JPH06305576A - トレイの交換装置 - Google Patents

トレイの交換装置

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Publication number
JPH06305576A
JPH06305576A JP5094555A JP9455593A JPH06305576A JP H06305576 A JPH06305576 A JP H06305576A JP 5094555 A JP5094555 A JP 5094555A JP 9455593 A JP9455593 A JP 9455593A JP H06305576 A JPH06305576 A JP H06305576A
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JP
Japan
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tray
inspection
component
socket
layer
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Application number
JP5094555A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Iwase
嘉孝 岩瀬
Hiroshi Yano
弘 矢野
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレイを誤って落下することなく、正確に積
層して交換することができるようにし、また構成の小形
化を図る。 【構成】 対を成す各支持部材34,35上に複数のト
レイTがそれぞれ重ねられており、一方の支持部材34
を上昇位置とし、他方の支持部材35を基準位置とし
て、第1移動手段である係止アーム10cによって、一
方の層Aの最上段のトレイTa1を他方の層Bの最上段
のトレイTb1上に移動して積層し、また昇降手段3
6,37と保持手段38,39と第2移動手段23とに
よって、他方の層Bの最下段のトレイTbnを、前記一
方の層Aの最下段のトレイTanの下方に移動して積層
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば電子部品など
を収納したトレイを自動的に交換して長時間にわたる連
続運転を可能にするトレイの交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品の自動実装機などに関連して設
けられるトレイの交換装置では、従来から、部品を収納
したトレイが空になったとき、新たなトレイと交換する
にあたっては、トレイの平坦な部分に、複数の吸着パッ
ドを吸着してトレイを上昇し、移動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、吸着パッドによって真空源からの負圧でトレイを吸
上げるので、そのトレイを誤って落下してしまうことが
生じる。またこのトレイを吸着して、積層されたトレイ
の最上段に、搬送ロボットによって移動して重ねる際
に、トレイを正確に位置決めしなければ、そのトレイが
正確に積層されず、もしも正確にトレイが積層されない
ときには、積層されたトレイが転倒するおそれが生じ
る。さらにまたこのような先行技術では、吸着パッドを
上述のように搬送ロボットで移動するので、全体の構成
が大形化する。
【0004】本発明の目的は、トレイを正確かつ確実に
交換することができるようにし、しかも構成を小形化す
ることができるようにしたトレイの交換装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のトレイ
をそれぞれ積層した対を成すトレイ群を支持する支持部
材と、前記各支持部材を、基準位置と、該基準位置から
トレイの高さよりもわずかに高い上昇位置と、基準位置
からトレイの高さよりもわずかに低い下降位置とに昇降
変位する昇降手段と、昇降手段によって、一方のトレイ
群の支持部材が上昇位置にあり、かつ、他方のトレイ群
の支持部材が基準位置にあるとき、前記一方のトレイ群
の最上段のトレイを前記他方のトレイ群の最上段に移動
