JPH06305115A - 配向膜溶液転写版 - Google Patents
配向膜溶液転写版Info
- Publication number
- JPH06305115A JPH06305115A JP10072493A JP10072493A JPH06305115A JP H06305115 A JPH06305115 A JP H06305115A JP 10072493 A JP10072493 A JP 10072493A JP 10072493 A JP10072493 A JP 10072493A JP H06305115 A JPH06305115 A JP H06305115A
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- JP
- Japan
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- alignment film
- film solution
- oriented film
- transfer plate
- substrate
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】印刷法によって得られる配向膜の膜厚を均一に
すること。 【構成】配向膜溶液を基板上に任意の形状で転写する際
に利用される配向膜溶液転写版１１に、格子状に凸部１
２が形成されている配向膜溶液転写版である。
すること。 【構成】配向膜溶液を基板上に任意の形状で転写する際
に利用される配向膜溶液転写版１１に、格子状に凸部１
２が形成されている配向膜溶液転写版である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液晶パネルの製造に用い
る配向膜溶液の転写版に関するものである。
る配向膜溶液の転写版に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】液晶パネルは、ワードプロセッサ、液晶
テレビ等に応用されており、種々の表示装置として大き
な期待を集めている。また、表示品位向上の流れの中で
高密度化、大画面化の方向に進んでいる。
テレビ等に応用されており、種々の表示装置として大き
な期待を集めている。また、表示品位向上の流れの中で
高密度化、大画面化の方向に進んでいる。
【０００３】この液晶パネルは２枚のガラス基板の間に
液晶をサンドイッチした構造がとられている。その際、
２枚のガラス基板に挟んだ液晶分子の配向方位を一定の
方向に揃える必要がある。そのために基板上に配向膜を
形成する。配向膜には、一般的に高分子物質の薄膜が用
いられる。配向膜を形成する方法としては、スピンコー
ト法、ロールコート法、印刷法等があるが、工業的には
低コストであるという理由で、印刷法が一般的に用いら
れている。この印刷法はフレキソ（樹脂凸版）印刷を応
用した方法であり、転写版の凹部に配向膜溶液を充填
し、これを基板に転写する。その後、加熱により溶媒を
蒸発させ、膜を形成する。この印刷の際に用いられる転
写版は、格子点上に円形の凸部を有するものが用いられ
ていた。
液晶をサンドイッチした構造がとられている。その際、
２枚のガラス基板に挟んだ液晶分子の配向方位を一定の
方向に揃える必要がある。そのために基板上に配向膜を
形成する。配向膜には、一般的に高分子物質の薄膜が用
いられる。配向膜を形成する方法としては、スピンコー
ト法、ロールコート法、印刷法等があるが、工業的には
低コストであるという理由で、印刷法が一般的に用いら
れている。この印刷法はフレキソ（樹脂凸版）印刷を応
用した方法であり、転写版の凹部に配向膜溶液を充填
し、これを基板に転写する。その後、加熱により溶媒を
蒸発させ、膜を形成する。この印刷の際に用いられる転
写版は、格子点上に円形の凸部を有するものが用いられ
ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶パネル
の大画面化に伴い、液晶のパネル面内での均一配向が、
従来にも増して難しくなる。そこで、配向膜厚の均一性
や配向処理の均一性が、従来以上に要求される。ところ
が、従来より用いている転写版では大面積で均一な膜厚
の配向膜を得ることが困難となってきた。特に、大面積
で、しかも画素密度が高い液晶パネルでは、配線等の凹
凸により、パネル面内での広い範囲での膜厚の不均一に
加えて、画素内部や画素間での微少な範囲での膜厚の不
均一も加わるため、均一な配向膜厚を得ることは非常に
難しくなってきている。
の大画面化に伴い、液晶のパネル面内での均一配向が、
従来にも増して難しくなる。そこで、配向膜厚の均一性
や配向処理の均一性が、従来以上に要求される。ところ
が、従来より用いている転写版では大面積で均一な膜厚
の配向膜を得ることが困難となってきた。特に、大面積
で、しかも画素密度が高い液晶パネルでは、配線等の凹
凸により、パネル面内での広い範囲での膜厚の不均一に
加えて、画素内部や画素間での微少な範囲での膜厚の不
均一も加わるため、均一な配向膜厚を得ることは非常に
難しくなってきている。
【０００５】これを改善する方法として、スピンコート
法により配向膜溶液を塗布する方法が考えられるが、こ
の方法では不要な部分にも配向膜溶液が塗布されるとい
う問題がある。また、印刷法と比較して生産性が低下す
るという問題もある。
法により配向膜溶液を塗布する方法が考えられるが、こ
の方法では不要な部分にも配向膜溶液が塗布されるとい
う問題がある。また、印刷法と比較して生産性が低下す
るという問題もある。
