JPH0630514Y2 - 自動車用サツシユレス窓のシ−ル装置 - Google Patents

自動車用サツシユレス窓のシ−ル装置

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JPH0630514Y2
JPH0630514Y2 JP1987052633U JP5263387U JPH0630514Y2 JP H0630514 Y2 JPH0630514 Y2 JP H0630514Y2 JP 1987052633 U JP1987052633 U JP 1987052633U JP 5263387 U JP5263387 U JP 5263387U JP H0630514 Y2 JPH0630514 Y2 JP H0630514Y2
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JP
Japan
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JP1987052633U
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JPS63159313U (ja
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茂 中村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車用サツシユレス窓のシール装置に関
する。
従来の技術 第4〜6図は従来のサツシユレスドアのシール装置を示
すもので、ウエザーストリツプ1を車体開口部の略上半
部周縁2にリテーナ3を介して取付けてある。
そしてリテーナ3の一部にクリツプ4を設置し、クリツ
プ4の先端に硬質樹脂で被覆したホルダ部5を形成して
ある。
このように構成することにより、ウエザーストリツプ1
がドアウインドウガラス6に密接して車室内外をシール
し、クリツプ4のホルダ部5が自動車の高速走行時にド
アウインドウガラス6を外側へ吸い出す力に抗してドア
ウインドウガラス6を正規の位置に保持するのである
(実開昭50−66323号公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 高速走行時のドアウインドウガラス6の吸い出し作用に
よりクリツプ4のホルダ部5には大きな力が集中するた
め、該ホルダ部5は硬質樹脂で被覆して剛性を高め、耐
久性を向上するようにしてある。
このため、悪路走行時等にドアウインドウガラス6が振
動すると、ドアウインドウガラス6の上縁部がこのホル
ダ部5に衝突して不快な打音を生ずるという問題があ
る。
これに対してウエザーストリツプ1の反力を高めれば、
ドアウインドウガラス6を確実にホルダ部5に押し当て
ることができるため打音の発生を防止できるが、このよ
うにするとドアウインドウガラス6を閉じる際にドアウ
インドウガラス6に作用する外側への力が大きくなるた
め、車外側への吸い出し力をわずかでも受けるとドアウ
インドウガラス6が外側に変位しホルダ部5に突き当た
り、完全に閉じきらない場合があるという不具合が生ず
る。
そこで、この考案は、自動車の高速走行時にウインドウ
パネルを外側へ吸い出す力に抗してウインドウパネルを
正規の位置に確実に保持できると共に悪路走行時にウイ
ンドウパネルの衝接に起因する打音の発生を回避するこ
とができ、更にウインドウパネルをスムーズに閉作動で
きる自動車用サツシユレス窓のシール装置を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段 車体開口部の略上半部周縁にリテーナを介してウェザー
ストリップを取り付けてこのウェザーストリップにウイ
ンドウパネルに密接する中空のシールリップを設け、上
記リテーナの車外側のフランジ部にウインドウパネルの
吸い出し方向への移動を規制する軟質弾性材から成るホ
ルダを装着し、上記ウェザーストリップの上記シールリ
ップの内側には、ウインドウパネルの吸い出し方向に延
びる横ブリッジ部とウインドウパネルの昇降方向斜め外
側に延びる縦ブリッジ部とから成るブリッジをウインド
ウパネルの上縁よりも上方に設け、ブリッジにはウイン
ドウパネルの全閉時に上記シールリップ内面に当接して
シールリップと共にウインドウパネルをホルダに押圧す
る付勢部を設けた。
作用 高速走行時にウインドウパネル付近に発生する負圧によ
り、上記ウインドウパネルは外側に吸い出されようとす
るが、ホルダによりこれが阻止される。
また、ウインドウパネルを全閉時にシールリップとこれ
に当接するブリッジの付勢部によりホルダに押圧し振動
等による打音の発生を阻止する。
また、ウインドウパネルの全閉位置の手前ではブリッジ
の付勢部はシールリップ内面に当接しないため、ウイン
ドウパネルは全閉位置の手前において、ブリッジの付勢
部による外側への押圧力を受けずに閉作動できる。
実施例 以下、この考案の1実施例を第4図を援用し図面と共に
詳述する。
第1〜3図はサツシユレスドアウインドウまわりに適用
したこの考案の実施例を示し、車体開口部の略上半部周
縁2にサツシユレスドア用のウエザーストリツプ1をリ
テーナ3及びシート状シール材7を介して取付けてあ
る。
上記ウエザーストリツプ1は、車内側にはウエルト8に
密接するインナリツプ9を備え、車外側にはウインドウ
パネルとしてのドアガラス6の車内側周縁に密接する中
空のシールリツプ10を備えている。
上記シールリップ10の中空部11には、ドアガラス6
の全閉位置において中空部11内へ湾曲変形するシール
リップ10の外壁12の内面に当接し、ドアガラス6を
外方に押圧するブリッジ13を設けてあり、このブリッ
ジ13と上記外壁12との反力の総和がドアガラス6へ
の適正な反力値に設定されている。
ここで、上記ブリッジ13はドアガラス6の吸い出し方
向(後述する変位軌跡(Y−Y))に延びる横ブリッジ
部Aとドアガラス6の昇降方向斜め外側に延びる縦ブリ
ッジ部Bとから成り、これら横ブリッジ部Aと縦ブリッ
ジ部Bとの結合部分が上記シールリップ10の外壁12
の内面に当接する付勢部13Aとして構成されている。
したがつて、シールリツプ10の外壁12の反力は上記反力
