JPH0630655U - 炉内昇温制御装置 - Google Patents
炉内昇温制御装置Info
- Publication number
- JPH0630655U JPH0630655U JP6659192U JP6659192U JPH0630655U JP H0630655 U JPH0630655 U JP H0630655U JP 6659192 U JP6659192 U JP 6659192U JP 6659192 U JP6659192 U JP 6659192U JP H0630655 U JPH0630655 U JP H0630655U
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- Japan
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- circuit
- temperature
- furnace
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本考案は、炉内温度制御回路から出力された
炉内温度設定信号を入力し、立上げ昇温時に燃焼炉に吹
込む空気量を予め設定するカスケード空気量設定回路
と、このカスケード空気量設定回路から出力される空気
量設定信号の変化率を制限する変化率制限回路と、燃焼
炉の立上げ昇温を完了し、定常運転に入ったことを検出
する昇温完了処理回路と、この昇温完了処理回路の出力
と変化率制限回路の出力とのいずれか一方を選択し、第
1の切換回路と連動して接続する第2の切換回路とを備
えた炉内昇温制御装置である。 【効果】 本考案により炉内昇温制御の制御精度を向上
させることが可能である。
炉内温度設定信号を入力し、立上げ昇温時に燃焼炉に吹
込む空気量を予め設定するカスケード空気量設定回路
と、このカスケード空気量設定回路から出力される空気
量設定信号の変化率を制限する変化率制限回路と、燃焼
炉の立上げ昇温を完了し、定常運転に入ったことを検出
する昇温完了処理回路と、この昇温完了処理回路の出力
と変化率制限回路の出力とのいずれか一方を選択し、第
1の切換回路と連動して接続する第2の切換回路とを備
えた炉内昇温制御装置である。 【効果】 本考案により炉内昇温制御の制御精度を向上
させることが可能である。
Description
【0001】
本考案は、燃焼炉の燃焼制御装置に係わり、特に炉内昇温制御を有する炉内昇 温制御装置に関する。
【0002】
従来の炉内昇温制御系は、炉立上げ時炉内を昇温する為昇温制御をスタートす ると、炉内温度制御の設定値が昇温スケジュールに見合った昇温レートで上昇す る様プログラム制御を実施している。
【0003】 炉内温度制御出力は燃料流量制御ループと空気流量制御ループとにカスケード されバーナの燃焼量を制御することで炉内温度をコントロールしている。
【0004】 この時、異常燃焼しない様空燃比制御を実行し安定な制御精度をダブルクロス リミット制御により補償している。
【0005】 又、空気比の設定は燃料流量による低負荷補正と排ガスO2 制御により補正さ れている。
【0006】
最近の燃焼炉は保熱性に優れておりメインバーナーのターンダウンぎりぎりの MIN燃焼でも炉温が過速度的に上昇していくケースが多く昇温スケジュールに 見合って昇温レート通りの炉温制御が難しく、制御精度が悪いという欠陥がある 。
【0007】 本考案は従来技術の欠点を解消する為昇温中の炉温制御の制御精度を改善した 炉内昇温制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
本考案は、燃焼炉の立上げ昇温時に予め定めた昇温スケジュールに対応する昇 温レートで炉温立上時設定値をプログラム制御する昇温プログラム回路と、燃焼 炉の昇温完了後に予め定めた操業ベースに対応する炉温定常時設定値で制御する 定常時設定値回路と、この定常時設定値回路の出力と昇温プログラム回路の出力 とのいずれか一方を選択する第1の切換回路と、この第1の切換回路を介して定 常時設定値回路または昇温プログラム回路のいずれかの出力回路に接続され、燃 料流量制御回路および空気流量制御回路に炉内温度設定信号を出力する炉内温度 制御回路と、この炉内温度制御回路から出力された炉内温度設定信号を入力し、 立上げ昇温時に燃焼炉に吹込む空気量を予め設定するカスケード空気量設定回路 と、このカスケード空気量設定回路から出力される空気量設定信号の変化率を制 限する変化率制限回路と、燃焼炉の立上げ昇温を完了し、定常運転に入ったこと を検出する昇温完了処理回路と、この昇温完了処理回路の出力と変化率制限回路 の出力とのいずれか一方を選択し、第1の切換回路と連動して接続する第2の切 換回路と、この第2の切換回路を介して昇温完了処理回路または変化率制限回路 のいずれかの出力回路に接続され、燃料と空気との比率補正値を出力する空気比 補正回路と、この空気比補正回路の空気比補正出力値および炉内温度制御回路の 炉内温度設定出力値のいずれに対しても安全のための制限を加えるダブルリミッ ト制御回路とを具備してなる炉内昇温制御装置である。
