグメントLEDの電気的可変表
示装置,112a・b・c・dは電気的可変表示装置1
11a・b・c・dを駆動するデコーダドライバ,11
3a・b・c・dは各々電気的可変表示装置111a・
b・c・dの表示内容を指示するリングカウンタ,11
4b・c・dはデコーダドライバ112b・c・dに表
示する内容を選択するセレクタを各々示す。 【0016】又,図7は変動入賞装置130の制御その
他の制御をする制御系を示す回路図である。図中,20
1は判定手段を構成するアンド論理の判別回路を,20
2は変動入賞装置130の開成時間を設定するタイマカ
ウンタを,203・204・205・206・207・
208は各々アンドゲートを,209・210は各々オ
アゲートを,211はドライバを,212は変動入賞装
置を駆動するためのソレノイドを,213は変動入賞装
置130の開成時間をカウントするシフトレジスタを,
214はシフトレジスタ213の出力を増幅するドライ
バを各々示し,これらは特別遊技駆動制御手段の一部を
構成する。215はディスプレー領域110に設けられ
た時間表示部を,216はスロットゲームが行われてい
る時やスロットゲームのゲーム結果が現れた時や打止め
時等に各々に対応した効果音を発生する効果音発生回路
を,217は効果音信号を増幅するドライバを,171
は効果音を発生するスピーカを,219・220は各々
ドライバを,221は特別遊技状態となった時にこれを
表示する大当たり表示部を,222は不正行為が行われ
た時にこれを表示する警告表示部を示し,大当たり表示
部221や警告表示部222は遊技機の近傍に設けられ
る。 【0017】又,図8は変動入賞装置130内への入賞
状態により変動入賞装置130の動作状態を制御し,特
別遊技駆動制御手段の一部を構成する制御系及びその他
の制御系を示す回路図である。図中401は特別球入賞
領域402への入賞を検出する特別球検出器を,405
・406は変動入賞装置130内の一般入賞領域105
a・bへの入賞を検出する入賞球検出器を,240は特
別球検出信号を通過するアンドゲートを,241は特別
球検出信号の発生を記憶するフリップフロップを,24
2はアンドゲートを,243は大当たり信号を通過する
為のアンドゲート203(図7参照)を開閉するフリッ
プフロップを,244は変動入賞装置が継続的に開成す
る場合の時間間隔を設定するタイマカウンタを,245
は変動入賞装置が連続して長時間の開成態様になった回
数を記憶する継続回数カウンタを,246・2461は
オアゲートを,247・248・249は同期微分回路
を,250はオアゲートを,251は移相パルス発生回
路を,252は変動入賞装置130内への入賞球数を計
数するカウンタを,261・262・263・264は
各々担当するブレーク接点形式のセンサが不正行為によ
って破壊されたり損壊した時にこれを検出するスイッチ
オープン検出器を,265はオアゲートを各々示す。 【0018】次ぎに本実施例に係るパチンコ遊技機を使
用して遊技者が遊技をする場合の本実施例の動作を説明
する。先ず,遊技者は購入したパチンコ球を供給皿15
0に入れ,このパチンコ球は1個順次打球位置に導かれ
る。次に,遊技者は打球装置180を操作して,適宜の
強さでパチンコ球を打球する。打ち出されたパチンコ球
はガイドレール102に沿って遊技部102内に流入
し,遊技部102を落下する。このようにして遊技部1
02に沿って落下する過程でパチンコ球のあるものは何
れかの入賞領域に入賞し,又,あるものは入賞すること
なくアウト孔106に回収される。尚,初期状態では変
動入賞装置130は閉成しているので,これにパチンコ
球が入賞することはない。 【0019】このようにして遊技を続けていく過程でパ
チンコ球が何れかの特定球入賞領域120に入賞する
と,パチンコ球が入賞した特定球入賞領域120内の特
定球検出器121が特定球検出信号を発生する。この特
定球検出信号は対応する同期微分回路123a・b・c
に加えられ,同期微分回路123a・b・cはこの特定
球検出信号を移相パルス発生回路122から加えられる
パルスに同期してパルス化する。そして,移相パルス発
生回路122から各同期微分回路123a・b・cに加
えられるパルスの位相は全てずれているので,複数の特
定球入賞領域120に同時に入賞球があっても,これら
の入賞球は全て有効なものとして後述のシフトレジスタ
126に受けつけられる。 【0020】同期微分回路123a・b・cが発生する
パルスはオアゲート124を通過してアンドゲート12
5に加えられるが,初期状態ではこのアンドゲート12
5は開いているので,特定球検出信号の発生によって同
期微分回路が発生するパルスはアンドゲート125を通
過してシフトレジスタ126に加えられ,シフトレジス
タ126を右シフトする。このシフトレジスタ126は
4ビットの出力を持ち,その4ビット目の出力がHレベ
