JPH0630610B2 - 組み換え蛋白質の生産 - Google Patents

組み換え蛋白質の生産

Info

Publication number
JPH0630610B2
JPH0630610B2 JP62169926A JP16992687A JPH0630610B2 JP H0630610 B2 JPH0630610 B2 JP H0630610B2 JP 62169926 A JP62169926 A JP 62169926A JP 16992687 A JP16992687 A JP 16992687A JP H0630610 B2 JPH0630610 B2 JP H0630610B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lipoprotein
factor viii
serum
bovine
nutrient medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62169926A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6342699A (ja
Inventor
シヤム・ユエン・チヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer Corp
Original Assignee
Miles Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=25384571&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0630610(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Miles Inc filed Critical Miles Inc
Publication of JPS6342699A publication Critical patent/JPS6342699A/ja
Publication of JPH0630610B2 publication Critical patent/JPH0630610B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/745Blood coagulation or fibrinolysis factors
    • C07K14/755Factors VIII, e.g. factor VIII C (AHF), factor VIII Ag (VWF)

Description

【発明の詳細な説明】 止血は、過剰の血管外の血液の損失が障害部位における
フィブリンの凝固の形成によって防止される主要な機構
である。これらのフィブリンが形成される生理学的機構
は、現在明らかにされつつある。今日まで証拠が示唆す
るところによると、凝血の機構は種々の血漿因子の非常
に複雑な活性化のカスケードに起因し、そして因子の各
々は連続する酵素前駆体の順次の活性化に原因となる。
このカスケードの適切な機能化は、究極的に、フィブリ
ンの形成および血液損失の停止に導く。
しかしながら、不都合なことには、血漿因子の1または
2以上の欠乏または完全な不存在のために、この凝固の
カスケード内の代謝のエラーに起因する種々の病気の状
態が認識された。これらの病気の状態の主なものは、古
典的な血友病または単に血友病Aである。血友病Aは遺
伝性X染色体連結の劣性の特徴であり、これは通常因子
VIIIと表示される抗血友病因子Aの不存在によって
出現する。血友病Aを処置するための治療的努力は、種
々の製薬学的配合物中の因子VIIIの濃縮物を輸注す
ることによって感染した個体の血液を補充することに集
中されてきた。このような因子VIIIの濃縮物は、過
去において、血液からの因子VIIIの極低温沈澱によ
って大部分が調製されてきた。しかしながら、正常の個
体における因子の量は微量であるため、生理学的に許容
されうる体積の希釈物の投与に適合する活性のレベルを
有する治療のために十分な量を分離するために、きわめ
て大量の血漿を処理しなくてはならない。
組み換えDNA技術が出現し、そして医学的に重要生を
もつ大量の蛋白質の発現が保証された(なかでも)の
で、因子VIIIの先行の分離技術および精製技術の欠
点はますます明らかにされてきた。事実、最近の刊行物
は因子VIIIを暗号化する(encode)遺伝子のクロー
ニングおよび発現の成功を報告した(下を参照)。しか
しながら、理解されうるように、この技術が達成されて
さえ、全体の方法の効率のある種の制限は、このような
技術から得られる技術を最適化するために克服する必要
があろう。例えば、組み換えDNA技術によって生産さ