する第1移動手段と、昇降手段によって一方のトレイ群
の支持部材が上昇位置にあり、かつ、他方のトレイ群の
支持部材が基準位置にあるとき、一方のトレイ群の最下
段のトレイと他方のトレイ群の下から2段目のトレイと
を保持する保持手段と、昇降手段によって各支持部材が
いずれも下降位置となるように保持されている状態で、
前記他方のトレイ群の最下段のトレイを前記一方のトレ
イ群の最下段へ移動する第2移動手段とを含むことを特
徴とするトレイの交換装置である。
【0006】
【作用】本発明に従えば、複数のトレイをそれぞれ積層
する一対のトレイ群を支持部材によって支持し、昇降手
段は前記支持部材を、基準位置と、該基準位置からトレ
イの高さよりわずかに高い上昇位置と、基準位置よりも
トレイの高さよりわずかに低い下降位置とに昇降変位す
ることができる。また、第1移動手段は、一方のトレイ
群の支持部材が上昇位置にあり、かつ、他方のトレイ群
の支持部材が基準位置にあるとき、前記一方のトレイ群
の最上段のトレイを他方のトレイ群の最上段に移動す
る。
【0007】これに引続き、保持手段は、前記一方のト
レイ群の支持部材上の最下段のトレイと、他方のトレイ
群の支持部材上で下から2段目のトレイとを保持する。
さらに、第2移動手段は、昇降手段によって前記一対の
支持部材がいずれも下降位置にあるとき、前記他方のト
レイ群の最下段のトレイを前記一方のトレイ群の最下段
へ移動する。
【0008】したがって、トレイを積層して精度良く高
密度に収納することができ、かつトレイの搬送距離を短
縮することができ、構成を小形化することができる。ま
た、第1および第2移動手段は、トレイを係止して引張
るアームなどで実現することができ、トレイが落下する
おそれはない。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例の交換装置51を簡
略化して示す斜視図であり、図2はその交換装置51を
備える電子部品の検査装置1の外観を示す正面図であ
り、図3は図2に切断面線A−Aで示す検査装置1の切
断面の平面図であり、図4は検査装置1の電気的構成を
示すブロック図である。電子部品の検査装置1には、マ
イクロコンピュータ用集積回路(IC)などの検査すべ
き電子部品の端子と、信号印加回路3a,3bとを接続
する一対のソケット2a,2bが設けられる。信号印加
回路3a,3bは、ソケット2a,2bに検査部品が接
続されているかどうかを検知し、各ソケット2a,2b
に装着されている検査部品に検査信号を与える。
【0010】前記信号印加回路3a,3bに検査信号を
出力し、検査結果に基づいて検査部品の良否を判定する
判定部6は、外部に接続されるパーソナルコンピュータ
などによって実現される。制御部7は、判定部6に記憶
されているプログラムに基づいて、検査装置1の全体の
動作を制御する。搬送部10は、一対の吸着ヘッド8
a,8bを有するエアチャック10a,10bと、係止
ヘッド8cを有する係止アーム10cと、スタンプヘッ
ド8dを有するスタンプアーム10dとからなり、エア
チャック10a,10bは前記ソケット2a,2bと収
納部9との間を電子部品を吸着して搬送する。
【0011】第1移動手段である係止アーム10cは、
係止ヘッド8cで後述のトレイ9a,9bを係止し、移
動する。またスタンプヘッド8dは、検査用電子部品が
検査の結果良品と判定された場合に、良品用トレイ9b
上で当該電子部品に良品であることを印字する。収納部
9は、検査部品用トレイ9a、良品用トレイ9b、不良
品収納部5から成り、前記検査部品用トレイ9aおよび
良品用トレイ9bは、後述するように検査装置1とは独
立して制御される変換装置51の一対のトレイから成
る。不良品収納部5は、図2に示すような、不良品を収
納する収納容器から成る。
【0012】位置決め突起4は、ヘッド8aで吸着され
た電子部品の本体をこれに当接することによって、検査
用電子部品の吸着位置のずれを補正し、エアチャック1
0aが判定部6のプログラムに従って水平および昇降変
位することによって正確にプログラムで指定されたソケ
ット2aまたは2bに検査部品を装着することができる
ように設けられる。
【0013】前記交換装置51は、大略的に、収納部9
および搬送部10によって構成されている。収納部9に
おいて、一対の支持部材34,35上には、層A,Bを