ルになることによりアンドゲート125を閉じる。従っ
てシフトレジスタ126は特定球検出信号を最大4発ま
で連続して受けつけることができる。そしてこのシフト
レジスタ126の各段出力はドライバ129により増幅
されてゲーム権利数表示部128a・b・c・dをドラ
イブし,現在スロットゲームを何回行う権利があるかを
遊技者に知らしめる。尚,シフトレジスタは特定球検出
信号の発生により右シフトされ,スロットゲームが開始
する毎に同期微分回路127の出力により左シフトされ
るので,各ゲーム権利数表示部128a・b・c・dが
点灯している時は各々スロットゲームを1回・2回・3
回・4回行う権利があることを示すことになる。 【0021】一方,シフトレジスタ126の各段出力は
オアゲート134を介してフリップフロップ131に加
えられており,従ってシフトレジスタ126が特定球検
出信号によって1段以上右シフトされているとフリップ
フロップ131のD入力はHレベルになる。従って,移
相パルス発生回路122からアンドゲート152を経由
してパルスが加えられたタイミングでフリップフロップ
131はセットされ,フリップフロップ131は特定球
検出信号の発生を記憶する。 【0022】このフリップフロップ131のQ出力の立
ち上がりエッジはフリップフロップ133a・b・c・
dのクロックとして加えられ,フリップフロップ133
a・b・c・dのD入力は電源によってプルアップされ
ているので,フリップフロップ133a・b・c・dは
セットされて,そのQ出力によりアンドゲート132a
・b・c・dを一斉に開く。このアンドゲート132a
・b・c・dの他方の入力にはクロックφ2が加えられ
ており,クロックφ2はアンドゲート132a・b・c
・dを通過して図6に示すリングカウンタ113a・b
・c・dに加えられ,リングカウンタ113a・b・c
・dを一斉に更新する。 【0023】リングカウンタ113aの計数出力はデコ
ーダドライバ112aに直接加えられ,リングカウンタ
113b・c・dの計数出力はセレクタ114b・c・
dに加えられるが,セレクタ114b・c・dはノーマ
ル状態ではそのA入力側を選択しており,従って,リン
グカウンタ113a・b・c・dの計数出力は全てデコ
ーダドライバ112a・b・c・dに加えられ,デコー
ダドライバ112a・b・c・dはリングカウンタ11
3a・b・c・dの計数出力を解読して電気的可変表示
装置111a・b・c・dに表示する。従って,電気的
可変表示装置111a・b・c・dの表示する数値はク
ロックφ2に同期して高速で更新されることになる。 【0024】一方,図5のフリップフロップ133dの
Q出力は接続点Lを介して図7に示す効果音発生回路2
16に加えられ,これを駆動する。従って効果音発生回
路216はスロットゲーム中であることを示す効果音信
号を発生し,この信号はドライバ217で増幅されて,
スピーカ171からスロットゲーム中であることを示す
効果音が発生される。又,この時フリップフロップ13
1(図5参照)のQ出力は同期微分回路127に加えら
れており,同期微分回路127はフリップフロップ13
1のQ出力がHレベルになると,移相パルス発生回路1
22から加えられるパルスに同期してシフトレジスタ1
26を左シフトし,これに伴ってゲーム権利数表示部1
28a・b・c・dが示すスロットゲーム権利数も減じ
られる。 【0025】このようにしてスロットゲームが開始した
後遊技者が任意のタイミングでストップスイッチ141
を押下すると停止信号はオアゲート143を通過してフ
リップフロップ144のクロック端子に加えられる。こ
のフリップフロップ144のD入力にはフリップフロッ
プ131のQ出力が加えられており,スロットゲームが
行われている時はこの信号はHレベルであるので,フリ
ップフロップ144はセットされ,移相パルス発生回路
145のリセット状態を解除する。移相パルス発生回路
145にはアンドゲート146を介してクロックφ1が
加えられており,移相パルス発生回路145はリセット
状態の解除により,フリップフロップ133a・b・c
・dに順次リセット信号を加え,従って,アンドゲート
132a・b・c・dは順次閉じ,リングカウンタ11
3a・b・c・d(図6参照)にはカウントアップクロ
ックは加えられなくなるので,電気的可変表示装置11
1a・b・c・dの表示もここで停止する。尚,この時
移相パルス発生回路145のQ4出力が立ち上がったタ
イミングでアンドゲート146は閉じるので,移相パル
ス発生回路145にはクロックは加えられなくなり,従
って移相パルス発生回路145はリセットされるまでQ
4出力を立ち上げた状態を維持する。 【0026】更に本実施例では遊技者がストップスイッ
チ141を押し忘れた時にスロットゲームを終了させる
為にタイマカウンタ142を設けている。即ち,タイマ
カウンタ142はスロットゲームの開始時にフリップフ