れる因子VIIIの特定の場合において、因子VIII
を暗号化する因子VIIIを含有する形質転換された宿
主細胞を他の血清蛋白質を含有する複雑な培地中で培養
する。こうして、培養上澄みから因子VIIIが発現す
ると、血清蛋白質の不均質集団からの困難な回収および
精製になお直面する。しかしながら、このような困難
は、宿主の生存能力および因子VIIIを発現するその
能力を弱化しないで細胞の生長を支持するような方法、
血清蛋白質の不存在下に組み換え宿主を培養することに
よって軽減できるであろう。
本発明は、リポ蛋白質を補充した血清不含栄養培地中で
因子VIIIの発現を支配できる遺伝子を保持する宿主
細胞を培養することによって、組み換え因子VIIIの
生産を提供するこのような手段に関する。
血液凝固因子(とくに因子VIII)の調製は、種々の
刊行物中に開示されている。例えば、欧州特許出願16
0457号は、遺伝子工学の方法によって因子VIII
の完全DNA解読配列から、機能的ヒト因子VIIIを
生産することを記載している。非組み換え細胞の環境に
関連する不純物類、例えば、フォンウィレブラント(vo
nWillebrand)因子を含有しない因子VIIIを、その
同定および機能性を証明するために十分な量で生産され
ると記載されている。同様に、PCT出願WO 85/
01961号は、ブタ因子VIII遺伝子の同定および
分離ならびにブタおよびヒトの因子VIII遺伝子の間
の相同性によるヒト因子VIIIの同時の分離および同
定を記載している。また、前記遺伝子からの組み換えD
NA技術によるブタおよびヒト因子VIIIの発現が開
示されている。同様に、欧州特許出願150735号
は、微生物または哺乳動物の組織細胞中の発現により、
因子VIIIc(前駆体およびサブユニットを含む)の
生産のための方法および組成物を提供すると記載されて
いる。英国特許出願GB2,125,409号は、大腸
菌(Escherichia coli)のような宿主中でのその生産
を含む、因子IX(その不存在または欠乏はクリスマス
病に関連する)実質的に完全なDNA配列を開示してい
る。
前記文献は、細胞培養技術におけるリポ蛋白質について
の種々の役割を開示している。例えば、細胞生理学雑誌
(J.Cell.Physiol.)、113(3)、373−3
84ページ(1982)において、細胞外マトリックス
上に維持するとき、ウシ副腎皮質の細胞の生存および生
長のためには高い密度のリポ蛋白質が絶対必要であると
著者らは述べている。細胞生理学雑誌(J.Cell.Phy
siol.)、120(3)、354−363ページ(19
84)において、培地を高い密度のリポ蛋白質、トラン
スフェリン、線維芽細胞生長因子、ヒドロコーチ ゾー
ンおよび上皮生長因子を補充したとき、ウサギ肋骨軟骨
細胞の一次培養物は角膜内皮細胞の細胞外マトリックス
上で増殖した。同様に、ウシのレンズの上皮細胞を、血
清不含培地に移す時、高い密度のリポ蛋白質、トランス
フェリン、イン シュリンおよび線維芽細胞生長因子を
補充したダルベッコ(Dulbecco)の変性イーグル(Ea
gle)培地の混合物に対して暴露したとき、細胞外マト
リックス被覆皿上で活性的に増殖した[実験的眼の研究
(Exp.Eye Research)、35(3)、259−27
0(1982)]。高い密度のリポ蛋白質は、血清不含
培地中でヒト哺乳動物癌細胞系MCF−7を系統的に適
合させる方法において、血清の代替物として使用するこ
とが報告された[バイオケミカル・アンド・バイオフィ
ジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(Biochem.
Biophys.Res.Commun.)、133(1)、105−1
12、1985]。それゆえ、特定の細胞系について特
定の場合において、高い密度のリポ蛋白質補充培地は、
ある細胞系を血清不含培地中の生長に適合させるために
必要であり、そして細胞外マトリックス上の増殖ために
必要でありうることが知られている。いずれの場合にお
いても、所定の細胞培養物へのリポ蛋白質の効果は予測
できない。例えば、細胞の構造および機能(Cell St
ruct. Funct.)、8(1)、67−76ページ(19
83)において、低密度のリポ蛋白質はヒト正常HEL
細胞および4−ニトロキノリン−1−オキシド形質転換
ヒト線維芽細胞の生長を血清の不存在下に促進すること
が記載された。しかしながら、低密度のリポ蛋白質はア
ルファ線で形質転換した前記ヒト線維芽細胞の最適な生
長に対して作用しなかった。
上で引用した参考文献は、ここで教示するようなリポ蛋
白質の使用を開示または示唆していない。すなわち、哺
乳動物の細胞の生長を補捉するために、およびトランス