【０００６】本発明は、このような従来の配向膜の形成
方法の課題を考慮し、均一な膜厚の配向膜を形成し、高
品位の液晶パネルを実現できる配向膜溶液転写版を提供
することを目的とする。
方法の課題を考慮し、均一な膜厚の配向膜を形成し、高
品位の液晶パネルを実現できる配向膜溶液転写版を提供
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、配向膜溶液を
基板上に任意の形状で転写する際に利用される配向膜溶
液転写版に、格子状に凸部が形成されている配向膜溶液
転写版である。
基板上に任意の形状で転写する際に利用される配向膜溶
液転写版に、格子状に凸部が形成されている配向膜溶液
転写版である。
【０００８】また、本発明は、配向膜溶液転写版を構成
する材料が、樹脂を主成分とするものである。
する材料が、樹脂を主成分とするものである。
【０００９】
【作用】配向膜溶液転写版の凸部を格子状に配置するこ
とで、基板に転写された液膜の膜厚むらを小さくするこ
とができる。
とで、基板に転写された液膜の膜厚むらを小さくするこ
とができる。
【００１０】また、転写直後に存在する膜厚むらは乾燥
時にある程度平均化（レベリング）されるが、本発明の
転写版によって転写された配向膜溶液の膜厚むら（膜厚
の薄い部分）の面積が小さいため、すなわち、本発明の
転写版は膜厚むらの面内での周期が短いため、レベリン
グが効率よく行われる。これらの相乗効果により、乾燥
後に得られる配向膜の均一性が向上する。
時にある程度平均化（レベリング）されるが、本発明の
転写版によって転写された配向膜溶液の膜厚むら（膜厚
の薄い部分）の面積が小さいため、すなわち、本発明の
転写版は膜厚むらの面内での周期が短いため、レベリン
グが効率よく行われる。これらの相乗効果により、乾燥
後に得られる配向膜の均一性が向上する。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１２】図１は本発明の一実施例の配向膜溶液転写
版の正面図である。１１は配向膜溶液転写版、１２はそ
の凸部である。
版の正面図である。１１は配向膜溶液転写版、１２はそ
の凸部である。
【００１３】図２は本実施例の配向膜溶液転写版を用い
た配向膜印刷装置を示す概略図である。２１はディスペ
ンサー、２２はアニロックスロール、２３はドクターロ
ール、２４は版胴、１１は本実施例の配向膜溶液転写
版、２５はステージ、２６は基板である。
た配向膜印刷装置を示す概略図である。２１はディスペ
ンサー、２２はアニロックスロール、２３はドクターロ
ール、２４は版胴、１１は本実施例の配向膜溶液転写
版、２５はステージ、２６は基板である。
【００１４】また、図３は本実施例によって得られた配
向膜の膜厚の測定結果を示す図である。ここで、その格
子の一辺の長さは、６０μｍ、凸部の高さは、４μｍで
あり、転写版は感光性樹脂（ＡＰＲ（旭化成）製のも
の）を用いた。
向膜の膜厚の測定結果を示す図である。ここで、その格
子の一辺の長さは、６０μｍ、凸部の高さは、４μｍで
あり、転写版は感光性樹脂（ＡＰＲ（旭化成）製のも
の）を用いた。
【００１５】配向膜溶液転写版１１として、図１に示す
ように、格子状に凸部１２が配された樹脂からなる配向
膜溶液転写版を用いて配向膜の印刷を行った。
ように、格子状に凸部１２が配された樹脂からなる配向
膜溶液転写版を用いて配向膜の印刷を行った。
【００１６】配向膜の印刷は、ディスペンサー２１の中
に配向膜溶液を入れ、回転するアニロックスロール２２
に滴下し、アニロックスロール２２と等速度で回転する
ドクターロール２３でアニロックスロール２２上の配向
膜溶液の液膜を均一に伸ばした。さらにこれを配向膜溶
液転写版１１で、ステージ２５の上にセットした基板２
６に転写した。加熱乾燥後、配向膜の膜厚を測定した結
果が図３である。
に配向膜溶液を入れ、回転するアニロックスロール２２
に滴下し、アニロックスロール２２と等速度で回転する
ドクターロール２３でアニロックスロール２２上の配向
膜溶液の液膜を均一に伸ばした。さらにこれを配向膜溶
液転写版１１で、ステージ２５の上にセットした基板２
６に転写した。加熱乾燥後、配向膜の膜厚を測定した結
果が図３である。
【００１７】このように、配向膜溶液転写版として、格
子状に凸部１２を有するものを用いることで、均一な膜
厚の配向膜が得られた。
子状に凸部１２を有するものを用いることで、均一な膜
厚の配向膜が得られた。
【００１８】（比較例）図４は比較例のため用いた配向
膜溶液転写版の正面図である。４１は配向膜溶液転写
版、４２はその凸部である。
膜溶液転写版の正面図である。４１は配向膜溶液転写
版、４２はその凸部である。
【００１９】配向膜溶液転写版４１として、図４に示す
ように、円形の凸部４２が格子点状に配された樹脂から
なる配向膜溶液転写版４１を用いて配向膜の印刷を行っ
た。
ように、円形の凸部４２が格子点状に配された樹脂から
なる配向膜溶液転写版４１を用いて配向膜の印刷を行っ
た。
【００２０】配向膜印刷装置による配向膜の印刷は、配
向膜溶液転写版１１を図４に示す配向膜溶液転写版４１
に変更した以外は、実施例１と同様の方法で行った。加
熱乾燥後、配向膜の膜厚を測定した結果を図５に示す。
向膜溶液転写版１１を図４に示す配向膜溶液転写版４１
に変更した以外は、実施例１と同様の方法で行った。加
熱乾燥後、配向膜の膜厚を測定した結果を図５に示す。
【００２１】図５から明らかなように、配向膜溶液転写
版として、格子点上に円形の凸部４２を有するものを用
いたところ、配向膜の膜厚にばらつきが見られた。
版として、格子点上に円形の凸部４２を有するものを用
