JP3954250B2 - 部品装着方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品装着方法に関し、複数種類の電子部品を回路基板に装着して電子回路基板を製造するような場合に適用される。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子回路基板は電子機器の多機能化、電子部品の多部品化が進むなか、大小のコネクタ、電子部品など多種類の部品が装着されるようになっている。これら多種類の部品の全てにつき安定して迅速かつ確実に装着を行う作業装置に供給するのに、それぞれの部品の形態や大きさに対応した荷姿での取り扱いが行われる。
【0003】
本発明の実施の形態を示す図1を参照すると、小さな電子部品の多くはテープにその長手方向に整列して収納したテーピング部品とし、これをリール2に巻き取って取り扱われ、リール2を扁平な部品供給カセット3に装着してテーピング部品を繰り出すことで、テープに収納している電子部品を必要の都度1つずつ送り出し供給する。
【0004】
テーピングに向かない大型な電子部品や異形部品は、パレット4に縦横に整列した状態で収納してパレット収納部品として取り扱われ、異種の電子部品を収納した各種のパレット4はパレット収納カセット5に個々に出し入れできるように多段に収納し、それを昇降機構6により昇降させて部品供給に必要なパレット4を出し入れ位置に移動させパレット収納カセット5から出し入れ機構7によって引き出されるようにし、この引出し状態でパレット4に収納している電子部品10を供給できるようにする。
【0005】
このように荷姿の違う部品を供給して電子回路基板を生産するのに従来、図6に示すような供給される電子部品aを複数の吸着ノズルbにより順次にピックアップして回路基板cに順次装着し電子回路基板を生産する作業装置dが用いられ、電子部品aの供給は前記したようなテーピング部品を取り扱う部品供給カセットeを装備した部品供給部fだけを用いることが行われている。この場合、部品供給部fを作業装置dに対して左右に設置し、電子回路基板の製造に必要な電子部品aを左右交互に用いて効率よく供給し、あるいは電子回路基板に必要な多種類な電子部品aの全てを分担して供給できるようにされる。
【0006】
この場合の代表的な部品供給モードは次の3つである。
【0007】
▲1▼ 左右一方の部品供給部fからの部品供給だけで、1つの種類の電子回路基板を生産し、他方の部品供給部fからは前回とは異なった種類または組合せの電子部品を供給して異なった種類の電子回路基板が生産されるようにし、多品種少量生産に対応する。いわゆる準備モードである。
【0008】
▲2▼ 左右の部品供給部fに同じ部品を収納して、左側の部品供給部fと右側の部品供給部fとの一方からの部品供給により電子回路基板を生産した後、次の電子回路基板の生産を他方からの部品の供給により行うことで、各部品供給部fで部品切れが生じても、待機中に部品を補給しておけるようにする。いわゆる交互モードでこのような部品切れに対応できることにより、長時間の稼動が可能になるので、少品種大量生産に向く。
【0009】
▲3▼ 左右の部品供給部fに異なった部品を収納して、より多くの種類の部品を供給できるようにする。いわゆる接続モードであり、部品数の多い電子回路基板を生産するのに向く。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように荷姿が共通した電子部品だけを供給して電子回路基板を生産するのでは、多くの場合異なった荷姿で供給される電子部品も必要とするので、荷姿が異なる種類の部品を用いた電子回路基板を生産するのに、作業装置および部品供給部を組み合わせた部品装着装置が、荷姿が異なる部品の種類数だけ必要となり不便である。
【0011】
また、準備モードで移載動作を介して供給する部品供給部としたとき、パレットの切替え引き出し、電子部品移載の時間が直接、作業装置への部品供給サイクルに影響するので部品の供給効率が低下し、生産性が大幅に低下する。接続モードでは生産する電子回路基板の種類換えに長い時間が掛かる。
【0012】
これらの問題に対応するのに、図1に示す本発明に係る実施の形態のように、前記パレット4に収納されるパレット収納部品と部品供給カセットに収納されるテーピング部品といった荷姿の違う電子部品10を取り扱う異なった部品供給部13、25を併設し、1つの電子回路基板を生産するのに必要な、より多くの、あるいは全ての電子部品10を供給できるようにすることが考えられる。
