JPS61271987A - ウロキナ−ゼ前駆体の製造方法 - Google Patents

ウロキナ−ゼ前駆体の製造方法

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JPS61271987A
JPS61271987A JP60113938A JP11393885A JPS61271987A JP S61271987 A JPS61271987 A JP S61271987A JP 60113938 A JP60113938 A JP 60113938A JP 11393885 A JP11393885 A JP 11393885A JP S61271987 A JPS61271987 A JP S61271987A
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JP
Japan
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precursor
culture
carrier
medium
cells
Prior art date
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Pending
Application number
JP60113938A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Mizumoto
水本 一美
Yoshiaki Kano
加納 義明
Eizo Tsutsui
筒井 栄三
Yatsuhiro Kamimura
上村 八尋
Tatsukage Mori
森 樹蔭
Hirobumi Arimura
有村 博文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
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Publication date
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウロキナーゼ前駆体(以下、前駆体という)
の製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、前駆体
産生性の線維芽細胞様細胞を培養して、前駆体を製造す
るに際して、培養用担体として繊維状担体を用いること
を特徴とする前駆体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
本発明の前駆体は、先に本発明の共同研究者等が見出し
たものであり、その詳細は特願昭58−170354号
に記載されている。即ち、本前駆体はそのままでは不活
性であるが、プラスミン処理することにより酵素活性を
発現する、いわゆるチモゲンの一種である。この前駆体
はヒト腎細胞の無血清培地中において生成できることが
最近判明した6本前駆体はアミノ酸411個の鎖状構造
を有しており、分子量5万、フィブリンに特異的な親和
性を示し、従来のウロキナーゼとは全く異なる性質を有
する。また、合成基質法では活性が認められず、平板法
で活性を示す。
この前駆体産生細胞は線維芽細胞様細胞であり、プラス
チックおよびガラスのような担体の表面上において増殖
する。このような細胞を増殖させるためには、通常、平
面状容器あるいはマイクロキャリアビーズに細胞を接着
させ、増殖を行う、平面状容器として、フラスコ、ロー
ラーボトル等を用いる場合は付着表面がせまく、ビーズ
を細胞の担体として用いた場合は、培地交換時に静置し
、ビーズを下にしずめて徐々に培地をぬかなければなら
ないため、培養操作上きわめて煩雑である。
また、かかる担体を使用した場合の前駆体の産生量は高
いものとはいえず、前駆体産生量のより多い培養方法な
いし製造方法が切望される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、前駆体産生性細胞の培養に際して、迅
速な培地交換を可能にした細胞培養方法による前駆体の
製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前駆体の産生量の優れた、培養に
よる前駆体の製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を解決するために、前駆体産生
性細胞の培養用担体について鋭意検討した結果、担体と
して繊維状担体を用いることにより、細胞を固定し培地
との分離を容易にし、また、前駆体の産生を向上できる
ことを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、ウロキナーゼ前駆体産生性の線維芽細
胞様細胞を培養して、ウロキナーゼ前駆体を製造するに
際して、培養用担体として繊維状担体を用いることを特
