JPH0630636U - 焼却炉 - Google Patents
焼却炉Info
- Publication number
- JPH0630636U JPH0630636U JP7282192U JP7282192U JPH0630636U JP H0630636 U JPH0630636 U JP H0630636U JP 7282192 U JP7282192 U JP 7282192U JP 7282192 U JP7282192 U JP 7282192U JP H0630636 U JPH0630636 U JP H0630636U
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- JP
- Japan
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- furnace
- pedestal
- incinerator
- pedestals
- garbage
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- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生ゴミの焼却も可能な家庭用や小規模事業所
用の小型の焼却炉に関するもので、異臭や多量の煙の発
生を伴うことなく生ゴミの乾燥を行うことができ、焼却
炉内へのゴミの投入が容易であり、かつ構造が簡単で家
庭用ないし小規模の事業所用として安価に提供できる焼
却炉を得ることである。 【構成】 上面にゴミ投入口5を備えた箱形の炉2の上
部に煙突3を備えた構造の焼却炉において、炉2の壁面
21、31に炉内に向いて短い長さで突出する断面コ字
形の受台25が設けられており、この受台25上に水分
を含んだ生ゴミなどを投入する投入口24、34が設け
られている。上記構造において、受台25を孔明板で形
成する構造や、2個の受台25を対向して設ける構造
や、2個の受台25を対向させて設けたときに2個の煙
突3を炉2の中心から2個の受台25側にそれぞれ偏倚
させて設ける構造などを採用できる。
用の小型の焼却炉に関するもので、異臭や多量の煙の発
生を伴うことなく生ゴミの乾燥を行うことができ、焼却
炉内へのゴミの投入が容易であり、かつ構造が簡単で家
庭用ないし小規模の事業所用として安価に提供できる焼
却炉を得ることである。 【構成】 上面にゴミ投入口5を備えた箱形の炉2の上
部に煙突3を備えた構造の焼却炉において、炉2の壁面
21、31に炉内に向いて短い長さで突出する断面コ字
形の受台25が設けられており、この受台25上に水分
を含んだ生ゴミなどを投入する投入口24、34が設け
られている。上記構造において、受台25を孔明板で形
成する構造や、2個の受台25を対向して設ける構造
や、2個の受台25を対向させて設けたときに2個の煙
突3を炉2の中心から2個の受台25側にそれぞれ偏倚
させて設ける構造などを採用できる。
Description
【0001】
この考案は家庭ないし小規模の事業所で用いられる焼却炉に関するもので、生 ゴミのような水分を含んだゴミの焼却も可能な簡易な構造の焼却炉に関するもの である。
【0002】
炉内の上方に湿った生ゴミ等を載置する火格子を設け、炉内の熱によってこの 火格子上の生ゴミを乾燥させたあと当該生ゴミを焼却するようにした焼却炉は、 たとえば実開昭60−86727号公報、実開昭61−23029号公報などで 公知である。
【0003】
しかし従来のこの種の焼却炉は、給湯器付あるいは煮炊兼用の焼却炉となって いるため、その構造が複雑で家庭用や小規模の事業所用の焼却炉としては装置が 高価になるという問題があった。
【0004】 また従来の装置は生ゴミなどを炉内の炎の直上で乾燥させる構造となっている ため、湿った生ゴミが炎で直接炙られ、異臭や多量の煙を生じるという問題があ った。また生ゴミを炉の中心に移動させるために火格子を移動可能な構造とした り、炉の中心まで延びる大きな火格子を設けたりしていたので、炉の構造が複雑 になったり、火格子上に生ゴミを投入する作業が困難になったりするという問題 があった。
【0005】 そこでこの考案は異臭や多量の煙の発生を伴うことなく生ゴミの乾燥を行うこ とができ、焼却炉内へのゴミの投入も容易であり、かつ構造が簡単で家庭用ない し小規模の事業所用として安価に提供することができる構造の焼却炉を提供する ことを課題としている。
【0006】
この考案の焼却炉は、上面にゴミ投入口5を備えた箱形の炉2の上部に煙突3 を備えた家庭用ないし小規模の事業所用の簡易な構造の焼却炉において、炉2の 壁面21、31に炉内に向いて短い長さで突出する断面コ字形の受台25が設け られており、この受台25上に水分を含んだ生ゴミなどを投入する投入口24が 設けられている。