フェクションした不均質遺伝子の前記細胞からの発現を
増大するために使用することは、従来報告されていな
い。詳しくは、このような方法は組み換え因子VIII
の生産に適用されてきていない。
本発明は、因子VIIIの遺伝子を保持する宿主細胞中
で組み換え因子VIIIの発現を増大する方法であっ
て、リポ蛋白質を補充した血清不含栄養培地中で宿主細
胞を培養して組み換え因子VIIIの発現を実施するこ
とを特徴とする方法に関する。
前述のように、組み換えDNA技術により、従来得るこ
とが不可能であった大きい量で、蛋白質を生産する技術
を利用できる。典型的には、蛋白質の生産に起因する遺
伝子を同定しかつ分離するための方法は多少標準のプロ
トコールに従う。問題の蛋白質をまず分離し、そして技
術、例えば、問題の蛋白質に対して特異的のモノクロー
ナル抗体を使用する免疫親和精製を利用して大規模に精
製する。ポリペプチドのアミノ酸配列を現在慣用されて
いる技術により決定することができそして、このように
して得られた配列に基づいて、オリゴヌクレオチドのプ
ローブを調製し、そして試験する種々の組織からの蛋白
質の合成部位を同定および/または分離するために使用
することができる。次いで、ポリアデニル化mRNAを
同定した組織から分離することができ、次いでこれを利
用してRNA支配DNAポリメラーゼ(また、「逆トラ
ンスクルプターゼ」呼ぶ)の作用によって一本鎖の相補
的DNA(cDNA)を形成する。逆トランスクリプタ
ーゼ産生物(mRNA鋳型の部分的または完全なコピ
ー)は、典型的には、3′末端に短い、部分的に二本鎖
のヘヤピンループを示し、DNAポリメラーゼのための
プライマーとして作用する。DNAポリメラーゼは遊離
の3′−ヒドロキシ基を有するDNA鎖の存在を必要と
し、この鎖にヌクレオチド残基が付加され、これにより
5′−3′方向に鎖を延長する。次いで、得られる二本
鎖cDNAをS1ヌクレアーゼで処理して、残留する一
本鎖断片を除去し、これにより「ブラント末端の」二重
らせんDNAセグメントを発生させる。cDNAライブ
ラリーを生産する他の手順を利用できる。例えば、次の
文献を参照:チャン(Chan)およびホワイテッド(Wh
itted)、工業微生物学における発展(Developments i
nIndustrial Microbiology)、Vol.9、171−1
80ページ(1985)、これをここに引用によって加
える。次いで、問題の蛋白質を暗号化する前記DNAセ
グメントを、適当な宿主の引続く形質転換のために、適
当なベクター中に結合し、これにより所望産生物の合成
を支配する発現系をつくる。上に言及した一般的手順
は、次の文献に詳述されている:分子クローニング、実
験室のマニュアル(Molecular Cloning, A Lbor
atory Mannual)、マニアチス(Maniatis)ら、コー
ルド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー、198
2、これをここに引用によって加える。組み換え因子V
IIIの生産に特別に関係する手順の詳細な説明は、次
の文献から得ることができる:欧州特許出願16045
7号;PCT出願第PCT/US84/01641号、
WO 85/01961号として発行された;欧州特許
出願157556号;および欧州特許出願150735
号。こうして、ここに使用するとき、用語「組み換え因
子VIII」は、上に概説したような分子生物学的技術
によって生産される機能的蛋白質を意味し、前記蛋白質
はヒト因子VIIIの欠乏を補正することができる。
ここに開示しかつ特許請求した方法は、因子VIIIの
ための遺伝子を保持する宿主から組み換え因子VIII
の発現を増大させる。用語「組み換え因子VIIIの発
現を増大させる」は、リポ蛋白質および血清不含の条件
を利用しない組み換え系において可能であるよりも、大
きい程度に発現を増大させることを意味する。「血清不
含」とは、血清の本質的に不存在下に因子VIIIのた
めの遺伝子を保持する宿主細胞を培養することを意味す
る。血清の不存在下に本発明の方法を実施することが好
ましいが、因子VIIIの収量に悪影響を及ぼさない少
量の血清の存在は、本発明の範囲内に明らかに包含され
ると解釈される。しかしながら、当業者は理解できるよ
うに、栄養培地中の増大量の血清の存在は、前記血清中
に存在する異質蛋白質類の増大した集団からの因子VI
IIの精製を困難とさせる。
因子VIIIの発現に適当な宿主細胞は、一般に、多細
胞の有機体から誘導することができ、哺乳動物の細胞、
例えば、VEROおよびHeLaの細胞、チャイニーズ
ハムスターの卵巣(CHO)細胞系、シリアンハムスタ
ー(baby hamster)の腎(BHK)細胞、W−138、
COS−7およびMDCKの細胞系は好ましい。シリア