徴とするウロキナーゼ前駆体の製造方法に関する。
(1)前駆体産生性細胞の調製 前駆体産生性細胞の原料としては、従来既知のものを用
いればよいが、好適にはヒト腎細胞が用いられる。たと
えば、ヒト腎細胞より得たプライマリ−カルチャー(p
rimary culture )またはディプロイド
 セル(diploid cells )を継代培養し
て得られる前駆体を産生ずる細胞が用いられる。この種
細胞を、例えば20万〜30万calls/wJ植え込
み、培地〔たとえば、ウェイマウス(Wayaouth
 )培地あるいはドゥルベコの変性MEM(Dulbe
cco’s 5odi目ed MEM )培地に熱不活
化生胎児血清2〜5 w / v%を添加したもの〕で
2〜3日間培養を続けた後、必要ならば培地を新しく交
換して継代培養し、細胞数を100万〜200万cal
1g/−に調整する。
もちろん、前駆体を産生ずる遺伝子組換えによって得ら
れる線維芽細胞様細胞も使用しうる。
(2)培養条件 基本培地としては、たとえば、ウェイマウス培地あるい
はドゥルベコの変性MEM培地に0.05〜0.2 w
 / v%ヒト血清アルブミンを添加した無血清培地が
用いられる。また、ラクトアルブミン氷解物、トランス
フェリン、インシュリン等のホルモンなどの公知添加物
を添加してもよい、培養は、上記培地中で行って前駆体
を産生させ、2〜3日毎に培養培地を新しく交換するこ
とが好ましい、そしてこの交換した培地中に存在する前
駆体を回収する。
培地からの前駆体の回収は公知の手段を用いて行えばよ
く、たとえば当該培地を遠心分離、減圧濃縮、塩析分画
、ゲル濾過、濃縮、イオン交換クロマトグラフィー、ア
フィニティクロマトグラフィーを適宜組み合わせて処理
することによって行われる。
(3)培養用担体 本発明において使用される培養用担体は繊維状担体であ
る。かかる担体の材質としては、前駆体産生性細胞が付
着可能なものであればよく、この分野で既知のものを使
用すればよい0例えばその表面がプラスに電荷されたも
のが使用される。プラスに電荷されたものとしては、ガ
ラス繊維、その表面がプラスに電荷処理(例えば、コラ
ーゲンによるコーティング処理など)されたダクロン、
テフロン、ナイロン、オルロンなどのプラスチック繊維
などが挙げられる。当該繊維状担体の直径は10〜30
0−程度が好ましく、長さは10mm以上であることが
好ましい。
この繊維状担体は、通常、培地に対してo、oot〜0
.5g/c+J、好ましくは0.O1〜0.20g/c
+j程度の密度で培養器につめる。
(4〕培養用装置 本発明で使用される培養用装置としては、マイヤーフラ
スコ、スピンナーフラスコ、カラム等の形状のものが好
適に利用される。好適な具体例を第1.2.3図に示し
た。
第1図において、lは繊維状担体を、2は培地を、3は
マイヤーフラスコを示す、この場合、シェーカー等を用
いて振とう培養することが好ましい。
第2図において、1は繊維状担体を、2は培地を、3は
スピンナーフラスコを、4はハネを示し、このB様にお
いてはスターラーを用いてハネ4を回転させることによ
って培地が攪拌される。
第3図において、1は繊維状担体を、2は培地を、3は
カラムを、5はペリスタポンプを示す。
この態様においては、連続培養が可能であり、掻めて効
率的である。この態様においてはべりスタポンプを用い
て培地の流量をカラムの容積が1〜50回/時間交換す
ることが好ましい。
〔作用・効果〕
本発明においては、担体として繊維状の担体を用いたの
で、当該担体を培地の下方に沈めることなく培地交換が
行えるので、培養操作が極めて簡便である。また、第3
図に示した如き連続培養装置が使用できるという効果も
有する。さらに、本発明においては細胞におよぼす物理
的シラツクが小さく、より生体に近い培養条件であると
ころから、本前駆体の産生は従来のビーズ状担体法に比
べて活性比で約2倍程度増強することができる。
〔実施例・実験例〕
実験例1 全量3001m7のスピンナーフラスコに6gのガラス
ウールを底より80dの位置以下につめ、第2図のよう
に組み立てた。コントロール実験として、0.36gの
サイトデンクスl (マイクロキャリアビーズ:ファル
°マシア社製)を同様のスピンナーフラスコに入れ、O
,l Mリン酸緩衝液(pH7,0>に懸濁し、それぞ
れオートクレーブ滅菌する0次に培地を5%牛脂児血清
添加ウェイマウス培地で置換したのち、10001+ 
10’ cells/−の実施例1と同じ前駆体産生細
胞を6−ずつ加える。その後5分間ガラスウールを用い
たものは150r、p、m、、サイトデエックスを用い
たものは20 r、p、−、で撹拌し、4時間静置する
。細胞を担体に接着させたのち、培養量を1201にし
、2〜3日おきに前記5%牛脂児血清添加ウェイマウス
培地を用いて培地交換を行いながら培養する。細胞が増
殖し、ウロキナーゼ活性が安定すれば、牛胎児血清(F
e2)の代わりにヒト血清アルブミン(H3A)を0.