【0013】
しかし、パレット収納部品はパレット収納カセット5を昇降させて所定の部品を収納したものを切替え引き出してしか供給を受けられないし、その荷姿や電子部品10の大きさ、形状などのために、部品1つ1つを供給できる速度や供給する部品の作業装置8との間の受け渡し速度の限界が、部品供給カセット3でテーピング部品を取り扱う場合に比し低いために、部品供給頻度が比較的低いものの、テーピング部品の供給速度に対応せず全体としての部品供給速度を下げる原因になりかねない。
【0014】
そこで、部品供給部25による作業装置8へのテーピング部品の供給に併せ、パレット収納部品につき従来の移載動作を介した部品の供給を採用して作業装置8に供給するのに、パレット収納カセット5を装備した部品供給部13にて供給される複数種類の電子部品10を、部品移載手段9により作業装置8が必要とする電子部品10の種類の順序に従い順次にピックアップして、部品移載テーブル11上の複数の部品保持部12に予め移載して待機させ、部品移載テーブル11の移動でその都度必要とされる種類の電子部品10が移載されている部品保持部12を作業装置8への部品供給位置に位置させることにより、作業装置8が部品供給位置に位置された電子部品10をピックアップして装着対象である回路基板15に装着し電子回路基板16を製造するようなことが考えられる。
【0015】
しかし、部品移載テーブル11は通常回転により、電子部品10の移載を受ける部品保持部12の切替えや保持している電子部品10を供給する部品保持部12の切替えを行うが、1つの部品移載テーブル11での部品保持部12の設置はスペースの問題などで経験上16個程度が限度となっている。従って、このような荷姿の違う電子部品を供給する複数の部品供給部13、25などを併設しても、部品の供給効率はなお悪く電子回路基板の生産能率が思うように上がらないといった問題がある。
【0016】
本発明の目的は、荷姿の違う部品を取り扱う異なった部品供給部を複数ずつ用いて、多くの種類の部品を効率よく供給して生産能率が向し、生産品の種類換えにも短時間に対応できる部品装着方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の部品装着方法は、複数の部品供給カセットを装備したR側第1の部品供給部と、複数の部品供給カセットを装備したL側第1の部品供給部と、部品収納部に収納された部品を部品移載テーブルに保持するR側第2の部品供給部と、部品収納部に収納された部品を部品移載テーブルに保持するL側第2の部品供給部とを用いて作業装置に部品を供給し、装着対象に部品を装着する部品装着方法において、前記R側第1の部品供給部と、前記L側第2の部品供給部とを第1の対にし、前記L側第1の部品供給部と、前記R側第2の部品供給部とを第2の対にし、前記第1の対にて作業装置に部品を供給する第1たすき掛け供給と、前記第2の対にて作業装置に部品を供給する第2たすき掛け供給とを切替えて作業装置に部品を供給することを特徴としている。
【0020】
本発明によれば、作業装置に対し、左右両側に2つある第1の部品供給部(L側第1の部品供給部およびR側第1の部品供給部)と、左右両側に2つある第2の部品供給部(L側第2の部品供給部およびR側第2の部品供給部)との、左側にある第1の部品供給部(L側第1の部品供給部)および右側にある第2の部品供給部(R側第2の部品供給部)を対(第2の対)にし、左側にある第2の部品供給部(L側第2の部品供給部)および右側にある第1の部品供給部(R側第1の部品供給部)を対(第1の対)にし、これら2つの対を、作業装置で所定の部品の装着が終了した都度切替え用いて部品を供給するたすき掛け供給(第1のたすき掛け供給および第2のたすき掛け供給)を行っているので、この2つの対において左右両側に分かれた第1、第2の部品供給部の対からの部品の供給により作業装置に部品を供給して装着対象に所定の部品を分担して供給するのに、部品の供給を分担する第1、第2の部品供給部の一方が非供給側となる間に、他方との間が離れていることにより部品の簡単な補給を行って部品切れに対応しやすくすることができるし、部品の移載動作を行う部品供給部では部品を供給する合間の時間を利用して十分な数の部品を移載しておけるので、移載動作を介して部品を供給することで生産性が低下するようなことを防止することができ、しかも、前記2つの対において一方側の左右両側に分かれた第1、第2の部品供給部の対が部品供給している間、休止中となる他方側の左右両側に分かれた第1、第2の部品供給部は、部品の補給は勿論、部品の交換などが行えるので、多量生産や生産品の品数換えにも容易に対応できる。
