JPH06305102A - 多層樹脂容器 - Google Patents

多層樹脂容器

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JPH06305102A
JPH06305102A JP5102259A JP10225993A JPH06305102A JP H06305102 A JPH06305102 A JP H06305102A JP 5102259 A JP5102259 A JP 5102259A JP 10225993 A JP10225993 A JP 10225993A JP H06305102 A JPH06305102 A JP H06305102A
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JP
Japan
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resin
container
layer
multilayer
polyester resin
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Pending
Application number
JP5102259A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Odate
良次 尾立
Hideo Fukushima
英夫 福島
Tomoaki Takasaki
智明 高崎
Toshiaki Kakemura
敏明 掛村
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中味の色に制限されず又外観を損なうことなく
着色ができ、外層の真珠光沢樹脂の臭いの影響も遮断可
能な真珠光沢や陶磁器状の外観の優れた化粧品、シャン
プー、リンス、食品、医薬品などを収納する樹脂容器を
安価で提供する。 【構成】熱可塑性樹脂をダイレクトブロー成形する多層
の容器であって、該容器の最外層がポリエステル系樹脂
60〜99重量%にエチレン−ビニルアルコール共重合
物1〜40重量%添加した組成物よりなる樹脂容器であ
る。また、中間層又は内層に不透明な白色又は着色され
た熱可塑性樹脂層を有する上記の樹脂容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真珠光沢や陶磁器状の
美麗な外観を有する化粧品、シャンプー、リンス、食
品、医薬品等を収納する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外観を重視する容器に真珠光
沢状や陶磁器状の美麗な外観を付与するために、次の方
法が行われていた。真珠光沢を表す場合は、真珠光沢発
現剤、例えば魚鱗のグアニン、滑石末、種々の鉛塩、雲
母、チタン系パール剤等の板状結晶を塗料として目的物
の表面に塗布するか、練り込むことによるのが一般的で
あった。また、他の方法として特公昭61−24253
号公報に示される如く、熱可塑性ポリエステル樹脂9
9.5〜90重量%、メタクリル系樹脂0.5〜10重
量%からなる混合物を、延伸温度80〜160℃、全延
伸倍率1.33〜20で延伸ブロー成形することにより
得られるプラスチック製化粧品用瓶が知られている。
【0003】また、特公昭62−20889号公報に示
されるごとく、ポリエステル系樹脂60〜99.5%と
着色されたメタクリル系樹脂40〜0.5重量%からな
る樹脂組成物を用い、ブロー成形して得られたパール状
表面光沢並びに表面流れ模様を有するポリエステル樹脂
化粧品瓶がある。即ち、ポリエステル系樹脂60〜9
9.5重量%とメタクリル系樹脂に有機顔料および/ま
たは有機染料を加えて押出成形された着色されたメタク
リル系樹脂ペレット40〜0.5重量%を混合し、押出
成形して混合樹脂組成ペレットにした後、該ペレットを
射出成形してプリフオームとし、次いで該プリフオーム
をブロー成形することを特徴とする着色されたパール状
表面光沢並びに表面流れ模様を有するポリエステル製化
粧品用瓶の製造方法がある。
【0004】さらに、特公昭57−98327号公報に
示されるごとく、熱可塑性ポリエステル系樹脂にメタク