値よりも小さいものとなる。
一方、前記リテーナ3の車外側には、ドアガラス6に略
平行に延出するフランジ部14を取付けてあり、このフラ
ンジ部14の先端にはドアガラス6の車外側周縁にリツプ
15を当接させドアガラス6の吸い出し方向への移動を規
制する塩化ビニル等の軟質弾性材より成るホルダ5を装
着してある。尚、16はアウタリツプを示す。
尚、上記フランジ部14の先端の突出量は、ドア開閉時の
ドアガラス6の上端縁の開閉軌跡(X−X)に干渉しな
いように設定してあつて、ドア開閉時にホルダ5の先端
部分を柔軟に変形させて移動するドアガラス6の開閉作
動に支障を来たさないようにしてあるが、自動車の高速
走行時にドアガラス6が車外側上方に向かつて吸い出し
力を受けた場合には、上記ホルダ5を介して上記ドアガ
ラス6の変位軌跡(Y−Y)に干渉してドアガラス6の
変位を阻止できるように設定してある。
以上の実施例構造によれば、ドアガラス6を閉じる場合
に、第2図に示すようにドアガラス6の内周縁がウエザ
ーストリツプ1のシールリツプ10に当接すると、シール
リツプ10の外壁12は第3図に示すように中空部11へ湾曲
しながらドアガラス6に密接してゆき、第1図に示すよ
うにドアガラス6がホルダ5の側部に受容される全閉位
置にくると、前記ブリツジ13の付勢部13Aに当接す
る。
したがつて、上記ドアガラス6は全閉位置の手前まで
は、外壁12からの小さな反力を受けるにすぎないため、
予めドアガラス6が全閉時におけるウエザーストリツプ
1からの反力を考慮して車内側に倒れ込んで配置してあ
る関係上、仮に全閉位置手前において車外側へ吸い出し
力を受けてもこれに対抗することができ、閉作動時ドア
ガラス6の上端縁がホルダ5に突き当たるような不具合
は生じない。
また、ドアガラス6の全閉位置においては、ドアガラス
6はシールリップ10の外壁12の反力に加えこの外壁
12の内面に当接するブリッジ13の付勢部13Aによ
る反力を受け、相対的にシールリツプ10の外壁12に確実
に密接するため、水密性を充分に確保することができ
る。
更に、ドアガラス6はホルダ5とシールリツプ10との間
で確実に保持され、かつホルダ5が柔軟に当接するた
め、悪路走行時等においてドアガラス6が振動しても不
快な打音が発生することはない。
そして、高速走行時には車体側面付近に生ずる負圧によ
つてドアガラス6の主として上端縁が変位軌跡(Y−
Y)に沿つて車外側に吸い出されようとするが、ホルダ
5がこれを確実に阻止する。
尚、ドア開閉時においては前述したようにドアガラス6
の上端縁は開閉軌跡(X−X)に沿つて移動するためホ
ルダ5と干渉するが、ホルダ5の先端部が柔軟に変形す
るためドア開閉に支障を来たすことはない。
考案の効果 以上のようにこの考案によれば、リテーナに装着された
ホルダにより自動車の走行時に生ずるウインドウパネル
の吸い出し方向への移動を規制することができると共に
全閉時においてウインドウパネルをシールリツプ及びブ
リッジの付勢体によつてホルダに押し付けて確実に保持
できるため、ウエザーストリツプのウインドウパネルへ
の密接力を充分に確保でき水密性を高められ、かつ悪路
走行時等にウインドウパネルが振動しても不快な打音の
発生を防止できるという効果がある。
また、上記ウエザーストリツプの反力は、これが問題と
なるウインドウパネル全閉時におけるシールリップとブ
リッジの付勢部との反力の総和値に設定すれば良いため
ウインドウパネルが全閉位置の手前で受ける反力はブリ
ッジの付勢部による反力分だけ小さくなり、したがつて
ウインドウパネルの閉作動時に車外側へ吸い出し力を受
けても外側へ変位してホルダに突き当たるようなことが
なく、確実に閉作動させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の実施例を示すもので、第1図は
第4図のI−I線に沿う断面図、第2,3図はドアガラ
スの閉作動状況を示す第1図相当断面図、第4図は自動
車の側面図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図、
第6図はクリツプの斜視図である。 1……ウエザーストリツプ、2……略上半部周縁、 3……リテーナ、5……ホルダ、6……ドアガラス(ウ
インドウパネル)、10……シールリツプ、13……ブリ
ッジ、13A……付勢部、14……フランジ部、A……
横ブリッジ部、B……縦ブリッジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体開口部の略上半部周縁にリテーナを介
    してウェザーストリップを取り付けてこのウェザースト
    リップにウインドウパネルに密接する中空のシールリッ
    プを設け、上記リテーナの車外側のフランジ部にウイン
    ドウパネルの吸い出し方向への移動を規制する軟質弾性
    材から成るホルダを装着し、上記ウェザーストリップの
    上記シールリップの内側には、ウインドウパネルの吸い
    出し方向に延びる横ブリッジ部とウインドウパネルの昇
    降方向斜め外側に延びる縦ブリッジ部とから成るブリッ
    ジをウインドウパネルの上縁よりも上方に設け、ブリッ
    ジにはウインドウパネルの全閉時に上記シールリップ内
    面に当接してシールリップと共にウインドウパネルをホ
    ルダに押圧する付勢部を設けたことを特徴とする自動車
    用サッシュレス窓のシール装置。
JP1987052633U 1987-04-07 1987-04-07 自動車用サツシユレス窓のシ−ル装置 Expired - Lifetime JPH0630514Y2 (ja)

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JPS63159313U JPS63159313U (ja) 1988-10-19
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JPS6037419U (ja) * 1983-08-23 1985-03-15 トヨタ自動車株式会社 自動車のドアガラス固定用クリツプ装置
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