成してトレイTa1〜Tan,Tb1〜Tbn(以下、
総称するときは参照符Tで示す)がそれぞれ積層されて
支持される。それぞれ積層されて支持される。各支持部
材34,35は昇降手段36,37によって、上下に昇
降変位可能である。トレイTを保持するために、保持手
段38,39が設けられる。各層A,Bの上方には前記
搬送部10が設けられ、一方の層Aの最上段のトレイT
a1を、他方の層Bの最上段のトレイTb1の上に移動
することができる。この搬送手段10は、トレイTを係
合して移動する係止アーム10c、また層Aの最上段に
あるトレイ、たとえばTa1内に収納されている電子部
品を吸着して、ソケット2a,2bなどの装着位置に移
動することができるためのエアチャック10aなどを備
える。この搬送部10は、ビーム13に沿ってX方向に
変位可能であり、このビーム13は、駆動源14によっ
てビーム15に沿ってY方向に変位可能である。層A,
B間には、平板状の仕切り板16が固定して設けられ
る。
【0014】図5は、トレイTa1の斜視図である。こ
のトレイTa1は、電子部品が収納されるトレイ本体1
7と、そのトレイ本体17が取付けられるパレット18
とから成る。
【0015】図6は図5の切断面線III−IIIから
見た断面図であり、図7は図5の切断面線IV−IVか
ら見た断面図である。パレット18の両側部には、保持
手段38,39のための保持孔19と端壁の保持孔20
とが形成されており、また第1移動手段である係止ヘッ
ド8cのための係止孔21が形成される。第2移動手段
23は、一方の支持部材36によって支持されている層
Bの最下段のトレイTbnを、層Aの最下段のトレイT
anの下方に移動する働きをする。
【0016】パレット18の収納凹所25には、トレイ
本体17が収納され、このトレイ本体17およびそれに
収納されている電子部品は、パレット18の上端から上
方に突出することはない。残余のトレイTa2〜Ta
n;Tb1〜Tbnもまた同様な構成となっている。
【0017】図8は図1に示す収納部9を詳細に示す平
面図であり、図9はその側面図であり、図10はその正
面図である。これらの図8〜図10において、搬送部1
0は省略する。層Aおよび層BのトレイTを案内するた
めに、案内枠27,28が設けられている。各層A,B
に関連して、支持部材34,35を、基準位置と、上昇
位置と、下降位置とに昇降変位し、空気圧シリンダなど
によって実現される昇降手段36,37それぞれが設け
られる。これらの昇降手段36によって支持部材34が
上昇位置にあり、昇降手段37によって支持部材35が
基準位置にあるとき、支持部材34上の最下段のトレイ
Tanと支持部材35上の下から2段目のトレイTb
(n−1)は、保持手段38,39によって保持され
る。
【0018】前記保持手段38,39は、3つの複動空
気圧シリンダ38a,38b,38c;39a,39
b,39cによって実現される。たとえばトレイTの保
持孔19には、シリンダ38a,38bまたは39a,
39bのピストン棒に固定されている保持片28a,2
8b;29a,29bを嵌入して係止することができ、
また保持孔20には、シリンダ38c,39cのピスト
ン棒に固定されている保持片28c,29cを嵌入して
係止することができる。
【0019】第2移動手段23は、支持部材34,35
の下方に配置される複動シリンダ30を有し、このシリ
ンダ30の係止片31がトレイTの係止孔21に突出し
て嵌り込み、図8の矢符32で示される方向に移動する
ことによって、層Bの最下段のトレイTbnを、層A側
に移動することができる。
【0020】図11は図4〜図10に示される収納部9
の動作を説明するための側面図であり、図12はその動
作を説明するためのタイミングチャートである。図11
では、n=4としてトレイTa1〜Ta4;Tb1〜T
b4が具体的に示されているが、図4、図9および図1
0では、さらに多数のトレイが示されている。これらの
図面を参照して、図11(1)では、支持部材34,3
5は昇降手段36,37によって基準位置となってお
り、一方の層Aの最上段にはトレイTa1が配置され、
もう1つの層Bの最上段にはトレイTb1が設けられ
る。層AのトレイTa1を層BのトレイTb1上に移動
し、その層Bの最下段のトレイTb4を、層Aの最下段
のトレイTa4の下に移動するために、次に示すように
