JPH0630653B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関するもので、
詳しくは、遊技盤面に打ち出された遊技球（打球）の入
賞率を可変制御する弾球遊技機に関する。

［従来の技術］ 例えばパチンコ遊技機では、打球が入賞口に入賞する確
率は、遊技盤面上に配置される釘の位置や向き、曲がり
角度、或いは釘同士の間隔等に応じて変化する。そのた
め、パチンコ店にとって釘の調整が重要な作業であると
共に、遊技者にとっては玉がよく出るように調整された
パチンコ台を見つけることがゲームに勝つ、すなわち多
くの利益を獲得するための条件の１つとなっている。

ところが、打球の入賞率を決める釘の向きや間隔等の調
整は、0.01mmの単位で行われる極めて微妙な作業であ
り、熟練した調整技術を持つ専門家を必要としていた。

そこで、パチンコ機の釘調整を自動的に行なうことによ
って打球の入賞率を変える装置として、次のようなもの
が提案されている。

入賞口の上方に設けられる一対の釘の開度を一定の範
囲内で変化させるようにしたもの（特公昭５９−３５６
３３号）、 各入賞部に設けられた釘の位置又は傾きを各入賞孔毎
の入賞率に応じて変えるようにしたもの（特公昭６１−
３６９４９号）。

一方、釘調整ではなく、チューリップ等の可変入賞装置
の開口時間を設定することで入賞率を可変制御する技術
も知られている。例えば、 パチンコ店の利益指数が一定の範囲に設定されるよう
に入賞装置の開口時間を制御するもの（特開昭５４−７
８２３３号）、 電子的に発生した乱数に基づいて可変入賞装置の開口
時間を指定するようにしたもの（特公昭６１−４７５４
８号）。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記及びの釘調整を行なう装置にあ
っては、微妙な調整を精度良く行なうことが要求される
ため、調整機構は精密で高価なものとなり、従来の人手
に代わるものとして採用することは困難であるという問
題点があった。

一方、上記及びのパチンコ遊技機では、チューリッ
プ等の形態変化がわかる入賞装置を開閉するようにして
いるので、遊技者は入賞装置の状態を見て、これに応じ
た打球操作をすることができる。例えば、入賞装置が開
状態から閉状態に変化したとき、遊技者は発射球を少な
くして損失を抑えるようにする。このため、遊技者によ
る技術介入性が増大してゲーム性が半減すると共に、機
械で設定した開口時間に応じた入賞率を達成し難いとい
う問題点があった。また、入賞装置を単に開閉するだけ
では、釘調整の場合のように任意の入賞口に対する入賞
率をきめ細かく可変制御することはできないという問題
点もあった。

本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、
釘調整によらず、且つゲーム性を損なうことなく、１又
は２以上の入賞口に対する打球の入賞率をきめ細かく制
御できる弾球遊技機を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明の弾球遊技機は、遊技盤面上に打ち出されて入賞
可能領域に到達した遊技球を受け入れる位置と受け入れ
ない位置との間を移動可能に配置された移動入賞口、該
移動入賞口を移動させる条件が達成されたか否かを判定
し、移動条件が達成されたとき決定した乱数の値に応じ
た移動信号を発生する移動制御手段と、該移動制御手段
からの移動信号に応じて移動入賞口を移動させる駆動手
段とを備えて構成される。

［作用］ 上記構成の弾球遊技機によれば、入賞率すなわち打球が
移動入賞口に入る確率は、移動入賞口の位置によって決
定される。そのため、移動制御手段は乱数を発生し、所
定の移動条件が達成された時に乱数の値を決定し、その
値に対応した移動入賞口の位置を示す移動信号を出力す
る。駆動手段は、この移動信号に応じた位置をとるよう
に移動入賞口を駆動する。例えば、移動制御手段で発生
する乱数の範囲を大入賞と中入賞と小入賞と外れに区分
し、上記のように決定した乱数の値が属する区分に応じ
た個数（外れの場合は０）の打球を受け入れる位置に移
動入賞口を設定する。或は、移動入賞口の位置は、遊技
球を受け入れる入賞位置と受け入れない外れ位置のいず
れかとし、入賞位置の場合は、入賞のランク（例えば大
中小）に応じた個数の打球が入賞したところで終了と
し、移動入賞口を入賞位置から外れ位置に移動させるよ
うにしてもよい。