ロップ131のQ出力が立ち上がることによりリセット
状態を解除され,クロックφ2をカウントする。そして
所定時間(例えば4秒)経過しても,遊技者がストップ
スイッチ141を押下しないと,タイマカウンタ142
のキャリーオーバー信号がオアゲート143を経由し
て,フリップフロップ144に加えられ,以後フリップ
フロップ144は上記と同様に作用する。従って,本実
施例によれば,仮令遊技者がストップスイッチ141を
押し忘れても,スロットゲーム開始後4秒間経過すれ
ば,自動的にスロットゲームが終了する。 【0027】このようにしてスロットゲームが終了する
と,フリップフロップ133dをリセットするための信
号は接続点Eを経由して判定回路201(図7参照)に
加えられ,判定回路201をアクティブにする。判定回
路201は基本的にはアンド論理で構成されており,ア
クティブ状態になるとスロットゲームの結果を判定す
る。判定回路201には図6のリングカウンタ113a
・b・c・dの計数出力が加えられており,その論理状
態を判定した結果としてa・b・c3種類の出力の何れ
かをアクティブにする。 【0028】判定の具体的な基準は既に述べたように以
下の通りである。即ち,(1).4桁のリングカウンタ
113a・b・c・dの数値出力が全て〔7〕を示す時
は大当たりとして信号aを発生して特別遊技に移行し,
(2).4桁のリングカウンタ113a・b・c・dの
数値出力が〔7〕以外で全て揃った時,あるいはリング
カウンタ113dを除くリングカウンタ113a・b・
cの出力のみが〔7〕となった時は中当たりとして信号
bを発生し,(3).上記(1).(2)以外の場合は
はずれとして,信号cを発生する。そこで,先ず上記
(3)の場合に関して動作を説明し,引き続き上記
(1)の場合に関して動作を説明する。尚,(2)の場
合に関しては変動入賞装置130の開成時間が8秒であ
るという点を除いて,その動作が(1)の場合と同一で
あるので重複した説明は省略する。 【0029】先ず,判定回路201のc出力はオアゲー
ト209を介してドライバ211に与えられ,ドライバ
211はこれを増幅してソレノイド212を駆動するの
で,変動入賞装置130は開成される。一方,判定回路
201のc出力は効果音発生回路216に加えられるの
で,スピーカ171からはスロットゲームの結果がはず
れであることを示す効果音が発生される。 【0030】又,判定回路201のc点の出力はアンド
ゲート204にも加えられ,アンドゲート204を開
く。一方,オアゲート209の出力が立ち上がることに
よりタイマカウンタ202はリセット状態を解除され,
タイマカウンタ202はクロックφ2をカウントする。
そして0.4秒経過した時のタイマカウンタ202の出
力はアンドゲート204・オアゲート210・接続点K
・オアゲート150(図5)を経由して,フリップフロ
ップ148のクロック入力端子に加えられこれをセット
するとともに,更にオアゲート149を介してフリップ
フロップ144及びフリップフロップ131をリセット
する。 【0031】先ずフリップフロップ144がリセットさ
れることにより移相パルス発生回路145はリセットさ
れ,そのQ4出力をLレベルに落とす。そしてこのQ4
出力は接続点Eを経由して判定回路201(図7)に加
えられこれをアクティブ化しているので,この信号がL
レベルになると判定回路201はそのc出力を立ち下
げ,ソレノイド212は変動入賞装置130を閉じる。
又,この時オアゲート209の出力が立ち下がることに
よりタイマカウンタ202はリセットされるとともに,
効果音発生回路216も効果音の発生を停止する。 【0032】又,フリップフロップ148(図5)がセ
ットされたことにより,その逆相出力によってアンドゲ
ート152は閉じ,所定時間フリップフロップ131に
はクロックが伝達されなくなる。従って,たとえ特定球
検出信号が2発以上発生していても,直ちにつぎのスロ
ットゲームは行われず,タイマカウンタ147によりフ
リップフロップ148がリセットされた後に次ぎのスロ
ットゲームを行う。即ち,フリップフロップ148のセ
ットによりタイマカウンタ147はリセット状態を解除
されて,クロックφ2をカウントする。そして所定時間
(例えば2秒)経過した後にタイマカウンタ147の出
力によりフリップフロップ148はリセットされてアン
ドゲート152を開き,フリップフロップ131には移
相パルス発生回路122からクロックが伝達されるの
で,シフトレジスタ126が特定球検出信号を2発以上
記憶している場合はフリップフロップ131は再度セッ
トされ上述の動作を再び繰り返す。 【0033】次ぎに上記(1)の場合,即ちゲーム識別
情報の組合せ態様が〔7・7・7・7〕となってスロッ
トゲームが終了した場合に関して説明する。表示内容が
或特定のゲーム識別情報の組合せ態様として〔7.7.