リル系樹脂、飽和脂肪族ポリオレフイン系樹脂、スチレ
ン系樹脂とからなる群から選ばれた少なくとも1種類を
ブレンドした樹脂組成物からなり、2軸延伸吹込成形さ
れかつマット加工処理された艶消し状パール光沢を有す
るポリエステル製中空容器も知られている。
【0005】しかし、真珠光沢発現剤を塗布または練り
込みする方法は、この真珠光沢発現剤が表面に位置して
パール光沢を発現するため、深みのあるパール光沢が得
られず、また高価な真珠光沢発現剤のためコストがアッ
プする欠点を有していた。また、従来の技術は透明なポ
リエステル系樹脂に透明なメタクリル系樹脂などを添加
した透明な樹脂組成物の単層を延伸ブロー成形により成
形し、透明樹脂を容器の表面に一定方向に配向し、光屈
折率の異なる透明樹脂の光の乱反射により真珠光沢を発
現させるため、容器に充填する中味の色調、特に透明な
中味を充填した時、中味の影響を受け容器の真珠光沢が
かなり損なわれることがある。このため、容器の真珠光
沢を生かすためには充填する中味の色調がかなり制限さ
れていた。
【0006】また、着色した容器は延伸されて真珠光沢
を発色するため、延伸された胴部や肩部と延伸されない
容器の首部に濃く着色した輪状の境目が目立ち外観が著
しく損なわれため、瓶の着色が制限されていた。また、
延伸ブロー成形は一次成形型と延伸ブロー成形型の2種
類の型とそれぞれの成形設備が必要であり、設備費と金
型費が高価となるため容器を安くには大量生産が必要で
ある。また金型費用を安くするため一次成形金型を共通
化して統一する必要もあり、このため瓶口の寸法が制約
されていた。さらに、メタクリル系樹脂などポリエステ
ル系樹脂に他の樹脂を添加し延伸ブロー成形して得られ
る従来の真珠光沢樹脂は、添加した樹脂が臭いを発生す
ることが有り、瓶に充填した中味が臭いの影響を受ける
ことがあるなどの欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点に着目してなされたもので、中味の色に制限され
ず又外観を損なうことなく着色ができ、外層の真珠光沢
樹脂の臭いの影響も遮断可能な真珠光沢や陶磁器状の外
観の優れた化粧品、シャンプー、リンス、食品、医薬品
などを収納する樹脂容器を安価で提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、熱可塑性樹脂をダイレクトブロー成形する
多層の容器であって、該容器の最外層がポリエステル系
樹脂60〜99重量%にEVOH1〜40重量%添加し
た組成物よりなる樹脂容器である。また、中間層に不透
明な白色又は着色された熱可塑性樹脂層を有する上記の
樹脂容器である。
【0009】本発明におけるポリエステル系樹脂は、一
般に知られるダイレクトブロー成形に用いられるポリエ
ステル樹脂であり、ポリエチレンテレフタレートを主た
る対象とするが、テレフタル酸の成分の一部として、例
えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフエニ
ルジカルボン酸、ジフエノキシエタンジカルボン酸、ジ
フエニルエーテルジカルボン酸、ジフエニルスルホンジ
カルボン酸等の如き芳香族ジカルボン酸;ヘキサヒドロ
テレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等の如き脂環
族ジカルボン酸;アジピン酸、セバチン酸、アゼライン
酸等の如き脂肪族ジカルボン酸;p−β−ヒドロキシエ
トキシ安息香酸、ε−オキシカプロン酸等の如きオキシ
酸等の他の二官能性カルボン酸及び/またはエチレング
リコール成分の一部として、例えばトリメチレングリコ
ール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、デカメチレングリコール、ネオペンチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1・1−シクロヘキサンジメチロール、1・4−シ
クロヘキサンジメチロール、2・2−ビス(4−β−ヒ
ドロキシエトキシフエニル)プロパン、ビス(4−β−
ヒドロキシエトキシフエニル)スルフオン等の如き他の
グリコール並びにこれらの機能的誘導体の如き多官能化
合物の一種以上を共重合せしめたものであっても良い。