動作が自動的にマイクロコンピュータなどによって制御
される。
【0021】図11(2)に示されるように、支持部材
34は昇降手段36の働きによって、図11(1)の基
準位置から上昇位置に上昇される。この上昇位置は、基
準位置からトレイTの高さh1(前述の図6参照)より
もわずかに高い位置であり、これによって最上段のトレ
イTa1は、係止アーム10cの働きによって、矢符3
3で示されるように層B側に移動され、仕切り板16を
越えてトレイTb1上に水平移動されて乗載され、図1
1(3)の状態となる。この状態で、すなわち支持部材
34が上昇位置にあり、支持部材35が基準位置にある
状態で、保持手段38,39によって、トレイTa4,
Tb3が落下しないように受けられて保持される。
【0022】次に図11(4)に示されるように、支持
部材34は、基準位置に移動される。続いて図11
(5)に示されるように、支持部材34,35は昇降手
段36,37によって下降位置に変位される。この下降
位置というのは、基準位置からトレイTの高さh1より
もわずかに低い位置であり、これによって支持部材35
上の層Bの最下段のトレイTb4は、仕切り板16の下
方を経て、第2移動手段23の働きによって矢符32で
示されるように移動される。こうしてトレイTb4は、
図11(6)に示されるように、支持部材34上に乗載
される。
【0023】次に図11(7)に示されるように、支持
部材34,35は基準位置に上昇される。支持部材35
はさらに、図11(8)に示されるように上昇位置に移
動される。そこで保持部材38,39によるトレイTa
4,Tb3の保持状態が解除され、支持部材35が基準
位置に復帰して、図11(9)の状態となる。
【0024】このようにして、図11(1)の層Aの最
上段のトレイTa1の部品が空になったとき、その空に
なったトレイTa1を層Bに移動し、これによって図1
1(9)に示されるように、層Aでは最上段のトレイT
a2に収納されている電子部品の供給を引続き行うこと
が可能になる。この図11(9)の層Aの最上段のトレ
イTa2の位置は、図11(1)の層Aの最上段のトレ
イTa1と同一の高さである。
【0025】図13、図14、図15および図16は、
検査装置1の検査動作を説明するためのフローチャート
である。ステップs1においてエアチャック10aのヘ
ッド8aは検査部品用トレイ9aに移動し、検査用電子
部品であるマイクロコンピュータがあるかどうかを調べ
る。このとき検査部品がなければステップs2に移る。
ステップs2では、ステップs1において検査部品の有
無を調べたトレイ9aの収納位置が、検査部品用トレイ
9aの最後の部品収納位置であるかどうかを調べる。こ
のとき、最後の部品収納位置であれば、検査を終了す
る。また、最後の収納位置でなければステップs3に移
り、エアチャック10aは次の検査部品収納位置に移動
した後、ステップs1に戻る。
【0026】ステップs1において検査部品があればス
テップs4に移り、ステップs4ではヘッド8aは1個
目の検査部品を吸着して保持し、ソケット2aに当該検
査部品を搬送する。ステップs5ではヘッド8aは前記
検査部品をソケット2aに装着する。次にステップs6
では、ソケット2aでの検査を開始する。
【0027】ステップs7においてヘッド8aは検査部
品用トレイ9aに移動し、2個目の検査部品があるかど
うかを調べる。このとき検査部品用トレイ9aに検査部
品があれば図14のフローチャートに示すステップs1
5に移り、検査部品がなければステップs8に移る。ス
テップs8では、ステップs7で検査部品の有無を調べ
たトレイ9a内での電子部品の収納位置が、検査部品用
トレイ9aの最後の部品収納位置であるかどうかを調べ
る。このとき最後の部品収納位置であればステップs1
0に移り、そうでなければステップs9に移る。ステッ
プs9では、ヘッド8aは、次の部品収納位置に移動
し、ステップs7に戻る。
【0028】ステップs10では、ソケット2aで検査
が終了したかどうか調べ、検査が終了していればステッ
プs11に移り、検査が終了していなければ再びステッ
プs10に戻り、ヘッド8bはソケット2a上で待機す
る。ステップs11では、ヘッド8bが検査を終了した
部品を取外す。ステップs12ではソケット2aで検査
された検査部品の良否を判定する。このとき当該検査部