【0024】
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴は、可能な限りそれ単独で、あるいは種々な組み合わせで複合して用いることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る部品装着方法につき、図1〜図5を参照してその実施例とともに詳細に説明し、本発明の理解に供する。
【0026】
本実施の形態は、主としてパレット収納カセット5に収納された図1に示す大型の電子部品10が代表するような非テーピング部品であるパレット収納部品を、第2の部品供給部13において移載動作を介して供給し、また、部品供給カセット3に収納保持された図示しないテーピング部品を、第1の部品供給部25において移載動作なしに供給することを複合して行い、作業装置8が供給される各種の電子部品10を図1に示すような装着対象としての回路基板15に電子部品10を仮止め状態または固定状態に装着して電子回路基板16を半製品、または製品として製造する場合の一例である。しかし、これに限定されることはなく、異なった荷姿の各種部品を、その荷姿に対応するために異なった複数の部品供給部から、少なくともその1つでは、移載動作を伴い、今1つでは移載動作を伴わないで、部品を供給して作業装置8によって装着対象に所定の部品の装着が行われるようにして各種の製品を製造する場合に本発明は適用されて有効である。
【0027】
本発明の実施の形態に係る部品の供給方法は、説明の簡単のために2種の部品供給部13、25を2つずつ併設した場合を例に説明する。電子部品10を1つずつ送り出し供給する部品供給カセット3を必要数着脱できるように装備し、部品供給カセット3が並ぶ方向の移動により、作業装置8が必要としている電子部品10を収納している部品供給カセット3を、作業装置8の部品供給位置に位置させて部品を送り出し、作業装置8に供給する第1の部品供給部25を2つと、部品収納部であるパレット収納カセット5から供給される各種の電子部品10を、作業装置8で必要とする順序で部品移載手段9により順次にピックアップして部品移載テーブル11に有する複数の部品保持部12に予め移載し、部品移載テーブル11の移動で作業装置8が必要とする電子部品10を保持している部品保持部12を、作業装置8への部品供給位置に位置させて、その部品保持部12が保持している電子部品10を作業装置8に供給する第2の部品供給部13を2つ併設しておき、作業装置8で所定の数および種類の電子部品10を回路基板15に順次装着して生産する電子回路基板16の種類に応じて、2つある第1の部品供給部25と、2つある第2の部品供給部13とを用いる組合せを選択して作業装置8に電子部品10を供給し、回路基板15に所定の数および種類の電子部品10が順次装着されるようにする。
【0028】
第1の部品供給部25によっては、部品供給カセット3に収納されたテーピング部品を、部品供給カセット3を保持した部品供給部25の部品供給カセット3が並ぶ方向の移動によって、作業装置8が必要とする電子部品10を収納している部品供給カセット3を作業装置8への部品供給位置に位置させて、電子部品10を送り出し供給する。
【0029】
第2の部品供給部13によっては、パレット収納カセット5から各種電子部品10を収納したパレット4を引き出して供給される複数種類の電子部品10を、部品移載手段9により作業装置8が必要とする電子部品10の種類の順序に従い、移載ヘッド21の必要位置への移動と吸着ノズル22の下動、吸着、上動により順次にピックアップして、部品移載テーブル11上の複数の部品保持部12上に、移載ヘッド21の移動、吸着ノズル22の加工、吸着解除、上動によって予め移載して待機させる。一方、部品移載テーブル11の移動でその都度必要とされる種類の電子部品10が移載されている部品保持部12を作業装置8への部品供給位置に位置させることにより、作業装置8が部品供給位置に位置された電子部品10をピックアップして図1に示すような認識カメラ23での撮像情報などを基に良否を判定した後、良品のみを装着対象である回路基板15に装着し、不良品は廃棄部24などへ廃棄し次の代替部品となる電子部品10の供給を待って作業装置8でのピックアップを再度行い良品のみを回路基板15に装着することを繰り返す。このような部品移載テーブル11と部品移載手段9との協働により、作業装置8が必要とする電子部品10の移載を伴い効率よくかつ安定して作業装置8に確実に供給するようにしながら、作業装置8で製造する電子回路基板16の歩留まりを高めることができる。