本発明に使用するポリエステル系樹脂としては、ダイレ
クトブロー成形可能なポリエステル樹脂の何れでも良
い。
【0010】本発明に使用するEVOHとはエチレン−
ビニルアルコールの共重合樹脂である。EVOHのエチ
レンの含有量によって成形性、ガスバリヤー性、保香
性、耐油性等EVOHの特性が一般的にほぼ決まってく
るので種々のグレードがある。本発明に使用するEVO
Hは、通常知られるEVOHであれば何れでもよい。
【0011】本発明におけるポリエステル系樹脂とEV
OHをブレンドする方法は、それぞれの樹脂を混合した
後押出成形機によりペレット化するか、あるいは直接こ
れらの樹脂をダイレクトブロー成形機に供給し成形する
など、通常知られる方法を任意に用いれば良い。
【0012】本発明において、ポリエステル系樹脂及び
EVOHからなる樹脂組成物には、本発明を逸脱しない
範囲で染顔料、紫外線吸収剤、帯電防止剤等の添加物を
加えることは任意である。
【0013】多層ダイレクトブロー容器とは、2層以上
からなるダイレクトブロー瓶であって、単一材料では得
られない性質を多層化により得るための瓶である。例え
ば、外観向上、ガスバリヤー性、便宜性、フィラー充填
層追加による低燃焼カロリー化等をブロー瓶に付与する
ものである。従って、本発明における多層ダイレクトブ
ロー容器とは、目的によって同種または異種の樹脂から
構成される2層以上の多層のダイレクトブロー瓶で、外
層が請求範囲に述べたポリエステル系樹脂からなる組成
物あれば、何れの構成の容器であっても良い。
【0014】また、中味に着色したものを入れる場合
は、中味の色の影響を避けるために、中間層に不透明な
白色又は着色された熱可塑性樹脂を用いることが重要で
ある。このようにすることにより、最外層の透明真珠光
沢層を通して中間層の色調を見るので、より真珠光沢の
効果が大きくなる。
【0015】ここで、図面を用いて、本発明の多層ダイ
レクトブロー容器の層構成例を説明する。しかし、これ
らに限定されるものではない。図1は、外層1にポリエ
ステル系樹脂及びEVOHからなる樹脂組成物を用い
て、接着層2にエチレン−αオレフィン共重合体酸変性
物、中間層3に不透明に着色したポリオレフィン樹脂、
内層4にポリオレフィン樹脂の構成の多層容器である。
図2は、外層1にポリエステル系樹脂及びEVOHから
なる樹脂組成物を用いて、中間層3にガスバリア性樹脂
層、内層4にポリオレフィン樹脂層の構成の多層容器で
ある。ガスバリア性樹脂と接する樹脂の接着性等が弱い
時は、接着層を設ければよい。図3は、外層1にポリエ
ステル系樹脂及びEVOHからなる樹脂組成物を用い
て、内層4にバリア層を設けた構成の多層容器である。
【0016】
【作用】本発明は、ポリエステル系樹脂にEVOHを1
〜40重量%配合する樹脂組成物であるため、ポリエス
テル系樹脂の有する光沢など優良物理的特性、成形性お
よび透明性を保持しつつ、EVOHの添加により真珠光
沢、陶磁器状の外観を呈し、多層容器として、内層又は
中間層にガスバリア性樹脂、フィラー充填層追加による
低燃焼カロリー樹脂、ポリオレフィン樹脂等を積層させ
ることにより、ガスバリア性、低燃焼カロリー性、強度
補強性等所望の性質を有する真珠光沢、陶磁器状光沢樹
脂容器を得ることを可能とする。
【0017】また、請求項2の発明のように、中間層又
は内層に不透明な白色又は着色された熱可塑性樹脂層を
設けることにより、中味の色の影響を受けずに任意の色
に着色された真珠光沢、陶磁器状光沢樹脂容器を延伸ブ
ロー成形によらず、ブロー成形により得ることを可能と
する。さらに瓶に着色しても、従来のポリエルテル系樹
脂に透明な樹脂を添加した組成物により延伸ブロー成形
して得られる真珠光沢状や陶磁器状の容器と違って、ダ
イレクトブロー成形により延伸されず真珠光沢を発現す
るため、瓶首部にフローマーク状の濃い色の境目等が発
現して外観を損なうようなことがない。
【0018】更に、中味の品質保証性が向上する。即
ち、従来のポリエステル系樹脂に透明な樹脂を添加した
組成物を延伸ブロー成形して得られる真珠光沢樹脂の容
器は、単一な層からなっているため、添加した樹脂によ
っては成形した容器が樹脂臭を発生し充填して中味に悪
影響を及ぼすことがある。例えば、メタクリル樹脂を配
合した場合、メタクリル樹脂独特の樹脂臭を発生するこ
