JP3058384B2 - 配向膜溶液転写版 - Google Patents

配向膜溶液転写版

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JP3058384B2 JP10072993A JP10072993A JP3058384B2 JP 3058384 B2 JP3058384 B2 JP 3058384B2 JP 10072993 A JP10072993 A JP 10072993A JP 10072993 A JP10072993 A JP 10072993A JP 3058384 B2 JP3058384 B2 JP 3058384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶パネルの製造に用い
る配向膜溶液の転写版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは、ワードプロセッサ、液晶
テレビ等に応用されており、種々の表示装置として大き
な期待を集めている。
【0003】また、表示品位向上の流れの中で高密度
化、大画面化の方向に進んでいる。
【0004】この液晶パネルは2枚のガラス基板の間に
液晶をサンドイッチした構造がとられている。その際、
2枚のガラス基板に挟んだ液晶分子の配向方位を一定の
方向に揃える必要がある。そのために基板上に配向膜を
形成する。配向膜には、一般的に高分子物質の薄膜が用
いられる。配向膜を形成する方法としては、スピンコー
ト法、ロールコート法、印刷法等があるが、工業的には
低コストであるという理由で、印刷法が一般的に用いら
れている。この印刷法はフレキソ(樹脂凸版)印刷を応
用した方法であり、転写版の凹部に配向膜溶液を充填
し、これを基板に転写する。その後、加熱により溶媒を
蒸発させ、膜を形成する。この印刷の際に用いられる転
写版は、格子点上に円形の凸部を有するものが用いられ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶パネル
の大画面化に伴い、液晶のパネル面内での均一配向が、
従来にも増して難しくなる。そこで、配向膜厚の均一性
や配向処理の均一性が、従来以上に要求される。ところ
が、従来より用いている転写版では大面積で均一な膜厚
の配向膜を得ることが困難となってきた。特に、大面積
で、しかも画素密度が高い液晶パネルでは、配線等の凹
凸により、パネル面内での広い範囲での膜厚の不均一に
加えて、画素内部や画素間での微少な範囲での膜厚の不
均一も加わるため、均一な配向膜厚を得ることは非常に
難しくなってきている。
【0006】これを改善する方法として、スピンコート
法により配向膜溶液を塗布する方法が考えられるが、こ
の方法では不要な部分にも配向膜溶液が塗布されるとい
う問題がある。また、印刷法と比較して生産性が低下す
るという問題もある。
【0007】本発明は、このような従来の配向膜の形成
方法の課題を考慮し、均一な膜厚の配向膜を形成し、高
品位の液晶パネルを実現できる配向膜溶液転写版を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、配向膜溶液を
基板上に任意の形状で転写する際に利用される配向膜溶
液転写版に、格子交差点上にL字形凸部が形成されてい
る配向膜溶液転写版である。
【0009】また、本発明は、配向膜溶液転写版を構成
する材料が、樹脂を主成分とするものである。
【0010】
【作用】配向膜溶液転写版の凸部を格子点上に配置し、
その形状をL字形としたことで、基板に転写された液膜
の膜厚むらを小さくすることができる。
【0011】また、転写直後に存在する膜厚むらは乾燥
時にある程度平均化(レベリング)されるが、本発明の
転写版によって転写された配向膜溶液の膜厚むら(膜厚
の薄い部分)の面積が小さいため、すなわち、本発明の
転写版は膜厚むらの面内での周期が短いため、レベリン
グが効率よく行われる。これらの相乗効果により、乾燥
後に得られる配向膜の均一性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の配向膜溶液転写
版の正面図である。11は配向膜溶液転写版、12はそ
の凸部である。
【0014】図2は本実施例の配向膜溶液転写版を用い
た配向膜印刷装置を示す概略図である。21はディスペ
ンサー、22はアニロックスロール、23はドクターロ
ール、24は版胴、11は本実施例の配向膜溶液転写
版、25はステージ、26は基板である。