ンハムスターの腎細胞、ことに欧州特許出願16045
7号に記載されているように因子VIIIの発現を支配
できる遺伝子でトランスフェクションされたものはとく
に好ましい(クローナル変異種およびその子孫のような
誘導体を包含する)。このような細胞系は、アメリカン
・タイプ・カルチャー・コレクション(American Ty
pe Culture Collection)に受託され、そして受託
番号ATCC CRL−8544を与えられている。
因子VIIIを暗号化する遺伝子を保持する所望の宿主
細胞系は、典型的な量(すなわち、約7〜約10%の範
囲内)の血清を含有する適当な培地中で生長期を通す慣
用技術によって培養する。細胞が全面生長に到達しかつ
細胞サイクルの維持期が開始するまで、血清を培地中に
維持する。この手順はこの分野において標準である。し
かしながら、培養が細胞サイクルの維持期に到達する近
時点(すなわち、細胞が全面生長に到達するとき)、血
清を含有する使用済みの栄養培地をリポ蛋白質を補充し
た血清不含栄養培地と交換し、そして培養を維持期にお
いて続け、指示されたとき、各収穫物から因子VIII
を回収する。当業者は理解するように、培養の維持期が
実施されている血清不含条件(リポ蛋白質が補充されて
いる)は、血清蛋白質が存在する場合よりも、使用済み
栄養培地からの因子VIIIの精製を大きく促進するこ
とができる。さらに理解されるように、栄養培地のリポ
蛋白質の存在は宿主細胞からの因子VIIIの発現の増
大に影響を及ぼすばかりでなく(血清補給条件下の培養
に比較して)、かつまた延長した期間の間の細胞の生存
能力を支持し、こうして因子VIIIの収穫物の数の増
大を可能とする。
宿主細胞系を培養するために選択する栄養培地は、本発
明にとって臨界的でなく、そして選択した宿主細胞系に
適する、この分野において知られているもののいずれか
であるか、あるいはそれらの組み合わせであることがで
きる。このような培地の例は、次の通りである:ダルベ
ッコの変性イーグル培地(Dulbecco′s Modified
Eagle Medium)、イーグルの最小必須培地、イーグ
ルの基礎培地、ハム(Ham)の培地F−10、ハムの培
地F−12、RPMI−1640培地など。すべてのこ
のような培地は、例えば、シグマ・ケミカル・カンパニ
ー(Sigma Chemical Company)、ギブコ(GIB
CO)およびM.A.バイオプロダクツ(Bioproduct
s)のような源から商業的に入手可能である。栄養培地
は、また、種々の緩衝剤、例えば、HEPES(N−2
−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−エタンスル
ホン酸)を含有することができ、そしてまた、因子、例
えば、インシュリン、トランスフェリン、テステステロ
ン、ナトリウムセレナイト、エタノールアミン、グルタ
ミン、飽和脂肪酸、飽和脂肪酸などをリポ蛋白質の外に
補充されることができる。栄養培地へのこのような因子
の添加量は、この分野において普通のものである。例え
ば、インシュリンの量は培地1mにつき約5〜約10
マイクログラム(μg)の範囲であることができ、トラ
ンスフェリンの量は培地1mにつき約2.5〜約25
μgの範囲であることができ、グルタミンの量は培地1
mにつき約200〜約600μgの範囲であることが
でき、飽和および不飽和の脂肪酸の量は培地1mにつ
き約1〜約10μgの範囲であることができ、そしてテ
ステステロンの量は培地1mにつき約10〜約50ナ
ノグラム(ng)の範囲であることができる。
栄養培地を補充するために使用するリポ蛋白質は任意の
源であることができるが、哺乳動物源、例えば、ウシ、
ウマ、ヒツジ、ブタまたはヒトが好ましい。ウシリポ蛋
白質はとくに好ましい。ウシリポ蛋白質は種々の源から
入手可能であり、例えば、ペンテックスリポ蛋白質溶液
(Pentex Lipoprotein Solution)(カタログ番号
82−004)およびペンテックスコレステロール溶液
(カタログ番号82−108)、両者はマイルス・ラボ
ラトリーズ・インコーポレーテッド(Miles Laborat
ories, Inc.、米国インディアナ州エルクハルト)か
ら入手可能である。ウシリポ蛋白質は、また、前述の標
準技術を使用して新しく分離したウシ血清の超遠心によ
り調製することができる。リポ蛋白質は、前記細胞の生
命環の維持期の間細胞の生存能力を持続できる量で栄養
培地中に存在する。リポ蛋白質は、前記細胞の生活環の
維持期の間に、細胞の生存能力を持続することのできる
量で、栄養培地中の存在する。好ましくは、この量は栄
養培地の1m当り0.1mg〜2.0mgの間で変化する
ことがわかった。栄養培地の1m当り0.2mg〜1.