とがあり、化粧品、シャンプー、リンス等香りを大切に
する製品には使用出来ないことがある。本発明の多層ダ
イレクトブロー成形の容器は外層に樹脂臭が例えあって
も、中間層や内層の樹脂で中味を樹脂臭から遮断し中味
の品質を保証する事が出来る。
【0019】
【実施例】次の如くポリエステル系樹脂のPET−Gに
EVOHを配合したシート試作し、外観から真珠光沢、
またシートの光透過率を測定した。 (シートの試作) ポリエステル系樹脂;Kodar Copolyest
er PET−G 6763 Eastman Chemical Products
社製 EVOH;ソアノール 4412 日本合成化学工業
(株)製 シート試作機;Labo Plastmill Mod
el 30 3150(株)東洋精機製作所製 (試作結果)試作した厚さ約0.5mmシートについ
て、外観から真珠光沢を観察した結果は(表1)の通り
である。
【0020】
【表1】
【0021】EVOHは、40重量%を越えて添加する
とポリエステル系樹脂独特の光沢が失われる。また試作
したシートにおいて、EVOH1.0%添加品は真珠光
沢がやや弱い。
【0022】(表2)は試作したシートの光透過率測定
したデータである。 測定機;Spectrophotometer((株)
島津製作所製) 測定波長;800nm
【0023】
【表2】
【0024】得られた光透過率より、ランベルト・ベー
ル(Lambert Beer)の法則から、吸光指数
を算出した結果は(3表)のとおりである。 (ランベルト・ベールの式)−logI/I0 =−lo
gT=At=τb I0 ;透過前の光強度 I ;透過後の光強度 T ;透過率 At;吸光指数 τ ;濁度係数 b ;厚さ
【0025】
【表3】
【0026】シートの真珠光沢は吸光指数と相関性があ
ることからら、EVOHの添加量と吸光指数を図4に示
す。
【0027】(多層ダイレクトブロー瓶の試作)以上の
シートの試作の結果を容器に応用した場合を確認するた
め、多層ダイレクトブロー瓶を試作して瓶の外観や落下
強度を確認した。 試作瓶 容量;220ml 形状;楕円 高さ:170mm 胴部の断面(底より6cmの高さ) 62×36mm 瓶の構成; 外層:ポリエステル樹脂にEVOHを1.0〜40重量
%添加した樹脂組成物 接着層:エチレンーαオレフイン共重合体酸変性物 中間層:高密度ポリエチレン(ピンク、グリーン、ホワ
イトに不透明に着色) 内層: 高密度ポリエチレン(無着色) 結果を(表4)に示す。
【0028】
【表4】
【0029】外層にEVOHを7.5〜40重量%添加
した樹脂組成物を用いた瓶は外観良好である。1.0、
3.5重量%添加した樹脂組成物は、真珠光沢がやや弱
い。40重量%を越えて添加したものは表面光沢が損な
われており外観が劣る。従って、40重量%を越えての
添加は外観上好ましくない。ホワイトに着色した瓶は白
磁器状の美しい色調を呈した。またピンク、グリーンに
着色した瓶は色むらもなく美麗な真珠光沢を呈した。更
に、透明に着色した中味を充填したが何れの試作瓶も中
味の色が中間層で遮断され、瓶の色調を損なうことがな
かった。
【0030】(落下強度試験) 試験条件;試作した瓶の強度を確認するために、各5本
の瓶を温度5℃に16時間放置後、高さ1mから正立で
コンクリートの上に5回落下した。 結果;1.0〜40重量%添加とも5回落下で変化無
し。
【0031】
【発明の効果】本発明は、ダイレクトブロー用のポリエ
ステル系樹脂に1〜40重量%EVOHを添加した真珠
光沢状樹脂組成物を外層に用いた多層のダイレクトブロ
ー樹脂容器のため、ポリエステル系樹脂の持つ優れた物
理特性、成形性を保持しつつ、瓶に真珠光沢を付与出来
る。また外層の樹脂組成物への色剤の添加により、陶磁
器状や色彩に富んだ外観の優れた瓶が出来る。また多層
構成のため、ポリエステル系樹脂にEVOHの添加によ
る外層の樹脂組成物の強度低下を、中間層や内層の樹脂
で強化する事が可能である。また瓶の着色性が著しく向
上する。即ち、従来のポリエステル系樹脂に透明な樹脂
を配合し延伸ブロー成形して得られる真珠光沢樹脂は、
着色した場合、延伸されない首部と延伸された肩部や胴
部との境目にリング状の濃い色の輪が出来、著しく外観