いたところ、配向膜の膜厚にばらつきが見られた。
【００２２】本実施例と比較例の比較から分かるよう
に、本発明の方が配向膜のばらつきが少なく、均一な配
向膜が得られることが分かる。
に、本発明の方が配向膜のばらつきが少なく、均一な配
向膜が得られることが分かる。
【００２３】なお、本発明の格子状は、図１のような正
方形のものにかぎらず、ひし形、平行四辺形等他の形状
でもかまわない。
方形のものにかぎらず、ひし形、平行四辺形等他の形状
でもかまわない。
【００２４】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、配向膜溶液転写版の凸部を格子状に配置する
ことで、基板に転写された液膜の膜厚むらを小さくする
ことができ、この様にして得られた均一な膜厚の配向膜
を用いることで、表示品位の高い液晶表示素子を得るこ
とが可能となる。
本発明は、配向膜溶液転写版の凸部を格子状に配置する
ことで、基板に転写された液膜の膜厚むらを小さくする
ことができ、この様にして得られた均一な膜厚の配向膜
を用いることで、表示品位の高い液晶表示素子を得るこ
とが可能となる。
【図１】本発明の配向膜溶液転写版の一実施例の概略を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図２】本発明の上記実施例および比較例で用いた配向
膜印刷装置を示す概略図である。
膜印刷装置を示す概略図である。
【図３】本発明の上記実施例によって得られた配向膜の
膜厚の測定結果を示すグラフである。
膜厚の測定結果を示すグラフである。
【図４】比較例で用いた配向膜溶液転写版の概略を示す
正面図である。
正面図である。
【図５】比較例によって得られた配向膜の膜厚の測定結
果を示すグラフである。
果を示すグラフである。
１１ 配向膜溶液転写版 １２ 凸部 ２１ ディスペンサー ２２ アニロックスロール ２３ ドクターロール ２４ 版胴 ２５ ステージ ２６ 基板 ４１ 配向膜溶液転写版 ４２ 凸部
Claims (2)
- 【請求項１】配向膜溶液を基板上に任意の形状で転写す
る際に利用される配向膜溶液転写版に、格子状に凸部が
形成されていることを特徴とする配向膜溶液転写版。 - 【請求項２】配向膜溶液転写版を構成する材料が、樹脂
を主成分とすることを特徴とする請求項１記載の配向膜
溶液転写版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10072493A JPH06305115A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 配向膜溶液転写版 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10072493A JPH06305115A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 配向膜溶液転写版 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305115A true JPH06305115A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14281579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10072493A Pending JPH06305115A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 配向膜溶液転写版 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06305115A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7169456B2 (en) * | 2002-08-19 | 2007-01-30 | Boe-Hydis Technology Co., Ltd. | Transcription plate for forming orientation layer |
| CN108388051A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-08-10 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 转印版、转印装置、配向膜涂布方法及显示面板 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP10072493A patent/JPH06305115A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7169456B2 (en) * | 2002-08-19 | 2007-01-30 | Boe-Hydis Technology Co., Ltd. | Transcription plate for forming orientation layer |
| CN108388051A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-08-10 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 转印版、转印装置、配向膜涂布方法及显示面板 |
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