7.7〕となってスロットゲームが終了した場合の動作
を概説すれば,(a).基本的にはタイマカウンタ20
2の作用により変動入賞装置130は30秒間開成する
特別遊技に移行し,(b).又,この30秒間の開成期
間中に変動入賞装置130内に例えば10個のパチンコ
球の入賞があると,上記30秒の期間が経過しなくても
この特別遊技に係る長時間の開成を終了し,(c).
又,上記30秒あるいは10個入賞迄の期間中に特別球
入賞領域402にパチンコ球が入賞するとこの特別遊技
に係る長時間の入賞を例えば最大10回までは連続して
繰り返し,(d).更に,この特別遊技に係る長時間の
開成状態にある時は,ディスプレー領域110の表示内
容を特別遊技表示制御手段をして切り換え,入賞状態等
や更に本実施例では特定のゲーム識別情報としてのスロ
ットゲームが終了した時点の表示内容〔7〕をそのまま
遊技者に報知する。これらを一度に説明すると冗長なも
のとなるので,以下に各々内容を分けて説明する。 【0034】先ず,スロットゲームの終了時点では移相
パルス発生回路145のQ4出力は論理1であり,判定
回路201はアクティブになっている。スロットゲーム
の結果が〔7.7.7.7〕であると判定回路201は
信号aを論理1にする。そしてこの時点ではアンドゲー
ト203の他方の入力は論理1であるので,信号aはア
ンドゲート203を通過し,ソレノイド212を作動さ
せて変動入賞装置130を開成するとともに,タイマカ
ウンタ202のリセット状態を解除する。又,判定回路
201のa出力は効果音発生回路216に加えられ,ス
ピーカ171からは特別遊技状態への移行を示す効果音
が発生される。リセット状態を解除されてから30秒経
過するとタイマカウンタ202はアンドゲート206を
オン状態にし,アンドゲート206を通過したパルスは
接続点X・図8のオアゲート2461を経由してアンド
ゲート242に加えられる。 【0035】この点に関しては後に詳述するが,30秒
の期間中に特別球入賞領域402にパチンコ球の入賞が
ない場合はフリップフロップ241はリセット状態にあ
り,従って,アンドゲート242はオン状態になる。そ
してこのアンドゲート242の出力は接続点J・図5の
オアゲート150を経由してフリップフロップ148の
クロック入力端子に加えられこれをセットするととも
に,更にオアゲート149を介してフリップフロップ1
44及びフリップフロップ131をリセットする。この
様にしてフリップフロップ148がセットされるととも
にフリップフロップ144及びフリップフロップ131
がリセットされた後は,段落番号「0031」乃至「0
032」において説明した場合と同様の作用をなす。即
ち,先ず,フリップフロップ144がリセットされるこ
とに伴ない移相パルス発生回路145がリセットされる
と,判定回路201はアクティブ状態を解除されて信号
aを停止する。従って,ソレノイド21にも駆動電流が
加えられなくなり,変動入賞装置130は30秒間の開
成を終了する。又,効果音発生回路216にも駆動信号
が加えられなくなるので,特別遊技状態を示す効果音も
停止する。又,フリップフロップ148がセットされる
ことによりフリップフロップ148の逆相出力によって
アンドゲート152が閉じて移相パルス発生回路122
が発生したパルスがアンドゲート152を通過すること
を禁じる。そして所定時間(例えば2秒)が経過してタ
イマカウンタ147がフリップフロップ148をリセッ
トするとアンドゲート152の閉鎖が解除され,従っ
て,シフトレジスタ126が特定球検出信号を2発以上
記憶している場合はフリップフロップ131が再度セッ
トされて,再び可変表示装置110を使用した補助遊技
が行われる。 【0036】又,このようにして変動入賞装置130が
30秒開成している間には,ある確率で変動入賞装置1
30内にパチンコ球の入賞がある。そしてこの確率は様
々の要因によって変動するので,全ての遊技者に公平な
サービスを提供することは困難である。そこで本実施例
では変動入賞装置130への入賞球数が所定数(この実
施例では10個)になるとたとえ30秒の期間中でも変
動入賞装置130を閉じる。具体的には,特別遊技状態
の発生により接続点Wを介して入賞球カウンタ252
(図8参照)はリセット状態を解除されている。又,変
動入賞装置130にパチンコ球が入賞すると,特別球検
出器401・入賞球検出器405・406の何れかが検
出信号を発生する。この検出信号は各々対応する同期微
分回路247・248・249に加えられるが,この同
