JPH0630630Y2 - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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JPH0630630Y2
JPH0630630Y2 JP1987010523U JP1052387U JPH0630630Y2 JP H0630630 Y2 JPH0630630 Y2 JP H0630630Y2 JP 1987010523 U JP1987010523 U JP 1987010523U JP 1052387 U JP1052387 U JP 1052387U JP H0630630 Y2 JPH0630630 Y2 JP H0630630Y2
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JP
Japan
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tank
level check
cylinder
cap
check cylinder
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JP1987010523U
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English (en)
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JPS63119191U (ja
Inventor
徹朗 山口
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、燃料タンク、特にそのタンク本体上壁に給油
口を開口すると共に、その給油口をキャップにより閉じ
るようにした形式の燃料タンクに関する。
(2)従来の技術 上記形式の燃料タンクにおいて、タンク本体の上壁に、
給油口を囲む接続筒を一体に立設し、この接続筒の外周
面にキャップを螺合するようにしたものは従来公知であ
る。
(3)考案が解決しようとする問題点 上記従来のものでは、タンク本体上面より上方へ突出す
る接続筒の外周に、それを覆うようにキャップが螺合さ
れるので、そのキャップのタンク本体上面からの張出量
が大きくなるという問題がある。また従来の燃料タンク
は、タンク本体と、該タンク本体の給油口開口縁より垂
下する油面チェック用のレベルチェック筒とを別々に成
形した後、該タンク本体にレベルチェック筒を後付けす
るようにしており、製造工程が複雑であった。
本考案は、上記に鑑み提案されたもので、従来の燃料タ
ンクの上記問題を全て解決することができる、構造簡単
で成形容易な燃料タンクを提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、キャップにより開
閉可能な給油口が上壁に開口されたタンク本体と、前記
給油口の開口縁よりタンク本体内に垂下する油面チェッ
ク用のレベルチェック筒とが合成樹脂製材より一体にブ
ロー成形された合成樹脂製の燃料タンクであって、前記
レベルチェック筒の内周面には、前記キャップの下端部
外周と螺合するねじ溝が該筒の下端側に偏らせて前記ブ
ロー成形により形成されたことを特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、タンク本体と、ねじ溝付きレベルチ
ェック筒とが同一のブロー成形工程で一挙に成形され、
しかもその成形後のタンク本体とレベルチェック筒間に
は継ぎ目が無い。
またキャップを上記レベルチェック筒内周面のねじ溝に
螺合させたことで、キャップのタンク本体上面からの張
出量が少なくなる。
しかも上記ねじ溝は特に該筒の下端に偏らせて形成され
るので、該ねじ溝に下端部外周を螺合させたキャップが
安定よく支承され、また、給油時にレベルチェック筒内
まで上昇してきた油面を、チェックし易いよう該ねじ溝
と斜めに交差させることができる。更に前記ブロー成形
後、成形型のレベルチェック筒に対応した突起部をレベ
ルチェック筒内より引き抜く際には、該筒のねじ溝対応
部分をそれが完全に硬化する前に拡径方向に多少弾性変
形させる必要があるが、斯かるねじ溝対応部分はタンク
本体上壁より離隔している関係で、その弾性変形(従っ
て上記成形型突起部のレベルチェック筒内からの引抜
き)をタンク本体上壁に拘束されることなく比較的容易
に行わせることができる。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する
と、第1図において自動二輪車用燃料タンクTは、図示