0mgのリポ蛋白質の含量はとくに好ましい。
慣用技術、例えば、回転瓶培養の加えて、本発明の方法
は、また、メソッズ・イン・エンジモロジー(Methods
in Enzymology)、Vol.LVIII、「細胞の培養
(Cell Culture)」(1979)、W,B.ジャコ
バイ(Jakoby)およびI.H.パスタン(Pastan)、
編(これを引用によってここに加える)に記載されてい
るようなマイクロキャリヤー系とともに使用するために
適用できる。適当なマイクロキャリヤーは、例えば、種
々のサイトデックス(Cytodex)マイクロキャリヤー
[すなわち、サイトデックス−1、サイトデックス−
2、サイトデックス−3、ファーマシア・インコーポレ
ーテッド(Pharmacia,Inc.)から入手可能」、ゲリビ
ーズ(Gelibeads)[K.C.バイオロジカルス(Bio
logicals)から入手可能]などを包含する。さらに、本
発明の方法は、また、細胞懸濁系に適用できる。
培養条件は、使用する細胞についての標準の高所に関し
て選択する。因子VIIIの発現を指示できる遺伝子を
有する選択した細胞系は、このような反応のもとで生長
できるということで十分であり、そしてこのような時間
の間、リポ蛋白質を補充した血清不含栄養培地におい
て、同様に前記宿主から組み換え因子VIIIの発現を
増大するために十分であろう。例えば、哺乳動物細胞系
について、培養は約36〜38℃において約24〜約7
2時間の間実施することが望ましいであろう。しかしな
がら、これらのパラメーター選択は日常のことであり、
かつ当業者の技量の範囲内である。宿主細胞の培養後、
因子VIIIを使用済み栄養培地から、標準法、例え
ば、遠心または限外過によって回収できる。望むなら
ばおよび/または必要に応じて、回収された因子VII
Iを、例えば、イオン交換または大きさ排除クロマトグ
ラフィー(size exclusion chromatography)、免疫精
製などによって精製することができる。
次の実施例により本発明をさらに説明するが、これらの
実施例は本発明を限定するものではない。
実施例1 本発明における使用に適するウシリポ蛋白質を次のよう
にして調製する。新鮮なウシ血清(商業的屠殺場から入
手した)の50mを、16gの臭化カリウムに添加し
て、ウシ血清の密度を1.21g/mの密度を調節し
た。次いで、この血清を40,000rpmで24時間4
℃において遠心機内[ベックマン(Beckman)Ti45は
好ましい]内で24時間遠心して、相分離させる。次い
で、上の黄色油状リポ蛋白質の分画を集め、再び40,
000rpmで24時間遠心した。リポ蛋白質の分画を分
離し、NaCl:EDTA(0.15ミリモルのNaC
l、1.0ミリモルEDTA、pH7.4)に対して広範
に透析した。次いで、透析したリポ蛋白質を0.1μフ
ィルター[ミリポア(Millipore)]で滅菌した。必要
に応じて、リポ蛋白質はブラッドフォード(Bradfor
d)キット[バイオラド・インコーポレーテッド(Bior
ad,Inc.)からカタログ番号500−0002で商業的
に入手可能]により定量することができ、そしてコレス
テロール含量はシグマ・ケミカル(Sigma Chemical
Co.)から入手できるキット(カタログ番号351−
20)を使用して定量することができる。
実施例2 因子VIIIの発現を指示できる遺伝子でトランスフェ
クションしたシリアンハムスター(baby hamster)腎細
胞(BHK−21)は、ジェネンテク・インコーポレー
テッド(Genentech,Inc.、米国カリフォルニア州南サ
ンフランシスコ)から入手した。前記細胞系を欧州特許
出願160457号に詳述されているようにして調製
し、そしてアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ
ョン(American Type Culture Collection)に
寄託し、そしてATCC CRL−8544の受託番号
を与えられた。
因子VIIIを暗号化する遺伝子を含有するBHK−2
1細胞を全面生長に生長させ(上の欧州特許出願160
457号に詳述されているように)、引続いて0.25
%のトリプシン−EDTA(GIBCOから商業的に入
手可能)でトリプシン化した。次いで、細胞をハンクの
均衡塩溶液(HBSS)で洗浄し、そして血球計で顕微
鏡下に計数した。20×106細胞を490センチメー
ター(cm)2の回転瓶[コーニング・グラス・インコー
ポーレーテッド(Corning Glass, Inc.)]の中に
接種し、これにハムの培地4−12およびダルゲッコの
(低グルコース)最少必須培地(50:50重量)およ
び7%の胎児ウシ血清を含有する生長培地の150m
を添加する。細胞を37℃で72時間0.3rpmの回転
速度で生長させた。細胞が全面生長に到達した後、使用
済みの培地をデカンテーションし、廃棄し、そして細胞
を100mおHBSSで洗浄した。次いで、血清不含
栄養培地を蛋白質し、そして次の成分を含有した:ハム
の培地F−12およびダルベッコの(低グルコース)最
少必須培地(50:50、重量)、実施例1のようにし
て調製したウシリポ蛋白質(0.4mg/m)、ウシイ
ンシュリン(5.0μg/m)、ウシトランスフェリ
ン(2.5μg/m)、グルタミン(292μg/m
)およびMgCl2(15ミリモル)。
次いで、この血清不含栄養培地の100mを細胞に添
加し、これを37℃で48時間0.3rpmの回転速度で
生長させた。次いで、使用済みの血清不含栄養培地を因