［実施例］ 以下、添付図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の一実施例であるパチンコ遊技機の正
面図である。このパチンコ遊技機１の遊技盤面２には、
位置が固定した入賞口３，４と共に適宜の個数の移動入
賞口５が配設されている。この移動入賞口５について
は、後で詳細に説明する。

また、遊技盤面２上に打ち出されたパチンコ球を入賞可
能領域に導く打球案内手段として、多数の釘６が配設さ
れている。入賞可能領域は上記の入賞装置や入賞口の上
部に設けられるもので、移動入賞口５に対しては、例え
ば三角形の頂点に配置された６の間に入賞可能領域７が
形成される。

図示の正面部の右側下部には打球ハンドル１１が設けら
れ、遊技者がこれを操作することで、裏側の球発射装置
を介して遊技盤面２のガイドレールの間にパチンコ球が
打ち出される。遊技盤面２の下方には、上皿１２とこれ
にパチンコ球を排出するための出口１３が設けられ、上
皿１２に排出されたパチンコ球は１個ずつ、裏面側の球
送り装置を介して球発射装置に供給される。また、正面
部の下端には、下皿１４及びこれにパチンコ球を排出す
るための出口が設けられている。

次に第２図に示すように、実施例の移動入賞口５は、遊
技盤面２上に臨ませた椀状の開口部２１にパチンコ球Ｐ
を１個ずつ受け入れて遊技盤面２の裏側に送り出す半円
筒状の玉受部材２２で形成されている。玉受部材２２
は、遊技盤面２の裏側に配置された移動板２３に固定さ
れ、移動板２３は、その両端から突出した移動軸２４を
摺動自在に挿入した一対の円筒部２５Ｌ，２５Ｒによ
り、左右に移動自在に支持されている。移動板２３の底
面にはラック２６が形成され、このラック２６と噛み合
う歯車２７が、ステッピングモータ２８によって回転駆
動される回転軸２９に固着されている。従って、ステッ
ピングモータ２８に駆動電流を供給することにより、回
転軸２９を介して歯車２７を回転し、移動板２３と玉受
部材２２を左又は右方向に移動させることができる。

上記のように移動入賞口５を構成する玉受部材２２は、
ステッピングモータ２８、回転軸２９、歯車２７及び移
動板２３から成る駆動手段により左右に駆動されるが、
その駆動時に玉受部材２２の位置を検出する手段とし
て、回転軸２９と一体に回転する円形の回転板３０と位
置検出器３１が設けられる。回転板３０は、その円周に
沿って一定の間隔を置いて穿設された多数の小孔３２を
有し、位置検出器３１は、回転板３０の円周部分の両側
にそれぞれ発光素子と受光素子を配置した光センサから
成る。

この位置検出器３１とステッピングモータ２８は、以下
で説明する移動制御手段４０に接続されている。移動制
御手段４０では、回転板３０が回転する時、発光素子と
受光素子の間を複数の小孔３２が通過することで変化す
る位置検出器３１の出力から、回転板３０の回転角すな
わち玉受部材２２の位置を検知し、その値に応じてステ
ッピングモータ２８の回転方向と回転量を制御する。

移動制御手段４０は、第３図に示すようにマイクロコン
ピュータ４１、記憶装置４２及びモータ駆動回路（ドラ
イバ）４３を含み、マイクロコンピュータ４１に格納し
たプログラムに従って後述の動作を行う。この移動制御
手段４０には、前述の位置検出器３１からの検出信号の
他、発射球検出部４５、入賞球検出部４６及び設定部４
７からの信号が入力される。