しない自動二輪車の車体フレーム適所に装着される合成
樹脂製のタンク本体1と、そのタンク本体1上壁に開口
する給油口2を閉じる同じく合成樹脂製のキャップ3と
より構成され、タンク本体1の上壁には、該上壁の給油
口2開口縁よりタンク本体1内に垂下するレベルチエッ
ク筒4が一体に連設される。そのレベルチエック筒4は
中空円筒状に形成され、その周壁上部には、タンク本体
1の内部空間S上部と給油口2とを常時連通させる横孔
4aが穿設される。而してレベルチエック筒4の下端位
置はタンク本体1内の油面の上限レベル付近に設定さ
れるので、給油時には、給油口2を通して見える油面F
がレベルチエック筒4に達したら給油を停止するように
する。
前記キャップ3は、傘形の頭部5と、この頭部5下面よ
り下方に延出する有底円筒状の筒部6とより構成され、
筒部6の外周面はレベルチエック筒4内周面のねじ溝4
bに螺合し、また頭部5の外周部底面はタンク本体1上
面の給油口2周辺部に環状のゴムパッキン7を挟んで油
密に係合している。キャップ3には筒部6の底壁及び周
壁に第1及び第2ブリーザ孔6a,6bが、また頭部5
に第3ブリーザ孔5aがそれぞれ穿設され、これらブリ
ーザ孔6a,6b,5aによって、キャップ3の装着時
においても給油口2をタンク本体1の内外と連通し得る
ようになっている。
さらにタンク本体1の後端部側壁には、後述するタンク
素材1′のブロー成形時において空気吹込み口となった
貫通孔8が存在するが、この孔8は、該孔8に嵌着した
栓体9により油密に閉塞されている。
前記タンク本体1及びレベルチェック筒4は一体にブロ
ー成形されるもので、次に第2図〜第5図を参照してそ
のブロー成形工程の一例を説明する。第2図において、
成形型は、タンク本体1の上半部に対応したキャビテイ
を有する第1成形型Mと、同下半部に対応したキ
ャビテイCを有する第2成形型Mとを備え、それら
型M,Mは図示しない駆動手段によって互いに接離
できるように構成される。第1成形型Mのキャビテイ
には、給油口2を設けるべき位置において、円柱状
の突起10が突設され、この突起10の外周面には、レ
ベルチエック筒4内周のねじ溝4bに対応するねじ溝1
0aが形成される。
而して上記第1,第2成形型M,Mを第2図のよう
に開いた状態で、上方の押出ダイDより、加熱溶融した
パイプ状の熱可塑性合成樹脂材すなわちパリソンPを押
出した後、第3図に示すように第1,第2成形型M
を接合してそれら型M,M間に上記パリソンP
を挟むと、それら型,Mの各下端エッジ部11
11でパリソンP下部が喰い切られてパリソンPに底
部が形成される。しかる後、押出ダイD中央の空気吹込
みノズルNよりパリソンP内に空気を吹込み、パリソン
Pを第4図のように膨脹させて両成形型M,Mのキ
ャビテイC,Cに密着させると、中空のタンク素材
1′が形成される。このタンク素材1′は所定温度に冷
やされた後、第1,第2成形型M,Mを開き且つ押
出ダイDを上方へ引抜くことにより、外部に取出すこと
ができる。その離型過程において第1成形型Mの前記
ねじ溝10a付き突起10をレベルチェック筒4内より
引き抜く際には、該筒4のねじ溝対応部分をそれが完全
に硬化する前に拡径方向に多少弾性変形させる必要があ
るが、当該ねじ溝対応部分はタンク本体1の上壁より離
隔している関係で、その弾性変形(従って上記突起10
のレベルチェック筒4内からの引抜き)をタンク本体1
の上壁に拘束されることなく比較的容易に行わせること
ができる。
かくして上記タンク素材1′の上壁には前記突起10に
対応して、外端を給油口2として開放し且つ内端を閉塞
したレベルチエック筒4′が一体に形成され、また同タ
ンク素材1′の後端部側壁には空気吹込みノズルNの差
込口となった貫通孔8が形成される。
次に上記タンク素材1′のレベルチエック筒4′の閉塞
端壁12を適当な切削加工手段で切除すると共に、同レ
ベルチエック筒4′の周壁上部に横孔4aを穿孔する。
またタンク素材1′側壁の前記貫通孔8には、フランジ
を有する栓体9を油密に嵌着するが、この栓体9の固着
は接着剤その他の適当な固着手段が用いられる。
以上の工程によってタンク本体1が完成するが、前記タ
ンク素材1′のレベルチエック筒4′の閉塞端壁12を
切除する工程と、前記貫通孔5を塞ぐ工程とは何れを先
に行ってもよい。
また前記キャップ3自身についても、これを前記のよう
なブロー成形法により一体成形することができ、その場
合において、特に空気吹込みノズルが差込まれる貫通孔
をキャップ頭部5の第3ブリーザ孔5a或いはキャップ
筒部6底壁の第1ブリーザ孔6aにそのまま利用できる
ようにすれば、それだけブロー成形後の後加工を簡略化
することができる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、給油口が上壁に開口され