子VIIIのために収穫し、そして100mの新鮮な
血清不含栄養培地を細胞に添加し、再び37℃で48時
間0.3rpmの回転速度で生長させた。組み換え因子V
IIIを含有する使用済みの血清不含栄養培地の3つの
収穫物が得られるまで、この方法を反復した。各収穫物
を個々に因子VIIIの活性について、発色性基質決定
法により、アッセイした。前記アッセイはコーテスト因
子VIII(Coatest Factor VIII)として既
知の試験キットとして商業的に販売されており、そして
ヘレナ・ラボラトリーズ(Helena Laboratories、米
国テキサス州ビーアウモント)(カタログ番号529
3)から商業的に入手可能である。使用する手順は製造
業者から提供されるか、あるいは欧州特許出願1604
57号にさらに詳述されている。コーテスト因子VII
Iキットで決定した、3つの収穫物の各々についての因
子VIIIの活性を表Iに記載する。
表Iに記載されているデータから理解できるように、リ
ポ蛋白質を補充した血清不含条件下に因子VIIIを暗
号化する遺伝子を含有するBHK−21細胞を培養する
と、因子VIIIの生産が増大された。比較のため、リ
ポ蛋白質を補充しない普通の血清含有栄養培地を使用し
て、前述のBHK−21細胞系(すなわち、ATCC
CRL−8544)を培養すると、因子VIIIは約1
50〜約200単位/で生産された。さらに、細胞は
血清不含条件下に生長せず、典型的には第2の収穫後に
死亡した。
実施例3 実施例2に記載するBHK−21細胞系のクローナル変
異型(すなわち、ATCC CRL−8544のクロー
ナル変異型)を、ジェネンテク・インコーポレーテッド
(Genentech, Inc.、米国カリフォルニア州南サンフ
ランシスコ)から入手した。実施例2の手順を利用し
て、前記クローナル変異型をリポ蛋白質を補充した血清
不含栄養培地条件下に5回の収穫で培養した。これらの
データを表IIに記載する。
ように、リポ蛋白質を補充した血清不含条件下に因子V
IIIを暗号化する遺伝子を含有するBHK−21細胞
のクローナル変異型を培養すると、因子VIIIの生産
が有意に増大された。比較のため、リポ蛋白質を補充し
ない普通の血清含有栄養培地を使用すると、因子VII
Iは約800〜約1200単位/の量で生産された
(クローナル変異型について)。さらに、細胞は血清不
含条件下に生長せず、典型的には第2の収穫後に死亡し
た。
実施例4 本発明の方法が、また、マイクロキャリヤー系を利用す
る組み換え因子VIIIの生産に適用できることを示す
ために、次を実施した。
1gのサイテックス−3マイクロキャリヤー(ファーマ
シア・インコーポレーテッド)を、洗浄しかつ500m
のリン酸塩干渉化生理的食塩水(ギブコ)で4時間水
和し、その後マイクロキャリヤー121℃で30分間オ
ートクレーブ処理した。マイクロキャリヤーを、同重量
部のハムのF−12培地およびダルベッコの変性イーグ
ル培地を含有する生長培地の250mで洗浄し、次い
でベルコ(Bellco)回転フラスコ(ベルコ・グラス・
インコーポレーテッド)内で7%の胎児ウシ血清アルブ
ミンを補充した前記生長培地の250m中に懸濁させ
た。因子VIIIの発現を指示できる遺伝子でトランス
フェクションした40×106BHK−21細胞(実施
例3に記載するような)をマイクロキャリヤーに添加し
た。得られる細胞懸濁液を37℃で3時間イン キュベ
ーションし(2分〜30分の間隔で30rpmにおい
て)、その後7%の胎児ウシ血清アルブミンを補充した
前記生長培地の250mを添加した。次いで、マイク
ロキャリヤーを連続的に攪拌しながら37℃において7
2時間インキュベーションし、使用済みの培地を除去
し、そしてマイクロキャリヤーをHBSSで2回洗浄し
た。実施例2に記載する血清不含栄養培地の500m
をマイクロキャリヤーに添加し、そしてこの系を連続的
に攪拌(30rpm)しながら37℃でインキュベーショ
ンした。24時間の間隔後、血清不含栄養培地を収穫
し、マイクロキャリヤー系において500mの新鮮な
血清不含栄養培地と交換した。培養を第9日目に停止
し、組み換え因子VIIIを含有する使用済み血清不含
栄養培地を合計6回収穫した。収穫物の各々を個々に因
子VIII活性について、実施例2に記載する発色性基
質の決定法を用いてアッセイした。結果を表IIIに示
す。
表IIIに記載されているデータから理解できるよう
に、リポ蛋白質を補充した血清不含条件下に因子VII
Iを暗号化する遺伝子を含有するBHK−21細胞をマ
イクロキャリヤー系を利用して培養することにより、因
子VIIIの生産が有意に増大された。比較のため、リ
ポ蛋白質を補充しない普通の血清含有栄養培地を使用す
ると、因子VIIIは約200〜約300単位/の量
で生産された。さらに、この特定の場合において6回の
みの収穫を実施したが、当業者は理解するように、細胞
の生存能力はより大きい程度に維持されるので、追加の
収穫を実施できる(典型的には10〜約15回程度に多
く)。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】因子VIIIの遺伝子を保持する哺乳動物
    の宿主細胞の中で組み換え因子VIIIの発現を増大す
    る方法であって、リポ蛋白質を補充した血清不含栄養培
    地中で該宿主細胞を培養して組み換え因子VIIIの発
    現を実施することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】前記哺乳動物の宿主細胞がベビーハムスタ