発射球検出部４５は、前述の球発射装置からパチンコ球
が発射される毎に検出信号を出力するもので、例えば、
パチンコ球の通過を磁気又は光の変化或は機械的なスイ
ッチで検出するセンサで構成される。

入賞球検出部４６は、移動制御手段４０で制御される移
動入賞口５にパチンコ球が入賞する毎に検出信号を出力
するもので、各移動入賞口毎に第２図の玉受部材２２か
ら出たパチンコ球Ｐを検出するセンサで構成される。

設定部４７は、移動制御手段４０で制御される各移動入
賞口毎にパチンコ球の入賞率を予め定めた値になるよう
に設定する手段であり、数字などを入力する複数個のキ
ーで構成される。

例えば、移動入賞口５を３箇所に設けた場合、第４図に
示すように、入賞球検出部４６は３つの入賞球センサ
Ａ，Ｂ，Ｃで構成される。これに対応して、記憶装置４
２は、各入賞球センサで検出した入賞球に関するデータ
を格納する３つの記憶部を有する。また、発射球に関す
るデータを格納する記憶部も備えている。

マイクロコンピュータ４１は、パチンコ遊技機の各部の
制御を行う一方、移動入賞口５の移動制御を行うため、
設定部４７で設定された入賞率を記憶すると共に、発射
球検出部４５及び入賞球検出部４６から入力される検出
信号により、発射球及び入賞球の個数、時間などのデー
タを記憶装置４２に随時格納する。そのため、発射球及
び入賞球の個数をカウントするカウンタと、一定時間を
計るタイマーとを備えている。これらのカウンタとタイ
マーは、マイクロコンピュータ４１に格納するプログラ
ムで設定できる。マイクロコンピュータ４１は、上記の
個数や時間などのデータと位置検出器３１からの信号に
基づき、ステッピングモータ２８を制御する信号をモー
タ駆動回路４３に供給する。

第５図は、本発明の弾球遊技機による入賞口制御動作を
示すフローチャートである。

まず、移動制御手段は、移動入賞口を移動させる条件を
検出し、その条件が達成されたか否かを判定する。そし
て、移動条件が達成された場合には、次に説明する入賞
口移動処理を実行する。移動条件は、例えば、第３図の
発射球検出部４５で検出した発射球の数が所定個数に達
するか又はある発射時点から所定時間経過した時とす
る。或は第４図の各入賞球センサで検出した入賞球の数
が所定個数に達するか又はある入賞時点から所定時間経
過した時とする。これらの移動条件は、前述のようにマ
イクロコンピュータに設定したカウンタ又はタイマーで
検出される。その他、移動条件は任意に設定できる。

第６図は、実施例の移動制御手段による入賞球移動処理
を示すフローチャートである。

マイクロコンピュータ４１は電子的に乱数を発生し、前
述の移動条件が達成された時、乱数値を決定する。乱数
は、いずれの段階で発生してもよい。乱数値を決定後、
マイクロコンピュータ４１はその乱数値を判定し、それ
に応じた移動信号を発生する。この乱数値判定と移動信
号発生の動作の例を第７図及び第１０図に示す。

まず、第７図は、マイクロコンピュータで発生する乱数
の範囲を大入賞、中入賞、小入賞及び外れに区分し、上
記のように決定した乱数値が属する区分に応じた移動信
号を発生する場合を示す。例えば、乱数は１〜４０９６
の範囲で発生するものとし、１〜５を大入賞、６〜１５
を中入賞、１６〜３５を小入賞、３６〜４０９６を外れ
にそれぞれ設定し、移動条件達成時に決定した乱数値が
属する範囲を判定する。

初めに大入賞に当たる値か否かを判定し、“Yes”であ
れば、大入賞に対応した位置に移動入賞口を設定する移
動信号を出力する。大入賞でない場合は、中入賞に当た
る値か否かを判定し、“Yes”であれば、中入賞に対応
した位置に移動入賞口を設定する移動信号を出力する。
中入賞でもない場合は、小入賞に当たる値か否かを判定
し、“Yes”であれば、小入賞に対応した位置に移動入
賞口を設定する移動信号を出力する。小入賞でもない場
合は、外れに対応した位置に移動入賞口を設定する移動
信号を出力する。

