JPH06305562A - 台車搬送装置 - Google Patents

台車搬送装置

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JPH06305562A
JPH06305562A JP12204093A JP12204093A JPH06305562A JP H06305562 A JPH06305562 A JP H06305562A JP 12204093 A JP12204093 A JP 12204093A JP 12204093 A JP12204093 A JP 12204093A JP H06305562 A JPH06305562 A JP H06305562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
linear motor
traveling body
primary side
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP12204093A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinpei Abe
信平 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP12204093A priority Critical patent/JPH06305562A/ja
Publication of JPH06305562A publication Critical patent/JPH06305562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアモータの一次側コイルを1つだけ設置
するだけで多数の台車を搬送できるようにする。 【構成】 台車10が走行する一対の走行レール14の
間に、リニアモータの二次側導体16を内装した支持フ
レーム15を配設し、リニアモータの一次側コイルを内
蔵した走行体20を前記支持フレーム15に設けたガイ
ドレール18に走行可能に載設し、走行体20の上部に
は磁力により台車10に脱着する昇降体25を配置し、
必要により昇降体20を介して走行体20に台車10を
連結し、リニアモータを駆動源として走行体20を走行
させて、これと一体に台車10を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを載せた台車を
搬送するための搬送装置に係り、特にリニアモータを駆
動源とする台車搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リニアモータを駆動源とする台車
搬送装置は、図3に示すように、ワークWを載せた台車
1が走行する走行レール(搬送ライン)2に沿って所定
のピッチでリニアモータの一次側コイル3を配設し、台
車1の下面にはリニアモータの二次側導体4を設けた構
造を有していた。かゝる台車搬送装置においては、図示
を略す給電手段からリニアモータの一次側コイル3に電
気を供給すると、一次側コイル3によりつくられる磁界
と二次側導体4に誘起される電流との相互作用によっ
て、一次側コイル3と二次側導体4との間に推力が発生
し、台車1が走行レール2上を高速(2〜7m/sec )
で走行するようになる。なお、前記一次側コイル3の相
互間には、通常、台車1を非常停止させるためのブレー
キ機構(例えば、ブレーキシューを上面に持つエアチュ
ーブ)5が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の台車搬送装置によれば、リニアモータの一次側コイ
ル2を台車1の長さより大きなピッチで配置したので
は、台車1が一次側コイル2の相互間に停止した場合
に、その再起動が不可能となり、したがって台車1の長
さよりも小さいピッチで一次側コイル2を配置せざるを
得ず、その数が多数となって設備コストの増大が避けら
れないという問題があった。
【0004】なお、台車側にリニアモータの一次側コイ
ルを、フロア側(固定側)にその二次側導体をそれぞれ
設けることも可能であるが、この場合は全ての台車にリ
ニアモータの一次側コイルを設けなければならず、多数
の台車を要する生産ラインではその設置にコストが嵩
み、根本的な解決には到らない。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決すること
を課題としてなされたもので、その目的とするところ
は、リニアモータの一次側コイルを1つだけ設置するだ
けで多数の台車を搬送することができ、もって設備コス
トの低減に大きく寄与する台車搬送装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、台車の走行ラインに沿ってリニアモータの
二次側導体とガイドレールとを配設し、前記ガイドレー
ルに、リニアモータの一次側コイルを備え該一次側コイ
ルを前記二次側導体に対向させた走行体を載設し、前記
走行体には前記台車に脱着可能な連結手段を持たせるよ
うに構成したことを特徴とする
【0007】
【作用】上記のように構成した台車搬送装置において
は、リニアモータの一次側コイルを備えた走行体がガイ
ドレール上を自由に移動するので、必要に応じて連結手
段により走行体に台車を連結すれば、該台車を走行体と