期微分回路247・248・249には移相パルス発生
回路251から各々位相の相違するパルスが加えられて
おり,同期微分回路247・248・249はこのパル
スに同期してパルスを出力する。このように本実施例で
は位相の異なるパルスによって検出信号を受けつけてい
るので,たとえ同時に検出信号が発生しても検出もれが
生じない。そして,同期微分回路247・248・24
9が発生するパルスはオアゲート250を経由して入賞
球カウンタ252に加えられ,入賞球カウンタ252を
カウントアップする。そしてこの入賞球カウンタ252
の最上位桁出力は上述のオアゲート2461に加えられ
ており,従って変動入賞装置130内に例えば10個の
入賞球があり,入賞球カウンタ252がキャリーすると
そのキャリーオーバー信号はオアゲート2461を介し
てアンドゲート242に加えられる。 【0037】上述の通り特別球検出信号が発生していな
い時(即ち,変動入賞装置130内の一般入賞領域10
5a・bのみにパチンコ球が入賞した時)はフリップフ
ロップ241はリセット状態にあり,従ってアンドゲー
ト242はオン状態になる。そしてこのアンドゲート2
42の出力はJ点・図5のオアゲート150を経由して
フリップフロップ148のクロック入力端子に加えられ
これをセットするとともに,更にオアゲート149を介
してフリップフロップ144及びフリップフロップ13
1をリセットする。そして以後は上記と同様に移相パル
ス発生回路145がリセットされることにより,判定回
路201はアクティブ状態を解除されて信号aを停止す
る。従って,ソレノイド212にも駆動電流が加えられ
なくなり,変動入賞装置130は30秒の期間が経過し
ていなくとも開成を終了する。又,効果音発生回路21
6にも駆動信号が加えられなくなるので,特別遊技状態
を示す効果音も停止する。又,フリップフロップ148
のセットによりアンドゲート152が閉じるので,タイ
マカウンタ147の設定時間の経過によってフリップフ
ロップ148がリセットされるまでは可変表示装置11
0を使用した補助遊技は待機させられる。又,上記のよ
うにして変動入賞装置130が30秒間,あるいは内部
への入賞球が10個あるまで開成している状態ではある
確率で特別球入賞領域402にもパチンコ球が入賞す
る。そして特別球入賞領域402にパチンコ球が入賞し
た時は,次ぎに述べるようにして,上記30秒間,ある
いは内部への入賞球が10個あるまでの特別遊技状態で
の開成を最大10回まで繰り返す。 【0038】スロットゲームの結果が〔7.7.7.
7〕となったときはアンドゲート203の出力はHレベ
ルになり,このレベルは接続点Wを介してアンドゲート
240の一方の制御入力(正論理の制御入力)に加えら
れる。又,アンドゲート240の他方の制御入力(負論
理の制御入力)には継続回数カウンタ245の最上位桁
信号が加えられているが,継続回数カウンタ245の出
力はこの時点ではLレベルであるので,アンドゲート2
40は特別球検出信号を通過し得る状態になっている。
今,特別球入賞領域402にパチンコ球が入賞し,特別
球検出器401が特別球検出信号を発生すると,この検
出信号はアンドゲート240を経由してフリップフロッ
プ241のクロック入力に加えられる。フリップフロッ
プ241のD入力は常時プルアップされているので,フ
リップフロップ241はセットされる。従って,その逆
相出力はLレベルになり,アンドゲート242は閉じ
る。 【0039】既に述べたように,変動入賞装置130が
開成して30秒の時間が経過し,あるいは変動入賞装置
130内に10個のパチンコ球が入賞すると,オアゲー
ト2461を介してアンドゲート242及びフリップフ
ロップ243のクロック端子にパルスが加えられるが,
この時アンドゲート242は閉じているので,このパル
スはアンドゲート242を通過しない。従って,図5の
移相パルス発生回路145はリセットされないので,判
定回路201は信号aを出力し続ける。一方,フリップ
フロップ243のD入力端子にはこの時点ではセットさ
れているフリップフロップ241のQ出力が加えられて
いるので,フリップフロップ243はクロックが加えら
れるとセットされ,その逆相出力がHレベルになること
により,アンドゲート203(図7)は一時的に閉じて
判定回路201の信号aを一時的に遮断する。従って,
ソレノイド212の駆動電流は一時的に断たれ,変動入
賞装置130も一時的に閉じる。 【0040】又,フリップフロップ243がセットされ
たことによりタイマカウンタ244もリセット状態を解