上記のように決定された乱数値が３段階の入賞と外れの
いずれに当たるかを判定する手段は、マイクロコンピュ
ータのＣＰＵその他単一の回路手段に限らず、第８図に
示すように個々の入賞又は外れ判定手段５１〜５４を設
けて並列処理するようにしてもよい。その場合、各判定
手段５１〜５４からの出力に応じた移動信号を発生する
移動信号発生手段５５が付設される。

第９図は、上記のような３段階の入賞と外れの各々の場
合の移動入賞口の位置を示す。

すなわち、移動入賞口５は、大入賞の場合は、第９図
(A)に示すように複数本の釘６の間に形成された入賞可
能領域７の中心線上に位置し、入賞可能領域７に到達し
たパチンコ球Ｐを全て受け入れるように設定される。

中入賞の場合は、第９図(B)に示すように入賞可能領域
７の中心線より左又は右に少しずれた位置にあって、入
賞可能領域７に到達したパチンコ球Ｐの一部を受け入れ
ないように設定される。

小入賞の場合は、第９図(C)に示すように更に左又は右
に少しずれた位置にあって、入賞可能領域７に到達した
パチンコ球Ｐの一部した受け入れないように設定され
る。

外れの場合は、第９図(D)に示すように入賞可能領域７
に到達したパチンコ球Ｐを全く受け入れない位置に設定
される。

一方、第１０図は、移動入賞口の位置をパチンコ球を全
て受け入れる「入賞位置」と全く又は極めて稀にしか受
け入れない「外れ位置」の２つとする場合の処理を示
す。この場合、移動入賞口５は、通常は第１１図の破線
で示す外れ位置に設定される。移動制御手段は、前述の
ように乱数値を決定した時、それが入賞に当たる値か否
かを判定し、“Yes”であれば当たりに対応した第１の
状態とし、第１の状態に対応した入賞処理を行う。この
場合、移動入賞口５を第１１図の実線で示す入賞位置に
移動させ、入賞位置で入賞のランク（例えば、大中小の
３段階）に応じた個数の打球が入賞したところで移動入
賞口５を外れ位置に戻すようにする。一方、入賞でない
場合は、外れに対応した第２の状態とする。すなわち、
移動入賞口５を駆動せず外れ位置に設定したままとす
る。

上記の処理で第１の状態にする場合、大入賞、中入賞、
小入賞は、それぞれに応じた個数（例えば３０個、２０
個、１０個まで）を受け入れるものとする。これらの入
賞可能個数は、各移動入賞口毎に設定できるが、全部の
移動入賞口の入賞数の合計として定めてもよい。そし
て、各段階の入賞状態において実際に入賞したパチンコ
球の数がそれぞれの入賞可能個数に満たなかったとき
は、差の個数を次回に振り向ける。例えば、大入賞の状
態で２０個しか入賞しなかった場合は、差の１０個は、
次に決定した乱数が外れになった時、小入賞に振り替え
るようにする。上記の移動制御手段によれば、このよう
にして入賞率を自動調整することができる。或は、入賞
のランクに応じて移動入賞口５を入賞位置に設定する時
間を変えてもよい。例えば、小入賞の場合の時間ｔと
し、中入賞及び大入賞の場合の時間をそれぞれ２ｔ、３
ｔと定める。

かくして、実施例によれば、移動入賞口は移動制御手段
により移動制御されて入賞率に対応した位置に設定され
る。これにより、入賞率を総合的に管理することが可能
になり、従来の釘調整が不要になる。また、移動入賞口
の移動範囲は、パチンコ球を受け入れる位置と受け入れ
ない位置との間であり、パチンコ球１個が通過できる程
度の距離があればよいので、移動入賞口の移動は目立た
ず、技術介入性は増大しない。