【0007】 上記構造において、受台25を孔明板で形成する構造や、2個の受台25を対 向して設ける構造や、2個の受台25を対向させて設けたときに2個の煙突3を 炉2の中心から2個の受台25側にそれぞれ偏倚させて設ける構造などを採用で きる。
【0008】
紙くずなどの可燃性のゴミは炉2の中央上部に設けたゴミ投入口5から炉2の 中央部に投入して焼却する。一方生ゴミ等の湿ったゴミは上記ゴミ投入口5また は壁面21、31に設けた投入口24から受台25上に投入する。受台25はそ の突出長さが比較的短いため、炉の中央にまでは達しておらず、受台25上の生 ゴミ等が焼却炉内の炎に直接曝されることは少ない。従って受台25上の生ゴミ などは主として炉内の加熱空気によって乾燥する。
【0009】 実際の焼却処理においては、可燃性のゴミを炉2の中央に、生ゴミなどを受台 25上に投入した状態で可燃性ゴミを焼却し、その焼却中及び焼却後の余熱によ って受台25上の生ゴミ等を乾燥させ、次にゴミを投入するときに紙くずなどの 可燃性ゴミを炉2の中央に投入した後、受台25上の乾燥した生ゴミを火掻き棒 などで押し込んで炉2の中央に落下させ、新たな生ゴミを受台25上に投入し、 炉2の中央の可燃性のゴミと前回の焼却によって乾燥した生ゴミとを焼却して、 そのときに生ずる熱で新たに受台25上に投入された生ゴミを乾燥するという作 業を順次行うことによって、可燃性ゴミと生ゴミとを焼却する。
【0010】 この考案の焼却炉では、生ゴミの乾燥が比較的緩慢に行われるため、異臭や煙 の発生が少なく、また受台25を孔明板で形成することにより受台上の生ゴミの 水切り、乾燥及び乾燥した生ゴミの炉中央部への押し込み操作をより円滑に行う ことができる。また受台25を対向して設けた構造は、受台25の突出量を短く してかつより多量の生ゴミの乾燥を行うことが可能であり、煙突3をこの受台2 5側に偏倚させて設けることにより、炉内における加熱空気の対流を受台25側 に偏倚させることができ、燃焼中及び余熱による受台25上の生ゴミの乾燥が促 進される。
【0011】
図1及び図2はこの考案の第1実施例を示したものである。焼却炉1は箱形の 炉2を備えており、炉2の上部に煙突3が下部に灰受け4が設けられている。炉 2の上面手前側は傾斜しており、この傾斜部の中央に可燃性ゴミの投入口5が開 口している。ゴミ投入口5には上辺を炉2に枢支して開閉自在とした蓋板6が設 けられており、その枢支軸7を側方に延設して下方へ屈折したレバー8を形成す ることにより、レバー8を揺動させて蓋板6を開閉する構造としている。
【0012】 炉2の前面上部には上部ガイド枠11によって保持された上部落し蓋12を有 する覗き窓13が設けられている。灰受け4は炉2の底面中央に下方に突出した 状態で形成されており、灰受け4と炉2の間すなわち炉2の底面中央部に火格子 14が設けられている。灰受け4の手前側には下部ガイド枠15によって保持さ れた下部落し蓋15を有する灰出し口17が開口している。炉2の四隅には脚1 8が設けられ、灰受け4の底面が地面に接しないようにしてある。
【0013】 炉2の後壁面31には、後部ガイド枠32によって保持された後部落し蓋33 を有する生ゴミ投入口24が設けられており、この生ゴミ投入口24の側辺及び 底辺を炉内に向けて延長した形で、孔明板(パンチングメタル)で製作した断面 コ字形の受台25が設けられている。この受台25は炉2に溶接等によって固着 するか、あるいは引き出し式に抜き差しできるようにして設ける。受台25を引 き出し式にしたときは、後部落し蓋33の代わりに受台25とともに引き出され るパネル板によって生ゴミ投入口24を閉鎖するようにするのが便利である。図 の実施例のものでは、受台25は炉2の後壁面31から炉内に延びており、受台 25の先端は炉2の中央に達しておらず、ゴミ投入口5から投入されたゴミが火 格子14上に落下しかつ火格子14上で燃焼するゴミの炎が通過する燃焼用空間 26が受台25の先端と炉の前壁との間に形成されている。
【0014】 上記実施例では、受台25上に生ゴミを投入する生ゴミ投入口24を主となる ゴミ投入口5と別に設けているが、小型の焼却炉では、両投入口24と5とを同 一のものとすることができる。