【0015】また、図3は本実施例によって得られた配
向膜の膜厚の測定結果を示す図である。ここで、その格
子の一辺の長さは、55μm、凸部の高さは、5μmで
あり、L字の一辺の長さは、40μmであり、転写版は
感光性樹脂(APR(旭化成)製のもの)を用いた。
【0016】配向膜溶液転写版11として、図1に示す
ように、格子点上に凸部12が配され、その凸部12が
L字形をしている、樹脂からなる配向膜溶液転写版を用
いて配向膜の印刷を行った。
【0017】配向膜の印刷は、ディスペンサー21の中
に配向膜溶液を入れ、回転するアニロックスロール22
に滴下し、アニロックスロール22と等速度で回転する
ドクターロール23でアニロックスロール22上の配向
膜溶液の液膜を均一に伸ばした。さらにこれを配向膜溶
液転写版11で、ステージ25の上にセットした基板2
6に転写した。加熱乾燥後、配向膜の膜厚を測定した結
果が図3である。
【0018】このように、配向膜溶液転写版として、格
子点上に凸部12を有し、それをL字形凸部12とする
ことで、均一な膜厚の配向膜が得られた。
【0019】(比較例)図4は比較例のため用いた配向
膜溶液転写版の正面図である。41は配向膜溶液転写
版、42はその凸部である。
【0020】配向膜溶液転写版41として、図4に示す
ように、円形の凸部42が格子点上に配された樹脂から
なる配向膜溶液転写版41を用いて配向膜の印刷を行っ
た。
【0021】配向膜印刷装置による配向膜の印刷は、配
向膜溶液転写版11を図4に示す配向膜溶液転写版41
に変更した以外は、実施例1と同様の方法で行った。加
熱乾燥後、配向膜の膜厚を測定した結果を図5に示す。
【0022】図5から明らかなように、配向膜溶液転写
版として、格子点上に円形の凸部42を有するものを用
いたところ、配向膜の膜厚にばらつきが見られた。
【0023】本実施例と比較例の比較から分かるよう
に、本発明の方が配向膜のばらつきが少なく、均一な配
向膜が得られることが分かる。
【0024】なお、本発明の格子状形状は、図1のよう
な正方形のものにかぎらず、ひし形、平行四辺形等他の
形状でもかまわない。
【0025】また、本発明のL字形凸部は、そのL字
が、図1のように、2辺の長さが等しいものに限らず、
一方が他方の辺より長いもの、あるいは、2辺が直交し
ている必要も必ずしも無い。斜め交差したL字形状でも
かまわない。
【0026】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、配向膜溶液転写版の凸部を格子点上に配置
し、その形状をL字凸部とすることで、基板に転写され
た液膜の膜厚むらを小さくすることができ、この様にし
て得られた均一な膜厚の配向膜を用いることで、表示品
位の高い液晶表示素子を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配向膜溶液転写版の一実施例の概略を
示す正面図である。
【図2】本発明の上記実施例および比較例で用いた配向
膜印刷装置を示す概略図である。
【図3】本発明の上記実施例によって得られた配向膜の
膜厚の測定結果を示すグラフである。
【図4】比較例で用いた配向膜溶液転写版の概略を示す
正面図である。
【図5】比較例によって得られた配向膜の膜厚の測定結
果を示すグラフである。
【符号の説明】
11 配向膜溶液転写版 12 凸部 21 ディスペンサー 22 アニロックスロール 23 ドクターロール 24 版胴 25 ステージ 26 基板 41 配向膜溶液転写版 42 凸部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 17/14 G02F 1/1337

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配向膜溶液を基板上に任意の形状で転写す
    る際に利用される配向膜溶液転写版に、格子交差点上に
    L字形の凸部が形成されていることを特徴とする配向膜
    溶液転写版。
  2. 【請求項2】配向膜溶液転写版を構成する材料が、樹脂
    を主成分とすることを特徴とする請求項1記載の配向膜
    溶液転写版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105137662A (zh) * 2015-10-15 2015-12-09 京东方科技集团股份有限公司 基板及其制作方法、显示装置
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