1%添加し、培養を続ける。培養液中に産生されるウロ
キナーゼ活性を経時的に測定し、両培養担体による効果
を比較検討した。結果は第4図に示すように、本発明の
方法による時、墳養開始後50日目において、コントロ
ールに比して約2倍の産生量を示した。活性量の測定は
、PMCA法により以下のように行った。即ち、検体0
.1 t(とプラスミン溶液(0,2cu/+a/、ゼ
ラチン緩衝液(pH8,6) テIJR製したも(7)
)0.1@lを混合後、37℃で10分間インキエベー
シッンし、p−MCA溶液(0,1mM  Glu−G
ly−Arg−MCA)1−を加え、さらに37℃で2
0分間インキエベーションし、18v/v%酢酸を加え
て反応を止めた後、Ex(励起波長)370n+*、E
m (螢光波長)460n−にて螢光強度を測定した。
その結果は第4図に示す通りである。第4図中、○はガ
ラスウールを、・はビーズを示し、それぞれの平均活性
はガラスウール6721/a/、ビーズ349 U/−
である。
なお、単位はIJ/atを用いた。Uはウロキナーゼ国
際単位であり、1 υ/dは検体l−につきプラスミン
処理によって発現する線維素溶解活性が1 uに相当す
ることを意味する。
実施例1 全1250ffi7のマイヤーフラスコに1.8gのガ
ラスウールを50cc体積につめて第1図のように調製
した装置に注入し、再培養し、熱不活化牛胎児血清5−
/シ%含有ウェイマウス培地中で、3日間培養後、次い
で0.1w/シ%ヒト血清アルブミン含有ウェイマウス
培地(無血清培地)に交換し、上記前駆体産生細胞をさ
らに3日間培養した。培養液を細胞の培養した培養担体
と分離し、培養担体には新しい培地を添加して培養を続
けた0分取した培養液中には前駆体(活性は1m1当た
り15oOUに相当)が含まれていた。
実施例2 実施例1により得られた前駆体を含む培養上清をpH1
5,5に調整した後、CM−セファデツクスC−50に
接触した。 0.16Mリン酸緩衝液(pH5,5)で
吸着されている前駆体を溶出させた。一方、前駆体で予
め免疫しておいたマウスB A L B/Cの肺臓細胞
とマウスミエローマ細胞をポリエチレングリコールによ
り融合させたハイブリドーマのうち、前駆体に対する抗
体産生の高いクローンを選択した。この融合細胞の培養
液から、前駆体モノクローナル抗体を回収した。このモ
ノクローナル抗体をCN−B r活性化セファロース4
B(ファルマシア社製)に固定した。
このモノクローナル抗体カラムを0.4MNaC1含宵
0. I Mリン酸緩衝液(pH7,0)で平衡化し、
これに前記の前駆体を含有する溶出液を接触した。
0.4M  NaC!含有リン酸緩衝液(pH7,0)
テカラムを洗浄した後、吸着していた当該前駆体を0.
5M  NaCj含有0.2Mグリシン−HCl水溶液
(pH2,5)で溶出させた。溶出液を除菌濾過した後
、凍結乾燥し、比活性が少なくとも10SU/mgの高
度精製前駆体を得た。なお、この精製品は5DS−ポリ
アクリルアミドゲル電°気泳動法により分子量5万の1
本の帯を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するためのマイヤーフラスコであ
る。 l:繊維状担体 2:培地 3:マイヤーフラスコ 第2図は本発明を実施するためのスピンナーフラスコで
ある。 l:繊維状担体 2:培地 3:スピンナーフラスコ 4:ハネ 第3図は本発明を実施するためのカラム型装置である。 第4図は、本発明の効果を示すグラフである。 第3図 第4図 4養日(技。 手 続 争甫 正 書帽発) 昭和60年8月1日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウロキナーゼ前駆体産生性の線維芽細胞様細胞を
    培養して、ウロキナーゼ前駆体を製造するに際して、培
    養用担体として繊維状担体を用いることを特徴とするウ
    ロキナーゼ前駆体の製造方法。
  2. (2)繊維状担体の長さが、少なくとも10mm以上で
    ある特許請求の範囲第(1)項記載のウロキナーゼ前駆
    体の製造方法。
JP60113938A 1985-05-27 1985-05-27 ウロキナ−ゼ前駆体の製造方法 Pending JPS61271987A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6420082A (en) * 1986-12-27 1989-01-24 Chiyoda Chem Eng Construct Co Animal cell culture and device therefor

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921388A (ja) * 1982-07-29 1984-02-03 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 細胞培養方法
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JPS6062981A (ja) * 1983-09-13 1985-04-11 Green Cross Corp:The 線維素溶解酵素

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