    ーの腎細胞である特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】前記リポ蛋白質が哺乳動物源からのもので
    ある特許請求の範囲第1または2項記載の方法。
  4. 【請求項4】前記哺乳動物源がウシ、ウマ、ヒツジ、ブ
    タまたはヒトから選択される特許請求の範囲第3項記載
    の方法。
  5. 【請求項5】前記リポ蛋白質がウシリポ蛋白質である特
    許請求の範囲第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】栄養培地中の前記ウシリポ蛋白質の存在量
    が0.1mg/m〜2.0mg/mである特許請求の範
    囲第5項記載の方法。
  7. 【請求項7】栄養培地中の前記ウシリポ蛋白質の存在量
    が0.2mg/m〜1.0mg/mである特許請求の範
    囲第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】前記宿主細胞がアメリカン・タイプ・カル
    チャー・コレクション(American Type Culture
    Collection)に受託されかつ受託番号ATCC CR
    L 8544を与えられた宿主細胞系およびその誘導体
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 【請求項9】前記リポ蛋白質が哺乳動物源からのもので
    ある特許請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 【請求項10】前記哺乳動物源がウシ、ウマ、ヒツジ、
    ブタまたはヒトから選択される特許請求の範囲第9項記
    載の方法。
  11. 【請求項11】前記リポ蛋白質がウシリポ蛋白質である
    特許請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】栄養培地中の前記ウシリポ蛋白質の存在
    量が0.1mg/m〜2.0mg/mである特許請求の
    範囲第11項記載の方法。
  13. 【請求項13】栄養培地中の前記ウシリポ蛋白質の存在
    量が0.2mg/m〜1.0mg/mである特許請求の
    範囲第12項記載の方法。
JP62169926A 1986-07-11 1987-07-09 組み換え蛋白質の生産 Expired - Lifetime JPH0630610B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US88441286A 1986-07-11 1986-07-11
US884412 1986-07-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6342699A JPS6342699A (ja) 1988-02-23
JPH0630610B2 true JPH0630610B2 (ja) 1994-04-27

Family

ID=25384571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62169926A Expired - Lifetime JPH0630610B2 (ja) 1986-07-11 1987-07-09 組み換え蛋白質の生産

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0254076B1 (ja)
JP (1) JPH0630610B2 (ja)
AT (1) ATE63335T1 (ja)
DE (1) DE3769872D1 (ja)
DK (1) DK359487A (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE87663T1 (de) * 1986-01-03 1993-04-15 Genetics Inst Verfahren zur herstellung von faktor-viii:c-typ- proteinen.
US5198349A (en) * 1986-01-03 1993-03-30 Genetics Institute, Inc. Method for producing factor VIII:C and analogs
US5595886A (en) 1986-01-27 1997-01-21 Chiron Corporation Protein complexes having Factor VIII:C activity and production thereof
US6060447A (en) * 1987-05-19 2000-05-09 Chiron Corporation Protein complexes having Factor VIII:C activity and production thereof
CA2064774C (en) * 1989-08-11 2000-01-11 Anur A. Kumar Culture methods for producing activated protein c
FR2657884B1 (fr) * 1990-02-05 1994-09-02 Tm Innovation Procede pour la preparation du facteur viii humain et d'analogues du facteur viii.