一体に移動させることができ、リニアモータの一次側コ
イルを走行体にたった1つ設けるだけで、多数の台車を
搬送できるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
【0009】図1および2において、10はワークWを載
せた台車、11は台車10の搬送ラインに沿ってフロア12上
に敷設された左右一対の中空架台であり、台車10は、そ
の下部に設けた複数の車輪13を前記架台11上に設けた走
行レール14に転動可能に載せることにより、該走行レー
ル上を自由に走行できるようになっている。台車10の複
数の車輪13のうち、台車10の片側(こゝでは図1の右
側)に配列された車輪は、周面に溝13aを有する溝付車
輪として形成されており、その溝13a内に走行レール14
を位置させることにより台車10の走行レール14からの脱
落が防止されている。
【0010】上記左右一対の架台11の間のフロア12上に
は、該架台と平行に延ばして断面コ字形の支持フレーム
15がその開口を上向きにして敷設されている。支持フレ
ーム15の内底部にはリニアモータの二次側導体16が配置
されている。支持フレーム15は鉄から、二次側導体16は
非磁性でかつ電気的な良導体例えば銅、アルミニウム等
からそれぞれ成っている。支持フレーム15の両側壁の内
側には該支持フレームの長手方向に延ばして長溝17が形
成されており、この長溝17を区画形成する支持フレーム
15の段差面18は、後述する走行体20を走行案内するため
のガイドレールとして供されるものとなっている。
【0011】走行体20は、図2に良く示されるように断
面コ字形のケーシング21とこのケーシング21に納められ
たリニアモータの一次側コイル22とを備えている。ケー
シング21の両側部には複数の車輪23が設けられており、
これら車輪23は前記支持フレーム15の段差面(ガイドレ
ール)18上に転動可能に載せられている。すなわち、走
行体20は、二次側導体16との間に一定の間隔を維持しな
がらガイドレール18上を走行可能となっている。二次側
導体16と前記一次側コイル22とは第1のリニアモータ
(LIM)24を構成し、一次側コイル22に電気を供給す
ることにより、一次側コイル22によりつくられる磁界と
二次側導体16に誘起される電流との相互作用によって、
一次側コイル22と二次側導体16との間に推力が発生し、
走行体20がガイドレール18上を高速で走行するようにな
る。
【0012】25は、走行体20の上部に配置された昇降体
であり、図2に良く示されるように断面コ字形のケーシ
ング26とこのケーシング26に納められたリニアモータの
一次側コイル27とを備えている。昇降体25のケーシング
26の側面には長穴28aを有する穴開きリンク28の一端が
軸着されており、このリンク28の長穴28aには、走行体
20の側面に突設したピン29が滑動可能に挿入されてい
る。これにより、昇降体26は、リンク28の長穴28aの範
囲内において走行体20に対する昇降が許容されるように
なっている。
【0013】一方、台車10の下面には、リニアモータの
二次側導体30が設けられている。この二次側導体30は鉄
板等の強磁性材料から成っており、前記一次側コイル27
と協働して第2のリニアモータ(LIM)31を構成して
いる。この第2のリニアモータ31においては、一次側コ
イル27に電気を供給することにより、前記第1のリニア
モータ24と同様に一次側コイル27と二次導体30との間に
推力が発生するが、二次側導体30が強磁性材料から成っ
ていることから、両者の間には推力よりはるかに大きな
吸着力(推力の約2倍)が発生し、昇降体20が二次側導
体30に吸い寄せられる。すなわち、昇降体30が上昇して
二次側導体30に吸着されることになり、これにより台車
10と走行体20とは連結され、昇降体3の動きに台車10が
追従するようになる。したがって、該第2のリニアモー
タ31は、走行体20に台車10を脱着するための、一種の連
結手段を構成していることになる。なお、一次側コイル
27への電力供給を断てば昇降体30は自重により下降し、
走行体20上に着座するようになる。
【0014】こゝで、第1、第2のリニアモータの一次
側コイル22、27への給電は、図2に示すように走行体20
の動きに追従するケーブルダクト32を通した配線(図示
略)により行うようにしている。このケーブルダクト32
は、キャタピラ式に移動可能なもので、一例として椿本
チェーン社からケーブルベアの名称で市販されているも
のが用いられる。また走行体20の非常停止用として、図
1に示すように走行体20の両側から延ばしたL字形ブラ
ケット33にエアチューブ34を取付けている。このエアチ
ューブ34の前面にはブレーキシュー(図示略)が一体化
されており、非常時には遠隔操作によりこのエアチュー
ブ34にエアが供給され、その膨出により前記ブレーキシ
ューが支持フレーム15の側面に押付けられるようにな
る。さらに、台車10に載せるワークWの重量が過大とな
る場合、加速時に昇降体25と二次側導体30との間にスリ
ップが発生する虞れがあるので、二次側導体30の一端側
の下面にストッパ35を突設している。
【0015】以下、上記のように構成した台車搬送装置
の作用を説明する。
【0016】本実施例は、台車搬送ラインの一区間のみ