品が良品であればステップs13に移り、不良品であれ
ばステップs14に移る。ステップs13では、ヘッド
8bは検査部品を良品用トレイ9bに搬送して検査を終
了する。ステップs14では、ヘッド8bは検査部品を
不良品収納部5に搬送し、検査を終了する。
【0029】ステップs7において、検査部品用トレイ
9aに検査部品があればステップs15に移る。ステッ
プs15では、ヘッド8aは検査部品を吸着し、検査部
品用トレイ9aからソケット2bに搬送する。ステップ
s16では、前記エアチャック10aはソケット2bに
当該検査部品を装着する。
【0030】ステップs17では、エアチャック10a
は検査部品用トレイ9aに移動し、検査部品用トレイ9
aに検査部品があるかどうかを調べる。このとき、検査
部品がなければステップs18に移り、検査部品があれ
ば図15に示すステップs31に移る。ステップs18
では、ステップs17で検査部品の有無を調べた部品の
収納位置が、検査部品用トレイ9aの最後の部品収納位
置であるかどうかを調べる。ステップs18において、
前記収納位置が最後の収納位置であるときはステップs
20に移り、そうでなければステップs19に移る。ス
テップs19において、エアチャック10aは検査部品
用トレイ9aの次の部品収納位置に移動し、ステップs
17に戻る。
【0031】ステップs20では、ソケット2aにおい
て検査が終了したかどうか調べ、検査が終了していれば
ステップs21に移り、検査が終了していなければステ
ップs20を繰返し、エアチャック10bはソケット2
a上で待機する。ステップs21では、エアチャック1
0bがソケット2aから検査部品を取外し、次のステッ
プs22に移る。ステップs22では、ソケット2aで
検査された検査部品の良否を判定する。このとき当該検
査部品が良品であれば、ステップs23に移り、不良品
であればステップs24に移る。ステップs23では、
エアチャック10bは検査の終了した検査部品を良品用
トレイ9bに搬送し、ステップs25に移る。ステップ
s24では、エアチャック10bは検査の終了した部品
を不良品収納部5に搬送し、ステップs25に移る。
【0032】次のステップs25では、ソケット2bに
おいて検査を開始する。ステップs26では、ソケット
2bで検査が終了したかどうかを調べる。このとき検査
が終了すればステップs27に移り、検査が終了してい
なければステップs26を繰返し、エアチャック10b
がソケット2b上で待機する。ステップs27では、エ
アチャック10bがソケット2bから検査の終了した部
品を取外す。ステップs28では、ソケット2bで検査
された検査部品の良否を判定する。このとき、当該検査
部品が良品であればステップs29に移り、不良品であ
ればステップs30に移る。ステップs29では、エア
チャック10bが検査部品を良品用トレイ9bに搬送
し、動作を終了する。またステップs30では、エアチ
ャック10bは検査部品を不良品収納部5に搬送し、動
作を終了する。
【0033】前述のステップs17において検査部品用
トレイ9aに検査部品があれば、図15に示すステップ
s31に移る。ステップs31では、奇数個目の検査部
品をヘッド8aに吸着し、ソケット2aに搬送する。ス
テップs22では、ソケット2aにおける検査が終了し
たかどうかを判断する。このとき、ソケット2aで検査
が終了していればステップs33に移り、検査が終了し
ていなければステップs32を繰返し、ヘッド8bがソ
ケット2aの直上に位置し検査の終了を待つ。ステップ
s33では、ヘッド8bがソケット2aから検査の終了
した部品を取外す。ステップs34では、ヘッド8aが
吸着している検査部品をソケット2aに装着する。
【0034】ステップs35では、ソケット2aにおい
て検査を終了した部品の良否を判定する。このとき、当
該検査部品が良品であればステップs36に移り、検査
部品が不良品であればステップs37に移る。ステップ
s36では、エアチャック10bは検査の終了した部品
を良品用トレイ9bに搬送し、ステップs38に移る。
ステップs37において、エアチャック10bは検査の
終了した部品を不良品収納部5に搬送し、ステップs3
8に移る。
【0035】ステップs38では、ソケット2bに装着
されている検査部品の検査を開始する。ステップs39