DK53792D0 (da) * 1992-04-24 1992-04-24 Novo Nordisk As Fremgangsmaade til fremstilling af proteiner
EP0679192A1 (en) * 1992-11-17 1995-11-02 Novo Nordisk A/S Improved recombinant production of proteins having factor viii:c activity
US5952198A (en) * 1995-05-04 1999-09-14 Bayer Corporation Production of recombinant Factor VIII in the presence of liposome-like substances of mixed composition
US6358703B1 (en) 1998-12-10 2002-03-19 Bayer Corporation Expression system for factor VIII
EP1707634A1 (en) 2005-03-29 2006-10-04 Octapharma AG Method for isolation of recombinantly produced proteins
EP1739179A1 (en) 2005-06-30 2007-01-03 Octapharma AG Serum-free stable transfection and production of recombinant human proteins in human cell lines
EP1988101A1 (en) * 2007-05-04 2008-11-05 Novo Nordisk A/S Improvement of factor VIII polypeptide titers in cell cultures
WO2011095604A1 (en) 2010-02-04 2011-08-11 Octapharma Biopharmaceuticals Gmbh Half-life prolongation of proteins

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60243023A (ja) * 1984-04-20 1985-12-03 ジエネンテク,インコーポレイテツド 機能的な第5111因子の製造方法
JPS6163283A (ja) * 1984-09-03 1986-04-01 Teijin Ltd ハイブリ−ド−マの培養方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2125409B (en) 1982-08-04 1985-11-13 Nat Res Dev Genetic engineering
JPH07106156B2 (ja) 1983-10-28 1995-11-15 ジェネティックス、インスティチュ−ト ファクタ−▲viii▼および関連生産物の製造
JPH0826078B2 (ja) 1984-01-12 1996-03-13 カイロン コーポレイション フアクタ−v▲iii▼c組成物
ZA852099B (en) 1984-03-26 1985-12-24 Meloy Lab Recombinant factor viii-c.

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60243023A (ja) * 1984-04-20 1985-12-03 ジエネンテク,インコーポレイテツド 機能的な第5111因子の製造方法
JPS6163283A (ja) * 1984-09-03 1986-04-01 Teijin Ltd ハイブリ−ド−マの培養方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0254076B1 (en) 1991-05-08
ATE63335T1 (de) 1991-05-15
EP0254076A1 (en) 1988-01-27
DK359487A (da) 1988-01-12
DE3769872D1 (de) 1991-06-13
JPS6342699A (ja) 1988-02-23
DK359487D0 (da) 1987-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2234215C (en) Preparation of recombinant factor viii in a protein free medium
US6432711B1 (en) Embryonic stem cells capable of differentiating into desired cell lines
JPH0630610B2 (ja) 組み換え蛋白質の生産
JP2005506048A (ja) 細胞増殖およびトランスフェクションのための培養培地
JP2003513648A (ja) ヒト骨髄ストローマ細胞の単離および拡張
WO1990015863A1 (en) Isolation growth and differentiation of human muscle cells
Hall et al. Gas6 binding to photoreceptor outer segments requires γ-carboxyglutamic acid (Gla) and Ca2+ and is required for OS phagocytosis by RPE cells in vitro
US5576194A (en) Recombinant protein production
EP0005644B1 (en) Production of urokinase
NZ335753A (en) TGF (transforming growth factor beta) beta 1-responsive cells from bone marrow
JP2003506077A (ja) 組換え安定細胞クローン、その産生およびその使用
JPH04228066A (ja) 外来遺伝子発現用培養細胞
EP1930413A1 (en) Technique for culture of mesenchymal stem cell utilizing laminin-5
WO1993003061A1 (en) Hematopoietic stem cell multiplier
CA1279593C (en) Cholesterol-rich fraction, process therefor and use thereof in cell culture
WO1999055863A1 (fr) Nouveau polypeptide, adnc le codant et son utilisation
JPH0432078B2 (ja)
EP0640125A1 (en) Improved recombinant protein production
JP2832358B2 (ja) モノクローナル抗体の増収法
MXPA98003051A (en) Preparation of recombinant factor viii in a protei free medium
CA2149212A1 (en) Improved recombinant production of proteins having factor viii:c activity
JPH0272866A (ja) ヒト血管内皮細胞由来形質転換細胞
JPS61271987A (ja) ウロキナ−ゼ前駆体の製造方法
MXPA01005667A (en) Expression system for factor viii