で台車10を高速搬送させるために用いられるもので、支
持フレーム15すなわちガイドレール18と第1のリニアモ
ータ24を構成する二次側導体16とは所定の範囲(一例と
して50〜100m)にわたって連続に配設されてい
る。この場合、台車10の走行レール14は共用されてお
り、走行体20は前記区間の始端側を待機位置として台車
10の到着を待っている。
【0017】そして、前記区間内にワークWを載せた台
車10が到着すると、先ず第2のリニアモータ(連結手
段)31の一次側コイル27に電気が供給され、これにより
一次側コイル27と二次側導体30との間に推力に打ち勝つ
吸着力が発生し、昇降体25が上昇して二次側導体30に吸
着される。すなわち、走行体20に対して台車10が連結さ
れ、この連結完了信号により、第1のリニアモータ24の
一次側コイル22に電気が供給される。すると、走行体20
内の一次側コイル22とガイドレール18との間に大きな推
力が発生し、走行体20が支持フレーム15内のガイドレー
ル18上を高速で走行し、これと一体に台車10が走行レー
ル14上を走行する。そして、前記区間の終端に近付く
と、第1のリニアモータ24に逆推力がかけられて走行体
20が停止し、これと同時に第2のリニアモータ31に対す
る給電が停止されて、昇降体25が自重で下降し、台車10
は走行体20から解放される。しかして、本実施例では、
走行体20が非常停止用のエアチューブ34を持っているの
で、前記終端においてこれを膨出させれば、走行体20を
所定位置で急停止させることができる。また台車10の走
行中に非常停止させる事態が生じた場合は、同様にエア
チューブ34を膨出させて走行体20を急停止させることが
できる。
【0018】なお、上記実施例において、走行体20に台
車10を脱着自在に連結する手段としてリニアモータ31を
用いたが、この連結手段は任意であり、例えば機械的な
昇降機構を用いることができる。またリニアモータ24、
31の一次側導体22、27に電気を供給する手段としてケー
ブルダクト32を用いたが、これに代えてブラシ等、他の
給電手段を用いて良いことはもちろんである。さらに
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる台車搬送装置によれば、リニアモータにより駆動
される走行体を独立に設け、必要に応じて該走行体を台
車に脱着するようにしたので、リニアモータの一次側コ
イルを1つだけ設置するだけで多数の台車を搬送するこ
とができるようになり、大幅な設備コストの低減を達成
できるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる台車搬送装置の構造を一部断面
として示す正面図である。
【図2】本台車搬送装置の構造を一部断面として示す側
面図である。
【図3】従来の台車搬送装置の構造を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10 台車 14 走行レール 15 支持フレーム 16 二次側導体 18 ガイドレール 20 走行体 21 ケーシング 22 一次側コイル 24 リニアモータ 25 昇降体 31 連結手段(リニアモータ) 32 ケーブルダクト W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車の走行ラインに沿ってリニアモータ
    の二次側導体とガイドレールとを配設し、前記ガイドレ
    ールに、リニアモータの一次側コイルを備え該一次側コ
    イルを前記二次側導体に対向させた走行体を載設し、前
    記走行体には前記台車に脱着可能な連結手段を持たせた
    ことを特徴とする台車搬送装置。
JP12204093A 1993-04-26 1993-04-26 台車搬送装置 Pending JPH06305562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12204093A JPH06305562A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 台車搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12204093A JPH06305562A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 台車搬送装置

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Publication Number Publication Date
JPH06305562A true JPH06305562A (ja) 1994-11-01

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ID=14826118

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12204093A Pending JPH06305562A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 台車搬送装置

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