では、エアチャック10aが検査部品用トレイ9aに移
動し、検査部品用トレイ9aに検査部品があるかどうか
を調べる。このとき、検査部品があればステップs42
に移り、検査部品がなければステップs40に移る。ス
テップs40では、ステップs39で検査部品の有無を
調べた収納位置が、検査部品用トレイ9aの最後の部品
収納位置であるかどうかを調べる。このとき、前記収納
位置が最後の部品収納位置であれば、図16に示すステ
ップs50に移り、そうでなければステップs41に移
る。ステップs41ではエアチャック10aは検査部品
用トレイ9aの次の部品収納位置に移動し、ステップs
39に戻る。
【0036】ステップs42では、ヘッド8aは検査部
品用トレイ9aから偶数個目の検査部品を吸着し、ソケ
ット2bに搬送する。ステップs43では、ソケット2
bにおいて検査が終了したかどうを調べる。このとき検
査が終了していればステップs44に移り、検査が終了
していなければステップs43を繰返し、ヘッド8bが
ソケット2b上で待機する。ステップs44では、ヘッ
ド8bがソケット2bから検査を終了した部品を取外
す。ステップs45では、ヘッド8aに吸着している検
査部品をソケット2bに装着する。ステップs46で
は、ソケット2bにおいて検査を終了した検査部品の良
否を判定する。このとき、当該検査部品が良品であれば
ステップs47に移り、検査部品が不良品であればステ
ップs48に移る。ステップs47では、エアチャック
10bは検査の終了した部品を良品用トレイ9bに搬送
し、ステップs49に移る。ステップs48では、エア
チャック10bは検査を終了した部品を不良品収納部5
に搬送し、ステップs49に移る。ステップs49で
は、ソケット2aにおいて部品の検査を開始し、図14
に示すステップs17に戻る。
【0037】ステップs40において、ステップs39
で検査部品の有無を調べた収納位置が検査部品用トレイ
9aの最後の部品収納位置であった場合には、図16に
示すステップs50に移る。ステップs50では、ソケ
ット2bにおいて部品の検査が終了したかどうかを調べ
る。このとき検査が終了していればステップs51に移
り、検査が終了していなければステップs50を繰返
し、ヘッド8bがソケット2b上で待機する。ステップ
s51では、ヘッド8bがソケット2bから検査の終了
した部品を取外す。ステップs52では、ソケット2b
で検査を終了した部品の良否を判定し、良品であればス
テップs53に移り、部品が不良品であればステップs
54に移る。ステップs53では、エアチャック10b
は前記部品を良品用トレイ9bに搬送し、ステップs5
5に移る。ステップs54では、エアチャック10bは
前記部品を不良品収納部5に搬送し、ステップs55に
移る。
【0038】ステップs55では、ソケット2aにおい
て検査部品の検査を開始する。ステップs56におい
て、ソケット2aの検査が終了したかどうかを調べる。
このとき検査が終了していればステップs57に移り、
検査が終了していなければステップs56を繰返し、ヘ
ッド8bはソケット2a上で待機する。ステップs57
では、ヘッド8bがソケット2aから検査を終了した部
品を取外す。ステップs58では、ソケット2aの検査
結果に基づいて検査部品の良否を判定する。このとき当
該検査部品が良品であればステップs59に移り、検査
部品が不良品であればステップs60に移る。ステップ
s59では、エアチャック10bの検査の終了した部品
を良品用トレイ9bに搬送し、動作を終了する。またス
テップs60では、エアチャック10bが検査を終了し
た部品を不良品収納部5に搬送し、動作を終了する。
【0039】以上のように本実施例では、交換装置51
の収納部9において、複数のトレイを積層して支持する
一対の支持部材34,35を、昇降手段36,37によ
って基準位置と上昇位置と下降位置との合計3つの各位
置に昇降変位することができるようにし、支持部材35
が基準位置にあるときにおける下から2段目のトレイを
保持手段39によって受けて保持することができるよう
にし、一方の層Aの最上段のトレイTa1を係止アーム
10cによって他方の層Bの最上段に移動することがで
きるようにし、また第2移動手段23によって、前記他
方の層Bの最下段のトレイTbnを前記一方の層Aの最