【0030】
本実施の形態の作業装置8は多種類の電子部品10の供給を受けてそれを順次にピックアップして効率よく取り扱い回路基板15に装着できるように、装着ヘッド34のまわりに部品取り扱いツールとしての複数の吸着ノズル35を持っている。図に示す実施例では特に、作業装置8は回路基板収納カセット31から回路基板15を1枚ずつ供給され、それをローディング部32から順次導入して部品装着位置に図1に示すように位置決めして、装着ヘッド34により電子部品10を装着し、装着を終えた電子回路基板16はアンローディング部33を通じて順次排出する。装着ヘッド34は複数の吸着ノズル35を部品供給位置と部品装着位置との間を繰り返し巡回移動させ、部品供給位置にて前記供給される電子部品10を吸着ノズル35の下動、吸着、上動によってピックアップした後、それを部品供給位置まで持ち運び回路基板15への装着を行うが、部品供給位置と部品装着位置との間でピックアップした電子部品10の良否の判定が行われ、この判定に従い電子部品10の装着、または廃棄とピックアップのやり直しを行う。電子部品10の装着動作の方式は特に問うものではない。
【0031】
本実施の形態では、以上のように多数並ぶ部品供給カセット3に電子部品10を収納して効率よく供給できるようにする第1の部品供給部25と、大型や特殊形状などのために部品供給カセット3では取り扱えない電子部品10が、それぞれに適した荷姿でパレット収納カセット5に収納された各パレット4にて供給されるのを、部品移載手段9により移載ヘッド21、吸着ノズル22を用いピックアップして部品移載テーブル11へ予め移載しておいて必要に応じ供給できるようにする第2の部品供給部13とを併用することにより、荷姿の異なる電子部品10を含む多くの種類の電子部品10を供給できるようにする。
【0032】
特に、これら第1の部品供給部25と第2の部品供給部13がそれぞれ2つずつ併設されているのを、作業装置8で所定の電子部品10を回路基板15に順次装着して生産する電子回路基板16の種類に応じた組合せを選択して作業装置8に部品を供給することにより、部品供給の効率化を図って生産性を高めることができるとともに、休止中となる組合せの部品供給部では、電子部品10の前持っての移載動作、電子部品10の入れ替えや補充をしておけるので、電子部品10の移載動作、部品切れや生産品の種類の切替えに時間のロスなく対応することができ、部品切れや生産品の種類を切替えるために生産性が低下するようなことはない。従って、少種多量生産、多種少量生産のいずれにも好適である。
【0033】
ここで、図に示す実施例の場合のように、2つずつある第1、第2の部品供給部25、13のそれぞれを、作業装置8に対し左右L、Rに振り分けて配置しておき、図3(a)〜(f)に示すように、左Lに第1、第2の部品供給部25、13どうしと、右Rにある第1、第2の部品供給部25、13どうしと、のそれぞれを対とし、これらの対を、作業装置8で所定の部品装着が終了した都度、図3(b)(c)から図3(d)の退避動作を挟んだ図(e)(f)の変化、およびこれと逆の変化により切替えて用い、電子部品10を供給する第1のモードを設定し、この第1のモードを選択すると、左右の一方、例えば図3(b)(c)に示す左L側にある第1、第2の部品供給部25、13の対からの部品供給によって作業装置8で所定の電子部品10の装着が行われるようにしながら、他方の右R側にある第1、第2の部品供給部25、13の対を前記1つの回路基板15に対する所定の電子部品10の装着が終了するまでの間の休止時間を利用して、部品切れ時の電子部品10の補給や、電子部品10の交換による生産品の種類換えが行われやすくすることができる。この第1のモードを交互モードという。
【0034】
また、別に図4(a)〜(c)に示すように、左L側にある第1の部品供給部25および右R側にある第2の部品供給部13を対にし、左L側にある第1の部品供給部25および右R側にある第2の部品供給部13を対にし、これら2つの対を、図4(b)(c)とに一例を示すように、作業装置8で所定の電子部品10の回路基板15への装着が終了した都度、それら2つの対を切替え用いて電子部品10を供給する第2のモードを設定し、この第2のモードを選択すると、例えば左右L、Rに分かれた第1、第2の部品供給部25、13の対からの電子部品10の供給により作業装置8に電子部品10を供給して回路基板15に所定の電子部品10を分担して供給するのに、電子部品10の供給を分担して行う例えば図4(b)の左Lの第1の部品供給