除され,クロックφ2をカウントする。そして設定時間
(例えば2秒)が経過すると,タイマカウンタ244は
フリップフロップ243をリセットする。従って,アン
ドゲート203の出力は再び立ち上がり,変動入賞装置
130は再度30秒又は変動入賞装置130内に10個
パチンコ球が入賞する迄の所定期間開成する。そしてこ
の再度の30秒又は変動入賞装置130内に10個パチ
ンコ球が入賞する迄の開成時間中もアンドゲート240
の制御入力端子は論理1であるので,フリップフロップ
241は特別球検出信号を受け付け得る状態にあり,従
って,この間に特別球入賞領域402にパチンコ球が入
賞すると,上記の動作を繰り返し,変動入賞装置130
は所定期間の開成を繰り返す。ところで変動入賞装置1
30が所定期間の開成を繰り返す毎にアンドゲート20
3の出力は立ち上がるが,この立ち上がりエッジは接続
点Wを介して継続回数カウンタ245のクロック端子に
加えられ,これをカウントアップする。そして所定期間
の開成が10回連続して繰り返されると継続回数カウン
タ245はキャリーオーバーしてアンドゲート240を
閉じる。従って,この間に特別球入賞領域402に入賞
しても特別球検出信号はフリップフロップ241には受
け付けられない。 【0041】従って,フリップフロップ241・アンド
ゲート242・フリップフロップ243は上述した特別
球入賞領域402に入賞しなかったケースと同様の状態
になる。従って,変動入賞装置130が開成してから3
0秒の期間が経過し,あるいは変動入賞装置130内に
10個のパチンコ球が入賞すると上述した特別球入賞領
域402に入賞しなかったケースと同様にして装置全体
は初期化される。 【0042】ところで上述のように本実施例ではスロッ
トゲームの結果が大当たりとなって特別遊技に移行した
時の変動入賞装置130の開成時間は一定ではなく,
又,変動入賞装置130が最大30秒間開成している時
に特別球入賞領域402にパチンコ球が入賞しても必ず
しも変動入賞装置130が再度最大30秒間の開成を繰
り返すわけではない。その為,遊技者との間でトラブル
が発生するおそれもあり,本実施例ではこのトラブルを
防止するため特定のゲーム識別情報及び遊技状態の変化
を特別遊技関連情報として電気的可変表示装置を包含す
るディスプレー領域110において遊技者等に対して報
知できるようにしてある。具体的な報知内容としては例
えば,(1)変動入賞装置130の開成時間や,(2)
最大30秒の開成時間内における変動入賞装置130へ
の入賞球数や,(3)最大30秒間の開成の繰り返し回
数やその他のものとして特定のゲーム識別情報が想定さ
れる。 【0043】先ず,判定回路201が信号aを発生する
とシフトレジスタ213はリセット状態を解除され,ク
ロックφ2をカウントする。このシフトレジスタ213
は3秒間経過する毎にその出力を1ビットシフトするよ
うになされており,ドライバ214はこれを増幅して時
間表示部215に加える。この時間表示部215は発光
ダイオード等により構成されており,その表面には図2
に示すように1〜10の数値が表示してある。従って,
この時間表示部215の点灯位置は特別遊技に移行して
から3秒経過するごとに移動していき,変動入賞装置1
30が何秒間開成しているかを特別遊技関連情報の1態
様として遊技者に示す。 【0044】又,特別遊技に移行した時に判定回路20
1が発生する信号aはP点を経由して,データセレクタ
114b・c・dのセレクト端子A/Bに加えられる。
その結果データセレクタ114b・c・dはB側入力を
選択してデコーダドライバ112b・c・dに加える。
先ず,データセレクタ114b・cのB側入力には,接
続点Nを経由して,図8に示す入賞球カウンタ252の
出力が加えられており,これがデコーダドライバ112
b・cにより解読・増幅されて電気的可変表示装置11
1b・cに加えられる。従って,大当たり状態が発生す
ると,その大当たり状態の期間中に変動入賞装置130
に入賞したパチンコ球数が電気的可変表示装置111b
・cに特別遊技関連情報の1態様として表示され,かり
に30秒の期間が経過する以前に変動入賞装置130が
閉じても,遊技者は変動入賞装置130が閉じた理由を
理解することができるので遊技者とのトラブルも防止で
きる。 【0045】又,データセレクタ114dのB側入力に
は,接続点Oを介して,図8に示す継続回数カウンタ2
45の計数出力が加えられており,これがデコーダドラ
イバ112dにより解読・増幅されて電気的可変表示装
置111dに加えられる。従って,大当たり状態が発生