下段へ移動することができるようにし、こうしてトレイ
交換を行うことができるようにしたので、トレイを誤っ
て落下してしまうという恐れがない。また、位置決め
が、簡単な構成で正確に達成され、トレイを正確に重ね
て積層することができるようになり、そのため多段に重
ねたトレイが転倒する恐れがなく、さらにトレイを搬送
する構成の簡略化が図られ、構成を小形化することがで
きる。このようにして、トレイに収納されている検査部
品を長時間にわたって連続的に供給することができる。
【0040】また、本実施例によれば、電子部品の検査
装置1は、一対のソケット2a,2bを介して検査部品
と検査装置1とを接続するにあたって、各ソケット2
a,2bの接続を切換えることによって各ソケット2
a,2bに接続される検査部品を交互に検査する。した
がって、一方のソケット2aにおいて検査部品を脱着し
ている間、他方のソケット2bにおいて検査部品の検査
を行うことができる。したがって、検査部品の脱着時の
待ち時間がなく、効率良く検査を行うことができる。
【0041】さらにまた本実施例によれば、エアチャッ
ク10a,10bはソケット2a,2bのいずれか一方
での検査部品の検査中に、いずれか他方の検査部品を交
換し、交換が終了するといずれか一方の直上で検査の終
了を待つ。したがって、前記いずれか一方での検査が終
了するとすぐに検査を終了した部品をエアチャック10
bで取外し、エアチャック10aが保持する検査部品を
装着することができる。これによって検査時間が比較的
短くても、判定部6の空き時間を短くして、さらに検査
効率を向上することができる。
【0042】さらにまた本実施例によれば、エアチャッ
ク10aは、位置決め突起4に検査部品を当接し、検査
部品の吸着時に生ずる吸着位置のずれを補正するので、
検査部品の端子を正確にソケット2a,2bに挿入する
ことができる。
【0043】さらに前記エアチャック10a,10b
は、水平方向には一体的に変位し、上下方向には独立し
て昇降変位可能に取付けられる。エアチャック10aの
ヘッド8aとエアチャック10bのヘッド8bとの水平
距離は、ヘッド8aに吸着された検査部品本体が位置決
め突起に当接するとき、ヘッド8bはソケット2aの直
上に位置するように定められる。したがって、ソケット
2aに装着する部品の位置決めと、ソケット2aで検査
の終了した電子部品の取外しとを一動作の水平移動で行
うことができ、無駄な動作をせずにソケット2aにおい
て検査部品を取替えることができる。
【0044】さらにまた、検査部品用トレイ9aと良品
用トレイ9bとは図1に示すような交換装置51の収納
部9の最上段に位置する一対のトレイであって、検査部
品用トレイ9aに収納されている検査部品は、検査装置
1の各ソケット2aまたは2bで検査され、このうち良
品と判定された検査部品は隣接する空の良品用トレイ9
bに収納される。検査部品用トレイ9aに収納される全
ての検査部品の検査が完了すると、良品用トレイ9b
は、該良品用トレイ9bが積層される層Bの下方に移動
され、前述の空になった検査部品用トレイ9aが前記層
Bに乗載され、この空になった検査部品用トレイ9a
は、次に良品用トレイ9bとして使用される。また、前
記層Bの最下段のトレイは、検査部品用トレイ9aが積
層される層Aの最下段に移動され、前記層Bが下方に一
段移動されることによって、次に層Aの最上段に位置す
るトレイが検査部品用トレイ9aとして使用される。し
たがって、本実施例の交換装置51の収納部9におい
て、空のトレイは常に1個であって、残余の全てのトレ
イに検査用電子部品あるいは良品と判定された電子部品
を収納することができ、収納効率が良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のト
レイを積層してそれぞれ支持する一対の支持部材を昇降
変位することができるようにし、他方のトレイ群の支持
部材が基準位置にあるときにおける下から2段目のトレ
イを保持手段によって保持する。また、一方のトレイ群
の最上段のトレイを前記他方のトレイ群の最上段に移動
し、他方のトレイ群の最下段のトレイを前記一方のトレ
イ群の最下段へ移動する。以上のようにしてトレイの交
換を行うことができるようにしたので、トレイを誤って
落下してしまうという恐れがない。また位置決めが、簡
単な構成で正確に行なわれ、トレイを正確に重ねて積層