【0009】
【作用】 本考案の炉内昇温制御装置においては、燃焼炉の立上げ昇温時に予 め定めた昇温スケジュールに対応する昇温レートで炉温立上時設定値をプログラ ム制御し、燃焼炉の昇温完了後に予め定めた操業ベースに対応する炉温定常時設 定値で制御し、定常時設定値回路の出力と昇温プログラム回路の出力とのいずれ か一方を選択し、第1の切換回路を介して定常時設定値回路または昇温プログラ ム回路のいずれかの出力回路に接続し、燃料流量制御回路および空気流量制御回 路に炉内温度設定信号を出力し、炉内温度制御回路から出力された炉内温度設定 信号を入力し、立上げ昇温時に燃焼炉に吹込む空気量を予め設定し、カスケード 空気量設定回路から出力される空気量設定信号の変化率を制限し、燃焼炉の立上 げ昇温を完了し、定常運転に入ったことを検出し、昇温完了処理回路の出力と変 化率制限回路の出力とのいずれか一方を選択し、第1の切換回路と連動して第2 の切換回路を接続し、第2の切換回路を介して昇温完了処理回路または変化率制 限回路のいずれかの出力回路に接続し、燃料と空気との比率補正値を出力し、空 気比補正回路の空気比補正出力値および炉内温度制御回路の炉内温度設定出力値 のいずれに対しても安全のための制限を加える。
【0010】
次に本考案の一実施例を説明する。図1において 1は燃焼炉の立上げ昇温時に予め定めた昇温スケジュールに対応する昇温レート で炉温立上時設定値をプログラム制御する昇温プログラム回路、1aは燃焼炉の 昇温完了後に予め定めた操業ベースに対応する炉温定常時設定値で制御する定常 時設定値回路、1bは定常時設定値回路1aの出力と昇温プログラム回路1の出 力とのいずれか一方を選択する切換回路と、2は切換回路1bを介して定常時設 定値回路1aまたは昇温プログラム回路1のいずれかの出力回路に接続され、燃 料流量制御回路7および空気流量制御回路8に炉内温度設定信号を出力する炉内 温度制御回路、12は炉内温度制御回路2から出力された炉内温度設定信号を入 力し、立上げ昇温時に燃焼炉に吹込む空気量を予め設定するカスケード空気量設 定回路、13はカスケード空気量設定回路12から出力される空気量設定信号の 変化率を制限する変化率制限回路、14は燃焼炉の立上げ昇温を完了し、定常運 転に入ったことを検出する昇温完了処理回路、1cは昇温完了処理回路14の出 力と変化率制限回路13の出力とのいずれか一方を選択し、切換回路1bと連動 して接続する切換回路、11は切換回路1cを介して昇温完了処理回路14また は変化率制限回路13のいずれかの出力回路に接続され、燃料と空気との比率補 正値を出力する空気比補正回路、3は空気比補正回路11の空気比補正出力値お よび炉内温度制御回路2の炉内温度設定出力値のいずれに対しても安全のための 制限を加えるダブルリミット制御回路であり、燃焼炉の立上げ時炉内を昇温する 為に昇温スケジュールに見合った昇温レートで炉温制御ループの設定値をプログ ラム制御する炉内昇温制御において、炉昇温中は炉温制御ループと空気比設定ル ープとをカスケード接続し、炉内へ吹込むAIR量の割合を制御することで昇温 レートに対する炉温の過速度的上昇を抑制する手段と、昇温完了時ではカスケー ド接続を切離し操業ベースの適正空気比に戻す手段とを備えた炉内昇温制御装置 である。
【0011】 本実施例では炉内温度制御出力と空気比設定ループとのカスケード制御を追加 している。
【0012】 昇温スタートすると、炉内温度制御は昇温スケジュールによるプログラム制御 を実施すると同時に空気比設定ループに対して設定出力を出力する。
【0013】 その後昇温が完了した時点でカスケード接続を切離し、一旦操業ベースの空気 比値に戻す手段も付加している。その後はオペレータによる空気比介入は可能で ある。そして、昇温スタート時、炉温制御出力により空気比設定を操作できるの で炉温のプログラム制御中炉温の過速度的上昇に起因する炉温制御精度が悪化し た場合は炉温制御出力により空気比を変更することでAIR量を過度投入させ冷 却効果を持たせることができる。
【0014】