すると,その間の特別球入賞領域402への入賞による
大当たり状態の継続回数が電気的可変表示装置111d
に特別遊技関連情報の1態様として表示され,遊技者に
何回大当たり状態での継続が発生したかを報知するとと
もに,10回目の大当たりの継続状態の時に特別球入賞
領域402にパチンコ球が入賞した場合,大当たりの継
続状態が打ち切られても,その理由を遊技者が理解でき
るので,遊技者とのトラブルも防止できる。一方,デコ
ーダドライバ112aにはリングカウンタ113aの出
力が直接加えられるとともに,この時点ではリングカウ
ンタ113aの計数値は特別遊技への移行の条件達成と
なった値で停止しているので,電気的可変表示装置11
1aには〔7〕なる数値が特別遊技への移行の条件達成
となった特定のゲーム識別情報としてそのまま表示され
ることになる。 【0046】そして,本実施例のパチンコ遊技機は原因
となる遊技状態の発生に対応して新たな遊技状態が導出
され,しかも遊技状態の変化を遊技者に報知する手段を
設ける等,遊技者と遊技店との間の信頼関係を前提とし
て初めて円滑な遊技が行われるものである。従って,遊
技者に対する射倖心の増進や安易な台設定の目的で遊技
店が原因となる遊技状態の発生を検出するセンサに何等
かの意図的な細工を加えた場合,遊技者と遊技店の間の
信頼関係は著しく害されパチンコ遊技成立の前提が翻さ
れることになる。そこで,本実施例では遊技店があらた
な遊技状態を導出するための原因となる遊技状態の発生
を検出するセンサに意図的な細工を加えた場合,正常な
遊技ができなくなるようにすることにより遊技店と遊技
者との信頼関係を担保できるようにしてある。 【0047】この原因となる遊技状態の発生を検出する
センサの種類や配設箇所はパチンコ遊技機の種類によっ
て異なるが,本実施例を前提にして考察した場合,スロ
ットゲーム開始の原因となる特定球検出器121,スロ
ットゲーム停止の原因となるストップスイッチ141,
変動入賞装置130が長時間の開成を終了する原因とな
る入賞球検出器405・406,変動入賞装置130が
長時間の開成を終了する原因となるとともに変動入賞装
置130が長時間の開成を繰り返す原因となる特別球検
出器401等が考えられる。そこで,図示する実施例で
は,ストップスイッチ141,入賞球検出器405・4
06及び特別球検出器401に細工が加えられた場合に
正常な遊技を継続できなくなるようにした1例を示す。 【0048】一般にこれらのセンサ類は各々の配設箇所
からリード線で制御基板に引き回され,リード線と制御
基板とはコネクタで接続されている。そして一般の遊技
店では制御基板内に細工をすることは困難であるので,
上記のような不正行為を行う場合は通常,(1).セン
サの接点の破壊,(2).リード線の切断,(3).コ
ネクタの抜き取り,等の方法をとることが予想される。
そして,上記何れの細工が行われた場合でも共通して発
生する特徴は,制御基板のコネクタが開ループになって
しまうということである。そこで,本実施例では上記何
れの場合をも検出できるようにするため,入賞球検出器
405・406やストップスイッチ141等のセンサを
通常時は閉ループで信号の発生時に開ループになるよう
に構成するとともに,スイッチオープン検出器261・
262・263・264は担当するセンサが所定時間以
上開ループになるとそのセンサに何等かの細工がなされ
たものと判断する。 【0049】具体的な作用を説明すると,例えば,遊技
店が遊技者の射倖心をより増進するために,入賞球検出
器405・406のリードを制御基板のコネクタから抜
いて,変動入賞装置130内に入賞球がいくつあって
も,所定時間経過するまでは変動入賞装置130を開成
するようにしたとしよう。このような細工をすると,制
御基板の当該センサに割り当てられたコネクタは常時開
ループになってしまう。しかしながら,当該箇所は入賞
球が通過した時にのみ開ループになるものであるから数
秒以上も開ループが継続することは通常はあり得ないこ
とである。そこで,スイッチオープン検出器261・2
62は所定時間以上開ループが継続すると,その出力で
ある異常検出信号を論理1に立ち上げて,この異常検出
信号はオアゲート265・接続点Iを介して図5のオア
ゲート149に加えられる。従って,オアゲート149
の出力は論理1になり,フリップフロップ131・14
4をリセットするとともに,接続点H及びオアゲート2
46を介してフリップフロップ241・243をリセッ
トする。 【0050】先ず,フリップフロップ131がリセット