たタンク本体と、給油口開口縁よりタンク本体内に垂下
する油面チェック用のレベルチェック筒とが合成樹脂材
より一体にブロー成形され、そのレベルチェック筒の内
周面には、キャップの下端部外周と螺合するねじ溝が前
記ブロー成形により形成されるので、タンク本体と、ね
じ溝付きレベルチェック筒とを同一工程で一挙に成形す
ることができてそれだけ燃料タンクの量産性が向上し、
しかもタンク本体とレベルチェック筒間の継ぎ目を無く
すことができてその間のシール構造を省略することがで
きる。またキャップを上記レベルチェック筒内周面のね
じ溝に螺合させたことで、キャップのタンク本体上面か
らの張出量を少なくすることができ燃料タンクの小型化
を図る上で有利であり、その上、燃料タンク内の給油レ
ベルチェックに用いられるレベルチェック筒をキャップ
螺合用のねじ部材に兼用できて構造の簡素化に寄与する
ことができる。
またレベルチェック筒内周面の前記ねじ溝は特に該筒の
下端に偏らせて形成されるので、該ねじ溝に下端部外周
が螺合されるキャップの倒れ防止に効果的であるばかり
か、給油時にレベルチェック筒内まで上昇してきた油面
と該ねじ溝とを斜めに交差させてその上昇油面の視認性
を高めることができる。しかも前記ブロー成形後、成形
型のレベルチェック筒に対応した突起部をレベルチェッ
ク筒内より引き抜く際の、該筒のねじ溝対応部分の弾性
変形を、タンク本体上壁に拘束されることなく比較的容
易に行わせることができて、離型作業の作業性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はタンク
の縦断面図、第2〜4図はタンクをブロー成形する場合
の工程図、第5図はブロー成形後のタンク素材の要部拡
大縦断面図である。 T……燃料タンク、 1……タンク本体、2……給油口、3……キャップ、4
……レベルチエック筒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャップ(3)により開閉可能な給油口
    (2)が上壁に開口されたタンク本体(1)と、前記給
    油口(2)の開口縁よりタンク本体(1)内に垂下する
    油面チェック用のレベルチェック筒(4)とが合成樹脂
    材より一体にブロー成形された燃料タンクであって、前
    記レベルチェック筒(4)の内周面には、前記キャップ
    (3)の下端部外周と螺合するねじ溝(4b)が該筒
    (4)の下端側に偏らせて前記ブロー成形により形成さ
    れたことを特徴とする、燃料タンク。
JP1987010523U 1987-01-27 1987-01-27 燃料タンク Expired - Lifetime JPH0630630Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987010523U JPH0630630Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27 燃料タンク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987010523U JPH0630630Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27 燃料タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63119191U JPS63119191U (ja) 1988-08-02
JPH0630630Y2 true JPH0630630Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=30796895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987010523U Expired - Lifetime JPH0630630Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27 燃料タンク

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59131387U (ja) * 1983-02-24 1984-09-03 スズキ株式会社 燃料タンクのブリ−ザ装置

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JPS63119191U (ja) 1988-08-02

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