が損なわれる。本発明はダイレクトブローのため真珠光
沢が部分によって発色に差が出ることもなく、また中間
層や内層に着色しても多層のため、外層の真珠光沢の発
色や色調に直接関係がないため、真珠光沢の発色に影響
したり、着色した瓶の首部分など境目に輪が出来て外観
を損なう様なことがない。
【0032】また比較的高価なポリエステル系樹脂は、
外層のみに用るため少なくてすみ、また中間層や内層に
安価な汎用樹脂を用いられるため、コストが安くなる。
更に、延伸ブロー成形と比較して設備費や金型費が安い
ため、安価になり多品種小量成形も可能である。さらに
中味保証性が向上する。従来の延伸ブロー成形による真
珠光沢樹脂は単一の樹脂組成物から成っているため、樹
脂臭を発生しやすい樹脂を配合した場合、例えばメタク
リル樹脂を配合した場合アクリル臭を発生する事があ
る。(参考文献;特公昭 61−39336 表−7)
このような場合は、化粧品、シャンプー、リンス等香
りを大切にする製品には瓶を使用出来ないことがある。
多層ブロー成形の真珠光沢状樹脂は、例え真珠光沢樹脂
に匂いがあっても外層のみのため中間層や内層で臭いを
遮断し中味の香りを保証することが出来る。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層樹脂容器の層構成例を示す説明図
である。
【図2】本発明の多層樹脂容器の層構成例を示す説明図
である。
【図3】本発明の多層樹脂容器の層構成例を示す説明図
である。
【図4】EVOHの添加量と吸光指数の関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1…外層 2…接着層 3…中間層 4…内層
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 B29L 9:00 4F 22:00 4F C08L 67:02 8933−4J (72)発明者 掛村 敏明 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂をダイレクトブロー成形する
    多層の容器であって、該容器の最外層がポリエステル系
    樹脂60〜99重量%にエチレン−ビニルアルコール共
    重合物(以下EVOHと略記)1〜40重量%添加した
    組成物よりなることを特徴とする多層樹脂容器。
  2. 【請求項2】前記容器の中間層又は内層に不透明な白色
    又は着色された熱可塑性樹脂層を有する請求項1記載の
    多層樹脂容器。
JP5102259A 1993-04-28 1993-04-28 多層樹脂容器 Pending JPH06305102A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5102259A JPH06305102A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 多層樹脂容器

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JP5102259A JPH06305102A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 多層樹脂容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009078311A1 (ja) * 2007-12-18 2009-06-25 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. 高光沢多層プラスチック容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009078311A1 (ja) * 2007-12-18 2009-06-25 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. 高光沢多層プラスチック容器
JP5428863B2 (ja) * 2007-12-18 2014-02-26 東洋製罐株式会社 高光沢多層プラスチック容器

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