部25と図4(c)の右Rの第2の部品供給部13とにおいて、図4(b)の右Rの第2の部品供給部13や図4(c)の左Lの第1の部品供給部25のように一方が非供給側となる間に、他方との間が離れていることにより電子部品10の補充程度は行って部品切れに対応しやすくすることができるし、電子部品10の移載動作を行う部品供給部13では部品を供給する合間の時間を利用して十分な数の電子部品10を移載しておけるので、移載動作を介して電子部品10を供給することで生産性が低下するようなことを防止することができ、しかも、休止中となる例えば図4(b)(c)に示す左Lの第2の部品供給部13、および右Rの第1の部品供給部25は、電子部品10の補給は勿論、電子部品10の交換などが行えるので、多量生産や生産品の品数換えにも容易に対応できる。この第2のモードはたすき掛けモードという。
【0035】
上記のような方法を達成する本実施の形態の部品の装着装置としては、供給される電子部品10を複数の吸着ノズル35により順次にピックアップして装着対象に順次装着する作業装置8と、電子部品10を1つずつ送り出し供給する部品供給カセット3を必要数装備し、部品供給カセット3が並ぶ方向の移動により、作業装置8が必要としている電子部品10を収納している部品供給カセット3を作業装置8の部品供給位置に位置させて、電子部品10を送り出し作業装置8に供給する第1の部品供給部25を2つと、パレット収納カセット5に収納された各種のパレット4から供給される電子部品10を、作業装置8で必要とする順序で部品移載手段9により順次にピックアップして、部品移載テーブル11に有する複数の部品保持部12に予め移載し、部品移載テーブル11の移動で作業装置8が必要とする電子部品10を保持している部品保持部12を、作業装置8の部品供給位置に位置させて、その部品保持部12に保持している電子部品10を作業装置8に供給する第2の部品供給部13を2つと、作業装置8で所定の電子部品10を回路基板15に順次装着して生産する電子回路基板16の種類に応じて、2つある第1の部品供給部25と、2つある第2の部品供給部13とを用いる組合せの例えば前記のような第1、第2のモードを選択して、作業装置8に電子部品10を供給し、回路基板15に所定の電子部品10が順次装着されるようにする制御手段51とを備えれば足り、上記のような方法を自動的に安定して確実に達成することができる。
【0036】
図5に示す具体的な動作制御について説明すると、ステップ1で生産モードが確認される。交互モードであるとステップ2〜ステップ14を実行し、たすき掛けモードであるとステップ15〜ステップ22を実行する。
【0037】
交互モードの場合について説明する。ステップ2で回路基板15を搬入して部品装着位置に位置決めし、ステップ3、4に移行する。ステップ3では左のL部品供給部25によって電子部品10の供給が開始される。前記ステップ4ではL部品供給部25からの電子部品10の供給開始に併行して、休止中である右側のR部品供給部13において部品移載テーブル11上への電子部品10の移載を行っておき、ステップ12に移行する。
【0038】
ステップ3での電子部品10の供給は、それが所定の数および種類分完了するのをステップ5で判定されるまで繰り返し、完了するとステップ6に移行して左側の今1つのL部品供給部13から電子部品10の供給が行われ、それがステップ7で完了が確認されるまで繰り返される。完了するとステップ8に移行してL第1、第2の部品供給部25、13による所定の電子部品10の装着を終了した電子回路基板16を搬出するとともに、次の回路基板15の搬入と位置決めを行う。
【0039】
この後、ステップ9、10に移行する。ステップ9では右側のR部品供給部25からの電子部品10の供給が開始される。これに併せステップ10では左側のL部品供給部13で部品移載テーブル11への電子部品10の移載を行って後ステップ6に戻っておく。ステップ9での電子部品10の供給はその完了がステップ11で確認されるまで繰り返され、完了するとステップ12に移行して右側のR部品供給部13からの電子部品10の供給を開始する。この供給はステップ13で完了が確認されるまで繰り返され、完了するとステップ14に移行して生産された電子回路基板16を搬出してステップ2に戻り、移行の動作制御を繰り返す。
【0040】
たすき掛けモードでは、ステップ15で回路基板15を搬入して部品装着位置に位置決めし、ステップ16、17に移行する。ステップ16では左側のL部品供給部25によって電子部品10の供給が開始される。前記ステップ17ではL部品供給部25からの電子部品10の供給開始に併行して、休止中である右側のR部品供給部13において部品移載テーブル11上への電子部品10の移載を行っておき、ステップ20に移行する。