することができる。したがって、多段に重ねたトレイが
転倒する恐れがなく、さらにトレイを搬送する構成の簡
略化を図ることができ、構成を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の交換装置51を簡略化して
示す斜視図である。
【図2】前記交換装置51を備える電子部品の検査装置
1の外観を示す正面図である。
【図3】図2に切断面線A−Aで示す検査装置1の切断
面の平面図である。
【図4】検査装置1の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図5】トレイTa1の斜視図である。
【図6】パレット18を図5に示す切断面線III−I
IIから見た断面図である。
【図7】図5に示す切断面線IV−IVから見たパレッ
ト18の断面図である。
【図8】図1に示す収納部9を詳細に示す平面図であ
る。
【図9】図8に示す収納部9の側面図である。
【図10】図8に示す収納部9の正面図である。
【図11】収納部9の動作を説明するための側面図であ
る。
【図12】収納部9の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図13】検査装置1の検査動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図14】検査装置1の検査動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図15】検査装置1の検査動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図16】検査装置1の検査動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 検査装置 2a,2b ソケット 3a,3b 信号印加回路 5 不良品収納部 6 判定部 7 制御部 8a,8b 吸着ヘッド 8c 係止ヘッド 9 収納部 9a 検査部品用トレイ 9b 良品用トレイ 10 搬送部 10a 装着用エアチャック 10b 取外し用エアチャック 10c 係止アーム 34,35 支持部材 36,37 昇降手段 38,39 保持手段 51 交換装置 A,B 層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトレイをそれぞれ積層した対を成
    すトレイ群を支持する支持部材と、 前記各支持部材を、基準位置と、該基準位置からトレイ
    の高さよりもわずかに高い上昇位置と、基準位置からト
    レイの高さよりもわずかに低い下降位置とに昇降変位す
    る昇降手段と、 昇降手段によって、一方のトレイ群の支持部材が上昇位
    置にあり、かつ、他方のトレイ群の支持部材が基準位置
    にあるとき、前記一方のトレイ群の最上段のトレイを前
    記他方のトレイ群の最上段に移動する第1移動手段と、 昇降手段によって一方のトレイ群の支持部材が上昇位置
    にあり、かつ、他方のトレイ群の支持部材が基準位置に
    あるとき、一方のトレイ群の最下段のトレイと他方のト
    レイ群の下から2段目のトレイとを保持する保持手段
    と、 昇降手段によって各支持部材がいずれも下降位置となる
    ように保持されている状態で、前記他方のトレイ群の最
    下段のトレイを前記一方のトレイ群の最下段へ移動する
    第2移動手段とを含むことを特徴とするトレイの交換装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008001063A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Yokohama Rubber Co Ltd:The シート状部材の保管装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015327A (ja) * 1983-07-08 1985-01-26 Motoda Electronics Co Ltd 製品搬送装置

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Effective date: 19981027