JPH06305319A - ばね定数切換式エアサスペンション装置 - Google Patents

ばね定数切換式エアサスペンション装置

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JPH06305319A
JPH06305319A JP9736893A JP9736893A JPH06305319A JP H06305319 A JPH06305319 A JP H06305319A JP 9736893 A JP9736893 A JP 9736893A JP 9736893 A JP9736893 A JP 9736893A JP H06305319 A JPH06305319 A JP H06305319A
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JP
Japan
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suspension device
spring constant
opening
valve
air suspension
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JP9736893A
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Satohiko Abe
聡彦 阿部
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ばね定数の切換え時に車両の姿勢
変化がないばね定数切換式エアサスペンション装置を提
供する事を目的としている。 【構成】 サブタンク付きエアスプリングを有し、その
連通部分に開閉弁3を設けた車両のエアサスペンション
装置において、前記開閉弁3を開とする時は予め設けた
サブタンク2とエアスプリング1との圧力差と弁開閉の
サイクルとの関係を示す制御マップに基ずいて開閉弁の
開弁速度を制御する制御装置を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サブタンク付きエアス
プリングを有し、その連通部分に開閉弁を設けた車両の
エアサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サブタンク付きエアスプリングを
有する大型バス等のエアサスペンション装置において、
その連通部分に開閉弁を設け、走行状況に応じて開閉弁
をオン、オフすることでばね定数を切換える技術は知ら
れている(例えば実開昭64−40713号公報等参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サブタ
ンクの圧力とエアスプリングの圧力との間に圧力差があ
るときに、ばね定数を低くする方向、すなわち開閉弁を
開くと、ばね定数切換えにより車両の姿勢が変化すると
いう問題がある。
【0004】したがって、本発明は、ばね定数の切換え
時に車両の姿勢変化の少ないばね定数切換式エアサスペ
ンション装置を提供する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、サブタ
ンク付きエアスプリングを有し、その連通部分に開閉弁
を設けた車両のエアサスペンション装置において、前記
開閉弁を開とする時は予め設けた走行状況に対応したデ
ューティー比を選択する制御マップに基づいて開閉弁の
開弁速度を制御する制御装置を設けている。
【0006】
【作用】上記のように構成されたばね定数切換式エアサ
スペンション装置において、制御装置は操舵角とサスペ
ンションのストロークから判断してばね定数を高くする
ときは高速で開閉弁を閉とする。
【0007】ばね定数を下げる時は、サブタンク圧とエ
アスプリング圧との差圧から開閉弁を開閉しながら開い
てゆく開閉周期であるデューティー比を求める制御マッ
プから求めたデューティー比にしたがって開閉弁をゆっ
くり開いてゆくPWM制御により制御しているので、車
両の姿勢変化は生じにくい。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0009】図1において、エアスプリング1は開閉弁
3を介して空気回路Aでサブタンク2に連結され、その
エアスプリング1はレベリングバルブ7に連結されてい
る。
【0010】またエアスプリング1の圧力センサ5、サ
ブタンク2の圧力センサ4および開閉弁3はそれぞれ電
気回路にて制御装置6に接続されている。
【0011】図2は、制御回路のブロック図を示し、制
御装置6には操舵角センサ10、ロール角速度センサ1
1、車速センサ12、電磁開閉弁3a〜3d(図示の例
は2軸車を示し後輪はそれぞれ2つのエアスプリングで
支持されている)、各輪のエアスプリングの圧力センサ
5、サブタンクの圧力センサ4がそれぞれ電気回路で接
続されている。
【0012】以下、図3を参照して、作動に付いて説明
する。
【0013】まず、車速V、ロール角速度Vθr、操舵
角θsを読込む(ステップS1)。車速が所定値(例え
ば40Km/h)か否か判断する(ステップS2)。Y
ESだったら操舵角速度を算出する(ステップS3)。
操舵角速度αθが所定値αθ2より大か否か判断する
(ステップS4)。NOの場合はリターンし、YESだ
ったら開閉弁3を閉とする(ステップS5)。
【0014】操舵角速度αθが、αθ2より小であるα
θ1より大であるか否か判断する(ステップS6)。N
Oの場合は戻り、YESだったらロール角速度Vθrは
Vθr1より小であるか否か判断する(ステップS
7)。NOの場合は戻り、YESだったら、図4および
図5を参照して、圧力差により開閉弁を開閉する周期の
デューティー比を変える制御マップであるPWMマップ
を読込み(ステップS8)、PWM出力し(ステップS
9)、開閉弁3を上記の条件による開弁速度で開にして
(ステップS10)、リターンする。
【0015】ステップS2でNOの場合、すなわち40
Km/h以下の場合は操舵角θsは所定値θs2より大
か否か判断する(ステップS11)。NOの場合はリタ
ーンし、YESだったら開閉弁を閉とする(ステップS
12)。
【0016】操舵角θsは、前記θs2より小さいθs
1より大か否か判断する(ステップS13)。NOの場
合は戻り、YESだったらロール角速度Vθrが所定値
Vθr1より小か否か判断する(ステップS14)。N
Oの場合は戻り、YESだったらPWMマップを読込み
(ステップS15)、PWM出力し(ステップS1
6)、開閉弁3を上記条件により開いて(ステップS1
7)、リターンして制御を終わる。
【0017】したがって、図6を参照して、エアスプリ
ング内の圧力は早く所望圧力に収斂し、操縦性および安
定性は向上する。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、ばね定数を高くするときは、開閉弁を高速
で作動させることで車両の姿勢が変化する前に制御し、
ばね定数を低くするときは、エアスプリングとサブタン
クとの圧力差によりデューエィ比をかえてPWM制御で
電磁弁を細かく開閉し、徐々にタンクとスプリングの圧
力差をなくすことで、姿勢変化を抑えているので、操縦
性、安定性は向上し、よりフラットな乗心地を得る事が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成概要図。
【図2】図1の制御回路のブロック図。
【図3】図1の制御のフローチャート図。
【図4】電磁開閉弁の開閉時信号例を示す図。
【図5】PWM制御マップを例示する図。
【図6】制御作用を例示する図。
【符号の説明】
1…エアスプリング 2…サブタンク 3…電磁開閉弁 4、5…圧力センサ 6…制御装置 7…レベリングバルブ 10…操舵角センサ 11…ロール角速度 12…車速センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブタンク付きエアスプリングを有し、
    その連通部分に開閉弁を設けた車両のエアサスペンショ
    ン装置において、前記開閉弁を開とする時は予め設けた
    走行状況に対応したデューティー比を選択する制御マッ
    プに基づいて開閉弁の開弁速度を制御する制御装置を設
    けたことを特徴とするばね定数切換式エアサスペンシシ
    ョン装置。
JP9736893A 1993-04-23 1993-04-23 ばね定数切換式エアサスペンション装置 Expired - Lifetime JP2937686B2 (ja)

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JP2010241362A (ja) * 2009-04-09 2010-10-28 Honda Motor Co Ltd エアサスペンション装置
WO2024114901A1 (en) * 2022-11-30 2024-06-06 Zf Cv Systems Europe Bv Pneumatic valve arrangement and method of operating a pneumatic valve arrangement

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