されると特定球検出信号の受け付けが拒否され,フリッ
プフロップ144がリセットされると停止信号の受け付
けが拒否され,フリップフロップ241・243がリセ
ットされると特別球検出信号の受け付けが拒否されるこ
とになり,図5乃至図8に示す制御回路は全ての動作を
実行できなくなる。又,オアゲート265の出力は接続
点Yを介して図7に示すアンドゲート208に加えられ
る。従って,クロックφ2はアンドゲート208を通過
し,ドライバで増幅されて警告表示手段222に表示さ
れる。従って,遊技者はパチンコ遊技機に何等かの細工
がなされていることを知ることができる。又,この時に
警告表示手段222の表示に不随してブザー等による警
報音で何等かの細工がなされていることを報知したり,
管理室に伝達してもよい。 【0051】 【発明の効果】以上説明した様に,本発明によれば,遊
技中に補助遊技開始条件が成立した場合,補助遊技回数
記憶手段により,所定の上限値をもって補助遊技が行え
る回数を記憶し,記憶値表示手段により,補助遊技回数
記憶手段に記憶されている記憶値を認識可能に表示す
る。前記補助遊技回数記憶手段に記憶値がある場合に
は,補助遊技の結果が特別表示態様を形成したことに基
づき起生した特別遊技の終了後に及び前記補助遊技の結
果が特別表示態様を形成することなき補助遊技の終了
後,補助遊技開始待機手段が次回の補助遊技の開始を各
々所定期間待機させる。従って,補助遊技や特別遊技が
行われている間に補助遊技開始条件となる入賞口へ打球
が入賞した場合には,補助遊技回数記憶手段への記憶を
行うので,この記憶に基づき,行われていた補助遊技や
特別遊技終了後に補助遊技を行うことが可能となり,遊
技者の不満や,遊技店の稼働率の低下を回避することが
可能となる。又,補助遊技開始待機手段により,補助遊
技としての可変表示の区切りが明確になり,停止表示さ
れた識別情報の確認が容易となり,遊技者の集中力の散
漫化や遊技の単調化を防止することができるとともに,
特別遊技が終了したことが明瞭になり,遊技者に特別遊
技による遊技利益の獲得に対する満足感を与えることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の1実施例にかかるパチンコ遊技機の平
面図。 【図2】ディスプレー領域の平面図 【図3】変動入賞装置の斜視図, 【図4】各種センサの取り付け位置を示す説明図, 【図5】制御回路の一部を示す回路図。 【図6】制御回路の一部を示す回路図。 【図7】制御回路の一部を示す回路図。 【図8】制御回路の一部を示す回路図。 【符号の説明】 100 パチンコ遊技機 111a,111b,111c,111d 電気的可変
表示装置 130 変動入賞装置 201 判定回路 203 アンドゲート 211 ドライバ 202 タイマカウンタ 113a,113b,113c,113d リングカウ
ンタ 114b,114c,114d データセレクタ 112a,112b,112c,112d デコーダド
ライバ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1. 複数の識別情報を可変表示可能な可変表示装置
    と,遊技者にとって有利な第1状態と遊技者にとって不
    利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と,を備え,
    補助遊技開始条件の成立に基づき補助遊技として前記可
    変表示装置に可変表示を行わせるとともに,該補助遊技
    の結果が特別表示態様を形成したことに基づいて前記変
    動入賞装置を予め定められた規定に基づき第1状態へ変
    換する特別遊技を起生するようにした遊技機において,
    遊技中に補助遊技開始条件が成立した場合,所定の上限
    値をもって補助遊技を行える回数を記憶する補助遊技回
    数記憶手段と,前記補助遊技回数記憶手段に記憶されて
    いる記憶値を認識可能に表示する記憶値表示手段と,前
    記補助遊技の結果が特別表示態様を形成したことに基づ
    き起生された特別遊技の終了後及び,前記補助遊技の結
    果が特別表示態様を形成することなき補助遊技の終了後
    に,前記補助遊技回数記憶手段に記憶値がある場合に,
    次回の補助遊技の開始を所定期間待機させる補助遊技開
    始待機手段と,を備えたことを特徴とする遊技機。
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