本考案により昇温中は炉温制御ループと空気比設定ループとをカスケード接続 し炉内に吹込むAIR量の割合を制御することで昇温レートに対する炉温の過速 度的上昇を抑制する手段と、昇温完了時ではカスケード接続を切離し操業ベース の適正空気比に戻す手段とを備えることで炉内昇温制御の制御精度を著しく改善 できる。
【図1】本考案の一実施例を示す炉内昇温制御装置の構
成図である。
成図である。
1 昇温プログラム回路 1b,1c 切換回路 2 炉内温度制御回路 3 ダブルクロスリミット制御回路 11 空気比補正回路 12 カスケード空気量設定回路 13 変化率制限処理回路
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼炉の立上げ昇温時に予め定めた昇温
スケジュールに対応する昇温レートで炉温立上時設定値
をプログラム制御する昇温プログラム回路と、前記燃焼
炉の昇温完了後に予め定めた操業ベースに対応する炉温
定常時設定値で制御する定常時設定値回路と、この定常
時設定値回路の出力と前記昇温プログラム回路の出力と
のいずれか一方を選択する第1の切換回路と、この第1
の切換回路を介して前記定常時設定値回路または前記昇
温プログラム回路のいずれかの出力回路に接続され、燃
料流量制御回路および空気流量制御回路に炉内温度設定
信号を出力する炉内温度制御回路と、この炉内温度制御
回路から出力された前記炉内温度設定信号を入力し、前
記立上げ昇温時に前記燃焼炉に吹込む空気量を予め設定
するカスケード空気量設定回路と、このカスケード空気
量設定回路から出力される空気量設定信号の変化率を制
限する変化率制限回路と、前記燃焼炉の立上げ昇温を完
了し、定常運転に入ったことを検出する昇温完了処理回
路と、この昇温完了処理回路の出力と前記変化率制限回
路の出力とのいずれか一方を選択し、前記第1の切換回
路と連動して接続する第2の切換回路と、この第2の切
換回路を介して前記昇温完了処理回路または前記変化率
制限回路のいずれかの出力回路に接続され、燃料と空気
との比率補正値を出力する空気比補正回路と、この空気
比補正回路の空気比補正出力値および前記炉内温度制御
回路の炉内温度設定出力値のいずれに対しても安全のた
めの制限を加えるダブルリミット制御回路とを具備して
なる炉内昇温制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066591U JP2577409Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 炉内昇温制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066591U JP2577409Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 炉内昇温制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630655U true JPH0630655U (ja) | 1994-04-22 |
JP2577409Y2 JP2577409Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=13320334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992066591U Expired - Lifetime JP2577409Y2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 炉内昇温制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577409Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP1992066591U patent/JP2577409Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577409Y2 (ja) | 1998-07-30 |
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Legal Events
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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R250 | Receipt of annual fees |
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