【0041】
ステップ16での電子部品10の供給は、それが所定の数および種類分完了するのをステップ18で判定されるまで繰り返し、完了するとステップ19に移行して前記左側のL部品供給部25を退避させて後、ステップ20で右側のR部品供給部13から電子部品10の供給が行われ、それがステップ21で完了が確認されるまで繰り返される。完了するとステップ22に移行して電子部品10の装着を終了した電子回路基板16を搬出するとともに、ステップ15に戻り以降の動作制御を繰り返す。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、上記の説明で明らかなように、荷姿の異なる部品を含む多くの種類の部品を供給できるようにしながら、部品供給の効率化を図って生産性を高めることができるとともに、休止中となる組合せの部品供給部で、部品の前持っての移載動作、部品の入れ替えや補充をしておいて、部品の移載動作、部品切れや生産品の種類の切替えに時間のロスなく対応することができ、部品切れや生産品の種類を切替えるために生産性が低下するようなことはない。従って、少種多量生産、多種少量生産のいずれにも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る1つの実施例を示す電子部品の装着装置の全体構成図である。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】図1の装置の交互モードでの動作状態を模式的に示す平面図で、その(a)は部品供給休止状態、その(b)は左第1の部品供給部による部品供給状態、(c)は左第2の部品供給部による部品供給状態、(d)は左第1、第2の部品供給部の退避状態、(e)は右第1の部品供給部による部品供給状態、(f)は右第2の部品供給部による部品供給状態である。
【図4】図1の装置のたすき掛けモードでの動作状態を模式的に示す平面図で、その(a)は部品供給休止状態を示す概略平面図で、(b)は左第1の部品供給部による部品供給状態、(c)は左第1、第2部品供給部の退避状態とこれに伴う右第2の部品供給部による部品供給状態である。
【図5】図1の装置の電子回路基板を製造する動作の具体的な制御例を示すフローチャートである。
【図6】従来の電子部品の装着装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
4 パレット
5 パレット収納カセット
8 作業装置
9 部品移載手段
10、10A〜10E 電子部品
11 部品移載テーブル
12 部品保持部
15 回路基板
16 電子回路基板
22 吸着ノズル
51 制御手段
31 回路基板収納カセット
34 装着ヘッド
35 吸着ノズル
Claims (3)
- 複数の部品供給カセットを装備したR側第1の部品供給部と、
複数の部品供給カセットを装備したL側第1の部品供給部と、
部品収納部に収納された部品を部品移載テーブルに保持するR側第2の部品供給部と、
部品収納部に収納された部品を部品移載テーブルに保持するL側第2の部品供給部とを用いて
作業装置に部品を供給し、装着対象に部品を装着する部品装着方法において、
前記R側第1の部品供給部と、前記L側第2の部品供給部とを第1の対にし、
前記L側第1の部品供給部と、前記R側第2の部品供給部とを第2の対にし、
前記第1の対にて作業装置に部品を供給する第1たすき掛け供給と、
前記第2の対にて作業装置に部品を供給する第2たすき掛け供給と
を切替えて作業装置に部品を供給することを特徴とする部品装着方法。 - 前記第1あるいは第2の対が作業装置に部品を供給しているときに、
部品を非供給状態の、前記R側第1の部品供給部、前記L側第2の部品供給部、前記L側第1の部品供給部、前記R側第2の部品供給部の少なくとも1つの供給部に部品の補給や部品の交換を行うことを特徴とする請求項1記載の部品装着方法。 - 前記R側第2の部品供給部の前記部品収納部に収納された部品を、移載手段により、前記R側第2の部品供給部の部品移載テーブルに移載し、
前記L側第2の部品供給部の前記部品収納部に収納された部品を、移載手段により、前記L側第2の部品供給部の部品移載テーブルに移載することを特徴とする請求項1または2に記載の部品装着方法。
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