【0015】 図3はこの考案の第2実施例を示したもので、煙突3を2つ設けた構造である 。この第2実施例のものは炉2の幅を第1実施例のものの倍近くの寸法とし、炉 2の両側壁面21に互いに対向して内側に突出する2個の受台25を設けている 。対向する受台25の先端は、炉2の主となるゴミ投入口5の下方部分にまでは 達しておらず、ゴミ投入口5から投入されたゴミが火格子14上に落下しかつ火 格子14上で燃焼するゴミの炎が通過する燃焼用空間26が両側の受台25の先 端相互の間に形成されている。また受台25に生ゴミを投入する投入口24は、 炉2の両側壁面21に受台25と連接する形で設けられ、この生ゴミ投入口24 を閉鎖する側部落し蓋23が側部ガイド枠22に上下動自在に嵌合された状態で 設けられている。
【0016】 2本の煙突3はそれぞれ受台25を設けた側に偏倚させて設けられている。こ の第2実施例のように炉2の左右幅を広くしてその両側壁面に受台25を設けた 構造としてやれば、両受台25、25の間に充分な大きさの燃焼用空間26を形 成することができる。
【0017】 次に上記構造の焼却炉における焼却作業について説明する。紙くずなどの可燃 性ゴミは炉の傾斜部の中央のゴミ投入口5から火格子14上に投下し、蓋板6を 閉鎖する。一方生ゴミは炉の壁面の落し蓋23、33を開いて受台25上に載置 する。そして灰出し口17を開いて火格子14上の可燃性ゴミに点火し、灰出し 口17から燃焼空気を供給しつつ火格子14上の可燃性ゴミを焼却する。焼却が 終わったら、下部落し蓋16で灰出し口17を閉鎖し、次の焼却作業時までその ままの状態にしておく。受台25に載置された生ゴミは、焼却時の熱及び焼却し た後の余熱によって受台25上で乾燥する。
【0018】 次の焼却作業を行うときは、灰出し口17を開いて必要により灰を掻き出し、 紙くずなどの可燃性ゴミを炉上部のゴミ投入口5から火格子14上に投下し、落 し蓋23、33を開いて受台25上の乾燥した生ゴミを押し込んで火格子14上 に落とし、新たに焼却しようとする生ゴミを受台25上に載置し落し蓋23、3 3を閉じる。そして灰出し口17から火格子14上の可燃性ゴミに点火し、火格 子14上の可燃性ゴミ及び乾燥した前回の生ゴミを焼却する。このような操作を 繰り返すことにより、一般家庭や小規模事業所から生ずる可燃性ゴミ及び生ゴミ を焼却することができる。
【0019】
以上説明したようにこの考案の焼却炉は、構造が極めて簡単で安価に提供する ことができ、通常の可燃性ゴミとともに生ゴミなどの湿気を含んだゴミの焼却も 可能であり、生ゴミを焼却するときに生ずる異臭や煙の発生を抑えることができ るという優れた特徴を備えている。
【図1】第1実施例の外観を示す斜視図
【図2】第1実施例の内部構造を示す破断斜視図
【図3】第2実施例の内部構造を示す断面正面図
2 炉 3 煙突 5 ゴミ投入口 21 側壁面 24 生ゴミ投入口 25 受台 31 後壁面
Claims (2)
- 【請求項1】 中央上部にゴミ投入口(5) を備えた箱形
の炉(2) の上部に煙突(3) を備えた家庭用ないし小規模
事業所用の焼却炉において、炉(2) の壁面(21)、(31)に
炉内に向いて短い長さで突出する断面コ字形の受台(25)
が設けられており、この受台(25)上に水分を含んだゴミ
を投入する投入口(24)が設けられていることを特徴とす
る、焼却炉。 - 【請求項2】 受台(25)が孔明板で形成されており、受
台(25)が2個対向して設けられており、炉(2) の中心か
ら2個の受台(25)、(25)側にそれぞれ偏倚させて2個の
煙突(3) が設けられている、請求項1記載の焼却炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7282192U JPH0630636U (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7282192U JPH0630636U (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 焼却炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630636U true JPH0630636U (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=13500467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7282192U Pending JPH0630636U (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630636U (ja) |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP7282192U patent/JPH0630636U/ja active Pending
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