以上、本発明を実施例によって説明したが、本発明はパ
チンコ遊技機に限らず、スマートボール機や雀球遊技
機、その他の弾球遊技機に適用できる。また、移動入賞
口は左右だけでなく、上下或は前後に移動するようにし
てもよい。更に、移動入賞口の形状、移動制御手段及び
駆動手段の構成などは、図示の例のほか任意に設計する
ことができる。

［発明の効果］ 本発明の弾球遊技機は上記のように構成されるので、移
動入賞口の位置を自動調整して各入賞口に対する打球の
入賞率をきめ細かく制御することができる。これによ
り、従来の微妙な釘調整を不要にすると共に、プロと言
われる遊技者による過大な技術介入性も低減できるとい
う効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例であるパチンコ遊技機の正面
図、 第２図は移動入賞口とその駆動手段の例を示す図、 第３図は実施例の移動制御手段の構成を示すブロック
図、 第４図は移動制御手段のより具体的な構成例を示す図、 第５図は本発明の入賞口制御動作を示すフローチャー
ト、 第６図は入賞口移動処理動作を示すフローチャート、 第７図は第６図中の乱数値判定及び移動信号発生動作の
一例を示すフローチャート、 第８図は第７図の動作を別のハードウエアで実行する場
合の構成を示す図、 第９図は入賞を３段階に区分した場合の移動入賞口の位
置を示す図、 第１０図は移動入賞口の位置を入賞位置と外れ位置の２
つとする場合の処理を示すフローチャート、 第１１図は第１０図の場合の移動入賞口の位置を示す図
である。 １……パチンコ遊技機、 ２……遊技盤面、５……移動入賞口、 ６……釘、７……入賞可能領域、 １１……打球ハンドル、 １２……上皿、１４……下皿、 ２１……開口部、２２……玉受部材、 ２３……移動板、２６……ラック、 ２７……歯車、２８……モータ、 ３０……回転板、３１……位置検出器、 ４０……移動制御手段。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技盤面上に打ち出されて入賞可能領域に
   到達した遊技球を受け入れる位置と受け入れない位置と
   の間を移動可能に配置された移動入賞口と、 該移動入賞口を移動させる条件が達成されたか否かを判
   定し、移動条件が達成されたとき決定した乱数の値に応
   じた移動信号を発生する移動制御手段と、 該移動制御手段からの移動信号に応じて前記移動入賞口
   を移動させる駆動手段と を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
2. 【請求項２】遊技盤面上に打ち出された遊技球を入賞可
   能領域に導く打球案内手段と、 前記入賞可能領域に達した遊技球を受け入れる位置と受
   け入れない位置との間を移動可能に配置された移動入賞
   口と、 該移動入賞口を移動させる条件を検出する条件検出手段
   と、 該条件検出手段からの検出信号により移動条件が達成さ
   れたか否かを判定し、移動条件が達成されたとき決定し
   た乱数の値に応じた移動信号を出力する移動制御手段
   と、 該移動制御手段からの移動信号に応じて前記入賞口を移
   動させる駆動手段と を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
3. 【請求項３】前記打球案内手段は、パチンコ遊技の遊技
   盤面上に打ち出された遊技球が通過できる間隔を置いて
   配設された複数本の釘から成り、該釘の間に入賞可能領
   域を形成している請求項(2)記載の弾球遊技機。
4. 【請求項４】前記移動入賞口は、遊技盤面上に臨ませた
   開口部に遊技球を１個ずつ受け入れて該遊技盤面の裏側
   に送り出す玉受部材で形成され、該玉受部材は、該遊技
   盤面に対して左右、上下若しくは前後に移動自在に支持
   されている請求項(2)記載の弾球遊技機。
5. 【請求項５】前記条件検出手段として、遊技盤面上に向
   けて発射した遊技球の数又は発射時間が所定の値になっ
   た時に検出信号を発生するカウンタ又はタイマーを備え
   ている請求項(2)記載の弾球遊技機。